JP2007082736A - 調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】調理鍋を収容する本体と、調理鍋を加熱するコイル5と、本体に開閉可能に取り付けられ調理鍋の開口部を閉塞する蓋体と、蓋体に設けられ、調理鍋内と連通する開口を閉塞して調理鍋内に圧力を投入する圧力投入手段48と、調理鍋内の調理物の温度を直接または間接的に検出する温度センサ6と、調理時間を設定するタイマー設定手段50と、調理開始もしくは、温度センサ6による沸騰検出時に計時を開始し、タイマー設定手段50により設定された時間が経過すると調理を終了させるタイマー手段51と、調理開始時もしくは調理中に圧力投入手段48を動作させ、調理鍋内の圧力を昇圧させ、タイマー設定手段50により設定された調理時間の所定時間前に圧力投入手段をオフして調理鍋内の圧力を常圧にして調理を継続させる制御手段43とを備える。
【選択図】図3
Description
また、シチュー等を調理する際は、一旦加熱を中止し、ルーを投入した後は圧力を印加しないで加熱する必要があり、使い勝手がよくないという問題があった。
また、調理終了直後は、圧力が残るため、蓋を解放すると蒸気が吹き出すという問題があった。
この発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、圧力調理が適さない調理等が簡単な操作により安全に調理できる調理器を提供することを目的とする。
前記本体に開閉可能に取り付けられ前記調理鍋の開口部を閉塞する蓋体と、該蓋体に設けられ、前記調理鍋内と連通する開口を閉塞して前記調理鍋内に圧力を投入する圧力投入手段と、前記調理鍋内の調理物の温度を直接または間接的に検出する温度センサと、調理時間を設定するタイマー設定手段と、調理開始もしくは、前記温度センサによる沸騰検出時に計時を開始し、前記タイマー設定手段により設定された時間が経過すると調理を終了させるタイマー手段と、調理開始時もしくは調理中に前記圧力投入手段を動作させ、前記調理鍋内の圧力を昇圧させ、前記タイマー設定手段により設定された前記調理時間の所定時間前に前記圧力投入手段をオフして前記調理鍋内の圧力を常圧にして調理を継続させる制御手段と、を備える。
図1はこの発明の実施の形態1を示す調理器の断面図、図2はこの調理器の操作パネルを示す図、図3はこの調理器の制御ブロック図、図4はこの調理器の調理温度・圧力制御を示すタイムチャート、図5はこの調理器の動作を示すフローチャートである。
図1において、調理器本体1の上部開口部には、蓋体3がヒンジ部2に開閉自在に支持され上部開口部を覆うように設けられ、下部のコイル台4にはコイル5が配設されている。また、コイル台4の底部中央部付近には温度センサ6が設けられ、ばねに付勢されてコイル台4の底部から上方に突出している。
蓋体3のほぼ中央部には、下部が開口し前面側に開口部を有するドーム状の弁室12が設けられており、開口部は中央部にシール弾性体が設けられたリング状のシール部材13により閉塞されている。また、弁室12の下部とカートリッジ10の開口孔14とを連通する蒸気通路15が設けられている。
圧力投入手段は、弁孔18を自重で閉塞する調圧ボール20と、調圧ボール20を移動させるソレノイド22を有する弁孔開閉装置21から構成される。
また、蓋体3の前端部に調理器本体1に係合するフック26が設けられている。
まず、蓋体3の動作について図1により説明する。
調理開始前に、ソレノイド22が非通電状態の場合は、ソレノイド22の可動鉄心23はその突部が弁室12の開口部に設けたシール部材13を押圧して変形させ、調圧ボール20を弁座19の後部側に移動させて弁孔18を開放している。調理物が入れられた調理鍋7を調理器本体1内にセットし、蓋体3を閉じると、フック26の係止爪が調理器本体1の操係止部25に係合し、調理器本体1の上部開口部を閉塞してロックする。そして、調理を開始すると、ソレノイド22に通電され、弁孔開閉装置21により、調圧ボール20が移動し、円筒16の弁孔18を閉鎖する。このとき蓋開閉ボタン27がロックされる。操作パネル9の調理キー39を操作すると、コイル5等に通電され調理が開始される。
図4(a)において、調理キー39がオンとなると、圧力投入手段48のソレノイド22に通電され、可動鉄心23が後退することにより、調圧ボール20は自重により移動して弁孔18を閉じ、圧力制御が開始される。また、コイル5に通電され加熱制御が開始され温度が上昇を始める。そして、調理物が沸騰すると、調理鍋7内に発生した蒸気がにより調理鍋7内の圧力が上昇し、1.2気圧、105℃となる。
また、温度センサ6の検出温度が105となるように加熱制御手段47によりコイル5への通電を断続的に制御する。
そして、タイマー設定手段50により設定された調理時間の15分前に圧力投入手段48をオフして調理鍋7内の圧力を常圧にして100℃で調理を継続し、タイマー設定手段50により設定された調理時間になると、制御手段43は加熱制御手段47を制御し、コイル5への通電を停止し調理が終了する。
まず、ステップS1でメニューキー38がオンかどうか判定する。メニューキー38がオンでないときはステップS2に進み、煮込みが選択されると、液晶表示器41に「煮込み」が表示され、ステップS4に進む。メニューキー38がオンのときはステップS3に進み、シチューが選択されると、液晶表示器41に「シチュー」が表示され、ステップS4に進む。
次のステップS7では、温度センサ6により調理鍋7の温度が100℃となり沸騰が検出されたときステップS8に進みタイマー手段51により計時を開始させる。
このとき、円筒16の弁孔18が閉鎖されているため、沸騰により調理鍋7内に発生した蒸気が漏れることがないので調理鍋7内の圧力が上昇し、あらかじめ設定された1.2気圧、105℃のもとで調理が行われる。また、液晶表示器41に温度、圧力、加熱時間の残時間等が表示される。
なお、本実施の形態では、タイマー手段51の計時開始を沸騰したときに行ったが、調理開始から開始してもよい。
図6はこの発明の実施の形態1を示す調理器の調理温度・圧力制御を示すタイムチャート、図7はこの調理器の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態は、実施の形態1の調理行程において、圧力投入手段をオフしたとき、または、圧力投入手段をオフしてから前記調理鍋内の圧力が常圧に戻る時間を遅延して、報知を行う報知手段を備えたものである。
実施の形態2の調理器の構成は実施の形態1の図1及び図2に報知手段であるブザーを設けたものであり、他は同じなので説明を省略し動作について説明する。
また、動作フローは、図7において、ステップS21〜31、33〜35は実施の形態1の図5と同じであり、説明を省略する。ステップS32で圧力投入手段48をオフしたときブザーで報知する。なお、ブザーの報知は、圧力投入手段48をオフしてから調理鍋7内の圧力が常圧に戻る時間を遅延してから行ってもよい。
図8はこの発明の実施の形態1を示す調理器の調理温度・圧力制御を示すタイムチャート、図9はこの調理器の動作を示すフローチャートである。
実施の形態3の調理器の構成は実施の形態2と同じなので説明を省略し動作について説明する。
図8において、実施の形態2の図6と異なるのは、圧力投入手段をオフしてブザーにより報知を行うとともに、加熱制御手段47による加熱を停止し、操作手段である調理キー39が操作されたときに、加熱を再開させる点である。
図10はこの発明の実施の形態4を示す調理器の調理温度・圧力制御を示すタイムチャート、図11はこの調理器の動を示すフローチャートである。
実施の形態4の調理器の構成は実施の形態1と同じなので説明を省略し動作について説明する。
また、図11においてステップS71〜79の動作フローは、、実施の形態1の図5のステップS1〜3、9〜11を除いたものであり説明を省略する。
9 操作パネル、12 弁室、20 調圧ボール、37 タイマーキー、38 メニューキー、39 調理キー、43 制御手段、6 温度センサ、47 加熱制御手段、48 圧力投入手段、50 タイマー設定手段、51 タイマー手段。
Claims (4)
- 調理鍋を収容する本体と、
前記調理鍋を加熱する加熱手段と、
前記本体に開閉可能に取り付けられ前記調理鍋の開口部を閉塞する蓋体と、
該蓋体に設けられ、前記調理鍋内と連通する開口を閉塞して前記調理鍋内に圧力を投入する圧力投入手段と、
前記調理鍋内の調理物の温度を直接または間接的に検出する温度センサと、
調理時間を設定するタイマー設定手段と、
調理開始もしくは、前記温度センサによる沸騰検出時に計時を開始し、前記タイマー設定手段により設定された時間が経過すると調理を終了させるタイマー手段と、
調理開始時もしくは調理中に前記圧力投入手段を動作させ、前記調理鍋内の圧力を昇圧させ、前記タイマー設定手段により設定された前記調理時間の所定時間前に前記圧力投入手段をオフして前記調理鍋内の圧力を常圧にして調理を継続させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする調理器。 - 前記圧力投入手段をオフするとき、または、前記圧力投入手段をオフしてから前記調理鍋内の圧力が常圧に戻る時間を遅延して、報知を行う報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の調理器。
- 調理を開始する操作手段を備え、
前記制御手段は、前記報知手段により報知を行うとともに、前記加熱手段による加熱を停止し、前記操作手段が操作されたときに、前記加熱手段による加熱を再開させることを特徴とする請求項1または2記載の調理器。 - 調理鍋を収容する本体と、
前記調理鍋を加熱する加熱手段と、
前記本体に開閉可能に取り付けられ前記調理鍋の開口部を閉塞する蓋体と、
該蓋体に設けられ、前記調理鍋内と連通する開口を閉塞して前記調理鍋内に圧力を投入する圧力投入手段と、
前記調理鍋内の調理物の温度を直接または間接的に検出する温度センサと、
調理時間を設定するタイマー設定手段と、
調理開始もしくは、前記温度センサによる沸騰検出時に計時を開始し、前記タイマー設定手段により設定された時間が経過すると調理を終了させるタイマー手段と、
調理開始時もしくは調理中に前記圧力投入手段を動作させ、前記調理鍋内の圧力を昇圧させ、前記タイマー設定手段により設定された前記調理時間の所定時間前に前記加熱手段の加熱を停止して前記調理鍋内の圧力を常圧にして調理を継続させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005274905A JP2007082736A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005274905A JP2007082736A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 調理器 |
Publications (1)
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JP2007082736A true JP2007082736A (ja) | 2007-04-05 |
Family
ID=37970325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005274905A Pending JP2007082736A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 調理器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007082736A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107019416A (zh) * | 2016-02-01 | 2017-08-08 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 压力烹饪器具及其中途开盖控制方法和中途开盖控制装置 |
CN107019415A (zh) * | 2016-02-01 | 2017-08-08 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 压力烹饪器具及其中途开盖控制方法和中途开盖控制装置 |
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2005
- 2005-09-22 JP JP2005274905A patent/JP2007082736A/ja active Pending
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