JP2007076548A - 空気入りタイヤとリムとの組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロードノイズ低減効果を充分に発揮しながら、制音具の暴露による劣化を効果的に防止でき、制音具の耐久性を維持する。
【解決手段】 空気入りタイヤとリムとの組立体1は、タイヤ内腔i内に固定されてタイヤ周方向に延在する帯状の制音具4を具える。制音具4は、タイヤ内腔iの全体積の0.4〜20%の体積を有するスポンジ材からなる制音体10と、遮光性の樹脂フィルム12からなりかつ接着剤を介して前記制音体10の表面に接着されることにより該表面を被覆する保護層11とを具える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、タイヤ内腔内に、スポンジ材からなる帯状の制音体を配した空気入りタイヤとリムとの組立体に関する。
タイヤ騒音の一つとして、約50〜400Hzの周波数域で発生するロードノイズがあり、その主原因として、タイヤ内腔内で起こす空気の共鳴振動(空洞共鳴)が知られている。そこで本出願人は、このようなロードノイズを低減するために、例えば図14に示すように、タイヤ内腔a内でタイヤ周方向にのびるスポンジ材からなる帯状の制音体bを配置したタイヤとリムとの組立体cを提案している(例えば、特許文献1参照)。この制音体bは、タイヤ内腔a内での空気の振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、タイヤ内腔a内での空洞共鳴を効果的に抑制しうる。
特開2002−67608号公報
ところで、このような組立体cは、一般市場では、予め制音体bをタイヤに貼着した複合体の状態で、保管される場合が多い。しかし、スポンジ材、とりわけ制音体bとして好ましいエーテル系ポリウレタンスポンジなどは、紫外線によって劣化しやすいなど耐光性に劣る傾向がある。従って、前記複合体を保管する際、制音体bであるスポンジ材が、屋外や屋内の紫外線などによって劣化し、要求される耐久性を充分発揮できなくなるという問題がある。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、制音体の表面を遮光性の樹脂フィルムからなる保護層で被覆することを基本として、暴露による制音体の劣化を防止でき、制音体に要求される耐久性を充分発揮しうる空気入りタイヤとリムとの組立体を提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、リムと、このリムに装着される空気入りタイヤと、前記リムと前記空気入りタイヤとが囲むタイヤ内腔内に固定されてタイヤ周方向に延在する帯状の制音具とを具えるとともに、
前記制音具は、前記タイヤ内腔の全体積の0.4〜20%の体積を有するスポンジ材からなる制音体と、遮光性の樹脂フィルムからなりかつ接着剤を介して前記制音体の表面に接着されることにより該表面を被覆する保護層とを具えることを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記接着剤は、イソシアネート化合物からなり、かつ前記樹脂フィルムはポリウレタン樹脂からなることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記制音具は、前記制音体の周方向両端部には、前記保護層を具えないことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記制音具は、トレッド内面に固定されるとともに、前記制音体は、前記トレッド内面側の底面と、タイヤ内腔に面する上面とを有し、
タイヤ軸を含むタイヤ子午線断面において、前記制音体は、前記底面から上面までの厚さの最大値(tm)が5〜45mmの範囲かつ、前記底面の幅(W1)を前記厚さの最大値(tm)よりも大とした横長偏平断面形状をなし、前記上面は、前記厚さの最大値(tm)を有する山頂部と、該山頂部の両側に位置しかつ厚さが最小値(ti)をなす谷底部と、前記山頂部から各谷底部にのびる傾斜部とからなる波エレメントを巾方向に繰り返した波状曲線に沿ってのび、しかも該上面の巾方向両端は、前記谷底部又は傾斜部にて終端するとともに、該上面の巾方向両端の前記底面からの厚さ(te)は、1.0〜15.0mmの範囲としたことを特徴としている。
又請求項5の発明は、空気入りタイヤと制音体との複合体であって、空気入りタイヤと、そのトレッド内面に固定される請求項1〜4のいずれかに記載された制音具とからなることを特徴としている。
なお前記制音体の体積は、制音体の外形から定められる見かけの体積であり、内部の気泡が占める体積も含むものとする。また「タイヤ内腔の全体積」は、組立体に正規内圧を充填した無負荷の状態において下記式(1)で近似的に求めた値Vとして定める。
V=A×{(Di−Dr)/2+Dr}×π …(1)
式(1)において、「A」は、前記正規状態のタイヤ内腔をCTスキャニングして得られるタイヤ内腔面積、「Di」は、図1に示す正規状態でのタイヤ内腔の最大外径、「Dr」は、リム径、「π」は円周率とする。また「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とする。しかしタイヤが乗用車用の場合には、現実の使用頻度などを考慮して一律に200kPaとする。
本発明では、タイヤ内腔に配される制音具は、スポンジ材からなる制音体の表面を、遮光性樹脂フィルムからなる保護層により被覆保護している。このため、市場等において、制音体をタイヤに貼着した状態で保管した場合にも、制音体が紫外線やオゾンなどによって劣化するのを防止できる。その結果、ロードノイズの低減効果を維持しながら、制音体に要求される耐久性を充分に発揮することができる。
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤとリムとの組立体1は、リム2と、このリム2に装着されるタイヤ3と、前記リム2と前記タイヤ3とが囲むタイヤ内腔i内に配置される制音具4とを含んで構成される。
前記リム2は、タイヤ3のビード部3bを装着する環状のリム本体2aと、このリム本体2aを車軸に固定する円盤状のディスク2bとを具える周知構造をなす。本例では、JATMA等の前記規格が規定する正規リムを採用した場合を例示している。
前記タイヤ3はチューブレスタイヤであって、図3に示すように、トレッド部3tと、その両端部からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3sと、各サイドウォール部3sの内方端に位置するビード部3bとを有するとともに、タイヤ内面3iは、低空気透過性ゴムからなるインナーライナで被覆される。これにより、前記タイヤ内面3iとリム内面2iとにより、気密なタイヤ内腔iが形成される。タイヤ3としては、内部構造やカテゴリーに規制されることなく、種々のタイヤが適用できる。しかし車室内での静粛性が強く求められている乗用車用タイヤ、特に偏平率が50%以下の乗用車用ラジアルタイヤが好適に採用される。
なお前記タイヤ3は、ビード部3b、3b間を跨るカーカス6と、該カーカス6の半径方向外側かつトレッド部3tの内部に配されるベルト層7とを含むコード層によって補強される。
前記カーカス6は、例えば有機繊維コードをタイヤ周方向に対して例えば70〜90°の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。前記カーカスプライ6Aの両端部は、ビードコア8の周りで折り返されている。また前記ベルト層7は、例えばスチールコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜40°の角度で配列した複数枚、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。ベルト層7は、スチールコードがプライ間で交差することによりベルト剛性が高められる。なお必要に応じて、ベルト層7の外側に、公知のバンド層などが設けられても良い。
次に、前記制音具4は、タイヤ周方向に延在する長尺帯状のスポンジ材からなる制音体10と、遮光性の樹脂フィルムからなり前記制音体10の表面を被覆する保護層11とを含んで構成される。この帯状の制音具4は、両面粘着テープや接着剤などを用いて、前記タイヤ内面3i又はリム内面2iにタイヤ周方向に沿って接着される。これにより、制音具4が、走行中にタイヤ内腔i内で自由に移動するのを妨げ、制音具4の損傷を防止するとともに、安定して共鳴抑制効果を発揮させる。特に制音具4は、リム組み性等の観点から、タイヤ内面3iとりわけトレッド内面3tiに接着されるのが好ましい。なお前記トレッド内面3tiは、タイヤ内面3iのうち、路面と接地するトレッド部3tに位置する面を意味し、本明細書では、少なくとも前記ベルト層7が配置されているタイヤ軸方向の巾領域TWを含む。特に好ましい態様としては、制音具4は、その幅中心が、タイヤ赤道C上に位置するように取り付けられる。
前記制音体10は、ほぼ一定の断面形状を有してタイヤ周方向に延在する。「ほぼ一定の断面形状」としているのは、耐久性を向上させる目的で、図2に示すように、制音体10の周方向の両端部10eに、断面高さが漸減するテーパー部が形成されているためである。同図2には、制音体10の端部10e、10e間に隙間が形成されている場合が示されているが、前記端部10e、10e間を隙間なく連結することにより、前記制音具4を環状に形成しても良い。また図4(A)の如く、制音具4をタイヤ周方向に螺旋状に周回させても良く、又図4(B)の如く、制音具4を複数本に分割し、その分割片4pを周方向に間欠的に配置させても良い。又図4(C)の如く、制音具4を複数列(例えば2列)で配置させても良い。
又前記制音体10をなすスポンジ材は、海綿状の多孔構造体であり、例えばゴムや合成樹脂を発泡させた連続気泡を有するいわゆるスポンジそのものの他、動物繊維、植物繊維又は合成繊維等を絡み合わせて一体に連結したウエブ状のものを含む。また前記「多孔構造体」には、連続気泡のみならず独立気泡を有するものを含む。好ましくは、エーテル系ポリウレタンスポンジ、エステル系ポリウレタンスポンジ、ポリエチレンスポンジなどの合成樹脂スポンジ、クロロプレンゴムスポンジ(CRスポンジ)、エチレンプロピレンゴムスポンジ(EDPMスポンジ)、ニトリルゴムスポンジ(NBRスポンジ)などのゴムスポンジを好適に用いることができ、特にポリウレタンスポンジ、とりわけエーテル系ポリウレタンスポンジが、制音性、軽量性、発泡の調節性、耐久性などの観点から好ましい。
このスポンジ材は、その比重が大きすぎるとタイヤ重量の増加を招きやすく、逆に小さすぎても十分な強度が得られ難くかつ空洞共鳴を抑える効果が低下する。このような観点より、スポンジ材の比重の下限値は、0.005以上、さらには0.01以上が好ましい。又比重の上限値は、0.06以下、さらには0.04以下、さらには0.03以下が好ましい。
また制音体10の体積Vsは、前記タイヤ内腔iの全体積Vの0.4〜20%に設定される。先に述べた特許文献1に記載されているように、タイヤ内腔iの全体積Vに対して制音体10の体積Vsを0.4%以上確保することにより、概ね2dB以上の顕著なロードノイズ低減効果が期待できる。このノイズ低減レベルは車室内において明りょうに確認できる値と言える。このような観点から、好ましくは、制音体10の体積Vsは、タイヤ内腔iの全体積Vの1%以上、さらに好ましくは2%以上、より好ましくは4%以上である。一方、制音体10の体積Vsがタイヤ内腔iの全体積Vの20%を超えると、ロードノイズの低減効果が頭打ちとなる他、コストを増加させたり或いは組立体1の重量バランスの悪化を招きやすい。このような観点より、特に好ましくは制音体10の体積Vsは、タイヤ内腔iの全体積Vの15%以下、より好ましくは10%以下が望ましい。なおこのような数値限定は、制音具4が一つの制音体10で構成される場合のみならず、複数個、或いは複数本の制音体10に分割されて形成された場合においても、その全体積Vsが前記数値範囲内であれば同様の効果が発揮されることが確認されている。
次に、制音体10の、巾方向断面(タイヤ軸を含むタイヤ子午線断面)における断面形状等については特に規制されないが、図6に示すように、トレッド内面3tiに接着される側の底面10Aと、タイヤ内腔iに面する上面10Bとの間の厚さtの最大値tmを5〜45mmの範囲、かつ前記底面10Aの幅W1を前記厚さの最大値tmよりも大とした横長偏平断面形状で形成される。前記厚さの最大値tm、及び幅W1は、タイヤ3に制音具4が取り付けられかつリム組前の状態(常温、常圧下)で測定されるものとする。又前記厚さの最大値tmは、前記底面10Aに対して直角方向に、また幅W1は、前記底面10Aに沿って測定されるものとする。
発明者らは、トレッド内面3tiに断面矩形状の制音体を配置した組立体について、タイヤ取り外しテストを行った。そして、制音体10の破損状況を調べた。タイヤ取り外しテストは、図5に示すように、タイヤチェンジャー(図示しない)とタイヤレバーfとを用いて複数の作業者により行われた。作業者には、制音体の存在を予め知らせていない。またサンプルの組立体には、最大厚さtmを違えた種々の制音体や、タイヤの偏平率を違えたものなど数多くの種類が用いられた。
タイヤ3をリム2から取り外す場合、タイヤレバーfがタイヤ内腔i内に差し込まれるが、その差し込み長さは、タイヤの種類(カテゴリー、偏平率等)、作業者のテクニックや作業時の癖などによって適宜異なる。しかし、テストの結果、厚さの最大値tmが5〜45mmに制限された制音体を有する組立体では、制音体の破損件数が低減することが判明した。その理由は、タイヤレバーfとタイヤ内面3iとの接触を防ごうとする作業者の一般的な心得により、タイヤレバーfの差し込み長さが制限され、そのために厚さtの小さい制音体に対しては、接触機会が減ると考えられる。しかし、特に偏平率が50%以下の偏平タイヤになると、制音体の側面にタイヤレバーfがより頻繁に接触する傾向が見られた。
そこでさらなる実験を重ねたところ、図5に示すように、前記タイヤ子午線断面において、
(1) 前記厚さtが最大値tmをなす山頂部20tと、該山頂部20tの両側に位置しかつ厚さtが最小値tiをなす谷底部21bと、前記山頂部20tから各谷底部21bにのびる傾斜部22とからなる波エレメント23を巾方向に繰り返した波状曲線24に沿って、前記制音体10の上面10Bがのびること:
(2)前記上面10Bの巾方向両端10Beが、前記谷底部21b又は傾斜部22にて終端すること;及び
(3)前記上面10Bの巾方向両端10Beの前記底面10Aからの厚さteが、1.0〜15.0mmの範囲であること;
により、タイヤレバーfによる受傷を避け得ることを知見した。
言い換えると、前記上面10Bが前記波状曲線24に沿ってのびることにより、前記制音体10には、厚さが大となる山部20と、厚さが小となる谷部21とが交互に形成される。しかも前記制音体10の両端部が、前記谷部21で終端するとともに、この両端部の前記底面10Aからの厚さteが1.0〜15.0mmの範囲に規制されている。なお前記山部20は、前記波状曲線24の振幅中心線KLを基準とし、この振幅中心線KLよりも厚さが大な部分で定義されるとともに、前記谷部21は、前記振幅中心線KLよりも厚さtが小な部分で定義される。
なお図1、3、6、8には、前記制音体10の第1実施形態として、前記波状曲線24が台形波状をなす場合を示す。第1実施形態では、図6に示すように、前記波状曲線24は、前記山頂部20tが前記底面10Aと平行な直線状の上辺30からなり、かつ前記谷底部21bが前記底面10Aと平行な直線状の下辺31からなり、かつ前記傾斜部22が直線状の斜辺32からなる波エレメント23を巾方向に繰り返した台形波状曲線をなす。前記斜辺32は、上辺30及び/又は下辺31との接続部に、斜辺32の全長さに比して十分に小さい曲率半径の円弧部を設ることができる。ここで、斜辺32の全長さに比して十分に小さい曲率半径とは、斜辺32の全長さの42%以下を意味し、好ましくは35%以下、さらに好ましくは20%以下とする。
このように制音体10の両端部が、前記谷部21で終端するとともに、該両端部の厚さteが15.0mm以下に規制されている。そのため、タイヤレバーfと制音体10との接触がさらに回避される。しかも前記制音体10は、その両端部から山頂部20tまで、なだらかな傾斜部22で構成される。このような傾斜部22により、図7に示すように、タイヤレバーfと干渉しやすい部分が取り除かれる。従って、タイヤレバーfと制音体10との接触がより一層回避される。又前記傾斜部22は、タイヤレバーfの先端部が描く円弧状の軌跡fLに近似する。そのため、仮にタイヤレバーfが制音体10に接触した場合でも、タイヤレバーfと傾斜部22との間の摩擦力は小さく、かつタイヤレバーfの先端部が制音体10に食い込み難くなる。そしてこれらの相互作用によって、制音体10の著しい損傷、及び制音体10のタイヤ3からの剥離を効果的に防止できる。
なお前記両端部の厚さteが15.0mmを超えると、制音体10の両端部がタイヤレバーfと干渉し易くなる。従って、前記厚さteは15.0mm以下、さらには10.0mm以下、さらには7.0mm以下とするのが、制音体10の損傷防止の観点から好ましい。しかし前記厚さteが1.0mmより小になると、制音体10の生産性の向上効果が得られ難く、従って前記厚さteは、1.0mm以上、さらには3.0mm以上、さらには4.0mm以上が好ましい。又前記厚さの最小値tiも、生産性向上の観点から、1.0mm以上、さらには3.0mm以上、さらには4.0mm以上が好ましい。特に、前記両端部の厚さteが、前記厚さの最小値tiと等しい、即ち、制音体10の両端部が、前記谷底部21bにて終端するのが、制音体10の損傷防止、及び生産性向上の観点から好ましい。しかし、前記厚さの範囲であるならば、厚さteが最小値tiより大、即ち制音体10の両端部或いは一方の端部が、前記谷底部21bとは異なる傾斜部22上で終端していても良い。
又前記上面10Bの輪郭形状を決定づける波状曲線24においては、その振幅Hが小さすぎると、前記上面10Bの表面積が小さくなってタイヤ内腔iでの共鳴抑制効果が低下しやすく、逆に大きすぎても傾斜部22が急勾配となって、制音体10の損傷防止に不利となる。このような観点より、前記振幅Hの下限値は、4mm以上、さらには8mm以上、さらには10mm以上が好ましく、又上限値は、44mm以下、さらには40mm以下、さらには35mm以下、さらには30mm以下が好ましい。
又図1、3、6には、前記制音体10の上面10Bにおける山頂部20tの形成数が1である態様、特に上面10Bが一つの波エレメント23によって形成される、即ち制音体10の両端が谷底部20bで終端する場合が示されている。しかし上面10Bにおける山頂部20tの形成数が2以上であっても良く、図8には形成数が2、特に上面10Bが二つの波エレメント23によって形成された態様が示されている。
前記山頂部20tの形成数が2以上の場合には、山部20間に形成され谷部21により、タイヤレバーfが傾斜部22と接触した際の、山部20の巾方向内方への変形が容易となる。従って、制音体10をタイヤレバーfから逃がすことができ、タイヤレバーfの食い込みをさらに抑制しうる。又谷部21は、制音体10の蓄熱を抑えるため、熱による制音体10及びタイヤ3の損傷防止にも役立つ。
なお前記底面10Aの幅W1は、大きすぎるとタイヤ内面3iへの貼り付け作業性が低下しやすい。このような観点より、前記底面10Aの幅W1は、トレッド幅TWの100%以下、さらには70%以下が好ましい。
又制音体10としては、図9に示すように、前記波状曲線24が正弦波状をなしてもよく、前記台形波状の第1実施形態の場合と同様の効果をうることができる。斯かる場合には、前記傾斜部22をタイヤレバーfの前記軌跡fLにより近似させるために、前記波エレメント23の巾である波ピッチWpと、前記振幅Hとの比H/Wpを0.3以下、さらには0.25以下とするのが好ましい。
次に、前記保護層11(図3に示す)は、厚さが例えば0.01〜0.10mm程度の遮光性を有する薄い樹脂フィルム12からなり、接着剤を介して前記制音体10の表面に接着することにより形成される。
この接着剤としては、イソシアネート化合物の単体、或いはポリオールと結合したイソシアネート末端プレポリマーが好適に使用できる。これらは、ポリウレタンスポンジの原料でもあり、スポンジ材、特にエーテル系ポリウレタンスポンジ材との接着を強固になし得る。前記イソシアネート化合物としては、ウレタンプレポリマーを生成するものであれば特に制限はなく、例えば芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネート、上記ポリイソシアネートのカルボジイミド変性ポリイソシアネート、またはこれらのイソシアヌレート変性ポリイソシアネート等が挙げられる。そして、これらを1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用する。
なお芳香族含有ポリイソシアネートとして、具体的には、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4’−MDI)、2,4′ージフェニルメタンジイソンアネート(2,4’−MDI)、
p−フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)等が挙げられる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、具体的には、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)等が挙げられる。
脂環式ポリイソシアネートとしては、具体的には、イソホロンジイソシアネート、H6 XDI(水添XDI)、H12MDI(水添MDI)等が挙げられる。
又イソシアネート末端プレポリマー(プレポリマー接養剤)の場合、原料であるポリオールの水酸基(OH)に対するポリイソシアネート化合物中のイソシアネート基(NCO)のモル比(NCO/OH)は、1.5〜2.5の範囲とする。モル比(NCO/OH)が1.5未満であると、得られるウレタンプレポリマーの粘度が高くなり過ぎて、湿気硬化型の接着剤に用いることができない。又モル比(NCO/HO)が2.5を超えると、硬化時に発泡が起こりやすくなって硬化物の凝集力が低下し、充分な接着強度が得られない。
又前記樹脂フィルム12としては、遮光性を有していれば、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、アクリロニトリル/スチレン(AN/ST)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)等の種々の樹脂フィルム材が使用できる。しかし、走行耐久テストにおいて優れた評価を得るためには、樹脂フィルム12と制音体10(スポンジ材)とが強固に接着されていることが必要があり、そのために、ポリウレタン樹脂フィルムを使用するのがこのましい。
ここで遮光性を有するとは、紫外線を遮光しその透過率を20%以下に抑えうる性能を意味する。この遮光性は、例えば樹脂フィルム12の樹脂材に紫外線吸収剤、紫外線拡散剤、着色染料などからなる遮光剤を添加することにより付与できる。又樹脂フィルム12の表面に、例えば金属(アルミ)等を蒸着するなど、前記遮光剤を含む皮膜をコーティングするなどの遮光処理を行うことによっても付与できる。
このような樹脂フィルム12は、前記制音体10の表面の一部を被覆保護することにより、紫外線による制音体10の劣化を防ぎ、保管中における制音体10の強度の低下を防止できる。この劣化防止の観点から、前記保護層11は、その巾方向断面の全周を、前記制音体10の全長の70%以上、さらには90%以上の長さ範囲に亘って気密に被覆するのが好ましい。しかし、制音体10を完全に密封してしまうと、走行時に制音体10が過度に温度上昇する恐れを招く。又制音体10の周方向両端部は、紫外線が直接作用しないなど劣化の発生がが少い。そこで本例では、制音体10の周方向両端部のみに保護層11を形成せず、これによって制音体10の通気性を確保している。本例の場合、タイヤ保管時に、この周方向両端部を上向けとしてタイヤ3を立てて保持することにより、この周方向両端部からの雨水や結露水などの吸水を防ぐことができ、該吸水による、例えばタイヤ重量のアンバランス化などの弊害を防止することも可能となる。しかし前記制音体10の周方向両端部にも保護層11を形成し、制音体10を完全に密封しても良い。
また前記接着剤の使用により、下記の保護層形成方法Iが採用できる。この形成方法Iでは、図10(A)に示すように、周知のロールコータ(図示しない)を用いて、制音体10の底面10A,及び上面10Bに、前記接着剤を塗布する。このときの塗布量は、1m2 当たり24g程度である。次に、図10(B)〜(C)に示すように、予め所定サイズに裁断した樹脂フィルム12上に、前記底面10Aを下向きとして制音体10を載置する。しかる後、樹脂フィルム12の巾方向両側部12eを折り返し、各側部12eを制音体10の上面10Bで重ね合わせて被覆する。なお、前記制音体10の周方向両端からはみ出す樹脂フィルム12のはみ出し部分は、通常切除するが、要求により折り返し、制音体10の周方向両端を被覆しても良い。その後、例えば加熱プレス機等を用いて加熱し、前記接着剤を硬化させることにより、制音体10の巾方向断面の全周が保護層11によって被覆保護された制音具4を、効率よく形成することができる。この形成方法では、本例の如く、前記上面10Bの波状曲線24が台形波状であることが、前記上面10Bにおける接着面積の確保の観点から好ましい。
なお前記接着剤を用いた上記保護層形成方法I以外に、例えば図11に略字するように、制音体10を樹脂フィルム12によって包装するように被覆する方法、即ち制音体10の周囲に、樹脂フィルム12をぴったりと巻き付け、その合わせ部J(継ぎ目部)面を、例えばビニール等の接着テープ15で目張り状に塞ぐことによって保護層を形成する方法IIが考えられる。しかしこのような包装方法IIは、制音体10が柔らかくかつ長尺であるため、熟練度を有するなど機械化が難しく、1本の制音具を形成するのに40分程度要する。即ち、前記形成方法Iに比して、8倍程度作業時間を要するなど生産性に劣る。又前記合わせ部Jを密封するための信頼性にも劣る。
以上のように構成された制音具4は、種々の方法でタイヤ内面3iに固定できるが、コスト及び作業性の観点より、特に両面粘着テープによって接着するのが好ましい。そして制音具4を空気入りタイヤ3に接着し、これらを空気入りタイヤ3と制音具4との複合体としてセット販売等することもできる。なお接着性を向上するために、タイヤ内面3iは平滑に仕上げられていることが望ましい。通常、タイヤ内面3iには、加硫成形用ブラダーの表面に形成された排気溝が転写されてなる突条が形成されているが、これを研磨により除去して平滑化することが望ましい。また表面に排気溝のないブラダーを使用することによって、当初からタイヤ内面を平らに仕上げることもできる。又タイヤ内面3iとの接着性をさらに向上するために、タイヤ内面3iに離型剤を塗布することなくタイヤを加硫成形するのが好ましい。
上述のような制音具4では、樹脂フィルム12からなる保護層11が薄厚であり、音の振動を通過させうるため、タイヤ内腔i内で生じた空気の振動波が、保護層11を通過して、制音体10(スポンジ材)に伝達される。その結果、空洞共鳴の振動エネルギーの一部が熱エネルギーとして消費され、ロードノイズを低減することができる。又樹脂フィルム12は薄厚であるため、制音体10のしなやかさをある程度維持でき、そのため、リム組み性の悪化や操縦安定性に影響を与えることもない。なお本例の形成方法では、前記樹脂フィルム12は、制音体10の全表面に密着しておらず、従って、タイヤ3をリム2から取り外す際、タイヤレバーfと樹脂フィルム12とが接触する恐れはある。しかし、樹脂フィルム12が薄厚であり変形容易であるため、接触の際にタイヤレバーfから容易に逃げることができ、しかもタイヤレバーfとの摩擦力も小である。そのため、前記制音体10の上面10Bを波状曲線としたことによる前述の効果も、発揮させることができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまで一例であって、本発明は種々の態様に変形して実施しうるのは言うまでもない。
乗用車用ラジアルタイヤ(215/45R17)のトレッド内面に、表1の仕様の制音具を接着してタイヤと制音具との複合体を試作するとともに、この複合体に対して吸水性能、及びノイズ性能のテストを行った。
制音具は、比重0.016のエーテル系ポリウレタンスポンジ(丸鈴株式会社 製品番号E16)を使用し、タイヤ周方向の両端部は、図2に示したように45゜の角度でテーパーカットを施した。また各例において、タイヤ内腔の全体積V、制音体の体積Vs及び断面形状(図12に示す)は何れも同じであり、タイヤ内腔の全体積Vは25318cm3 、制音体の体積Vsは2300cm3 、その比Vs/Vは9.1%である(なお図12の単位はmmである)。また制音具とトレッド内面とは、両面粘着テープ(日東電工社製、型式5000NS)を用いて接着した。なおタイヤは、タイヤ内面に離型剤を塗布することなく加硫成形されており、タイヤ内面を成形するブラダーには、表面に排気溝のないものが使用された。このためタイヤ内面は、平らに仕上げられており、制音具との良好な接着性が得られている。
又表中の保護層用の樹脂フィルムとして、フィルムAには伊藤忠サンプラス社製のポリエチレン製食品包装ラップフィルム、フィルムBには三友産業社製のポリエチレンフィルム、フィルムCには大倉工業(株)製のポリウレタンフィルムを使用した。
又接着前の制音具を、長さ150mmで切断して、長さ方向両端部に保護層を設けていない制音具サンプルを試作し、この制音具サンプルに対して耐暴露性能のテストを行った。
なお比較例1、2では、接着剤を用いず、市販の接着テープを用いた前記包装方法IIにて、保護層を形成している。又実施例は接着剤(イソシアネート化合物)を用いた形成方法Iにて保護層を形成している。保護層の形成効率は、作業者1人が1本の制音体に保護層を形成するのに要する時間(分)で示している。
(1)吸水性能:
前記複合体を立てた状態(制音具の周方向両端部は上側)で、水を3リッター注ぎ、24時間放置する。その後に水を捨てて、布にて、タイヤ内面および制音体の表面の水を取り除き、増加重量を測定した。なお制音具がない場合でも、タイヤ内面は完全には乾燥していないため、通常、10gは重量増加している。
又吸水テスト直後の複合体を、内圧(200kPa)、リム(17×7JJ)にて車両(排気量2000ccの国産FR車)の右前輪に装着し、周回路を速度100km/hにて走行したときの振動の有無を、ドライバーの官能により評価した。
(2)ノイズ性能:
吸水性能に用いていない乾燥している複合体を内圧(200kPa)、リム(17×7JJ)にて車両(排気量2000ccの国産FR車)の全輪に装着し、1名乗車にてロードノイズ計測路(アスファルト粗面路)を速度60km/hで走行したときの車内騒音を、運転席窓側耳許位置にて測定し、240Hz付近の気柱共鳴音のピーク値の音圧レベルを、比較例1を基準とした増減値で示した。−(マイナス)表示は、ロードノイズの減少を意味する。
(3)耐暴露性能:
JIS B7753に規定するサンシャインカーボンアーク灯式耐光性及び耐候性試験機を用い、温度63℃の条件にて、太陽光に近似した人工光の照射(90分)と、水の噴霧(10分)とのサイクルを繰り返し行った。そして、スポンジ材が劣化した粉化部分を、制音具サンプルの端部から振り落とし、これによる制音体の重量減少量を測定するとともに、その結果を図13に示した。重量減少量が少ないほど耐暴露性能に優れている。なお制音具サンプルの両端はスポンジ材が露出しているが、水及び光が直接作用せず、劣化についてほとんど無視できる。
Figure 2007076548
表の如く、実施例では、ロードノイズ低減効果を充分に発揮しながら、制音具の暴露による劣化を効果的に防止でき、制音具の耐久性を維持しうるのが確認できる。
本発明の空気入りタイヤとリムとの組立体を示す断面図である。 そのI−I端面図である。 タイヤと制音体との複合体を示す拡大断面図である。 (A)〜(C)は、制音体の形成状態の他の例を略示する斜視図である。 タイヤレバーを用いて、リムからタイヤを取り外す作業を説明する断面図である。 制音体の拡大図である。 制音体と、タイヤレバーとの位置関係を説明する部分断面図である。 制音体の他の例を示す断面図である。 制音体のさらに他の例を示す断面図である。 (A)〜(C)は、制音体への保護層形成方法を示す断面図である。 接着テープを用いた制音体への保護層形成方法を示す斜視図である。 表1に用いる制音体の断面形状及び寸法を示す断面図である。 耐暴露性能テストの結果を示すグラフである。 従来の制音具の一例を示すタイヤ組立体の部分断面図である。
符号の説明
2 リム
3 空気入りタイヤ
3ti トレッド内面
4 制音具
10 制音体
10e 周方向両端部
10A 底面
10B 上面
11 保護層
12 樹脂フィルム
20 山頂部
21 谷底部
22 傾斜部
23 波エレメント
24 波状曲線
i タイヤ内腔

Claims (5)

  1. リムと、このリムに装着される空気入りタイヤと、前記リムと前記空気入りタイヤとが囲むタイヤ内腔内に固定されてタイヤ周方向に延在する帯状の制音具とを具えるとともに、
    前記制音具は、前記タイヤ内腔の全体積の0.4〜20%の体積を有するスポンジ材からなる制音体と、遮光性の樹脂フィルムからなりかつ接着剤を介して前記制音体の表面に接着されることにより該表面を被覆する保護層とを具えることを特徴とする空気入りタイヤとリムとの組立体。
  2. 前記接着剤は、イソシアネート化合物からなり、かつ前記樹脂フィルムはポリウレタン樹脂からなることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤとリムとの組立体。
  3. 前記制音具は、前記制音体の周方向両端部には、前記保護層を具えないことを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤとリムとの組立体。
  4. 前記制音具は、トレッド内面に固定されるとともに、前記制音体は、前記トレッド内面側の底面と、タイヤ内腔に面する上面とを有し、
    タイヤ軸を含むタイヤ子午線断面において、前記制音体は、前記底面から上面までの厚さの最大値(tm)が5〜45mmの範囲かつ、前記底面の幅(W1)を前記厚さの最大値(tm)よりも大とした横長偏平断面形状をなし、前記上面は、前記厚さの最大値(tm)を有する山頂部と、該山頂部の両側に位置しかつ厚さが最小値(ti)をなす谷底部と、前記山頂部から各谷底部にのびる傾斜部とからなる波エレメントを巾方向に繰り返した波状曲線に沿ってのび、しかも該上面の巾方向両端は、前記谷底部又は傾斜部にて終端するとともに、該上面の巾方向両端の前記底面からの厚さ(te)は、1.0〜15.0mmの範囲としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤとリムとの組立体。
  5. 空気入りタイヤと、該空気入りタイヤのトレッド内面に固定される請求項1〜4のいずれかに記載された制音具とからなる空気入りタイヤと制音体との複合体。
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