JP2007083535A - ウォームギア用金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスチック等の材料からウォームギアを製造するに際して、精度の高いウォームギアを成形することができるウォームギア用金型を提供する。
【解決手段】中央にウォームギアの材料となる溶けたプラスチックを注入する小さな注入口2cを有する上蓋部2と、前記上蓋部2から入ってきたプラスチックを拡張部3dで拡げて流し込む注入部と、前記注入部から流れてきたプラスチックをウォームギアの歯形が転写された電鍮4eの形状に合わせて成形し固める金型部4と、前記金型部4を下から支える中敷き部5と、前記中敷き部5の下側からピストン6bを押し上げてウォームギアを前記金型部4から取り外す押上部6と、前記金型部4から押上部6までの中心を通りウォームギアの中央を固定する支軸7bと全体を下側から支える土台7aを有する支軸部7とからなることを特徴とするウォームギア用金型。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プラスチックによりウォームギアを成形するためのウォームギア用金型に関するものである。
ギアは、円筒体又は円錐台などの周囲に設けた歯を噛み合わせて確実に動力を伝達する装置であり、スパーギア、ヘリカルギア、スクリューギア又はウォームギア等がある。ウォームギアは、円筒体に螺旋状の歯を付けたギアで、減速装置や巻き上げ用滑車などに用いられる。
ギアの材料としてプラスチックが用いられる場合は、射出成形や押出成形などの方法により成形される。ウォームギアの製造についても、プラスチック等の材料を溶かしたものを金型に流し込んで固める射出成形による方法が用いられる。
特許文献1に記載されているように、内周面に歯幅方向中央部が凸状の歯形面を備えた金型を製作し、この金型を用いて樹脂製のウォームホイールを成形することができるウォームホイールの射出成形装置という発明も公開されている。
特開平11−286032号公報
しかしながら、射出成形の際に用いる金型が精巧に出来ていないと、製造されたギアも精密さを欠いてしまい、他のギアとともに使用した場合に、歯の噛み合わせが悪くなることもある。
そこで、本発明は、プラスチック等の材料からウォームギアを製造するに際して、精度の高いウォームギアを成形することができるウォームギア用金型を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、中央にウォームギア9の材料となる溶けたプラスチックを注入する小さな注入口2cを有する上蓋部2と、前記上蓋部2から入ってきたプラスチックを拡張部3dで拡げて流し込む注入部3と、前記注入部3から流れてきたプラスチックをウォームギア9の歯形が転写された電鍮4eの形状に合わせて成形し固める金型部4と、前記金型部4を下から支える中敷き部5と、前記中敷き部5の下側からピストン6bを押し上げてウォームギア9を前記金型部4から取り外す押上部6と、前記金型部4から押上部6までの中心を通りウォームギア9の中央を固定する支軸7bと全体を下側から支える土台7aを有する支軸部7とからなり、金属に刃切りをして金型の基となるマスターを作成し、電鍮4eに転写した後にマスターを溶解、破壊又は抜き取りして金型を生成したことを特徴とするウォームギア用金型1の構成とした。
本発明は、以上の構成であるから次の効果が得られる。電鍮により金型を生成することで、噛合する精度を高めたウォームギアを提供することができる。また、金型を使用することでウォームギアの製造速度が速くなり、ウォームギアを大量に作成することができるようになる。
ウォームギアの寸法精度を高めるという目的を、金属に刃切りをすることで金型の基となるマスターを作成し、電鍮に転写した後、マスターを溶解、破壊又は抜き取りすることにより金型を生成することで実現した。
以下に、添付図面に基づいて、本発明であるウォームギア用金型について詳細に説明する。図1は、本発明であるウォームギア用金型の外観の斜視図であり、図2は、本発明であるウォームギア用金型の断面図である。
尚、ウォームギア用金型1の寸法に関する数値はあくまで一例であり、ウォームギア9等の種類により異なる場合がある。ウォームギア用金型1の各部の相対的な寸法を表す目安として示すものである。
ウォームギア用金型1は、中央にウォームギア9の材料となる溶けたプラスチックを注入する小さな注入口2cを有する上蓋部2と、前記上蓋部2から入ってきたプラスチックを拡張部3dで拡げて流し込む注入部3と、前記注入部3から流れてきたプラスチックをウォームギア9の歯形が転写された電鍮4eの形状に合わせて成形し固める金型部4と、前記金型部4を下から支える中敷き部5と、前記中敷き部5の下側からピストン6bを押し上げてウォームギア9を前記金型部4から取り外す押上部6と、前記金型部4から押上部6までの中心を通りウォームギア9の中央を固定する支軸7bと全体を下側から支える土台7aを有する支軸部7とからなり、金属に刃切りをして金型の基となるマスターを作成し、電鍮4eに転写した後にマスターを溶解、破壊又は抜き取りして金型を生成したことを特徴とする。
ウォームギア用金型1は、上蓋部2、注入部3、金型部4、中敷き部5、押上部6及び支軸部7からなる。ウォームギア用金型1は、略直方体状の各部を重ねた形状をしているが、上蓋部2と支軸部7のサイズは他よりも若干広い。
上蓋部2は、上蓋本体2a、注入孔2b及び注入口2cからなる。上蓋部2の上蓋本体2aの上面中央には注入口2cが空いており、上蓋本体2aの上面から下面に貫通する注入孔2bを形成する。
上蓋本体2aは、上蓋部2の本体であり、上蓋本体2aの形状は、上面及び下面の縦が約250ミリメートル、横が約300ミリメートルの長方形状で、高さが約30ミリメートルの直方体状である。
注入孔2bは、上蓋本体2aの中央を上下に貫通する小さな円形の孔であり、熱で溶解したプラスチックの通り道である。上蓋本体2aの上面から下面に向かうにつれて、孔径は徐々に広くなる。
注入口2cは、注入孔2bの入口であり、小さな注入孔2bにプラスチックを流し込みやすいように、注入孔2bの周りを少し陥没させる。流し込むプラスチックが注入孔2bから外れてしまっても、注入孔2bへ導くことができる。
注入部3は、外枠3a、内枠3b、注入孔3c及び拡張部3dからなる。注入部3の外枠3aの内側に内枠3bがあり、更に中央には注入孔3cが貫通するが、注入孔3cの下部は拡張部3dとなり広くなる。
外枠3aは、注入部3のうち外側から見える部分であり、外枠3aの外観の形状は、上面及び下面の縦が約200ミリメートル、横が約300ミリメートルの長方形状で、高さが約46ミリメートルの直方体状である。
内枠3bは、外枠3aの内側にある略円柱状の枠である。内枠3bの直径は約95ミリメートルであるが、内枠3bの上から約12ミリメートルの高さの部分は、外枠3aに掛ける箇所であるため、直径が約120ミリメートルと広くなる。
注入孔3cは、内枠3bの中央を上下に貫通する円形の孔であり、上蓋部2の注入孔2bから入ってきた液体状のプラスチックを通す。上蓋部2の注入孔2bと同様に、下方に向かうにつれて、孔径は徐々に広くなる。
拡張部3dは、注入孔3cから続いており、注入部3の下から約6ミリメートルの高さの位置で急に広くなる箇所である。注入孔3cから入ってきたプラスチックを所定の位置に流し込むために孔を広げている。
金型部4は、本体4a、ベアリング4b、リング4d及び電鍮4eからなる。金型部4の本体4aの中央部分は略円柱状に中空4iであり、中空4iを囲むように電鍮4eが存在し、電鍮4eの外側はベアリング4b、内側はリング4dによって支えられる。
尚、中空4iの箇所は、支軸部7から金型部4の上面まで上方に延びる支軸7b、支軸7bの上部に取り付けられたインサート金型4f、及び押上部6からインサート金型4fの下面まで上方に延びるピストン6bによって埋められる。
本体4aは、金型部4のうち外側から見える部分であり、本体4aの外観の形状は、上面及び下面の縦が約200ミリメートル、横が約300ミリメートルの長方形状で、高さが約44ミリメートルの直方体状である。
ベアリング4bは、本体4aと電鍮4eの間にある高さが約24ミリメートルで、外径約145ミリメートル、内径が約95ミリメートルの環状の部材であり、電鍮4eの上部を外側から支えるために設けられる。尚、ベアリング4bの下側は空洞部4cとなる。
リング4dは、中空4iの部分に収まる押上部6のピストン6bと電鍮4eの間で、ウォームギア9の端の下側にある高さが約30ミリメートルで、外径が約84ミリメートル、内径が約68ミリメートルの環状の部材である。上面はプラスチックが流れ込む箇所であり、プラスチックが他へ漏れるのを防止する。
また、押上部6のピストン6bが可動することにより電鍮4eが破損するのを防止するとともに下から約10ミリメートルの高さの位置で直径約95ミリメートルとなるように段差を設けることで電鍮4eの下部を内側から支える。
電鍮4eは、内側にウォームギア9の歯形が転写された高さが約44ミリメートルの環状の金型であり、硬質クロムをめっきにより積層して厚みを持たせたものである。上から約14ミリメートルの高さまでの上部が溶けたプラスチックを流し込んで固める部分であり、下から約30ミリメートルの下部がリング4dを覆う部分である。
電鍮4eの位置は、上部をベアリング4bにより外側から押さえ、下部をリング4dにより押さえることで維持される。尚、上部のサイズは、製造するウォームギア9の大きさにより変わるが、一例としては、外径が約95ミリメートル、内径が約79ミリメートルに成形する。
電鍮4eの歯形の型となる部分は、マスターを基に成形される。マスターは、真鍮などの金属を直径約79ミリメートルの円盤状に成形し、刃切りをしたウォームギア9と同一の形状のものであり、量産されるウォームギア9の基となる部材である。
マスターに対し、電鍮4eをめっきにより積層していくことによりマスターの歯形を転写する。電鍮4eに雌型が形成されたらマスターを溶解、破壊又は抜き取りして取り除くことで、ウォームギア9の金型となる。
中敷き部5は、中敷き本体5aからなる。中敷き本体5aは、金型部4と押上部6に敷かれる部材であり、中央部分は円柱状に中空5bで、支軸部7の支軸7b及び押上部6のピストン6bが貫通する。
中敷き本体5aの外観の形状は、上面及び下面の縦が約200ミリメートル、横が約300ミリメートルの長方形状で、高さが約30ミリメートルの直方体状である。押上部6のピストン6bが上方に可動した際のストッパーとしての役割も持つ。
押上部6は、本体6a、ピストン6b、エジェクタープレート6e及び押さえ部材6fからなる。押上部6の本体6aは内部が円柱状に中空6cであり、支軸部7の支軸7bの周りにピストン6b及び押さえ部材6fが設けられる。
本体6aは、押上部6のうち外側から見える部分であり、本体6aの外観の形状は、上面及び下面の縦が約200ミリメートル、横が約300ミリメートルの長方形状で、高さが約70ミリメートルの直方体状である。
ピストン6bは、ウォームギア9を押し上げるために可動する外径が約68ミリメートル、内径が約30ミリメートルで、中心が中空6iである管状の部材である。高さが約110ミリメートルで、インサート金型4fの下側まで延びる。
ピストン6bの中空6iの部分には、支軸部7の支軸7bが通っており、支軸7bに沿ってピストン6bをスライドさせることができる。尚、ピストン6bの下から約10ミリメートルの高さまでは、エジェクタープレート6eを掛けるために、外径が約80ミリメートルとなるように段差を設ける。
エジェクタープレート6eは、ピストン6bを上下させるために使用する板である。エジェクタープレート6eと中敷き部5の中敷き本体5aとの間にある中空6cの部分が可動範囲となる。
押さえ部材6fは、本体6aの内側の可動する部分全体を押さえる環状の部材であり、高さは約20ミリメートルである。下側から留め具6gを貫通させてエジェクタープレート6eに突き刺すことにより固定する。
支軸部7は、土台7a及び支軸7bからなる。支軸部7の土台7aには支軸7bが立てられ、インサート金型4fの位置を固定するとともに、中空9cの部分にプラスチックが流れ込むのを防止する。
土台7aは、支軸部7の本体であり、全体を下側から支える部材である。土台7aの形状は、上面及び下面の縦が約250ミリメートル、横が約300ミリメートルの長方形状で、高さが約25ミリメートルの直方体状である。
支軸7bは、高さが約149ミリメートルで直径が約30ミリメートルの円柱状の部材で、上部にはインサート金型4fの中央にある中空9c部分が嵌め込まれる。下部は土台7aの中央に設けた約5ミリメートルの溝に差し込み、土台7aの下側から留め具7cを貫通させて固定する。
インサート金型4fは、ウォームギア9の内側の金型となる環状の部材である。中心の中空9cの部分に支軸部7の支軸7bを嵌め込んだ状態にし、外周にプラスチック材料4gを流し込む。
プラスチック材料4gは、ウォームギア9の材料となるプラスチック等であり、熱で熔解したプラスチックを電鍮4eとインサート金型4fの間に流し込み固めることで、歯型4hが形成される。
尚、プラスチック材料4gの温度は、プラスチックの種類等により異なるが、プラスチック等が溶解するのに必要な温度である。また、プラスチック材料4gが流れる箇所に関しては、プラスチック材料4gの温度により変質等しない材質のものを用いる。
図3は、本発明であるウォームギア用金型を分解した断面図である。ウォームギア用金型1の各部は、注入部3と注入部3の下側に位置する金型部4との間を除き、それぞれ接続ピン8により接続される。
上蓋部2と上蓋部2の下側に位置する注入部3とは、上蓋部2の下面に設けた接続孔2dと、注入部3の上面に設けた接続孔3eに対し、接続ピン8を差し込むことにより接続される。
金型部4と金型部4の下側に位置する中敷き部5とは、金型部4の下面に設けた接続孔4jと、中敷き部5の上面に設けた接続孔5cに対し、接続ピン8を差し込むことにより接続される。
中敷き部5と中敷き部5の下側に位置する押上部6とは、中敷き部5の下面に設けた接続孔5dと、押上部6の上面に設けた接続孔6dに対し、接続ピン8を差し込むことにより接続される。
押上部6と押上部6の下側に位置する支軸部7とは、押上部6の下面に設けた接続孔6hと、支軸部7の上面に設けた接続孔7dに対し、接続ピン8を差し込むことにより接続される。
尚、接続ピン8は、直径約6ミリメートルの棒状の部材で、図2においては、各部の間を接続するのにそれぞれ1箇所で接続するように示してあるが、実際には、外れないように外面付近の4箇所で接続するため、合計で16本使用する。
各部に分解した際、金型部4において押上部6のピストン6b及び支軸部7の支軸7bが収まっていた中央部分は中空4iとなる。また、中敷き部5においてピストン6b及び支軸7bが収まっていた中央部分も中空5bとなる。更に、押上部6において支軸7bが収まっていた中央部分は中空6iとなる。
図4は、本発明であるウォームギア用金型の上蓋部及び注入部を取り外した断面図であり、図5は、本発明であるウォームギア用金型の上蓋部及び注入部を取り外した状態の平面図である。
金型部4は、注入部3の下側に位置するが、注入部3と金型部4の間は接続ピン8により固定されないので、図4に示すように、注入部3から上の部分を取り外すことができる。上蓋部2及び注入部3からプラスチック等が注入され、成形されたウォームギア9を取り出す際に、上蓋部2及び注入部3を取り外す。
図5に示すように、支軸部7の土台7aの上に押上部6、中敷き部5及び金型部4が重なり、金型部4の本体4aの中央に空けられた円形の孔には、環状のベアリング4bが設けられ、更にベアリング4bの内側には、内周に雌の歯型4hが形成された電鍮4eが設けられる。
中央に空けられた円形の孔は、金型部4から押上部6まで貫通し、支軸部7に達しており、支軸部7から支軸7bが金型部4まで延びる。支軸7bの上端には、インサート金型4fが取り付けられる。
電鍮4eとインサート金型4fの間に存在する隙間に、熱で溶けた状態のプラスチック材料4gが流し込まれ、プラスチック材料4gが冷えて固まると外周側に雄の歯型4hが形成されたウォームギア9となる。
図6は、本発明であるウォームギア用金型のウォームギアを押し上げた状態の断面図である。プラスチック材料4gが固まり、歯型4hが形成されたウォームギア9を金型部4から取り出す状況を示したものである。
支軸部7の支軸7bはそのままに、押上部6のピストン6bをエジェクタープレート6eを使用して上方に押し上げる。ピストン6bによりウォームギア9が電鍮4e及び支軸7bから外されて、ウォームギア9を取り出すことができる。
ピストン6bは、インサート金型4fの下側から押し上げるので、ウォームギア9は、プラスチック部9aにインサート金型4fが付いた状態で取り出される。尚、プラスチック部9aは、プラスチック材料4gが固まったものである。
図7は、本発明であるウォームギア用金型のウォームギアの平面図であり、図8は、本発明であるウォームギア用金型のウォームギアの正面図であり、図9は、本発明であるウォームギア用金型のウォームギアの断面図である。
ウォームギア9は、中心に中空9cの部分を有する円盤状のインサート金型4fの外周に、凸部9b及び凹部9dが形成された環状のプラスチック部9aが嵌め込まれた状態で量産される。
図7及び図8に示すように、プラスチック部9aは、内周面は円状であり、外周面は凸部9bと凹部9dとが存在する略円状である。凸部9bと凹部9dとは、電鍮4eにより形成されたもので、斜めに溝が通る螺旋状の歯型4hとなる。
図9に示すように、インサート金型4fは、外周面の中央付近に凸部4kが形成されており、プラスチック部9aの内周面においても、凸部4kに対応する箇所が凹んで形成されるので、滑り落ちることはない。
インサート金型4fの中空9cの部分には、回転軸を通してウォームギア9を回転させることもできるし、インサート金型4fを取り外してプラスチック部9aに回転軸を嵌め込んで回転させることもできる。
以上のように、本発明であるウォームギア用金型1は、電鍮4eにより金型を生成することで、噛合する精度を高めたウォームギア9を提供することができる。また、金型を使用することでウォームギア9の製造速度が速くなり、ウォームギア9を大量に作成することができるようになる。
本発明であるウォームギア用金型の外観の斜視図である。 本発明であるウォームギア用金型の断面図である。 本発明であるウォームギア用金型を分解した断面図である。 本発明であるウォームギア用金型の上蓋部及び注入部を取り外した断面図である。 本発明であるウォームギア用金型の上蓋部及び注入部を取り外した状態の平面図である。 本発明であるウォームギア用金型のウォームギアを押し上げた状態の断面図である。 本発明であるウォームギア用金型のウォームギアの平面図である。 本発明であるウォームギア用金型のウォームギアの正面図である。 本発明であるウォームギア用金型のウォームギアの断面図である。
符号の説明
1 ウォームギア用金型
2 上蓋部
2a 上蓋本体
2b 注入孔
2c 注入口
2d 接続孔
3 注入部
3a 外枠
3b 内枠
3c 注入孔
3d 拡張部
3e 接続孔
4 金型部
4a 本体
4b ベアリング
4c 空洞部
4d リング
4e 電鍮
4f インサート金型
4g プラスチック材料
4h 歯型
4i 中空
4j 接続孔
4k 凸部
5 中敷き部
5a 中敷き本体
5b 中空
5c 接続孔
5d 接続孔
6 押上部
6a 本体
6b ピストン
6c 中空
6d 接続孔
6e エジェクタープレート
6f 押さえ部材
6g 留め具
6h 接続孔
6i 中空
7 支軸部
7a 土台
7b 支軸
7c 留め具
7d 接続孔
8 接続ピン
9 ウォームギア
9a プラスチック部
9b 凸部
9c 中空
9d 凹部

Claims (1)

  1. 中央にウォームギアの材料となる溶けたプラスチックを注入する小さな注入口を有する上蓋部と、前記上蓋部から入ってきたプラスチックを拡張部で拡げて流し込む注入部と、前記注入部から流れてきたプラスチックをウォームギアの歯形が転写された電鍮の形状に合わせて成形し固める金型部と、前記金型部を下から支える中敷き部と、前記中敷き部の下側からピストンを押し上げてウォームギアを前記金型部から取り外す押上部と、前記金型部から押上部までの中心を通りウォームギアの中央を固定する支軸と全体を下側から支える土台を有する支軸部とからなり、金属に刃切りをして金型の基となるマスターを作成し、電鍮に転写した後にマスターを溶解、破壊又は抜き取りして金型を生成したことを特徴とするウォームギア用金型。
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