JP2007084975A - 手袋の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
通気性を確保しつつ少なくとも手の平側における広い範囲に亘って滑り止め用の樹脂を形成することができるとともに、別途の工程を経ることなく通気孔を形成して作業性を向上させることができ、且つ、手型への原手の脱着作業を良好とし得る手袋の製造方法を提供する。
【解決手段】
人の手を模した手型3に縫い加工又は編上げ加工された原手1を装着する装着工程と、手型3に装着された原手1の少なくとも手の平側に溶融状態のポリマー系樹脂を付着する樹脂付着工程と、該樹脂付着工程で付着された樹脂を乾燥固化する乾燥工程と、手型3から原手1を取り外す離型工程とを有した手袋の製造方法であって、手型3のポリマー系樹脂が付着される部位には、樹脂付着工程にて付着されるポリマー系樹脂から突出する突起部が複数形成されるとともに、当該突起部は手型3表面から出没自在とされたものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、少なくとも手の平側に滑り止め用の樹脂が形成された手袋の製造方法に関するものである。
一般に軍手等の手袋は、人の手の形状に倣って縫い加工又は編上げ加工したものから成るが、滑り止めを図るべく、手の平側にゴム材等を複数付着させたものが提案されるに至っている。かかるゴム材は、軍手を嵌めた者が物を握る際、滑らないように少なくとも手の平側に形成されたものである。
しかしながら、上記手袋においては、滑り止め効果を高めるべく、ゴム材を手の平側の広い範囲に形成した場合、通気性が損なわれ、装着感が悪化してしまうという問題があった。また、原手に比較的広い範囲を覆うゴム材を手の平側に形成した後、複数の孔を明けて通気性を確保することも考えられるが、その場合、孔明け加工が別途必要となって、作業性が悪化してしまうという問題がある。
然るに、本出願人は、表面に微小凸形状が形成された手型に縫い加工又は編上げ加工された原手を装着して、原手の縫い目又は編み目から微小凸形状を突出させた状態とし、その原手に溶融状態のポリマー系樹脂を付着することにより、ポリマー系樹脂の付着と同時に通気孔を形成することを検討するに至った。これにより、別途の工程を経ることなく通気孔を形成して作業性を向上させることができる。尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上記の如き手袋においては、手型の表面に微小凸形状が突出状態で固定されているため、その手型に原手を装着しようとした場合、当該微小凸形状が原手に引っ掛かってしまい、良好な装着作業が困難となってしまうという問題があった。また、ポリマー系樹脂を付着して乾燥させた後、手型から原手を取り外す場合も、微小凸形状が原手に引っ掛かってしまい、良好な取り外し作業が困難となってしまうという問題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、通気性を確保しつつ少なくとも手の平側における広い範囲に亘って滑り止め用の樹脂を形成することができるとともに、別途の工程を経ることなく通気孔を形成して作業性を向上させることができ、且つ、手型への原手の脱着作業を良好とし得る手袋の製造方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、人の手を模した手型に縫い加工又は編上げ加工された原手を装着する装着工程と、前記手型に装着された原手の少なくとも手の平側に溶融状態のポリマー系樹脂を付着する樹脂付着工程と、該樹脂付着工程で付着された樹脂を乾燥固化する乾燥工程と、手型から原手を取り外す離型工程とを有した手袋の製造方法であって、前記手型のポリマー系樹脂が付着される部位には、前記樹脂付着工程にて付着されるポリマー系樹脂から突出する突起部が複数形成されるとともに、当該突起部は手型表面から出没自在とされたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の手袋の製造方法において、前記手型におけるポリマー系樹脂が付着される部位に複数の出没用孔が形成されるとともに、当該出没用孔を介して前記突起部を任意に出没させ得る出没手段を具備したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の手袋の製造方法において、前記出没手段は、前記突起部が複数形成されつつ前記手型内に挿通された可動部材と、作業者が把持可能な把持部を有するとともに当該把持部を回転操作することにより前記可動部材を前記手型内面に対して近接又は離間させて前記突起部を前記出没用孔を介して出没させ得る操作手段と、を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の手袋の製造方法において、前記可動部材が前記手型内面に対して近接し前記突起部が突出した状態で、前記操作手段の回転を規制する固定手段を具備したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の手袋の製造方法において、前記突起部は、前記手型の手の平側に加え、手の甲側にも複数形成されて手型表面から出没自在とされたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、手型に形成された突起部によりポリマー系樹脂の付着時に通気孔を形成することができるので、通気性を確保しつつ少なくとも手の平側における広い範囲に亘って滑り止め用の樹脂を形成することができるとともに、樹脂付着工程時にポリマー系樹脂の付着と同時に通気孔が形成されるので、別途の工程を経ることなく通気孔を形成して作業性を向上させることができる。
加えて、突起部が手型表面から出没自在とされているので、当該突起部を原手の手型への取付時及び取り外し時には没入させ、ポリマー系樹脂の付着時には突出させることにより、原手の脱着時における不用意な引っ掛かりを回避でき、手型への原手の脱着作業を良好とすることができる。
請求項2の発明によれば、出没用孔を介して突起部を任意に出没させ得るので、簡単な構成で確実に突起部を出没動作させることができ、手型への原手の脱着作業を更に良好とすることができる。
請求項3の発明によれば、出没手段が、突起部が形成された可動部材と、該可動部材を動作させて突起部を出没させ得る操作手段とにより構成されるため、可動部材が配設された複数の手型に対して単一の操作手段で共用させることができ、製造コストを低減させることができる。
請求項4の発明によれば、可動部材が手型内面に対して近接し突起部が突出した状態で、固定手段にて操作手段の回転を規制するので、当該突起部が突出した状態を確実に維持させることができ、作業性を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、手型に形成された突起部は、当該手型の手の平側に加え、手の甲側にも複数形成されたので、手の甲にポリマー系樹脂を付着した手袋にも、その樹脂部分に通気孔を形成することができるとともに、手型への原手の脱着作業を良好とすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る手袋は、図1に示すように、縫い加工又は編上げ加工された原手1における手の平側に滑り止め材2が形成されたものである。かかる滑り止め材2は、ポリマー系樹脂(例えば天然ゴム、合成ゴム、プラスチック又はポリウレタン等)から成り、原手1における手の平側の略全域に亘って膜状に形成されている。これにより、手袋を嵌めた者が物を握る際、滑らないようになっている。
また、滑り止め材2には、図1(b)に示すように、原手1の編み目1aの位置に対応した通気孔2aが複数形成されており、手袋の内部が当該通気孔2aを介して外気と連通されている。これにより、手袋を嵌めた者が発汗等した際に、通気孔2aから外部へ逃がすことができ、手袋内部が蒸れてしまうのを抑制できるので、嵌め心地を良好とすることができる。
次に、上記手袋の製造方法について説明する。
まず、図2に示すように、人の手を模した中空状の手型3を用意し、該手型3に原手1を装着する(装着工程)。かかる手型3は、アルミ素材を所望形状に成形して得られた中空状のもので、装着する原手1に基づいて、その大きさや指等の湾曲度合い等が設定されている。また、原手1は、縫い加工又は編上げ加工によりニット状に形成されたもので、編み目1a(図1(b)参照)を有したものである。
更に、手型3の手の平側であって滑り止め材2(ポリマー系樹脂)が付着されるべき部位には、当該手型3の内部と外部とを連通する複数の出没用孔3aが形成されているとともに、手型3の内部には可動部材5と、把持部6が形成されたカム部7(操作手段)とが挿通されている。尚、これら可動部材5、把持部6及びカム部7にて本発明の出没手段が構成されており、後述する突起部4が出没用孔3aを介して任意に出没させ得るようになっている。
可動部材5は、図3に示すように、手型3の手の平部位に略倣った形状とされた板状部材から成り、その表面には先端が尖った形状の突起部4が複数形成されている。かかる突起部4の大きさは、原手1の編み目1aより小さな径とされ、図7に示すように、突起部4が手型3の表面から突出状態で、且つ、当該原手1を手型3に装着した際、編み目1aに突起部4が挿通し得るようになっている。
また、可動部材5は、手型3内面から突設されたロッド8(図2及び図3参照)にて摺動自在に支持されているとともに、このロッド8における手型3内面と可動部材5との間にはリターンスプリング9が配設されている。一方、可動部材5の下側には、把持部6が形成されたカム部7が配設されており、このカム部7の周面(プロフィル面)が当該可動部材5の略中央下面と当接した状態とされている。
把持部6は、手型3より外側まで突出しており、作業者が把持して回転操作することが可能とされている。然るに、把持部6の回転操作前においては、図4に示すように、可動部材5が手型3内面から離間した状態となっており、突起部4が手型3の表面に対して没入した状態とされている。そして、把持部6が回転操作されるに伴いカム部7が回転(1/4回転)すると、図5及び図6に示すように、カムの作用により可動部材5がリターンスプリング9の付勢力に抗して押し上げられ、その表面(突起部4が形成された面)が手型3内面に対して近接して、突起部4が手型3の表面から突出した状態とされる。
尚、更に把持部6を回転操作してカム部7を回転(図5の状態から更に1/4回転)させると、カムの作用による押し上げ力が解除され、可動部材5がリターンスプリング9の付勢力及び自重にて元の位置(図3及び図4で示す位置)まで戻るようになっている。即ち、把持部6を回転操作することにより、突起部4が出没用孔3aを介して手型3表面から任意に出没自在となっているのである。
しかして、手型3に原手1を装着させる装着工程においては、カム部7は図4で示す状態とされており、突起部4が出没用孔3a内に没入した状態(図2の状態)とされている。そして、上記の如き手型3に原手1を装着した後、作業者が把持部6を把持しつつ回転操作してカム部7を1/4回転させることにより、突起部4を手型3の表面から突出させ、その状態にて原手1の手の平側に溶融状態のポリマー系樹脂を付着する(樹脂付着工程)。
かかる樹脂の付着作業は、例えば溶融状態のポリマー系樹脂を所定の槽内に収容しておき、原手1の手の平側を所定時間漬けて含浸させる方法(ディッピング方式)、或いは溶融樹脂を原手1の手の平側に垂らして染み込ませる方法(シャワー方式)等種々の汎用技術を採用することができる。尚、ポリマー系樹脂の溶融状態は、原手1に塗布し得る状態であれば足り、ゾル状であってもゲル状であってもよい。
このとき、図7に示すように、手型3の表面から突出した突起部4の頂部4aは、原手1の編み目1aを挿通しつつ、樹脂膜(その後の乾燥を経て滑り止め材2となる膜)よりも僅かに突出している。即ち、樹脂付着工程で得られた樹脂膜は、微小凸部4の頂部4aより低い位置に形成されていおり、この状態において、付着された樹脂を乾燥して固化させる(乾燥工程)。乾燥固化した樹脂が本実施形態における滑り止め材2として機能することとなる。ここで、乾燥工程において、使用した溶融状態のポリマー系樹脂が熱硬化性樹脂の場合は、加熱してカロリーを加えることにより固化させ、それ以外の樹脂の場合は、促進剤等を加えて固化させてもよい。
上記の如き乾燥工程後、再び作業者が把持部6を把持しつつ回転操作してカム部7を更に1/4回転させることにより、突起部4を手型3の出没用孔3a内に没入させる。その状態にて手型3から原手1を取り外し(離型工程)、一連の製造工程が終了するのであるが、得られた手袋には、その滑り止め材2に微小凸部4の成形跡として通気孔2aが複数形成されている。従って、本実施形態の如く手の平側における広い範囲に亘って滑り止め材2を形成しても通気性を確保することができるとともに、樹脂付着工程時にポリマー系樹脂の付着と同時に通気孔2aが形成されるので、別途の工程を経ることなく通気孔を形成して作業性を向上させることができる。
また、手型3の表面に対して突起部4が出没自在とされ、当該突起部4を原手1の手型3への取付時(装着工程)及び取り外し時(離型工程)には没入させ、ポリマー系樹脂の付着時(樹脂付着工程)には突出させることにより、原手1の脱着時における不用意な引っ掛かりを回避でき、手型3への原手1の脱着作業を良好とすることができる。更に、付着させるポリマー系樹脂に応じて、カム部7のプロフィル面や突起部4の突出を変更することで、樹脂付着工程における通気孔2aの形成をより確実に行わせることができる。尚、突起部4の径を調整する(可動部材5の交換を伴う)ことで、形成される通気孔2aを任意の大きさとすることができる。
また更に、本実施形態によれば、出没用孔3aを介して突起部4を任意に出没させ得るので、簡単な構成で確実に突起部4を出没動作させることができ、手型3への原手1の脱着作業を更に良好とすることができる。加えて、突起部4を手型3の表面から出没させるための出没手段が、可動部材5と、把持部6が形成されたカム部7(操作手段)とにより構成されるため、可動部材5が配設された複数の手型3に対して単一の操作手段で共用させることができ、製造コストを低減させることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図8及び図9に示すように、手型3の開口側縁部に切欠き3bを形成するとともに、該切欠き3bに嵌合可能な固定棒11を具備させるようにしてもよい。尚、これら切欠き3b及び固定棒11は、本発明の固定手段を構成するものであり、当該固定手段により、可動部材5が手型3内面に対して近接し突起部4が出没用孔3aから突出した状態で、操作手段(カム部7)の回転を規制することができる。
具体的には、固定棒11は、把持部6の径方向に貫通して固定されることにより当該把持部6と一体化される一方、ボルトBを介して固定板10を手型3の開口側縁部に固定させ、該固定板10と固定棒11との間にコイルバネ12を介在させる。これにより、固定棒11は、常時、手型3側に付勢されるので、カム部7及び把持部6が手型3内から抜けてしまうのを回避することができる。
また、可動部材5が手型3内面に対して近接し突起部4が出没用孔3aから突出した状態で、固定棒11が切欠き3bに嵌合することにより、操作手段(カム部7)の回転を規制することができる。従って、突起部4が突出した状態を確実に維持させることができ、作業性を向上させることができる。然るに、コイルバネ12の付勢力に抗して把持部6を手前(図9中左側)に移動させれば固定棒11が切欠き3bから離間するので、その状態にて把持部6を左右何れかの方向に回転させれば、固定手段によるカム部7の回動の固定が解除され、且つ、カムの作用により可動部材5が手型3内面に対して離間して突起部4が出没用孔3aに没入した状態となる。
尚、同図中符号6aは、把持部6の先端側に形成された凸状部を示しており、かかる凸状部6aにより把持部6の握りを良好とするとともに、これを目印としてカム部7の状態(可動部材5が手型3内面に近接して突起部4が突出した状態であるのか、或いは可動部材5が手型3内面から離間して突起部4が没入した状態であるのか)を容易に把握させることができる。
ところで、突起部4は、図7で示す形状のものとしているが、例えば図10に示すように、突端が尖りつつ可動部材5に亘って直線状の周面を有する突起部4’としてもよい。この場合、略円錐状の突起部4に比べ根本側(可動部材5側)の径を小さくすることができるので、原手1を手型3に装着させて突起部4’を出没用孔3aから突出させた際、原手1の編み目1aに突起部が引っ掛かって盛り上がってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態においては、原手1の手の平側のみに滑り止め材2を形成しているが、原手1の手の平側の滑り止め材2の形成に加え、手の甲側にも滑り止め材2を形成するようにしてもよい。この場合、手型3の手の甲側にも複数の突起部4が形成された可動部材5を配設しておき、把持部6を回転操作してカム部7を回転させると、手の平側及び手の甲側の両方の突起部4が同時に突出するよう構成するのが好ましい。
また、突起部4は手型3の表面から出没自在とされていれば足り、本実施形態の如くカムの作用による突起部4の出没動作の他、エアシリンダやオイルシリンダによる出没動作、或いはモータ等電動の駆動源による出没動作としてもよい。尚、乾燥工程後において、乾燥固化して形成された滑り止め材2の表面に、より滑り止め効果を発揮し得る凹凸形状などを形成するようにしてもよい。この場合、凹凸形状は、型で付与しても薬剤等で滑り止め材2の表面を溶かして付与してもよく、全体として意匠として機能する模様、文字や記号等となるよう付与してもよい。また更に、手型3の突起部4を所定位置に造り込み、形成された通気孔2aが点で描かれた所定のデザインや文字等に見えるようにして意匠性を向上させるようにしてもよい。
手型のポリマー系樹脂が付着される部位には、樹脂付着工程にて付着されるポリマー系樹脂から突出する突起部が複数形成されるとともに、当該突起部は手型表面から出没自在とされた手袋の製造方法であれば、外観形状が異なる手型や他の機能が付加された手型等を用いた方法等であってもよい。
本発明の実施形態に係る手袋を示す(a)全体模式図(b)同手袋を微視的に見た断面模式図 同手袋の製造方法で使用される手型(突起部が没入状態)を示す全体模式図 同手型内に挿通される可動部材を示す模式図 同手型と可動部材との位置関係を示すものであって、突起部が出没用孔内に没入した状態を示す模式図 同手型と可動部材との位置関係を示すものであって、突起部が出没用孔を介して手型表面から突出した状態を示す模式図 同手袋の製造方法で使用される手型(突起部が突出状態)を示す全体模式図 同手型に装着された原手に樹脂を塗布した状態を微視的に見た断面模式図 本発明の他の実施形態に係る手袋の製造方法で使用される手型を示す模式図 同他の実施形態で使用される手型の内部を示す断面図 本発明の更に他の実施形態に係る手袋の製造方法で使用される手型における突起部を示す断面模式図
符号の説明
1 原手
1a 編み目
2 滑り止め材
2a 通気孔
3 手型
3a 出没用孔
4 突起部
5 可動部材
6 把持部
7 カム部(操作手段)
8 ロッド
9 リターンスプリング
10 固定板
11 固定棒(固定手段)
12 コイルバネ

Claims (5)

  1. 人の手を模した手型に縫い加工又は編上げ加工された原手を装着する装着工程と、
    前記手型に装着された原手の少なくとも手の平側に溶融状態のポリマー系樹脂を付着する樹脂付着工程と、
    該樹脂付着工程で付着された樹脂を乾燥固化する乾燥工程と、
    手型から原手を取り外す離型工程と、
    を有した手袋の製造方法であって、
    前記手型のポリマー系樹脂が付着される部位には、前記樹脂付着工程にて付着されるポリマー系樹脂から突出する突起部が複数形成されるとともに、当該突起部は手型表面から出没自在とされたことを特徴とする手袋の製造方法。
  2. 前記手型におけるポリマー系樹脂が付着される部位に複数の出没用孔が形成されるとともに、当該出没用孔を介して前記突起部を任意に出没させ得る出没手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の手袋の製造方法。
  3. 前記出没手段は、前記突起部が複数形成されつつ前記手型内に挿通された可動部材と、作業者が把持可能な把持部を有するとともに当該把持部を回転操作することにより前記可動部材を前記手型内面に対して近接又は離間させて前記突起部を前記出没用孔を介して出没させ得る操作手段と、を有することを特徴とする請求項2記載の手袋の製造方法。
  4. 前記可動部材が前記手型内面に対して近接し前記突起部が突出した状態で、前記操作手段の回転を規制する固定手段を具備したことを特徴とする請求項3記載の手袋の製造方法。
  5. 前記突起部は、前記手型の手の平側に加え、手の甲側にも複数形成されて手型表面から出没自在とされたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の手袋の製造方法。
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