JP2007084774A - 吸水性樹脂およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンパク質の吸着を抑制し、工業的に容易に製造可能な、血液を吸収する吸水性樹脂を提供する。
【解決手段】水溶性重合性モノマーの重合前に、タンパク質吸着抑制効果を備えた非イオン性両親媒性高分子を水溶性重合性モノマー水溶液に混合することで、前記水溶性重合性モノマーの重合体および前記非イオン性両親媒性高分子を含有する吸水性樹脂を得る。得られた吸収性樹脂において、前記水溶性重合性モノマーの重合体および前記非イオン性両親媒性高分子は、セミ相互侵入高分子網目構造を採る。吸水性樹脂の表面は、タンパク質吸着を防ぐのに十分な長さの運動性のある両親媒性高分子鎖を有する。吸水性樹脂の内部は、水溶性重合性重合体と両親媒性高分子の混合物となっている。
【選択図】なし

Description

本発明は、吸水性樹脂およびその製造方法に関する。
紙おむつや生理用ナプキンなどの衛生用品では、吸水性樹脂として、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム(以下「PAANa」と略記する)から成るゲルが主に使用されている。乾燥体としてのPAANaゲルは、自重の数十〜数百倍の純水を含んで膨潤することができ、生理食塩水や尿に対しても約20〜60倍膨潤することができる。
実際の衛生用品の吸収体はゲルのみから構成されているわけではなく、粉砕したパルプとPAANaゲルの乾燥体との混合体が吸収体として用いられている。吸収体をこのような混合体とすることによって、尿や経血が漏れにくい衛生用品が製造できるようになった。例えば、生理用ナプキンの場合、日本国内では紙おむつに2年先がけて1978年に初めて吸水性樹脂が利用されており、これによって経血処理が大幅に改善され、女性の社会進出に大きく貢献した。
しかしながら、生理用ナプキンに使用されている吸水性樹脂は、30年近く経過した現在でもまだ生理用ナプキンでの使用に適したものであるとは言い難い。その理由としては、生理用ナプキンに使用されている吸水性樹脂は、紙おむつ用に開発された尿吸収用の吸水性樹脂が転用されたものであるため、血液に対しての吸収性が著しく低いことが挙げられる。生理用ナプキンの吸収対象物である経血は、多くの無機物・有機物が含まれている粘性の高い液体である。こうした経血を吸水性樹脂に吸収させようとした場合、高イオン濃度であることや高い粘性によって吸水性樹脂の吸収力が低下してしまう。さらに、吸水性樹脂が一度血液に触れてしまうと、そのまま凝集して2回目の吸収が妨げられてしまうなどの問題もある。
このような理由により、生理用ナプキンの吸収体への吸水性樹脂の使用量は極めて少なくせざるを得ず、経血の吸収は主に吸収体の中の粉砕パルプによって担われている。しかしながら、粉砕パルプ自体は経血を保持する能力は高くなく、加圧によって離血してしまうという問題がある。このように、現状では生理用ナプキンの最も基本的な性質である漏れ防止の機能は不十分である。
また、消費者は、薄くて吸収力が優れた製品を求めているが、製造者は、経血吸収に優れた吸水性樹脂が無いため、かさ張る粉砕パルプを吸収体に使用せざるを得ない。このように、経血吸収に優れた吸水性樹脂が無いことが、生理用ナプキンを薄型化する上での制限要因となっている。
このように、吸水性樹脂の経血吸収性を改善することができれば、経血の出戻りをより簡便な方法で解決できるばかりか、吸収体に使用する粉砕パルプの量を減らし、生理用ナプキンの薄型化につなげることができる。もし薄型化が可能となれば、使用者の感じるゴワツキや下着の上からラインが透けてしまうなどの問題を解決することができる。また、輸送や保管の観点からは省スペース化が図れるために大きなメリットがある。
このようなことから、吸水性樹脂の経血吸収性を高めるために様々な方法が試みられている。例えば、特許文献1では、吸水性樹脂粒子の表面を反応性親水性化合物(例えば、分子量200〜3000のポリエチレングリコール(以下「PEG」と略記する))で修飾することによって、血液へのぬれ性とウィッキング性が向上することが報告されている。また、特許文献2では、吸水性樹脂を酢酸塩などの低分子添加剤と混合することで、低分子添加剤が吸水性樹脂粒子間に介在して粒子同士の接触を防ぎ、血液中でのゲルブロッキングを抑制することによって吸収性を改善している。他にも、組成が異なる吸水性樹脂の利用、多孔質化、繊維状高吸水性ポリマーの利用、などによって吸収力を多少改善することができると報告されている。
また、上記特許文献とは別に、非特許文献1および非特許文献2において、PEGが素材表面へのタンパク質吸着抑制能を有することが報告されている。
特表平09−509343号公報 米国再発行特許発明第33839号明細書 E. Osterberg, K. Bergstrom, K. Holmberg, T. P. Schuman, J. A. Riggs, N. L. Burns, J. M. Van Alstin, J. M. Harris, J. Biomed. Mater. Res., 29, 741, 1995 J. H. Lee, H. B. Lee, L. D. Andrade, Prog. Polym. Sci., 20, 1043, 1995
しかしながら、特許文献1の手法においては、液体と表面の接触角などで表される親疎水性を制御することを目的に行われており、吸水性樹脂表面へのタンパク質の吸着抑制による吸収力の著しい低下を回避するためには最適な構成とはなっておらず、経血の吸収性が高くないという問題がある。また、一度目の経血吸収でタンパク質が表面に吸着し凝集してしまうことから、2回目には少量の経血であっても吸収しにくいという問題もある。
経血には、多くの無機物・有機物だけでなく、タンパク質が約5〜7%含まれている。こうした経血を吸水性樹脂に吸収させようとすると、タンパク質が吸水性樹脂の表面へ吸着することによって吸収力が著しく低下してしまう。これは、吸水性樹脂の表面をタンパク質が覆ってしまうことによって、液体成分が樹脂内部へ浸透することができなくなってしまうためである。さらに、タンパク質の吸着によって吸水性樹脂粒子の凝集も生じてしまう。その結果、ゲルブロッキング現象が起きてしまい、吸収力はより低下することになる。このように、吸水性樹脂による経血の吸収を考えるとき、タンパク質の吸着が生じないようにする必要がある。
また、従来の手法においては、実用化にも問題がある。
例えば、特許文献1の方法では、PEGまたはPEG誘導体を吸水性樹脂の重合後に添加することによって表面に共有結合させている。このように化学反応を用いた系では、高分子の分子鎖が長いほどその分子の化学反応性が低くなるということが知られている。これは、高分子では、一般的に分子総量に対して分子内の反応部位の存在比率が極めて低いうえ、当該分子がランダムコイル構造を取るために、反応部位が分子表面に出ることは極めて少ないためである。このため、高分子では、分子量が増加すればするほど反応速度が著しく遅くなってしまう。その一方で、高分子の分子量が小さい場合、タンパク質吸着抑制効果は顕著なものとならない。したがって、上記方法を用いる場合、十分なタンパク質吸着抑制効果を備えた(すなわち分子量が大きい)PEGで吸水性樹脂を修飾するためには、十分な反応率を得るために温度を上げる、または、時間を著しく長く要するなどの工夫が必要であり、実用化する上で問題となる。さらに、未反応物の除去を行う必要がある点でも、実用化する上で問題となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、タンパク質の吸着を抑制し、工業的に容易に製造可能な、血液を吸収する吸水性樹脂を提供することを目的とする。
本発明に係る吸水性樹脂は、水溶性重合性モノマーの重合体と、非イオン性両親媒性高分子とを含有する吸水性樹脂であって、前記水溶性重合性モノマーの重合前に、前記非イオン性両親媒性高分子を前記水溶性重合性モノマー水溶液に混合することで、前記水溶性重合性モノマーの重合体および前記非イオン性両親媒性高分子が、セミ相互侵入高分子網目構造を形成する構成を採る。
本発明に係る吸水性樹脂の製造方法は、水溶性重合性モノマーの重合前に、非イオン性両親媒性高分子を水溶性重合性モノマー水溶液に混合する混合工程と、前記混合工程で得られた混合液中の前記水溶性重合性モノマーを重合させ、前記水溶性重合性モノマーの重合体および前記非イオン性両親媒性高分子にセミ相互侵入高分子網目構造を形成させる重合工程と、を有するようにした。
本発明によれば、タンパク質の吸着を抑制し、工業的に容易に製造可能な、血液を吸収する吸水性樹脂を提供できる。
本発明に係る吸水性樹脂は、タンパク質吸着抑制効果を備えた両親媒性高分子を含有する、水溶性重合性モノマーから成る重合体であることを特徴とする。
また、本発明に係る吸水性樹脂は、水溶性重合性モノマーの重合前に両親媒性高分子を水溶性重合性モノマー水溶液に混合するだけで得られる。これら二種類の物質を混合した後に重合することで、これら二種類の物質から成るセミ相互侵入高分子網目(semi-interpenetrated polymer networks)構造が形成され、結果として両親媒性高分子が水溶性重合性モノマーから成る重合体に物理的に固定されることになる。この方法を用いれば、両親媒性高分子を含有しない通常の吸水性樹脂の製造法と比較しても、加温処理などの特別な工程が必要ないため、通常の吸水性樹脂と同じように本発明に係る吸水性樹脂を容易に製造することができる。
すなわち、吸水性樹脂を水溶液重合によって作製する場合、水溶性重合性モノマーは、重合工程、脱水工程、粉砕工程、表面架橋処理工程、乾燥工程、の各工程を経て吸水性樹脂となるが、本発明では両親媒性高分子を重合工程の直前で加える。逆相懸濁重合によって吸水性樹脂を作成する場合でも同様に、両親媒性高分子を重合工程の直前で加える。このように作製することによって、ゲルブロッキング回避のために多くの吸水性樹脂に対して行われている表面架橋処理工程が不要となるという利点もある。
具体的には、まず水溶性重合性モノマーの水溶液に、モノマーに対する重量として0.1〜100w%の両親媒性高分子をあらかじめ溶解し、得られた両親媒性高分子を含む水溶性重合性モノマー水溶液にさらに架橋剤および開始剤を加えた後、熱重合を行う。得られたゲルを加熱乾燥した後、物理的に粉砕することによって、粒径が100〜2000μmである吸水性樹脂微粒子を得る。また水溶性重合性モノマーを、これを溶解しない非水系有機溶媒中で高速攪拌することにより懸濁させ、加熱することによって重合させる逆相懸濁重合法や、水溶性重合性モノマー由来のポリマー水溶液を、あとから架橋剤を用いて架橋するポリマー架橋法などが挙げられるが、本発明に利用する吸水性樹脂は、いずれの方法によるものであってもよい。
水溶性重合性モノマーの重合体は、市販の衛生用品に使用されているものであれば特に限定されない。例えば、アクリル酸ナトリウム(以下「AANa」と略記する。)モノマーを用い、これを架橋剤、重合開始剤とともにラジカル重合することによりゲル化したポリアクリル酸ナトリウム(以下「PAANa」という)ゲルの乾燥体が挙げられる。他にもデンプン−アクリロニトリル共重合体の加水分解物やビニルエステルと不飽和カルボン酸またはその誘導体との共重合体のケン化物、デンプン−アクリル酸(または塩)のグラフト共重合架橋体、アクリル酸(塩)とスルホン酸(塩)含有モノマーとの共重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合架橋体、カルボキシメチルセルロース誘導体の架橋物の乾燥体が、本発明における吸水性樹脂として使用できる。
両親媒性高分子は、吸水性樹脂表面の親疎水性改質効果だけでなく、タンパク質吸着抑制効果があるものを用いる。ここで用いる両親媒性高分子は、吸水性樹脂の疎水性領域同士の結合を防ぐために親水性領域があること、水溶液中でポリアニオンもしくはポリカチオンあるいは両方の性質を持って存在するタンパク質との静電的相互作用による吸着を回避するためにイオン性ではないこと、吸水性樹脂表面を柔毛状にすることによって、および高分子鎖の運動性によってタンパク質が物理的に吸着しにくくするために自由末端鎖を持った十分な長さの鎖状高分子であること、の3つを満たす物質であれば特に限定されない。好ましくは、アルキレン基の炭素数が2から4のポリアルキレンオキサイドであるポリエチレングリコール(炭素数2、以下「PEG」と略記する)、ポリプロピレングリコール(炭素数3、以下「PPG」と略記する)、ポリブチレングリコール(炭素数4、以下「PBG」と略記する)、ポリオキシエチレンオキシプロピレングリコール、およびポリオキシエチレンオキシブチレングリコールならびにそれらの誘導体が挙げられる。これらのポリアルキレンオキサイド類は、生体適合性が高いうえ、タンパク質の吸着阻害能も高いと考えられる。
ここで、加える両親媒性高分子の分子量は、拡散性・水溶液の粘度の観点から、1000〜500000であることが好ましく、より好ましくは2000〜100000、さらに好ましくは3000〜75000、最も好ましくは4000〜50000である。この分子量の両親媒性高分子を用いることによって、その他に特別な添加剤を使用しなくとも、吸水性樹脂の内部および表面に両親媒性高分子を物理的に絡み合わせることができるため、簡便に目的の吸水性樹脂を得ることができる。添加する両親媒性高分子の分子量が小さすぎる場合には吸水性樹脂のゲル網目内を拡散してしまいタンパク質の表面吸着抑制効果が低くなり、また、大きすぎる場合には重合時の反応液粘度が高くなってしまうために適切な合成に至らないことがある。どの分子量を使用すれば良いかは、両親媒性高分子の添加量および水溶性重合性モノマーの調製条件などにより最適値が決まる。
また、両親媒性高分子の添加量は、少ない場合にはタンパク質の表面吸着抑制力が低くなるが、多い場合には吸水性樹脂の液体吸収力が損なわれるため、やはり最適値があり、これも上記同様、重合時の条件によって決定される。両親媒性高分子の添加量は、モノマーに対する重量として0.1w%以上が好ましく、より好ましくは1w%以上、さらに好ましくは2w%以上、特に好ましくは15w%以上、最も好ましくは20w%以上であり、また、100w%以下が好ましく、さらに好ましくは95w%以下、最も好ましくは90w%以下である。この範囲にあれば、タンパク質の表面吸着を抑制し、経血の吸収量を多くすることができる。
上記方法によって作製される両親媒性高分子含有吸水性樹脂は、水溶性重合性モノマーの重合体と非イオン性両親媒性高分子とを主な構成成分とするゲル状重合体の乾燥体であり、吸水性樹脂の表面にはタンパク質吸着を防ぐのに十分な長さの運動性のある両親媒性高分子鎖を有しており、吸水性樹脂の内部には水溶性重合性モノマーの重合体と両親媒性高分子の混合物となっている。
本発明に係る吸水性樹脂は、血球やタンパク質成分の樹脂表面への吸着、および樹脂同士の吸着が抑えられるため、血液によるゲルブロッキングが極めて少ない。このことにより、従来の手法による吸水性樹脂と比較して大量の血液を吸収できる。さらに、複数回の血液吸収、すなわち、繰り返し吸収も可能となる。
また、本発明に係る吸水性樹脂は、水溶性重合性モノマーの重合時に両親媒性高分子水溶液を添加するだけで良いため、既存の製造工程および製造装置を一部改良することで容易に製造できる。
さらに、本発明に係る吸水性樹脂を生理用ナプキンの吸収体に使用した場合、吸水性樹脂の吸水力を補うために用いられている粉砕パルプの使用量を抑えることができる。また、従来の生理用ナプキンと同様、血液の吸収時に拡散性の低分子など生じることが無いため、かぶれなどが生じる可能性は低い。
本発明に係る吸水性樹脂の血液吸収効果を実証するため、以下に実施例を示す。なお、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1では、本発明に係る吸水性樹脂について、馬血吸収性測定および馬血再吸収性測定を行った。図1は、実施例1の結果をまとめたものである。以下、各データについて詳細に説明する。
(吸水性樹脂1)
(1)AANa水溶液の調製
2Lのガラス製ビーカーに4MのAANa水溶液を1L注ぎ、氷水を入れたウォーターバスにこのビーカーをセットした。溶液の温度を30℃以下に維持しながら、4M水酸化ナトリウム水溶液をpHが中性(中和度100%)となるまで攪拌しながら加え、2MのAANa水溶液を調製した。
(2)AANa水溶液への架橋剤の混合
2MのAANa水溶液25mLをガラス製のスクリュー管瓶に入れ、架橋剤としてN,N−メチレンビスアクリルアミドをAANaに対して0.1mol%となるように加え、溶解させた。
(3)PEG水溶液の混合
ユニット換算で等モル濃度(2M)に調整した分子量6000(重量平均分子量7300〜9300)のPEGを溶解したPEG水溶液を(2)で得られたAANa水溶液に25mL加えて攪拌した。次に混合溶液を攪拌しながら、ガラス製のキャピラリー管を用いて純度99.99%のアルゴンガスを20分導入し、その後AANaに対して0.5mol%となるように過硫酸カリウムを開始剤として加え、溶解させた。
(4)重合
混合液の入ったスクリュー管瓶を、60℃の常圧オーブンに12時間入れ、熱重合によりゲル化させた。得られたPEG含有PAANaゲルは、PAANaに対するPEGの含有率が48w%である。得られたPEG含有PAANaゲルをゲルの体積の10倍量以上の純水に入れ、3時間おきに2日間純水を交換することによって未反応物を除去した。
(5)乾燥
未反応物を除去したゲルを10mm以下の塊に崩した後、60℃の乾燥オーブンで72時間静置し、乾燥樹脂を得た。
(6)粉砕
24枚刃ステンレス製ローターおよび3.0mmの粉砕フィルター(スクリーン)を取り付けた超遠心粉砕機(三田村理研工業株式会社製)に、得られた乾燥樹脂を少量ずつ加えてこれを粉砕した。得られた乾燥粉体をメッシュサイズが850μmおよび250μmの二種類の篩に通し、メッシュサイズ250μmの篩上に残された粉体を粒径250〜850μmの乾燥樹脂として回収した。
(7)膨潤度測定:ティーバッグ法
JIS規格(JIS K 7100)を一部変更して、次のように測定した。(6)で得られた乾燥樹脂0.4g(±0.05g:Wdry)を、目開き57μm(255メッシュ)、大きさ縦200mm×横100mm(うち左右5mmずつはヒートシール)のナイロン製の織物であるティーバッグに入れ、空のティーバックと共に生理食塩水(0.9w%の食塩水)150mLの入った200mLビーカーに漬けた。4時間後、生理食塩水により膨潤したゲルの入ったティーバックと空のティーバックを取り出し、脱水機にかけて余分な水分を除き、個別に秤量した(Wswell=ゲルの入ったティーバック−空のティーバック)。ゲルの生理食塩水に対する膨潤度qをWswell/Wdryとして算出し、3回の測定結果の平均値を測定値とした。この場合、得られた膨潤度は13であった。
(8)馬血吸収性測定
月経血の代替物として馬の血液を用い、PEG含有吸水性樹脂の馬血吸収特性について調べた。内径3.5cmのポリプロピレン製円筒形容器の底に乾燥樹脂0.4gを均一に敷きつめ、馬血2mLを滴下した直後にガラス棒でよくかき混ぜ、完全に馬血が吸収されるまでに要した時間を計測した。馬血吸収性測定では、3分以内に馬血を全て吸収することが血液吸収を目的とした吸水性樹脂として好ましい。吸水性樹脂1は、120秒で吸収した。
(9)馬血再吸収性測定
その後、さらに馬血2mLを加え、同様にかき混ぜて馬血が吸収される様子を観察した。馬血再吸収性測定では、馬血は必ずしも完全に吸収されなくても良いが、樹脂同士の凝集が起こらないことが血液吸収を目的とした吸水性樹脂として好ましい。吸水性樹脂1では、7分後に80%を吸収し、8分後に測定を中止した際には90%吸収していた。また、樹脂同士の凝集は見られず、馬血を吸収した樹脂は一粒ずつ完全に分離することができた。
(吸水性樹脂2)
AANaを吸水性樹脂1の2倍濃度で重合し(モル濃度にして4Mに相当)、架橋剤は3/400の量に減らした。さらに、PEGの含有率は17w%とした。熱重合条件は吸水性樹脂1と同じである。得られた重合体は、純水による未反応物除去の処理を行なわず、そのまま10mm以下に細かくし、ホットプレート(アズワン株式会社製:型式NA−1)上にテフロン(登録商標)シートを介して重合体を敷き詰め、設定温度120℃で24時間乾燥処理を施した。次いで吸水性樹脂1と同様の方法でこれを粉砕し、乾燥樹脂粉体を得た。膨潤度測定(7)の結果は13であり、馬血吸収性測定(8)では120秒で完全に吸収、馬血再吸収性測定(9)では6分20秒で50%、8分で90%吸収し、樹脂同士の凝集は見られなかった。
(比較例1)
PEGを加えずに重合したこと以外は吸水性樹脂1と同様の方法で乾燥樹脂を得た。膨潤度測定(7)の結果は17であり、馬血吸収性測定(8)の結果は180秒以内には吸収できなかった。馬血再吸収性測定(9)も試みたが、5分後でもほとんど吸収が見られなかった。一回目の馬血滴下後に樹脂同士の凝集による塊(ママコ)が生じた。
(比較例2)
PEGを加えずに重合した以外は吸水性樹脂2と同様に乾燥樹脂を得た。膨潤度測定(7)の結果は35であり、馬血吸収性測定(8)および馬血再吸収性測定(9)の結果は、比較例1と同様であった。
本発明に係る吸水性樹脂1および吸水性樹脂2は、馬血2mLを120秒で吸収し、さらに2mLの馬血を加えても、血液凝固によって吸収力が低下することなく血液を吸収することができた。また、吸水性樹脂1および吸水性樹脂2では樹脂間の凝集(ママコ)も生じなかった。
一方、PEGを全く含有しない比較例1および比較例2の吸水性樹脂は、血液をほとんど吸収しなかっただけではなく、樹脂同士で凝集してしまった。
実施例2では、本発明に係る吸水性樹脂について、静置状態で馬血吸収性測定および馬血再吸収性測定を行った。実施例1と実施例2では、以下の点について実験方法が異なっている。
まず、AANa水溶液の調製(1)において、水酸化ナトリウム水溶液による中和の程度を二段階(中和度58%および100%)に振った。次に、膨潤度測定(7)は行わなかった。また、馬血吸収性測定(8)および馬血再吸収性測定(9)では、馬血を加えた後にガラス棒で樹脂をかき混ぜなかった。
図2は、実施例2の結果をまとめたものである。以下、各データについて詳細に説明する。
(吸水性樹脂3)
PEGの含有率を5w%にした以外は実施例1の吸水性樹脂2と同様の方法で乾燥樹脂を得た。この場合、PEGの分子量は6000(重量平均分子量7300〜9300)、中和度は100%である。馬血吸収性測定(8)は170秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に55%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られず、馬血を吸収した樹脂は一粒ずつ完全に分離することができた。
(吸水性樹脂4)
中和度を58%にした以外は吸水性樹脂3と同様の方法で乾燥樹脂を得た。馬血吸収性測定(8)は145秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に66%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂5)
PEGの含有率を10w%にした以外は吸水性樹脂3と同様の方法で乾燥樹脂を得た。この場合、中和度は100%である。馬血吸収性測定(8)は180秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に54%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂6)
中和度を58%にした以外は吸水性樹脂5と同様の方法で乾燥樹脂を得た。馬血吸収性測定(8)は150秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に62%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂7)
PEGの含有率を20w%にした以外は吸水性樹脂3と同様の方法で乾燥樹脂を得た。この場合、中和度は100%である。馬血吸収性測定(8)は130秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に69%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂8)
中和度を58%にした以外は吸水性樹脂7と同様の方法で乾燥樹脂を得た。馬血吸収性測定(8)は150秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に69%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂9)
PEGの含有率を30w%にした以外は吸水性樹脂3と同様の方法で乾燥樹脂を得た。この場合、中和度は100%である。馬血吸収性測定(8)は150秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に77%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂10)
中和度を58%にした以外は吸水性樹脂9と同様の方法で乾燥樹脂を得た。馬血吸収性測定(8)は120秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に73%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂11)
PEGの分子量を20000(重量平均分子量15000〜25000)にした以外は吸水性樹脂3と同様の方法で乾燥樹脂を得た。この場合、PEGの含有率は5w%、中和度は100%である。馬血吸収性測定(8)は180秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に43%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂12)
中和度を58%にした以外は吸水性樹脂11と同様の方法で乾燥樹脂を得た。馬血吸収性測定(8)は100秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に70%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂13)
PEGの含有率を10w%にした以外は吸水性樹脂11と同様の方法で乾燥樹脂を得た。この場合、中和度は100%である。馬血吸収性測定(8)は180秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に60%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂14)
中和度を58%にした以外は吸水性樹脂13と同様の方法で乾燥樹脂を得た。馬血吸収性測定(8)は120秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に66%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂15)
PEGの含有率を20w%にした以外は吸水性樹脂11と同様の方法で乾燥樹脂を得た。この場合、中和度は100%である。馬血吸収性測定(8)は170秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に69%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂16)
中和度を58%にした以外は吸水性樹脂15と同様の方法で乾燥樹脂を得た。馬血吸収性測定(8)は150秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に73%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂17)
PEGの含有率を28w%にした以外は吸水性樹脂11と同様の方法で乾燥樹脂を得た。この場合、中和度は100%である。馬血吸収性測定(8)は150秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に77%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂18)
中和度を58%にした以外は吸水性樹脂17と同様の方法で乾燥樹脂を得た。馬血吸収性測定(8)は120秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に62%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂19)
PEGの分子量を500000(重量平均分子量300000〜500000)にし、PEGの含有率を1w%にした以外は吸水性樹脂11と同様の方法で乾燥樹脂を得た。この場合、中和度は100%である。馬血吸収性測定(8)は150秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に67%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂20)
中和度を58%にした以外は吸水性樹脂19と同様の方法で乾燥樹脂を得た。馬血吸収性測定(8)は120秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に79%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂21)
PEGの含有率を3.3w%にした以外は吸水性樹脂19と同様の方法で乾燥樹脂を得た。この場合、中和度は100%である。馬血吸収性測定(8)は170秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に63%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(吸水性樹脂22)
中和度を58%にした以外は吸水性樹脂21と同様の方法で乾燥樹脂を得た。馬血吸収性測定(8)は150秒後に完全に吸収した。馬血再吸収性測定(9)では8分後に75%の吸収が見られた。樹脂同士の凝集は見られなかった。
(比較例3)
PEGを加えずに重合したこと以外は吸水性樹脂4と同様の方法で乾燥樹脂を得た。馬血吸収性測定(8)では、5分後でも馬血は完全には吸収されなかった。馬血再吸収性測定(9)も試みたが、8分後でもほとんど吸収が見られなかった。また、一回目の馬血滴下後に樹脂同士の凝集による塊(ママコ)が生じた。
本発明に係る吸水性樹脂3〜22は、馬血2mLを180秒以内で吸収し、さらに2mLの馬血を加えても、血液凝固によって吸収力が低下することなく血液を吸収することができた。また、吸水性樹脂3〜22では樹脂間の凝集(ママコ)も生じなかった。
一方、PEGを全く含有しない比較例3の吸水性樹脂は、血液の吸収速度が遅かっただけではなく、樹脂同士で凝集してしまった。
上記の通り、本発明に係る吸水性樹脂は、従来の手法による吸水性樹脂に比べて血液の吸収力が高いうえ、血液を吸収させても樹脂同士の凝集が生じないことが確かめられた。また、一度目の血液吸収を終えた後、再び血液を加えても再吸収することも確認できた。
本発明に係る吸水性樹脂は、生理用ナプキンの吸収体に用いることで、経血吸収性を高めることができる。また、吸水性樹脂の吸収力を補うために用いられている粉砕パルプの使用量を抑えることができる。これによって、生理用ナプキンを薄型化でき、使用者の違和感を軽減でき、それだけでなく、パック製品自体の小型化や運送コストの抑制が可能となる。
実施例1の実験結果をまとめた表 実施例2の実験結果をまとめた表

Claims (6)

  1. 水溶性重合性モノマーの重合体と、非イオン性両親媒性高分子とを含有する吸水性樹脂であって、
    前記水溶性重合性モノマーの重合前に、前記非イオン性両親媒性高分子を前記水溶性重合性モノマー水溶液に混合することで、前記水溶性重合性モノマーの重合体および前記非イオン性両親媒性高分子が、セミ相互侵入高分子網目構造を形成する吸水性樹脂。
  2. 前記非イオン性両親媒性高分子は、アルキレン基の炭素数が2から4のポリアルキレンオキサイドである請求項1記載の吸水性樹脂。
  3. 前記非イオン性両親媒性高分子は、ポリエチレングリコールである請求項1記載の吸水性樹脂。
  4. 前記水溶性重合性モノマーの重合体は、ポリアクリル酸ナトリウム、デンプン−アクリロニトリル共重合体の加水分解物、ビニルエステルと不飽和カルボン酸またはその誘導体との共重合体のケン化物、デンプン−アクリル酸(または塩)のグラフト共重合架橋体、アクリル酸(塩)とスルホン酸(塩)含有モノマーとの共重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合架橋体、カルボキシメチルセルロース誘導体の架橋物、のいずれか、またはその組み合わせである請求項1記載の吸水性樹脂。
  5. 前記非イオン性両親媒性高分子の前記水溶性重合性モノマーに対する量は、20重量%〜90重量%以下である請求項1から請求項4記載のいずれかに記載の吸水性樹脂。
  6. 水溶性重合性モノマーの重合前に、非イオン性両親媒性高分子を水溶性重合性モノマー水溶液に混合する混合工程と、
    前記混合工程で得られた混合液中の前記水溶性重合性モノマーを重合させ、前記水溶性重合性モノマーの重合体および前記非イオン性両親媒性高分子にセミ相互侵入高分子網目構造を形成させる重合工程と、
    を含む吸水性樹脂の製造方法。
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