JP2007084330A - 紙巻取製品の搬送システム及び搬送方法 - Google Patents

紙巻取製品の搬送システム及び搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】紙巻取製品のコンベア装置を用いた搬送装置の停止位置の精度を向上させ、且つ搬送効率を向上させた紙巻取製品の搬送システム及び搬送方法を提供する。
【解決手段】紙巻取製品を床面上でコンベア装置を用いて搬送する紙巻取製品の搬送方法において、紙巻取製品を特定位置で停止させるため、紙巻取製品の製品幅及び質量の情報を書き込んだICタグの情報と、紙巻取製品の位置を測定する非接触型距離計の情報とを比較して、紙巻取製品の減速及び停止させることを特徴とする紙巻取製品の搬送方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙巻取製品を床面上でコンベア装置を用いて搬送する搬送システム及び搬送方法に関するものであり、さらに詳しくは紙巻取製品をコンベア装置上で停止させる際の停止位置の精度向上に優れ、且つ紙巻取製品の製品幅及び製品質量の情報をもとに、紙巻取製品の搬送及び停止の搬送効率を向上させることのできる紙巻取製品の搬送システム及び搬送方法に関するものである。
近年、製紙工場における紙巻取製品の生産量は増加し続けており、特に製紙設備及び仕上設備の高速化に伴い、紙巻取製品の工場内における物流工程の効率化が求められている。
このような状況のもとで、製紙工場では紙巻取製品のコンベア装置を用いた搬送装置による効率的な搬送を進めており、搬送の高速化と搬送精度の向上を同時に実現することが重要な課題となっている。
その中で、紙巻取製品をコンベア装置を用いた搬送装置で搬送する際には、搬送速度を高速化すると搬送精度、特に停止位置の精度が低下してしまう現象がみられる。
これは、コンベア装置を用いた搬送装置の減速装置が、正確な停止位置に紙巻取製品を停止することができなくなるためで、主な原因は搬送装置の減速装置に起因している。
従来より、コンベア装置を用いた搬送装置の減速方法は、停止位置を検知する検知装置からの信号をもとにブレーキを主とした減速装置による方法が一般的であった。
このブレーキを主とした減速装置による方法では、ブレーキ摩擦の加減が一定とならないため、紙巻取製品の停止位置の精度向上には限界があった。さらに、このブレーキパッドは摩擦熱により劣化が激しいため、ブレーキパッドの経年劣化により停止位置の精度が悪くなっていく。
また、紙巻取装置の場合には、その紙巻取装置の製品幅の中心などの特定位置で停止することが多く、その際にはコンベア装置を用いた搬送装置の脇に紙巻取製品の通過を検知するセンサーの信号をもとに、紙巻取装置の製品幅を求めて停止位置の手前から停止する方法がとられてきた。
この製品幅をもとにした減速装置による減速の方法では、予め停止位置からの手前から製品幅をもとに紙巻取製品を減速していくことにより、ブレーキへの負担を軽減する効果はあるが、実際の紙巻取装置の停止位置の把握が出来ないため、停止位置の精度向上にはつながらない。
また、最近では停止位置の把握のために、搬送路上に定ピッチで位置センサーを敷設して停止位置を把握する方法やICタグを用いて位置の検知を行う方法などが提案されているが、これらの多くは自動搬送設備における台車やコンテナなどを対象としており、製紙工場における紙巻取製品をコンベアにて直接搬送する設備には流用できない(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−108227号公報
本発明の目的は、紙巻取製品のコンベア装置を用いた搬送装置の停止位置の精度を向上させるもので、その結果として搬送効率を向上させた紙巻取製品の搬送装置及び搬送方法を提供することである。
本発明者は上記課外を解決するため鋭意検討した結果、以下の発明に至った。
すなわち、本発明は、紙巻取製品を床面上でコンベア装置を用いて搬送する紙巻取製品の搬送システムにおいて、紙巻取製品の製品幅及び質量の情報を書き込んだICタグと、該タグを紙巻取製品に装着する治具と、該タグから情報を読み取るアンテナと、紙巻取製品の位置を測定する非接触型距離計と、該距離計による紙巻取製品の停止位置を該タグによる情報により減速させる減速装置を有することを特徴とする紙巻取製品の搬送システムである。
また、本発明は、紙巻取製品を床面上でコンベア装置を用いて搬送する紙巻取製品の搬送方法において、紙巻取製品を特定位置で停止させるため、紙巻取製品の製品幅及び質量の情報を書き込んだICタグの情報と、紙巻取製品の位置を測定する非接触型距離計の情報とを比較して、紙巻取製品の減速及び停止させることを特徴とする紙巻取製品の搬送方法である。
また、本発明は、紙巻取製品を床面上でコンベア装置を用いて搬送する紙巻取製品の搬送方法において、紙巻取製品の製品幅及び質量の情報を書き込んだICタグの情報をもとに、紙巻取製品を載置したコンベア装置の減速速度を変化させることを特徴とする紙巻取製品の搬送方法である。
本発明の紙巻取製品の搬送システム及び搬送方法は、紙巻取製品を特定位置で停止させる際に、種々の製品幅と種々の質量をもつ紙巻取製品をコンベア装置を用いた搬送装置において、その製品幅及び質量の値をもとに、紙巻取製品を予め減速させ停止する位置の精度向上を図ることができる。
本発明におけるICタグには、予めコンピュータにて紙巻取製品の製品幅及び質量の情報を書き込んでおき、紙巻取製品の中心の紙管内にそのICタグを治具により装着しておく。
ICタグを装着した紙巻取製品をコンベア装置を用いた搬送システムにおいて、その搬送方向から、そのICタグから情報を読み取るアンテナにより紙巻取製品の製品幅及び質量の情報を読み取る。
更に、紙巻取製品の搬送方向に、紙巻取製品の位置を測定する非接触型距離計を設置し、ICタグから紙巻取製品の製品幅及び質量の情報をもとに、紙巻取製品を停止するための減速位置及び停止位置を次のように制御する。
最初に、非接触型距離計からの求めた紙巻取製品の位置(実際には紙巻取製品の端面の位置)の値とICタグからの製品幅の情報により、紙巻取製品を中心などの特定位置で停止するために紙巻取製品を減速する位置にあるかどうかを判断する。
製品幅が大きいときには早めに減速を行い、逆に製品幅が小さいときには減速を遅らせることになるが、この減速の開始位置は製品幅の情報により、予め取り決めておく。
非接触型距離計からの求めた紙巻取製品の位置が、予め定めておいた減速位置に達した時には第一減速として少し強めの減速を行う。これは、紙巻取製品の減速から停止までの所要時間を少なくして、搬送効率を向上させる目的で行う。
次に、非接触型距離計からの求めた紙巻取製品の位置が、予め定めておいた停止位置に近くなった時には第二減速として少し弱めの減速を行う。これは、紙巻取製品の停止位置の精度を向上させる目的で行う。
第一減速と第二減速を組み合わせることにより、紙巻取製品を目的の特定位置に停止させることが出来る。
更に、第一減速及び第二減速の開始位置及びその強弱は、ICタグから紙巻取製品の質量の情報をもとに補正を行う。つまり、紙巻取製品が重い時には、その質量によるコンベア装置の慣性移動による影響が強くなるため、その慣性移動を補正する必要がある。
紙巻取製品が重い時には、第一減速位置を早めたり、その強さを強くすることにより、紙巻取製品の停止位置の精度を向上させる。紙巻取製品が軽い時には、その逆を行う。
また、第一減速及び第二減速の開始位置と質量による補正の内容は、外部装置からの変更を可能とし、実運用時の作業者による設定変更を行う。さらに、コンベア装置のモーター、ブレーキ、搬送機器などの経年変化により紙巻取製品の停止位置の変化も、この設定変更にて対応することが出来る。
以下に、本発明の実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
以下、本発明の一実施例を図1から図5により説明する。
図1は本発明の一実施例に係るシステム概念図である。図1において、1は紙巻取製品、2はICタグ、3はICタグ読取りアンテナ、4は非接触型距離計、5はコンベア装置、6は駆動装置、7は減速装置、10は位置演算装置である。
紙巻取製品1は床面に敷設されているコンベア装置5上を搬送されるが、そのコンベア装置5の搬送先に、紙巻取製品1に装着されたICタグ2の情報を読み取るICタグ読取りアンテナ3と紙巻取製品の位置(紙巻取製品1の端面の位置)を測定する非接触型距離計4が設置されている。
紙巻取製品1がコンベア装置5により搬送されると、紙巻取製品1が非接触型距離計4によりその位置を検知された時に、ICタグ読取りアンテナ3によりICタグ2の情報を読み取る。ICタグ2の情報として、紙巻取製品1の製品幅及びその質量が格納されている。
位置演算装置10は、非接触型距離計4からの紙巻取製品の位置及びICタグ2からの製品幅と質量をもとに、コンベア装置5の駆動装置6と減速装置7に対して、駆動と減速を指令する。
図2はICタグの紙巻取製品への装着を示したもので、予め紙巻取製品1の製品幅及びその質量を書き込んだICタグ2をICタグ装着治具9に取り付ける。
このICタグ装着治具9は、本例では紙巻取製品1の中心にある中空紙管8に装着する構造になっており、紙巻取製品1をコンベア装置に乗せる前に、作業員が紙巻取製品1に装着しておく。
図3は紙巻取製品の減速方法を示したもので、図示しないコンベア装置上の紙巻取製品1の位置を、非接触型距離計4の測定した距離L0〜L3で示したものである。以下、図1と併せて説明する。
図中のLcは紙巻取製品をその中心位置で停止する停止位置を示しており、非接触型距離計4の設置位置とコンベア装置5の据付位置により設備上で決定される。
Aの「搬送中・ICタグ読み取り」は、非接触型距離計4は紙巻取製品1の位置を検知したことを示しており、その時にICタグ読取りアンテナ3においてICタグ2の情報を読み取る。この時の非接触型距離計4の測定した距離L0では、コンベア装置に対して何ら減速を行わず、通常の速度での搬送を行う。
Bの「第一減速開始」は、非接触型距離計4の測定した距離L1において、コンベア装置5の減速装置7に対し、第一減速として少し強めの減速を行う。これは、紙巻取製品1の減速から停止までの所要時間を少なくして、搬送効率を向上させる目的で行う。
Cの「第二減速開始」は、非接触型距離計4の測定した距離L2において、コンベア装置5の減速装置7に対し、第二減速として少し弱めの減速を行う。これは、紙巻取製品1の停止位置の精度を向上させる目的で行う。
Dの「停止位置」は、非接触型距離計4の測定した距離L3が実際の紙巻取製品1の中心停止位置となり、この距離L3になるまで紙巻取製品1の減速を行い、最終的に紙巻取製品1を停止させる。このL3は、以下の計算式により求めることができる。
L3=Lc−W÷2 (Wは紙巻取製品の製品幅を示す)
図4は停止位置の精度向上を示したもので、コンベア装置上の紙巻取製品を減速して停止させる時の、その速度と位置の関係を示している。グラフAは一定の減速だけで紙巻取製品を停止させるものを示している。グラフBは本発明のより好ましい態様であって、第一減速と第二減速により紙巻取製品を停止させるものを示している。
このグラフより、停止位置の精度を向上させるためにはコンベア装置による減速の速度が小さいほど、停止位置を正確に位置づけられることがわかり、その停止位置は非接触型距離計の測定した距離により決定することができる。
図5は紙巻取製品の質量による補正を示したもので、紙巻取製品の質量がグラフW1よりグラフW2が重いケースを示している。グラフW2ではコンベア装置5の質量による慣性移動による影響(実際には停止位置が少し延びる)が発生するため、第一減速を開始する位置をグラフW1より少し早めに行うことを示している。
以上のように、紙巻取製品の質量によって減速方法をコントロールすることにより、紙巻取製品を予め減速させ停止する位置の精度向上を図ることができる。
本発明は、紙巻取製品を床面上でコンベア装置を用いて搬送する搬送装置及び搬送方法に利用できる。
システム概念図 ICタグの紙巻取製品への装着を示す断面図 紙巻取製品の減速方法を示すブロック図 停止位置の精度向上を示すグラフ 質量による補正を示すグラフ
符号の説明
1 紙巻取製品
2 ICタグ
3 ICタグ読取りアンテナ
4 非接触型距離計
5 コンベア装置
6 駆動装置
7 減速装置
8 中空紙管
9 ICタグ装着治具
10 位置演算装置

Claims (3)

  1. 紙巻取製品を床面上でコンベア装置を用いて搬送する紙巻取製品の搬送システムにおいて、紙巻取製品の製品幅及び質量の情報を書き込んだICタグと、該タグを紙巻取製品に装着する治具と、該タグから情報を読み取るアンテナと、紙巻取製品の位置を測定する非接触型距離計と、該距離計による紙巻取製品の停止位置を該タグによる情報により減速させる減速装置を有することを特徴とする紙巻取製品の搬送システム。
  2. 紙巻取製品を床面上でコンベア装置を用いて搬送する紙巻取製品の搬送方法において、紙巻取製品を特定位置で停止させるため、紙巻取製品の製品幅及び質量の情報を書き込んだICタグの情報と、紙巻取製品の位置を測定する非接触型距離計の情報とを比較して、紙巻取製品の減速及び停止させることを特徴とする紙巻取製品の搬送方法。
  3. 紙巻取製品を床面上でコンベア装置を用いて搬送する紙巻取製品の搬送方法において、紙巻取製品の製品幅及び質量の情報を書き込んだICタグの情報をもとに、紙巻取製品を載置したコンベア装置の減速速度を変化させることを特徴とする紙巻取製品の搬送方法。
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