JP2007079518A - 多機能型画像形成装置 - Google Patents

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聡 藤尾
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優 佐藤
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Abstract

【課題】設置面積も設置空間も大きくならず使い勝手がよくセキュリティも維持できる多機能型画像形成装置を提供する。
【解決手段】ネットワーク61に接続された多機能型画像形成装置50は最上段に画像形成本体部8を備え、その下方に複数の給紙トレイユニット9を多段式に備えている。給紙トレイユニット9の任意の一つがイメージスキャナユニット51に入れ替えられる。使用者63がPC端末62から多機能型画像形成装置50で印字を実行するときは印字データと共に個人情報データ65も一緒に送信する。多機能型画像形成装置50の制御部は印字データと個人情報データ65とを対応付けて記憶して待機する。使用者63がイメージスキャナ52の原稿載置ガラス53の上に社員カードである記録メディア64のQRコード面を伏せて載置して個人認証が完了すると印刷が開始される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、多機能型画像形成装置に関する。
従来、コンピュータとその周辺機器の発達に伴ない情報処理が一般化するにつれて原稿を読み取るスキャナをコンピュータに接続して、原稿から読み取った画像をコンピュータで印刷データに変換し、そのコンピュータに接続したプリンタにより、上記原稿から読み取った画像を印刷するという方法が広く普及している。
しかし、上記の原稿画像の印刷処理方法では、個別に用意したコンピュータ、スキャナ、及びプリンタを接続するという手数が面倒であるばかりでなく、それらの設置面積や設置空間が広がってくるため、大型の机やラックが必要になるという問題が出てくる。
この問題を解決するために、プリンタの通常の用紙給紙時に使用される印刷部への搬送路とは別に、これから分岐して装置外部へ通じる原稿案内路を備えた搬送路を設け、その分岐部には通常の用紙搬送路と原稿案内路のいずれかへ切り換える切り換え装置を設け、原稿案内路の途中には枚葉紙状の原稿上の画像情報を読み取るイメージセンサを設け、給紙カセットにセットした原稿を給紙ローラで繰り出して原稿案内路方向に搬送しながらイメージセンサで原稿画像を読み取るようにして、プリンタとイメージセンサ(スキャナ)を一体化した装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
また、設置面積節減のため装置を大型化することなく種々の機能のオプション類を内蔵すべく、最上部にスキャナ、次段に画像形成装置本体、その下に両面印刷用搬送装置、その下方に複数段の給紙カセットユニット、そして、これら給紙カセットユニットのうちの小サイズ用紙用の給紙カセットの後部空きスペースを、オプションに対応する後付けの電装ユニットを配設するための拡張用スペースとした画像形成装置が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
このように、従来はパソコン(パーソナルコンピュータ)のデータなどを印刷する単純な印刷装置であったプリンタが、スキャナやFAXなどと組合せた多機能型画像形成装置として提案され、また実用化されつつある。
図12は、上記の特許文献2とは異なるが、従来の画像形成装置の上にスキャナを載せて画像形成装置とスキャナを組み合わせた構成の多機能型画像形成装置の他の例を示す外観斜視図である。
同図に示す多機能型画像形成装置1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置を主要部とする複合型の多機能型画像形成装置である。
同図に示すように、この多機能型画像形成装置1は、原稿供給トレイ2、原稿押さえ開閉蓋3、外面に総合操作部4を備えたスキャナ本体部5から成るスキャナ部6を最上部に備えている。
そして、スキャナ部6の下に、最上部に排紙トレイ7を形成されている画像形成本体部8が配置され、最下部には2段構成の給紙部9が配設されている。画像形成本体部8の上部の排紙トレイ7とスキャナ部6の下面との間には大きな排紙空間10が形成されている。
また、上記の総合操作部4には、多数の操作キー11と、操作パネル部としてのタッチ操作式表示パネル12が配置されている。
図13は、上記の多機能型画像形成装置の内部構成を説明する断面図である。同図に示すように多機能型画像形成装置1の画像形成本体部8は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、4つの画像形成部13、中間転写ベルトユニット14、上述した給紙部9、及び両面印刷用搬送ユニット15で構成されている。
上記4つの画像形成部13は、同図の右から左へ4個の画像形成ユニット16(16M、16C、16Y、16K)を多段式に並設した構成からなる。
上記4個の画像形成ユニット16のうち上流側(図の右側)の3個の画像形成ユニット16M、16C及び16Yは、それぞれ減法混色の三原色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成する。
そして、画像形成ユニット16Kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各画像形成ユニット16は、トナー容器に収納されたトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下ブラック(K)用の画像形成ユニット16Kを例にしてその構成を説明する。
画像形成ユニット16は、最下部に感光体ドラム17を備えている。この感光体ドラム17は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム17の周面近傍を取り巻いて、クリーナ18、帯電器19、光書込ヘッド21、及び現像器22の現像ローラ23が配置されている。
現像器22は、上部のトナー容器に同図にはM、C、Y、Kで示すようにマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のいずれかのトナーを収容し、中間部には下部へのトナー補給機構を備え、下部には側面開口部に上述した現像ローラ23を備え、内部にトナー撹拌部材、現像ローラ23にトナーを供給するトナー供給ローラ、現像ローラ23上のトナー層を一定の層厚に規制するドクターブレード等を備えている。
中間転写ベルトユニット14は、本体装置のほぼ中央で図の左右のほぼ端から端まで扁平なループ状になって延在する転写ベルト24と、この転写ベルト24を掛け渡されて転写ベルト24を図の反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ25と従動ローラ26を備えている。
上記の転写ベルト24は、トナー像を直接ベルト面に転写(一次転写)されて、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への転写位置まで搬送するので、ここではユニット全体を中間転写ベルトユニットといっている。
この中間転写ベルトユニット14は、上記扁平なループ状の転写ベルト24のループ内にベルト位置制御機構27を備えている。ベルト位置制御機構27は、転写ベルト24を介して感光体ドラム17の下部周面に押圧する導電性発泡スポンジから成る一次転写ローラ28を備えている。
ベルト位置制御機構27は、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びイエロー(Y)の3個の画像形成ユニット16M、16C及び16Yに対応する3個の一次転写ローラ28を鉤型の支持軸を中心に同一周期で回転移動させ、ブラック(K)の画像形成ユニット16Kに対応する1個の一次転写ローラ28を上記3個の一次転写ローラ28の周期と異なる回転移動周期で回転移動させる。
これにより、転写ベルト24を感光体ドラム17から離接させ、フルカラーモード(3個全部の一次転写ローラ28が転写ベルト24に当接)、モノクロモード(画像形成ユニット16Kに対応する一次転写ローラ28のみが転写ベルト24に当接)、及び全非転写モード(4個全部の一次転写ローラ28が転写ベルト24から離れる)に切換える。
上記の中間転写ベルトユニット14には、上面部のベルト移動方向最上流側の画像形成ユニット16Mの更に上流側に、ベルトクリーナユニット29が配置され、下面部のほぼ全面に沿い付けるように、平らで薄型の廃トナー回収容器30が着脱自在に配置されている。
給紙部9は、上下2段に配置された2個の給紙カセット31を備え、2個の給紙カセット31の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ32、給送ローラ33、捌きローラ34、待機搬送ローラ対35が配置されている。
待機搬送ローラ対35の用紙搬送方向(図の上鉛直方向)には、転写ベルト24を介して従動ローラ26に圧接する二次転写ローラ36が配設されて、用紙への二次転写部を形成している。
この二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着装置37が配置されて、ベルト式熱定着装置37の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着装置37から搬出する搬出ローラ対38、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレイ7に排紙する排紙ローラ対41が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット15は、上記搬出ローラ対38と排紙ローラ対41との中間部の搬送路から図の右横方向に分岐した開始返送路42a、それから下方に曲がる中間返送路42b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路42c、及びこれらの返送路の途中に配置された3組の返送ローラ対43a、43b、43cを備えている。上記終端返送路42cの出口には、本体装置内部側に搬入ローラ対44が配設されている。
上記の中間転写ベルトユニット14の上面部に配置されるベルトクリーナユニット29は、2段に配置した下部のクリーニングローラ45、上部の取り込みローラ46、及び搬送スクリュー47を備えている。下部のクリーニングローラ45は転写ベルト24の上面に当接して廃トナーを擦り取って除去し、取り込みローラ46はクリーニングローラ45が除去した廃トナーを引き継いでベルトクリーナユニット29内に溜め込み、搬送スクリュー47は溜め込まれた廃トナーを落下筒48の上部まで搬送し、落下筒48を介して廃トナー回収容器30に送り込んでいる。
そして、上記のクリーニングローラ45を適度の圧力で転写ベルト24に圧接させるために、中間転写ベルトユニット14側には、下方から転写ベルト24をクリーニングローラ45に向けて押圧する押圧ローラ49が設けられている。
ところで、現今のネットワークを用いた情報処理においてはセキュリティの問題が往々にして発生するが、そのセキュリティの確保を目的としたマルチファンクションネットワークプリンタシステムが知られている。
例えば、カード差込口を備えた装置があり、その差込口から、システム使用者の個人情報を記録したカードを読み込ませ、カード中の情報とネットワーク上から発信された個人情報とを照合させ、双方の情報が一致した場合に限り、サーバで保持している印字データをプリンタに印字実行させるシステムが提案されている。(例えば、特許文献3参照。)
特開平04−028657号公報(2頁右上欄〜3頁左下欄、第1図) 特開平08−198462号公報([要約]、図1) 特開平11−024859号公報([要約]、図1)
ところで、特許文献1の技術は、枚葉紙状の原稿読み取りはできるが冊子状の見開き原稿を読み取ることが出来ないという不便がある。また、原稿の給紙経路と用紙印刷時の給紙経路が兼用、つまり原稿の給紙と印刷用紙の給紙の双方ともに同一の給紙カセットを用いるので、原稿1枚ごとに給紙カセットの開閉が必要であり、多枚数の複写をリアルタイムで行う複写機にも変貌するという多機能プリンタに期待される利便性は全く無い。
また、上記のように原稿の給紙装置と印刷用紙の給紙装置が兼用であると、原稿の用紙サイズが印刷用紙のサイズに規定されてしまい、さまざまな原稿に対応出来ないという不便がある。また、イメージセンサが原稿移動型の読み取りを行う機構であるので、高解像度の原稿読み取りが出来ないという欠点がある。
上記の特許文献2の技術、又は図12及び図13に例示した従来例は、各種の付加装置を縦に積み上げた構成であるため設置面積の節減には確かに貢献しているが、最上部に原稿読取装置18又はスキャナ部6が有るため、印刷済みの用紙は画像形成装置本体の側面から突出して設けられた排紙トレイ53a、又はスキャナ部6の下面に沿って形成された大きな排紙空間10に設けられた排紙トレイ7上に、印刷面を下向きにしたFD(フェイスダウン)方式で排紙するのみで、排紙方式に他の選択肢を採用する余地がなく設計に自由度がない。
また、印刷済みの用紙はスキャナの下方の位置に排出されるので、図12及び図13に例示した従来例では、ユーザは、排紙トレイ7上に排出された印刷済みの用紙を、スキャナ部6の下を覗き込むようにして取り出さなければならないので、不自由な動作を強いられ、連続した作業を行う場合には疲労の原因ともなって感心しない構成となっている。
また、上記特許文献2は排紙トレイ53aが画像形成装置本体の側面から突出して設けられている点、また、図12及び図13に例示した例ではスキャナ部6の下面に沿って大きな排紙空間10が設けられている点で、いずれも一見無駄とも思える設置面積または設置空間を必要とする欠点がある。
また、特許文献3の技術は、多機能型画像形成装置の機能とは別に、認証カードを差し込んで、その認証カードの情報を読み込むための装置を新たに装備する必要があり、コストの上昇を招く虞がある。
また、上記特許文献3では、多彩な機能を備えたマルチファンクションネットワークプリンタシステムであることは分かるが、その実現性は疑わしい。なぜなら、システム構成のブロック図が示されているのみで、具体的ハード構成が全く判明しない。すなわち、ブロック図で示される各部の構成が具体的にどのように配置されて構成されるのか又はどのように組み合わせて構成されるのが不明である。したがって、操作上の便・不便の判断もつけようがなく、ユーザとしてどのような作業体勢を取れるものかさえ判明しない。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、設置面積も設置空間も大きくならず使い勝手がよくセキュリティも維持できる多機能型画像形成装置を提供することである。
本発明の多機能型画像形成装置は、原稿読取手段と、該原稿読取手段により読み取られた読取データを記憶する読取データ記憶手段と、ネットワークに接続する機構を有し該ネットワークを介して外部機器から受信した画像データを記憶する受信画像データ記憶手段と、上記読取データ記憶手段に記憶された上記読取データ又は上記受信画像データ記憶手段に記憶された上記画像データに基づいて記録紙上に画像を形成する画像印刷手段と、を備え、上記画像印刷手段に対し供給すべき記録紙を収納する複数の給紙トレイユニットを多段式に配設した多機能型画像形成装置であって、上記複数の給紙トレイユニットの配設位置の1つに上記原稿読取手段を備えた原稿読取ユニットを配設して構成される。
上記原稿読取ユニットは、例えば上記本体装置の下方に配置されるように構成される。
また、上記原稿読取手段は、例えば上記原稿読取ユニットから引き出し自在に構成され、冊子状の見開き原稿を載置可能な載置台と、該載置台上に載置される原稿の画像を読み取る読取手段とを備えるように構成され、また、例えば個人認証データを読み取る個人認証データ読取手段を兼ねるように構成される。
また、上記原稿読取手段は、例えば原稿読取ユニット内に配置され、枚葉紙状の原稿を所定の経路で搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送中の上記原稿の画像を読み取る読取手段とを備えるように構成される。
この多機能型画像形成装置においては、例えば所定の通話手段と通信可能な通信手段と、該通信手段により取得される上記通話手段を特定する特定データを上記受信画像データ記憶手段に記憶される上記画像データと関連付けて記憶する画像特定データ記憶手段と、を更に備えて構成するようにしてもよい。
また、この多機能型画像形成装置においては、例えば印刷条件入力フォーマットを記憶するフォーマット記憶手段と、該フォーマット記憶手段に記憶される上記印刷条件入力フォーマットを外部機器に電子メール送信し該外部機器から電子メール返信される上記印刷条件入力フォーマットを受信する電子メール送受信手段と、を更に備え、上記画像印刷手段は、上記電子メール送受信手段により受信された上記印刷条件入力フォーマットの入力データに基づいて印刷を実行するように構成してもよく、また、例えば印刷条件入力フォーマットを記憶するフォーマット記憶手段と、該フォーマット記憶手段に記憶される上記印刷条件入力フォーマットを外部機器にファクシミリ送信し該外部機器からファクシミリ返信される上記印刷条件入力フォーマットを受信するファクシミリ送受信手段と、を更に備え、上記画像印刷手段は、上記ファクシミリ送受信手段により受信された上記印刷条件入力フォーマットの入力データに基づいて印刷を実行するように構成してもよい。
本発明によれば、設置面積も設置空間も大きくならず使い勝手がよくセキュリティ性も維持できる多機能型画像形成装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1における多機能型画像形成装置50の基本内部構成を説明する断面図である。同図に示す多機能型画像形成装置50は、最上部に画像形成本体部8が配置されている。
尚、本例の図1に示す多機能型画像形成装置50における画像形成本体部8の構成は、図13に示した多機能型画像形成装置1の画像形成本体部8の内部構成とほぼ同一であるので、図1に示す画像形成本体部8の各部の構成には、図13と同一の番号を付与して示し、それらの構成についての説明は、ここでは省略する。
図1に示すように、本例の多機能型画像形成装置50においては、画像形成本体部8に着脱自在に内蔵する給紙カセット31の他に、画像形成本体部8の下方に且つ上下方向に多段式に、画像形成部13に対して供給すべき記録紙を収納する複数(本例では4段)の給紙トレイユニット9が配設されている。
これらの給紙トレイユニット9は、サイズの異なる用紙を給紙するための拡張給紙ユニットであり、基本構成としては図1に示すように、4種類の給紙カセット31がそれぞれ組み込まれる。
また、給紙トレイユニット9には、給紙カセット31の給紙端側に沿って、自ユニットよりも下段のユニットから給紙される用紙の搬送を上段のユニットに引き継ぐ用紙搬送路40が備えられている。
ところで、本例では、後述するように、これら複数(4種類)の給紙トレイユニット9のうちの1つに代えて、原稿読取手段としてのイメージスキャナを組み込まれた原稿読取ユニットとしてのイメージスキャナユニットが組み込まれる。
図2は、図1の多機能型画像形成装置50の外観を模式的に示す図である。図2に示すように、本例では、画像形成本体部8の直下に位置する給紙トレイユニット9に代えて、イメージスキャナユニット51が配置される。
このイメージスキャナユニット51は、給紙トレイユニット9からの給紙搬送経路には干渉しない構成となっている。つまりイメージスキャナユニット51には、給紙トレイユニット9の用紙搬送路40と同様の用紙搬送路が形成されている。
これにより、イメージスキャナユニット51を配置する位置は、画像形成本体部8の直下に位置する給紙トレイユニット9と限ることなく、複数(本例では4段)の給紙トレイユニット9のうちのいずれの位置であっても配置可能である。
このように、イメージスキャナユニット51をどの段にも設置できるので、ユーザの使用頻度等によってイメージスキャナユニット51の配設位置の選択肢が広がって使い勝手がよい。
また、いずれにしても、イメージスキャナユニット51と拡張給紙ユニットである給紙トレイユニット9とは、デザイン上の観点から筐体は同一形状であることが望ましい。
図3は、イメージスキャナユニット51からイメージスキャナを引き出して、原稿の情報を読み込む場合の状態を模式的に示す図である。イメージスキャナ52は、不図示のスライドレール等によりイメージスキャナユニット51に係合しており、オペレータの手によって、又は専用ボタンの操作等によって自動的に、図のように引き出される。
このイメージスキャナ52は、図3では図示を省略している原稿カバー、原稿載置ガラス53、及び図では見えないがスキャナ筐体内部に配設されて原稿を読み取るCCD等から成るイメージセンサを備えている。
このイメージスキャナ52は、枚葉紙状の原稿や、図3に示すような冊子状の見開き原稿54を、図の矢印aで示すように原稿載置ガラス53上に載置された後、上記のイメージセンサが移動することにより原稿を読み取り、その読み取った情報を、画像形成本体部8に出力するか、その他パソコン等の電子機器へ出力するためのインターフェースを備えている。
前述したように、イメージスキャナユニット51は、給紙トレイユニット9の用紙搬送路40には干渉しない構成となっているので、画像形成本体部8の使用とイメージスキャナ52の使用とを同時に併用することが出来る。
尚、図3では、ユーザの操作側を手前にしているので手前側に引き出しているが、図3の左側面にイメージスキャナ52を引き出す構成としてもよい。
いずれの構成においても、イメージスキャナユニット51には、給紙トレイユニット9の用紙搬送路40と同様の用紙の搬送を引き継ぐ用紙搬送路が形成されているので、給紙トレイユニット9から給紙される用紙の搬送経路は常に確保されている。
(実施形態2)
図4は、実施形態2としてのイメージスキャナユニットの内部構成を模式的に示す図である。尚、図4は、図1と同じ方向から見た図である。図4に示すように、本例のイメージスキャナユニット55は、外部に引き出し自在な原稿トレイ56を備えている。
そして、イメージスキャナユニット55の内部には、原稿読取手段としてのスキャナが固定して配置されている。本例のスキャナは、所定の経路で搬送する搬送手段としての2対の搬送ローラ対57及び58と、これら搬送ローラ対57と58との中間に配設され、搬送ローラ対57及び58により搬送中の原稿の画像を読み取る読取手段としてのイメージセンサ59から成る。尚、イメージセンサ59はCCD等から成る。
原稿トレイ56上に載置した不図示の枚葉紙状の原稿が、原稿トレイ56に近い手前側の搬送ローラ対57に突き当たるまで挿入されると、不図示の用紙センサにより原稿の挿入が検出される。これにより搬送ローラ対57及び59が駆動され、原稿は、図の矢印bで示すようにイメージスキャナユニット55の内部に引き込まれる。
引き込まれた原稿に記載の情報は、搬送ローラ対57の直後にあるイメージセンサ59により読み取られる。原稿情報の読み取りが終了すると搬送ローラ対57及び58が逆回転し、原稿は図の矢印cで示すように、イメージスキャナユニット55の外部へ排出される。
これにより、複数の原稿の読み取りと、その読み取ったデータの印刷を連続して容易に行うことができる。
尚、原稿情報の読み取りが終了した後、搬送ローラ対57及び58を逆回転させずに、そのまま図4の右方向に原稿を搬送し、用紙搬送路40を介して画像形成本体部8に送り込み、そのまま二次転写部及び定着部を通過させて排紙トレイ7に排出するようにすることもできる。
但し、その場合は、用紙搬送路40内で、多段式に配置されている給紙トレイユニット9からの給紙と重複しないように、つまり印刷用の用紙搬送のシーケンスと重複しないように制御する。このようにしても、複数の原稿の読み取りと、その読み取ったデータの印刷を連続して行うことができる。
このように、上記の実施形態1または2では、画像形成装置本体の下部に多段式に連設される複数の給紙トレイユニットのひとつに代えて、スキャナ部(読取装置)を前面引き出し式または内部固定式に配置するので、画像形成装置本体をシステム構成の最上部に配置することができ、これにより印刷済み用紙の排紙と、その取り出しを従来通りの作業態様で行うことができ、作業に無理がなく、また、無駄な配設面積や配設空間を必要としない多機能型画像形成装置を提供することが可能となる。
(実施形態3)
ところで、上記実施形態1または2では、単体の多機能型画像形成装置50について説明してきたが、上記の多機能型画像形成装置50を用いてマルチファンクションネットワークプリンタシステムを構成することもできる。
ところが、一般にネットワークプリンタシステムでは、情報流出に対するセキュリティ(security:安全保障)の問題が発生する。例えば、通常、端末からプリンタに送信された印刷用データはプリンタに受信されると直ちに印刷が開始されるようになっており、その印刷物を例えば送信した本人よりも前に、他人が誤って取り出したり、ときによっては持ち去ってしまうこともある。
その場合、誤りに気がついて、その印刷物が本人に返却されるまでには、少なくとも一人二人の手を通ることになり、これではセキュリティ性を保つことはできない。
また、近年の複写機やプリンタでは、大容量の記憶装置を内蔵して、複写原稿データまたは送信原稿データを、そのまま記憶しておき、必要に応じて印刷出力できるものもある。
この場合、情報流出防止を容易に実現できる個人認証システムが必要になってくる。そして、その場合のセキュリティ維持の方法としては、印刷物を取り出したい人の認証をプリンタ側で行うようにし、その個人認証には例えば個人認証カードを専用の読取装置で読み取るようにする方法がある。
しかし、これでは、プリンタに専用の読取装置を備えなければならないから、コストが掛かり、また面倒でもある。
本例のマルチファンクションネットワークプリンタシステムでは、セキュリティを容易に維持できるシステムを提供することができる。これを実施形態3として以下に説明する。
図5は、実施形態3としての、マルチファンクションネットワークプリンタシステムを模式的に示す図である。
図5に示すように、多機能型画像形成装置50は、例えばLAN(local area network)等のネットワーク61を介して、各PC(パーソナルコンピュータ)端末62(62−1、62−2、62−3、・・・)と接続されている。
これらのPC端末62の使用者63(63−1、63−2、63−3、・・・)は、使用するPC端末62に、自分の個人情報データをあらかじめ登録しておくとともに、その個人情報データに対応する記録メディア64(64−1、64−2、64−3、・・・)を所有する。
上記の記録メディア64は、例えば、非接触式のICカードでもよいが、例えば図5に示すような、個人情報データ65(65−1、65−2、65−3、・・・)をコード化したQRコード66(66−1、66−2、66−3、・・・)等の光学的に読み取り可能なコード情報を有する社員カード等でもよい。
使用者63が、PC端末62から印字を実行しようとするときは、多機能型画像形成装置50に向けて、印字(印刷)データとともに、その印字データの使用者の個人情報データ65(65−1、65−2、65−3、・・・)も一緒に送信する。
これら印字データと個人情報データ65の2つのデータを受信した多機能型画像形成装置50の不図示の制御部では、送信されてきた印字データと、その印字データとともに送信されてきた個人情報データ65とを対応付けて、不図示の記録装置の所定の記録領域に記録保持し、すぐに印字処理を開始せずに、印字データ送信者と印字物受取者の一致が確認できるまで待機状態となる。
使用者が印字物を多機能型画像形成装置50から取り出すときは、多機能型画像形成装置50のイメージスキャナ52の原稿載置ガラス53の所定の位置に、上記の社員カードの記録メディア64を、そのQRコード面を伏せて載置し、イメージスキャナ52に記録メディア64のQRコード66を読み込ませ、認証を実行させる。
多機能型画像形成装置50は、イメージスキャナ52で読み取った個人情報データ65と、印字データとともに送信されてきた個人情報データ65との両方のコードが一致することが確認されたとき、はじめて画像形成本体部8が起動し、印字が開始される。
このように、ネットワーク61を介してPC端末62から多機能型画像形成装置50に印字を実行させる際に、すでに多機能型画像形成装置50に搭載してあるイメージスキャナ52のスキャナ機能を活用して読み込んだ印刷物受取者の個人情報データによって、印字データ発信者の認証を行い、認証が正しく得られたときのみ、印字が実行されるので、セキュリティ性の高いマルチファンクションネットワークプリンタシステムを構築することができる。
また、このように、PC端末62に予め登録してある個人情報データは、PC端末62の使用者63が絶えず身に着けている社員カードが記録メディア64となって、その記録メディア64に記録されているので、例えばPC端末62が他人によって不正使用され印字データが多機能型画像形成装置50に送信されて、他人が印刷を実行しようとしても、認証が正しく行われないので印字が実行されず、これにより、個人が作成した情報の漏洩を防ぐことができ、個人が作成した印字物は、他人に見られることなく確実に本人だけが手にすることができる。
また、認証のための個人情報データの読み取りに、多機能型画像形成装置として搭載済のイメージスキャナを活用するので、専用の個人情報データ読取装置を新たに装備する必要がなく、したがって、コストの上昇を招くことなくセキュリティ性の高いマルチファンクションネットワークプリンタシステムを構築することができる。
尚、記録メディア64をイメージスキャナ52の原稿載置ガラス53の所定の位置に載置するとしたが、QRコードは二次元の方向性を有しているので、多機能型画像形成装置50の制御部に搭載するデータ読取ソフトに、QRコードの方向分析機能を付加すれば、記録メディア64としての社員カードを、原稿載置ガラス53のどの位置にどのような向きで載置しても、正しく読み取るようにすることは容易である。
図6は、上記のマルチファンクションネットワークプリンタシステムにおける個人認証の他の例を模式的に示す図である。
図6に示すように、本例では、イメージスキャナ52に上記のように記録メディア64としての社員カードを読み込ませるのではなく、使用者63の掌67を個人情報データとして読み込ませるようにする。この掌67の個人情報データは、個人情報データのコードデータと対応付けて予め多機能型画像形成装置50の制御部の所定の記録装置に記録されている。
多機能型画像形成装置50は、イメージスキャナ52で読み取った掌67の情報と、印字データとともに送信されてきた個人情報データ65のコードに対応する掌情報とが一致することが確認されたとき、はじめて画像形成本体部8が起動し、印字が開始される。
尚、このような生体個人認証情報は掌情報と限ることなく、指紋認証をはじめ、虹彩、人相、筆跡などの固有生体情報であっても良い。また、このような固有生体情報と社員カード型記録メディアを併用することで、一層有効なセキュリティ性の向上を図ることができる。
また、更なる他の例として、印字データ発信者63が、印字実行の際にあらかじめ印字物の取り出しを許可する人の個人情報データ(この場合は例えばPC端末のクライアント名)を含めた情報データを送信するようにしてもよい。
この場合、多機能型画像形成装置50からは、被許可者のPC端末62に印字物発行の連絡が入る仕組みとし、被許可者63が多機能型画像形成装置50のところに出向き、直接イメージスキャナ52に自分の個人認証データ(社員カード情報又は掌情報)を読み取らせるだけで、印刷データ発信者と同じ印字物を手にすることができるようにする。
このようにすれば、PC端末同士でのデータのやり取りや保存等の必要がなく、情報共有が必要な者のみに、簡単で確実に印字物を配信することができる。
(実施形態4)
ところで、近年、大規模事業所等では社内連絡用として社員個々人にPHSを持たせることが普及している。このPHSを、予め決められた人物が常に携帯していることを前提にして、マルチファンクションネットワークプリンタシステムにおける個人認証に利用することができる。以下、これを実施形態4として説明する。
図7は、実施形態4としての、マルチファンクションネットワークプリンタシステムを模式的に示す図である。なお、図7には、図5に示した構成と同一の構成部分には図5と同一の番号を付与して示している。
図7に示すように、本例のマルチファンクションネットワークプリンタシステムに示したマルチファンクションネットワークプリンタシステムにおいて、社員カードの記録メディア64に代わって、社員個々人に専用に貸与される社内PHS68(68−1、68−2、68−3、・・・)が用いられる。
また、多機能型画像形成装置50には、例えば画像形成本体部8の制御装置の近傍に社内PHS68と通信可能な受信機69が配設される。
本例においては、先ず、各PC端末62の名称を、そのPC端末62の使用者の社内PHS68の番号にしておく。そして、印刷の際には、使用者63はPC端末62から多機能型画像形成装置50に印刷データを送信する。
多機能型画像形成装置は、印刷データを受信すると、その印刷データをその印刷データが送信されたPC端末62の名称(社内PHS電話番号)と関連付けて記憶する。
その後、使用者63は多機能型画像形成装置50のところに行って、社内PHS68により多機能型画像形成装置50の受信機69と通信(電話)する。多機能型画像形成装置50は、その通信により社内PHS68の電話番号を受信する。多機能型画像形成装置50は、受信した社内PHS68の電話番号と印刷データを送信してきたPC端末62の名称とを照合し、両方が合致したときのみ印刷を実行する。
このように、多機能型画像形成装置50に接続されたパソコンなどの端末機器から送られた印刷データの印字を実施しようとする際に、企業内において個人単位で所持する社内PHSからの情報を受けて、その印刷データ印字の許可・不許可を行なうので、社内PHSを利用する簡単なインフラ整備で、データ流出を容易に防止することができるようになる。
尚、予めPC端末62の名称を社内PHS68の番号にしておくのではなく、多機能型画像形成装置50にPC端末62の名称と、PC端末62にリンクする社内PHS68の電話番号を入力しておくようにしてもよい。
この場合は、PC端末62から印刷データを多機能型画像形成装置50に送信すると、多機能型画像形成装置50は、受信した印刷データを、その印刷データを送信してきたPC端末62の名称と共に記憶し、次に、社内PHS68と通信した電話番号を受信すると、その社内PHS68の電話番号にリンクするPC端末62の名称と上記印刷データと共に記憶したPC端末62の名称とを照合し、その照合が合致したときのみ印刷を実行するようにする。
このように、多機能型画像形成装置に、PC端末にリンクする社内PHS番号を入力できるようにすると、予めPC端末の名称として社内PHSの番号を設定する必要がなく、PC端末の名称を汎用的に変更できるので、便利な方法といえる。
(実施形態5)
ところで、例えばインターネットに接続されたパソコンなどから、インターネットに接続したLANに接続する多機能型画像形成装置に印刷を実行させる場合、多機能型画像形成装置とパソコンとが互いにメール通信が可能なこと(パソコン側からメールによる指示を行なうと多機能型画像形成装置がメールに記載の内容を解析して種々の動作を行うこと)が前提となる。
そのようなシステムとしては、メール通信によるパソコン側からの指示はテキスト文のコマンドで行い、そのテキスト文のコマンド指示を受信する機器側では、そのテキスト文のコマンドを解析して、印字を行ったり、FAX送信したり、文書を電子メ−ルで返信したり、あるいは自己機器の管理を行うものが知られている。
この場合、パソコンのユーザは、所定のコマンドを含むメールをテキストで作成して該当機器に送信して操作することになるが、各種の機能に対応したコマンドや、その書式を正確に記載していないと、相手機器を動作させることができないため、パソコンのユーザにとっては、それらのコマンドや書式を覚えておくか、それらの説明書等が必要となる。
そして、パソコンで遠隔操作しようとする機器が多機能であればあるほど、それらの機能を動作させるためのコマンドは多種多様になり、実用的には、これらのコマンドを全て覚えて使いこなすのはユーザにとって容易なことではない。
この実施形態5においては、メール通信によって多機能型画像形成装置に印刷を実行させることが容易なマルチファンクションネットワークプリンタシステムを説明する。
図8は、実施形態5としてのマルチファンクションネットワークプリンタシステムにおける多機能型画像形成装置の図1乃至図7では説明を省略していた制御システム構成を示すブロック図である。
図8に示すように、多機能型画像形成装置50は、インターネット多機能型画像形成装置であり、画像処理装置70が制御の中心となっており、この画像処理装置70にバス71を介して各種インターフェース72、電話回線接続装置73、LAN接続装置74、イメージ認識装置75、情報処理装置76、及び記憶装置77が接続されている。また、画像処理装置70には、画像形成装置78が直接接続されている。
画像処理装置70は、多機能型画像形成装置50全体を制御するインターフェースコントローラから成る。インターフェースコントローラは、特には図示しないが、例えばMPUと、このMPUにバスを介して接続されたシステムROM、RAM、フォントROM、不揮発メモリ、ブザー、操作パネルI/F(インターフェース)、クロック回路等を備えている。
MPUは各部全体を制御する。システムROMは制御プログラムをMPUに供給する。RAMはMPUの制御処理中に発生する中間データを一時的に記憶する作業領域や印刷データを一時的に記憶するフレームメモリ領域、その他外部機器から送信入力される各種のデータを一時的に記憶する記憶領域を備えている。
フォントROMは印刷データの文字コードに対応する文字フォントを記憶している。不揮発メモリは各種のデフォルト値を記憶する。ブザーは用紙切れや用紙ジャムその他の保守が必要な状態となったときの警告放音報知、又は外部機器からの送信入力の放音報知等を行う。
操作パネルI/F(インターフェース)には図1では図示していない操作パネルからキー操作信号が入力し、操作パネルにはMPUからは、操作パネルI/Fを介して表示データや点灯信号が出力される。クロック回路はMPUが処理に使用する所定のクロックパルス信号を発振する。
各種インターフェース72は、例えばビデオI/F、パラレルI/F、シリアルI/F等で構成されている。これらのI/Fは、外部のスキャナ、デジカメ、その他の画像処理機器から送信される指令信号と印刷データを画像処理装置70に出力する。
電話回線接続装置73は、入力したFAXデータを画像処理装置70に出力し、画像処理装置70から出力されるFAXデータを所定の外部機器に送信する。
LAN接続装置74は、一方では不図示のインターネット用ノードを介してインターネットと接続され、他方では、不図示のLANボードを介して複数台のPC端末62と接続されている。LAN接続装置74は、インターネットに接続された外部のPC端末またはLANに接続された社内のPC端末62から、印刷データとしてのドットパターンデータ(ビデオデータ)を入力される。
イメージ認識装置75は、上記の各種インターフェース72、電話回線接続装置73、またはLAN接続装置74を介して入力されるビデオデータの中の所定の位置の文字データ又は画像データを認識して認識結果を画像処理装置70に出力する。
情報処理装置76は、画像処理装置70を介して入力されるビデオデータの認識結果を解析し、解析結果として所定の情報を生成し、生成した情報を画像処理装置70に出力する。また、画像処理装置70からの指示に基づいて、所定の各種データを上記の各種インターフェース72、電話回線接続装置73、またはLAN接続装置74に出力する。
記憶装置77は、予め設定されているデータや、イメージ認識装置75、情報処理装置76、又は画像処理装置70から出力される記憶すべき所定のデータを所定の記憶領域に記憶する。
また、画像形成装置78は、図1に示した画像形成本体部8のプリンタエンジンコントローラである。プリンタエンジンコントローラは、特には図示しないが、MPUと、このMPUにバスで接続されたビデオI/F、制御ROM、ヘッドI/F、定着制御部、ファン制御部、高圧制御部等で構成されている。
MPUは、画像処理装置70からビデオI/Fを介して入力される指令信号と印字データとに基づき、制御ROMから読み出す制御プラグラムに従って、プリンタエンジンコントローラの各部を制御する。
ヘッドI/Fは、ドットパターンデータを光書込ヘッド21に出力する。定着制御部はベルト式熱定着装置37の定着ヒータの発熱駆動を制御する。ファン制御部は不図示の冷却ファンの駆動を制御する。高圧制御部は帯電器19、現像ローラ23、一次転写ローラ28、及び二次転写ローラ36に高バイアス電圧を供給する高圧ユニットの出力を制御する。
図9(a) は、上記構成の多機能型画像形成装置50及びこの多機能型画像形成装置50を含んで構成される本例のマルチファンクションネットワークプリンタシステムにおける処理の概要を説明する図であり、同図(b),(c) はネットワーク(インターネットとLAN、又はインターネットのみ、又はLANのみでも可)に接続されたPC端末62と多機能型画像形成装置50との間で送受信される電子メール(以下、単にメールという)の内容を説明する図である。
本例の処理では、先ず、ユーザが遠隔地から多機能型画像形成装置50を使用したい場合に、図9(a) に示すように、ユーザは、そのPC端末62から、コマンドシート要求メールを、指定の多機能型画像形成装置50へ送信する。このコマンドシート要求メールに基づいて、多機能型画像形成装置50は、テキスト文書から成るコマンドシートをPC端末62にメール送信する。
この多機能型画像形成装置50によるコマンドシートの作成では、本体装置内蔵の記憶装置77内の該当ユーザ用のフォルダに存在するデータを一覧で示し、操作するドキュメントを選択できるようにし、そのドキュメントをどのように処理するかを選択できるように書式化する。
また、ユーザがFAX送信やメール送信を指定する場合を想定して、その宛先を記入できるようにする。必要に応じて処理時間や、処理後ドキュメシトを削除するかどうか等を指定できるコマンド記入欄を付加してもよい。
コマンドシートを受信したPC端末62側では、受信したコマンドシートに記載された書式にそって選択項目を記載する形でユーザが追記し、コマンドシートへの必要事項の記述を完了したのち、そのコマンドシートをメール返信する。
コマンドシートの返信を受信した多機能型画像形成装置50は、本装置内の情報処理装置76により、メール返信されたコマンドシートのユーザにより追記された記載内容を解析し、動作コマンドへ変換して、画像処理装置70に出力する。
画像処理装置70は、情報処理装置76から受け取った動作コマンドに従って本体装置各部を制御する。これにより、コマンドシートのユーザにより追記された記載内容に基づいて、印字(印刷)またはFAX送信等の指定の動作が実行開始される。
なお、上記のコマンドシート要求メールは出来るだけ簡単な様式のものとすることが好ましい。例えば 図9(b) に示す例では、コマンドシート要求メール81は、メールの定型である「From: 」に続く発信者アドレスを示す「*****@abc.ne.jp ←−−−−userアドレス」の標記、「To: 」に続く宛先アドレスを示す「mfp*****@xyz.co.jp ←−−−マシンアドレス」の標記、そして「Subject:」に続く題名を示す「commnd sheet ←−−−メールタイトル」の標記が記述される。
そして、その下方には一線を画して本文が記述される。図9(b) の例では、1行目には「pass: 」に続くユーザ識別のための認証記号を示す記述が「123cdef ←−−−認識記号」と記述され、その下に、コマンドシートをメールで受け取るか又はFAXで受け取るかを示すコマンドシートの要求形式を示す記述が、例えばメールで受け取る場合を示す「mail ←−−−要求形式」と記述される。
このユーザのPC端末62からのコマンドシート要求メールを受信すると、多機能型画像形成装置50は、その題名の「command sheet 」を読み取って、このメールがコマンドシート要求メールであることを認識する。
さらに、多機能型画像形成装置50は、本文のユーザ認識記号「123cdef 」を本体装置にあらかじめ登録されたユーザ情報から検索し、登録されたユーザであることを認識したときは、要求形式に合った形式(この例ではメール)でコマンドシートを、userアドレスへ返信する。
図9(c) に示すように、メールで送信されるコマンドシート83は、テキスト形式で記述され、選択形式のわかりやすい内容とする。図9に示す例では、返信メールの定型である返信者アドレスを示す「From:mfp*****@xyz.co.jp ←−−−マシンアドレス」、返信受取人アドレスを示す「To:*****@abc.ne.jp ←−−−userアドレス」及びこの返信メールに関わる上記の題名を示す「Subject:Re:commnd sheet ←−−−メールタイトル」の表示が記述される。
そして、その下方には一線を画して本文が記述される。図9(c) の例では認証記号によってユーザが認証されたことを示す「pass:123cdef」と「認証しました」が2行に分けて記述され、その横に「本文」と記述される。
そして、それらの下方に本文が、例えば「以下の文書があなたのフォルダに保存されています。Doc.01:***報告書/印刷データ/月日時間、Doc.02:from***(株)/FAX 受信/月日時間、Doc.03:to***様/FAX 送信待ち/月日時間」と記述され、1行空けて、さらに「本メールを引用して返信メールを作成し、必要事項を記載の上返信してください。引用記号「〉」はついたままでかまいません。「#」記号に続けて記入してください。」と記述される。
さらに、1行空けて「○処理文書No.、文書No.を記入〉#・・・、○処理選択(1:印字/2:FAX送信/3:メール送信(テキスト)/4:メール添付/5:削除)、処理No.を記入〉#・・・、○送信先(登録名あるいはFAX番号またはメールアドレス)、送信先を記入〉#・・・、○処理時間(未記入はメール受信後すぐに実行)、※記載例:2005/03/0813:00、処理時間を記入〉#・・・」と記述されている。
ユーザは、括弧内に記述されている選択項目または指示に従って、簡単な記述を入力するだけで、コマンドシート82への入力が完了し、この入力が完了したコマンドシート82を多機能型画像形成装置50に返信するだけで、多機能型画像形成装置50に対する所望の指示が全て完了する。
このように、選択記載形式のコマンドシートを多機能型画像形成装置50からメール送信させ、その記載様式にそってユーザが必要事項を記入して再送信(返信)することで、多機能型画像形成装置50を遠隔操作で動作させるためのコマンド操作を容易に実施できるようになるので、ユーザは、操作コマンドを覚えたり説明書を参照しながら操作する必要がなくなり、多機能型画像形成装置50を遠隔操作で簡単に使えるようになる。
尚、上記実施の形態では、PC端末62からコマンドシート要求メールを送信し、多機能型画像形成装置50からコマンドシートを受信後、ユーザが必要事項を記載して返信し、多機能型画像形成装置50を自動動作させるようにしているが、これに限ることなく、PC端末62側にすでに受信したコマンドシートがあって、多機能型画像形成装置50側に保存されているドキュメントの付与No.が既知である場合には、PC端末62からコマンドシートを要求せず、上記すでに受信しているコマンドシートの記載内容を変更したり、別のドキュメントを選択したり、又は同じドキュメントに違う処理を指示して送信することによって自動操作できるようにしてもよい。
(実施形態5の変形例1)
図10(a),(b),(c) は、実施形態5の変形例1としての電子メールとFAXとが混交してなる通信処理方式を示す図である。
図10(a) の処理の概要に示すように、本例においては、先ず、ユーザが遠隔地から多機能型画像形成装置50を使用したい場合に、ユーザは、そのPC端末62から、要求形式をFAXと指示してコマンドシート要求メールを多機能型画像形成装置50へメール送信する。この要求形式がFAXとなっているコマンドシート要求メールに基づいて、多機能型画像形成装置50は、イメージデータから成るコマンドシートをユーザにFAX送信する。
この多機能型画像形成装置50によるFAX送信用のコマンドシートの作成においても、メール送信の場合に準じて選択方式の記入様式で書式化される。
コマンドシートをFAX受信したユーザは、そのFAX受信したコマンドシートに記載された書式にそって選択項目を指示する記入を行ってコマンドシートへの必要事項の記入を完了したのち、そのコマンドシートをFAX返信する。
返信用コマンドシートをFAX受信した多機能型画像形成装置50は、本装置内の情報処理装置76により、FAX返信されたコマンドシートのユーザにより記入された記載内容を解析し、動作コマンドへ変換して、画像処理装置70に出力する。
画像処理装置70は、情報処理装置76から受け取った動作コマンドに従って本体装置各部を制御する。これにより、コマンドシートのユーザにより記入された記入内容に基づいて、印字(印刷)またはFAX送信等の指定の動作が実行開始される。
上記のFAX返信用のコマンドシート要求メールは 例えば図10(b) のコマンドシート要求メール83に示すように、図9(a) に示したメール返信用のコマンドシート要求メール81の本文の「mail ←−−− 要求形式」の記述が「FAX ***-***-**** ←−−− 要求形式・送信先」に変更されている点のみが異なる。
このPC端末62からのFAX送信用のコマンドシート要求メールの送信に対して、多機能型画像形成装置50からは、図10(c) のFAX送信用のコマンドシート84がFAX送信される。
図10(c) に示す例では、最初の認証確認の通知と、文書フォルダの保存状態の告知までは図9(c) に示したメール送信用のコマンドシート83と同様であるが、その次の記載はFAXのイメージ画像でも認識可能なマークシートの書式になっている。
すなわち、図10(c) に示すように「選択No.のマークシートを記入例のようにチェックしてください。記入例:」の記載に続いて内部がほぼ塗りつぶされた楕円マークが表示されている。
そして、実線表示の枠で仕切られた各欄の先頭欄には「○処理文書No.」の下に「01」と楕円マーク、「02」と楕円マーク、「03」と楕円マークがそれぞれ記載され、二段目の欄には「○処理選択」の下に「1:印字」と楕円マーク、「2:FAX 送信」と楕円マーク、「3:メール送信(テキスト)」と楕円マーク、「4:メール添付」と楕円マーク、「5:削除」と楕円マークがそれぞれ記載されている。
さらに、三段目の欄には「○送信先(FAX 番号またはメールアドレス)」の下に「送信先を記入>」と記載され、また四段目の欄には「○処理時間(未記入はメール受信後すぐに実行)、※記載例:2005/03/0813:00」に下に「処理時間を記入>」と記載されている。
これら各欄の記載は、番号の選択がマークシートに変わっているだけで、選択すべき又は記載すべき内容は、図9に示したメール送信用のコマンドシート83と同様である。
やや異なる点は、このFAX送信用のコマンドシート84の最後尾には、ユーザへの申し送りとして、このコマンドシート84によるFAX返信時に必要となる多機能型画像形成装置50のFAX番号が実線枠で囲まれて「FAX送信先:123−456−7890」と記載されている。
(実施形態5の変形例2)
図11(a),(b) は、実施形態5の変形例2としてのFAXのみからなる通信処理方式を示す図である。
図11(a) の処理の概要に示すように、本例においては、先ず、ユーザが遠隔地から多機能型画像形成装置50を使用したい場合に、ユーザは、そのFAX装置85(電話兼用のFAX機又はPC端末62を用いたFAXソフトによるFAX)から、要求形式をFAXと指示してコマンドシート要求FAXを多機能型画像形成装置50へFAX送信する。この要求形式がFAXとなっているコマンドシート要求FAXに基づいて、多機能型画像形成装置50は、イメージデータから成るコマンドシートをユーザにFAX送信する。
コマンドシートをFAX受信したユーザは、そのFAX受信したコマンドシートに記載された書式にそって選択項目を指示する記入を行ってコマンドシートへの必要事項の記入を完了したのち、そのコマンドシートをFAX返信する。
返信用コマンドシートをFAX受信した多機能型画像形成装置50は、本装置内の情報処理装置76により、FAX返信されたコマンドシートのユーザにより記入された記載内容を解析し、動作コマンドへ変換して、画像処理装置70に出力する。
画像処理装置70は、情報処理装置76から受け取った動作コマンドに従って本体装置各部を制御する。これにより、コマンドシートのユーザにより記入された記入内容に基づいて、印字(印刷)またはFAX送信等の指定の動作が実行開始される。
上記のFAX返信用のコマンドシート要求FAXは 例えば、図11(a) のコマンドシート要求FAX86に示すように、発信者FAX番号を示す「From:***-***-**** ←−−−−userFAX番号」の表示、宛先FAX番号「To:***-***-**** ←−−−−マシンFAX番号」(多機能型画像形成装置50のFAX番号)の表示、そして用件を示す「Subject:commnd sheet ←−−−タイトル」の表示が3行に分けてそれぞれ表示されている。
そして、その下方には一線を画して本文が記述される。図11(b) の例では、1行目にユーザの認証記号を示す「pass:123cdef ←−−−認識記号」が記述され、その下方には、「要求形式」の表示の下に二段に分けて、一段目には楕円マークと「FAX:***-***-**** ←−−−要求形式・送信先」、二段目には楕円マークと「mail:*****@abc.ne.jp」が表示されている。同図(b) に示す例では、一段目の楕円マークには既にユーザによって塗りつぶし記入がなされている。
また、このコマンドシート要求FAX86の最後尾には、FAX送信時のユーザの心覚えとして、多機能型画像形成装置50のFAX番号が実線枠で囲まれて「FAX送信先:123−456−7890」と記載されている。
この場合も、このコマンドシート要求FAX86を受信した多機能型画像形成装置50からユーザFAX装置85に送信されるFAX送信用コマンドシートは、図10(c) に示したFAX送信用のコマンドシート84である。
このように、多機能型画像形成装置50にコマンドシートをFAX送信する機能を持たせ、ユーザが受信したFAX書式に追記して多機能型画像形成装置50にFAX送信(返信)すると、それをFAX受信した多機能型画像形成装置50がイメージ認識してコマンド変換し、自動動作するので、例えば携帯電話でのメールでは一覧性が悪く入力効率も悪いような場合には、コマンドシートをメールで受け取って再返信するよりも、上述したFAXでの受送信の方が便利である。
また、コマンドシートの要求にFAXを使うようにしたので、PC端末の無い環境でも、FAXがあれば多機能型画像形成装置50の遠隔換作が可能となって便利である。
また、FAXによるコマンドシートは手書きになるため、ほとんど個人の筆記癖が出ないマークシート記入形式を採用するので、多機能型画像形成装置50側の認識精度が高まり、誤認識の虞が無くなる。
尚、すでにFAX受信したコマンドシートがあって、多機能型画像形成装置50側に保存されているドキュメントの付与No.が既知である場合には、コマンドシートの要求をせずに、すでに受信しているコマンドシートの記載内容を消去再記入して別のドキュメントを選択したり、同じドキュメントであっても違う処理を指示して送信することで、多機能型画像形成装置50を自動操作できるようにしてもよい。
また、FAX受信したコマンドシートのコピーをとっておけば、同様の操作を何度でも実行することができる。
実施形態1における多機能型画像形成装置の基本内部構成を説明する断面図である。 図1の多機能型画像形成装置の外観を模式的に示す図である。 イメージスキャナユニットからイメージスキャナを引き出して原稿の情報を読み込む場合の状態を模式的に示す図である。 実施形態2としてのイメージスキャナユニットの内部構成を模式的に示す図である。 実施形態3としてのマルチファンクションネットワークプリンタシステムを模式的に示す図である。 マルチファンクションネットワークプリンタシステムにおける個人認証の他の例を模式的に示す図である。 実施形態4としてのマルチファンクションネットワークプリンタシステムを模式的に示す図である。 実施形態5としてのマルチファンクションネットワークプリンタシステムにおける多機能型画像形成装置の制御システム構成を示すブロック図である。 (a) は実施形態5の多機能型画像形成装置を含んで構成されるマルチファンクションネットワークプリンタシステムにおける処理の概要を説明する図、(b),(c) はネットワークに接続されたPC端末と多機能型画像形成装置との間で送受信される電子メールの内容を説明する図である。 (a),(b),(c) は実施形態5の変形例1としての電子メールとFAXとが混交してなる通信処理方式を示す図である。 (a),(b) は実施形態5の変形例2としてのFAXのみからなる通信処理方式を示す図である。 従来の画像形成装置の上にスキャナを載せて画像形成装置とスキャナを組み合わせた構成の多機能型画像形成装置の例を示す外観斜視図である。 従来の多機能型画像形成装置の内部構成を説明する断面図である。
符号の説明
1 多機能型画像形成装置
2 原稿供給トレイ
3 原稿押さえ開閉蓋
4 総合操作部
5 スキャナ本体部
6 スキャナ部
7 排紙トレイ
8 画像形成本体部
9 給紙トレイユニット
11 操作キー
10 排紙空間
12 タッチ操作式表示パネル
13 画像形成部
14 中間転写ベルトユニット
15 両面印刷用搬送ユニット
16(16M、16C、16Y、16U、16K) 画像形成ユニット
17(17m、17c、17y、17u、17k) 感光体ドラム
18 クリーナ
19 帯電器
21(21M、21C、21Y、21U、21K) 光書込ヘッド
22 現像器
23 現像ローラ
24 転写ベルト
25 駆動ローラ
26 従動ローラ
27 ベルト位置制御機構
28 一次転写ローラ
29 ベルトクリーナユニット
30 廃トナー回収容器
31 給紙カセット
32 用紙取出ローラ
33 給送ローラ
34 捌きローラ
35 待機搬送ローラ対
36 二次転写ローラ
37 ベルト式熱定着装置
38 搬出ローラ対
39 排紙トレイ
40 用紙搬送路
41 排紙ローラ対
42a 開始返送路
42b 中間返送路
42c 終端返送路
43a、33b、33c 返送ローラ対
44 搬入ローラ対
45 クリーニングローラ
46 取り込みローラ
47 搬送スクリュー
48 落下筒
49 押圧ローラ
50 多機能型画像形成装置(MFP装置)
51 イメージスキャナユニット
52 イメージスキャナ
53 原稿載置ガラス
54 見開き原稿
55 イメージスキャナーユニット
56 原稿トレイ
57、58 搬送ローラ対
59 イメージセンサ
61 ネットワーク
62(62−1、62−2、62−3、・・・) PC端末
63(63−1、63−2、63−3、・・・) 使用者
64(64−1、64−2、64−3、・・・) 記録メディア
65(65−1、65−2、65−3、・・・) 個人情報データ
66(66−1、66−2、66−3、・・・) QRコード
67 掌
68(68−1、68−2、68−3、・・・) 社内PHS
69 受信機
70 画像処理装置
71 バス
72 各種インターフェース
73 電話回線接続装置
74 LAN接続装置
75 イメージ認識装置
76 情報処理装置
77 記憶装置
78 画像形成装置
81 コマンドシート要求メール(メール返信用)
82 コマンドシート(メール返信用)
83 コマンドシート要求メール(FAX送信用)
84 コマンドシート(FAX送信用)
85 ユーザFAX装置
86 コマンドシート要求FAX(FAX送信用)

Claims (8)

  1. 原稿読取手段と、
    該原稿読取手段により読み取られた読取データを記憶する読取データ記憶手段と、
    ネットワークに接続する機構を有し該ネットワークを介して外部機器から受信した画像データを記憶する受信画像データ記憶手段と、
    前記読取データ記憶手段に記憶された前記読取データ又は前記受信画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づいて記録紙上に画像を形成する画像印刷手段と、
    を備え、
    前記画像印刷手段に対し供給すべき記録紙を収納する複数の給紙トレイユニットを多段式に配設した多機能型画像形成装置であって、
    前記複数の給紙トレイユニットの配設位置の1つに前記原稿読取手段を備えた原稿読取ユニットを配設した、ことを特徴とする多機能型画像形成装置。
  2. 前記原稿読取ユニットは、前記本体装置の下方に配置される、ことを特徴とする請求項1記載の多機能型画像形成装置。
  3. 前記原稿読取手段は、前記原稿読取ユニットから引き出し自在に構成され、冊子状の見開き原稿を載置可能な載置台と、該載置台上に載置される原稿の画像を読み取る読取手段とを備えている、ことを特徴とする請求項1又は2記載の多機能型画像形成装置。
  4. 前記原稿読取手段は、個人認証データを読み取る個人認証データ読取手段を兼ねている、ことを特徴とする請求項3記載の多機能型画像形成装置。
  5. 前記原稿読取手段は、前記原稿読取ユニット内に配置され、枚葉紙状の原稿を所定の経路で搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送中の前記原稿の画像を読み取る読取手段とを備えている、ことを特徴とする請求項1又は2記載の多機能型画像形成装置。
  6. 所定の通話手段と通信可能な通信手段と、該通信手段により取得される前記通話手段を特定する特定データを前記受信画像データ記憶手段に記憶される前記画像データと関連付けて記憶する画像特定データ記憶手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の多機能型画像形成装置。
  7. 印刷条件入力フォーマットを記憶するフォーマット記憶手段と、該フォーマット記憶手段に記憶される前記印刷条件入力フォーマットを外部機器に電子メール送信し該外部機器から電子メール返信される前記印刷条件入力フォーマットを受信する電子メール送受信手段と、を更に備え、
    前記画像印刷手段は、前記電子メール送受信手段により受信された前記印刷条件入力フォーマットの入力データに基づいて印刷を実行する、ことを特徴とする請求項1記載の多機能型画像形成装置。
  8. 印刷条件入力フォーマットを記憶するフォーマット記憶手段と、該フォーマット記憶手段に記憶される前記印刷条件入力フォーマットを外部機器にファクシミリ送信し該外部機器からファクシミリ返信される前記印刷条件入力フォーマットを受信するファクシミリ送受信手段と、を更に備え、
    前記画像印刷手段は、前記ファクシミリ送受信手段により受信された前記印刷条件入力フォーマットの入力データに基づいて印刷を実行する、ことを特徴とする請求項1記載の多機能型画像形成装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010147894A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Nec Access Technica Ltd 複合機、認証方法および認証プログラム

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