JP2007082899A - 磁気肩パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】肩こり用のシート型の磁気パッドを提供すること。
【解決手段】本発明にかかる磁気肩パッドは、肩に装着して使用するシート状の肩パッドであって、肩に装着したとき、肩に沿った湾曲状態で断面形状を保持する形状保持手段と、肩に装着したとき、肩の筋肉に向かう磁界を形成する磁界形成手段とを備えている。前記磁気肩パッドの磁界形成手段は、少なくとも鎖骨の周囲に磁界を及ぼすように形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、肩こり用の磁気パッドに関するものである。
従来より、肩や首筋に張り付けて磁気治療効果を得るために、粒子状の磁石と粘着シートとからなる磁気治療具があった。
ところが、上述したような従来の磁気治療具では、肩こりのような広い面積に対しては、たくさん張り付けなければならないという問題と、粒子状の磁石では強力な磁力を得にくいという問題があった。
このような問題のために、従来の磁気治療具では、重い肩こりには効果的ではないという問題があった。
そこで、本発明は、広い面積に磁気治療効果を及ぼすことのできる肩こり用のシート型の磁気パッドを提案するものである。
本発明にかかる請求項1の磁気肩パッドは、
肩に装着して使用するシート状の肩パッドであって、
肩に装着したとき、肩に沿った湾曲状態で断面形状を保持する形状保持手段と、
肩に装着したとき、肩の筋肉に向かう磁界を形成する磁界形成手段と、
を備えている。
請求項2の磁気肩パッドは、
磁界形成手段は、少なくとも鎖骨の周囲に磁界を及ぼすように形成されている。
請求項3の磁気肩パッドは、
肩に装着したとき、肩に粘着する粘着手段を備えている。
本発明にかかる請求項1の磁気肩パッドによれば、
肩に装着したとき、肩に沿った湾曲状態で断面形状を保持するので、肩の曲面に応じた形状を形成し、肩の筋肉に向かって磁界を形成するので、肩こりが発生している肩の筋肉の広い面積に磁気治療効果を及ぼすことができる。
したがって、従来の磁気治療具で効果が得られなかったような重い肩こりでも、顕著な効果が得られる。
請求項2の磁気肩パッドでは、少なくとも鎖骨の周囲に磁界を及ぼすので、鎖骨の周囲の肩こりに効果的である。
請求項3の磁気肩パッドでは、
肩に装着したとき、肩に粘着する粘着手段を備えているので、直接肌に装着して強い磁気治療効果を得るとともに、肩を動かしてもずれることがない。
以下に、本発明にかかる磁気肩パッドを、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の磁気肩パッドを両肩に装着した状態を背中側から見た斜視図である。この図1において、1は右肩用の磁気肩パッドであり、左肩用の磁気肩パッド1Lと対称形状となっている。使用状態においては、図1に示したように、使用状態においては、断面形状は肩の曲面に応じた湾曲状態となっており、湾曲状態で断面形状を保持するための形状保持手段としてのステンレス板2、2Lが内装されている。
図2には右側用の磁気肩パッドの平面形状を示した。図2の(a)は小さい寸法の磁気肩パッドであり、主に女性に適したサイズである。図2の(b)は大きい寸法の磁気肩パッドであり、主に男性に適したサイズである。
図2の(a)、(b)に示したように、本発明の磁気肩パッドは、平面形状において少なくとも3点A,B,Cを含む領域で磁界を形成するように、ゴム質層に混成された磁性体が配置されている。前記3点A,B,Cを含む領域における磁界は、断面形状を示した図3に示したように、磁力線Mが装着時における肩の内部に及ぶような磁界を形成するように構成されている。なお、磁力の大きさは特に限定されるものではなく、必要に応じて強弱適宜選択するとよい。
そして、前記3点A,B,Cの相対的な位置は、AとBとの間隔が約10cm〜約14cm、BとCとの間隔が約7cm〜約9cm、CとAとの間隔が約10cm〜約14cm程度とする。
図3に示したように、湾曲状態を保持するように、前述したように形状保持手段としてのステンレス板2が内装されている。このステンレス板2の平面形状は、図3に示したような台形状でもよいが、種々の直線部や曲線部で囲まれた形状とすることができる。また、この形状保持手段としては、形状記憶合金や樹脂板を用いることもできる。
前記磁気肩パッドの点Aは肩の前方の鎖骨近傍の筋肉疲労をやわらげ、点日B,Cは肩の後方の筋肉疲労をやわらげるような位置に対応している。したがって、少なくとも前記3点A,B,Cを含む領域における磁気治療効果がえられるものであれば、その平面形状や、断面形状、素材などは、図示したものに限定されるものではない。
なお、前記3点A,B,Cは僧帽筋をカバーする領域に対応している。
磁界を形成するための磁性体の磁極は、図4に示したように、磁気肩パッドの裏面から表面へ、もしくは逆方向に並列されたものでも、極性が向かい合うように裏面に沿って交互に並列されたものや、極性が同じ方向を向くように並列されたものでもよい。
図3に示したように、実施例の磁気肩パッド1は、少なくとも肩に当てる側の面(裏面)から、肩の筋肉に向かう磁力線が出るように磁化されたゴム磁石シートを本体とし、前記本体の裏面にはシリコーン樹脂などの滑り止め素材を粘着素材3として、全面もしくは一部に適宜配設し、前記本体の表面には形状保持部材としてのステンレス板2を重ねて止着し、その表面を違和感のない肌色のカバー材で覆ったものである。
シリコーン樹脂などの滑り止め素材を用いると、粘着剤を用いたシートなどの場合と比較して、装着剤の痕跡が皮膚に残ることがないので快適に使用できる。
また、前記磁気肩パッドの素材、特に、肩に接する側の面には、赤外線を発生するセラミックなどを配設し、また、ゲルマニウム、チタンなどの金属成分を含有させた素材、例えば繊維を用いるとよい。また、商品名「テビロン」などのようなマイナスイオン発生素材を使うとよい。
なお、商品名「テビロン」の特性は、着用時、皮膚との摩擦により、マイナスイオンを発生する特性や、全繊維中最高の保温性や、カラッとした暖かさが得られるように吸湿性がゼロという特性や、難燃性、耐薬品性などである。
本発明にかかる磁気肩パッドの使用状態の斜視図である。 前記磁気肩パッドの平面形状を示す平面図である。 前記磁気肩パッドの使用状態における側面断面形状を示す側面断面図である。 前記磁気肩パッドにおける磁界の状態を説明する一部拡大断面平面図である。
符号の説明
1、1L 磁気肩パッド
2、2L 形状保持手段、ステンレス板
3 滑り止め素材、粘着素材

Claims (3)

  1. 肩に装着して使用するシート状の磁気肩パッドであって、
    肩に装着したとき、肩に沿った湾曲状態で断面形状を保持する形状保持手段と、
    肩に装着したとき、肩の筋肉に向かう磁界を形成する磁界形成手段と、
    を備えたことを特徴とする磁気肩パッド。
  2. 前記磁界形成手段は、少なくとも鎖骨の周囲に磁界を及ぼすように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気肩パッド。
  3. 肩に装着したとき、肩に粘着する粘着手段を備えたことを特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載の肩当てパッド。
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