JP2007083428A - 操作装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 生産機械としての成形機1には成形機1の操作を可能とした成形機操作コントローラ3が設けられ、成形機1に設置された付設機械としての取出機2には取出機2の操作を可能とした取出機操作コントローラ5が設けられている。
成形機操作コントローラ3と取出機操作コントローラ5とはリモート操作プログラム33,53を有し、各操作コントローラ3,5間は通信ポート34,54を介して通信回線Lにより相互の操作を可能にする通信接続がなされ、一方の操作コントローラ5(3)から他方の機械1(2)の操作ができるように構成されている。
よって、成形機操作コントローラ3、取出機操作コントローラ5のいずれからでも成形機1及び取出機2を操作できる。
【選択図】 図2
Description
また、一般に、成形機操作コントローラは、成形機の動作制御等を行う成形機制御ユニットと接続されて成形機の側面に設置固定されているが、一方、取出機操作コントローラは、取出機の動作制御等を行う取出機制御ユニットとケーブル等で接続されてある程度の範囲で持ち運びできるように設置されている。
成形品開放位置が成形機における成形機操作コントローラを設置する側(操作側)に配置される場合、取出機のアーム機構等の構成部分はこの成形機の操作側に設置され、一方、成形品開放位置が成形機における成形機操作コントローラを設置しない側(反操作側)に配置される場合、取出機のアーム機構等の構成部分はこの成形機の反操作側に設置される。
この場合、取出機が成形機の反操作側に設置されていると、取出機の動作が成形機に隠れて見え難くなるため、成形機操作コントローラから取出機を操作等するのは、却って操作し辛くするという問題があった。
とくに操作者が取出機の調整のため反操作側にいる場合に、成形機の設定確認や操作が出来なかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、成形機と取出機のような生産機械と付設機械とにそれぞれ備える操作装置として、一方の機械の操作装置からの他方の機械の操作を支障なく良好に行える操作装置を実現することを課題とする。
これにより、生産機械の操作装置、付設機械の操作装置のいずれからでも、生産機械及び付設機械を操作することができる。
その結果、例えば、生産機械及び付設機械の双方の動作を見渡せる位置に配置されるいずれか一方の操作装置から他方の機械の操作を支障なく良好に行うことができる。
これにより、成形機の操作装置、取出機の操作装置のいずれからでも、成形機及び取出機を操作することができる。
従って、取出機及びこの取出機の操作装置が成形機における操作装置を設置しない側(反操作側)に配置される場合であっても、この反操作側からは、成形機及び取出機の双方の動作を見渡せるので、この場合は、取出機の操作装置から成形機及び取出機の操作を支障なく良好に行うことができる。
これにより、各操作装置は、タッチパネル式の操作画面を備えることから、表示によって各機械の操作の指示を適宜に行うことができ、煩雑さや誤解を招くことなく、各機械に対して適切な操作を行うことができる。
しかも、各操作装置のタッチパネル式操作画面には、他方の機械における操作画面を呼び出すことができ、一方の機械の動作制御プログラムに変更を生じた場合でも、この一方の機械の動作制御プログラムを修正するのみで他方の操作装置のタッチパネル式操作画面にもその操作画面を反映させることができる。
その結果、操作者にとって使い勝手のよいものが得られる。
本実施の形態による操作装置は、生産機械と付設機械とにそれぞれ備えるいずれの操作装置からでも生産機械と付設機械の双方を操作可能としたものであって、例えば、図1に示すような成形システムに適用される。
また、この成形機1の本体側壁には、成形機操作コントローラ3(本発明に係る操作装置)が設置されている。
この成形機操作コントローラ3は、液晶画面で構成されたタッチパネル式操作画面30を前面に備え、主に成形機1を操作制御するものであるが、取出機2をも操作制御することができるものである。
また、この取出機2には、ケーブルKによって取出機操作コントローラ5(本発明に係る操作装置)が接続されている。
この取出機操作コントローラ5は、液晶画面で構成されたタッチパネル式操作画面50を前面に備え、主に取出機2を操作制御するものであるが、成形機1をも操作制御することができるものである。
横行アーム21は、成形機15における可動プラテン11と対向した固定プラテン12上に搭載され、固定されている。
引抜アーム22は、この横行アーム21に搭載され、サーボモータ等の駆動源(図示せず)により金型開閉方向と直交方向(図1のY方向)に進退移動される。
昇降アーム23は、この引抜アーム22に垂設され、サーボモータ等の駆動源(図示せず)により金型開閉方向(図1のX方向)に進退移動されるとともにサーボモータ等の駆動源(図示せず)により成形機1の上下方向(図1のZ方向)に昇降移動される。
また、取出ヘッド4は、その成形品保持面を垂直姿勢と水平姿勢とに反転回動したり、垂直姿勢で水平回動できるように構成されている。
図2に示すように、成形機1には、この成形機1の成形動作を制御する成形機制御ユニット6が内蔵されており、そして、上記成形機操作コントローラ3は、通信線L1でこの成形機制御ユニット6と通信接続されている。
成形機制御ユニット6は、CPU(Central Processing Unit)61や成形機1における金型13等に応じた所定の成形動作等を規定する成形プログラム群62を備えており、成形機操作コントローラ3からの種々の指令を受けて成形機1の成形動作制御を行う。
取出機制御ユニット7は、CPU71や成形機1における金型13等に応じた所定の取出動作等を規定する取出プログラム群72を備えており、取出機操作コントローラ5からの種々の指令を受けて取出機2の取出動作制御を行う。
なお、上記通信回線Lは、無線か有線のいずれかで通信接続されていてもよく、そして、有線接続の場合は取出機2と取出機操作コントローラ5とを接続したケーブルKを通して接続するようにしてもよい。
タッチパネル式操作画面30は、GUI(Graphical User Interface)となっており、成形機情報画面301と取出機情報画面302とを一緒に表示可能な表示部300と、この画面上で対話式にタッチ操作可能に構成されて種々の指令を行う操作部303とを備える。
なお、画面構成としては、成形機1の成形機情報画面301内の所定場所に取出機2の取出機情報画面302をフレーム表示させるようにしているが、左右に半分ずつ表示させる等種々設定することができる。
また、リモート操作プログラム33は、取出機操作コントローラ5との間でリモート操作可能に通信接続を確立するためのリモート通信手段である。
タッチパネル式操作画面50は、GUIとなっており、成形機情報画面502と取出機情報画面501とを一緒に表示可能な表示部500と、この画面上で対話式にタッチ操作可能に構成されて種々の指令を行う操作部503とを備える。
なお、画面構成としては、取出機2の取出機情報画面501内の所定場所に成形機1の成形機情報画面502をフレーム表示させるようにしているが、左右に半分ずつ表示させる等種々設定することができる。
また、リモート操作プログラム53は、成形機操作コントローラ3との間でリモート操作可能に通信接続を確立するためのリモート通信手段である。
従って、成形機操作コントローラ3、取出機操作コントローラ5のいずれからでも、成形機1と取出機2の双方が操作可能となる。
すると、取出機制御ユニット7は、この操作指令に従って取出機2を動作制御することとなる。
また、取出機2における現在状況等の各種情報も、この成形機操作コントローラ3のタッチパネル式操作画面30からの操作によってそのタッチパネル式操作画面30に表示させることができる。
つまり、この成形機操作コントローラ3においては、成形機1に対する操作等に加えて、取出機操作コントローラ5で行える取出機2に対する操作等をも行うことができる。
すると、成形機制御ユニット6は、この操作指令に従って成形機1を動作制御することとなる。
また、成形機1における現在状況等の各種情報も、この取出機操作コントローラ5のタッチパネル式操作画面50からの操作によってそのタッチパネル式操作画面50に表示させることができる。
つまり、この取出機操作コントローラ5においては、取出機2に対する操作等に加えて、成形機操作コントローラ3で行える成形機1に対する操作等をも行うことができる。
従って、各操作コントローラ3,5にリモート操作プログラム33,53がインストールされてもそれぞれのCPU31,51に大きな負担をかけることもない。
その結果、操作者にとって使い勝手のよいものが得られる。
なお、この場合でも、成形機1の成形機操作コントローラ3からでも成形機1及び取出機2の操作が行えることは上述のとおりである。
従って、一方の機械(取出機2又は成形機1のいずれか一方)の動作制御プログラム(62又は72)に変更を生じた場合でも、この一方の機械の動作制御プログラム(62又は72)を修正するのみで他方の機械の操作コントローラ(3又は5)のタッチパネル式操作画面(30又は50)にもその操作画面を反映させることができる。
その結果、例えば、取出機2自体の機種変更やバージョンアップ等が行われても、成形機操作コントローラ3や取出機操作コントローラ5の作製時間が短く、成形機1と取出機2との早期ドッキングが可能となる。
このことは、上記取出機2側における取出機操作コントローラ5と取出機制御ユニット7との関係においても同様である。
例えば、付設設備としての取出機2は、上記トラバース型の取出機2のほか、サイドエントリー型や旋回式の取出機2でもよく、また、付設設備としては、取出機2のほかに、例えば、インサート部材の装填ロボット、製品の配列ロボット、製品の搬送ロボット等、生産機械に付設されて生産品を移動搬送させるものであればよい。
また、生産設備としては、成形機1に限らず、所定の生産品を生産するものであればよい。
2 取出機
3 成形機操作コントローラ(操作装置)
5 取出機操作コントローラ(操作装置)
20 アーム機構
30 タッチパネル式操作画面
33,53 リモート操作プログラム
34,54 通信ポート
50 タッチパネル式操作画面
L 通信回線
Claims (3)
- 所定の生産品を生産する生産機械及びこの生産機械に設置されて生産品を移動搬送させる付設機械のそれぞれに設けられて自己の機械の操作を可能とした操作装置であって、
上記生産機械及び上記付設機械にそれぞれ設けた操作装置間に相互の操作を可能にする通信接続がなされ、
相互に一方の操作装置から前記通信接続を介し他方の機械の操作を行う手段を含むことを特徴とする操作装置。 - 請求項1に記載の操作装置において、
上記生産機械は成形機であり、上記付設機械は成形品取出機である操作装置。 - 請求項1又は2のいずれかに記載の操作装置において、
生産機械及び付設機械の各々の操作装置は、タッチパネル式の操作画面を備えており、
各操作装置には、自己のタッチパネル式操作画面内に他方の機械の操作画面を表示し操作できるプログラムを内蔵した操作装置。
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