JP2007086581A - 画像処理装置、電気光学装置、電子機器およびデータ生成方法 - Google Patents

画像処理装置、電気光学装置、電子機器およびデータ生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数種類の輝度ムラを抑制する。
【解決手段】 各電気光学素子Uの輝度は補正値A1および補正値A2に応じて補正される。処理ユニットPk(P1・P2)は、X方向に沿って隣接する各電気光学素子Uの補正値Akの増減の方向を指定する増減指定データDkを記憶するメモリ41と、補正単位量Ckを記憶する設定回路43と、各電気光学素子Uの補正値Akを増減指定データDkが指定する方向に補正単位量Ckだけ変化させた数値を、その電気光学素子UのX方向に隣接する他の電気光学素子Uの補正値Akとして算定する補正値決定回路45とを含む。処理ユニットP1の補正単位量C1と処理ユニットP2の補正単位量C2とは相違する。補正回路53は、各電気光学素子Uの階調を指定する階調データG0を補正値A1と補正値A2とに基づいて補正する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、有機発光ダイオード(以下「OLED(Organic Light Emitting Diode)」という)素子などの電気光学素子を所期の輝度に制御する技術に関する。
各種の電気光学装置によって出力される画像を補正する様々な技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、所定の方向に隣接する各画素について補正値の増減の方向を指定する補正データをメモリから順番に読み出し、画像を補正するための補正信号のレベルを補正データに基づいて増減させる技術が開示されている。この構成によれば、補正信号のレベルが画素ごとにメモリに記憶される構成と比較してメモリに必要な容量を削減することができる。
特許第3634575号公報(段落0040および図5)
ところで、電気光学素子として例えばOLED素子を利用した電気光学装置においては輝度のムラが問題となる。この輝度ムラを解消するための方策として特許文献1の技術の採用も可能である。すなわち、この構成においては、補正データが指定する方向に各電気光学素子の補正値を所定量だけ変化させた数値がその隣の電気光学素子の補正値として算定される。そして、各電気光学素子に指定された階調をその電気光学素子の補正値に基づいて補正することで輝度ムラが抑制される。
一方、電気光学装置に発生する輝度ムラは多様である。例えば、複数の電気光学素子が配列された領域の広い範囲にわたって徐々に輝度が変化するようなムラもあれば、複数の狭い領域にて急激に輝度が変化するようなムラもある。しかしながら、特許文献1の構成においては、相互に隣接する各電気光学素子の補正値の変動量(差分値)が必然的に所定値に固定されるから、このような多様なムラを高精度に補正することはできない。例えば、各々の態様(ムラが分布する範囲の広狭や輝度の変化の程度)が相違する複数の種類のムラのうちひとつの態様のムラを補正できたとしても、もうひとつの態様のムラを有効に補正することはできない。このような事情に鑑みて、本発明は、多様な輝度ムラを高精度に補正するという課題の解決を目的としている。
この課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、複数の電気光学素子の各々の輝度が第1補正値(例えば図2や図3の補正値A1)および第2補正値(例えば図2や図3の補正値A2)に応じて補正される電気光学装置の画像処理装置であって、所定の方向に沿って相互に隣接する各電気光学素子の第1補正値の増減の方向を指定する増減指定データ(例えば図2や図3の増減指定データD1)を記憶する第1記憶手段(例えば図3の処理ユニットP1のメモリ41)と、第1補正単位量(例えば図2や図3の補正単位量C1)を指定する第1指定手段(例えば図3の処理ユニットP1の設定回路43)と、各電気光学素子の第1補正値を第1記憶手段の増減指定データが指定する方向に第1補正単位量だけ変化させた数値を、当該電気光学素子に対して所定の方向に隣接する他の電気光学素子の第1補正値として算定する第1補正値決定手段(例えば図3の処理ユニットP1の補正値決定回路45)と、所定の方向に沿って相互に隣接する各電気光学素子の第2補正値の増減の方向を指定する増減指定データ(例えば図2や図3の増減指定データD2)を記憶する第2記憶手段(例えば図3の処理ユニットP2のメモリ41)と、第1補正単位量とは相違する第2補正単位量(例えば図2や図3の補正単位量C2)を指定する第2指定手段(例えば図3の処理ユニットP2の設定回路43)と、各電気光学素子の第2補正値を第2記憶手段の増減指定データが指定する方向に第2補正単位量だけ変化させた数値を、当該電気光学素子に対して所定の方向に隣接する他の電気光学素子の第2補正値として算定する第2補正値決定手段(例えば図3の処理ユニットP2の補正値決定回路45)とを具備する。
この構成によれば、所定の方向に隣接する各電気光学素子の第1補正値が第1補正単位量ずつ変化するとともに第2補正値が第2補正単位量ずつ変化する。したがって、電気光学素子の各位置に応じた輝度の変化量が相違する複数の種類の輝度ムラが発生している場合であっても、これらの輝度ムラの各々を有効に抑制することが可能である。なお、本発明に係る画像処理装置は、画像の処理に専用されるDSP(Digital Signal Processor)などのハードウェアによって実現されてもよいし、CPU(Central Processing Unit)などのコンピュータとこれによって実行されるプログラムとの協働によって実現されてもよい。
本発明における電気光学素子とは、電流の供給や電圧(電界)の印加といった電気エネルギの付与によって輝度(階調)が制御される要素である。電気光学素子の典型例はOLED素子であるが、本発明における電気光学素子はこれに限定されない。また、本発明の「複数の電気光学素子」は、電気光学装置が備える総ての電気光学素子である必要はない。例えば、電気光学装置が備える総ての電気光学素子のうち特定の領域の電気光学素子に対して補正が必要であるような場合には、この領域に属する所定数の電気光学素子のみが本発明による補正値の設定の対象とされる。
本発明においては、第1記憶手段と第1指定手段と第1補正値決定手段とを含む要素(以下「処理ユニット」という)、および第2記憶手段と第2指定手段と第2補正値決定手段とを含む処理ユニットのみが特定されているが、3個以上の処理ユニットが設置された画像処理装置を本発明の範囲から除外する趣旨ではない。すなわち、さらに多数の処理ユニットを含む画像処理装置であっても、ひとつの処理ユニットに第1記憶手段と第1指定手段と第1補正値決定手段とが含まれるとともにもうひとつの処理ユニットに第2記憶手段と第2指定手段と第2補正値決定手段とが含まれる場合には、当然に本発明の範囲に含まれる。
本発明の好適な態様において、第1記憶手段の増減指定データが第1補正値の増加および減少の一方を複数の電気光学素子にわたって連続して指定する区間(例えば図2の区間Sb1や区間Sb2)は、第2記憶手段の増減指定データが第2補正値の増加および減少の一方を複数の電気光学素子にわたって連続して指定する区間(例えば図2の区間Sn1や区間Sn2)よりも長く、第1補正単位量は第2補正単位量よりも小さい。この態様によれば、所定の方向の広い範囲にわたって徐々に輝度が変化するようなムラ(例えば図2の広域ムラBb)が第1補正値によって有効に抑制される一方、所定の方向の狭い範囲にて急激に輝度が変化するようなムラ(例えば図2の狭域ムラBn)が第2補正値によって有効に抑制される。
より具体的な態様において、第1記憶手段および第2記憶手段の各々は、各電気光学素子の補正値がその隣の電気光学素子の補正値に対して増加するか減少するか同値であるかを指定する2ビットの増減指定データを電気光学素子ごとに記憶する。この態様によれば、ひとつの電気光学素子あたり2ビットの増減指定データを第1記憶手段および第2記憶手段に保持すれば足りるから、総ての電気光学素子について補正値が記憶される構成と比較して、画像処理装置に必要とされる記憶の容量を大幅に低減することができる。
なお、増減指定データは補正値の増加および減少の何れかを指定する1ビットのデータであってもよい。ただし、この場合には相互に隣接する電気光学素子の補正値を同値に設定できないから、補正の精度の向上という観点からすると、増減指定データを2ビットとした態様が好適である。もちろん、増減指定データを1ビットとした構成においては、特許文献1に開示されるように、例えば増加を指定する増減指定データと減少を指定する増減指定データとが交互に配列される区間にて補正値を同値に維持するという構成も考えられる。しかしながら、この構成においては、増減指定データによって増加と減少とが交互に指定されることを検知するための仕組みが必要となるから、画像処理装置の構成が複雑化するという問題が生じ得る。これに対し、増減指定データを2ビットとした構成によれば、増加および減少に加えて補正値の維持も増減指定データによって指定することができるから、相前後する増減指定データの大小を検知する仕組みが不要であるという利点がある。
本発明の好適な態様において、複数の電気光学素子の各々の階調を指定する階調データを、第1補正値決定手段が決定した第1補正値と第2補正値決定手段が決定した第2補正値とに基づいて補正する補正手段(例えば図3の補正回路53)を具備する。この態様によれば、画像処理装置において第1補正値と第2補正値とに応じて階調データが補正されるから、階調データに応じて各電気光学素子を駆動する駆動回路(例えば図1のデータ線駆動回路)に階調データを補正するための機能を持たせる必要がない。したがって、補正の機能を持たない従来の駆動回路を電気光学装置に流用することができる。
本発明に係る電気光学装置(例えば発光素子を電気光学素子として採用した発光装置)は、複数の電気光学素子と、以上の何れかの態様に係る画像処理装置と、複数の電気光学素子の各々を、画像処理装置が当該電気光学素子について決定した第1補正値および第2補正値と当該電気光学素子の階調を指定する階調データとに応じた輝度で駆動する駆動手段(例えば図1のデータ線駆動回路24)とを具備する。この態様によれば、各電器光学素子の補正値を保持するための容量を削減しながら、複数の種類の輝度ムラを有効に抑制することができる。
なお、画像処理装置と駆動手段との外観上の切り分けは任意である。例えば、駆動手段として機能するICチップに画像処理装置が内蔵された構成としてもよいし、駆動手段に相当するICチップと画像処理装置とが別個の部品とされた構成としてもよい。
本発明に係る電気光学装置は各種の電子機器に利用される。この電子機器の典型例は、電気光学装置を表示装置として利用した機器である。この種の電子機器としては、パーソナルコンピュータや携帯電話機などがある。もっとも、本発明に係る電気光学装置の用途は画像の表示に限定されない。例えば、光線の照射によって感光体ドラムなどの像担持体に潜像を形成するための露光装置(露光ヘッド)としても本発明の電気光学装置を適用することができる。
また、本発明は、以上に説明した画像処理装置や電気光学装置にて使用される増減指定データを生成するための方法を提供する。この方法は、電気光学装置が備える複数の電気光学素子のうち所定の方向に沿って相互に隣接する各電気光学素子の補正値の増減の方向を指定する増減指定データを生成する方法であり、複数の電気光学素子の各々の輝度を測定する第1過程(例えば図5のステップS11)と、所定の方向に沿った各電気光学素子の位置と各電気光学素子の輝度の測定値との関係に対する平滑曲線(例えば図6の包絡線E)を特定する第2過程(例えば図5のステップS14)と、各電気光学素子の輝度の測定値と平滑曲線との差分値(例えば図6の差分値ak)を所定の方向の各位置について算定する第3過程(例えば図5のステップS15)と、各位置について算定された差分値と当該位置に隣接する他の位置について算定された差分値との大小に応じて増減指定データを生成する第4過程(例えば図5のステップS18)とを含む。
この方法によれば、各電気光学素子の輝度と平滑曲線との差分値に基づいて増減指定データが生成されるから、例えば、広範囲にわたって徐々に輝度が変化するムラ(例えば人間の視覚によっては知覚されない程度の変動)の影響を除外することができる。したがって、本発明によれば、狭範囲にて急激に輝度が変化するムラを高精度に補正できる増減指定データを好適に生成することができる。なお、本発明における平滑曲線とは、輝度の測定値に連動して変動する曲線であって輝度よりも変動が低減された平滑な曲線である。例えば、輝度の測定値の極値を平滑に連結した包絡線(図6の包絡線E)や輝度の測定値の変動から高周波の成分を除去した曲線などが本発明の平滑曲線に該当する。
この方法の好適な態様においては、所定の方向に沿って相互に隣接する各電気光学素子の補正値の増減の単位となる補正単位量(例えば図6の補正単位量Ck)を、所定の方向の位置に応じた差分値の変化の態様に基づいて算定する過程(例えば図5のステップS16)と、所定の方向の位置に応じた差分値の変化(例えば図6の折線L0)を補正単位量に応じた勾配の直線(例えば図6の折線L1)で近似し、この近似された差分値を補正値(例えば図6の補正値Ak)として特定する過程(例えば図5のステップS17)とがさらに実行され、第4過程においては、各位置の差分値を近似した補正値と当該位置に隣接する他の位置の差分値を近似した補正値との大小に応じて増減指定データを生成する。この態様によれば、輝度と平滑曲線との差分値の近似によって簡易に補正値が特定される。また、各電気光学素子の実際の輝度に基づいて補正単位量が算定されるから、実際の輝度とは無関係に補正単位量が予め決定された場合と比較して、輝度ムラを高精度に抑制し得る増減指定データを生成することができる。
増減指定データは、各位置の補正値がこれに隣接する位置の補正値に対して増加するか減少するか同値であるかを指定する2ビットのデータであり、第4過程においては、各位置の補正値と当該位置に隣接する他の位置の補正値とが同値である場合にはこれを指定する増減指定データを生成する。この態様によれば、各電気光学素子の補正値が同値であることが増減指定データによって指定されるから、例えば増減指定データが1ビットである構成と比較して電気光学装置や画像処理装置の構成が簡素化される。
なお、本発明は、増減指定データを生成する装置(データ生成装置)としても特定される。すなわち、この装置(例えば図4の情報処理装置)は、複数の電気光学素子の各々の輝度の測定値を測定器から取得する手段と、所定の方向に沿った各電気光学素子の位置と各電気光学素子の輝度の測定値との関係に対する平滑曲線を特定する手段と、各電気光学素子の輝度の測定値と平滑曲線との差分値を所定の方向の各位置について算定する手段と、各位置について算定された差分値と当該位置に隣接する他の位置について算定された差分値との大小に応じて増減指定データを生成する手段とを具備する。これらの手段は、各処理に専用されるDSPなどのハードウェアによって実現されてもよいし、CPUなどのコンピュータ(例えば図4の制御部731)とこれによって実行されるプログラムとの協働によって実現されてもよい。
<A:電気光学装置の構成>
図1は、本発明のひとつの実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。この電気光学装置Dは、各種の電子機器に搭載されて画像を表示する表示装置であり、図1に示されるように、複数の電気光学素子Uが配列された電気光学パネル10と、画像に関する処理を実行する画像処理装置30とを含む。
電気光学パネル10は、X方向(行方向)に延在するm本の走査線12と、X方向と直交するY方向(列方向)に延在するn本のデータ線14とを含む(mおよびnは自然数)。各電気光学素子Uは、走査線12とデータ線14との各交差に対応して配置される。したがって、これらの電気光学素子Uは、X方向およびY方向にわたって縦m行×横n列のマトリクス状に配列する。各電気光学素子Uは、相互に対向する陽極と陰極との間隙に有機EL(ElectroLuminescent)材料の発光層を介在させた構造のOLED素子である。
電気光学パネル10は、各電気光学素子Uを駆動する走査線駆動回路22およびデータ線駆動回路24を含む。走査線駆動回路22は、複数の走査線12の各々を順番に選択する回路である。データ線駆動回路24は、各電気光学素子Uに指定される階調に応じたレベル(電流値または電圧値)のデータ信号を各データ線14に出力する。各電気光学素子Uの輝度は、画像処理装置30から出力される階調データG1によって指定される。走査線駆動回路22が選択した走査線12に対応する各電気光学素子Uは、この選択時にデータ線14に供給されているデータ信号に応じた輝度(階調)で駆動される。
画像処理装置30には画像信号VIDが入力される。この画像信号VIDは、電気光学装置Dが搭載される電子機器のCPU(Central Processing Unit)など各種の上位装置から供給されるデジタル信号である。画像信号VIDは、各電気光学素子Uの階調を指定する階調データG0を含む。画像処理装置30は、電気光学素子Uごとに補正値を特定し、各電気光学素子Uの階調データG0をその電気光学素子Uについて特定した補正値に基づいて補正する。この補正後のデータが階調データG1としてデータ線駆動回路24に出力される。なお、図1においては画像処理装置30が電気光学パネル10とは別個の要素として図示されているが、画像処理装置30の一部または全部は、電気光学パネル10に実装されていてもよいし、走査線駆動回路22やデータ線駆動回路24のICチップに搭載されてもよい。
図2の部分(a1)は、画像処理装置30による補正が実行されない構成のもとで総ての電気光学素子Uに同階調が指定された場合の各電気光学素子Uの実際の輝度を示すグラフである。このグラフにおいては、1行分の電気光学素子UのX方向における位置(第1列から第n列)が横軸に示され、各電気光学素子Uの輝度が縦軸に示されている。図2の部分(a1)に示されるように、総ての電気光学素子Uに対して同一の階調が指定された場合であっても、各電気光学素子Uの輝度はその位置に応じて相違する。
また、各々の原因が相違する複数の種類の輝度ムラが同時に発生する場合がある。例えば、図2の部分(a1)に例示されたケースでは、X方向の比較的に広い範囲にわたって破線Lに沿うように徐々に輝度が変化するタイプのムラ(以下「広域ムラ」という)Bbと、X方向の比較的に狭い範囲において急激に輝度が変化するタイプのムラ(以下「狭域ムラ」という)Bnとが同時に発生している。このうち広域ムラBbは、例えば走査線12における電圧降下を原因とするムラである。すなわち、X方向に延在する走査線12のうち電気光学素子Uが接続された各箇所の電位が電圧降下によってバラつき、この結果として電気光学素子Uに付与される電気エネルギがX方向の位置に応じて相違するために、各電気光学素子Uの輝度にムラが発生するのである。一方、狭域ムラBnは、例えば各電気光学素子Uの特性の局所的な誤差を原因とするムラである。すなわち、主として製造技術上の理由によって各電気光学素子Uの特性に誤差が発生し、この特性のバラツキに起因して各電気光学素子Uの輝度にムラが発生するのである。本実施形態の画像処理装置30は、広域ムラBbを低減するための手段と狭域ムラBnを低減するための手段とを兼備する。
次に、図3を参照して、画像処理装置30の具体的な構成を説明する。同図に示される入出力回路31は、外部から供給される画像信号VIDから階調データG0とドットクロック信号DCKとを抽出する手段である。階調データG0は補正回路53に出力され、ドットクロック信号DCKはアドレスカウンタ33に出力される。ドットクロック信号DCKは、所定の周期(例えば垂直走査期間を電気光学素子Uの総数で除算した時間長)のクロック信号である。
図3に示されるように、画像処理装置30は2個の処理ユニット(P1・P2)を備える。このうち処理ユニットP1は、広域ムラBbを抑制するための補正値A1を電気光学素子Uごとに設定する手段である。一方、処理ユニットP2は、狭域ムラBnを抑制するための補正値A2を電気光学素子Uごとに設定する手段である。
補正値演算回路51は、ある電気光学素子Uについて処理ユニットP1が設定した補正値A1と処理ユニットP2がその電気光学素子Uについて設定した補正値A2とに基づいて当該電気光学素子Uの補正値Rを算定する。本実施形態の補正値演算回路51は、補正値A1と補正値A2との加算値を補正値Rとして補正回路53に出力する。この補正回路53は、ドットクロック信号DCKに同期して入出力回路31から順次に供給される各電気光学素子Uの階調データG0を、その電気光学素子Uについて補正値演算回路51が算定した補正値Rに基づいて補正する手段である。本実施形態の補正回路53は、階調データG0と補正値Rとの加算値を階調データG1として算定する。
次に、補正値A1と補正値A2とを設定するための具体的な構成について説明する。なお、処理ユニットP1および処理ユニットP2の各々の構成や処理は多くの部分で共通する。そこで、処理ユニットP1と処理ユニットP2とを特に区別する必要がない場合には、記号k(kは1または2)を使用することで処理ユニットP1および処理ユニットP2の双方を併せて説明する。例えば、「処理ユニットPkが補正値Akを決定する」という表現は、「処理ユニットP1が補正値A1を決定する」という意味と「処理ユニットP2が補正値A2を決定する」という意味とを含む。
図3に示されるように、各処理ユニットPkはメモリ41と設定回路43と補正値決定回路45とを含む。メモリ41は、X方向に沿って相互に隣接する各電気光学素子Uの補正値Akの増減の方向を指定する増減指定データDkを記憶する手段である。本実施形態のメモリ41は、電気光学パネル10の全行に属する第2列から第n列までの電気光学素子Uの各々について増減指定データDkを記憶する。第j列目(jは2≦j≦nを満たす整数)の電気光学素子Uに対応する増減指定データDkは、この電気光学素子Uについて設定されるべき補正値Akが、そのX方向の負側に隣接する第(j-1)列目の電気光学素子Uの補正値Akを(1)増加させた数値であるか(2)減少させた数値であるか(3)同値であるかを指定する2ビットのデジタルデータである。
図2の部分(a2)は、広域ムラBbを抑制するために処理ユニットP1が1行分の各電気光学素子Uに設定すべき補正値A1と各電気光学素子UのX方向の位置との関係を示すグラフである。図2の部分(a1)に示されたX方向の負側(左側)の広域ムラBbは、複数(ここでは9個)の電気光学素子Uが配列する区間Sb1のうちX方向の正側の位置ほど明るくなるように各電気光学素子Uの輝度が徐々に変化するムラである。この区間Sb1の広域ムラBbを抑制して輝度を均等化するためには、図2の部分(a2)に示されるように、X方向の正側ほど電気光学素子Uの補正値A1が減少するように区間Sb1の各電気光学素子Uの補正値A1が選定される必要がある。したがって、区間Sb1に属する各電気光学素子Uの増減指定データD1は「減少(図2の部分(a3)では記号「−」で表記されている)」を指定する内容となる。
一方、図2の部分(a1)に示されるように、区間Sb2においてはX方向の正側の位置ほど暗くなるように各電気光学素子Uの輝度が徐々に変化する広域ムラBbが発生している。この区間Sb2の広域ムラBbを抑制するためには、図2の部分(a2)に示されるように、X方向の正側ほど補正値A1が増加するように補正値A1が選定されなければならない。したがって、区間Sb2に属する各電気光学素子Uの増減指定データD1は「増加(図2の部分(a3)では記号「+」で表記されている)」を指定する内容となる。
また、区間Sb1と区間Sb2との間隙に位置する区間Sb3においては、狭域ムラBnを除外すれば各電気光学素子Uの輝度は略一定となる。すなわち、この区間Sb3に広域ムラBbは発生していないから、広域ムラBbを抑制するための補正値A1は区間Sb3にて略一定の数値に維持される。したがって、区間Sb3に属する各電気光学素子Uの増減指定データD1は「維持(図2の部分(a3)では記号「0」で表記されている)」を指定する内容となる。
次に、図2の部分(b1)は、同図の部分(a1)に例示された輝度を同図の部分(a2)の補正値A1で補正した場合の各電気光学素子Uの輝度の測定値を示すグラフである。なお、本実施形態の画像処理装置30においては補正値A1および補正値A2の双方に基づいて階調データG0が補正される。したがって、図2の部分(b1)のように補正値A1による補正のみを前提とした特性は実際の電気光学装置Dにおいては観測されないが、ここでは説明の便宜のために補正値A1による補正のみを仮想的に想定している。
図2の部分(b1)における各狭域ムラBnは、図2の部分(b2)に示されるように、区間Sn2内においてX方向の正側ほど暗くなるとともに、これに隣接する区間Sn1においてX方向の正側ほど明るくなるように各電気光学素子Uの輝度が急激に変化するムラである。この狭域ムラBnを抑制して輝度を均等化するためには、図2の部分(b2)に示されるように、区間Sn2におけるX方向の正側ほど増加するとともに区間Sn1におけるX方向の正側ほど減少するように補正値A2が選定される必要がある。したがって、処理ユニットP2のメモリ41の増減指定データD2は、区間Sn2に対応する各電気光学素子Uについては「増加」を指定し、区間Sn1に対応する各電気光学素子Uについては「減少」を指定する内容となる。また、各狭域ムラBnの間隙の区間において広域ムラBbを除外すれば各電気光学素子Uの輝度は略一定となるから、この区間に属する各電気光学素子Uの増減指定データD2は「維持」を指定する内容となる。
図3のアドレスカウンタ33は、入出力回路31から供給されるドットクロック信号DCKに同期したタイミングにて複数の電気光学素子Uの各々を順番に選択する手段である。さらに詳述すると、アドレスカウンタ33は、各電気光学素子Uを順次に選択し、ここで選択した電気光学素子Uの増減指定データD1のアドレスAD1を処理ユニットP1のメモリ41に指定するとともに、この電気光学素子Uの増減指定データD2のアドレスAD2を処理ユニットP2のメモリ41に指定する。複数の電気光学素子Uの各々はその配列の順番で順次に選択される。すなわち、第1行に属する第1列目から第n列目までの各電気光学素子Uがこの順番に(すなわちX方向の正側に向かって)順次に選択され、同行の第n列目の電気光学素子Uの選択が完了すると、今度は第2行に属する第1列目から第n列目までの各電気光学素子Uが同様の順番で選択される。この選択が第n行まで完了すると、次は第1行に戻って各電気光学素子Uの選択が繰り返される。メモリ41は、アドレスカウンタ33によって指定されたアドレスADkの端部指定データDkを順次に読み出して補正値決定回路45に出力する。
さて、図2の部分(a1)および部分(b1)に示されるように、広域ムラBbは広い範囲にわたって徐々に輝度が変化するのに対し、狭域ムラBnは、広域ムラBbよりも狭い範囲にわたるムラであって輝度の変化は広域ムラBbよりも急激である。したがって、広域ムラBbおよび狭域ムラBnの双方を効率的に抑制するためには、X方向に隣接する各電気光学素子Uの補正値Akの差分値(すなわち、X方向にひとつの電気光学素子Uのぶんだけ移動したときの補正値Akの変動量)を補正値A1と補正値A2とで別個の数値に設定する必要がある。すなわち、狭域ムラBnが発生する区間(Sn1・Sn2)内においてX方向に隣接する各電気光学素子Uの補正値A2の差分値(以下「補正単位量」という)C2は、広域ムラBbが発生する区間(Sb1・Sb2)内で隣接する各電気光学素子Uの補正値A1の差分値(以下「補正単位量」という)C1よりも大きい数値に設定される。
図3における処理ユニットPkの設定回路43は、以上の補正単位量Ckを記憶する手段である。さらに、本実施形態における設定回路43は、X方向の最も負側に位置する第1列目の電気光学素子Uの補正値(以下「初期値」という)Skを記憶する。なお、本実施形態においては、全行にわたって初期値Skがゼロである場合を想定する。ただし、各行について別個の初期値Skが設定された構成としてもよい。補正単位量Ckおよび初期値Skは設定回路43から補正値決定回路45に出力される。
処理ユニットPkの補正値決定回路45は、メモリ41から出力される増減指定データDkと設定回路43から出力される補正単位量Ckおよび初期値Skとから各電気光学素子Uの補正値Akを決定する手段である。より具体的には、補正値決定回路45は、アドレスカウンタ33が選択した電気光学素子U(すなわち増減指定データDkがメモリ41から読み出された電気光学素子U)の補正値Akを、その電気光学素子Uの直前にアドレスカウンタ33が選択した電気光学素子Uの補正値Akから、増減指定データDkで指定される方向に補正単位量Ckだけ変化させた数値として設定する。例えば、第j列目の電気光学素子Uの増減指定データDkによって「増加」が指定される場合、その補正値Akは、第(j-1)列目の電気光学素子Uの補正値Akに補正単位量Ckを加算した数値に決定される。一方、第j列目の電気光学素子Uの増減指定データDkによって「維持」が指定される場合、その補正値Akは、第(j-1)列目の電気光学素子Uの補正値Akと同値に決定される。ただし、補正値決定回路45は、第1列目の電気光学素子Uの補正値Akは初期値Skに決定する。
図2の部分(a2)に示されるように、各電気光学素子Uの補正値A1は、第1列目の初期値S1から区間Sb1内において補正単位量C1に応じた勾配(すなわち広域ムラBbにおける輝度の変動の程度に応じた勾配)でX方向の正側ほど減少して最小値Am1に到達する。さらに、補正値A1は、区間Sb3内において最小値Am1を維持するとともに、区間Sb2においては最小値Am1から補正単位量C1に応じた勾配にて増加して初期値S1(=0)に到達する。
一方、図2の部分(b2)に示されるように、各電気光学素子Uの補正値A2は、狭域ムラBnに対応する区間Sn2において初期値S2から補正単位量C2に応じた勾配(すなわち狭域ムラBnにおける輝度の変動の程度に応じた勾配)でX方向の正側ほど増加して最大値Am2に到達する。そして、区間Sn1において最大値Am2から補正単位量C2に応じた勾配で減少して初期値S2に到達する。一方、狭域ムラBnが発生していない区間に属する各電気光学素子Uの補正値A2は初期値S2に維持される。このような手順で決定された補正値A1と補正値A2とが階調データG0に加算されることによって、各電気光学素子Uの輝度は、図2の部分(c)に例示されるようにX方向の略全域にわたって均一化される。
以上に説明したように、本実施形態においては、第(j-1)列目の電気光学素子Uの補正値Akを増減指定データDkが指定する方向に補正単位量Ckだけ変化させることで第j列目の電気光学素子Uの補正値Akが決定される。したがって、総ての電気光学素子Uについて補正値Akが画像処理装置30に保持される構成と比較して、画像処理装置30に要求される記憶の容量を低減することができる。
また、特許文献1の構成のように補正単位量Ckが1種類のみである構成においては、広域ムラBbおよび狭域ムラBnの双方を効率的に抑制することは困難である。例えば、以上の形態にて例示した増減指定データD1で指定される方向に広域ムラBbに対応した補正単位量C1だけ変化させることで補正値Rが算定される構成においては、広域ムラBbを低減することは可能であるものの、図2の部分(b1)に例示したように狭域ムラBnを抑制することはできない。これに対し、本実施形態においては、各々の補正単位量Ckが相違する複数の処理ユニットPkによって補正値Akが決定されるから、広域ムラBbおよび狭域ムラBnの双方を高精度に抑制することができる。
<B:増減指定データを作成する方法>
次に、各電気光学素子Uの増減指定データDkを生成する方法(換言すると、増減指定データDkの基礎となる補正値Akを選定する方法)の具体例を説明する。図4に示されるように、増減指定データDkの生成には測定器71と情報処理装置73とが使用される。測定器71は、各電気光学素子Uの輝度(光量)を測定するためのセンサである。例えばCCD(Charge Coupled Device)などの受光素子を備えた撮像装置が測定器71として採用される。
情報処理装置73は、測定器71によって測定された各電気光学素子Uの輝度に基づいて各電気光学素子Uの増減指定データDkを生成する手段である。この情報処理装置73は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)などの制御部731と、この制御部731が実行するプログラムやその実行に際して使用されるデータを記憶する記憶部732とを含む。パーソナルコンピュータなど各種のコンピュータが情報処理装置73として採用される。
図5は、増減指定データDkの生成のために制御部731が実行する処理の内容を示すフローチャートであり、図6は、この処理によって増減指定データDkが生成される様子を説明するための概念図である。なお、以下に例示する処理は、処理ユニットP2が狭域ムラBnを補正するために使用する増減指定データD2の生成に特に好適に採用されるが、増減指定データD1の生成にもこの方法を適用できる。
図5の処理を開始すると、制御部731はまず、データ線駆動回路24に対する階調データG1の出力によって総ての電気光学素子Uに同階調を指定する(ステップS10)。さらに、制御部731は、この駆動時における各電気光学素子Uの輝度を測定器71によって測定する(ステップS11)。各電気光学素子Uの輝度は記憶部732に記憶される。
次いで、制御部731は、増減指定データDkの生成の対象となる何れかの行を選択する(ステップS12)。そして、制御部731は、ステップS11における測定値から、ステップS12における選択行に属する各電気光学素子Uの輝度を抽出する(ステップS13)。図6の部分(a)には、選択行に属する各電気光学素子Uの輝度が特性Fとして例示されている。同図に示されるように、総ての電気光学素子Uに同階調が指定された場合であっても、各電気光学素子Uの輝度にはX方向の位置によってバラツキがある。
次に、制御部731は、ステップS13で取得した輝度の曲線の包絡線を特定する(ステップS14)。本実施形態においては、図6の部分(a)に示されるように、輝度の極小値を滑らかに連結する包絡線Eが特定される。そして、制御部731は、ステップS13で抽出した輝度とステップS14で特定した包絡Eとの差分値akをX方向の各位置について算定する(ステップS15)。図6の部分(b)には、ステップS15で選択行の電気光学素子Uごとに算定された差分値akと各電気光学素子UのX方向の位置との関係を示す折線L0が図示されている。なお、ステップS14においては輝度の極大値を連結する包絡線を特定してもよい。
次いで、制御部731は、X方向の位置に応じた差分値akの変化の態様に基づいて補正単位量Ckを決定する(ステップS16)。本実施形態における制御部731は、差分値akが最小値(0)から極大値に到達するまでの平均的な勾配(傾き)を補正単位量Ckとして算定する。例えば、図6の部分(b)に図示された折線L0はX方向に沿って3個の山部(ピーク)がある。制御部731は、各山部について差分値akがゼロから極大値に到達するまでの平均的な勾配を算定し、さらに3個の山部における勾配の平均値を補正単位量Ckとして算定する。この補正単位量Ckは記憶部732に格納される。さらに、制御部731は、ステップS16にて算定した補正単位量Ck(より厳密には±Ck)を勾配とする直線を含んだ折線L1によって差分値akを近似する(ステップS17)。この折線L1による差分値akの近似値が、電気光学装置Dにおいて実際に輝度の補正に適用される補正値Akとなる。したがって、X方向の各位置における補正値Akとこれに隣接する位置における補正値Akとの変化幅は、図2の部分(a2)や部分(b2)に例示したように補正単位量Ckとなる。
制御部731は、X方向の各位置における補正値Ak(すなわち補正値akの近似値)とその位置に隣接する他の位置における補正値Akとの大小に応じて、選択行の各電気光学素子Uについて増減指定データDkを生成する(ステップS18)。例えば、制御部731は、第j列目の補正値Akが第(j-1)列目の補正値Akよりも大きい場合には、第j列目の電気光学素子Uについて「増加」を指定する増減指定データDkを生成し、第(j-1)列目の補正値Akよりも小さい場合には、第j列目の電気光学素子Uについて「減少」を指定する増減指定データDkを生成する。また、第j列目の補正値Akが第(j-1)列目の補正値Akと同値である場合には、第j列目の電気光学素子Uについて「維持」を指定する増減指定データDkを生成する。ステップS18で生成された増減指定データDkは記憶部732に記憶される。
次に、制御部731は、電気光学パネル10の全行についてステップS13からステップS18までの処理を実行したか否かを判定する(ステップS19)。ここで何れかの行が未処理であると判定すると、制御部731は、それまでとは異なる行を新たに選択し(ステップS20)、この選択行についてステップS13からステップS18までの処理を繰り返す。一方、全行について処理が完了したと判定すると、制御部731は、ステップS16で特定した補正単位量CkとステップS18で生成した増減指定データDkとを記憶部732から読み出して画像処理装置30に転送する(ステップS21)。このうち補正単位量Ckは処理ユニットPkの設定回路43に保持され、増減指定データDkは処理ユニットPkのメモリ41に格納される。
以上に説明したように、本実施形態によれば、各電気光学素子Uの輝度(特性F)と包絡線Eとの差分値akに基づいて補正値Akが決定されるから、例えば広範囲にわたって徐々に輝度が変化する広域ムラBb(包絡線E)の影響が除外される。したがって、狭域ムラBnを高精度に補正し得る増減指定データD2を簡易な処理で生成することが可能である。
<C:変形例>
以上の形態には様々な変形を加えることができる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
図3の補正値演算回路51は省略される。例えば、補正値A1と補正値A2とが補正回路53に対して直接に出力される構成としてもよい。この構成においては、補正回路53が階調データG0に補正値A1と補正値A2とを加算して階調データG1を生成する。また、以上の形態においては補正値A1と補正値A2とが加算される構成を例示したが、補正値Rを算定するための演算の内容は適宜に変更される。例えば、補正値A1と補正値A2との乗算によって補正値Rが算定される構成としてもよい。
(2)変形例2
補正回路53による階調データG0の補正の内容は任意である。例えば、階調データG0に対する補正値R(または補正値A1および補正値A2)の乗算によって階調データG1が生成される構成としてもよい。
また、図3の補正回路53は適宜に省略される。例えばいま、データ線駆動回路24が、各列ごとに設定される所定の電圧(以下「基準電圧」という)を基準としたレベルのデータ信号を生成する構成を想定する。この構成においては、図3の補正回路53が省略されたうえで、入出力回路31から出力される階調データG0と補正値演算回路51から出力される補正値R(変形例1のように補正値演算回路51が省略された構成においては補正値A1および補正値A2)とがデータ線駆動回路24に供給される構成としてもよい。データ線駆動回路24においては、階調データG0に応じたレベルのデータ信号が当該列の基準電圧に基づいて生成される一方、この基準電圧が補正値R(あるいは補正値A1および補正値A2)に応じて調整される。この構成によっても、各電気光学素子Uを補正値A1および補正値A2に応じた輝度で駆動することができる。このように、各電気光学素子Uの輝度を補正する機能が画像処理装置30に搭載されている必要は必ずしもない。
また、以上の形態においては、各データ線14に出力されるデータ信号のレベル(電流値または電圧値)が補正値Rに応じて補正される構成を例示したが、この補正の対象は適宜に変更される。例えばいま、データ信号が所定のレベル(例えば電気光学素子Uを発光させるレベル)となる時間長を階調データに応じて制御することで多階調が表現されるパルス幅変調方式のデータ線駆動回路24を想定する。この場合には、各電気光学素子Uに供給されるデータ信号を所定のレベルとする時間長がその電気光学素子Uの補正値R(あるいは補正値A1および補正値A2)に応じて調整される構成としてもよい。このように電気光学装置Dにおいては、各電気光学素子Uの階調を指定する階調データG0と画像処理装置30にて生成された補正値A1および補正値A2とに応じた輝度となるように各電気光学素子Uが駆動される構成であれば足りる。
(3)変形例3
増減指定データDkの形式は任意である。例えば、以上の形態においては増減指定データDkを2ビットとしたが、補正値Akの増加および減少のみを指定する1ビットの増減指定データを利用してもよい。この構成においては、例えば、メモリ41から順次に読み出される増減指定データによって増加と減少とが交互に指定された場合に補正値Akを変化させない(一定値に維持する)といった構成が採用される。
(4)変形例4
以上の形態においては増減指定データD1と増減指定データD2とが別個のメモリ41に格納された構成を例示したが、増減指定データ(D1・D2)や補正単位量(C1・C2)や初期値(S1・S2)の各々が個別のメモリに格納されるかひとつのメモリに格納されるかは不問である。
(5)変形例5
以上の形態においては補正値Akが減少する区間(例えば図2の区間Sb1や区間Sn1)での補正単位量Ckと補正値Akが増加する区間(例えば図2の区間Sb2や区間Sn2)での補正単位量Ckとが同値である構成を例示したが、各区間における補正単位量Ckが相違する構成としてもよい。この構成においては、各々の数値が相違する複数の補正単位量Ckが設定回路43に保持され、これらの補正単位量Ckのうちアドレスカウンタ33が選択した電気光学素子Uの位置に応じた補正単位量Ckが選択的に補正値決定回路45に出力される構成とすればよい。
また、以上の形態においては補正値決定回路45に指定される補正単位量Ckが固定値である構成を例示したが、補正単位量Ckは可変値であってもよい。例えば、電気光学素子Uの位置に応じて別個の補正単位量Ckが指定される構成としてもよいし、電気光学装置Dの周囲の温度に応じた補正単位量Ckが算定される構成としてもよい。すなわち、別個の補正単位量を指定する複数の手段(設定回路43)を備えた構成であれば足り、各々によって指定される補正単位量は固定値であっても可変値であってもよい。
(6)変形例6
以上の形態においては、測定器71と情報処理装置73とが電気光学装置Dとは別個の装置とされた構成を例示したが、測定器71と制御部731と記憶部732とが電気光学装置Dに搭載された構成としてもよい。例えば、制御部731と記憶部732とが画像処理装置30に内蔵され、測定器71による測定の結果に基づいて各メモリ41の増減指定データDkや設定回路43の補正単位量Ckまたは所期値Skを随時に更新する。この構成によれば、各電気光学素子Uの経時的な劣化によって輝度ムラの態様が変化した場合であっても、この変化後のムラに対応する補正値Akを算定して高精度にムラを抑制することができる。
(7)変形例7
相互に近接する各電気光学素子Uの輝度の相違が微小であれば、その相違は人間の視覚によって殆ど知覚されない。図5のステップS14において輝度を平滑化した包絡線Eを特定し、この包絡線Eと輝度との差分値akをステップS5にて算定することによって、輝度の変動(特性Fの折線)のうち人間が視認できない程度の高周波な成分の影響を補正値Akから排除することができる。ここで、人間に視認されない変動を排除するという観点からすると、図5のステップS14にて特定される曲線が包絡線Eである必要は必ずしもない。すなわち、ステップS14においては、輝度に連動して変動する曲線であって輝度よりも変動が低減された平滑な曲線(平滑曲線)が特定されればよい。この種の曲線は、例えば、輝度の測定値を平均化(スムージング)する処理や、輝度の測定値(特性Fの折線)のうち低周波の成分をローパスフィルタによって選択的に抽出する処理など各種の処理によって特定される。
(8)変形例8
以上の形態においては、電気光学素子UとしてOLED素子を例示したが、本発明における電気光学素子はこの例示に限定されない。例えば、無機EL材料からなる発光層を含む素子やLED(Light Emitting Diode)素子あるいはプラズマの放電によって発光するプラズマ発光素子など様々な発光素子を電気光学素子として採用することができる。さらに、本発明の電気光学素子はそれ自身が発光する素子でなくてもよい。例えば、照明装置(バックライト)からの照射光を変調して出射する液晶素子なども本発明の電気光学素子に含まれる。以上のように、各々の輝度が制御される複数の電気光学素子を備えた電気光学装置であれば、各電気光学素子の具体的な構造や輝度を制御する方法の如何を問わず、以上の各形態と同様に本発明を適用することができる。
<D:応用例>
次に、本発明に係る電気光学装置を利用した電子機器について説明する。図7は、以上の形態に係る電気光学装置Dを表示装置として採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示装置としての電気光学装置Dと本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。この電気光学装置Dは電気光学素子UにOLED素子を使用しているので、視野角が広く見易い画面を表示できる。
図8に、以上の形態に係る電気光学装置Dを適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに表示装置としての電気光学装置Dを備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置Dに表示される画面がスクロールされる。
図9に、以上の形態に係る電気光学装置Dを適用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、ならびに表示装置としての電気光学装置Dを備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置Dに表示される。
なお、本発明に係る電気光学装置が適用される電子機器としては、図7から図9に示した機器のほか、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器等などがある。また、本発明に係る電気光学装置の用途は画像の表示に限定されない。例えば、光書込み型のプリンタや電子複写機といった画像形成装置においては、用紙などの記録材に形成される画像に応じて感光体を露光する書込みヘッドが使用されるが、この書込みヘッドとしても本発明の電気光学装置は利用される。
本発明の実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 輝度ムラが補正される様子を説明するための概念図である。 画像処理装置の構成を示すブロック図である。 増減指定データを生成するための構成を示すブロック図である。 増減指定データを生成する処理を説明するためのフローチャートである。 増減指定データを生成する処理の具体例を説明するための概念図である。 本発明に係る電子機器の具体的な形態(パーソナルコンピュータ)を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の具体的な形態(携帯電話機)を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の具体的な形態(携帯情報端末)を示す斜視図である。
符号の説明
D……電気光学装置、U……電気光学素子、10……電気光学パネル、12……走査線、14……データ線、22……走査線駆動回路、24……データ線駆動回路、30……画像処理装置、P1,P2……処理ユニット、31……入出力回路、33……アドレスカウンタ、41……メモリ、43……設定回路、45……補正値決定回路、51……補正値演算回路、53……補正回路、71……測定器、73……情報処理装置、731……制御部、732……記憶部。

Claims (9)

  1. 複数の電気光学素子の各々の輝度が第1補正値および第2補正値に応じて補正される電気光学装置の画像処理装置であって、
    所定の方向に沿って相互に隣接する各電気光学素子の第1補正値の増減の方向を指定する増減指定データを記憶する第1記憶手段と、
    第1補正単位量を指定する第1指定手段と、
    各電気光学素子の第1補正値を前記第1記憶手段の増減指定データが指定する方向に前記第1補正単位量だけ変化させた数値を、当該電気光学素子に対して前記所定の方向に隣接する他の電気光学素子の第1補正値として算定する第1補正値決定手段と、
    前記所定の方向に沿って相互に隣接する各電気光学素子の第2補正値の増減の方向を指定する増減指定データを記憶する第2記憶手段と、
    前記第1補正単位量とは相違する第2補正単位量を指定する第2指定手段と、
    各電気光学素子の第2補正値を前記第2記憶手段の増減指定データが指定する方向に前記第2補正単位量だけ変化させた数値を、当該電気光学素子に対して前記所定の方向に隣接する他の電気光学素子の第2補正値として算定する第2補正値決定手段と
    を具備する画像処理装置。
  2. 前記第1記憶手段の増減指定データが第1補正値の増加および減少の一方を複数の電気光学素子にわたって連続して指定する区間は、前記第2記憶手段の増減指定データが第2補正値の増加および減少の一方を複数の電気光学素子にわたって連続して指定する区間よりも長く、
    前記第1補正単位量は前記第2補正単位量よりも小さい
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1記憶手段および前記第2記憶手段の各々は、各電気光学素子の補正値がその隣の電気光学素子の補正値に対して増加するか減少するか同値であるかを指定する2ビットの増減指定データを電気光学素子ごとに記憶する
    請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記複数の電気光学素子の各々の階調を指定する階調データを、前記第1補正値決定手段が決定した第1補正値と前記第2補正値決定手段が決定した第2補正値とに基づいて補正する補正手段
    を具備する請求項1から請求項3の何れかに記載の画像処理装置。
  5. 複数の電気光学素子と、
    請求項1から請求項4の何れかに記載の画像処理装置と、
    前記複数の電気光学素子の各々を、前記画像処理装置が当該電気光学素子について決定した第1補正値および第2補正値と当該電気光学素子の階調を指定する階調データとに応じた輝度で駆動する駆動手段と
    を具備する電気光学装置。
  6. 請求項5に記載の電気光学装置を具備する電子機器。
  7. 電気光学装置が備える複数の電気光学素子のうち所定の方向に沿って相互に隣接する各電気光学素子の補正値の増減の方向を指定する増減指定データを生成する方法であって、
    複数の電気光学素子の各々の輝度を測定する第1過程と、
    前記所定の方向に沿った各電気光学素子の位置と各電気光学素子の輝度の測定値との関係に対する平滑曲線を特定する第2過程と、
    前記各電気光学素子の輝度の測定値と前記平滑曲線との差分値を前記所定の方向の各位置について算定する第3過程と、
    前記各位置について算定された差分値と当該位置に隣接する他の位置について算定された差分値との大小に応じて増減指定データを生成する第4過程と
    を含むデータ生成方法。
  8. 前記所定の方向に沿って相互に隣接する各電気光学素子の補正値の増減の単位となる補正単位量を、前記所定の方向の位置に応じた前記差分値の変化の態様に基づいて算定する過程と、
    前記所定の方向の位置に応じた前記差分値の変化を前記補正単位量に応じた勾配の直線で近似し、この近似された差分値を補正値として特定する過程とを含み、
    前記第4過程においては、各位置の差分値を近似した補正値と当該位置に隣接する他の位置の差分値を近似した補正値との大小に応じて増減指定データを生成する
    請求項7に記載のデータ生成方法。
  9. 前記増減指定データは、各位置の補正値がこれに隣接する位置の補正値に対して増加するか減少するか同値であるかを指定する2ビットのデータであり、
    前記第4過程においては、各位置の補正値と当該位置に隣接する他の位置の補正値とが同値である場合にはこれを指定する増減指定データを生成する
    請求項7または請求項8に記載のデータ生成方法。



JP2005277283A 2005-09-26 2005-09-26 画像処理装置、電気光学装置、電子機器およびデータ生成方法 Withdrawn JP2007086581A (ja)

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