JP2007076845A - プリンタ - Google Patents

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Katsutoshi Sato
克俊 佐藤
Takahiko Manda
隆彦 萬田
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Abstract

【課題】 用紙に損傷を与えることなく、用紙のカールを型押しによって矯正可能にする。
【解決手段】 用紙搬送路106中、印字部108よりも下流側に搬送ローラを配置し、用紙搬送路106の上流側よりも下流側の方が押し型の深さが深くなるように搬送ローラとの間の押付け力によって用紙搬送路106内を案内される用紙101に型押しをするカール矯正機構110、例えば、第1の搬送ローラ151aと第1の従動ローラ151bとから構成される第1のローラ対151と、その下流側に配置された第2の搬送ローラ152aと第2の従動ローラ152bとから構成される第2のローラ対152と、第1のローラ対151の表面にそれぞれ形成された互いに嵌合する第1の凹凸部153と、第2のローラ対の表面にそれぞれ形成され、第1の凹凸部153の嵌合深さよりも深い嵌合深さをもって互いに嵌合する第2の凹凸部154と、を備えるカール矯正機構110を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、用紙を搬送してその過程で印字を行ない発行するようにしたプリンタに関する。
プリンタにより印字を行なう場合、種々の理由により印字された用紙がカールしてしまうことがある。例えばレシートプリンタ等のように連続紙に印字データに基づく印字を行なう場合、連続紙の保持形態がロール状であることから、用紙の巻き癖がカールとなって発現してしまう。また、用紙として感熱紙を用いた場合、感熱紙は感熱層を有する表面側と感熱層を有さない裏面側とで吸湿率が異なるため、吸湿率の相違によって用紙にカールが発生してしまうということもある。更に、電子写真方式のプリンタでは、用紙の種類に拘らず、定着加熱により用紙カールが発生する。
このような用紙のカールの矯正手法に関しては、用紙搬送路を介して硬質ローラに軟質ローラを弾性変形するように圧接し、硬質ローラの周面上に形成した筋状の微細な凹凸によって用紙にミクロ的な折れを付すようにした発明がなされている(特許文献1)。
特許文献1には、どのような原理で用紙のカールが矯正されるのかについて記載がなく、その矯正原理が不明である。つまり、用紙のカール矯正面にミクロ的な折れを付することは記載されているものの(例えば、段落0008、0009、0018等)、ミクロ的な折れというのがどの程度の大きさの折れなのか不明であり、この不明さも手伝って、用紙のカールがどのようにして矯正されるのかが不明である。このため、そのカール矯正効果も明らかでない。
特開平10−231060号公報
これに対して、本願の発明者は、用紙を型押しによって折り曲げ、用紙の腰を強くすることによって用紙に生じたカールを矯正する手法を見出した。ところが、用紙を型押しするに際して、用紙が損傷し易いという問題が発生した。この問題は、用紙に与える型押しの深さを浅くすることで解消される反面、この場合にはカール矯正効果が弱まってしまうという問題がある。
本発明の目的は、用紙に損傷を与えることなく、型押しによって十分な用紙のカール矯正効果を得ることである。
本発明のプリンタは、用紙を所定の経路に案内する用紙搬送路と、前記用紙搬送路の途中に配置され、当該用紙搬送路を案内搬送される前記用紙に対して印字データに基づく印字を行なう印字部と、前記印字部よりも前記用紙搬送路の下流側に配置されているローラと、前記用紙搬送路の上流側よりも下流側の方が押し型の深さが深くなるように前記ローラとの間の押付け力によって前記用紙搬送路内を案内される用紙に型押しをするカール矯正機構と、を備える。
本発明によれば、用紙搬送路の上流側よりも下流側の方が押し型の深さが深くなるように用紙に型押しがなされることから、用紙に与える型押しの深さを徐々に深めることができ、これによって、用紙に損傷を与えることなく十分な用紙のカール矯正効果を得ることができる。
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。
図1は、用紙搬送路と用紙搬送路に沿って配置される各部とを示す縦断側面図である。本実施の形態の形態は、連続紙形態の用紙101に感熱印字方式の印字を行なうサーマルプリンタ102への適用例を示す。したがって、用紙101としては、感熱紙が用いられる。このような用紙101は、ロール状に巻回され、ホッパ103に収納されている。したがって、本実施の形態のサーマルプリンタ102は、ホッパ103を給紙位置とする。排紙位置は、全体を図示しないハウジング104の上面に形成された排紙口105である。そこで、ホッパ103と排紙口105との間は用紙搬送路106で連結されている。用紙搬送路106は、ホッパ103から出て湾曲し始め、略垂直状態で排紙口105に連結している。このような用紙搬送路106は、用紙案内板107を主体に形成されている。
用紙搬送路106には、その上流から下流に向けて、印字部108とカッタ109とカール矯正機構110とが順に配列されている。印字部108は、搬送部となるプラテン111とこのプラテン111に用紙搬送路106を介して当接するライン型のサーマルプリンタヘッド112とによって構成されている。図1に示す例では、用紙101として外巻き用紙が用いられ、用紙101の外側に図示しない発熱発色層が形成されている。そこで、印字部108において、プラテン111は用紙101の内側、サーマルプリンタヘッド112は用紙101の外側となる位置に配置されている。カッタ109としては、固定刃113の刃部113aに可動刃114の刃部114aが摺動することによって用紙101を切断するロータリカッタが用いられている。可動刃114は、固定刃113に対して回転軸が僅かに傾けられ、回動することによって互いの刃部113a、114aが摺動するように位置付けられている。カール矯正機構110は、用紙101に生ずるカールを強制するための構造を備えている。その詳細については後述する。
図示しないが、サーマルプリンタ102は、各部に給電するための電源と各部を駆動制御するための制御部とを備えている。制御部は、例えばシーケンサとして機能する集積回路によって構成されている。別の一例としては、動作プログラムに従い各種演算処理を実行し各部を駆動制御するマイクロコンピュータ構成の制御としても良い。
このような構成のサーマルプリンタ102は、プラテン111を駆動する図示しないモータを駆動制御してプラテン111を回転駆動することで用紙101をホッパ103から引き出しつつ搬送し、印字データに基づいてサーマルプリンタヘッド112の図示しない発熱素子を選択的に駆動制御し、感熱印字方式の印字を実行させる。印字後には、図示しないアクチュエータによってカッタ109の可動刃114を駆動制御し、印字後の用紙101をカッタ109で切断して印字発行物とし、排紙口105から取り去ることができる状態とする。排紙口105から取り去られた印字発行物は、ホッパ103にロール状に巻回されて保持されることによって発生する用紙101の巻き癖により、カールがつき易い。しかも、用紙101は感熱発色層を有する表面側と有しない裏面側とで吸湿率が相違するため、印字発行物に生ずるカールの度合いは湿度等に影響され、一定しない。このようなことから、印字発行物に生ずるカールを矯正するために、本実施の形態のサーマルプリンタ102にはカール矯正機構110が備えられている。
カール矯正機構110について説明する。カール矯正機構110は、第1のローラ対151と第2のローラ対152とを有する。第1のローラ対151は用紙搬送路106の上流側、第2のローラ対152は用紙搬送路106の下流側にそれぞれ配置されている。第1のローラ対151は、第1の搬送ローラ151aとこの第1の搬送ローラ151aに用紙搬送路106を介して当接する第1の従動ローラ151bとから構成されている。これらの第1の搬送ローラ151aと第1の従動ローラ151bとは、互いに押し付けられている。第2のローラ対152は、第2の搬送ローラ152aとこの第2の搬送ローラ152aに用紙搬送路106を介して当接する第2の従動ローラ152bとから構成されている。これらの第2の搬送ローラ152aと第2の従動ローラ152bとは、互いに押し付けられている。第1の搬送ローラ151a及び第2の搬送ローラ152aは、共に、図示しない駆動源からの動力を伝達されて回転駆動され、用紙101に搬送力を付与し得る構造である。このような第1のローラ対151と第2のローラ対152とは、一例として、ポリアセタールによって形成されている。
図2は、カール矯正機構110を示す第1のローラ対151を構成する第1の搬送ローラ151aと第1の従動ローラ151bとの斜視図である。第1のローラ対151には、その周面に周方向に沿って互いに嵌合する第1の凹凸部153が形成されている。第1の凹凸部153は、第1の搬送ローラ151aの周面に突出形成された第1の凸部153aと、第1の従動ローラ151bの周面に形成された第1の凹部153bとによって形成されている。
図3は、第1のローラ対151と第2のローラ対152とを示す側面図である。図2中では、第2のローラ対152について図示していないが、第2のローラ対152も第1のローラ対151と同様の構成を有している。つまり、第2のローラ対152にも、その周面に周方向に沿って互いに嵌合する第2の凹凸部154が形成されている。第2の凹凸部154は、第2の搬送ローラ152aの周面に突出形成された第2の凸部154aと、第2の従動ローラ152bの周面に形成された第2の凹部154bとによって形成されている。
ここで重要なことは、第1のローラ対151に形成された第1の凹凸部153の嵌合深さよりも、第2のローラ対152に形成された第2の凹凸部154の嵌合深さの方が深いということである。一例として、第1の凹凸部153の嵌合深さは0.3mm、第2の凹凸部154の嵌合深さはその2倍の0.6mmに設定されている。
図4は、第1の搬送ローラ151aと第2の搬送ローラ152aとを示す正面図である。図4に示すように、第1の搬送ローラ151aと第2の搬送ローラ152aとは、用紙搬送方向上で互いに位置合わせされて配置されている。したがって、第1の凹凸部153と第2の凹凸部154とが用紙搬送方向上で互いに位置合わせされることになる。
このような構成において、カール矯正機構110を通過する印字後の用紙101は、第1のローラ対151と第2のローラ対152とによって型押しされる。つまり、用紙101は、第1のローラ対151に形成された第1の凹凸部153と第2のローラ対152に形成された第2の凹凸部154とにそれぞれ嵌合する。これにより、用紙101には、第1の凹凸部153及び第2の凹凸部154と相似形状の押し型101aが形成される。図2には、第1の凹凸部153と相似形状の型101aが形成されている様子が示されている。
ここで、用紙101はロール紙であるが故に、その巻き癖方向にカールする。これに対して、用紙101に付与された押し型101aは、用紙101に発生するカール方向と直交する方向である。これにより、用紙101に腰が生まれ、用紙101に生ずるカールが矯正される。
そして、本実施の形態によれば、第1の凹凸部153よりも第2の凹凸部154、換言すると、用紙搬送路106の上流側よりも下流側の方が押し型101aの深さが深くなるように用紙101に型押しがなされる。したがって、用紙101に与える型押しの深さを段階的に深めることができ、これによって、用紙101に損傷を与えることなく十分な用紙101のカール矯正効果を得ることができる。
図5は、第2のローラ対152が有する接離機構を示す側面図である。第2のローラ対152は、接離機構155を備えている。接離機構155は、第2の搬送ローラ152aの側と第2の従動ローラ152bの側とにそれぞれ設けられた同一構造の機構である。つまり、第2の搬送ローラ152a及び第2の従動ローラ152bは、共に、支軸156によって回動自在に支持された保持アーム157の一端に回転自在に取り付けられている。これらの保持アーム157の他端側は、第2の搬送ローラ152aと第2の従動ローラ152bとが用紙搬送路106を介して互いに当接するようにスプリング158により付勢されている。そして、保持アーム157の支軸156よりもスプリング158が連結されている方の端部側に当接する板カム159が設けられ、この板カム159の回動によって保持アーム157がスプリング158の付勢力に抗して回動し、第2の搬送ローラ152aと第2の従動ローラ152bとを離反させ得るように構成されている。板カム159は、半径最小部分が保持アーム157に向けられた場合、第2の搬送ローラ152aと第2の従動ローラ152bとが当接することにより、保持アーム157には接触しないようにそのカムプロファイルが定められている。
したがって、接離機構155により、第2のローラ対152を構成する第2の搬送ローラ152aと第2の従動ローラ152bとを離反させ、第2のローラ対152が有する第2の凹凸部154による用紙101への型押し動作を解除することが可能となる。第2の凹凸部154による用紙101への型押し動作の解除は、第1の凹凸部153による用紙101への型押し動作のみによって、用紙101に生じたカールを十分に矯正し得る場合に実行される。一例として、厚みが薄い用紙101が用いられる場合には、第1の凹凸部153による用紙101への型押し動作のみによって用紙101に生じたカールを十分に矯正し得る。
なお、第2の搬送ローラ152aと第2の従動ローラ152bとが離反する方向に第2の搬送ローラ152aが回動駆動された場合、第2の搬送ローラ152aに対する動力伝達経路が断たれる。つまり、第2の搬送ローラ152aには歯車列から構成された動力伝達機構を介して駆動源からの動力が伝達されるが(図示せず)、第2の搬送ローラ152aが回動移動することにより、歯車列の連結が断たれ、第2の搬送ローラ152aに対する動力伝達経路が断たれる。
本発明の第二の実施の形態を図6ないし図8に基づいて説明する。第一の実施の形態と同一部分と同一符号で示し説明も省略する。
図6は、カール矯正機構110を示す第1のローラ対151を構成する第1の搬送ローラ151aと第1の従動ローラ151bとの斜視図である。第一の実施の形態と相違する点は、第1のローラ対151における第1の凹凸部153と第2のローラ対152における第2の凹凸部154との形成方向である。つまり、本実施の形態では、第1の凹凸部153及び第2の凹凸部154が第1のローラ対151及び第2のローラ対152の周面方向に形成されている。これに伴い、用紙101に付与される押し型101aも、用紙101の幅方向に形成される。
図7は、第1のローラ対151と第2のローラ対152とを示す側面図である。本実施の形態において重要なことは、第1のローラ対151と第2のローラ対152との離間距離である。つまり、これらの第1のローラ対151と第2のローラ対152とは、第1のローラ対151が有する第1の凹凸部153が用紙101に接触する位置に位置合わせされて、第2のローラ対152が有する第2の凹凸部154が用紙101に接触するように配置されている必要がある。そこで、本実施の形態においては、第1のローラ対151を構成する第1の搬送ローラ151aと第1の従動ローラ151b、そして、第2のローラ対152を構成する第2の搬送ローラ152aと第2の従動ローラ152bとして、全て同径のローラが用いられている。また、第1の凹凸部153と第2の凹凸部154との凹凸数も共通している。その上で、それらの各ローラの半径をrとしたとき、第1のローラ対151と第2のローラ対152との離間距離は、
2πr/(凹凸数)×n(n=1,2,3,…)
に設定されている。これにより、第1のローラ対151が有する第1の凹凸部153の用紙101に接触する位置と、第2のローラ対152が有する第2の凹凸部154が用紙101に接触する位置とが位置合わせされる。換言すると、第2のローラ対152の第2の凹凸部154は、第1のローラ対151の第1の凹凸部153が用紙101に型押しした押し型101aの部分のみに再度型押しすることになる。そして、第2の凹凸部154の嵌合深さは第1の凹凸部153の嵌合深さよりも深いため、用紙101に与える型押しの深さを段階的に深めることができる。
このような構成において、用紙101は、その搬送方向(排紙方向)と直交する方向にカールすることがある。このような現象は、印字発行される用紙101の長さや印字位置等によって生じ得る。本実施の形態は、このような方向への用紙101のカールを矯正する例である。つまり、用紙101がその搬送方向と直交する方向にカールする場合、用紙101に付与された押し型101aは、用紙101に発生するカール方向と直交する方向である。これにより、用紙101に腰が生まれ、用紙101に生ずるカールが矯正される。そして、第1のローラ対151と第2のローラ対152との離間距離を上記のような関係に設定したので、用紙101の搬送方向と直交する方向への型押しの深さを確実に段階的に深めることができることから、用紙101に損傷を与えることなく十分な用紙101のカール矯正効果を得ることができる。
図8は、第2のローラ対152が有する接離機構155を示す側面図である。本実施の形態においても、第一の実施の形態と同様な接離機構155が設けられている。
本発明の第三の実施の形態を図9ないし図13に基づいて説明する。第一の実施の形態と同一部分と同一符号で示し説明も省略する。
図9は、用紙搬送路106と用紙搬送路106に沿って配置される各部とを示す縦断側面図である。本実施の形態のカール矯正機構110は、第1の搬送ローラ301と、第1の搬送ローラ301よりも用紙搬送路106の下流側に配列された第2の搬送ローラ302と、第1の搬送ローラ301及び第2の搬送ローラ302の部分で用紙搬送路106を形成する一対の用紙案内板303とを有している。第1の搬送ローラ301及び第2の搬送ローラ302は、共に、図示しない駆動源からの動力を伝達されて回転駆動され、用紙101に搬送力を付与し得る構造である。用紙案内板303は、用紙搬送路106を形成するための隙間を開けて対向する一対の板状部材から構成されている。
図10は、カール矯正機構110の正面図である。第1の搬送ローラ301及び第2の搬送ローラ302は、それぞれ、用紙搬送路106での用紙搬送方向と直交する方向に配置された二つのローラ301a及び302aを一組として形成されている。
図11(a)は図10におけるA−A線断面図、図11(b)は図10におけるB−B線断面図である。図11を参照することで容易に理解されるように、用紙案内板303における第1の搬送ローラ301及び第2の搬送ローラ302の両側には、用紙搬送方向と直交する方向に波打つ形状であって、上流側から下流側に向かうに従い波打ちの程度が大きくなる形状で形成された型付け部304が形成されている。
図12は、カール矯正機構110を構成する一対の用紙案内板303の分解斜視図である。図12に示されているように、型付け部304が有する波うち形状は、一対の用紙案内板303について共通に形成されている。そして、第1の搬送ローラ301と第2の搬送ローラ302とが配置される位置では、一方の用紙案内板303aは平坦形状、もう一方の用紙案内板303bには第1の搬送ローラ301と第2の搬送ローラ302とをそれぞれ位置付けるための配置孔305が形成されている。
図13は、カール矯正機構110の側面図である。図13に示されているように、第1の搬送ローラ301と第2の搬送ローラ302とは一方の用紙案内板303bに当接している。
このような構成において、第1の搬送ローラ301及び第2の搬送ローラ302は、用紙101に搬送力を付与し、用紙101を用紙案内板303の間に通して搬送する。用紙101は、用紙案内板303を通過することで、型付け部304と相似の形状に型押しされる。これにより、用紙101に発生したその巻き癖方向へのカールと直交する方向の押し型101aが用紙101に生成され、これによって、用紙101に腰が生まれ、用紙101に生ずるカールが矯正される。
型付け部304は、用紙搬送路106の上流側よりも下流側の方が押し型の深さが深くなるように用紙に押し型101aを付与する。したがって、用紙101に与える型押しの深さを徐々に深めることができ、これによって、用紙101に損傷を与えることなく十分な用紙のカール矯正効果を得ることができる。
本発明の第四の実施の形態を図14ないし図21に基づいて説明する。第一の実施の形態と同一部分と同一符号で示し説明も省略する。
図14は、用紙搬送路106と用紙搬送路106に沿って配置される各部とを示す縦断側面図である。本実施の形態のカール矯正機構110は、搬送ローラ401と従動ローラ402とから構成されている。搬送ローラ401は、用紙搬送路106を介して搬送ローラ401に弾性変形した状態で当接する弾性部材によって形成されている。搬送ローラ401の材質は、例えば発泡性ウレタンである。このような本実施の形態のカール矯正機構110については、三つの態様を紹介する。一つ目の態様は図15及び図16に基づいて、二つ目の態様は図17及び図18に基づいて、三つ目の態様は図19及び図20に基づいて、それぞれ説明する。
まず、一つ目の態様について説明する。
図15は、カール矯正機構110の一例を示す搬送ローラと従動ローラとの側面図である。搬送ローラ401は、外周面に単一の第三の凸部403を有している。この第三の凸部403は、搬送ローラ401の周方向に突出形成されている。第三の凸部403の突出量は、例えば0.5mm程度である。そして、従動ローラ402は、周方向に回転半径が相違し、小径部分と大径部分とが段差404で連結されたカムプロファイル405を有している。いわば、巻貝のようなカムプロファイル405である。この場合、段差404は、図15に例示するような直角形状をなしていても、直角に対してある程度傾斜した形状をなしていても、いずれでも良い。
本実施の形態のカール矯正機構110において重要なことは、従動ローラ402のカムプロファイル405に従い、この従動ローラ402の回転に応じて搬送ローラ401に対する従動ローラ402の当接力が変動するという点である。この場合、従動ローラ402は、図15に例示するように、最小半径部分では搬送ローラ401の外周面に達するまで弾性変形せず(図15(a))、最大半径部分において搬送ローラ401の外周面に達するまで弾性変形する(図15(b))構成でも、どの回転位置においても搬送ローラ401の外周面まで達するように弾性変形する構成でも、あるいは、どの回転位置においても搬送ローラ401の外周面に達するまでは弾性変形しない構成でも、いずれでも良い。このような搬送ローラ401と従動ローラ402との当接状態は、用紙101に対する求める型押し深さに応じて適宜設定される。
図16は、図15に示すカール矯正機構110の正面図である。搬送ローラ401と従動ローラ402との対は、それらの軸方向に沿い配列されて三組設けられている。搬送ローラ401は、一例として、その厚みが15mm程度に形成されている。
一例として、両側に配置されている従動ローラ402は、搬送ローラ401に対する当接力が同一の変動をするように配置され、真中に配置されている従動ローラ402は、両側に配置されている従動ローラ402に対して180度だけ位相が異なるように配置されている。
このような構成において、用紙搬送路106での搬送ローラ401に対する従動ローラ402の弾性変形を伴う当接により、これらの搬送ローラ401と従動ローラ402とを通過した用紙101には、搬送ローラ401に形成された第三の凸部403と相似形状の押し型101aが付与される。これにより、用紙101に発生したその巻き癖方向へのカールと直交する方向の押し型101aが用紙101に生成され、これによって、用紙101に腰が生まれ、用紙101に生ずるカールが矯正される。
この際、従動ローラ402のカムプロファイル405に従い、従動ローラ402の回転に応じて搬送ローラ401に対する従動ローラ402の当接力が変動し、用紙101に付与される押し型101aの深さも変動する(図15(a)と(b)参照)。つまり、押し型101aの深さは、浅い深さから徐々に深い深さへと変化する。したがって、用紙101に与える型押しの深さを徐々に深めることができ、これによって、用紙101に損傷を与えることなく十分な用紙のカール矯正効果を得ることができる。
しかも、用紙101に所望の深さの押し型101aを形成した後、押し型101aとなる溝の深さが一気に深さ0に戻るので、紙送り方向の単位長さ当りに形成することができる押し型101aの数をより多くすることができる。
次いで、二つ目の態様について説明する。一つ目の態様と共通する部分は同一符号で示し、その説明も省略する。
図17は、カール矯正機構110の別の一例を示す搬送ローラ401と従動ローラ402との側面図である。二つ目の態様が一つ目の態様と相違する点は、従動ローラ402のカムプロファイル405のみである。つまり、二つ目の態様では、従動ローラ402は、周方向に回転半径が相違し、外周面が段差なく連結されたカムプロファイル405を有している。このようなカムプロファイル405は、一例として、回転中心を偏心させた偏心カム構造406を採用することによって実現する。もっとも、周方向に回転半径が相違して外周面が段差なく連結されたカムプロファイル405は、偏心カム構造406の採用以外の手法によって実現可能である。例えば、回転中心をずらさなくても、三角カムやきのこ形カムを採用することで、周方向に回転半径が相違して外周面が段差なく連結されたカムプロファイル405を得ることができる。
図18は、図17に示すカール矯正機構110の正面図である。搬送ローラ401と従動ローラ402との対は、それらの軸方向に沿い配列されて三組設けられている。搬送ローラ401は、一例として、その厚みが15mm程度に形成されている。
一例として、両側に配置されている従動ローラ402は、搬送ローラ401に対する当接力が同一の変動をするように配置され、真中に配置されている従動ローラ402は、両側に配置されている従動ローラ402に対して180度だけ位相が異なるように配置されている。
このような構成において、用紙搬送路106での搬送ローラ401に対する従動ローラ402の弾性変形を伴う当接により、これらの搬送ローラ401と従動ローラ402とを通過した用紙101には、搬送ローラ401に形成された第三の凸部403と相似形状の押し型101aが付与される。これにより、用紙101に発生したその巻き癖方向へのカールと直交する方向の押し型101aが用紙101に生成され、これによって、用紙101に腰が生まれ、用紙101に生ずるカールが矯正される。
この際、従動ローラ402のカムプロファイル405に従い、従動ローラ402の回転に応じて搬送ローラ401に対する従動ローラ402の当接力が変動し、用紙101に付与される押し型101aの深さも変動する(図17(a)と(b)参照)。つまり、押し型101aの深さは、浅い深さから徐々に深い深さへと変化する。したがって、用紙101に与える型押しの深さを徐々に深めることができ、これによって、用紙101に損傷を与えることなく十分な用紙のカール矯正効果を得ることができる。
また、二つ目の態様では、搬送ローラ401においては第三の凸部403の高さを一定にして作成すれば良く、従動ローラ402においては円柱断面形状に形成した上で軸を偏心させるだけで良いので、各部の加工等が容易である。
最後に、三つ目の態様について説明する。
図19は、カール矯正機構110の更に別の一例を示す搬送ローラ401と従動ローラ402との側面図である。搬送ローラ401は、外周面に単一の第四の凸部411を有している。この第四の凸部411は、搬送ローラ401の周方向に突出形成されている。搬送ローラ401は、第四の凸部411が設けられていることによって、周方向に回転半径が相違し、外周面が段差なく連結されたカムプロファイル412を有している。第四の凸部411の突出量は、例えば最大で0.5mm程度である。三つ目の態様では、一つ目及び二つ目の態様と相違し、従動ローラ402は、周方向に回転半径が相違しない。
本実施の形態のカール矯正機構110において重要なことは、搬送ローラ401のカムプロファイル412に従い、この搬送ローラ401の回転に応じて従動ローラ402の当接力が変動するという点である。この場合、従動ローラ402は、図19に例示するように、最小半径部分では搬送ローラ401の外周面に達するまで弾性変形せず(図19(a))、最大半径部分において搬送ローラ401の外周面に達するまで弾性変形する(図19(b))構成でも、どの回転位置においても搬送ローラ401の外周面まで達するように弾性変形する構成でも、あるいは、どの回転位置においても搬送ローラ401の外周面に達するまでは弾性変形しない構成でも、いずれでも良い。このような搬送ローラ401と従動ローラ402との当接状態は、用紙101に対する求める型押し深さに応じて適宜設定される。
図20は、図19に示すカール矯正機構110の正面図である。搬送ローラ401と従動ローラ402との対は、それらの軸方向に沿い配列されて三組設けられている。搬送ローラ401は、一例として、その厚みが15mm程度に形成されている。
一例として、両側に配置されている搬送ローラ401は、従動ローラ402との間の当接力が同一の変動をするように配置され、真中に配置されている搬送ローラ401は、両側に配置されている搬送ローラ401に対して180度だけ位相が異なるように配置されている。
このような構成において、用紙搬送路106での搬送ローラ401に対する従動ローラ402の弾性変形を伴う当接により、これらの搬送ローラ401と従動ローラ402とを通過した用紙101には、搬送ローラ401に形成された第四の凸部411と相似形状の押し型101aが付与される。これにより、用紙101に発生したその巻き癖方向へのカールと直交する方向の押し型101aが用紙101に生成され、これによって、用紙101に腰が生まれ、用紙101に生ずるカールが矯正される。
この際、搬送ローラ401のカムプロファイル412に従い、搬送ローラ401の回転に応じて従動ローラ402との間の当接力が変動し、用紙101に付与される押し型101aの深さも変動する(図19(a)と(b)参照)。つまり、押し型101aの深さは、浅い深さから徐々に深い深さへと変化する。したがって、用紙101に与える型押しの深さを徐々に深めることができ、これによって、用紙101に損傷を与えることなく十分な用紙のカール矯正効果を得ることができる。
また、三つ目の態様では、搬送ローラ401と従動ローラ402とは、円柱形状のローの中心に軸を設けているので、回転のアンバランスを抑制することができ、高速回転でも安定した回転状態を得ることができる。
なお、搬送ローラ401は、第四の凸部411が設けられていることによって、周方向に回転半径が相違し、外周面が段差なく連結されたカムプロファイル412を有している。この場合、カムプロファイル412は、外周面が段差なく連結されたカムプロファイルとなっている。これに対して、別の態様として、搬送ローラ401のカムプロファイル412は、図15に示す従動ローラ402のカムプロファイル405のように、小径部分と大径部分とが段差で連結されたカムプロファイルが採用されても良い。更に別の態様として、搬送ローラ401の周方向に回転半径が相違し、外周面が段差なく連結されたカムプロファイル412は、図17に示す従動ローラ402のカムプロファイル405のように、回転中心を偏心させた偏心カム構造を採用することによって実現させても良い。この場合、偏心カム構造の採用以外の手法、例えば、回転中心をずらさなくても、三角カムやきのこ形カムを採用することで、周方向に回転半径が相違して外周面が段差なく連結されたカムプロファイル412を得ることができる。
図21は、本発明の第四の実施の形態のカール矯正機構110を採用した場合に用紙101に付される押し型101aを例示する模式図である。図21中、実線は押し型101aの深さが深い部分、一点鎖線は型101aの深さが浅い部分をそれぞれ示している。また、図21中、用紙101の両側に形成される押し型101aはその深さが共通の形状を有しているのに対して、真中に形成される押し型101aは、それらの両側に形成される押し型101aとは互い違いとなっている。これは、図16、図18及び図20に示すように、両側に配置されている従動ローラ402は、搬送ローラ401に対する当接力が同一の変動をするように配置され、真中に配置されている従動ローラ402は、両側に配置されている従動ローラ402に対して180度だけ位相が異なるように配置されているからである。このような三条の押し型101aについて、その深さが図21に例示するように形成される結果、用紙101の長さ方向には、満遍なく深さが深い押し型101aが形成されることになる。これにより、用紙101全体としての腰が極めて強くなり、より強いカール矯正効果が得られる。
図22は、用紙101に付される押し型101aを例示する模式図である。図22では、押し型101aのエッジ部分101bが曲面形状に形成されている。このような押し型101aは、第一の実施の形態及び第二の実施の形態における第1の凹凸部153及び第2の凹凸部154のエッジ部分、第四の実施の形態における第三の凸部403のエッジ部分、第四の実施の形態における第四の凸部411のエッジ部分に曲率を持たせることによって実現する。このような曲面形状のエッジ部分101bであれば、用紙101の損傷がより一層確実に防止される。
本発明の第一の実施の形態として、プリンタの用紙搬送路と用紙搬送路に沿って配置される各部とを示す縦断側面図である。 カール矯正機構を示す第1のローラ対を構成する第1の搬送ローラと第1の従動ローラとの斜視図である。 第1のローラ対と第2のローラ対とを示す側面図である。 第1の搬送ローラと第2の搬送ローラとを示す正面図である。 第2のローラ対が有する接離機構を示す側面図である。 本発明の第二の実施の形態として、カール矯正機構を示す第1のローラ対を構成する第1の搬送ローラと第1の従動ローラとの斜視図である。 第1のローラ対と第2のローラ対とを示す側面図である。 第2のローラ対が有する接離機構を示す側面図である。 本発明の第三の実施の形態として、プリンタの用紙搬送路と用紙搬送路に沿って配置される各部とを示す縦断側面図である。 カール矯正機構の正面図である。 (a)は図10におけるA−A線断面図、(b)は図10におけるB−B線断面図である。 カール矯正機構を構成する一対の用紙案内板の分解斜視図である。 カール矯正機構の側面図である。 本発明の第四の実施の形態として、プリンタの用紙搬送路と用紙搬送路に沿って配置される各部とを示す縦断側面図である。 カール矯正機構の一例を示す搬送ローラと従動ローラとの側面図である。 図15に示すカール矯正機構の正面図である。 カール矯正機構の別の一例を示す搬送ローラと従動ローラとの側面図である。 図17に示すカール矯正機構の正面図である。 カール矯正機構の更に別の一例を示す搬送ローラと従動ローラとの側面図である。 図19に示すカール矯正機構の正面図である。 本発明の第四の実施の形態のカール矯正機構を採用した場合に用紙に付される押し型を例示する模式図である。 用紙に付される押し型を例示する模式図である。
符号の説明
101 用紙
106 用紙搬送路
108 印字部
151 第1のローラ対
151a 第1の搬送ローラ
151b 第1の従動ローラ
152 第2のローラ対
152a 第2の搬送ローラ
152b 第2の従動ローラ
153 第1の凹凸部
154 第2の凹凸部
301 第1の搬送ローラ
302 第2の搬送ローラ
303 用紙案内板
402 従動ローラ
403 第三の凸部
404 段差
405 カムプロファイル
406 偏心カム構造
411 第四の凸部
412 カムプロファイル

Claims (12)

  1. 用紙を所定の経路に案内する用紙搬送路と、
    前記用紙搬送路の途中に配置され、当該用紙搬送路を案内搬送される前記用紙に対して印字データに基づく印字を行なう印字部と、
    前記印字部よりも前記用紙搬送路の下流側に配置されているローラと、
    前記用紙搬送路の上流側よりも下流側の方が押し型の深さが深くなるように前記ローラとの間の押付け力によって前記用紙搬送路内を案内される用紙に型押しをするカール矯正機構と、
    を備えるプリンタ。
  2. 前記ローラは、前記用紙に搬送力を付与して前記用紙搬送路内を進行させる搬送ローラとして形成されており、
    前記カール矯正機構は、
    第1の前記搬送ローラと当該第1の搬送ローラに前記用紙搬送路を介して当接する第1の従動ローラとから構成される第1のローラ対と、
    前記第1のローラ対よりも前記用紙搬送路の下流側に配置された第2の前記搬送ローラと当該第2の搬送ローラに前記用紙搬送路を介して当接する第2の従動ローラとから構成される第2のローラ対と、
    前記第1のローラ対の周面にそれぞれ形成された互いに嵌合する第1の凹凸部と、
    前記第1の凹凸部によって前記用紙搬送路内を案内搬送される前記用紙に付与される押し型の位置に更に押し型を付与する位置に位置合わせされて前記第2のローラ対の周面にそれぞれ形成され、前記第1の凹凸部の嵌合深さよりも深い嵌合深さをもって互いに嵌合する第2の凹凸部と、
    を有する、
    請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記第2の搬送ローラと前記第2の従動ローラとを互いに接離させる接離機構を備える、請求項2記載のプリンタ。
  4. 前記ローラは、前記用紙に搬送力を付与して前記用紙搬送路内を進行させる搬送ローラとして形成されており、
    前記カール矯正機構は、
    第1の前記搬送ローラと、
    前記第1の搬送ローラよりも前記用紙搬送路の下流側に配列された第2の前記搬送ローラと、
    前記第1の搬送ローラ及び前記第2の搬送ローラの部分で前記用紙搬送路を形成するための隙間を開けて対向する一対の用紙案内板と、
    前記用紙案内板における前記第1の搬送ローラ及び前記第2の搬送ローラの両側に、用紙搬送方向と直交する方向に波打つ形状であって、上流側から下流側に向かうに従い波打ちの程度が大きくなる形状で形成された型付け部と、
    を有する、請求項1記載のプリンタ。
  5. 前記ローラは、前記用紙に搬送力を付与して前記用紙搬送路内を進行させる搬送ローラとして形成されており、
    前記カール矯正機構は、
    前記搬送ローラに周方向に沿って突出形成された第三の凸部と、
    前記搬送ローラに前記用紙搬送路を介して弾性変形した状態で当接し、周方向に回転半径が相違するカムプロファイルを有する柔軟性を有する従動ローラと、
    を有する請求項1記載のプリンタ。
  6. 前記従動ローラは、小径部分と大径部分とが段差で連結されたカムプロファイルを有する、請求項5記載のプリンタ。
  7. 前記従動ローラは、外周面が段差なく連結されたカムプロファイルを有する、請求項5記載のプリンタ。
  8. 前記従動ローラは、偏心カム構造を有する、請求項7記載のプリンタ。
  9. 前記ローラは、前記用紙に搬送力を付与して前記用紙搬送路内を進行させる搬送ローラとして形成されており、
    前記カール矯正機構は、
    前記搬送ローラに周方向に沿って突出形成され、周方向に回転半径が相違するカムプロファイルを有する第四の凸部と、
    前記搬送ローラに前記用紙搬送路を介して弾性変形した状態で当接する柔軟性を有する従動ローラと、
    を有する請求項1記載のプリンタ。
  10. 前記搬送ローラは、小径部分と大径部分とが段差で連結されたカムプロファイルを有する、請求項9記載のプリンタ。
  11. 前記搬送ローラは、外周面が段差なく連結されたカムプロファイルを有する、請求項9記載のプリンタ。
  12. 前記搬送ローラは、偏心カム構造を有する、請求項9記載のプリンタ。
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