JP2007079671A - データベース修正登録方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】相違点の確認作業を省力化し、データ数が多い場合であっても相違点を容易に検索して修正する。
【解決手段】汎用コンピュータは、キーフィールドの情報が同一のデータを、帳票ファイルのデータ及びサマリグラフファイルのデータからそれぞれ選択し、選択した2つのデータを、キーフィールド以外の対応するフィールド毎に比較し、比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、これらの情報が等しくなるように、選択した2つのデータのうち少なくとも一方を書き換え、比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、選択した2つのデータに相違点が存在することを示す識別情報を、比較ファイルの該当データに付与する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、データベースに予め登録された情報に基づいて設備機器を監視する監視システムにおいて、データベースに登録された帳票ファイルとサマリグラフファイルの相違点を検索して修正するデータベース修正登録方法および装置に関するものである。
従来より、ビル監視システムでは、例えば空調設備、電力設備、防犯設備、防災設備などの各種の設備機器の監視ポイントからデータを収集するために、監視ポイントの名称や番号、データのタイプなどを設定した電子データ(汎用的な形式の電子データ、以下、帳票データと呼ぶ)が予め作成されている。ビル監視システムの中央監視装置は、この帳票データに基づいてデータを収集すべき監視ポイントを特定し、監視ポイントからデータを収集する。
また、ビル監視システムでは、監視ポイントの状態を、平面図や断面図などのサマリグラフと呼ばれるグラフを以ってリアルタイムで表示するようになっている。このサマリグラフを表示するために、データの表示桁数などを設定した電子データ(以下、サマリグラフデータと呼ぶ)が予め作成されている。ビル監視システムの中央監視装置は、監視ポイントから収集したデータとサマリグラフデータに基づいてサマリグラフを作成して表示する。図10にサマリグラフの1例を示す。図10のサマリグラフSGでは、複数の部屋から収集した室温を平面図形式で表示するようになっている。
また、このビル監視システムでは、監視ポイントに警報が発生した場合、今まで表示していたサマリグラフに代わって、予め設定された緊急用のサマリグラフを自動的に表示するようになっている。この緊急用のサマリグラフを指定する番号(グラフID)が帳票データの強制サマリIDフィールドに予め設定されており、中央監視装置は、監視ポイントに警報が発生した場合、緊急用のサマリグラフのグラフIDを、警報が発生した監視ポイントに対応する帳票データの強制サマリIDフィールドから取得して、緊急用のサマリグラフを作成する。以上のようなビル監視システムについては、例えば特許文献1に開示されている。
ところで、建築物の設計段階や建設段階においては、設計変更によって機器種別の変更などが頻繁に行なわれ、それに伴って監視ポイントの内容変更および監視ポイント数の増減が頻繁に生じることがある。竣工後においても、テナントの変更や改修などが発生することで、前述と同様に監視ポイントの内容変更および監視ポイント数の増減が頻繁に生じることがある。このように、監視ポイントに変更が生じた場合、それに伴って、関連するサマリグラフデータも変更が生じる場合がある。監視ポイントの変更内容は帳票データに登録されており、サマリグラフの変更内容はサマリグラフデータに登録されているので、それぞれ対応する項目において変更が反映され、正しく一致しているかどうかを確認するために、従来は帳票データとサマリグラフデータとの共通項目全てを人が見比べて、手作業で確認していた。そして、帳票データとサマリグラフデータに相違点があった場合は、相違点を手作業で修正していた。
特許第3163472号公報
帳票データの変更内容とサマリグラフデータの変更内容とが正しく一致しているかどうかを確認する作業は、変更した箇所が分からないために、全てのデータを見比べるといった手作業での確認になるため、確認作業にかなりの労力が掛かるという問題点があった。さらに、監視ポイント数が多い場合、そして変更点および変更頻度が多い場合、かなりの労力を生じ、結果として、作業時間が非常に掛かってしまうという問題点があった。また、設計変更時に、人為的ミスによって帳票データの変更内容とサマリグラフの変更内容が一致していないことがある。監視ポイントの変更が重なり、そして監視ポイント数が多い場合は特に、この入力ミスを発見できないままになるといった人為的ミスが生じることも問題であった。特に、大規模建築物などは、一般的に、監視ポイントが非常に多いため、以上の問題が多く発生する傾向にある。
以上のように、帳票データとサマリグラフデータの相違点の確認を手作業で行う場合には、相違点を見つけ出すことにかなりの労力と時間が掛かるという問題点があり、また帳票データとサマリグラフデータの入力ミスを見過ごしてしまう可能性があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、帳票データとサマリグラフデータの相違点の確認作業を省力化し、かつデータ数が多い場合であっても相違点を容易に検索して修正することができるデータベース修正登録方法および装置を提供することを目的とする。
本発明は、データベースに予め登録された情報に基づいて設備機器を監視する監視システムにおいて、監視ポイントからデータを収集するための帳票ファイルと、前記監視ポイントから収集したデータのサマリグラフを表示するためのサマリグラフファイルとの相違点を検索して修正するデータベース修正登録方法であって、前記帳票ファイルと前記サマリグラフファイルのそれぞれについて、相違点検索の対象となるフィールドと監視ポイント毎に固有の番号が格納されるキーフィールドとを読み取る第1のステップと、前記帳票ファイルの前記読み取ったフィールドのデータを記憶部に書き込むと共に、前記サマリグラフファイルの前記読み取ったフィールドのデータを前記記憶部に書き込む第2のステップと、前記キーフィールドの情報が同一のデータを、前記帳票ファイルのデータ及び前記サマリグラフファイルのデータからそれぞれ選択する第3のステップと、この第3のステップで選択した2つのデータを、前記キーフィールド以外の対応するフィールド毎に比較する第4のステップと、この第4のステップの比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、これらの情報が等しくなるように前記第3のステップで選択した2つのデータのうち少なくとも一方を書き換える第5のステップと、前記第4のステップの比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、前記第3のステップで選択した2つのデータに相違点が存在することを示す識別情報を、前記記憶部の該当データに付与する第6のステップとを有するものである。
また、本発明のデータベース修正登録方法の1構成例において、前記第4のステップで比較するフィールドは、前記帳票ファイルにおいては前記監視ポイントの警報発生時に表示すべきサマリグラフを指定する強制サマリIDが格納されるフィールドであり、前記サマリグラフファイルにおいては前記サマリグラフを指定するグラフIDが格納されるフィールドである。
また、本発明のデータベース修正登録方法の1構成例において、前記第5のステップは、前記選択した2つのデータのうち前記帳票ファイルのデータの強制サマリIDフィールドに情報が入力されていない場合は、前記選択した2つのデータのうちの前記サマリグラフファイルのデータのグラフIDフィールドに入力された初期値を、前記情報が入力されていない強制サマリIDフィールドに書き込むステップを含むものである。
また、本発明のデータベース修正登録方法の1構成例は、さらに、前記サマリグラフにデータを出力する際の表示桁数をチェックする最大桁数判定ファイルのレコードを、前記キーフィールド毎及び前記サマリグラフを指定するグラフID毎に作成する第7のステップと、前記監視ポイントから収集するデータの最大桁数を表す帳票最大桁数を前記帳票ファイルから前記キーフィールド毎に取得して、前記最大桁数判定ファイルの該当レコードのフィールドに書き込む第8のステップと、前記サマリグラフに表示するデータの最大桁数を表すサマリ最大桁数を前記サマリグラフファイルから前記キーフィールド毎及び前記グラフID毎に取得して、前記最大桁数判定ファイルの該当レコードのフィールドに書き込む第9のステップと、前記最大桁数判定ファイルに書き込まれた前記帳票最大桁数と前記サマリ最大桁数とを前記レコード毎に比較する第10のステップと、この第10のステップの比較の結果、前記帳票最大桁数と前記サマリ最大桁数が一致しないレコードが存在する場合、これらが等しくなるように前記帳票ファイルの帳票最大桁数と前記サマリグラフファイルのサマリ最大桁数のうち少なくとも一方を書き換える第11のステップと、この第10のステップの比較の結果、前記帳票最大桁数と前記サマリ最大桁数が一致しないレコードが存在する場合、前記帳票最大桁数と前記サマリ最大桁数が一致しないことを示す識別情報を、前記最大桁数判定ファイルの該当レコードに付与する第12のステップとを有するものである。
また、本発明のデータベース修正登録装置は、前記帳票ファイルと前記サマリグラフファイルのそれぞれについて、相違点検索の対象となるフィールドと監視ポイント毎に固有の番号が格納されるキーフィールドとを読み取る読取手段と、前記帳票ファイルの前記読み取ったフィールドのデータを記憶部に書き込むと共に、前記サマリグラフファイルの前記読み取ったフィールドのデータを前記記憶部に書き込む比較ファイル作成手段と、前記キーフィールドの情報が同一のデータを、前記帳票ファイルのデータ及び前記サマリグラフファイルのデータからそれぞれ選択するデータ選択手段と、このデータ選択手段で選択された2つのデータを、前記キーフィールド以外の対応するフィールド毎に比較する比較手段と、この比較手段による比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、これらの情報が等しくなるように前記データ選択手段で選択された2つのデータのうち少なくとも一方を書き換える修正手段と、前記比較手段による比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、前記データ選択手段で選択された2つのデータに相違点が存在することを示す識別情報を、前記記憶部の該当データに付与する識別情報付与手段とを有するものである。
従来は、帳票ファイルの変更内容とサマリグラフファイルの変更内容とが正しく一致しているかどうかを確認する作業、及び修正がある場合の修正作業が手作業により行なわれるため、非常な労力が掛かり、また設定内容が正しく登録されていないままになるといった人為的ミスが生じていた。これに対して、本発明では、キーフィールドの情報が同一のデータを、帳票ファイルのデータ及びサマリグラフファイルのデータからそれぞれ選択して、この2つのデータをキーフィールド以外の対応するフィールド毎に比較し、比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、これらの情報が等しくなるように2つのデータのうち少なくとも一方を書き換えるようにしたので、相違点が存在するデータを容易に検索して自動的に修正することができ、従来に比べて格段に少ない労力、及び短時間で確認作業を完了することができる。また、本発明では、比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、選択した2つのデータに相違点が存在することを示す識別情報を、記憶部の該当データに付与するようにしている。これにより、本発明では、帳票ファイルとサマリグラフファイルの相違点がどの監視ポイントに関係しているかを作業者が容易に認識することができる。
また、本発明では、第4のステップで比較するフィールドを、帳票ファイルにおいては監視ポイントの警報発生時に表示すべきサマリグラフを指定する強制サマリIDが格納されるフィールドとし、サマリグラフファイルにおいてはサマリグラフを指定するグラフIDが格納されるフィールドとすることにより、強制サマリIDフィールドの情報とグラフIDフィールドの情報とが等しくなるように、帳票ファイルとサマリグラフファイルのうち少なくとも一方を書き換えて修正することができる。
また、本発明では、選択した2つのデータのうち帳票ファイルのデータの強制サマリIDフィールドに情報が入力されていない場合は、選択した2つのデータのうちのサマリグラフファイルのデータのグラフIDフィールドに入力された初期値を、情報が入力されていない強制サマリIDフィールドに書き込むようにしたので、監視ポイントに警報が発生した場合に表示する緊急用のサマリグラフを指定する強制サマリIDを自動的に初期値に設定することができ、強制サマリIDの設定に要する作業者の手間を大幅に低減することができる。
また、本発明では、帳票最大桁数を帳票ファイルから取得して最大桁数判定ファイルに書き込むと共に、サマリ最大桁数をサマリグラフファイルから取得して最大桁数判定ファイルに書き込み、最大桁数判定ファイルに書き込まれた帳票最大桁数とサマリ最大桁数とを比較して、比較の結果、帳票最大桁数とサマリ最大桁数が一致しない場合、これらが等しくなるように帳票ファイルの帳票最大桁数とサマリグラフファイルのサマリ最大桁数のうち少なくとも一方を書き換えるようにしたので、帳票最大桁数とサマリ最大桁数の相違点を自動的に修正することができる。また、本発明では、比較の結果、帳票最大桁数とサマリ最大桁数が一致しないレコードが存在する場合、帳票最大桁数とサマリ最大桁数が一致しないことを示す識別情報を、最大桁数判定ファイルの該当レコードに付与するようにしている。これにより、本発明では、帳票最大桁数とサマリ最大桁数の相違点がどの監視ポイントに関係しているかを作業者が容易に認識することができ、またこの相違点がどのサマリグラフに関係しているかを容易に認識することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本実施の形態において相違点検索の対象となる帳票ファイルとサマリグラフファイルの詳細を説明するために、帳票ファイルとサマリグラフファイルを用いるビル監視システムの中央監視装置について説明する。図1は本発明の実施の形態に係るビル監視システムの中央監視装置の1構成例を示すブロック図である。
図1において、1−1はCPU、1−2はRAM、1−3はROM、1−4はハードディスク装置などの記憶装置、1−5〜1−7はインターフェイス装置(以下、I/Fと略する)、1−8はディスプレイ装置、1−9はキーボード、1−10はマウスである。
CPU1−1は、I/F1−5,1−7を介して与えられる各種入力情報を得て、RAM1−2にアクセスしながら、ROM1−3や記憶装置1−4に格納されたプログラムに従って動作し、I/F1−6を介してディスプレイ装置1−8に情報を表示させる。
記憶装置1−4には、電子帳票作成プログラム(不図示)及びサマリグラフ作成プログラム(不図示)が格納されている。これら電子帳票作成プログラム及びサマリグラフ作成プログラムは、例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録された状態で提供され、この記録媒体から読み出されて記憶装置1−4にインストールされている。
ビル監視システムでは、例えば空調設備、電力設備、防犯設備、防災設備などの各種の設備機器の監視ポイントからデータを収集するために、監視ポイントの名称や番号、データのタイプなどを設定した帳票データを電子帳票作成プログラムを用いて予め作成しておく。図1の例では、記憶装置1−4中にデータベースDYが構築され、このデータベースDY中に、帳票データの集まりである帳票ファイルFBが作成されている。
図2に、記憶装置1−4に格納された帳票ファイルFBの構造の1例を示す。帳票ファイルFBは、データ構造情報100と帳票データ101とからなる。データ構造情報100は、帳票データ101のフォーマット(データ構造)を示している。データ構造情報100は、フィールド(列)の番号102と、フィールドの属性103とからなる。
データ構造情報100の定義によれば、帳票データ101はJ個のフィールドから構成され、番号#1のフィールドには各帳票データに固有の帳票番号であるアクセスキーが格納され、番号#2のフィールドには監視ポイントのポイント名称が格納され、番号#3のフィールドには監視ポイントのタイプが格納され、番号#4のフィールドには監視ポイントの警報発生時に表示すべきサマリグラフの番号(グラフID)を示す強制サマリIDが格納され、番号#5のフィールドには監視ポイントから収集するデータの最小値であるアナログ最小値が格納され、番号#6のフィールドには監視ポイントから収集するデータの最大値であるアナログ最大値が格納され、番号#Jのフィールドには監視ポイントから収集するデータの単位が格納される。
図2の例では、帳票ファイルFBは、アクセスキー「1001」〜「2029」の帳票データを含んでいる。例えばアクセスキー「1001」の帳票データでは、ポイント名称が「高層系冷水積算熱量」、ポイントタイプが「TTD」、強制サマリIDが未定義となっており、またアナログ最小値が「0」、アナログ最大値が「999999」、単位が「MJ」となっている。
CPU1−1は、帳票ファイルFBに基づいてデータを収集すべき監視ポイントを特定し、I/F1−5を通じて監視ポイントからデータを収集して、収集したデータを記憶装置1−4に格納する。
また、ビル監視システムでは、監視ポイントの状態を、サマリグラフと呼ばれるグラフを以ってリアルタイムで表示するようになっている。このサマリグラフを表示するためのサマリグラフデータをサマリグラフ作成プログラムを用いて予め作成しておく。図1の例では、記憶装置1−4のデータベースDY中に、サマリグラフデータの集まりであるサマリグラフファイルFSが作成されている。
図3に、記憶装置1−4に格納されたサマリグラフファイルFSの構造の1例を示す。サマリグラフファイルFSは、データ構造情報200とサマリグラフデータ201とからなる。データ構造情報200は、サマリグラフデータ201のフォーマットを示している。データ構造情報200は、フィールドの番号202と、フィールドの属性203とからなる。データ構造情報200の定義によれば、サマリグラフデータ201はK個のフィールドから構成され、番号#1のフィールドには各サマリグラフデータに固有の番号であるアクセスキーが格納される。ここで、帳票ファイルFBの帳票データ101とサマリグラフファイルFSのサマリグラフデータ201において互いに対応するデータには、同一のアクセスキーが付与されている。
ビル監視システムで表示されるサマリグラフには、例えばビルの平面図のサマリグラフや断面図のサマリグラフといったように複数の種類がある。各サマリグラフには、固有の番号であるグラフIDが付与されており、例えばビル監視システムのオペレータがグラフIDを指定することで所望のサマリグラフが表示される。
このとき、1つの監視ポイントに対応するサマリグラフは1つとは限らず、複数種類のサマリグラフで監視ポイントのデータを表示する場合が有り得る。したがって、1つの監視ポイントに対応するサマリグラフデータには、複数のグラフIDが格納される場合がある。図3の例では、これら複数のグラフIDをグラフID(1)、グラフID(2)、・・・・といったように区別し、番号#2のフィールドにグラフID(1)が格納され、番号#5のフィールドにグラフID(2)が格納されるようになっている。例えばアクセスキー「2029」のサマリグラフデータでは、グラフID(1)として「3100」が格納され、グラフID(2)として「3152」が格納されている。
次に、サマリグラフデータ201の番号#3のフィールドにはグラフID(1)のサマリグラフの名称が格納され、番号#4のフィールドにはグラフID(1)のサマリグラフに表示する監視ポイントのデータの最大桁数を示すグラフID(1)表示クラスが格納され、番号#6のフィールドにはグラフID(2)のサマリグラフの名称が格納され、番号#7のフィールドにはグラフID(2)のサマリグラフに表示する監視ポイントのデータの最大桁数を示すグラフID(2)表示クラスが格納され、番号#Kのフィールドには備考が格納される。
CPU1−1は、監視ポイントから収集したデータとサマリグラフファイルFSに基づいてサマリグラフを作成し、このサマリグラフをI/F1−6を通じてディスプレイ装置1−8に表示させる。図3によれば、例えばアクセスキー「1001」のサマリグラフデータとアクセスキー「1011」のサマリグラフデータにグラフID(1)として「2001」が格納されている。一方、図2によれば、アクセスキー「1001」の監視ポイントは「高層系冷水積算熱量」、アクセスキー「1011」の監視ポイントは「低層系冷水積算熱量」となっている。したがって、ビル監視システムのオペレータからグラフID「2001」のサマリグラフを表示するよう指示された場合、このサマリグラフには「高層系冷水積算熱量」のデータと「低層系冷水積算熱量」のデータが表示される。
また、CPU1−1は、監視ポイントに警報が発生したときに表示すべき緊急用のサマリグラフのグラフIDを、警報が発生した監視ポイントに対応する帳票ファイルFBの該当データの強制サマリIDフィールドから取得して、取得したグラフIDとサマリグラフファイルFSに基づいて緊急用のサマリグラフを作成してディスプレイ装置1−8に表示させる。
次に、帳票ファイルFBとサマリグラフファイルFSの相違点検索に用いる汎用コンピュータについて説明する。この汎用コンピュータは、例えばビル監視システムの開発企業の作業者が使用するものである。図4は本発明の実施の形態に係る汎用コンピュータの1構成例を示すブロック図である。図4において、2−1はCPU、2−2はRAM、2−3はROM、2−4はハードディスク装置などの記憶装置、2−5〜2−7はI/F、2−8はディスプレイ装置、2−9はキーボード、2−10はマウスである。
CPU2−1は、I/F2−5,2−7を介して与えられる各種入力情報を得て、RAM2−2にアクセスしながら、ROM2−3や記憶装置2−4に格納されたプログラムに従って動作し、I/F2−6を介してディスプレイ装置2−8に情報を表示させる。
記憶装置2−4には、本実施の形態に特有のプログラムとして、データベース修正登録プログラム(不図示)が格納されている。このデータベース修正登録プログラムは、例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録された状態で提供され、この記録媒体から読み出されて、記憶装置2−4にインストールされている。
作業者は、以上のような汎用コンピュータを使用して帳票ファイルFBとサマリグラフファイルFSの相違点を検索して修正することができる。例えばビル監視システムに設計変更が生じて、監視ポイントの内容や監視ポイントの数を変更する必要が生じた場合、作業者は、中央監視装置のデータベースDYに格納されている帳票ファイルFBとサマリグラフファイルFSのそれぞれの設定内容を電子帳票作成プログラムとサマリグラフ作成プログラムを用いて変更する。そして、作業者は、変更後の帳票ファイルFBとサマリグラフファイルFSの設定内容が一致していることを確認するにあたり、データベースDYに格納されている変更後の帳票ファイルFB及びサマリグラフファイルFSを、フレキシブルディスクなどの記録媒体あるいはネットワークを介して記憶装置2−4内のデータベースDPに読み込む。
作業者は、帳票ファイルFBとサマリグラフファイルFSをデータベースDPに読み込んだ後、汎用コンピュータのデータベース修正登録プログラムを用いて、データベースDPの帳票ファイルFBを修正することができる。図5、図6は、本実施の形態のデータベース修正登録処理を示すフローチャートである。汎用コンピュータのCPU2−1は、記憶装置2−4に格納されているデータベース修正登録プログラムに従って図5、図6のような処理を行う。
これにより、汎用コンピュータは、帳票ファイルとサマリグラフファイルのそれぞれについて、相違点検索の対象となるフィールドとキーフィールドとを読み取る読取手段と、帳票ファイルの読み取ったフィールドのデータを比較ファイルに書き込むと共に、サマリグラフファイルの読み取ったフィールドのデータを比較ファイルに書き込む比較ファイル作成手段と、キーフィールドの情報が同一のデータを、帳票ファイルのデータ及びサマリグラフファイルのデータから選択するデータ選択手段と、データ選択手段で選択された2つのデータを、キーフィールド以外の対応するフィールド毎に比較する比較手段と、比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、これらの情報が等しくなるようにデータ選択手段で選択された2つのデータのうち少なくとも一方を書き換える修正手段と、比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、データ選択手段で選択された2つのデータに相違点が存在することを示す識別情報を、比較ファイルの該当データに付与する識別情報付与手段とを備えたデータベース修正登録装置として機能する。
以下、図5、図6の処理について説明する。まず、CPU2−1は、記憶装置2−4のデータベースDPに格納されている帳票ファイルFBのデータ構造情報を読み込み、サマリグラフファイルFSの設定内容との比較に必要なフィールド#1〜#Jをデータ構造情報に基づいて特定し、これらのフィールドのデータを帳票ファイルFBから読み取る。そして、CPU2−1は、読み取ったデータを比較用の帳票ファイルFB’としてデータベースDPに格納する(図5ステップ401)。本実施の形態では、帳票ファイルFBとFB’の内容は同じなので、帳票ファイルFB’の具体的な内容について述べる場合は図2を用いる。
次に、CPU2−1は、データベースDPに格納されているサマリグラフファイルFSのデータ構造情報を読み込み、帳票ファイルFBの設定内容との比較に必要なフィールド#1〜#Kをデータ構造情報に基づいて特定し、これらのフィールドのデータをサマリグラフファイルFSから読み取る。そして、CPU2−1は、読み取ったデータを比較用のサマリグラフファイルFS’としてデータベースDPに格納する(ステップ402)。本実施の形態では、サマリグラフファイルFSとFS’の内容は同じなので、サマリグラフファイルFS’の具体的な内容について述べる場合は図3を用いる。
続いて、CPU2−1は、帳票ファイルFB’のデータ構造情報を読み込み、帳票ファイルFB’のフィールドをカウントするカウント値jを1とし、j=1番目のフィールドのアクセスキーをキーフィールドとして設定すると共に、サマリグラフファイルFS’のデータ構造情報を読み込み、サマリグラフファイルFS’のフィールドをカウントするカウント値kを1とし、k=1番目のフィールドのアクセスキーをキーフィールドとして設定する(ステップ403)。
次に、CPU2−1は、帳票ファイルFB’の帳票データをカウントするカウント値aを1とし(ステップ404)、帳票ファイルFB’のa番目の帳票データについて、そのキーフィールドの値(アクセスキー)を読み取り、この値と一致するキーフィールドを有するサマリグラフデータをサマリグラフファイルFS’において検索する(ステップ405)。ここでは、検索の結果得られたサマリグラフファイルFS’のサマリグラフデータをb番目とする。図2の例では、帳票ファイルFB’のa=1番目の帳票データのキーフィールドには、アクセスキーとして「1001」が書き込まれている。一方、図3の例では、この「1001」と一致するキーフィールドを有するサマリグラフファイルFS’のサマリグラフデータは、1番目に存在するので、b=1である。
続いて、CPU2−1は、キーフィールドの値が一致した、帳票ファイルFB’のa番目の帳票データとサマリグラフファイルFS’のb番目のサマリグラフデータとを、対応するデータとして関連付けてRAM2−2に記憶する(ステップ406)。
ステップ406の処理終了後、CPU2−1は、a=A(Aは帳票ファイルFB’の帳票データの個数)が成立するかどうか、すなわち帳票ファイルFB’の最後の帳票データまで処理が終了したかどうかを判定し(ステップ407)、a=Aが成立しない場合は、カウント値aを1増やして(ステップ408)、ステップ405に戻る。
こうして、帳票ファイルFB’の帳票データ毎にステップ405〜408の処理が行われる。ステップ407においてa=Aが成立する場合は、キーフィールドの値が一致する帳票データとサマリグラフデータの関連付けが完了したことになる。図7に、以上の関連付けによりRAM2−2に記憶された帳票データとサマリグラフデータとの対応関係を示す。以下、図7を比較ファイルFLと呼ぶことにする。CPU2−1は、このような比較ファイルFLを作成してディスプレイ装置2−8に表示させる。なお、ここではサマリグラフデータのうちグラフIDのみを用いるので、比較ファイルFLではグラフIDのみを記載している。
ステップ407においてa=Aが成立した場合、CPU2−1は、比較ファイルFLの帳票データ及びサマリグラフデータをカウントするカウント値cを1とし(ステップ409)、c番目の帳票データの強制サマリIDフィールドに情報が入力されているかどうかを判定する(ステップ410)。
CPU2−1は、c番目の帳票データの強制サマリIDフィールドに情報が入力されている場合、強制サマリIDフィールドに入力されている情報と、この帳票データと関連付けられたc番目のサマリグラフデータのグラフIDフィールドに入力されている情報とを比較する(ステップ411)。強制サマリIDの登録が正しく行われているならば、強制サマリIDフィールドの情報と一致するグラフIDがサマリグラフデータのグラフID(1)、グラフID(2)、・・・・のいずれかのフィールドに登録されている。よって、ステップ411の処理を行うことは、強制サマリIDの登録エラーをチェックすることを意味する。
CPU2−1は、c番目の帳票データの強制サマリIDフィールドの情報とc番目のサマリグラフデータのグラフIDフィールドの情報とが一致していない場合(ステップ412においてYES)、帳票ファイルFB’のa=c番目の帳票データの強制サマリIDフィールドの情報を、比較ファイルFLのc番目のサマリグラフデータのグラフIDフィールドの情報に書き換える(ステップ413)。同時に、CPU2−1は、情報が一致しなかったc番目の帳票データに対して例えばIDエラー識別フラグを設定することで、帳票データの登録エラーを識別できるようにしておく。
図7の例では、アクセスキー「1026」の帳票データの強制サマリIDフィールドに「3001」が格納されているのに対して、同じアクセスキーのサマリグラフデータのグラフID(1)フィールドには「3002」が格納され、グラフID(2)フィールドは未定義となっている。したがって、情報が一致しないため、比較ファイルFLのアクセスキー「1026」のデータに相違点が存在することを示すIDエラー識別フラグが設定される。図7の例では、IDエラー識別フラグが設定されている帳票データを比較ファイルFLのエラーフィールドの×印で示している。
なお、ステップ413において帳票データの強制サマリIDフィールドの情報を書き換える場合には、関連するサマリグラフデータの各グラフIDフィールドのうちグラフID(1)フィールドの情報を初期値として帳票データの強制サマリIDフィールドに書き込む。ただし、強制サマリIDフィールドに書き込む値は、初期値に限るものではなく、関連するサマリグラフデータの任意のグラフIDフィールドの情報の中から作業者が選択できるようにしてもよい。
CPU2−1は、ステップ410においてc番目の帳票データの強制サマリIDフィールドに情報が入力されていないと判定した場合、あるいはステップ412においてc番目の帳票データの強制サマリIDフィールドの情報とc番目のサマリグラフデータのグラフIDフィールドの情報とが同一であると判定した場合、c番目のサマリグラフデータの各グラフIDフィールドのうちグラフID(1)フィールドの情報を初期値として、帳票ファイルFB’のa=c番目の帳票データの強制サマリIDフィールドに書き込む(図6ステップ414)。
ステップ414の処理終了後、CPU2−1は、c=Aが成立するかどうか、すなわち比較ファイルFLの最後の帳票データまで処理が終了したかどうかを判定し(ステップ415)、c=Aが成立しない場合は、カウント値cを1増やして(ステップ416)、ステップ410に戻る。
こうして、比較ファイルFLの帳票データ毎にステップ410〜416の処理が行われる。ステップ415においてc=Aが成立する場合は、全ての帳票データの強制サマリIDフィールドのチェックと修正が完了したことになる。
次に、帳票データとこれに関連するサマリグラフデータについて、サマリグラフにデータを出力する際の表示桁数が一致しているか否かを判定し、一致しない場合は正しい表示桁数に修正する処理に移る。
CPU2−1は、ステップ415においてc=Aが成立した場合、表示桁数が一致しているか否かを判定するためのアナログ最大桁数判定ファイルFTを作成する(ステップ417)。図8に、アナログ最大桁数判定ファイルFTの1例を示す。
CPU2−1は、アナログ最大桁数判定ファイルFTのレコード(行)を、帳票ファイルFB’の帳票データ毎及びサマリグラフファイルFS’のサマリグラフデータ毎に作成し、さらに1つのサマリグラフデータに複数のグラフIDが格納されている場合にはグラフID毎に作成する。
まず、CPU2−1は、帳票ファイルFB’の帳票データ毎にアクセスキー及びポイント名称をアナログ最大桁数判定ファイルFTに書き込んでいく。さらに、CPU2−1は、サマリグラフファイルFS’に入力されているグラフID毎にグラフID、グラフ名称、及び表示クラスをアナログ最大桁数判定ファイルFTに書き込んでいく。
例えば図3の例では、アクセスキー「1001」のサマリグラフデータにグラフID(1)として「2001」が格納され、グラフID(1)グラフ名称として「熱源一次系統」が格納され、グラフID(1)表示クラスとして「u712」が格納されているので、これらの情報がアナログ最大桁数判定ファイルFTのアクセスキー「1001」のレコードの該当フィールドに書き込まれる。
なお、図3の例では、アクセスキー「2029」のサマリグラフデータについては、グラフID(1)として「3100」が格納され、グラフID(2)として「3152」が格納されている。この場合は、図8に示すようにアナログ最大桁数判定ファイルFTにアクセスキー「2029」のレコードが2つ作成され、1つのレコードにグラフID「3100」とグラフ名称「10Fインテリア系統」と表示クラス「u707」が書き込まれ、もう1つのレコードにグラフID「3152」とグラフ名称「20Fインテリア系統」と表示クラス「u707」が書き込まれることになる。
次に、CPU2−1は、帳票ファイルFB’の各帳票データのアナログ最大値フィールドに入力されているアナログ最大値の文字数を認識して、この文字数を監視ポイントから収集するデータの最大桁数であると認識する。そして、CPU2−1は、この最大桁数をアナログ最大桁数判定ファイルFTの該当レコードの帳票最大桁数フィールドに書き込む。例えば、図2におけるアクセスキー「1001」の帳票データの場合、アナログ最大値は「999999」なので、文字数は6文字であり、よって最大桁数は6桁であると判断される。これにより、CPU2−1は、図8に示すようにアナログ最大桁数判定ファイルFTのアクセスキー「1001」のレコードの帳票最大桁数フィールドに「6」を書き込む。
このような帳票最大桁数の書き込みを帳票ファイルFB’の帳票データ毎に行った後、CPU2−1は、サマリグラフファイルFS’のサマリグラフデータ毎にサマリ最大桁数を書き込むと共に、1つのサマリグラフデータに複数のグラフIDが格納されている場合にはグラフID毎にサマリ最大桁数を書き込む。
サマリグラフファイルFS’に格納されている表示クラスは、サマリグラフに表示する監視ポイントのデータの最大桁数を表しており、この最大桁数をサマリ最大桁数と呼ぶ。例えば図3の例では、アクセスキー「1001」のサマリグラフデータのグラフID(1)表示クラスとして「u712」が格納されているが、これはアクセスキー「1001」で特定される監視ポイントから収集したデータをグラフID「2001」のサマリグラフに表示する場合の最大桁数が6桁であることを表している。これにより、CPU2−1は、サマリ最大桁数を6桁と認識して、図8に示すようにアナログ最大桁数判定ファイルFTのアクセスキー「1001」のレコードのサマリ最大桁数フィールドに「6」を書き込む。なお、表示クラスが「u707」であれば、最大桁数は4桁であることを表している。
CPU2−1は、以上のようなアナログ最大桁数判定ファイルFTを作成した後、アナログ最大桁数判定ファイルFTのレコードをカウントするカウント値dを1とし(ステップ418)、d番目のレコードのサマリ最大桁数フィールドの情報と帳票最大桁数フィールドの情報とを比較する(ステップ419)。表示桁数の登録が正しく行われているならば、サマリ最大桁数と帳票最大桁数は一致する。よって、ステップ419の処理を行うことは、表示桁数の登録エラーをチェックすることを意味する。
CPU2−1は、サマリ最大桁数フィールドの情報と帳票最大桁数フィールドの情報とが一致していない場合(ステップ420においてYES)、帳票ファイルFB’のa=d番目の帳票データのアナログ最大値の桁数を、アナログ最大桁数判定ファイルFTのd番目のレコードのサマリ最大桁数と等しくなるように書き換える(ステップ421)。例えば図8の例では、アクセスキー「1011」のレコードにおいてサマリ最大桁数が「6」、帳票最大桁数が「7」となっており、両者は一致していない。そこで、両者を一致させるために、帳票ファイルFB’のアクセスキー「1001」の帳票データにおけるアナログ最大値を「9999999」から「999999」に書き換える。
同時に、CPU2−1は、帳票最大桁数とサマリ最大桁数が一致しないことを示す桁数エラー識別フラグをアナログ最大桁数判定ファイルFTの該当レコードに設定する。図8の例では、桁数エラー識別フラグが設定されているレコードを判定フィールドの「NG」で示している。
ステップ421の処理が終了した場合、あるいはステップ420においてサマリ最大桁数フィールドの情報と帳票最大桁数フィールドの情報が一致する場合、CPU2−1は、d=D(Dはアナログ最大桁数判定ファイルFTの行数)が成立するかどうか、すなわちアナログ最大桁数判定ファイルFTの最後のレコードまで処理が終了したかどうかを判定し(ステップ422)、d=Dが成立しない場合は、カウント値dを1増やして(ステップ423)、ステップ419に戻る。
こうして、アナログ最大桁数判定ファイルFTのレコード毎にステップ419〜423の処理が行われる。ステップ422においてd=Dが成立する場合は、アナログ最大桁数判定ファイルFTの全てのレコードの表示桁数のチェックと修正が完了したことになる。
CPU2−1は、ステップ422においてd=Dが成立した場合、修正した帳票ファイルFB’を新たな帳票ファイルFBとしてデータベースDPに格納する(ステップ424)。図9に修正後の帳票ファイルFBを示す。図9の例では、全ての強制サマリIDフィールドに強制サマリIDが入力され、またアクセスキー「1011」の帳票データにおけるアナログ最大値が「999999」に書き換えられていることが分かる。
以上のように、本実施の形態では、キーフィールドの情報が同一のデータを、帳票ファイルFB’の帳票データ及びサマリグラフファイルFS’のサマリグラフデータからそれぞれ選択して、この2つのデータを比較することにより、帳票データの強制サマリIDフィールドの情報とサマリグラフデータのグラフIDフィールドの情報との相違点を容易に検索して修正することができ、従来に比べて格段に少ない労力、及び短時間で確認作業を完了することができる。
また、本実施の形態では、比較の結果、帳票データの強制サマリIDフィールドの情報とサマリグラフデータのグラフIDフィールドの情報が一致しなかった場合、選択した2つのデータに相違点が存在することを示す識別情報(IDエラー識別フラグ)を、比較ファイルFLの該当データに付与するようにしている。作業者が、キーボード2−9とマウス2−10を操作して、比較ファイルFLの表示をCPU2−1に指示すると、CPU2−1は、I/F2−6を介してディスプレイ装置2−8に比較ファイルFLを表示させる。これにより、作業者は、帳票ファイルとサマリグラフファイルの相違点がどの監視ポイントに関係しているかを容易に認識することができる。
また、本実施の形態では、帳票データの強制サマリIDフィールドに情報が入力されていない場合は、サマリグラフデータのグラフIDフィールドに入力された初期値を強制サマリIDフィールドに書き込むようにしたので、強制サマリIDの設定に要する作業者の手間を大幅に低減することができる。
また、本実施の形態では、アナログ最大桁数判定ファイルFTに書き込んだ帳票最大桁数とサマリ最大桁数とを比較することにより、帳票データの帳票最大桁数(アナログ最大値)とサマリグラフデータのサマリ最大桁数(表示クラス)の相違点を容易に検索して修正することができる。また、本実施の形態では、アナログ最大桁数判定ファイルFTのレコードを、キーフィールド毎及びグラフID毎に作成するようにしたので、1つのキーフィールド(監視ポイント)に対応するサマリグラフ(グラフID)が複数存在する監視システムの場合でも、帳票最大桁数とサマリ最大桁数の相違点を検索して修正することができる。
また、本発明では、比較の結果、帳票最大桁数とサマリ最大桁数が一致しない場合、帳票最大桁数とサマリ最大桁数が一致しないことを示す識別情報(桁数エラー識別フラグ)を、アナログ最大桁数判定ファイルFTに付与するようにしている。作業者が、キーボード2−9とマウス2−10を操作して、アナログ最大桁数判定ファイルFTの表示をCPU2−1に指示すると、CPU2−1は、I/F2−6を介してディスプレイ装置2−8にアナログ最大桁数判定ファイルFTを表示させる。これにより、作業者は、帳票最大桁数とサマリ最大桁数の相違点がどの監視ポイントに関係しているかを容易に認識することができ、またこの相違点がどのサマリグラフに関係しているかを容易に認識することができる。
本発明は、データベースに格納されたファイルの相違点を検索する技術に適用することができる。
本発明の実施の形態に係るビル監視システムの中央監視装置の1構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における帳票ファイルの構造を示す図である。 本発明の実施の形態におけるサマリグラフファイルの構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る汎用コンピュータの1構成例を示すブロック図である。 図4の汎用コンピュータのデータベース修正登録処理を示すフローチャートである。 図4の汎用コンピュータのデータベース修正登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における比較ファイルの1例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるアナログ最大桁数判定ファイルの1例を示す図である。 本発明の実施の形態における修正後の帳票ファイルの1例を示す図である。 サマリグラフの1例を示す図である。
符号の説明
1−1,2−1…CPU、1−2,2−2…RAM、1−3,2−3…ROM、1−4,2−4…記憶装置、1−5〜1−7,2−5〜2−7…インターフェイス装置、1−8,2−8…ディスプレイ装置、1−9,2−9…キーボード、1−10,2−10…マウス。

Claims (5)

  1. データベースに予め登録された情報に基づいて設備機器を監視する監視システムにおいて、監視ポイントからデータを収集するための帳票ファイルと、前記監視ポイントから収集したデータのサマリグラフを表示するためのサマリグラフファイルとの相違点を検索して修正するデータベース修正登録方法であって、
    前記帳票ファイルと前記サマリグラフファイルのそれぞれについて、相違点検索の対象となるフィールドと監視ポイント毎に固有の番号が格納されるキーフィールドとを読み取る第1のステップと、
    前記帳票ファイルの前記読み取ったフィールドのデータを記憶部に書き込むと共に、前記サマリグラフファイルの前記読み取ったフィールドのデータを前記記憶部に書き込む第2のステップと、
    前記キーフィールドの情報が同一のデータを、前記帳票ファイルのデータ及び前記サマリグラフファイルのデータからそれぞれ選択する第3のステップと、
    この第3のステップで選択した2つのデータを、前記キーフィールド以外の対応するフィールド毎に比較する第4のステップと、
    この第4のステップの比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、これらの情報が等しくなるように前記第3のステップで選択した2つのデータのうち少なくとも一方を書き換える第5のステップと、
    前記第4のステップの比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、前記第3のステップで選択した2つのデータに相違点が存在することを示す識別情報を、前記記憶部の該当データに付与する第6のステップとを有することを特徴とするデータベース修正登録方法。
  2. 請求項1記載のデータベース修正登録方法において、
    前記第4のステップで比較するフィールドは、前記帳票ファイルにおいては前記監視ポイントの警報発生時に表示すべきサマリグラフを指定する強制サマリIDが格納されるフィールドであり、前記サマリグラフファイルにおいては前記サマリグラフを指定するグラフIDが格納されるフィールドであることを特徴とするデータベース修正登録方法。
  3. 請求項2記載のデータベース修正登録方法において、
    前記第5のステップは、前記選択した2つのデータのうち前記帳票ファイルのデータの強制サマリIDフィールドに情報が入力されていない場合は、前記選択した2つのデータのうちの前記サマリグラフファイルのデータのグラフIDフィールドに入力された初期値を、前記情報が入力されていない強制サマリIDフィールドに書き込むステップを含むことを特徴とするデータベース修正登録方法。
  4. 請求項1記載のデータベース修正登録方法において、
    さらに、前記サマリグラフにデータを出力する際の表示桁数をチェックする最大桁数判定ファイルのレコードを、前記キーフィールド毎及び前記サマリグラフを指定するグラフID毎に作成する第7のステップと、
    前記監視ポイントから収集するデータの最大桁数を表す帳票最大桁数を前記帳票ファイルから前記キーフィールド毎に取得して、前記最大桁数判定ファイルの該当レコードのフィールドに書き込む第8のステップと、
    前記サマリグラフに表示するデータの最大桁数を表すサマリ最大桁数を前記サマリグラフファイルから前記キーフィールド毎及び前記グラフID毎に取得して、前記最大桁数判定ファイルの該当レコードのフィールドに書き込む第9のステップと、
    前記最大桁数判定ファイルに書き込まれた前記帳票最大桁数と前記サマリ最大桁数とを前記レコード毎に比較する第10のステップと、
    この第10のステップの比較の結果、前記帳票最大桁数と前記サマリ最大桁数が一致しないレコードが存在する場合、これらが等しくなるように前記帳票ファイルの帳票最大桁数と前記サマリグラフファイルのサマリ最大桁数のうち少なくとも一方を書き換える第11のステップと、
    この第10のステップの比較の結果、前記帳票最大桁数と前記サマリ最大桁数が一致しないレコードが存在する場合、前記帳票最大桁数と前記サマリ最大桁数が一致しないことを示す識別情報を、前記最大桁数判定ファイルの該当レコードに付与する第12のステップとを有することを特徴とするデータベース修正登録方法。
  5. データベースに予め登録された情報に基づいて設備機器を監視する監視システムにおいて、監視ポイントからデータを収集するための帳票ファイルと、前記監視ポイントから収集したデータのサマリグラフを表示するためのサマリグラフファイルとの相違点を検索して修正するデータベース修正登録装置であって、
    前記帳票ファイルと前記サマリグラフファイルのそれぞれについて、相違点検索の対象となるフィールドと監視ポイント毎に固有の番号が格納されるキーフィールドとを読み取る読取手段と、
    前記帳票ファイルの前記読み取ったフィールドのデータを記憶部に書き込むと共に、前記サマリグラフファイルの前記読み取ったフィールドのデータを前記記憶部に書き込む比較ファイル作成手段と、
    前記キーフィールドの情報が同一のデータを、前記帳票ファイルのデータ及び前記サマリグラフファイルのデータからそれぞれ選択するデータ選択手段と、
    このデータ選択手段で選択された2つのデータを、前記キーフィールド以外の対応するフィールド毎に比較する比較手段と、
    この比較手段による比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、これらの情報が等しくなるように前記データ選択手段で選択された2つのデータのうち少なくとも一方を書き換える修正手段と、
    前記比較手段による比較の結果、いずれかのフィールドにおいて情報が一致しなかった場合、前記データ選択手段で選択された2つのデータに相違点が存在することを示す識別情報を、前記記憶部の該当データに付与する識別情報付与手段とを有することを特徴とするデータベース修正登録装置。
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