JP2007085305A - エアー・ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ダイヤフラムとアームの取り付けを容易にして、コストの低減を図る。
【解決手段】 ダイヤフラム24の支点側のアーム取付部26は円柱状に突設されて、その外周面に取付溝260を備え、アーム33はダイヤフラムの取付溝に対して外周方向から嵌着可能な溝形形状の固定部35を備え、ダイヤフラムのアーム取付部26とアーム33の固定部が嵌め込み形式で固定される。ダイヤフラム24の作用点側のアーム取付部25とアーム33の固定部34は、支点側と同じ形式でもよく、アーム取付部25とアーム33をねじで締結する形式でもよい。
【選択図】 図4

Description

本発明は、観賞魚用の水槽にエアを供給するエアー・ポンプに関する。
一般に、この種のエアー・ポンプは、観賞魚用の水槽内の水にエアレーションを行ったり、水槽内の水にエアリフトを形成したり、水槽内の水を浄化する濾過装置に水を通したりするのに使用されている。従来のエアー・ポンプは、空気を吸入し、送り出すダイヤフラムを有するポンプ装置と、電磁駆動機構の電磁作用によって往復運動するマグネット付きのアームで、ダイヤフラムを駆動する形式のポンプ駆動装置とを備え、これらの装置が横長の略直方体形状のケースに収容される。ケースの前部に空気の出口が突出され、後部又は側部から、ポンプ駆動装置に接続された電源コードが延ばされる。この種のエアー・ポンプが特許文献1に記載されている。
ところで、近年、小型の水槽が居住空間に設置面積を大きく採らないで設置できることから、その需要が高く、これを受けて、エアー・ポンプの小型化が要求されている。従来、エアー・ポンプを小型するために、アームの作用点がダイヤフラムの略中心位置に、アームの支点がダイヤフラムの外周縁部所定の位置に設定されて、アームがダイヤフラムの作用点及び支点に形成された2つのアーム取付部に固定され、ダイヤフラムの作用面に横断的に取り付けられる。この場合、ダイヤフラムの各アーム取付部はダイヤフラムの作用面から円筒状に突出される。一方、アームの固定部はダイヤフラムの各アーム取付部を挿通可能な2つの穴からなり、各穴の内径は各アーム取付部の外径よりも少し小さくしてある。ダイヤフラムの各アーム取付部をアームの各穴に圧入して、ダイヤフラムにアームが取り付けられる。また、ダイヤフラムの各アーム取付部が筒状又は柱状に突出され、支点側のアーム取付部に対して、アームの固定部が3つの爪状に分割され、これがアーム取付部にかしめ固定され、作用点側のアーム取付部とアームがねじ止めされるものもある。
特開平7−208341号公報
しかしながら、従来のエアー・ポンプで、アームの作用点がダイヤフラムの略中心位置に、アームの支点がダイヤフラムの外周縁部所定の位置にそれぞれ設定されて、アームがダイヤフラムの作用点及び支点に形成された2つのアーム取付部に固定される形式では、既述のとおり、ダイヤフラムの各アーム取付部(円筒部)をアームの各穴に圧入したり、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部にアームの固定部をかしめ、作用点側のアーム取付部とアームをねじ止めしたりするため、いずれの手法も作業が容易でなく、多くの作業時間を必要とし、コストが高くなるという問題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、この種のエアー・ポンプの、特に、アームの作用点がダイヤフラムの略中心位置に、アームの支点がダイヤフラムの外周縁部所定の位置にそれぞれ設定されて、アームがダイヤフラムの作用点及び支点に形成された2つのアーム取付部に固定される形式において、ダイヤフラムとアームの取り付けを容易にし、作業時間を削減して、コストの低減を図ること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のエアー・ポンプは、空気を吸入し、送り出すダイヤフラムを有するポンプ装置と、電磁駆動機構の電磁作用によって揺動運動するマグネット付きのアームで、ダイヤフラムを駆動する形式のポンプ駆動装置と、これら各装置を収容するケースとを備え、前記アームの作用点が前記ダイヤフラムの略中心位置に、前記アームの支点が前記ダイヤフラムの外周縁部所定の位置に設定されて、前記アームが前記ダイヤフラムの作用点及び支点に形成されたアーム取付部に固定され、前記ダイヤフラムの作用面に横断的に取り付けられるエアー・ポンプにおいて、前記ダイヤフラムの少なくとも支点側のアーム取付部は前記ダイヤフラムの軸方向に向けて筒状又は柱状に突設されて、その外周面に取付溝を有し、前記アームに前記ダイヤフラムの取付溝に対してその外周方向から嵌着可能な溝形形状の固定部を備えることを要旨とする。この場合、アームの溝形形状の固定部は、アーム取付部の取付溝に沿って嵌合可能に略同一形状に形成された係止部と、前記係止部と前記アームの縁部との間に前記係止部と前記アーム取付部とを係脱可能に形成された係脱部とを有することが好ましい。ダイヤフラムの作用点側のアーム取付部とアームの固定は、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部とアームの固定と同じ形式、又はアーム取付部とアームをねじで締結する形式、又はアーム取付部をアームに形成された穴に圧入する形式から選択される。また、ケースに、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部に近接する外周縁部を押え保持する押え部を備えることが好ましい。
また、本発明のエアー・ポンプは、空気を吸入し、送り出すダイヤフラムを有するポンプ装置と、電磁駆動機構の電磁作用によって揺動運動するマグネット付きのアームで、ダイヤフラムを駆動する形式のポンプ駆動装置とを備え、前記アームの作用点が前記ダイヤフラムの略中心位置に、前記アームの支点が前記ダイヤフラムの外周縁部所定の位置に設定されて、前記アームが前記ダイヤフラムの作用点及び支点に形成されたアーム取付部に固定され、前記ダイヤフラムの作用面に横断的に取り付けられるエアー・ポンプにおいて、前記ダイヤフラムの少なくとも支点側のアーム取付部は筒状に形成され、前記アームに前記支点側のアーム取付部に差し込み可能な略楔形形状の固定部を備えることを要旨とする。この場合、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部はダイヤフラムの軸方向と略平行に設けられ、アームの略楔形形状の固定部は、前記ダイヤフラムのアーム取付部に向けて延ばされる形式でもよく、また、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部はダイヤフラムの軸方向と略直角に設けられ、アームの略楔形形状の固定部は、前記ダイヤフラムのアーム取付部に向けて延ばされる形式でもよい。ダイヤフラムの作用点側のアーム取付部とアームの固定は、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部とアームの固定と同じ形式、又はアーム取付部とアームをねじで締結する形式、又はアーム取付部をアームに形成された穴に圧入する形式から選択される。また、ケースに、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部に近接する外周縁部を押え保持する押え部を備えることが好ましい。
本発明のエアー・ポンプは、上記の各構成により、少なくともダイヤフラムの支点側のアーム取付部に、アームの固定部を嵌め込み形式又は差し込み形式で固定して、ダイヤフラムにアームを取り付けるので、ダイヤフラムとアームの取り付けを容易にし、作業時間を削減して、コストの低減を図ることができる。また、さらにダイヤフラムの作用側のアーム取付部とアームの固定部を、支点側と同じ形式で固定することにより、さらにダイヤフラムとアームの取り付けを容易にし、作業時間を大幅に削減して、コストを大幅に低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図18を用いて説明する。図1乃至図11に本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、エアー・ポンプ1は、空気を吸入し、送り出すポンプ装置2と、ポンプ装置2を駆動するポンプ駆動装置3とを備え、これら各装置2、3がケース4に収容される。このエアー・ポンプ1は新規な小型の仕様になっている。
ポンプ装置2は、ポンプ本体フレーム21と、ダイヤフラム24とを具備する。ポンプ本体フレーム21はプラスチック材からなり、四角形のフレーム22と円形のフレーム23とを一体に有し、四角形のフレーム22に空気吸入孔(図示省略)、筒状の空気吐出口221、空気流路(図示省略)を形成され、円形のフレーム23にダイヤフラム24が取り付けられる。この場合、四角形のフレーム22の片側一方の面は閉塞されて、その外側に円形のフレーム23が突出される。なお、四角形及び円形の各フレーム22、23の幅は空気吐出口221の外径よりも少し大きい程度で、全体として幅狭になっている。四角形のフレーム22と円形のフレーム23との間に2つの空気流通孔(図示省略)が形成され、これら2つの空気流通孔で両フレーム22、23間が連通される。四角形のフレーム22(の一辺)に空気吸入孔と円筒状の空気吐出口221が近接して形成され、この四角形のフレーム22の内側に空気吸入孔から一方の空気流通孔に至る略半円形の空気流路と、他方の空気流通孔から空気吐出口に至る略半円形の空気流路が画成され、併せて全体が円形に形成される。2つの空気流通孔にはそれぞれ、空気を(互いに反対の)一方向に流すための弁装置(図示省略)が取り付けられる。ここで弁装置は、空気流通孔を覆う舌片状の弁板と、弁板を押える押え部材を有する。一方の空気流通孔に弁装置が円形のフレーム23側から取り付けられて、空気が四角形のフレーム22側から円形のフレーム23側へ一方向に送られ、他方の空気流通孔に弁装置が四角形のフレーム22側から取り付けられて、空気が円形のフレーム23側から四角形のフレーム22側へ一方向に送られるようになっている。四角形のフレーム22の片側他方の面は開口され、この開口された面に2重構造の閉塞部材(図示省略)が嵌め込まれる。ここで閉塞部材はゴム製の円形のパッキンとプラスチック製の四角形の蓋部材で、円形のパッキンが四角形のフレーム22内の空気流路上に気密に取り付けられ、その上から四角形の蓋部材が四角形のフレーム22の開口に圧接して嵌め込まれる。このようにしてポンプ本体フレーム21が構成され、円形のフレーム23にダイヤフラム24が被せ付けられる。
ダイヤフラム24は、図2に示すように、ゴム材により、全体が略椀形状に形成され、その外側面で中心位置とその偏心位置の2箇所に、ポンプ駆動装置3に採用されるアーム33を取り付けるためのアーム取付部25、26が一体に形成される。このエアー・ポンプ1は既述のとおり、小型仕様になっているため、全体を圧縮するために、アーム33の支点が作用点と共にダイヤフラム24上に設けられ、アーム33の作用点はダイヤフラム24の中心位置に、アーム33の支点がダイヤフラム24の外周縁部付近の所定位置にそれぞれ設定され、それぞれの設定位置にアーム取付部25、26が設けられる。これらのアーム取付部25、26は後述するアーム33の取付作業を考慮して、少なくとも支点側のアーム取付部25はダイヤフラム24の軸方向に向けて円筒状又は円柱状に突設されて、その外周面に取付溝が設けられることが好ましい。この実施の形態では、支点側のアーム取付部25は略円柱状に突出され、その高さ方向(又は長さ方向)中間部に全周方向(円周全体)に取付溝250が形成され、さらにアーム33の取り付けを容易にするために、作用点側のアーム取付部26もまた支点側のアーム取付部25と同じ形式で、略円柱状に突出され、その高さ方向(又は長さ方向)中間部に全周方向(円周全体)に取付溝260が形成される。また、これらアーム取付部25、26の間には、各アーム取付部25、26の高さの中間の高さの補強リブ27が設けられる。この補強リブ27の表面(上面)は略U字形又は略V字形に形成されることが好ましい。さらに、この略U字形又は略V字形の最も低い部分に溝が形成されてもよい。このようにして各アーム取付部25、26の柔軟性を維持しつつ、強度が高められる。なお、これら固定部25、26に対するアーム33の取り付けは後述する。
ポンプ駆動装置3は、電磁駆動機構31と、この電磁駆動機構31の電磁作用によって揺動運動するマグネット32付きのアーム33とを具備する。電磁駆動機構31は公知のもので、電磁回路を形成するヨーク311及びこのヨーク311に取り付けられたコア312と、コア312に巻装され且つ電源コード313に接続された電磁コイル314とにより組み立てられる。アーム33は金属製の細長い板で、図3に示すように、先端側の一部が略直角方向に曲げられて、その外側面にマグネット32が取り付けられる。また、アーム33の中間及び基端にそれぞれ、このアーム33をダイヤフラム24の各アーム取付部25、26に固定するための2つの固定部34、35が設けられ、これらの固定部34、35がダイヤフラム24の取付溝250、260に対してその外周方向から嵌着可能な溝形形状に形成される。この場合、各固定部34、35は、各アーム取付部25、26の取付溝250、260に沿って嵌合可能に略同一形状に形成された係止部と、この係止部とアーム33の縁部との間に係止部とアーム取付部とを係脱可能に形成された係脱部とを有することが好ましい。この実施の形態では、アーム33の中間には、アーム33の長さ方向中心よりも少し基端側に、ダイヤフラム24の中心位置のアーム取付部25に固定される固定部34が形成され、この固定部34はアーム33の幅方向中心を中心としてアーム取付部25の取付溝250に嵌合可能な円形に切り欠かれ、かつ当該円形の略中心から一方の側縁部(このアーム33を横向きにして下側縁部)に向けて、当該側縁部に当該円形と略同じ直径幅に漸次拡開する略三角形に切り欠かれた、溝形形状に形成される。円形の溝の縁部が係止部341で、略三角形の溝が係脱部342である。また、アーム33の基端には、ダイヤフラム24の偏心位置のアーム取付部26に固定される固定部35が形成され、この固定部35はアーム33の幅方向中心を中心としてアーム取付部26の取付溝260に嵌合可能な円形に切り欠かれ、かつ当該円形の略中心から基端縁部に向けて、当該基端縁部に当該円形と略同じ直径幅に漸次拡開する略三角形に切り欠かれた、溝形形状に形成される。円形の溝の縁部が係止部351で、略三角形の溝が係脱部352で、中間の固定部34と向きが異なるが、基本的に同じ形式である。このようにしてアーム33は、図4に示すように、基端縁部の略三角形の係脱部352がダイヤフラム24の偏心位置のアーム取付部26の取付溝260上に横から嵌め込まれて、円形の係止部351がアーム取付部26の取付溝260の概ね全周に嵌着され、中間の略三角形の係脱部342がダイヤフラム24の中心位置のアーム取付部25の取付溝250上に上から嵌め込まれて、円形の係止部341がアーム取付部25の取付溝250の概ね全周に嵌着され、ダイヤフラム24の作用面(変形面)上に横断的に取り付けられる。
ケース4はプラスチック材により成形され、図5に示すように、下部ケース41と上部ケース42とからなり、全体が横長の略直方体形状に組み立てられる。下部ケース41は、図6に示すように、上面に開口410を有し、周壁411と底壁412とからなる。この下部ケース41には底壁412の4隅に脚の取付部413が形成されて、4つの脚44が取り付けられる。この場合、脚の取付部413は、底壁412に円形の凹部が形成され、且つ凹部の底に円形の貫通穴が開けられる。脚44は上部の円柱形の固定部と下部の略円錐形の足部とからなり、固定部と足部との間には溝が設けられる。この脚44は、足部が取付部413の凹部側から貫通穴を通して外部に突出され、固定部が凹部に嵌め込まれるとともに、足部と固定部との間の溝に貫通穴の縁部が嵌入されて取り付けられる。
下部ケース41の内部は、複数のリブ414〜417により、各装置2、3を嵌め込み可能な2つの区画401、402に仕切られる。この場合、下部ケース41の内部は長手方向中間部に幅方向に向けて境界リブ414が下部ケース41の周壁411よりも低く形成され、その片側一方(後部側一方)にポンプ駆動装置3の電磁駆動機構31の設置区画401が区画され、その片側他方(前部側他方)にポンプ装置2とポンプ駆動装置3のマグネット32付きのアーム33の設置区画402が区画される。さらに、ポンプ駆動装置3の電磁駆動機構31の設置区画401には、周壁411の両側部内壁、後部内壁及び境界リブ414から(この区画401の)内方に突出して、電磁駆動機構31を押え保持可能な押えリブ415が付設される。この区画401にはまた、後部壁(又はいずれか一方の側部壁)の角部付近の開口410縁部に電源コード313を通すためのコード挿通部403が半円形の溝形に形成される。またさらに、ポンプ装置2及びポンプ駆動装置3のマグネット32付きのアーム33の設置区画402には、周壁411の片側一方の側部壁と前部壁との間に略四角形の枠状に形成され、ポンプ本体フレーム21の周囲を取り囲み保持する包囲リブ416が下部ケース41の周壁411よりも少し高くして付設される。この包囲リブ416は、ダイヤフラム24を片側他方の側部壁に向けて、かつ円筒状の空気吐出口221を前部壁に向けて嵌合可能に、片側他方の側部壁に対向する面がダイヤフラム24の下側半外周部を保持可能に略半円状に切り欠かれて、ダイヤフラム保持部418が設けられ、前部壁に対接する面と前部壁との間に円筒状の空気吐出口221の下側外周部を保持可能に断面半円形の溝が形成され、これがさら前部壁から半円筒状に突出されて、吐出口挿通部404が設けられる。さらに、この包囲リブ416に併せて、前部内壁から包囲リブ416のダイヤフラム保持部418と平行に僅かに突出され、ダイヤフラムの24の支点側縁部に当接して押える押えリブ417が付設される。
また、この下部ケース41の外部には、図7に示すように、水槽の開口縁部に係止可能なフック5を備える。このフック5は、ケース4と一体的に収納可能で、ケース4から外部に突出されて、フック5とケース4との間に水槽の開口縁部を挟持して係止する形式に構成され、さらにフック5とケース4との間の間隔を調整する機構を併せて備える。この場合、フック5はケース4と同じプラスチック材により、図8に示すように、細長い板片を略L字形に折り曲げたような外形に形成される。このフック5の幅はケース4の幅の概ね3分の1位で、曲折された部分を境に一端側(以下、基端側という)の長さはケース4の(下部ケース41と上部ケース42を合わせた)高さに比べて少し短く、他端側(以下、先端側という)の長さは基端側の概ね3分の1位に設定される。このフック5の基端側は、図9に示すように、外側面の両側が内側面の両側に対して少し幅狭に形成されて、外側面の左右両側縁部に段差50が設けられ、外側面の(上)端縁部が同様に形成されて、同様の段差50が設けられる。このフック5の基端側の外側面の曲折部分付近には、指先が掛かる程度の突状部53が形成される。この突状部53の場合、フック5の幅方向に向けて略「一」字形に形成され、これがフック5の長さ方向に2つ設けられる。また、図8に示すように、このフック5の基端側の内側面の、幅方向中央にフック5の長手方向に向けて溝51(以下、ガイド溝51という)が設けられ、このガイド溝51の両側に沿って波形の凹凸部52が形成される。なお、この凹凸部52は半円形の断面形状にすることが望ましいが、四角形又は三角形の断面形状でもかまわない。一方、下部ケース41には、図10に示すように、フックの取付部43が設けられる。この取付部43は、下部ケース41の後部外壁の略中央にフック5が直交して、フック5の基端側の内側面が対接して取り付け可能に、(その左右両側に当たる位置に)一対の挟持部431が突設され、さらにこれら挟持部431の間に突起433及び係止爪434が設けられて、フック5のガイド溝51及び凹凸部52とともにフック5のストッパー及びフック5とケース4との間の間隔を調整する機構が構成される。一対の挟持部431はそれぞれ後部外壁に後方に向けて略L字形の断面形状に形成され、各挟持部431が後部外壁から後方に突出され、曲折された先端が内向きで相互に対向される。この一対の挟持部431間の形状はフック5の内側面と外側面との間の段差形状に対応し、各挟持部431の内側面間にフック5の(幅広の)内側面の両側を挟持可能に、各挟持部431の先端間にフック5の(幅狭の)外側面の両側を挟持可能に形成される。これら挟持部431の間には後部壁が略U字形に切り欠かれて、フック5に対して弾性的に当接可能な板ばね状の係合面432が設けられる。この係合面432の下端中央にフック5の内側面中央のガイド溝51に嵌合可能な突起433(以下、ガイド突起433という)が外側に向けて突設され、その両側にフック5の内側面両側の凹凸部52に係止可能な係止爪434が突設される。また、この取付部43は板ばね状の係合面432から(下部ケース4の)底壁412側に回り込んだ位置にフック5の曲折された先端側が嵌合可能に凹部435(以下、収納凹部435という)が形成される。このようにしてフック5は、基端側をこの下部ケース41の両挟持部431間に挟持され、フック5の内側面のガイド溝51に両挟持部431間の板ばね状の係合面432のガイド突起433が嵌め込まれて、ケース4の上下に対応する上下方向にスライド可能に保持され、また、フック5の内側面の各凹凸部52と板ばね状の係合面432の各係止爪434がストッパーになって、フック5の先端が下部ケース41から任意の位置まで突出され、各係止爪434が凹凸部52の凹部の任意の位置に係止されて、フック5とケース4との間の間隔が調整可能に取り付けられる。
これに対して、上部ケース42は下面に開口を有し、周壁421と天壁422とからなる。この上部ケース42には下部ケース41の後部壁及び前部壁に対応して、電源コード313を通すためのコード挿通部403、フックの取付部43、及びポンプ本体フレーム21の空気吐出口221を挿通するための吐出口挿通部404の残部が形成される。この場合、図10に示すように、コード挿通部403は後部壁(又はいずれか一方の側部壁)の角部付近の開口縁部に半円形の溝形に形成される。フックの取付部43は、後部外壁の略中央に、下部ケース41側の一対の挟持部431の延長方向に、同様に一対の挟持部431が突設され、後部外壁の上部に、各挟持部431間に連続して略L字形の断面形状の上端保持部436が設けられる。この一対の挟持部431及び上端保持部436の形状はフック5の基端側の内側面と外側面との間の段差形状に対応し、各挟持部431の内側面間にフック5の幅広の内側面の両側を挟持可能に、かつ各挟持部431の先端間に幅狭の外側面の両側を挟持可能に、さらに上端保持部436の内側にフック5の内側面の(上)端縁部が嵌入可能に、かつ上端保持部436の縁部に沿ってフック5の外側面の(上)端縁部が保持可能に形成される。なお、この上部ケース42の場合、各挟持部431及び上端保持部436で囲まれた後部壁の部分には、下部ケース41のような切り込みやガイド突起433、係止爪434など特別な機能を有する形状は付けられていない。図5に示すように、吐出口挿通部404は、前部壁に(ポンプ本体フレーム21の)円筒状の空気吐出口221の上側外周部を保持可能に半円筒状に突出して形成される。なお、この上部ケース42の内部には、下部ケース41内に設置されたポンプ装置2やポンプ駆動装置3の各部を上から押さえ込み保持する押えリブが併せて設けられてもよい。このようにして上部ケース42を下部ケース41に組み立てられることにより、コード挿通部403は円形に、フックの取付部43の特に略L字形の断面形状の部分(各一対の挟持部431及び上端保持部436)が略逆U字形に、吐出口挿通部404が円筒形にそれぞれ組み合わせられる。
このケース4にポンプ装置2、ポンプ駆動装置3が次のようにして組み立てられる。図1に示すように、下部ケース41の後部側の区画401に、ポンプ駆動装置3の電磁駆動機構31がコア312を前部側の区画402に向けて嵌め込まれる。この嵌め込みにより、電磁駆動機構31の各部は周囲が各押えリブ417に押え込まれて、区画401内に固定される。また併せて、電源コード313がコード挿通部403となる半円形の溝を通して下部ケース41外部に伸ばされる。下部ケース41の前部側の区画402に、ポンプ装置2がポンプ駆動装置3のマグネット付きのアーム33が既述のとおりに取り付けられて嵌め込まれる。この場合、ポンプ装置2は所定の向きにして包囲リブ416内に嵌め込まれ、この嵌め込みにより、ダイヤフラム24が包囲リブ416の略半円形のダイヤフラム保持部418から突出され、このダイヤフラム24の支点側の縁部が押えリブ417により包囲リブ416に向けて押え込まれる。また、ポンプ装置2の円筒状の空気吐出口221が前部壁の半円形の溝に嵌め込まれる。このようにして図5に示すように、下部ケース41に上から上部ケース42が被せられて固定される。なお、このケース4の場合、上部ケース42と下部ケース41は、上部ケース42又は下部ケース41のいずれか一方の周壁に係止突起が形成され、いずれか他方の周壁に係止溝が形成されて、これら係止突起と係止溝との係合により固定される。勿論、この固定形式は任意で、上部ケース42と下部ケース41が、ねじの締結など各種固定手段により固定されてもかまわない。
このケース4にフック5は次のようにして取り付けられる。図11に示すように、フック5は基端側が上部、下部ケース42、41の一対の挟持部431間に下端から差し込まれる。このとき、フック5の内側面の凹凸部52と各挟持部431間の板ばね状の係合面432の各係止爪434との間で噛み合いが発生するが、フック5を少し強く押し入れることで、板ばね状の係合面432が内側に変位されるので、各係止爪434は各凹凸部52上を滑り、各凹凸部52(の凹部)に係合されない。フック5はワンタッチで装着され、フック5の基端側の両側縁部及び上端縁部が上部及び下部の各ケース42、41の各挟持部431間、及び上部ケース42の上端保持部436に沿って保持されるとともに、フック5の曲折された先端側が下部ケース41の底壁412の収納凹部435に回り込んで嵌合され、フック5はケース4の後部壁及び底壁に一体的に収納される。
このエアー・ポンプ1を使用する場合、このエアー・ポンプ1を、従来と同様に、水槽の外部近傍に設置してもよく、またフック5を用いて、水槽の開口縁部に外掛けしてもよい。このエアー・ポンプ1を外掛けする場合、フック5外側面の突状部53に指先を掛けて、フック5を操作する。フック5全体をケース4の下部方向に引き下げると、フック5がケース4の一対の挟持部431間を下方に移動されて、フック5がケース4(下部ケース41の底壁412)から外部に突出される。反対に、フック5全体をケース4の上部方向に押し戻すと、フック5がケース4の一対の挟持部431間を上方に移動されて、フック5がケース4の取付部43に戻される。この場合も、フック5内側面の各凹凸部52と各挟持部431間の板ばね状の係合面432の各係止爪434との間で噛み合いが発生するが、フック5を少し強く引き出し又は押し戻すことで、各係止爪434は各凹凸部52上を滑り、フック5を任意の位置まで移動して、フック5とケース4との間の間隔を調整することができる。この間隔を水槽の開口縁部の厚みに合わせて調整したところで、フック5の操作を止めれば、フック5の各凹凸部52(の凹部)に下部ケース41の板ばね状の係合面432の各係止爪434が弾性的に係合されるので、フック5の動きを規制してフック5は固定される。このようにしてフック5を水槽の開口縁部に係止することにより、エアー・ポンプ1を水槽の開口縁部の外側に掛けることができる。このようにしてエアー・ポンプ1の空気の出口にホースを取り付けてエアーを送る各種器具を連結し、電源コード313を電源に接続する。
以上説明したように、第1の実施の形態では、ダイヤフラム24の支点側のアーム取付部26の取付溝260に、アーム33の基端の溝形形状の固定部35を横から嵌め込んで固定するとともに、ダイヤフラム24の作用点側のアーム取付部25の取付溝250に、アーム33の中間の溝形形状の固定部34を上から嵌め込んで固定して、ダイヤフラム24にアーム33を取り付けるので、ダイヤフラム24とアーム33の取り付けを容易にし、従来に比べて作業時間を大幅に削減して、コストを大幅に低減することができる。なお、この実施の形態では、ダイヤフラム24の作用点側のアーム取付部25とアーム33の固定を、支点側のアーム取付部26とアーム33の固定と同じ形式にしているが、少なくとも支点側のアーム取付部26をダイヤフラム24の軸方向に向けて(円)筒状又は(円)柱状に突設して、その外周面に取付溝260を設け、アーム33にダイヤフラム24の取付溝260に対してその外周方向から嵌着可能な溝形形状の固定部35を備えていれば、作用点側のアーム取付部25とアーム33をねじで締結する形式にしてもよく、また作用点側のアーム取付部25をアーム33に形成された穴に圧入する形式にしてもよい。このようにしても、従来に比べて、ダイヤフラム24とアーム33の取り付けを容易にし、作業時間を削減して、コストを低減することができる。また、このエアー・ポンプ1の組み立てでは、下部ケース41内に各装置2、3を嵌め込み、その上から上部ケース42を被せて、両者間の係止爪と係止溝との係合により固定するだけなので、エアー・ポンプ1の組み立てを容易にして、その組み立てを短時間で行うことができ、全体としてコストの大幅な削減を図ることができる。
また、このエアー・ポンプ1の場合、特に、ダイヤフラム24の2つのアーム取付部25、26の間に、補強リブ27を各アーム取付部25、26の高さの中間の高さで、表面(上面)を略U字形又は略V字形にして形成し、これらのアーム取付部25、26の柔軟性を維持しつつ、強度を高めているので、これらのアーム取付部25、26に取り付けられたアーム33を有効に揺動運動させて、ダイヤフラム24を確実に動作させることができる。さらに、ケース4に、ダイヤフラム24の支点側のアーム取付部26に近接する外周縁部を押え保持する押えリブ417を設けたので、アーム33の揺動運動により、ダイヤフラム24の、アーム33の支点が設定された外周縁部がポンプ本体フレーム21(の円形のフレーム23)から引き離される方向に外力を受けても、この外力を受ける部分を押えリブ417で押さえ込み、ダイヤフラム24をポンプ本体フレーム21(の円形のフレーム23)に確実に保持することができ、ポンプ装置2を確実に動作させることができる。特に、ダイヤフラム24が動作中の発熱で、弾性力が低下した場合、あるいはダイヤフラム24が経年劣化で、弾性力が劣化した場合に、この押えリブ417は有効で、ダイヤフラム24の初期の取付状態を保持して、ポンプ装置2の機能を長く維持することができる。
またさらに、このエアー・ポンプ1の場合、ケース4に水槽の開口縁部に係止可能なフック5を設けたので、フック5を水槽の開口縁部に係止して、エアー・ポンプ1を水槽に外掛けすることができ、このエアー・ポンプ1の外掛けにより、水槽の近傍にエアー・ポンプ1のための設置面積を確保する必要がない。また、フック5をケース4と一体的に収納可能に設けたので、フック5をケースの取付部43に収納しておくことにより、このエアー・ポンプ1を、従来と同様に、水槽の外部近傍に設置して使用することもできる。さらに、フック5をケース4から外部に突出し、フック5とケース4との間に水槽の開口縁部を挟持して係止する形式にして、さらにフック5とケース4との間の間隔を調整可能にしたので、水槽の開口縁部の厚さが異なる場合でも、フック5とケース4との間の間隔を各水槽の厚さに適宜合せて、エアー・ポンプ1を水槽の外側に安定して掛けることができる。しかもこの場合、ケース4の底壁412の脚44が水槽の外壁に当接するので、エアー・ポンプ1に振動及びこの振動に伴う騒音の発生を防止することができる。なお、この実施の形態では、フックの取付部43をケース4の後部外壁に設けたが、フック5の取付位置は任意で、ケース4の前部外壁に設けてもよく、側部壁に設けてもよい。また、フック5を下部ケース41側ではなく、上部ケース42側に突出させるようにしてもよく、この場合は、ケース4の天面が水槽の外壁に接触するので、ケース4の天面にゴムなどの防振手段を併せて設けることが好ましい。また、この実施の形態では、フック5をケース4に当接して収納する位置から外部に引き出し可能に、そして外部から収納位置へ押し戻し可能に設けているが、フック5をケース4の任意の面にヒンジ部材により取り付けて、収納位置から外部へ、外部から収納位置へ回動可能に又は折り畳み可能に設けてもよい。さらに、フック5をケース4から切り離し、ケース4に取り付け、取り外し可能に設けてもよい。この場合、フック5をケース4の一部に固定手段を介して固定してもよく、フック5にケース4のホルダーを設けて、このホルダーにケースを保持するようにしてもよい。またさらに、フック5をケース4に固定又は一体化して、エアー・ポンプ1を水槽の外掛け専用にしてもよい。また、この実施の形態では、フック5を略L字形に形成しているが、このフック5の形状はケース4のデザイン、又はフック5のケース4における取付位置若しくは収納形式によって適宜変更される。
図12乃至図18に第2乃至第8の実施の形態を示し、これらの実施の形態では、このエアー・ポンプ1に採用される、特にダイヤフラム24とアーム33の取付形式について例示している。なお、第2及び第3の実施の形態は、ダイヤフラムの少なくとも支点側のアーム取付部がダイヤフラムの軸方向に向けて筒状又は柱状に突設されて、その外周面に取付溝が設けられ、アームはダイヤフラムの取付溝に対してその外周方向から嵌着可能な溝形形状の固定部を備え、特にこの溝形形状の固定部が、アーム取付部の取付溝に沿って嵌合可能に略同一形状に形成された係止部と、係止部とアームの縁部との間に係止部とアーム取付部とを係脱可能に形成された係脱部とを有する形式である。この場合、ダイヤフラムの作用点側のアーム取付部とアームの固定は、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部とアームの固定と同じ形式、又はアーム取付部とアームをねじで締結する形式、又はアーム取付部をアームに形成された穴に圧入する形式から選択される。また、第4乃至第8の実施の形態は、ダイヤフラムの少なくとも支点側のアーム取付部が筒状に形成され、アームは支点側のアーム取付部に差し込み可能な略楔形形状の固定部を備え、特に、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部はダイヤフラムの軸方向と略平行又は略直角に設けられ、アームの略楔形形状の固定部が、ダイヤフラムのアーム取付部に向けて延ばされる形式である。この場合も、ダイヤフラムの作用点側のアーム取付部とアームの固定は、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部とアームの固定と同じ形式、又はアーム取付部とアームをねじで締結する形式、又はアーム取付部をアームに形成された穴に圧入する形式から選択される。
図12に第2の実施の形態を示している。この実施の形態では、ダイヤフラムの2つのアーム取付部は第1の実施の形態と同様である。これに対して、アーム33の中間の固定部34は、第1の実施の形態と同様で、基端の固定部35は、アーム33の幅方向中心を中心としてアーム取付部の取付溝に嵌合可能な円形に切り欠かれ、かつ当該円形の略中心から一方の側縁部(このアーム33を横向きにして下側縁部)に向けて、当該側縁部に当該円形と略同じ直径幅に漸次拡開する略三角形に切り欠かれた、溝形形状に形成される。円形の溝の縁部が係止部351で、略三角形の溝が係脱部352で、中間の固定部34と同じ形式である。この形式では、アーム33は、基端及び中間の各略三角形の係脱部352、342がダイヤフラムの偏心位置及び中心位置の各アーム取付部の取付溝上に上から嵌め込まれて、円形の係止部351、341がアーム取付部の取付溝の概ね全周に嵌着され、ダイヤフラムの作用面(変形面)上に横断的に取り付けられる。このようにしても第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図13に第3の実施の形態を示している。この実施の形態では、ダイヤフラムの2つのアーム取付部のうち、中心位置のアーム取付部は取付溝に代えて、中心軸上にダイヤフラムの内側から外側に向けてねじが通される。偏心位置のアーム取付部は第1の実施の形態と同様である。これに対して、アーム33の2つの固定部34、35のうち、中間の固定部34は円形の穴341のみが形成される。アーム33の基端には、第1の実施の形態と同様の固定部35が形成される。この形式では、アーム33は、基端側の略三角形の係脱溝352がダイヤフラムの偏心位置のアーム取付部の取付溝上に横から嵌め込まれて、円形の係止縁部351がアーム取付部の取付溝の概ね全周に嵌着され、中間の円形の穴にダイヤフラムの中心位置のアーム取付部のねじが挿通されてナットで固定され、ダイヤフラムの作用面(変形面)上に横断的に取り付けられる。このようにしても第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、この実施の形態の場合、アーム33の基端に、第2の実施の形態と同様の固定部が設けられて、ダイヤフラムの基端側のアーム取付部に第2の実施の形態と同様に固定されてもよく、このようにしても第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図14に第4の実施の形態を示している。この実施の形態では、ダイヤフラムの2つのアーム取付部のうち、偏心位置のアーム取付部は、ダイヤフラムの軸方向に対して略直角の略垂直方向に円筒状に形成され、中心位置のアーム取付部は、ダイヤフラムの軸方向と平行に円筒状に形成されて、その中心軸上にダイヤフラムの内側から外側に向けてねじが通される。これに対して、アーム33の2つの固定部34、35のうち、基端の固定部35は偏心位置のアーム取付部に差し込み可能な略楔形形状に形成される。この場合、この固定部35はアーム33の基端側に略逆L字形の突状部が切り欠き形成され、その突状部の先端(下端)が矢尻形に形成される。このようにしてアーム33の略楔形形状の固定部35が、ダイヤフラムのアーム取付部に向けて延ばされる。一方、中間の固定部34は円形の穴341のみが形成される。この形式では、アーム33は、基端の略楔形形状の固定部35がダイヤフラムの偏心位置の円筒状のアーム取付部に上から差し込まれて抜け止めされ、中間の円形の穴にダイヤフラムの中心位置のアーム取付部のねじが挿通されてナットで固定され、ダイヤフラムの作用面(変形面)上に横断的に取り付けられる。このようにしても第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図15に第5の実施の形態を示している。この実施の形態では、ダイヤフラムの2つのアーム取付部のうち、偏心位置のアーム取付部は、ダイヤフラムの軸方向と略平行に円筒状に形成され、中心位置のアーム取付部は、ダイヤフラムの軸方向と略平行に円筒状に形成されて、その中心軸上にダイヤフラムの内側から外側に向けてねじが通される。これに対して、アーム33の2つの固定部34、35のうち、基端の固定部35は偏心位置のアーム取付部に差し込み可能な略楔形形状に形成される。この場合、この固定部35はアーム33の基端側が突状に切り欠き形成され、さらにその先端が矢尻形に形成されて、直角方向に曲折される。このようにしてアーム33の略楔形形状の固定部35が、ダイヤフラムのアーム取付部に向けて延ばされる。一方、中間の固定部34は円形の穴341のみが形成される。この形式では、アーム33は、基端の略楔形形状の固定部35がダイヤフラムの偏心位置の円筒状のアーム取付部に前から差し込まれて抜け止めされ、中間の円形の穴にダイヤフラムの中心位置のアーム取付部のねじが挿通されてナットで固定され、ダイヤフラムの作用面(変形面)上に横断的に取り付けられる。このようにしても第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図16に第6の実施の形態を示している。この実施の形態では、ダイヤフラムの2つのアーム取付部のうち、偏心位置のアーム取付部は、ダイヤフラムの軸方向と略平行に円筒状に形成され、中心位置のアーム取付部は、ダイヤフラムの軸方向と略平行に円筒状又は円柱状に形成される。これに対して、アーム33の2つの固定部34、35のうち、基端の固定部35は偏心位置のアーム取付部に差し込み可能に略楔形形状に形成される。この場合、この固定部35はアーム33の基端側が突状に切り欠き形成され、さらにその先端が矢尻形に形成されて、直角方向に曲折される。このようにしてアーム33の略楔形形状の固定部35が、ダイヤフラムのアーム取付部に向けて延ばされる。一方、中間の固定部34は円形の穴341が形成される。この場合、円形の穴341は内側の内径と外側の内径が異なり、内側の内径は中間位置のアーム取付部の外径よりも少し大きく、外側は少し外側に突出されて内径が中間位置のアーム取付部の外径と略同じか又は少し小さくして形成される。この形式では、アーム33は、基端の略楔形形状の固定部35がダイヤフラムの偏心位置の円筒状のアーム取付部に前から差し込まれて抜け止めされ、中間の円形の穴341に内側から外側へダイヤフラムの中心位置のアーム取付部が挿通されて、ダイヤフラムの作用面(変形面)上に横断的に取り付けられる。このようにしても第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図17に第7の実施の形態を示している。この実施の形態では、ダイヤフラムの2つのアーム取付部のうち、偏心位置のアーム取付部は、ダイヤフラムの軸方向と略平行に円筒状に形成され、中心位置のアーム取付部は、ダイヤフラムの軸方向と略平行に円筒状に形成されて、その中心軸上にダイヤフラムの内側から外側に向けてねじが通される。これに対して、アーム33の2つの固定部34、35のうち、基端の固定部35は偏心位置のアーム取付部に差し込み可能な略楔形形状に形成される。この場合、この固定部35はアーム33の基端側の幅が漸次狭められて略三角形状に形成されて、その頂部から先端が矢尻形の突起が突出形成され、直角方向に曲折される。このようにしてアーム33の略楔形形状の固定部35が、ダイヤフラムのアーム取付部に向けて延ばされる。一方、中間の固定部34は円形の穴341のみが形成される。この形式では、アーム33は、基端の略楔形形状の固定部35がダイヤフラムの偏心位置の円筒状のアーム取付部に前から差し込まれて抜け止めされ、中間の円形の穴にダイヤフラムの中心位置のアーム取付部のねじが挿通されてナットで固定され、ダイヤフラムの作用面(変形面)上に横断的に取り付けられる。このようにしても第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図18に第8の実施の形態を示している。この実施の形態では、ダイヤフラムの2つのアーム取付部は共に、ダイヤフラムの軸方向と略平行に円筒状に形成される。これに対して、アーム33の2つの固定部34、35のうち、基端の固定部35は偏心位置のアーム取付部に差し込み可能な略楔形形状に形成される。この場合、この固定部35はアーム33の基端側の幅が漸次狭められて略三角形状に形成され、その頂部から先端が矢尻形の突起が突出形成されて、直角方向に曲折される。このようにしてアーム33の略楔形形状の固定部35が、ダイヤフラムのアーム取付部に向けて延ばされる。一方、中間の固定部34は基端の固定部35と同じ形式で、中心位置のアーム取付部に差し込み可能に略楔形形状に形成される。この場合、この固定部34はアーム33の中間に切り起しにより、先端が矢尻形の突起が形成されて、直角方向に曲折される。このようにしてアーム33の略楔形形状の固定部34が、ダイヤフラムのアーム取付部に向けて延ばされる。この形式では、アーム33は、基端及び中間の略楔形形状の各固定部35、34がダイヤフラムの偏心位置及び中心位置の各円筒状のアーム取付部に前から差し込まれて抜け止めされ、ダイヤフラムの作用面(変形面)上に横断的に取り付けられる。このようにしても第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。特に、この形式の場合、ダイヤフラムの各アーム取付部とアームの各固定部を可及的に小さくできるので、エアー・ポンプの(超)小型化に対応することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるエアー・ポンプの内部構成を示す前側から見た斜視図 (a)同エアー・ポンプに採用されるダイヤフラムの平面図(b)同エアー・ポンプに採用されるダイヤフラムの側面図(c)同エアー・ポンプに採用されるダイヤフラムの断面図 (a)同エアー・ポンプに採用されるアームの平面図(b)同エアー・ポンプに採用されるアームの側面図(c)同エアー・ポンプに採用されるアームの先端側の端面図 同エアー・ポンプに採用されるポンプ装置の斜視図 同エアー・ポンプの外部構成を示す前側から見た斜視図 同エアー・ポンプに採用される下部ケースの前側から見た斜視図 同エアー・ポンプの外部構成を示す後側から見た斜視図 同エアー・ポンプに採用されるフックの内側面側から見た斜視図 同エアー・ポンプに採用されるフックの外側面側から見た正面図 同エアー・ポンプの外部構成を示し、フックが取り外された状態を示す後側から見た斜視図 同エアー・ポンプの外部構成を示し、フックが収納位置から外部に引き出された状態を示す後側から見た斜視図 (a)本発明の第2の実施の形態における、エアー・ポンプに採用されるアームの平面図(b)同アームの側面図(c)同アームの端面図 (a)本発明の第3の実施の形態における、エアー・ポンプに採用されるアームの平面図(b)同アームの側面図(c)同アームの端面図 (a)本発明の第4の実施の形態における、エアー・ポンプに採用されるアームの平面図(b)同アームの側面図(c)同アームの端面図 (a)本発明の第5の実施の形態における、エアー・ポンプに採用されるアームの平面図(b)同アームの側面図(c)同アームの基端側の端面図(d)同アームの先端側の端面図 (a)本発明の第6の実施の形態における、エアー・ポンプに採用されるアームの平面図(b)同アームの側面図(c)同アームの基端側の端面図(d)同アームの先端側の端面図 (a)本発明の第7の実施の形態における、エアー・ポンプに採用されるアームの平面図(b)同アームの側面図(c)同アームの基端側の端面図(d)同アームの先端側の端面図 (a)本発明の第8の実施の形態における、エアー・ポンプに採用されるアームの平面図(b)同アームの側面図(c)同アームの先端側の端面図(d)同アームの先端側の端面図
符号の説明
1 エアー・ポンプ
2 ポンプ装置
21 ポンプ本体フレーム
22 四角形のフレーム
221 (円)筒状の空気吐出口
23 円形のフレーム
24 ダイヤフラム
25 アーム取付部
250 取付溝
26 アーム取付部
260 取付溝
27 補強リブ
3 ポンプ駆動装置
31 電磁駆動機構
311 ヨーク
312 コア
313 電源コード
314 電源コイル
32 マグネット
33 アーム
34 固定部
341 係止部
342 係脱部
35 固定部
351 係止部
352 係脱部
4 ケース
401 区画
402 区画
403 コード挿通部
404 吐出口挿通部
41 下部ケース
410 開口
411 周壁
412 底壁
413 脚の取付部
414 境界リブ
415 押えリブ
416 包囲リブ
417 押えリブ
418 ダイヤフラム保持部
42 上部ケース
421 周壁
422 天壁
43 フックの取付部
431 挟持部
432 係合面
433 (ガイド)突起
434 係止爪
435 (収納)凹部
436 上端保持部
44 脚
5 フック
50 段差
51 (ガイド)溝
52 凹凸部
53 突状部

Claims (7)

  1. 空気を吸入し、送り出すダイヤフラムを有するポンプ装置と、電磁駆動機構の電磁作用によって揺動運動するマグネット付きのアームで、ダイヤフラムを駆動する形式のポンプ駆動装置と、これら各装置を収容するケースとを備え、前記アームの作用点が前記ダイヤフラムの略中心位置に、前記アームの支点が前記ダイヤフラムの外周縁部所定の位置に設定されて、前記アームが前記ダイヤフラムの作用点及び支点に形成されたアーム取付部に固定され、前記ダイヤフラムの作用面に横断的に取り付けられるエアー・ポンプにおいて、
    前記ダイヤフラムの少なくとも支点側のアーム取付部は前記ダイヤフラムの軸方向に向けて筒状又は柱状に突設されて、その外周面に取付溝を有し、
    前記アームに前記ダイヤフラムの取付溝に対してその外周方向から嵌着可能な溝形形状の固定部を備えることを特徴とするエアー・ポンプ。
  2. アームの溝形形状の固定部は、アーム取付部の取付溝に沿って嵌合可能に略同一形状に形成された係止部と、前記係止部と前記アームの縁部との間に前記係止部と前記アーム取付部とを係脱可能に形成された係脱部とを有する請求項1に記載のエアー・ポンプ。
  3. 空気を吸入し、送り出すダイヤフラムを有するポンプ装置と、電磁駆動機構の電磁作用によって揺動運動するマグネット付きのアームで、ダイヤフラムを駆動する形式のポンプ駆動装置とを備え、前記アームの作用点が前記ダイヤフラムの略中心位置に、前記アームの支点が前記ダイヤフラムの外周縁部所定の位置に設定されて、前記アームが前記ダイヤフラムの作用点及び支点に形成されたアーム取付部に固定され、前記ダイヤフラムの作用面に横断的に取り付けられるエアー・ポンプにおいて、
    前記ダイヤフラムの少なくとも支点側のアーム取付部は筒状に形成され、
    前記アームに前記支点側のアーム取付部に差し込み可能な略楔形形状の固定部を備えることを特徴とするエアー・ポンプ。
  4. ダイヤフラムの支点側のアーム取付部はダイヤフラムの軸方向と略平行に設けられ、アームの略楔形形状の固定部は、前記ダイヤフラムのアーム取付部に向けて延ばされる請求項3に記載のエアー・ポンプ。
  5. ダイヤフラムの支点側のアーム取付部はダイヤフラムの軸方向と略直角に設けられ、アームの略楔形形状の固定部は、前記ダイヤフラムのアーム取付部に向けて延ばされる請求項3に記載のエアー・ポンプ。
  6. ダイヤフラムの作用点側のアーム取付部とアームの固定は、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部とアームの固定と同じ形式、又はアーム取付部とアームをねじで締結する形式、又はアーム取付部をアームに形成された穴に圧入する形式から選択される請求項1乃至5のいずれかに記載のエアー・ポンプ。
  7. ケースに、ダイヤフラムの支点側のアーム取付部に近接する外周縁部を押え保持する押え部を備える請求項1乃至6のいずれかに記載のエアー・ポンプ。
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