JP2007077069A - 害虫防除用成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高分子組成物に、式(1)
〔式中、R1は水素原子又はメチル基、R2はメチル基又はCH=CR21R22(R21,R22は水素原子、メチル基又は塩素原子を表す。)R3は水素原子、メチル基又はメトキシメチル基を表す。〕で示されるエステル化合物が保持されてなる非加熱型の害虫防除用成形体であって、該高分子組成物が、オレフィン系樹脂及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含有してなることを特徴とする害虫防除用成形体。
【選択図】なし
Description
〔式中、
R1は水素原子又はメチル基を表し、
R2はメチル基又は
CH=CR21R22
(式中、R21及びR22は独立して、水素原子、メチル基又は塩素原子を表す。)
で示される基を表し、
R3は水素原子、メチル基又はメトキシメチル基を表す。〕
で示されるエステル化合物が有害生物防除剤の有効成分として知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3及び特許文献4参照。)。
〔1〕 高分子組成物に、式(1)
〔式中、
R1は水素原子又はメチル基を表し、
R2はメチル基又は
CH=CR21R22
(式中、R21及びR22は独立して、水素原子、メチル基又は塩素原子を表す。)
で示される基を表し、
R3は水素原子、メチル基又はメトキシメチル基を表す。〕
で示されるエステル化合物が保持されてなる非加熱型の害虫防除用成形体であって、
該高分子組成物が、オレフィン系樹脂及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含有してなることを特徴とする害虫防除用成形体。
〔2〕 高分子組成物に、式(2)
〔式中、R21及びR22は独立して、水素原子、メチル基又は塩素原子を表す。〕
で示されるエステル化合物が保持されてなる非加熱型の害虫防除用成形体であって、
該高分子組成物が、オレフィン系樹脂及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含有してなることを特徴とする害虫防除用成形体。
〔3〕 スチレン系熱可塑性エラストマーが、スチレン重合体ブロックと、イソプレン重合体ブロック又はブタジエン重合体ブロックとを、スチレン重合体ブロックの含有量が15〜70重量%で共重合されてなるジブロック若しくはトリブロック共重合体の水素添加物である〔1〕又は〔2〕記載の害虫防除用成形体。
〔4〕 高分子組成物が、害虫防除用成形体全量に対して80〜99重量%含有されてなる〔1〕〜〔3〕いずれか一項記載の害虫防除用成形体。
〔5〕 スチレン系熱可塑性エラストマーが、高分子組成物全量に対して10〜50重量%含有されてなる〔1〕〜〔4〕いずれか一項記載の害虫防除用成形体。
〔6〕 〔1〕〜〔5〕いずれか一項記載の害虫防除用成形体を害虫の生息場所又は害虫の侵入場所に設置することを特徴とする害虫防除方法。
式(1)で示されるエステル化合物には不斉炭素に基づく異性体が存在し、また炭素−炭素二重結合に基づく異性体が存在する場合があるが、本発明には活性な異性体のいすれをも使用することができる。
本発明成形体にはオレフィン系樹脂が、本発明成形体全量に対して通常1〜98.9重量%、好ましくは30〜89重量%含有される。
かかるスチレン系熱可塑性エラストマーの具体例としては、セプトンSEPS 2007(株式会社クラレ商品名、ポリスチレン、イソプレン重合体及びポリスチレンのトリブロック共重合体の水素添加物、ポリスチレンブロック含有量:30重量%、MFR:2.4g/10分)、セプトンSEPS 2104(株式会社クラレ商品名、ポリスチレン、イソプレン重合体及びポリスチレンのトリブロック共重合体の水素添加物、ポリスチレンブロック含有量:65重量%、MFR:0.4g/10分)、セプトンSEP 2002(株式会社クラレ商品名、ポリスチレン及びイソプレン重合体のジブロック共重合体の水素添加物、ポリスチレンブロック含有量:35重量%、MFR:70g/10分)、SEP 1001(株式会社クラレ商品名、ポリスチレン及びイソプレン重合体のジブロック共重合体の水素添加物、ポリスチレンブロック含有量:30重量%、MFR:0.1g/10分)、SEP 2004(株式会社クラレ商品名、ポリスチレン及びイソプレン重合体のジブロック共重合体の水素添加物、ポリスチレンブロック含有量:18重量%、MFR:5g/10分)等が挙げられる。
本発明成形体にはスチレン系熱可塑性エラストマーが、本発明成形体全量に対して通常1〜80重量%、好ましくは10〜50重量%含有される。
かかる紫外線吸収剤としては、例えば、サリチル酸フェニル;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクチル−ベンゾフェノン等のベンゾフェノン化合物;2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド−メチル)−5−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−tert−オクチルフェニル)ベンズトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ペンチルフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール化合物;2,4−ジ−tert−ブチルフェニル 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のベンゾエート化合物が挙げられる。本発明成形体にこれらの紫外線吸収剤を含有される場合、その含有量は本発明成形体全量に対して通常0.005〜5重量%である。
かかる酸化防止剤としては、例えばブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ステアリル β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)(TBMTBP)、及びトリフェニルホスファイトが挙げられる。
本発明成形体の設置方法としては、例えば床に置いたり、敷く方法、天井から吊り下げる方法、壁に貼り付ける方法が挙げられる。
本発明成形体の設置場所において、本発明成形体から有効成分である式(1)で示されるエステル化合物が徐々に揮散して害虫防除効力が発揮される。したがって本発明成形体は、風通しの良い場所に設置すると、有効成分である式(1)で示されるエステル化合物の揮散効率が高くなり、より優れた害虫防除効力が発揮される。また、本発明成形体は害虫の生息場所及び/又は害虫の侵入場所の相対的に風上側に設置することが好ましい。かかる害虫の生息場所及び侵入場所としては、例えば厩、牛舎、鶏舎、豚舎などの畜舎;犬小屋、ウサギ小屋などのペット小屋;工場や作業場における出入口、排気口、電灯などの周辺;ベランダ、玄関などの家屋の外部;クロゼット、タンス(和ダンス、洋ダンス)の内部、ファンシーケースなど衣類保管場所;寝室、居間、台所などの家屋内部;浄化槽内部;マンホールの蓋の下;キャンプ場や公園におけるテントの出入口、テント周辺、テント内部;バーベキュー、釣り、ハイキング、ガーデニング等の野外活動場所とその周辺部が挙げられる。式(1)で示されるエステル化合物の揮散効率の点からは、本発明成形体は成形、穿孔等による1個以上の開孔部を有することが好ましい。本発明成形体における開孔率は、該開孔部の合計で好ましくは50〜90%、より好ましくは60〜85%であり、製造効率の点からは前記の開孔率を有する網状又は格子状の成形体、あるいは該成形体の二次加工物であることが好ましい。
また、ファン等の気流発生手段を用い、該気流発生手段から生起する気流により本発明成形体から式(1)で示されるエステル化合物が拡散可能となるように本発明成形体を配置することによって用いることも可能である。
半翅目害虫:ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)等のウンカ類、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)等のヨコバイ類、アブラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、カイガラムシ類、グンバイムシ類、キジラミ類等;
鱗翅目害虫:ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)等のメイガ類、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、ヨトウガ(agrotis segetum)等のヨトウ類、モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ類、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)等のハマキガ類、シンクイガ類(Carposinidae)、ハモグリガ類(Lyonetiidae)、ドクガ類(Lymantriidae)、ウワバ類(Autographa)、カブラヤガ(Agrotis segetum)及びタマナヤガ(Agrotis ipsolon)等のアグロティス属(Agrotis spp.)、ヘリコベルパ属(Helicoverpa spp.)、へリオティス属(Heliothis spp.)、コナガ(Plutella xylosttella)、イチモンジセセリ(Parnara guttata)、イガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等;
網翅目害虫:チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)等;
総翅目害虫:ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ハナアザミウマ(Thrips hawawiiensis)等;
膜翅目害虫:アリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、カブラハバチ(Athalia rosae)等のハバチ類等;
直翅目害虫:ケラ類、バッタ類等
隠翅目害虫:ヒトノミ(Pulex irritans)、ネコノミ(Ctenocephalides felis)等;
シラミ目害虫:ヒトジラミ(Pediculus humanus)、ケジラミ(Phthirus pubis)、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)等;
等翅目害虫:ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus);
ダニ目害虫:コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides ptrenyssnus)等のヒョウヒダニ類、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、ムギコナダニ(Aleuroglyphus ovatus)等のコナダニ類、チリニクダニ(Glycyphagidae privatus)、イエニクダニ(Glycyphagidae domesticus)、サヤアシニクダニ(Glycyphagidae destructor)等のニクダニ類、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、フトツメダニ(Cheyletus malaccesis)等のツメダニ類、ホコリダニ類、マルニクダニ類、イエササラダニ類、ハダニ類、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)、トリサシダニ(Ornithonyssus sylvairum)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)等のサシダニ類、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、オウシマダニ(Boophilus microplus)等のマダニ類、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)等。
本発明成形体は特に蚊(例えばアカイエカ、ネッタイイエカ、チカイエカ、コダカアカイエカ等のイエカ類、ヒトスジシマカ、ネッタイシマカ、オオクロヤブカ等のヤブカ類、シナハマダラカ、コガタハマダラカ、ガンビアハマダラカ等のハマダラカ類)などの吸血害虫の防除に有用である。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:30重量%、商品名:セプトン SEPS2007、クラレ株式会社製)25.5重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート7.5重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得た。
このペレット33重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット67重量部とを混合・混練して混練物を得た。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(1)と記す。)を得た。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマー中のポリスチレンブロックの含有量:30重量%、商品名:セプトン SEPS2007、クラレ株式会社製)28重量部、及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート5重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得た。
このペレット33重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット67重量部とを混合・混練して混練物を得た。
次いで、この混練物を押出機からネット成形用異形ダイスを介して押出すことにより、一辺が約5mmの略ひし形の網(網を形成するフィラメントの直径は約0.83mm、開孔率82%)が直径約7cmの円筒状成形体を得た。該円筒状成形体を長さ20cmに切断して成形体(以下、本発明成形体(2)と記す。)を得た。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:30重量%、商品名:セプトン SEPS2007、クラレ株式会社製)10重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート1重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット11重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット89重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(3)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:30重量%、商品名:セプトン SEPS2007、クラレ株式会社製)45重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート10重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット55重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット45重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(4)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:30重量%、商品名:セプトン SEPS2007、クラレ株式会社製)42.5重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート15重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット57.5重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット42.5重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(5)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:30重量%、商品名:セプトン SEPS2007、クラレ株式会社製)25.5重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート7.5重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット33重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット67重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(6)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:30重量%、商品名:セプトン SEPS2007、クラレ株式会社製)28重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート5重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット33重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット67重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(7)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:30重量%、商品名:セプトン SEPS2007、クラレ株式会社製)10重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート1重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット11重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット89重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(8)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:30重量%、商品名:セプトン SEPS2007、クラレ株式会社製)45重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート10重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット55重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット45重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(9)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:30重量%、商品名:セプトン SEPS2007、クラレ株式会社製)42.5重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート15重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット57.5重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット42.5重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(10)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート7.5重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート7.5重量部を用いる以外は製剤例6と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(11)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート5重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート5重量部を用いる以外は製剤例7と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(12)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート1重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート1重量部を用いる以外は製剤例8と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(13)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート10重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート10重量部を用いる以外は製剤例9と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(14)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート15重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート15重量部を用いる以外は製剤例10と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(15)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:65重量%、商品名:セプトンSEPS2104、クラレ株式会社製)25.5重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート7.5重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット33重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット67重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(16)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:65重量%、商品名:セプトンSEPS2104、クラレ株式会社製)28重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート5重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット33重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット67重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(17)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:65重量%、商品名:セプトンSEPS2104、クラレ株式会社製)10重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート1重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット11重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット89重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(18)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:65重量%、商品名:セプトンSEPS2104、クラレ株式会社製)45重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート10重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット55重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット45重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(19)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:65重量%、商品名:セプトンSEPS2104、クラレ株式会社製)42.5重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート15重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット57.5重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット42.5重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(20)と記す。)を得る。
スチレン系熱可塑性エラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマーのポリスチレンブロックの含有量:65重量%、商品名:セプトンSEPS2104、クラレ株式会社製)50重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート20重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。
このペレット70重量部と直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン−E FV405、住友化学株式会社製)のペレット30重量部とを混合・混練して混練物を得る。
次いで、この混練物を射出成形機から金型を介して成形することにより、縦10.9cm。横7.9cm、厚み4.6mmでかつ縦5.6mm、横5.25mmの角穴が空いている格子状のメッシュシート(開孔率65%、図1参照)である成形体(以下、本発明成形体(21)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート7.5重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート7.5重量部を用いる以外は製剤例16と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(22)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート5重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート5重量部を用いる以外は製剤例17と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(23)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート1重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート1重量部を用いる以外は製剤例18と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(24)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート10重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート10重量部を用いる以外は製剤例19と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(25)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート15重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート15重量部を用いる以外は製剤例20と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(26)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート20重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート20重量部を用いる以外は製剤例21と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(27)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート7.5重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート7.5重量部を用いる以外は製剤例16と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(28)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート5重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート5重量部を用いる以外は製剤例17と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(29)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート1重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート1重量部を用いる以外は製剤例18と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(30)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート10重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート10重量部を用いる以外は製剤例19と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(31)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート15重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート15重量部を用いる以外は製剤例20と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(32)と記す。)を得る。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート20重量部の代わりに2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート20重量部を用いる以外は製剤例21と同様の操作を行うことにより、成形体(以下、本発明成形体(33)と記す。)を得る。
スチレンエラストマー(該スチレン系熱可塑性エラストマー中のポリスチレンブロックの含有量:65重量%、商品名:セプトンSEPS 2104、クラレ株式会社製)95重量部及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 1R−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート5重量部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)を用いて溶融混練し、得られた混練物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得た。
次いで、このペレットを練って得られた練物を押出成形機からネット成形用異形ダイスを介して押出すことにより、一辺が約5mmの略ひし形の網(網を形成するフィラメントの直径は約0.83mm、開孔率82%)が直径約7cmの円筒状成形体を得た。該円筒状成形体を長さ20cmに切断して成形体(以下、比較成形体と記す。)を得た。
本発明成形体(1)を、約5.8m3(底面:1.8m×1.8m、高さ1.8m)の試験室内の中央部天井から縦に吊り下げた。この際に本発明成形体(1)の下端は床から約156cmであった。本発明成形体(1)を室内に吊り下げてから5分後経過後、雌のヒトスジシマカ成虫48頭を試験室内に放った。さらに、60分後に試験室内でノックダウンしている供試虫の数を数えたところ、40頭がノックダウンしていた。
本発明成形体(1)及び比較成形体を、各々約0.34m3(底面:0.7m×0.7m、高さ0.7m)の試験室内の中央部天井から縦に吊り下げた。この際に本発明成形体(1)及び比較成形体の下端は床から約58cmであった。本発明成形体(1)及び比較成形体を各々室内に吊り下げるとほぼ同時に雌のアカイエカ成虫20頭を試験室内に放った。さらに、30分後に各々の試験室内でノックダウンしている供試虫の数を数えた。
結果を〔表1〕に示す。
直径8cmのポリエチレンカップの底面に該底面と同じ大きさの本発明成形体(1)〜(33)を各々置き、該ポリエチレンカップの中に雌のアカイエカ成虫5頭を放ち、蓋をする。24時間後、ポリエチレンカップ内でノックダウンしている供試虫の数を数える。
その結果、本発明成形体(1)〜(33)が優れたノックダウン効果を有することが確認できる。
Claims (6)
- 高分子組成物に、式(1)
〔式中、
R1は水素原子又はメチル基を表し、
R2はメチル基又は
CH=CR21R22
(式中、R21及びR22は独立して、水素原子、メチル基又は塩素原子を表す。)
で示される基を表し、
R3は水素原子、メチル基又はメトキシメチル基を表す。〕
で示されるエステル化合物が保持されてなる非加熱型の害虫防除用成形体であって、
該高分子組成物が、オレフィン系樹脂及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含有してなることを特徴とする害虫防除用成形体。 - 高分子組成物に、式(2)
〔式中、R21及びR22は独立して、水素原子、メチル基又は塩素原子を表す。〕
で示されるエステル化合物が保持されてなる非加熱型の害虫防除用成形体であって、
該高分子組成物が、オレフィン系樹脂及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含有してなることを特徴とする害虫防除用成形体。 - スチレン系熱可塑性エラストマーが、スチレン重合体ブロックと、イソプレン重合体ブロック又はブタジエン重合体ブロックとを、スチレン重合体ブロックの含有量が15〜70重量%で共重合されてなるジブロック若しくはトリブロック共重合体の水素添加物である請求項1又は2記載の害虫防除用成形体。
- 高分子組成物が、害虫防除用成形体全量に対して80〜99重量%含有されてなる請求項1〜3いずれか一項記載の害虫防除用成形体。
- スチレン系熱可塑性エラストマーが、高分子組成物全量に対して10〜50重量%含有されてなる請求項1〜4いずれか一項記載の害虫防除用成形体。
- 請求項1〜5いずれか一項記載の害虫防除用成形体を害虫の生息場所又は害虫の侵入場所に設置することを特徴とする害虫防除方法。
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