JP2007083773A - リヤサスペンション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リヤサスペンション装置において、別途リンク取付用のブラケットを設けずに優れたレイアウト性を確保しながら、ラテラルリンクを確実に支持する。
【解決手段】車輪を回転自在に支持するホイールサポート3と、車両前後方向に延び、後端4aがホイールサポート3に取り付けられ、前端が車体に揺動自在に取り付けられ、かつ、車輪のキャンバー変化を許容するように形成されたトレーリングアーム4とを設ける。ホイールサポート3にトレーリングアーム4を締結する複数の締結部13〜15を設ける。ホイールサポート3の複数の締結部13〜15に囲まれた部位の開口部11を形成する壁面にラテラルリンク取付部17を形成し、このラテラルリンク取付部17に車幅方向に延び、車幅方向内側端部16bが車体に揺動自在に取り付けられるトーコントロールリンク16(ラテラルリンク)の車幅方向外側端部16aを支持させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のリヤサスペンション装置に関するものである。
従来より、車両前後方向に延び、一端がホイールサポートに取り付けられ、他端が車体に揺動自在に取り付けられ、かつ、車輪のキャンバー変化を許容するように形成されたトレーリングアームを備えた車両のリヤサスペンション装置が知られている。
このようなリヤサスペンション装置において、例えば、特許文献1には、車両の前後方向に延び、車体に支持された前端部と、後部に後輪支持部材を連結するためのボルトと、下方部にダンパー支持部材を取り付けるために形成され、上下方向から見て断面がコ字状を成す断面コ字状部とを有したプレス成形鋼板製のスイングアーム(トレーリングアーム)を備えたものが開示されている。このリヤサスペンション装置では、プレス成形されたスイングアームを適度に撓ませることで、車輪のキャンバー変化を許容するように構成されている。
特開2003−112508号公報(図2)
しかしながら、上記従来のリヤサスペンション装置では、スイングアーム(トレーリングアーム)が後輪支持部材(ホイールサポート)と一体に形成されたプレス成形品のため、一般に剛性が低く、車幅方向に延びて一方の端部が車体に揺動自在に取り付けられるラテラルリンクの他端を揺動自在に支持しようとすると、別途補強用のブラケットを取り付けたり、取付部を補強したりする必要があり、レイアウト性が悪くなるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、別途リンク取付用のブラケットを設けずに優れたレイアウト性を確保しながら、ラテラルリンクを確実に支持することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、トレーリングアームとホイールサポートとを別体で構成し、ホイールサポートにラテラルリンクを取り付けるようにした。
具体的には、第1の発明では、車両のリヤサスペンション装置を対象とし、
車輪を回転自在に支持するホイールサポートと、
車両前後方向に延び、後端が上記ホイールサポートに取り付けられ、前端が車体に揺動自在に取り付けられ、かつ、車輪のキャンバー変化を許容するように形成されたトレーリングアームと、
車幅方向に延び、後端が上記ホイールサポートに揺動自在に支持されると共に、前端が車体に揺動自在に取り付けられるラテラルリンクと、
上記ホイールサポートに設けられ、上記トレーリングアームを該ホイールサポートに締結する複数の締結部とを備え、
上記ホイールサポートの複数の締結部に囲まれた部位に開口部が形成され、該開口部を形成する壁面には、上記ラテラルリンクが取り付けられるラテラルリンク取付部が形成される構成とする。
上記の構成によると、トレーリングアームとホイールサポートとを別体に構成することで、車輪のキャンバー変化を許容するトレーリングアームを撓みやすいプレス成形品とすることが可能となり、また、ホイールサポートを鋳造などの剛性の高い部材で構成することができるので、トレーリングアームの機能を確保しながら負荷がかかるラテラルリンク取付部の肉厚を容易に増やして剛性を高めることができる。このトレーリングアームとホイールサポートとの接続部では、トレーリングアームの撓みを支持するために剛性が高められ、この剛性の高い部分で形成された開口部内にラテラルリンク取付部を設けているため、別途リンク取付用のブラケットを設けなくても、空いたスペースが適切に利用されると共に、ラテラルリンクが確実に支持される。
なお、車輪のキャンバー変化とは、車体を正面から見てタイヤ中心線が鉛直線に対して成すキャンバー角が変化することをいう。
第2の発明では、上記トレーリングアームは、プレス成形品であり、
上記ホイールサポートは、鋳造品からなるものとする。
上記の構成によると、トレーリングアームは、プレス成形品であるため、軽量でかつ適度に撓んで、車輪のキャンバー変化を適切に許容する。また、ホイールサポートは、鋳造品であるため、高い剛性を保ちながら最適な形状が実現される。このため、トレーリングアームの機能を確保しながら負荷がかかるラテラルリンク取付部の肉厚を容易に増やして剛性を高めることができる。
第3の発明では、上記複数の締結部は、上記トレーリングアームの上下方向略中央を上記ホイールサポートに締結する第1締結部と、上記トレーリングアームの上部及び下部を上記ホイールサポートにそれぞれ締結する第2及び第3締結部とからなるものとする。
上記の構成によると、第1、第2及び第3締結部によってトレーリングアームとホイールサポートとが3点において堅固に締結されるので、車両前後方向に延びるトレーリングアームとタイヤが取り付けられるホイールサポートとの締結部分に作用するねじり荷重や、引っ張り荷重などの大きな負荷が確実に支持される。また、従来のように4点支持でなく3点支持とすることで、部品点数が減り、取り付け性が向上すると共に、設計自由度も向上する。
第4の発明では、上記ラテラルリンク取付部は、上記第2及び第3締結部の上下方向中間に設けられる構成とする。
上記の構成によると、3点で締結されたトレーリングアームとホイールサポートとの締結部に囲まれた剛性の高い部分に設けたラテラルリンク取付部にラテラルリンクが確実に支持される。
第5の発明では、上記第3締結部は、上記第2締結部よりも後方に設けられる構成とする。
上記の構成によると、トレーリングアームの後方に位置し、タイヤからの荷重が作用するホイールサポートの中心からできるだけ近い位置に、下方向の荷重をより多く支える第3締結部を設けているので、第3締結部が第2締結部よりも前方にある場合に比べ、トレーリングアームとホイールサポートとが堅固に締結される。
第6の発明では、上記ラテラルリンク取付部は、車体前方から見て上記第1,第2及び第3締結部よりも車体外方に設けられる構成とする。
上記の構成によると、トレーリングアームが締結されたホイールサポートのラテラルリンク取付部にラテラルリンクを取り付ける際にラテラルリンク取付部と第1、第2及び第3締結部とが車体前方から見てずれた位置に設けられているため、容易に取付作業が行われる。また、ラテラルリンクは、ホイールサポートの開口部に挿通された状態でラテラルリンク取付部に取り付けられるので、ラテラルリンクが確実にホイールサポートに支持される。
第7の発明では、上記第1締結部は、上記第2及び第3締結部よりも車体前方から見て車体内方に設けられる構成とする。
上記の構成によると、第1、第2及び第3締結部を車体前方から見たときにずれた位置に配置することで、前方から見て三角形が形成されるように3点でトレーリングアームとホイールサポートとが締結されるので、両者がさらに堅固に固定され、トレーリングアームのねじれが効果的に吸収される。また、第1締結部が、第2及び第3締結部とずれた位置に配置されることで、トレーリングアームの組付性が向上する。
第8の発明では、上記ラテラルリンクは、左右の車輪の開き具合を調整するトーコントロールリンクであり、
上記ホイールサポートの上側には、車幅方向に延び、一端が該ホイールサポートに揺動自在に支持されると共に、他端が車体に揺動自在に取り付けられるアッパーリンクと、
上記ホイールサポートの下側には、車幅方向に延び、一端が該ホイールサポートに揺動自在に支持されると共に、他端が車体に揺動自在に取り付けられるロワーリンクとを備え、
上記トーコントロールリンクは、平面視で上記アッパーリンク及びロワーリンクの前方に配置される構成とする。
上記の構成によると、ホイールサポートに3本のリンクが支持される、いわゆるE型サスペンションにおいても、別途リンク取付用のブラケットを設けなくても、これら3つのリンクが確実に支持される。
以上説明したように、上記第1の発明によれば、トレーリングアームとホイールサポートとを別体に構成し、ホイールサポートに撓みを許容するトレーリングアームを締結すると共に、両者を締結する複数の締結部に囲まれた剛性の高い部分に開口部を形成し、この開口部を有効に利用してラテラルリンクを取り付けている。このため、別途リンク取付用のブラケットを設けなくても、ホイールサポートの剛性の高い部分にラテラルリンクを取り付けることができるので、優れたレイアウト性を確保しながら、ラテラルリンクを確実に支持することができる。
上記第2の発明によれば、車輪のキャンバー変化を適切に許容するトレーリングアームをプレス成形品とし、剛性を必要とされるホイールサポートを鋳造品としている。このため、トレーリングアームの性能と、優れたレイアウト性とを確保しながら、ラテラルリンクを剛性の高いホイールサポートに確実に支持することができる。
上記第3の発明によれば、第1、第2及び第3締結部によってトレーリングアームとホイールサポートとを3点において堅固に締結し、この剛性の高い部分にラテラルリンクを支持している。このため、別途ブラケットを設けなくてもトレーリングアームをさらに確実にホイールサポートに支持できると共に、優れたレイアウト性を確保しながら、4点支持に比して部品点数を減らしてコストダウンを図ることもできる。
上記第4の発明によれば、ラテラルリンク取付部を第2及び第3締結部の上下方向中間に設け、剛性の高い部分に設けたラテラルリンク取付部にラテラルリンクを支持している。このため、優れたレイアウト性を確保しながら、ラテラルリンクをさらに確実に支持することができる。
上記第5の発明によれば、第3締結部を第2締結部よりも後方に設け、下方への荷重を受ける第3締結部をホイールサポートの中心に近付けて荷重を受けやすくしている。このため、別途ブラケットを設けなくてもトレーリングアームをさらに確実にホイールサポートに支持できると共に、優れたレイアウト性を確保することができる。
上記第6の発明によれば、ラテラルリンク取付部を車体前方から見て第1,第2及び第3締結部よりも車体外方に設け、ラテラルリンク取付部と第1、第2及び第3締結部とを車体前方から見てずれた位置に設けている。このため、容易にラテラルリンクをホイールサポートの開口部に挿通して、ラテラルリンク取付部に取り付けることができるので、作業効率が向上すると共に、ラテラルリンクをさらに堅固に支持することができる。
上記第7の発明によれば、第1締結部を第2及び第3締結部よりも車体前方から見て車体内方に設け、トレーリングアームのねじれに対応しやすくしてトレーリングアームをホイールサポートに堅固に締結している。このため、第1締結部の組付性を向上させることができると共に、別途ブラケットを設けなくてもトレーリングアームを確実にホイールサポートに支持でき、優れたレイアウト性を確保することができる。
上記第8の発明によれば、ホイールサポートに3本のリンクを支持する、いわゆるE型サスペンションとしている。この場合にも、別途リンク取付用のブラケットを設けなくても、優れたレイアウト性を確保しながら、これら3つのリンクを確実に支持することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に本発明の実施形態に係るリヤサスペンション装置1を示す。このリヤサスペンション装置1は、車輪2(後輪)を回転自在に支持するホイールサポート3と、車両前後方向に延び、後端4aが上記ホイールサポート3に取り付けられ、前端4bがリヤサイドフレーム(図示せず)などの車体に揺動自在に取り付けられるトレーリングアーム4とを備えている。
図3乃至図5に示すように、上記トレーリングアーム4は、鋼板をプレス成形したプレス成形品であり、適度に撓むように開口4c、ビード4dなどが設けられている。このことで、車輪2のキャンバー変化を許容するようになっている。トレーリングアーム4の後端4aには、車幅方向から見て略三角形を形成するように3つのボルト挿通孔(図示せず)が形成されている。
図6及び図7に示すように、上記ホイールサポート3は、鋳造により形成され、中心に円形の中心孔5を有するホイールサポート本体6を備えている。この中心孔5を形成するホイールサポート本体6の壁部には、4つのブラケット取付部用ネジ穴7が形成され、図1及び図2に示すように、車輪2を取り付けるための車輪取付ブラケット9のボルト挿通孔(図示せず)にボルト8を挿通して、このブラケット取付部用ネジ穴7に締結することで、車輪取付ブラケット9が取り付けられている。
上記ホイールサポート本体6には、図6に示すように、車幅方向から見て前方に向かって斜め下方に、また、図7に示すように、車体前方から見て車幅方向内側に延びるトレーリングアーム取付部10が設けられている。このトレーリングアーム取付部10には、略五角形の開口部11が形成されている。この開口部11を形成する壁部12には、上記トレーリングアーム4のボルト挿通孔に対応するように、トレーリングアーム4を締結する3つの締結部13〜15が設けられている。これら締結部13〜15は、トレーリングアーム4の上下方向略中央をホイールサポート3に締結する第1締結部13と、トレーリングアーム4の上部及び下部をホイールサポート3にそれぞれ締結する第2及び第3締結部14,15とからなる。第1締結部13は、第2及び第3締結部14,15よりも車幅方向から見て前方に、また、車体前方から見て車体内方に設けられている。また、第3締結部15は、第2締結部14よりも後方に設けられている。
上記開口部11を形成するホイールサポート3の内側壁面には、ラテラルリンクとしてのトーコントロールリンク16が取り付けられるラテラルリンク取付部17が形成されている。このラテラルリンク取付部17は、第2及び第3締結部14,15の上下方向中間に設けられている。図7に示すように、このラテラルリンク取付部17は、車体前方から見て上記第1,第2及び第3締結部13〜15よりも車体外方に設けられている。トーコントロールリンク16は、左右の車輪2の開き具合を調整する役割を有している。
上記トーコントロールリンク16は、車幅方向に延び、車幅方向外側端部16aが上記ホイールサポート3のラテラルリンク取付部17に揺動自在に支持されると共に、車幅方向内側端部16bが車体としてのサスペンションメンバ18に揺動自在に取り付けられている。図3及び図5に示すように、このトーコントロールリンク16は、ホイールサポート3の開口部11に挿通されてラテラルリンク取付部17に取り付けられるような構成となっている。
上記ホイールサポート本体6の下方でかつ、トレーリングアーム取付部10の後方には、ダンパー19を取り付けるためのダンパー取付部20が形成されている。図6に示すように、ダンパー取付部20には、前側及び後側ダンパー取付穴21,22が形成されている。図3に示すように、本実施形態は、2WD車両であるため、ダンパー19は、後側ダンパー取付穴22に締結された支持用ボルト24に支持されている。前側ダンパー取付穴21には、ダイナミックダンパー23が取り付けられ、ホイールサポート3周辺に発生する振動が軽減されるようになっている。一方、車両が4WD車の場合には、2WD車のときとはダンパー19のレバー比(車輪2の上下動ストロークに対するダンパー19のストロークの比率)が異なるので、前側ダンパー取付穴21に締結された支持用ボルト24にダンパー19が支持され、後側ダンパー取付穴22にダイナミックダンパー23が取り付けられるようになっている。
上記ホイールサポート本体6の上側には、アッパーリンク取付部30が上方に向かって延びるように設けられている。このアッパーリンク取付部30に車幅方向に延びるアッパーリンク31の車幅方向外側端部31aが揺動自在に支持されている。アッパーリンク31の車幅方向内側端部31bは、サスペンションメンバ18に揺動自在に取り付けられている。
上記ホイールサポート本体6の下側には、ロワーリンク取付部32が後方に向かって下方へ延びるように設けられている。このロワーリンク取付部32に、車幅方向に延びるロワーリンク33の車幅方向外側端部33aが揺動自在に支持されている。ロワーリンク33の車幅方向内側端部33b(図2にのみ示す)は、サスペンションメンバ18に揺動自在に取り付けられている。
上記トーコントロールリンク16は、平面視で上記アッパーリンク31及びロワーリンク33の前方に配置され、平面視で3つのリンクが略平行に並んだE字状に配置されている。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態に係るリヤサスペンション装置1によると、トレーリングアーム4とホイールサポート3とを別体に構成し、ホイールサポート3に撓みを許容するトレーリングアーム4を締結すると共に、両者を締結する複数の締結部13〜15に囲まれた剛性の高い部分に開口部11を形成し、この開口部11を有効に利用してトーコントロールリンク16を取り付けている。このため、別途リンク取付用のブラケットを設けなくても、ホイールサポート3の剛性の高い部分にトーコントロールリンク16を取り付けることができるので、優れたレイアウト性を確保しながら、トーコントロールリンク16を確実に支持することができる。
また、車輪2のキャンバー変化を適切に許容するトレーリングアーム4をプレス成形品とし、剛性を必要とされるホイールサポート3を鋳造品としている。このため、トレーリングアーム4の性能と、優れたレイアウト性とを確保しながら、トーコントロールリンク16を剛性の高いホイールサポート3に確実に支持することができる。
また、第1、第2及び第3締結部13〜15によってトレーリングアーム4とホイールサポート3とを3点において堅固に締結し、この剛性の高い部分にトーコントロールリンク16を支持している。このため、別途ブラケットを設けなくてもトレーリングアーム4をさらに確実にホイールサポート3に支持できると共に、優れたレイアウト性を確保しながら、4点支持に比して部品点数を減らしてコストダウンを図ることもできる。
また、ラテラルリンク取付部17を第2及び第3締結部14,15の上下方向中間に設け、剛性の高い部分に設けたラテラルリンク取付部17にトーコントロールリンク16を支持している。このため、優れたレイアウト性を確保しながら、トーコントロールリンク16をさらに確実に支持することができる。
また、第3締結部15を第2締結部14よりも後方に設け、下方への荷重を受ける第3締結部15をホイールサポート3の中心に近付けて荷重を受けやすくしている。このため、優れたレイアウト性を確保しながら、トーコントロールリンク16をさらに確実に支持することができる。
また、ラテラルリンク取付部17を車体前方から見て第1,第2及び第3締結部13〜15よりも車体外方に設け、ラテラルリンク取付部17と第1、第2及び第3締結部13〜15とを車体前方から見てずれた位置に設けている。このため、容易にトーコントロールリンク16をホイールサポート3の開口部11に挿通してラテラルリンク取付部17に取り付けることができるので、作業効率が向上すると共に、トーコントロールリンク16をさらに堅固に支持することができる。
また、第1締結部13を第2及び第3締結部14,15よりも車体前方から見て車体内方に設け、トレーリングアーム4のねじれに対応しやすくしてトレーリングアーム4をホイールサポート3に堅固に締結している。このため、第1締結部13の組付性を向上させることができると共に、別途ブラケットを設けなくてもトレーリングアーム4を確実にホイールサポート3に支持でき、優れたレイアウト性を確保することができる。
さらに、ホイールサポート3に3本のリンク16,31,33を支持する、いわゆるE型サスペンションとしている。この場合にも、別途リンク取付用のブラケットを設けなくても、優れたレイアウト性を確保しながら、これら3つのリンク16,31,33を確実に支持することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、ラテラルリンクとしてトーコントロールリンク16の例をあげたが、これに限定されず、例えば、アッパーリンクが2本からなり、その1本をラテラルリンク取付部17に取り付けるような場合でも、本発明は適用可能である。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、車幅方向に延び、一端がホイールサポートに揺動自在に支持されると共に、他端が車体に揺動自在に取り付けられるラテラルリンクを備えたリヤサスペンション装置について有用である。
本発明の実施形態に係るリヤサスペンション装置の右側部分を拡大した平面図である。 本発明の実施形態に係るリヤサスペンション装置の右側部分を後方から見た拡大背面図である。 リヤサスペンション装置の主要な部分を車幅方向内側から見た斜視図である。 リヤサスペンション装置の主要な部分を車幅方向外側から見た側面図である。 リヤサスペンション装置の主要な部分を前方から見た正面図である。 ホイールサポートを車幅方向内側から見た側面図である。 ホイールサポートを前方から見た正面図である。
符号の説明
1 リヤサスペンション装置
2 車輪
3 ホイールサポート
4 トレーリングアーム
4a 後端
4b 前端
11 開口部
13 第1締結部
14 第2締結部
15 第3締結部
16 トーコントロールリンク(ラテラルリンク)
17 ラテラルリンク取付部
18 サスペンションメンバ(車体)
31 アッパーリンク
33 ロワーリンク

Claims (8)

  1. 車両のリヤサスペンション装置において、
    車輪を回転自在に支持するホイールサポートと、
    車両前後方向に延び、後端が上記ホイールサポートに取り付けられ、前端が車体に揺動自在に取り付けられ、かつ、車輪のキャンバー変化を許容するように形成されたトレーリングアームと、
    車幅方向に延び、一端が上記ホイールサポートに揺動自在に支持されると共に、他端が車体に揺動自在に取り付けられるラテラルリンクと、
    上記ホイールサポートに設けられ、上記トレーリングアームを該ホイールサポートに締結する複数の締結部とを備え、
    上記ホイールサポートの複数の締結部に囲まれた部位に開口部が形成され、該開口部を形成する壁面には、上記ラテラルリンクが取り付けられるラテラルリンク取付部が形成されていることを特徴とするリヤサスペンション装置。
  2. 請求項1に記載のリヤサスペンション装置において、
    上記トレーリングアームは、プレス成形品であり、
    上記ホイールサポートは、鋳造品からなることを特徴とするリヤサスペンション装置。
  3. 請求項1又は2に記載のリヤサスペンション装置において、
    上記複数の締結部は、上記トレーリングアームの上下方向略中央を上記ホイールサポートに締結する第1締結部と、上記トレーリングアームの上部及び下部を上記ホイールサポートにそれぞれ締結する第2及び第3締結部とからなることを特徴とするリヤサスペンション装置。
  4. 請求項3に記載のリヤサスペンション装置において、
    上記ラテラルリンク取付部は、上記第2及び第3締結部の上下方向中間に設けられていることを特徴とするリヤサスペンション装置。
  5. 請求項3又は4に記載のリヤサスペンション装置において、
    上記第3締結部は、上記第2締結部よりも後方に設けられていることを特徴とするリヤサスペンション装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1つに記載のリヤサスペンション装置において、
    上記ラテラルリンク取付部は、車体前方から見て上記第1,第2及び第3締結部よりも車体外方に設けられていることを特徴とするリヤサスペンション装置。
  7. 請求項6に記載のリヤサスペンション装置において、
    上記第1締結部は、上記第2及び第3締結部よりも車体前方から見て車体内方に設けられていることを特徴とするリヤサスペンション装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載のリヤサスペンション装置において、
    上記ラテラルリンクは、左右の車輪の開き具合を調整するトーコントロールリンクであり、
    上記ホイールサポートの上側には、車幅方向に延び、一端が該ホイールサポートに揺動自在に支持されると共に、他端が車体に揺動自在に取り付けられるアッパーリンクと、
    上記ホイールサポートの下側には、車幅方向に延び、一端が該ホイールサポートに揺動自在に支持されると共に、他端が車体に揺動自在に取り付けられるロワーリンクとを備え、
    上記トーコントロールリンクは、平面視で上記アッパーリンク及びロワーリンクの前方に配置されていることを特徴とするリヤサスペンション装置。
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