JP2007086099A - 定着装置及びその定着装置を具備する画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びその定着装置を具備する画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 定着ローラと加熱ローラとに巻き掛けられて回転駆動される定着ベルトと、その定着ベルトに圧接した加圧ローラと、定着ベルトに圧接して、その定着ベルトに張力を付与するテンションローラとを有し、定着ベルトと加圧ローラとの間に定着すべきトナー像を担持した記録媒体を通過させて、そのトナー像を定着する定着装置において、定着ベルトの幅方向各端部領域の温度の落ち込みによりコールドオフセットが発生することを防止する。
【解決手段】 テンションローラ39の軸線方向各端部ER,ELの直径D1を、テンションローラ39の軸線方向中心部CLの直径D2よりも大きく設定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、定着ローラと、加熱される加熱ローラの少なくとも2つの支持ローラに巻き掛けられて回転駆動される定着ベルトと、該定着ベルトの表面に圧接する加圧部材と、前記定着ベルトの表面に圧接したテンションローラとを具備し、該定着ベルトと加圧部材との間に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時に前記トナー像に熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置と、その定着装置を具備する画像形成装置に関するものである。
電子複写機、プリンタ、ファクシミリ又はその複合機などとして構成される画像形成装置に、上記形式の定着装置を採用することは従来より周知である(例えば特許文献1参照)。この種の定着装置においては、テンションローラを定着ベルトの表面に圧接させて、該定着ベルトに張力を付与している。これによって定着ベルトを加熱ローラの周面に密着させることができるので、加熱ローラの熱を定着ベルトに効率よく伝達して、その定着ベルトを加熱することができる。ところが、本発明者の検討したところによると、定着ベルトの幅方向中央領域には、テンションローラによって充分な張力を与えることができるが、定着ベルトの幅方向端部領域には充分な張力が与えられず、これによって定着ベルトの幅方向各端部領域と加熱ローラ周面との密着性が低下し、定着ベルトの幅方向各端部領域の温度が、定着ベルトの幅方向中央領域の温度よりも低くなる。この状態で、定着ベルトと加圧部材の間に、トナー付着量の多いトナー像を担持した記録媒体が送り込まれると、定着ベルトの幅方向各端部領域の温度が低すぎるため、この領域のベルト表面にトナーが付着するおそれがある。この現象はコールドオフセットと称せられるものであり、かかる現象が発生すると、定着ベルトに付着したトナーが再び記録媒体に付着して、記録媒体がトナーで汚されるおそれを免れない。
特開2002−123111号公報
本発明の目的は、上記従来の欠点を除去した定着装置と、その定着装置を有する画像形成装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の定着装置において、前記テンションローラの軸線方向各端部の直径を、該テンションローラの軸線方向中心部の直径よりも大きく設定したことを特徴とする定着装置を提案する(請求項1)。
また、上記請求項1に記載の画像形成装置において、前記テンションローラの直径を、その軸線方向中心部の側から、前記各端部に向けて漸次大きく設定すると有利である(請求項2)。
さらに、上記請求項1又は2に記載の定着装置において、前記テンションローラの長さを、最大の記録媒体幅よりも大きく設定すると有利である(請求項3)。
また、本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の定着装置において、前記テンションローラの長さを、前記定着ベルトの幅よりも大きく設定したことを特徴とする定着装置を提案する(請求項4)。
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、請求項1乃至4のいずれかに記載の定着装置を具備する画像形成装置を提案する(請求項5)。
本発明によれば、コールドオフセットの発生を効果的に抑制し、ないしは阻止することができる。
以下、本発明の実施形態例を説明し、併せて前述の従来の欠点を図面に即してより具体的に明らかにする。
図1は、画像形成装置本体11内に配置された作像装置1と、定着装置2とを有する画像形成装置の部分断面概略図である。図1に示した作像装置1は、ドラム状の感光体として構成された第1乃至第4の像担持体3Y,3C,3M,3BKを有し、その各像担持体上にイエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。第1乃至第4の像担持体3Y乃至3BKに対向して中間転写ベルト4が配置され、この中間転写ベルト4は、ローラ5,6,7に巻き掛けられて矢印A方向に回転駆動される。
第1の像担持体3Yは、図1における時計方向に回転駆動され、このとき帯電ローラ8によって像担持体3Yが所定の極性に帯電され、次いでその帯電面に、レーザ書き込みユニット9から出射する光変調されたレーザビームLが照射される。これによって像担持体3Yに静電潜像が形成され、その静電潜像が現像装置10によってイエロートナー像として可視像化される。
中間転写ベルト4を挟んで、像担持体3Yと反対側に一次転写ローラ12が配置され、この一次転写ローラ12に転写電圧が印加されることにより、像担持体3Y上のトナー像が、矢印A方向に走行する中間転写ベルト4上に一次転写される。トナー像転写後の像担持体3Y上に付着する転写残トナーはクリーニング装置13によって除去される。全く同様にして、図1に示した第2乃至第4の像担持体3C,3M,3BK上にシアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像がイエロートナー像の転写された中間転写ベルト4上に順次重ねて一次転写され、中間転写ベルト4上に重ねトナー像が形成される。
一方、図1に示すように、画像形成装置本体11内の下部には、例えば転写紙より成る記録媒体Pを収容した給紙カセット14と、給紙ローラ15を有する給紙装置16が配置され、給紙ローラ15の回転によって最上位の記録媒体Pが矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体Pは、レジストローラ対17によって、所定のタイミングで、支持ローラ5に巻き掛けられた中間転写ベルト4の部分と、これに対置された二次転写ローラ18との間に給送される。このとき、二次転写ローラ18には所定の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト4上の重ねトナー像が記録媒体Pに二次転写される。
トナー像を二次転写された記録媒体Pは、矢印Cで示すように、さらに上方に搬送されて定着装置2を通り、このとき記録媒体上のトナー像が熱と圧力の作用により定着される。定着装置2を通過した記録媒体は、画像形成装置本体11の上部の排紙部19に排出される。また、トナー像転写後の中間転写ベルト4上に付着する転写残トナーはクリーニング装置20によって除去される。
図2は図1に示した定着装置2の拡大断面図である。ここに示した定着装置は、定着ローラ22と、加熱ローラ23の2つの支持ローラの周面に巻き掛けられて矢印F方向に回転駆動される定着ベルト21と、この定着ベルト21の表面に圧接する加圧部材の一例である加圧ローラ24と、図示していない加圧ばねによって加圧されて定着ベルト21の表面に圧接したテンションローラ39とを有している。このテンションローラ39によって定着ベルト21に適度な張力が付与される。また、後述するように、記録媒体上のトナー像が接触する側の定着ベルト21の面が、定着ベルト21の表面であり、これと反対側の面が定着ベルト21の裏面であって、その裏面に定着ローラ22と加熱ローラ23の周面が当接する。
さらに、定着装置2は、加熱ローラ23を加熱する加熱手段を有しており、図示した例では、中空な加熱ローラ23の内部に設けられた1つの熱源28によって加熱手段が構成されている。この熱源28としては、例えばハロゲンヒータや、赤外線ヒータによって構成される。加熱ローラに発熱層より成る加熱手段を設け、その発熱層を発熱させることにより加熱ローラ23を加熱することもできる。このように、加熱ローラ自体が発熱手段を有しているように構成することもできる。
上述した熱源28の発熱により加熱ローラ23が加熱され、その加熱ローラ23に巻き掛けられた定着ベルト21が加熱される。加熱ローラ23に接触する定着ベルト部分の表面には、例えばサーミスタより成る温度センサ30が対向配置され、その温度センサ30によって、上記定着ベルト部分の表面温度が検知される。定着ローラ22と加圧ローラ24の少なくとも一方に、加熱手段を内設することもできる。
定着ベルト21は、例えば、ニッケルやポリイミドなどの基材と、その基材上に設けられたPFAやPTFEなどの離型層とから成り、或いはその中間にシリコーンゴムなどの弾性層を設けた耐熱性の無端ベルトにより構成される。この弾性層は画像のしなやかさを維持するために設けられるものである。基材の厚みは50〜90μm程度が適当である。また弾性層の厚みは100〜300μm、離型層の厚みは20〜50μm程度が好適である。チューブタイプの離型層を用いることもできるし、液状や粉体のPFAやPTFEを塗装又は焼成して離型層を構成することもできる。
また、定着ローラ22は、図2に示すように鉄やアルミニウムなどの金属、又は高強度の樹脂より成る中空の芯金25と、その芯金25の表面に設けられた例えばシリコーンゴムより成る弾性層26と、さらにその弾性層26の表面に積層されたフッ素樹脂より成る表層27とによって構成されている。弾性層26をスポンジゴムにより構成することもできる。かかる弾性層26は、その硬度を、例えば50Hs以下:アスカーCと低くすることができるため、定着ベルト21への負荷を少なくすることができる。しかも熱伝導が他のゴムと比較して低いため、定着ベルト21の熱を逃がし難いという利点も得られる。
また、加熱ローラ23は、例えば、アルミニウム又は鉄などの金属製の中空ローラより成る。加熱ローラ23の厚みは薄い方がよいが、定着ベルト21の張力によって曲げ応力を受けるので、加熱ローラ23がアルミニウムから成るときは、0.4mm以上、鉄から成るときは0.2mm以上の厚みが必要となる。加熱ローラ23の内側面には、熱源28からの熱を吸収しやすくするために、黒色などの熱吸収を促進する塗料が塗布される。
また、テンションローラ39は、加熱ローラ23と定着ローラ22とに掛けられた両定着ベルト部分のほぼ中間の位置に設けられ、前述のように、加圧ばねによって加圧されて定着ベルト21の表面に圧接している。かかるテンションローラ39は、図2に示すように、金属などの剛性の高い材料より成る芯金40と、その芯金上に設けられた表層41より成り、この表層41は、例えばシリコーンゴムや耐熱フェルトなどの弾性体又はある程度弾性を有する材料から構成されている。かかる表層41を設けることによって、テンションローラ39が定着ベルト21の表面に傷をつけることを防止し、しかもテンションローラ39が定着ベルト21の表面に均一に圧接できる利点が得られる。さらに、この表層41の熱伝導が低いため、定着ベルト21からの放熱を抑えることができる。
加圧ローラ24は、例えば、アルミニウム又は鉄などの金属から成る中空状の芯金35と、その表面に設けられたシリコーンゴムなどの弾性層36と、その弾性層36上に積層されたPFAやPTFEより成る表層37とによって構成されている。定着ベルト21と、これに圧接した加圧ローラ24との間にニップが形成されている。芯金35上にPFAチューブなどの離型性のよい部材を巻いて加圧ローラ24を構成することもできる。
上述のように、本例の定着装置2においては、定着ベルト21は、定着ローラ22と加熱ローラ23の2つの支持ローラに巻き掛けられているが、定着ベルトを3つ以上の支持ローラに巻き掛けることもできる。また、本例の定着装置においては、加圧ローラ24より成る1つの加圧部材が定着ベルト21に圧接しているが、複数の加圧部材を定着ベルト21に圧接させることもできる。このように、定着装置は、定着ローラ22と、加熱される加熱ローラ23の少なくとも2つの支持ローラに巻き掛けられて回転駆動される定着ベルト21と、この定着ベルト21に圧接する少なくとも1つの加圧部材を有しているのである。
また、図2に示した定着装置2においては、定着ローラ22に巻き掛けられた定着ベルト部分に加圧ローラ24が圧接しているが、定着ローラ22に接していない定着ベルト部分に加圧ローラ24を圧接させ、或いは定着ローラ22に接している定着ベルト部分と当該定着ローラ22に接していない定着ベルト部分とに亘って加圧ローラ24を圧接させることもできる。
定着動作時に、加熱ローラ23、定着ローラ22、加圧ローラ24及びテンションローラ39は、それぞれ図2に矢印G,D,E,Hで示した方向に回転し、定着ベルト21が矢印F方向に回転駆動される。この状態で、定着ベルト21と加圧ローラ24との間のニップに、定着すべきトナー像Tを担持した記録媒体Pが送り込まれ、そのトナー像Tが定着ベルト21に接触する。このとき、定着ベルト21の温度がトナー像の定着に適した目標温度に保たれるように、温度センサ30の検知結果に基づいて、加熱源28への通電のオン、オフが制御される。これにより、記録媒体Pが定着ベルト21と加圧ローラ24とのニップを通過するとき、記録媒体Pに担持されたトナー像に熱と圧力が加えられ、そのトナー像のトナーが溶融して、該トナー像が記録媒体Pに定着される。定着ベルトと加圧部材との間に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時にトナー像に熱と圧力を加えて、該トナー像を記録媒体に定着するのである。
図2に示した加圧ローラ24の弾性層36のゴム硬度を高くしたり、その弾性層36の厚みを薄くするなどして、加圧ローラ24の表面硬度を、定着ローラ22の表面硬度よりも高く設定すると、定着ベルト21と加圧ローラ24とのニップにおいて、定着ローラ22の弾性層26が窪んだ状態に弾性変形する。このように構成することにより、記録媒体Pを定着ベルト21から剥離させやすくすることができる。
ここで、定着ベルト21は、その表面に圧接するテンションローラ39によって張力が与えられているので、定着ベルト21は定着ローラ22と加熱ローラ23の周面に密着する。このように、定着ベルト21が加熱ローラ23の周面に密着することにより、熱源28によって加熱された加熱ローラ23の熱を効率よく定着ベルト21に伝えることができる。
ここで、図3に示すように、テンションローラ39の軸線方向の長さL1は、定着ベルト21の移動方向Fに対して直交する方向の定着ベルト幅Wよりも短く設定されている。この点は従来の定着装置においても同様である。このため、従来の定着装置においては、テンションローラが圧接した定着ベルトの幅方向中央領域BC(図3)には、テンションローラによって充分な張力が付与され、その中央領域BCが加熱ローラの周面に密着する。これにより、定着ベルトの幅方向中央領域BCに加熱ローラから十分な量の熱が伝えられる。ところが、テンションローラの接触していない定着ベルトの幅方向各端部領域BE(図3)には充分な張力が与えられず、従ってその各端部領域BEは加熱ローラに密着せず、その加熱ローラから、定着ベルトの各端部領域BEに充分な量の熱が伝えられない。かかる定着ベルトと加圧ローラとの間に記録媒体が送り込まれると、定着ベルトの幅方向中央領域BCよりも温度の低くなった定着ベルトの幅方向各端部領域BEに接したトナーが、定着ベルトの表面に移行するおそれがある。このようにしてコールドオフセットが発生するのである。
そこで、本例の定着装置においては、図4の(a),(b)に誇張して模式的に示すように、テンションローラ39の軸線方向各端部ER,ELの直径D1が、そのテンションローラ39の軸線方向中心部CLの直径D2よりも大きく設定されている。その際、図4の(a)に示すように、テンションローラ39の軸線方向中心部CLを含む軸線方向中央領域CAの全体の直径を一定とし、テンションローラ39の軸線方向各端部領域EAの直径が、軸線方向各端部ER,ELに向け漸次大きくなるように、テンションローラ39を構成することができる。或いは、図4の(b)に示すように、テンションローラ39の軸線方向中心部CLの直径D2が最も小さくなっていて、その軸線方向中心部CLから、軸線方向各端部ER,ELに向けてテンションローラ39の直径が漸次大きくなるように、テンションローラ39を構成することもできる。このように、テンションローラ39の直径を、その軸線方向中心部CLの側から、各端部ER,ELに向けて漸次大きく設定するのである。
テンションローラ39の直径を上述の如く設定することによって、テンションローラ39の各端部ER,ELないしはその各端部領域EAが、テンションローラ39の中心部CLないしはその中央領域CAよりも強く定着ベルト21に圧接する。このため、図3に示した定着ベルト21の軸線方向各端部領域BEにも大きな張力が付与され、この各端部領域BEも加熱ローラ23の周面に密着する。これによって、定着ベルト21は、その全幅に亘って、加熱ローラ23から均一に加熱され、かかる定着ベルト21と加圧ローラ24との間に、トナー量の多いトナー像を担持した記録媒体が送り込まれたときも、コールドオフセットが発生することを阻止できる。
さらに、上述した構成において、テンションローラ39の軸線方向長さL1を、最大の記録媒体幅よりも大きく設定することが好ましい。例えば、レターサイズ紙の216mmの幅の記録媒体が最大幅の記録媒体であるとしたときは、テンションローラ39の長さL1を216mmよりも長く設定する。このようにすれば、いかなる幅サイズの記録媒体の場合も、定着ベルト21の温度落ち込みによるコールドオフセットの発生を防止できる。
さらに、図5に示すように、テンションローラ39の長さL1を、定着ベルト21の幅Wよりも大きく設定すれば、テンションローラ39の軸線方向各端部領域が定着ベルト21に当接することはなく、定着ベルト21は、テンションローラ39によって、ベルトの全幅に亘って均一にテンションを掛けられる。このため、定着ベルト21が、その全幅に亘って加熱ローラ23の周面に密着し、全幅に亘って均一に加熱される。これにより、定着ベルト21の温度落ち込みによるコールドオフセットの発生を防止することができる。この構成は、図4に例示したように、テンションローラ39の直径を設定した場合のほかに、図5に示したように、テンションローラ39の直径を全長に亘って一定にしたときにも適用できるものである。図5に示した定着装置の他の構成は図2乃至図4に示したところと変りはない。
なお、図3乃至図5から判るように、テンションローラ39の芯金40の軸線方向各端部は、テンションローラ39よりもその軸線方向外方に突出し、この突出した各部分がテンションローラ39よりも小径なジャーナル部42を構成しているが、これらのジャーナル部42は、本発明におけるテンションローラ39を構成する部分ではない。図示した例では、各ジャーナル部42よりも大径な芯金40の部分と、その表面に設けられた表層41とによってテンションローラ39が構成されている。
画像形成装置の一例を示す概略断面図である。 図1に示した定着装置の拡大断面図である。 図2に示した定着装置を斜め上方より見た斜視図であって、一部の要素の図示を省略した図である。 定着装置の直径を明らかにする断面図であって、その直径の変化を誇張して示した図である。 定着装置の他の例を示す、図2と同様な斜視図である。
符号の説明
2 定着装置
21 定着ベルト
22 定着ローラ
23 加熱ローラ
39 テンションローラ
CL 中心部
D1,D2 直径
L1 長さ
ER,EL 端部
P 記録媒体
T トナー像
W 幅

Claims (5)

  1. 定着ローラと、加熱される加熱ローラの少なくとも2つの支持ローラに巻き掛けられて回転駆動される定着ベルトと、該定着ベルトの表面に圧接する加圧部材と、前記定着ベルトの表面に圧接したテンションローラとを具備し、該定着ベルトと加圧部材との間に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時に前記トナー像に熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置において、
    前記テンションローラの軸線方向各端部の直径を、該テンションローラの軸線方向中心部の直径よりも大きく設定したことを特徴とする定着装置。
  2. 前記テンションローラの直径を、その軸線方向中心部の側から、前記各端部に向けて漸次大きく設定した請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記テンションローラの長さを、最大の記録媒体幅よりも大きく設定した請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 定着ローラと、加熱される加熱ローラの少なくとも2つの支持ローラに巻き掛けられて回転駆動される定着ベルトと、該定着ベルトの表面に圧接する加圧部材と、前記定着ベルトの表面に圧接したテンションローラとを具備し、該定着ベルトと加圧部材との間に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時に前記トナー像に熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置において、
    前記テンションローラの長さを、前記定着ベルトの幅よりも大きく設定したことを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の定着装置を具備する画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012068428A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
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