JP2007083718A - 液滴噴射装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吸収体をサブタンク内に備えたインクジェット記録装置において、インクの補充効率及び混合性を向上させる。
【解決手段】 インクを補充する際に、プレス機構51によって吸収体50を押圧して吸収体50を潰すように圧縮する。これにより、吸収体50に吸着(保持)されているインクを一旦、強制的に吸収体50から排出することができる。これにより、プレス機構51による押圧を解除すると、吸収体50は、自身の復元力により元の大きさに膨張しようとするので、膨張時に内部で発生する負圧により、圧縮時に排出したインクは勿論のこと、吸収体50の周りに存在する補充されたインクも吸収体50に吸収される。したがって、吸収体50の周りに存在するインクを確実に吸収体50に吸収(吸着)させることができるので、インクの補充効率及び混合性を向上させることができる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、サブタンクから供給される液体を液滴として噴射する液滴噴射装置に関するもので、特に、インクジェット記録装置(インクジェットプリンタ)に適用して有効である。
インクジェット記録装置や液滴噴射装置の噴射ヘッドは、ピエゾ素子等の押圧手段にてインク等の液体を液滴として噴射させるものであるが、液滴噴射口等の小さな孔があると、液滴噴射口に存在する液体は、その表面張力によりドーム状となってメニスカスが形成される。
一方、液滴噴射装置において、液滴を噴射していない状態、つまりでピエゾ素子等の押圧手段にて液体を押圧していない待機状態においては、液滴噴射口に存在する液体がその表面張力によって液滴噴射口より内側に窪むようなメニスカスが維持される必要がある。
しかし、液滴噴射口より内側には液体が充満しているので、内圧(液圧)により液滴噴射口に存在する液体は、通常、液滴噴射口より外側に凸となるようなメニスカスを形成しようとする。
これに対して、例えば特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、サブタンク内にインクを吸収する多孔質状の吸収体を配設し、この吸収体によって液滴噴射口近傍に存在する液体を内側に吸引することにより、待機状態時に液滴噴射口より内側に窪むようなメニスカスが維持されるようにしている。
特開平6−320747号公報
ところで、噴射ヘッドから液滴(インク)が噴射されて消費されると、液体は噴射ヘッド側に移動しようとするが、サブタンク内の液体は吸収体に吸収(含浸)された状態で保持されているので、サブタンク内の液体は、吸収体が配設されていない場合に比べて自由に移動することができない。
このため、液滴が噴射されてサブタンク内のインク(液体)が消費されると、吸収体のうち噴射ヘッド近傍と噴射ヘッドから離れた部位とで、保持されている液体の量に偏りが発生してしまう。
そして、例えば、補充用の液体供給口近傍に多量の液体が保持されるような偏りが発生すると、液体供給口近傍の吸収体には、既に多量の液体が吸収(含浸)されているため、液体供給口から液体を補充(供給)しても、吸収体は十分な量の液体を再吸収することができない。
したがって、引用文献1に記載のインクジェット記録装置では、十分な量のインク(液体)を補充することができないので、インクの補充効率が低く、サブタンク内のインクが短時間に消費されてしまうといった問題を有している。
本発明は、上記点に鑑み、吸収体をサブタンク内に備えた液滴噴射装置又はインクジェット記録装置において、インク等の液体の補充効率を向上させることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、液体が貯蔵されたサブタンク、及びこのサブタンクから供給される液体を液滴として噴射する噴射ヘッドを有するヘッドユニットと、ヘッドユニットを移動させるヘッドユニット移動手段と、サブタンク内に収納され、液体を吸収する多孔質弾性部材からなる吸収体と、吸収体を圧縮するプレス手段とを備えていることを特徴とする。
これにより、本発明では、吸収体をプレス手段により押圧することにより、吸収体を潰すように圧縮することができる。このとき、吸収体に液体が吸収(含浸)されていた場合には、その吸収されていた液体が一旦、吸収体から排出される。
そして、プレス手段による押圧を解除すると、吸収体は、自身の復元力(弾性力)により元の大きさに膨張(拡大)しようとするので、膨張時に内部で発生する負圧により、圧縮時に排出した液体は勿論のこと、吸収体の周りに存在する液体も吸収体に吸収される。
したがって、液体をサブタンクに補充(供給)する際に、吸収体をプレス手段にて押圧して吸収体を圧縮すれば、プレス手段による押圧を解除して吸収体が膨張する際に、吸収体の周りに存在する液体を確実に吸収体に吸収(含浸)させることができるので、液体の補充効率を向上させることができる。
請求項2に記載の発明では、液体が貯蔵されたサブタンク、及びサブタンクから供給される液体を液滴として噴射する噴射ヘッドを有するヘッドユニットと、ヘッドユニットを移動させるヘッドユニット移動手段と、サブタンク内に収納され、液体を吸収する吸収体と、吸収体を圧縮するプレス手段と、サブタンクに液体を補充する液体補充手段と、液体補充手段によりサブタンクに液体が補充される際に、プレス手段を作動させて吸収体を圧縮するプレス作動手段とを備えていることを特徴とする。
これにより、本発明では、液体補充手段によりサブタンクに液体が補充される際に、プレス手段により吸収体が圧縮されるので、請求項1に記載の発明と同様に、プレス手段による押圧が解除されて吸収体が膨張する際に、吸収体の周りに存在する液体が確実に吸収体に吸収(吸着)される。したがって、液体の補充効率を向上させることができる。
請求項3に記載の発明では、液体補充手段は、補充する液体が貯蔵された補充タンク、及び補充タンクを所定位置からサブタンク側に移動させて補充タンクとサブタンクと接続させるアクチュエータ手段を有しており、さらに、プレス作動手段は、補充タンクの移動によってプレス手段を作動させることを特徴とする。
これにより、本発明では、補充タンクを移動させるアクチュエータ手段の動作力を利用して吸収体を圧縮することができるので、吸収体を圧縮するために別途専用のアクチュエータを設ける必要がない。
したがって、液滴噴射装置の部品点数及び製造原価を増大させることなく、液体の補充効率を向上させることができる。
請求項4に記載の発明では、プレス手段は、吸収体に接触して吸収体に押圧力を作用させる押圧部、及び補充タンクの移動によって押圧部を移動させる伝達部を有しており、さらに、押圧部には、液体が流通可能な複数個の連通口が設けられていることを特徴とする。
これにより、液体をサブタンクに補充(供給)した際に、複数箇所にて吸収体と液体とを接触させることができるので、吸収体の特定部位ではなく、吸収体全体で液体を吸収(
吸着)させることができ、液体の補充効率を更に向上させることができる。
なお、吸収体を圧縮するに当たっては、請求項5に記載の発明のごとく、プレス手段に接触して伝達部に押圧力を付与する押圧力付与部を補充タンクに設け、この押圧力付与部によりプレス作動手段を構成することが望ましい。
請求項6に記載の発明では、補充タンクが複数個設けられているとともに、サブタンクの個数は補充タンクの個数より多く、かつ、複数個の補充タンクぞれぞれには、異なる種類の基本液体が貯蔵されており、さらに、複数個のサブタンクのうち少なくとも1つのサブタンクに、複数種類の基本液体を供給する混合供給手段が備えられていることを特徴とする。
ところで、吸収体が圧縮されている状態では、吸収体の吸収力(吸着力)が低下しているので、吸収体が圧縮されている状態では、吸収体から排出された液体と新たに補充された液体とは、吸収体により拘束されることなく自由に移動することができる。
したがって、液体をサブタンクに補充(供給)する際に吸収体を圧縮すれば、吸収体から排出された液体と新たに補充された液体と確実に混合することができるとともに、その混合された液体を確実に吸収体に吸収させることができる。
なお、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の液滴噴射装置にてインクを被記録媒体に噴射することを特徴とするインクジェット記録装置である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態は、本発明に係る液滴噴射装置を用いたインクジェット記録装置を、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能及びファクシミリ機能等を備えたいわゆる多機能装置に適用したものである。
1.多機能装置10の概略構成
図1は、本実施形態に係る多機能装置10の外観斜視図であり、この多機能装置10の下部にはインクジェット方式のプリンタ部11が設けられ、一方、上部にはスキャナ部12が設けられている。
そして、プリンタ部11は正面に開口13を有し、給紙トレイ14及び排紙トレイ15は、この開口13に露出するようにして上下2段に設けられている。給紙トレイ14は、記録用紙を貯蔵するためのものであり、給紙トレイ14に収容された記録用紙は、プリンタ部11の内部へ給送されて所定の画像が記録され、排紙トレイ15へ排出されるようになっている。なお、この給紙トレイ14は、スライドトレイ16を備えており、必要に応じてスライドトレイ16が引き出されることにより、トレイ面が拡大されるようになっている。
また、スキャナ部12は、いわゆるフラットベッドスキャナとして構成されており、読み取り用の原稿を上部から覆う原稿カバー17の下側には、プラテンガラス(不図示)及び密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)やCCD(Charge-Coupled Device)等からなる画像読取装置(不図示)が設けられている。なお、プラテンガラスは
原稿を載置するためのものであり、このプラテンガラスの下方に画像読取装置が原稿の載置面全体を走査可能に設けられている。
操作パネル18は、プリンタ部11やスキャナ部12を操作するための操作手段であり
、この操作パネル18には各種操作ボタンや液晶表示部が備えられている。そして、多機能装置10は、この操作パネル18からの操作指示、又はプリンタドライバを介してコンピュータから送信される指示に従って動作する。
2.プリンタ部11(インクジェット記録装置)の構成
2.1.概略構成
図2はプリンタ部11の構造を示す模式図である。
多機能装置10(プリンタ部11)の底部には、多数枚の記録用紙が載置される給紙トレイ14が設けられており、この給紙トレイ14の奥側(紙面右側)には、給紙トレイ14に載置された記録用紙を分離して上方側へ案内するための分離傾斜板21が配設されている。
そして、分離傾斜板21から上方へ向かって記録用紙の搬送路22が形成されており、この搬送路22は、上方へ延びた後に紙面左方へ湾曲し、多機能装置10の背面側から正面側へと延びて、画像記録部23を通過して排紙トレイ15へ通じている。このため、給紙トレイ14に収容された記録用紙は、搬送路22により下方から上方へUターンするように案内されて画像記録部23に至り、画像記録部23により記録用紙に画像が記録された後、排紙トレイ15に排出される。
また、給紙ローラ25は、給紙トレイ14に積載された記録用紙を1枚ずつ分離して搬送路22へ供給するものであり、その構造は周知のものと同様である。
すなわち、例えば、給紙ローラ25は、給紙トレイ14に接離可能に上下動する給紙アーム26の先端に軸支され、駆動伝達機構を介してモータに連結されている。給紙アーム26は、基端軸27の周りに回転可能に設けられ、かつ、待機状態では、図示されていない給紙クラッチやバネ等により上側へ跳ね上げられ、記録用紙を供給する際には下側へ揺動する。
2.2.画像記録部
図3は画像記録部23の構成を模式的に示す斜視図であり、図4は記録ヘッド43の下面の拡大図であり、図5はサブタンク29〜36、記録ヘッド43及びインクタンク37〜40の断面図であり、図6は押圧部51aの正面図であり、図7は接続部66の断面図である。
画像記録部23は、ヘッド部28、ヘッド部28と対向配置されたプラテン41、インクを噴射(吐出)する記録ヘッド43、記録ヘッド43にインクを供給するサブタンク29〜36、及びサブタンク29〜36にインクを供給するカートリッジタイプのインクタンク37〜40等を有して構成されている。なお、図3においては、理解を容易にするためにインクタンク37〜40が各サブタンク29〜36に比して大きく記載されているが、図11〜図15に示す通り、実際にはインクの供給を容易にするためにほぼ同様の大きさである。更に図3においては、復元用バネ51cは省略されている。
そして、画像記録部23は、ヘッド部28が主走査方向に往復運動しながらシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(Bk)等の各色インクをプラテン41上を間欠搬送される記録用紙47に向けて吐出することにより、記録用紙47に画像を記録形成する。
また、記録ヘッド43及びサブタンク29〜36は、走査キャリッジ42に保持されており、記録ヘッド43は走査キャリッジ42の下面に露出するように配置され、サブタンク29〜36は走査キャリッジ42のうち記録ヘッド43の上方側に配置されている。
案内シャフト44は、主走査方向に延びて走査キャリッジ42を往復運動可能に案内支持する案内部材であり、この案内シャフト44と平行に走査キャリッジ42(ヘッド部28)を往復運動させる無端ベルト45が設けられている。なお、無端ベルト45は、プーリを介してベルト駆動モータ46により駆動される。
また、記録ヘッド43の下面には、図4に示すように、複数個のインク吐出口48が略1列に並んだ吐出口列が複数列設けられており、これらの吐出口列は各サブタンク29〜36に対応する列数(本実施形態では、8列)設けられている。
なお、紙面左端側に位置する吐出口列のインク吐出口48からは、ブラックインク(以下、Bkインクと記す。)が吐出され、以下順に、シアンインク(以下、Cインクと記す。)、イエローインク(以下、Yインクと記す。)、マゼンタインク(以下、Mインクと記す。)、ブルーインク(以下、Bインクと記す。)、レッドインク(以下、Rインクと記す。)、グリーンインク(以下、Gインクと記す)、フォトブラックインク(以下、Pbインクと記す。)が吐出される。
また、本実施形態に係る記録ヘッド43は、圧電素子(ピエゾ素子)を利用してインクを吐出するピエゾ方式の記録ヘッドであり、図5に示すように、記録ヘッド43の上方側に配置されたサブタンク29〜36からインクの供給を受けてインクを記録用紙に向けて吐出(噴射)する。
そして、各サブタンク29〜36内には、サブタンク29〜36内に充填(補充)されたインクを吸収する多孔質弾性部材からなる吸収体50が収納されており、本実施形態では、吸収体50としてスポンジ等を用いている。
また、プレス機構51はサブタンク29〜36内に収納された吸収体50を圧縮するプレス手段であり、このプレス機構51は、吸収体50に接触して吸収体50に押圧力を作用させる押圧部51a、押圧部51aを記録ヘッド43側に移動させる押圧力を伝達する押圧力伝達部51b、並びに押圧力が解除されたときに押圧部51a及び押圧力伝達部51bを元の位置に復元させる復元用バネ51c等を有して構成されている。
なお、本実施形板では、復元用バネ51cを板バネ又は皿バネにて構成しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
そして、押圧部51aには、図6(b)に示すように、インクが流通可能な複数個の連通口51dが設けられており、サブタンク29〜36に補充(供給)されたインクは、これらの連通口51dを通って吸収体50に吸収される。なお、本実施形態では、押圧部51aと吸収体50との間に多数個の小さな孔が形成されたメッシュフィルタ51e(図6(a)参照)を介在させて連通口51dの通路抵抗を調整している。
また、各サブタンク29〜36の上面には、図5に示すように、インクタンク37〜40から供給されるインクの供給口52が設けられている。そして、この供給口52の底部には、インクタンク37〜40に設けられた開閉弁58(図7参照)を開放するためのプッシュロッド52aが設けられており、このプッシュロッド52aの根元部には、供給口52とサブタンク29〜36内とを連通させる連通口52bが設けられている。
2.3.インクタンク
インクタンク37〜40は、サブタンク29〜36に補充供給するインクが貯蔵された補充タンクであり、本実施形態では、図3に示すように、インクタンク37〜40の個数はサブタンク29〜36の個数よりも少なく、かつ、各インクタンク37〜40には、基
本となる色のインク(以下、基本インクという。)が貯蔵されている。
ここで、基本インクとは、各サブタンク29〜36に貯蔵されたインクの色を構成するための基本となる色であり、本実施形態では、基本インクとして、Bkインク、CインクYインク及びMインクの4色を採用している。
また、インクタンク37〜40は、ヘッド部28の走査経路の直上(ヘッド部28よりも上方)に設けられたホルダ65に保持されているとともに、各インクタンク37〜40の下部それぞれには、上記サブタンク29〜36の供給口52に接続される接続部66が設けられている。
そして、接続部66内には、図7に示すように、接続部66内に設けられたインク補充口66aを開閉する開閉弁58が設けられており、この開閉弁58は、接続部66が供給口52に接続されたときにプッシュロッド52aに押圧されることによりインク補充口66aを開き、接続部66が供給口52から離れると、インクタンク37〜40内のインク圧力及び図示しないバネの弾性力によりインク補充口66aを閉じる。
また、各インクタンク37〜40それぞれには、図3に示すように、インクタンク37〜40を個別にサブタンク29〜36へ降下させる駆動力を付与するスライドシリンダ67、インクタンク37〜40内を加圧するポンプ68、及び押圧力伝達部51b(復元用バネ51c)に接触して押圧力伝達部51bを押圧する押圧力付与部69が設けられている。
そして、各スライドシリンダ67及びポンプ68はホルダ65に固定され、押圧力付与部69は各インクタンク37〜40に一体化されている。なお、図3においては、簡略化のためにインクタンク40に対応するスライドシリンダ67及びポンプ68のみが図示されている。また、図3においては、スライドシリンダ67は、インクタンク37〜40の奥側から該スライドシリンダ67の駆動力を付与するように配設されているが、スライドシリンダ67の駆動力は、各インクタンク37〜40毎に設けられた図示しないリンク機構などに付与されて、インクタンク37〜40をサブタンク29〜36へ降下させる駆動力に変換されたのち、インクタンク37〜40へ付与される。また、図3においては、簡略化のためにポンプ68とインクタンク40との接続が図示されていないが、各ポンプ68は、例えばチューブなどを介してインクタンク37〜40に接続されている(図5,9参照)。
2.4.記録用紙の搬送機構
図2及び図3に示すように、画像記録部23の上流側には、駆動ローラ60及び押さえローラ61が設けられており、これら駆動ローラ60及び押さえローラ61は、搬送路22を搬送される記録用紙47を狭持し、プラテン41上へ送る。なお、駆動ローラ60は、モータ64により回転駆動される。
一方、画像記録部23の下流側には、排紙ローラ62及び押さえローラ63が設けられており、これら排紙ローラ62及び押さえローラ63は、画像の記録が終了した記録用紙47を狭持して搬送する。なお、排紙ローラ62も駆動ローラ60と同様のモータ(図示せず。)により回転駆動される。
また、押さえローラ61は、駆動ローラ60を所定の押圧力で押圧するように駆動ローラ60に対して弾性的に押圧されているので、駆動ローラ60と押さえローラ61との間に記録用紙47が進入した場合には、押さえローラ61は、記録用紙47の厚み分だけ弾性的に退避しつつ駆動ローラ60と協働して記録用紙47を狭持する。
同様に、押さえローラ63も排紙ローラ62に対して弾性的に押圧されているが、押さえローラ63は、画像の記録が終了した記録用紙47に接触するので、本実施形態では、ローラ面を拍車状として記録用紙47に記録された画像を劣化させないようにしている。
また、駆動ローラ60及び押さえローラ61に狭持された記録用紙47は、所定の改行幅でプラテン41上を間欠搬送され、これに呼応して記録ヘッド43は、記録用紙47の改行毎に平行移動されて記録用紙47の先端側から画像記録を行う。そして、画像の記録が終了した記録用紙47は排紙トレイ15に排出される。
3.多機能装置10の電気的構成
図8は多機能装置10の制御装置の構成を示すブロック図である。
制御装置は、CPU、ROM及びRAMを備えた中央処理部70を有して構成されたマイクロコンピュータであり、この中央処理部70は、バス71及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)72を介して、各種センサ、プリンタ部11、スキャナ部12、操作パネル18等とデータ送受信可能に接続されている。
また、中央処理部70のROMは、所定のコンピュータプログラムを記憶しており、CPUは、ROMに記憶されたプログラムに従って各種センサの情報に基づいて、駆動ローラ60の駆動源であるモータ64(LFモータ)の回転制御、ヘッド部28をスライドさせるためのベルト駆動モータ46(CRモータ)の回転制御、インクタンク37〜40をヘッド部28側へ移動させるためのスライドシリンダ67の伸縮制御、及びインクタンク37〜40内の基本インクをサブタンク29〜36側へ供給するためのポンプ68の制御等を行う。
なお、本実施形態に係る多機能装置10は、パーソナルコンピュータ73とデータを送受信するためのインタフェース(I/F)を有しており、インタフェース(I/F)にパーソナルコンピュータ(PC)73が接続されている場合には、このコンピュータ73から送信された画像データや文書データに基づいて記録用紙47に画像や文書を記録することもできる。
4.プリンタ部11(インクジェット記録装置)の作動
本実施形態に係るプリンタ部11(インクジェット記録装置)は、インクタンク37〜40からサブタンク29〜36にインクを補充供給するための構造及びその作動が、通常のインクジェット記録装置と相違している。そこで、以下、インク補充作動を中心として、プリンタ部11(インクジェット記録装置)の作動を説明する。
4.1.インク補充作動の概要
先ず、供給するインク色が貯蔵されているインクタンク37〜40の直下に、インクの供給を受けるサブタンク29〜36が位置するように走査キャリッジ42を移動させる。
次に、スライドシリンダ67を伸張させてインクタンク37〜40をサブタンク29〜36側に降下させ、インクタンク37〜40の接続部66をサブタンク29〜36の供給口52に挿入するように接続する。
このとき、開閉弁58がプッシュロッド52aにより押圧されて開くので(図7(b)参照)、ポンプ68を作動させてインクタンク37〜40内のインクをサブタンク29〜36に供給する。
また、インクタンク37〜40が降下して接続部66が供給口52に挿入されと、図9に示すように、押圧力付与部69が復元用バネ51cに接触して押圧力伝達部51bを押圧するので、押圧部51aが記録ヘッド43側に移動し、吸収体50が圧縮される。
そして、サブタンク29〜36内のインク量が所定量以上となり、インクの補充が終了したときに、ポンプ68を停止させるとともに、スライドシリンダ67を縮小させてインクタンク37〜40を上昇させる。
これにより、プッシュロッド52aが開閉弁58から離れて開閉弁58が閉じるととも
に、押圧力付与部69が復元用バネ51c(押圧力伝達部51b)から離れて復元用バネ51cの復元力により押圧力伝達部51b及び押圧部51aが上昇し、これに追従するように圧縮していた吸収体50が膨張していく。
ところで、本実施形態では、サブタンク29〜36うち少なくとも1個(本実施形態では、4個)のサブタンクには複数種類の基本インクが供給される。このため、本実施形態では、サブタンク29〜32には基本インクが供給され、サブタンク33〜36には複数種類の基本インクが供給される。
なお、以下、基本インクが貯蔵されたサブタンク29〜32を基本色サブタンクと呼び、複数種類の基本インクが供給されたサブタンク33〜36混合色サブタンクと呼び、特に、混合色サブタンクにて混合されたインクを混合インクと呼ぶ。
そして、混合色サブタンク33〜36には混合インクとして、順に、Bインク、Rインク、Gインク、Pbインクが貯蔵されており、Bインクは、CインクとMインクとが混合されることにより生成され、Rインクは、YインクとMインクとが混合されることにより生成され、Gインクは、YインクとCインクとが混合されることにより生成され、さらに、Pbインクは、YインクとMインクとCインクとが混合されることにより生成される。
4.2.インク補充作動の制御
図10は、上述したインクタンク37〜40からサブタンク29〜36への基本インクの補充作動を示したフローチャートであり、以下、このフローチャートを説明する。
先ず、インクタンク37〜40から基本インクが基本色サブタンク29〜32に供給される。具体的には、ヘッド部28の走査キャリッジ42が所定位置、すなわち走査キャリッジ42の走査可能範囲の端部に配置されているか否かが判定される(S1)。なお、この判定は、例えば、エンコーダ等の走査キャリッジ42の位置センサからの入力信号に基づいて行われる。
そして、走査キャリッジ42が所定位置に配置されていないと判定された場合には(S1:NO)、ベルト駆動モータ46が駆動されて走査キャリッジ42が所定の位置まで移動させられた後(S2)、スライドシリンダ67が作動され(S3)、各インクタンク37〜40の接続部66とサブタンク29〜32の供給口52とが接続されて接続部66の開閉弁58が開かれる(S4)。次に、ポンプ68が作動され(S5)、サブタンク29〜32のそれぞれに基本インクが独立して供給される(S6)。
また、S1にて走査キャリッジ42が所定位置に配置されていると判定された場合には(S1:YES)、S2が省略されてS3が実行される。
次に、混合インクの生成が必要であるか否かが判定される(S7)。なお、この判定は、例えば各サブタンク29〜36におけるインクレベル(インク液面高さ)を検出するセンサからの入力信号に基づいて行われる。そして、混合インクの生成が必要であると判定された場合には(S7:YES)、ベルト駆動モータ46が駆動され、走査キャリッジ42が所定の位置に移動させられる。
ここで、「所定の位置」とは、インクが混合されるべきサブタンク33〜36のうちいずれかのサブタンク(例えばサブタンク33)が、供給されるべき基本インクを貯留したインクタンク(例えばインクタンク38)と対向する位置をいう。
次に、スライドシリンダ67が作動され、所定のインクタンク37〜40(例えばインクタンク38)の接続部66と当該サブタンク(例えばサブタンク33)の供給口52と
が接続され、接続部66の開閉弁58が開かれとともに、ポンプ68が作動され、当該サブタンク33にインクタンク38から第1の基本インクが供給される(S8)。
そして、第1の基本インクの供給(S8)が終了すると、混合される第2の基本インクの供給が開始される(S9)。すなわち、S8と同様に、ベルト駆動モータ46が駆動され、走査キャリッジ42が所定の位置に移動させられる。
ここで、「所定の位置」とは、インクが混合されるべきサブタンク33〜36のうちいずれかのサブタンク(例えばサブタンク33)が、供給されるべき基本インクを貯留した他のインクタンク(例えばインクタンク39)に対応する位置である。
その後、スライドシリンダ67が作動され、所定のインクタンク37〜40(例えばインクタンク39)の接続部66と当該サブタンク(例えばサブタンク33)の供給口52とが接続され、接続部66の開閉弁58が開かれるとともに、ポンプ68が作動され、当該サブタンク33にインクタンク39から第2の基本インクが供給される。
次に、他の混合インクの生成が必要であるか否かが判定され(S10)、他の混合インクの生成が必要である判定された場合には(S10:YES)、S8及びS9と同様の手法で他の混合インクが生成される。一方、他の混合インクの生成が必要でないと判定された場合には(S10:NO)、本制御フローが終了する。
4.3.インク補充作動の詳細
4.3.1.基本インクの補充
図11は、基本インク(Bkインク、Cインク、Yインク、Mインク)がインクタンク37〜40から基本色サブタンク29〜32に供給される作動を図示した模式図である。
インク補充作動の制御のS2〜S6(図10参照)に従って走査キャリッジ42が位置決めされ、各インクタンク37〜40がサブタンク29〜32に接続される。
このとき、各インクタンク37〜40の接続部66がサブタンク29〜32の供給口52に挿入されと、ポンプ68が作動して基本インクがサブタンク29〜32に供給される。
4.3.2.混合インク(Bインク)の生成
図12は、Bインクの生成作動を示す模式図である。
Bインクは、基本インクのうちCインクとMインクとが混合されることによって生成される。そこで、先ず、図12(a)に示されるように、混合インク(Bインク)が生成されるために割り当てられたサブタンク33の直上にインクタンク38が移動した後、インクタンク38が降下してインクタンク38とサブタンク23とが接続されてCインクがサブタンク33に供給される。
次に、図12(b)に示すように、インクタンク40がサブタンク33の直上に移動した後、インクタンク40が降下してインクタンク40とサブタンク33とが接続されてMインクがサブタンク33に供給され、Bインクがサブタンク33に生成される。
なお、Bインクを生成する場合には、上記例に限定されるものではなく、上記例とは逆に、サブタンク33に先にMインクを供給した後にCインクを供給してもよい。すなわち、混合される複数の基本インクのうち、相対的に淡い色のインクから順にサブタンク33に供給されるのが好ましい。
4.3.3.混合インク(Rインク)
図13は、Rインクの生成作動を示す模式図である。
Rインクは、基本インクのうちYインクとMインクとが混合されることによって生成される。そこで、先ず、図13(a)に示すように、混合インク(Rインク)が生成されるために割り当てられたサブタンク34の直上にインクタンク39移動が移動した後、インクタンク39が降下してインクタンク39とサブタンク34とが接続されてYインクがサブタンク34に供給される。
次に、図13(b)に示すように、インクタンク40がサブタンク34の直上に移動した後、インクタンク40が降下してインクタンク40とサブタンク34とが接続されてMインクがサブタンク34に供給され、Rインクがサブタンク34に生成される。
なお、Rインクを生成する場合には、上記例に限定されるものではなく、上記例とは逆に、サブタンク34に先にYインクを供給した後にMインクを供給してもよい。
4.3.4.混合インク(Gインク)
図14は、Gインクの生成作動を示す模式図である。
Gインクは、基本インクのうちYインクとCインクとが混合されることによって生成される。そこで、先ず、図14(a)に示すように、混合インク(Gインク)が生成されるために割り当てられたサブタンク35の直上にインクタンク39が移動した後、インクタンク39が降下してインクタンク39とサブタンク35とが接続してYインクがサブタンク35に供給される。
次に、図14(b)に示すように、インクタンク38がサブタンク35の直上に移動した後、インクタンク38が降下してサブタンク29〜3625とが接続されてCインクがサブタンク35に供給され、Gインクがサブタンク35に生成される。
なお、Gインクを生成する場合には、上記例に限定されるものではなく、上記例とは逆に、サブタンク35に先にYインクを供給した後にCインクを供給してもよい。
4.3.5.混合インク(Pbインク)の生成
図15は、Pbインクの生成作動を示す模式図である。
Pbインクは、基本インクのうちYインク、Cインク及びMインクの3種類が混合されることによって生成される。そこで、先ず、図15(a)に示すように、混合インク(Pbインク)が生成されるために割り当てられたサブタンク36の直上にインクタンク39が移動した後、インクタンク39が降下してインクタンク39とサブタンク36とが接続してYインクがサブタンク36に供給される。
次に、図15(b)に示すように、インクタンク38がサブタンク36の直上に移動した後、インクタンク38が降下してインクタンク38とサブタンク36とが接続してCインクがサブタンク36に供給される。
更に、図15(c)に示すように、インクタンク40がサブタンク36の直上に移動した後、インクタンク40が降下してインクタンク40とサブタンク36とが接続してMインクがサブタンク36に供給され、Pbインクがサブタンク36に生成される。
なお、Pbインクの生成する場合には、上記例に限定されるものではなく、例えば相対的に淡い色のインクから順にサブタンク36に供給するように、Yインク、Mインク、Cインクの順に供給してもよい。
5.本実施形態に係るインクジェット記録装置(プリンタ部11)の特徴
本実施形態では、インクを補充する際に、プレス機構51によって吸収体50を押圧して吸収体50を潰すように圧縮するので、吸収体50に吸着(保持)されているインクを一旦、強制的に吸収体50から排出することができる。
そして、プレス機構51による押圧を解除すると、吸収体50は、自身の復元力(弾性力)により元の大きさに膨張(拡大)しようとするので、膨張時に内部で発生する負圧により、圧縮時に排出したインクは勿論のこと、吸収体50の周りに存在する補充されたインクも吸収体50に吸収される。
したがって、本実施形態では、プレス機構51による押圧を解除して吸収体50が膨張する際に内部で発生する負圧を利用して吸収体50の周りに存在するインクを確実に吸収体50に吸収(吸着)させることができるので、インクの補充効率を向上させることができる。
因みに、吸収体50を圧縮すると、記録ヘッド43に圧縮圧力が作用してメニスカスが破壊されるおそれがあるので、押圧力付与部69(インクタンク37〜40)の降下速度及び押圧力は、記録ヘッド43でのメニスカスが維持され得る程度の大きさとすることが望ましい。
ところで、吸収体50が圧縮されている状態では、吸収体50に形成された小さな孔が潰れて吸収体50の吸収力(吸着力)が低下しているので、吸収体50が圧縮されている状態では、吸収体50から排出されたインクと新たに補充されたインクとは、吸収体50により拘束されることなく自由に移動することができる。
したがって、インクをサブタンク29〜36に補充(供給)する際に、一旦、吸収体50を圧縮すれば、吸収体50から排出されたインクと新たに補充されたインクと確実に混合することができるとともに、その混合された液体を確実に吸収体に吸収させることができる。延いては、均一に混合された混合インクを生成することができるので、画像の記録品質を向上させることができる。
また、インクタンク37〜40に一体化された押圧力付与部69にて押圧力伝達部51bを押圧するので、インクタンク37〜40の降下及び上昇によって吸収体50を圧縮及び膨張させることができる。
したがって、吸収体50を圧縮及び膨張させるための専用アクチュエータを別途設けることなく、確実にインクの補充作動と連動させて吸収体50を圧縮又は膨張させることができるので、インクジェット記録装置(プリンタ部11)の部品点数及び製造原価を増大させることなく、インクの補充効率及びインクの混合性を向上させることができる。
また、押圧部51aには、複数個の連通口51dが形成されているので、インクをサブタンク29〜36に補充(供給)した際に、複数箇所にて吸収体50とインクとを接触させることができる。したがって、吸収体50の特定部位ではなく、吸収体50全体でインクを吸収(吸着)させることができるので、インクの補充効率を更に向上させることができる。
6.発明特定事項と本実施形態との対応関係
本実施形態では、ヘッド部28が特許請求の範囲に記載されたヘッドユニットに相当し、走査キャリッジ42が特許請求の範囲に記載されたヘッドユニット移動手段に相当し、インクタンク37〜40及びスライドシリンダ67が特許請求の範囲に記載された液体補充手段に相当する。
また、押圧力付与部69が特許請求の範囲に記載されたプレス作動手段に相当し、インクタンク37〜40が特許請求の範囲に記載された補充タンクに相当し、スライドシリンダ67が特許請求の範囲に記載されたアクチュエータに相当し、プレス機構51が特許請求の範囲に記載されたプレス手段に相当する。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、インクタンク37〜40に押圧力付与部69を一体形成してインクタンク37〜40の上下動を利用して吸収体50を圧縮又は膨張させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば手動操作にて押圧力伝達部51bを押下して吸収体50を圧縮してもよい。
また、上述の実施形態では、押圧部51aに複数個の連通口51dを設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、連通口51dを1つとする、又は連通口51dを廃止してもよい。なお、連通口51dを廃止した場合には、吸収体50の側面等でインク吸収体50とが容易に接触し得る構造とする必要がある。
また、上述の実施形態では、押圧力伝達部51b及びインクタンク37〜40を上下運動させて吸収体50を圧縮又は膨張させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば押圧力伝達部51b及びインクタンク37〜40を水平運動させて吸収体50を圧縮又は膨張させてもよい。
また、上述の実施形態では、スライドシリンダ67がインクタンク37〜40の奥側に配設されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばインクタンク37〜40の上方に配設され、駆動力をインクタンク37〜40の上方から直接付与してもよい。
また、上述の実施形態では、加圧ポンプ68がホルダ68に固定されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、多機能装置10内部における、ホルダ68以外の部分に固定されていてもよい。
また上述の実施形態では、メッシュフィルタ51eを押圧部51aと吸収体50との間に介在させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばメッシュフィルタ51eを廃止する、又はメッシュフィルタ51eを押圧部51aの押圧力伝達部51b側に接合する等してもよい。
また、上述の実施形態では、複数種類の基本インクを混合して混合インクを生成することができるインクジェット記録装置であったが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、混合インクを生成しないタイプのインクジェット記録装置に適用することができる。
また、本発明の適用は、インクジェット記録装置に限られるものでなく、例えば、溶融半田をノズルから噴射させることによって各種プリント配線板等への半田付けを自動で行う半田付け装置や、有機ELディスプレイを製造する際に、高分子有機材料(発光体)をインクジェット方式により噴射することによって有機膜を形成するための装置、或いは、樹脂をスラリー化してノズルから噴射させる装置などのように、サブタンクに貯蔵された液体をノズルから液滴として噴射するよう構成された様々な液滴噴射装置に対して適用可能である。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る多機能装置の外観図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の模式図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の画像記録部の模式図である。 本発明の実施形態に係る記録ヘッドの下面図である。 本発明の実施形態に係る記録ヘッド及びサブタンクの断面図である。 (a)は本発明の実施形態に係る押圧部の正面図であり、(b)はメッシュフィルタの正面図である。 本発明のインクタンクの接続部の断面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の電気構成図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置におけるインク補充状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置におけるインク補充作動を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置におけるインク補充作動を示す図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置におけるインク補充作動を示す図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置におけるインク補充作動を示す図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置におけるインク補充作動を示す図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置におけるインク補充作動を示す図である。
符号の説明
10…多機能装置、11…プリンタ部、12…スキャナ部、13…開口、
14…給紙トレイ、15…排紙トレイ、16…スライドトレイ、17…原稿カバー、
18…操作パネル、21…分離傾斜板、22…搬送路、23…サブタンク、
23…画像記録部、25…給紙ローラ、26…給紙アーム、27…基端軸、
28…ヘッド部、29〜36…サブタンク、37〜40…インクタンク、
41…プラテン、42…走査キャリッジ、43…記録ヘッド、44…案内シャフト、
45…無端ベルト、46…ベルト駆動モータ、47…記録用紙、48…インク吐出口、
50…インク吸収体、50…吸収体、51…プレス機構、51a…押圧部、
51b…押圧力伝達部、51c…復元用バネ、51d…連通口、
51e…メッシュフィルタ、52…供給口、52a…プッシュロッド、
52b…連通口、58…開閉弁、60…駆動ローラ、61…押さえローラ、
61…駆動ローラ60及び押さえローラ、62…排紙ローラ、63…押さえローラ、
64…モータ、65…ホルダ、66…接続部、66a…インク補充口、
67…スライドシリンダ、68…ポンプ、69…押圧力付与部、70…中央処理部、
73…コンピュータ。

Claims (7)

  1. 液体が貯蔵されたサブタンク、及びこのサブタンクから供給される液体を液滴として噴射する噴射ヘッドを有するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを移動させるヘッドユニット移動手段と、
    前記サブタンク内に収納され、液体を吸収する多孔質弾性部材からなる吸収体と、
    前記吸収体を圧縮するプレス手段と
    を備えていることを特徴とする液滴噴射装置。
  2. 液体が貯蔵されたサブタンク、及び前記サブタンクから供給される液体を液滴として噴射する噴射ヘッドを有するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを移動させるヘッドユニット移動手段と、
    前記サブタンク内に収納され、液体を吸収する多孔質弾性部材からなる吸収体と、
    前記吸収体を圧縮するプレス手段と、
    前記サブタンクに液体を補充する液体補充手段と、
    前記液体補充手段により前記サブタンクに液体が補充される際に、前記プレス手段を作動させて前記吸収体を圧縮するプレス作動手段と
    を備えていることを特徴とする液滴噴射装置。
  3. 前記液体補充手段は、補充する液体が貯蔵された補充タンク、及び前記補充タンクを所定位置から前記サブタンク側に移動させて前記補充タンクと前記サブタンクと接続させるアクチュエータ手段を有しており、
    さらに、前記プレス作動手段は、前記補充タンクの移動によって前記プレス手段を作動させることを特徴とする請求項2に記載の液滴噴射装置。
  4. 前記プレス手段は、前記吸収体に接触して前記吸収体に押圧力を作用させる押圧部、及び前記補充タンクの移動によって前記押圧部を移動させる伝達部を有しており、
    さらに、前記押圧部には、液体が流通可能な複数個の連通口が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の液滴噴射装置。
  5. 前記補充タンクには、前記プレス手段に接触して前記伝達部に押圧力を付与する押圧力付与部が設けられており、
    前記押圧力付与部により前記プレス作動手段が構成されていることを特徴とする請求項4に記載の液滴噴射装置。
  6. 前記補充タンクが複数個設けられているとともに、前記サブタンクの個数は前記補充タンクの個数より多く、かつ、前記複数個の補充タンクぞれぞれには、異なる種類の基本液体が貯蔵されており、
    さらに、前記複数個のサブタンクのうち少なくとも1つのサブタンクに、複数種類の前記基本液体を供給する混合供給手段が備えられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の液滴噴射装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の液滴噴射装置を有し、
    前記液滴噴射装置にてインクを被記録媒体に噴射することを特徴とするインクジェット記録装置。
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