JP2007082676A - 被加熱物の容器、容器の蓋、及び、載置具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エネルギー効率が高く、しかも、取り扱い面にも優れた被加熱物の容器、容器の蓋、及び、載置具を提供する。
【解決手段】 燃料ガスと酸化剤ガスの予混合ガスを燃焼室7に供給する予混合ガス流路8と、前記燃焼室7から流出する燃焼ガスを機外に排出する燃焼ガス流路9が伝熱壁10で仕切られて成るマイクロコンバスタ3を設ける。このマイクロコンバスタ3を、容器本体や蓋本体、載置具本体に一体に組み込む。
【選択図】 図2
【解決手段】 燃料ガスと酸化剤ガスの予混合ガスを燃焼室7に供給する予混合ガス流路8と、前記燃焼室7から流出する燃焼ガスを機外に排出する燃焼ガス流路9が伝熱壁10で仕切られて成るマイクロコンバスタ3を設ける。このマイクロコンバスタ3を、容器本体や蓋本体、載置具本体に一体に組み込む。
【選択図】 図2
Description
この発明は、飲食物を収容する椀や鍋、工業材料や土木材料を溶融する容器等の被加熱物の容器と、この種の容器の蓋と、被加熱物を載置するコースター等の載置具に関するものである。
例えば、食品を入れる容器として、容器本体内に電気ヒータや電磁加熱器が一体に組み込まれたものが案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−105239号公報
しかし、容器本体内に電気ヒータや電磁加熱器を一体に組み込んだ従来の容器は、安全で取り扱いが容易であるという利点がある反面、電気をエネルギー源として容器を加熱するものであるため、エネルギー効率が悪いという不具合がある。
そこで、この発明は、エネルギー効率が高く、しかも、取り扱いにも優れた被加熱物の容器、容器の蓋、及び、載置具を提供しようとするものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、被加熱物を収容する容器において、燃焼器本体内の燃焼室(例えば、実施形態における燃焼室7)に未燃焼ガスを導く未燃焼ガス流路(例えば、実施形態における予混合ガス流路8)と、前記燃焼室から流出する燃焼ガスを機外に排出する燃焼ガス流路(例えば、実施形態における燃焼ガス流路9)とが伝熱壁(例えば、実施形態における伝熱壁)を挟んで形成されて成るマイクロコンバスタ(例えば、実施形態におけるマイクロコンバスタ3)を設け、このマイクロコンバスタを容器本体(例えば、実施形態における容器本体1)に一体に組み込むようにした。
この場合、未燃焼ガス流路から燃焼室に供給される未燃焼ガスは、伝熱壁を介して接する燃焼ガスの熱によって予熱され、燃焼器本体の略密閉された燃焼室内において燃焼し、そこで燃焼したガスが燃焼ガス通路を通って機外に排出される。この間、そこで燃焼熱は容器本体に直接伝達される。
尚、この発明において、「未燃焼ガス」とは燃焼前のガスを意味し、「燃焼ガス」とは燃焼後のガスを意味する。
この場合、未燃焼ガス流路から燃焼室に供給される未燃焼ガスは、伝熱壁を介して接する燃焼ガスの熱によって予熱され、燃焼器本体の略密閉された燃焼室内において燃焼し、そこで燃焼したガスが燃焼ガス通路を通って機外に排出される。この間、そこで燃焼熱は容器本体に直接伝達される。
尚、この発明において、「未燃焼ガス」とは燃焼前のガスを意味し、「燃焼ガス」とは燃焼後のガスを意味する。
請求項2に記載の発明は、被加熱物を収容する容器の蓋において、燃焼器本体内の燃焼室に未燃焼ガスを導く未燃焼ガス流路と、前記燃焼室から流出する燃焼ガスを機外に排出する燃焼ガス流路とが伝熱壁を挟んで形成されて成るマイクロコンバスタを設け、このマイクロコンバスタを蓋本体に一体に組み込むようにした。
この場合、マイクロコンバスタの燃焼器本体内で前述と同様の燃焼が行われ、そこで発生した燃焼熱が蓋本体に直接伝達される。
この場合、マイクロコンバスタの燃焼器本体内で前述と同様の燃焼が行われ、そこで発生した燃焼熱が蓋本体に直接伝達される。
また、請求項3に記載の発明は、被加熱物を載置する載置具において、燃焼器本体内の燃焼室に未燃焼ガスを導く未燃焼ガス流路と、前記燃焼室から流出する燃焼ガスを機外に排出する燃焼ガス流路とが伝熱壁を挟んで形成されて成るマイクロコンバスタを設け、このマイクロコンバスタを載置具本体に一体に組み込むようにした。
この場合、マイクロコンバスタの燃焼器本体内で前述と同様の燃焼が行われ、そこで発生した燃焼熱が載置具本体に直接伝達される。
この場合、マイクロコンバスタの燃焼器本体内で前述と同様の燃焼が行われ、そこで発生した燃焼熱が載置具本体に直接伝達される。
この発明によれば、燃焼室に導入された未燃焼ガスがマイクロコンバスタの燃焼器本体内で連続的に燃焼を続け、その燃焼熱が容器本体や蓋本体、載置具本体に直接伝達されるため、電気ヒータや電磁加熱器を用いた加熱と同様の取り扱い易さを維持しつつ、高いエネルギー効率をもって容器本体や蓋本体、載置具本体を確実に加熱することができる。
以下、この発明の各実施形態を、図面を参照して説明する。
最初に、図1〜図5に示す第1の実施形態について説明する。
この実施形態は、被加熱物を収容する容器の発明の実施形態であり、図1は、麺類や飯類、汁物等の飲食物をよそう椀状の容器を示すものである。この容器は、容器本体1の内側底面の中央が偏平に形成されるとともに、その偏平部の下方に容器本体1を卓上に載置するため台座部2が形成され、この台座部2に後述するマイクロコンバスタ3が内蔵されている。
最初に、図1〜図5に示す第1の実施形態について説明する。
この実施形態は、被加熱物を収容する容器の発明の実施形態であり、図1は、麺類や飯類、汁物等の飲食物をよそう椀状の容器を示すものである。この容器は、容器本体1の内側底面の中央が偏平に形成されるとともに、その偏平部の下方に容器本体1を卓上に載置するため台座部2が形成され、この台座部2に後述するマイクロコンバスタ3が内蔵されている。
マイクロコンバスタ3は、ガス燃焼による加熱器であり、図2〜図5に示すように略偏平な円板状のケーシング4内に燃焼機構が内蔵され、ケーシング4の外周部には、燃料ガスの供給管5と燃焼ガス(燃焼済みガス)の排出管6が突設されている。燃料ガスの供給管5は、前記の台座部2に設置された図示しないカセット型の小型ガスボンベに接続されるようになっている。燃料ガスとしては、例えば、メタン、プロパン、ブタン等のガスが用いられる。また、この燃料ガスは、予め、酸化剤ガスとしての空気と混合され、予混合ガスとしてケーシング4内に導入される。
また、マイクロコンバスタ3は、ケーシング4内の略中心部に燃焼室7が配置され、供給管5を通して前述の予混合ガスF(未燃焼ガス)を燃焼室7に供給する予混合ガス流路8(未燃焼ガス流路)と、燃焼室7から流出する燃焼ガスEを排出管6に誘導する燃焼ガス流路9が伝熱壁10で仕切られて層状に設けられている。尚、伝熱壁10は、その表裏両面に接するガス間で良好に熱交換を行い得るように熱伝達率の高い材料によって肉薄に形成されている。したがって、予混合ガス流路8と燃焼ガス流路9は燃焼室7を折り返し点として内部で相互に導通するとともに、両ガス流路8,9の重合層が帯状に延出している。そして、両ガス流路8,9の重合層の帯は燃焼室7を中心として渦巻き状に配置され、全体が所謂スイスロール型を成すようになっている。
図5は、渦巻き状に配置された各ガス流路8,9を直線状に展開した場合の説明図であり、予混合ガス流路8内の予混合ガスFの流れと、燃焼ガス流路9内の燃焼ガスEの流れは、伝熱壁10を挟んだ対向流(カウンタフロー)となっており、これら両ガスF,E間において充分な熱交換がなされるようになっている。
したがって、予混合ガスFは、燃焼室7に導入される前段階で燃焼ガス流路9を流れる燃焼ガスEによって充分に予熱され、ケーシング4の略中央の燃焼室7において安定的に火炎を発生する。燃焼室7内には、火炎を発生させるために白金等の触媒(図示せず)が設置され、予混合ガスFが触媒上を通過する際に触媒反応によって加熱され、そこで燃焼が行われる。
尚、予混合ガス流路8の燃焼室7に臨む部位の代表寸法は、火炎を通さない(燃焼反応が伝播されない)消炎距離を考慮して設定されている。ここで、燃焼室7に臨む部位の代表寸法は、当該部位の形状、つまり流路断面形状によって変化するが、例えば、流路断面形状が円形状である場合には、代表寸法は円形断面の直径を指し、流路断面形状が円形状以外の形状である場合には、代表寸本は断面の水力相当直径(以下の式(1)参照。)を指す。また、代表寸法を採る部位は、予混合ガス流路8のうちの燃焼室7での燃焼を支配する部位とする。
水力相当直径D=通路断面積×4/通路のぬれ縁周辺長・・・式(1)
予混合ガス流路8の燃焼室7に臨む部位の代表寸法は、具体的には、以下のように設定する。
即ち、流路断面形状が円形状である場合には、代表寸法である円形断面の直径を消炎距離以下とし、流路断面形状が円形状以外の形状である場合には、代表寸法である水力相当直径Dを消炎等価径以下に設定する。
一般に、予混合ガスの消炎距離dは、管壁モデルの径の大きさで表されるものであり、以下の式(2)により求められる。式(2)において、dは消炎距離、λは熱伝導率、Nuはヌセルト数、Cpは定圧比熱、ρuは予混合気密度、Suは燃焼速度である。
d=2λ・Nu1/2/Cp・ρu・Su・・・式(2)
また、消炎等価径は式(3)で定義される。
消炎等価径=通路断面積×4/通路のぬれ縁周辺長・・・式(3)
水力相当直径D=通路断面積×4/通路のぬれ縁周辺長・・・式(1)
予混合ガス流路8の燃焼室7に臨む部位の代表寸法は、具体的には、以下のように設定する。
即ち、流路断面形状が円形状である場合には、代表寸法である円形断面の直径を消炎距離以下とし、流路断面形状が円形状以外の形状である場合には、代表寸法である水力相当直径Dを消炎等価径以下に設定する。
一般に、予混合ガスの消炎距離dは、管壁モデルの径の大きさで表されるものであり、以下の式(2)により求められる。式(2)において、dは消炎距離、λは熱伝導率、Nuはヌセルト数、Cpは定圧比熱、ρuは予混合気密度、Suは燃焼速度である。
d=2λ・Nu1/2/Cp・ρu・Su・・・式(2)
また、消炎等価径は式(3)で定義される。
消炎等価径=通路断面積×4/通路のぬれ縁周辺長・・・式(3)
マイクロコンバスタ3は、略密閉されたケーシング4の内部で燃焼ガスEと予混合ガスFの熱交換を効率良く行い、周囲の風や温度等の影響を受けることなく燃焼室7内で常時安定的な燃焼を継続することができるため、予混合ガスFの流量を適宜調整することによって電気ヒータや電磁加熱器を用いる場合と同様に安全かつ容易に取り扱うことが可能である。また、燃焼ガスEの温度を充分に低下させて外部に排出することができるため、この面からも安全かつ容易な取り扱いが可能である。
したがって、このマイクロコンバスタ3を容器本体1の台座部2に一体に組み込んだ容器は、容器本体1の収容部1aに入れた被加熱物を任意温度に加熱、若しくは、保温することができ、しかも、容器自体を安全にかつ容易に取り扱うことができる。そして、容器本体1とマイクロコンバスタ3が一体であることから、マイクロコンバスタ3から周囲に熱が逃げにくく、効率良く収容部1aに入れた被加熱物を加熱、若しくは、保温することができる。
また、この容器は、マイクロコンバスタ3内のガスの燃焼によって被加熱物を加熱するため、電気エネルギーを利用する場合に比較してエネルギー効率が高まる。
また、この容器は、マイクロコンバスタ3内のガスの燃焼によって被加熱物を加熱するため、電気エネルギーを利用する場合に比較してエネルギー効率が高まる。
また、マイクロコンバスタ3への燃焼ガスFの供給は、ガス管を用いて外部のガスボンベから得ることも可能であるが、この実施形態のように容器本体1の台座部2にカセット型の小型ガスボンベを設置するようにした場合には、容器を自由に外部に持ち運ぶことができ、しかも、飲食物を容器本体1の収容部1aに入れて加熱したまま運ぶことも可能である。
以上説明した実施形態は、飲食物をよそう椀等の容器であるが、この発明はこれに限らず、鍋やフライパン等の調理用の容器等にも同様に適用可能である。
図6は、半球状の収容部を有する中華鍋にこの発明を採用した第2の実施形態を示すものである。
この中華鍋は、鍋本体(容器本体)101の収容部101aの底部に台座部102を設け、その台座部102に前述と同様のマイクロコンバスタ3を一体に組み込んだものである。この場合も第1の実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
ただし、この実施形態の中華鍋の場合、容器本体101の底が半球状に形成されているため、マイクロコンバスタ3のガス流路を容器本体101の半球形状に沿わせて湾曲状に配置するようにすれば、熱の伝達効率をより高めることができる。
この中華鍋は、鍋本体(容器本体)101の収容部101aの底部に台座部102を設け、その台座部102に前述と同様のマイクロコンバスタ3を一体に組み込んだものである。この場合も第1の実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
ただし、この実施形態の中華鍋の場合、容器本体101の底が半球状に形成されているため、マイクロコンバスタ3のガス流路を容器本体101の半球形状に沿わせて湾曲状に配置するようにすれば、熱の伝達効率をより高めることができる。
図7に示す実施形態は、容器の蓋の発明の実施形態(「第3の実施形態」と呼ぶ)であり、所謂ダッチオーブン等の鍋(調理用の容器)25の蓋にこの発明を適用したものである。
この蓋は、蓋本体201の上面中央に取っ手部20を設け、その取っ手部20内に第1の実施形態と同様のマイクロコンバスタ3を一体に組み込んだものである。
この蓋は、基本的に第1の実施形態と同様の効果を得ることができるが、容器内の飲食物に対して蓋から輻射熱によって加熱を行うことができる。蓋からの加熱は、通常、屋外で蓋の上に加熱した石を載せる等して大掛かりに行わざるを得なかったが、この実施形態の蓋の場合、マイクロコンバスタ3がコンパクトで取り扱いが安全で容易なことから、屋外、屋内に拘らず手軽に調理を行うことができる。
この蓋は、蓋本体201の上面中央に取っ手部20を設け、その取っ手部20内に第1の実施形態と同様のマイクロコンバスタ3を一体に組み込んだものである。
この蓋は、基本的に第1の実施形態と同様の効果を得ることができるが、容器内の飲食物に対して蓋から輻射熱によって加熱を行うことができる。蓋からの加熱は、通常、屋外で蓋の上に加熱した石を載せる等して大掛かりに行わざるを得なかったが、この実施形態の蓋の場合、マイクロコンバスタ3がコンパクトで取り扱いが安全で容易なことから、屋外、屋内に拘らず手軽に調理を行うことができる。
また、図8に示す実施形態は、被加熱物の載置具の発明の実施形態(「第4の実施形態」と呼ぶ)であり、マグカップ等の容器30を載せ置くコースターにこの発明を適用したものである。
この載置具は、偏平な載置具本体301の内部に第1の実施形態と同様のマイクロコンバスタ3を一体に組み込んだものである。この載置具の場合も、第1の実施形態とほぼ同様の効果を得ることができるが、コースターとしての利用の場合には、マイクロコンバスタ3の内部の燃焼状態を管理することにより、載置する容器内の飲料を沸騰しない適温に維持することができる。そして、予混合ガスの供給流量が少なくて良い場合には、マイクロコンバスタ3内のガス流路を小断面にすることが可能であるため、大きな熱量を必要としないコースターとしての利用の場合には載置具本体を薄型にして利便性を高めることができる。
この載置具は、偏平な載置具本体301の内部に第1の実施形態と同様のマイクロコンバスタ3を一体に組み込んだものである。この載置具の場合も、第1の実施形態とほぼ同様の効果を得ることができるが、コースターとしての利用の場合には、マイクロコンバスタ3の内部の燃焼状態を管理することにより、載置する容器内の飲料を沸騰しない適温に維持することができる。そして、予混合ガスの供給流量が少なくて良い場合には、マイクロコンバスタ3内のガス流路を小断面にすることが可能であるため、大きな熱量を必要としないコースターとしての利用の場合には載置具本体を薄型にして利便性を高めることができる。
尚、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、以上では、飲食物用の容器と蓋、載置具について説明したが、この発明にかかる被加熱物の容器は飲食物用に限らず、アスファルト等の工業材料や土木材料を溶融するための容器であっても良い。
また、前述した実施形態では燃料と燃焼用酸化剤ガスを予め混合する「予混合タイプ」のマイクロコンバスタを例に説明したが、マイクロコンバスタは、両者を燃焼室で混合して拡散燃焼を行う「拡散タイプ」であっても良い。
また、前述した実施形態のマイクロコンバスタは、燃焼室を中心にして未燃焼ガス流路と燃焼ガス流路とを伝熱壁を挟んで渦巻き状に形成したが、このような形態に限るものではなく、伝熱壁を介して燃焼ガスの熱で未燃焼ガスを加熱することができれば他の形態のものも採用可能である。例えば、燃焼室を燃焼器本体の外周側に配置し、伝熱壁を挟んで形成される未燃焼ガス流路と燃焼ガス流路を燃焼器本体に放射状に設け、未燃焼ガスは未燃焼ガス流路を燃焼器本体の中央部から燃焼室に向かって流れ、燃焼ガスは燃焼ガス流路を燃焼室から燃焼器本体の中央部に向かって流れるようにしても良い。
また、前述した実施形態では燃料と燃焼用酸化剤ガスを予め混合する「予混合タイプ」のマイクロコンバスタを例に説明したが、マイクロコンバスタは、両者を燃焼室で混合して拡散燃焼を行う「拡散タイプ」であっても良い。
また、前述した実施形態のマイクロコンバスタは、燃焼室を中心にして未燃焼ガス流路と燃焼ガス流路とを伝熱壁を挟んで渦巻き状に形成したが、このような形態に限るものではなく、伝熱壁を介して燃焼ガスの熱で未燃焼ガスを加熱することができれば他の形態のものも採用可能である。例えば、燃焼室を燃焼器本体の外周側に配置し、伝熱壁を挟んで形成される未燃焼ガス流路と燃焼ガス流路を燃焼器本体に放射状に設け、未燃焼ガスは未燃焼ガス流路を燃焼器本体の中央部から燃焼室に向かって流れ、燃焼ガスは燃焼ガス流路を燃焼室から燃焼器本体の中央部に向かって流れるようにしても良い。
1,101…容器本体
3…マイクロコンバスタ
7…燃焼室
8…予混合ガス流路(未燃焼ガス流路)
9…燃焼ガス流路
10…伝熱壁
201…蓋本体
301…載置具本体
3…マイクロコンバスタ
7…燃焼室
8…予混合ガス流路(未燃焼ガス流路)
9…燃焼ガス流路
10…伝熱壁
201…蓋本体
301…載置具本体
Claims (3)
- 被加熱物を収容する容器において、
燃焼器本体内の燃焼室に未燃焼ガスを導く未燃焼ガス流路と、前記燃焼室から流出する燃焼ガスを機外に排出する燃焼ガス流路とが伝熱壁を挟んで形成されて成るマイクロコンバスタを設け、このマイクロコンバスタを容器本体に一体に組み込んだことを特徴とする被加熱物の容器。 - 被加熱物を収容する容器の蓋において、
燃焼器本体内の燃焼室に未燃焼ガスを導く未燃焼ガス流路と、前記燃焼室から流出する燃焼ガスを機外に排出する燃焼ガス流路とが伝熱壁を挟んで形成されて成るマイクロコンバスタを設け、このマイクロコンバスタを蓋本体に一体に組み込んだことを特徴とする被加熱物の容器の蓋。 - 被加熱物を載置する載置具において、
燃焼器本体内の燃焼室に未燃焼ガスを導く未燃焼ガス流路と、前記燃焼室から流出する燃焼ガスを機外に排出する燃焼ガス流路とが伝熱壁を挟んで形成されて成るマイクロコンバスタを設け、このマイクロコンバスタを載置具本体に一体に組み込んだことを特徴とする被加熱物の載置具。
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- 2005-09-21 JP JP2005273727A patent/JP2007082676A/ja active Pending
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