JP2007075410A - 医用画像診断装置、又は医用画像治療装置 - Google Patents

医用画像診断装置、又は医用画像治療装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 被検者に対して撮影又は治療に必要な指示を的確に伝達することができる医用画像診断装置又は医用画像治療装置を提供する。
【解決手段】 オペレータの指示を被検者に伝達する伝達手段は、前記被検者の聴覚部付近の局部に前記オペレータの音声指示を伝達する局部音声指示伝達手段を備え、この局部音声指示伝達手段は、前記被検者10の頭部に装着してなる骨伝導スピーカ20又は前記被検者の頭部から所定の距離を有して配置され前記頭部近傍領域にのみ音声を伝達する第1の音声伝達用狭指向性スピーカ30とを備えて構成される。撮影開始前及び撮影中のオペレータの指示が無い期間に上記骨伝導スピーカ20、あるいは音声指示用狭指向性スピーカ30から音楽を流して被検者をリラックスさせる。この時、オペレータからの音声指示が入力された場合、各スピーカからの出力は音楽よりも優先してこれを被検者に伝達する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、医用診断装置又は治療装置に係り、特にオペレータの指示を聴き取れない難聴の被検者及び正常な聴覚の被検者であっても装置や周辺機器の動作音が大きいために前記オペレータの指示が聴き取れない場合にも対応可能でかつ被検者をリラックスさせで撮影又は治療を行う医用画像診断装置又は医用画像治療装置に関する。
医用画像診断装置又は治療装置、例えば、スキャナ、寝台、コンソールを備え、該コンソールを操作してオペレータから被検者に指示を与えて撮影するX線CT装置や磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI装置と呼ぶ)等の医用画像診断装置において、オペレータは被検者に手や腕の位置を直させたり、寝台に載置されている位置を微調整してもらったり、呼吸や息止め等の指示、あるいは気分が悪くないかどうかを聞いたりしてリラックスして撮影を行うことができるようにする必要がある。
この場合、前記息止めが的確になされないとモーションアーチファクト発生の要因となって診断画像の画質の低下を招いたり、あるいは目的とする撮影部位がずれて最悪の場合は撮影のやり直しによる検査時間の延長や、X線CT装置の場合にはX線被曝量の増大をも招くことになる。
このように、被検者をリラックスさせ、該被検者にオペレータの指示を正確に伝達して、前記指示に基づいて撮影を行うことは非常に重要で、従来から様々な工夫がなされてきた。
しかしながら、これらは被検者が健常者ならまだしも、特に聴力や視力の弱い老人等の被検者にとっては苦難を伴うものである。
また、被検者に不安感を与えずに、撮影する際の不安を可能な限り緩和させることが求められており、いかに被検者をリラックスさせた状態で撮影を行うことができるかについても重要である。
特にMRI装置の場合には極めて大きな騒音を発生する場合があり、被検者は耳栓を装着しながら撮影を行うことから、音声情報はそもそも伝達され難かったし、それによって被検者の精神状態を不安定なものにするという問題もあった。
そこで、これまで上記のような課題に対処するために、例えば特許文献1には、撮影に関する情報を液晶ディスプレィに表示して該撮影情報を被検者が視覚により把握することができる医用診断装置が開示されている。
また、特許文献2には、聴覚の不自由な患者、耳栓やヘッドホンにて歯牙切削音を聴こえないようにしている患者に対して、骨伝導を通して術者からの話を伝達することができる歯科治療椅子及び歯科治療用骨伝導スピーカが開示されている。
さらに、特許文献3では、磁気共鳴イメージング装置の動作雑音を局部的に減少させるために、音源により局部的にアンチノイズを発生する高指向性のパラメトリックスピーカを用いて前記動作雑音周波数の位相と逆の位相の音を発生させて被検者の頭部又は耳元近辺の雑音を減らす医療用診断装置又は治療装置が開示されている。
特開2005-130975号公報 特開2005-66021号公報 特開2003-310569号公報
しかしながら、上記の従来方式では、未だに以下の点において改善の余地が残されている。
すなわち、特許文献1に開示されている視力による方法では、オペレータの指示を認識するのに時間がかかり、あるいは見落としなどによりオペレータの指示を被検者に正確に伝え難く、また視力の弱い被検者はさらに困難なものとなり、被検者は呼吸や息止めのタイミング等を確実にとることは難しい。
また、特許文献2に開示されている骨伝導スピーカをそのまま医用画像診断装置の寝台に設けたとしても、頭部撮影の際には診断上の障害となってしまう。
例えば、X線CT装置に上記骨伝導スピーカを用いた場合には、この骨伝導スピーカの部分のX線透過率が変化して関心部位の正確な画像を取得することができない。
さらに、MRI装置の場合には、被検体はRFコイル内部に挿入されるので、前記骨伝導スピーカを前記被検体の近傍に設けると、前記骨伝導スピーカは電気導電体であるために、電磁波の送受信特性に影響を与え、磁気共鳴映像の画質を劣化させる共に前記骨伝導スピーカに磁性体が含まれている場合にはMRI装置の主磁場に影響を与え、同様に磁気共鳴映像の画質を劣化させるので実用できない。
また、特許文献3によれば、MRI装置による被検者の頭部周辺の騒音は低減できるが、オペレータからの指示を被検者に的確に伝え、かつ被検者をリラックスさせることにについては言及されていない。
したがって、上記のような従来技術においては、被検者に的確な指示を伝え、かつ被検者をリラックスさせて撮影又は治療を行うことができるかどうかという観点から鑑みると、視覚・聴覚のいずれかが弱い被検者に対してのみならず、健常な被検者に対しても十分とは言えない。
このようなことは、上記のX線CT装置、MRI装置以外のX線画像診断装置や超音波診断装置等の医用画像診断装置及び放射線治療装置や破砕装置等の治療装置にも共通する課題である。
そこで、本発明の目的は、オペレータが被検者に対して撮影又は治療に必要な指示を的確に伝達することができ、かつ被検者をリラックスさせて撮影又は治療を行うことが可能な医用画像診断装置又は医用画像治療装置を提供することにある。
上記課題は以下の手段によって達成される。
(1)オペレータの指示を被検者に伝達する手段を備えた医用画像診断装置又は医用画像治療装置であって、前記伝達手段は、前記被検者の聴覚部付近の局部に前記オペレータの音声指示を伝達する局部音声指示伝達手段を備えて成る。
(2)前記局部音声指示伝達手段は、前記被検者の頭部に装着してなる骨伝導スピーカ又は前記被検者の頭部から所定の距離を有して配置され前記頭部近傍領域にのみ音声を伝達する第1の音声伝達用狭指向性スピーカである。
このように、被検者の頭部に装着した骨伝導スピーカ又は前記被検者の頭部近傍領域にのみ音声を伝達する第1の音声伝達用狭指向性スピーカによる局部音声指示伝達手段によってオペレータからの指示を被検者の聴覚部に伝達するようにしたので、聴覚の弱い被検者でも前記オペレータの指示を正確に聴き取ることができ、撮影又は治療を効率良く行うことができる。
(3)前記骨伝導スピーカは、前記被検者を撮影又は治療部位に保持する手段に着脱可能に装着する着脱手段を備えた。
(4)前記被検者を撮影又は治療部位に保持する手段は、前記被検者を載置する天板を有する寝台であって、前記骨伝導スピーカは、前記天板に前記被検者の頭部を載置する枕型の骨伝導スピーカである。
このように、骨伝導スピーカは着脱可能で、かつ枕型であるので、例えば被検者を載置する天板を有する寝台とスキャナガントリィを備えたX線CT装置に本発明を適用した場合、前記被検者の脚部をガントリ側に配置して天板をガントリ方向に移動させるフットファーストで撮影する場合には前記天板の取って部に前記枕型の骨伝導スピーカを装着し、前記被検者の頭部をガントリ側に配置して天板をガントリ方向に移動させるヘッドファーストで撮影する場合には前記天板の先端部に前記枕型の骨伝導スピーカを装着して撮影することができる。
(5)前記被検者の頭部の撮影又は治療時は、前記第1の音声伝達用狭指向性スピーカから前記オペレータの音声指示を伝達する。
(6)前記第1の音声伝達用狭指向性スピーカは、該スピーカの位置とこのスピーカから発せられる音声の指向方向とを可変する手段を備えた。
(7)前記第1の音声伝達用狭指向性スピーカの位置と音声指向方向とを可変する手段にリモートコントローラを備えた。
前記ヘッドファーストで被検者の頭部を撮影する場合には、前記骨伝導スピーカを前記天板より外して、前記第1の音声伝達用狭指向性スピーカから前記オペレータの音声指示を伝達する。
そして、前記指向方向可変手段で前記第1の音声伝達用狭指向性スピーカから発せられる音声の指向方向を前記被検者が最も聴き取り易い方向に設定することにより、オペレータからの指示を正確に伝達することができる。
このように、骨伝導スピーカを頭部に装着しないことにより、頭部の正確な画像を取得することができる。
(8)上記(1)又は(2)において、前記伝達手段は、さらに前記オペレータの指示を表示する第1の表示手段を備えた。
(9)前記第1の表示手段は、該表示手段の位置と表示方向とを可変する手段を備えた。
(10)前記可変手段にリモートコントローラを設け、このリモートコントローラで前記表示方向を可変する。
このように第1の表示手段を備え、この表示手段にもオペレータからの指示を表示することにより、聴覚の弱い被検者にも視覚によって前記オペレータからの指示を伝達することができる。
さらに、前記可変手段により前記第1の表示手段の表示画面を視認に最適な位置及び方向に設定することができ、また前記リモートコントローラを用いることにより前記設定の操作はより簡単になる。
(11)上記(8)において、前記骨伝導スピーカ又は第1の音声伝達用狭指向性スピーカによる音声情報と前記第1の表示手段に表示される情報とをシンクロナイズさせる手段を備えた。
このように、骨伝導スピーカ又は第1の音声伝達用狭指向性スピーカによる音声情報と第1の表示手段に表示される情報とをシンクロナイズさせることにより、例えば前記第1の表示手段に息止めのタイミングを図るための音声指示内容と同一あるいはそれを象徴する画像情報を表示することによって、オペレータからの指示は視覚でも認識することができるのでより確実に被検者に伝達することができる。
(12)上記(1),(2)に、さらに前記医用画像診断装置又は医用画像治療装置の動作音周波数の位相と逆位相の音を発生する逆位相音発生用狭指向性スピーカを備えた。
(13)前記逆位相音発生用狭指向性スピーカは、前記医用画像診断装置又は医用画像治療装置の動作音を検出し、この検出した動作音をフィードバックして逆位相音を発生する手段又は前記医用画像診断装置又は医用画像治療装置の動作音を予め録音しておき、この録音した動作音に基づいて逆位相音を発生する手段を備えた。
MRI装置のように動作音の大きい医用画像診断装置又は医用画像治療装置の場合は、被検者の聴覚部付近に前記逆位相音発生用狭指向性スピーカより前記動作音を打ち消す音を発生することにより、被検者は前記動作音を感じることなく第1の音声伝達用狭指向性スピーカによる音声情報をより聴き取りやすくなる。
特に、MRI装置は骨伝導スピーカのような電気導電体をマグネットアセンブリ内に設けると画像に悪影響を及ぼすので、この点においても上記の手段は有効である。
(14)上記(8)に、さらに第2の音声伝達用狭指向性スピーカと前記オペレータの指示を表示する第2の表示手段とを備えた。
(15)前記第2の音声伝達用狭指向性スピーカと前記第2の表示手段は、前記第1の音声伝達用狭指向性スピーカ及び前記第1の表示手段と相対する位置に配置する。
(16)前記第2の音声伝達用狭指向性スピーカと前記第2の表示手段は、前記第2の音声伝達用狭指向性スピーカの位置と音声指向方向とを可変する手段と、前記第2の表示手段の位置と表示方向とを可変する手段とを備えた。
(17)前記第2の音声伝達用狭指向性スピーカの位置及び音声指向方向を可変する手段と前記第2の表示手段の位置及び表示方向を可変する手段にリモートコントローラを備えた。
このように、前記第1の音声伝達用狭指向性スピーカと第1の表示手段に加え、これらの手段とは相対する位置に前記第2の音声伝達用狭指向性スピーカと第2の表示手段とを設けて、オペレータからの指示を第2の音声伝達用狭指向性スピーカと第2の表示手段でも認識できようにしたので、前記被検者が移動して該被検者の視角から表示手段の表示画面が消える時間を最短にでき、かつ被検者の聴覚部と狭指向性スピーカとの距離は最短になるので、よりオペレータの指示は認識し易いものとなる。
(18)前記第2の音声伝達用狭指向性スピーカによる音声情報と前記第2の表示手段に表示される情報とをシンクロナイズさせる手段を備えた。
このように、第2の音声伝達用狭指向性スピーカによる音声情報と第2の表示手段に表示される情報とをシンクロナイズさせることにより、例えば前記第1の表示手段に息止めのタイミングを図るための音声指示内容と同一あるいはそれを象徴する画像情報を表示することによって、オペレータからの指示は視覚でも認識することができるのでより確実に被検者に伝達される。
(19)上記14,15,16,17又は18において、さらに前記医用画像診断装置又は医用画像治療装置の動作音周波数の位相と逆位相の音を発生する逆位相音発生用狭指向性スピーカを備えた。
(20)前記逆位相音声発生用狭指向性スピーカは、前記医用画像診断装置又は医用画像治療装置の動作音を検出し、この検出した動作音をフィードバックして逆位相音を発生する手段又は前記医用画像診断装置又は医用画像治療装置の動作音を予め録音しておき、この録音した動作音に基づいて逆位相音を発生する手段を備えた。
このように構成することにより、上記(12),(13)と同じように作用して同様の効果が得られる。
(21)上記(2)乃至(19)又は(20)において、骨伝導スピーカ又は前記第1の音声伝達用狭指向性スピーカあるいは前記第2の音声伝達用狭指向性スピーカから音楽を伝達する手段と、前記音楽よりも前記音声指示を優先する手段とを備えた。
(22)前記骨伝導スピーカと前記第1の狭指向性スピーカと第2の狭指向性スピーカのいずれか1つのスピーカから前記音楽を流しておき、前記オペレータの指示を前記第1の表示手段及び/又は第2の表示手段に表示する。
(23)前記音楽の種別を前記被検者が選択できる手段を備えた。
(24)前記第1の表示手段及び/又は前記第2の表示手段に被検者をリラックスさせる映像を表示する手段と、前記映像よりも前記オペレータの指示を優先する手段とを備えた。
(25)前記被検者をリラックスさせる映像の種別を前記被検者が選択できる手段を備えた。
撮影開始前及び撮影中のオペレータの指示が無い期間に上記骨伝導スピーカ、あるいは音声指示用狭指向性スピーカから音楽を流し、また上記表示手段に自然の風景、アニメーション等の映像を表示する。
これによって、被検者の不安感を緩和してリラックスさせることができるので、オペレータの指示を的確に判断するのに効果的である。
この時、オペレータからの音声指示が入力された場合、各スピーカからの出力は音楽及び表示手段に表示されている映像よりも優先してこれを被検者に伝達する。
(26)上記(2)乃至24又は25において、さらに前記伝達手段に前記オペレータの指示を前記被検者の母国語に翻訳する手段を備えた。
このように、オペレータの指示を被検者の母国語に翻訳するする手段を備えることによって、被検者の母国語に応じて、オペレータの音声指示が前記母国後に翻訳された上で骨伝導スピーカまたは狭指向性スピーカにより被検者に伝達されるので、被検者が外国人の場合でも、オペレータの指示を被検者に的確に伝達でき、なおかつ被検者も不安を感じることなく撮影に応じることができる。
以上、本発明によれば、骨伝導スピーカと狭指向性スピーカ及び表示手段とを併用して、互いの欠点を補い合うことにより、聴覚の弱い被検者、あるいは医用画像診断装置又は医用画像治療装置の動作音が大きい場合にでも、オペレータは被検者に対して各種の指示を的確に伝達することができ、なおかつ被検者がリラックスして撮影又は治療を行うことができるという効果が得られる。
以下、本発明をX線CT装置及びMRI装置に適用する例について添付図面を用いて詳細に説明する。
図1にX線CT装置の基本構成を示す。このX線CT装置は、スキャナガントリ1(以下、ガントリと呼ぶ)と、被検者を載置する寝台機構2と、操作コンソール3とを備えている。
オペレータによるコンソール3からの操作指示に従い、撮影条件に応じてガントリ1と寝台機構2を連動させて目的の撮影を行う。
例えば、ら旋スキャンの場合、ガントリ1は、その内部のスキャナ回転部のX線管から扇状のX線を出力し、前記X線管と対向する位置に配置されたX線検出器により被検者を透過したX線を検出する。
上記X線の照射中、被検者を載置する寝台機構2に設けられた図示省略の天板を被検者の体軸方向に連続移動させて、X線管とX線検出器とを前記被検者に対して相対的にら旋運動をさせながら三次元データを収集する。
X線検出器で検出された被検者の透過X線データは、コンピュータにより処理されて断層画像として再構成され、前記コンソール3のディスプレィに表示される。
以下、上記図1のX線CT装置に本発明を用いた第1の実施例を図2〜図8を用いて説明する。
図2は、被検者10の脚部をガントリ1側に配置して天板4をガントリ1方向に移動させるフットファーストで撮影する場合を示す図である。
この図2は、被検者10の頭部に枕型の骨伝導スピーカ20を、ガントリ1の背部に後述の狭指向性スピーカ30を設けたものである。
前記骨伝導スピーカ20は、前記コンソール3に設けたマイクロフォンからのオペレータの操作指示を鼓膜を介さずに顎や後頭部の骨を振動させることによって聴覚神経に直接音声を伝達する手段であり、大きな騒音の中でも音声が聞き取れるスピーカで、聴覚の弱い被検者に対しても音声を伝達するのに有効である。
この骨伝導スピーカは、後述の被検者10の頭部をガントリ1側に配置して天板4をガントリ1方向に移動させるヘッドファーストで撮影する場合には、被検者の頭部側に配置するので、着脱可能にする必要がある。
このため、前記骨伝導スピーカ20は、図3に示すように骨伝導スピーカ20にフットファースト用骨伝導スピーカ固定具22を設け、前記骨伝導スピーカの20とフットファースト用骨伝導スピーカ固定具22とを樹脂等で一体に成型し、これを図4に示すように天板4に着脱可能に固定する。
この図4において、同図(a)は上面図、(b)は側面図を示し、前記フットファースト用骨伝導スピーカ固定具22を天板4の天板移動用取っ手部4aに取り付けて骨伝導スピーカ20を固定する。
なお、5は後述するヘッドファースト時の骨伝導スピーカの固定に用いる面ファスナである。
このように、オペレータから前記被検者10への音声指示は、聴覚の弱い被検者にも、あるいは装置の騒音が大きな場合においても骨伝導スピーカ20を通じて確実に伝達される。これにより、撮影の際の注意事項を始め、撮影に関する情報、撮影の準備中/開始までの時間、さらに呼吸や息止めのタイミング等を被検者10に的確に伝えることができるので、所望の撮影を効率的に行うことが可能となる。
次に、図5に示すように、被検者10の頭部をガントリ1側に向けた状態、すなわちヘッドファースト状態で、頭部以外の首部や胸部などを撮影する例について説明する。
この場合には、天板4の先端部に着脱式の骨伝導スピーカ20’を固定する必要があるので、この骨伝導スピーカ20’は、図6に示すように、図2に示した骨伝導スピーカの共通部分20と、この共通部分を天板4の先端部に挟んで該天板4に固定するヘッドファースト用骨伝導スピーカ固定具23とにより構成され、前記骨伝導スピーカの共通部分20とヘッドファースト用骨伝導スピーカ固定具23とを樹脂等で一体に成型し、これを図7に示すように天板4の先端部に着脱可能に固定する。
この図7において、同図(a)は上面図、(b)は側面図を示し、前記ヘッドファースト用骨伝導スピーカ固定具23を天板4の先端を挟み込み、面ファスナ(所謂マジックテープ:商標)5により骨伝導スピーカ20’を固定する。
このように構成することにより、上記フットファーストの場合と同様の効果が得られる。
次に図8は、ヘッドファーストで頭部撮影を行う場合であるが、この場合には撮影上の都合から骨伝導スピーカ20’は使用できないので、この骨伝導スピーカ20’を取り外して、オペレータから被検者10への音声指示にはガントリ1の背部に設けた狭指向性スピーカ30を利用する。
狭指向性スピーカは、特定の狭い領域にのみ音声情報を伝達できるスピーカとして、例えば駅のプラットホームにおける視覚障害者の誘導等様々な用途が考えられている(神藪寿、宇根正美、上月秀徳: 視覚障害者のための誘導システムの開発―駅のプラットホーム用転落防止システムの開発(第一報)―、福祉のまちづくり工学研究所研究報告集、2001年発行)。
このように狭指向性スピーカを用いて、被検者10の頭部を照準として定めて音声情報を発することにより、該音声情報を従来よりも確実に伝達でき、より効率の良い撮影が可能となる。
次に、上記図1のX線CT装置に本発明を用いた第2の実施例を図9,図10,図11を用いて説明する。
この第2の実施例は、前記第1の実施例に、さらに狭指向性スピーカと液晶モニタを備えたもので、図9に全体構成を示す。
図9において、30は狭指向性スピーカ、40は液晶モニタで、これらは図10に示すように並べて配置され、天井70に吊り下げられたリンク機構による支持体71により支持される。
前記液晶モニタ40は、視覚によってもオペレータからの指示を認識できるようにするためのもので、これと前記狭指向性スピーカ30とを組み合わせることによって、オペレータからの指示をさらに把握することができるようにしたものである。
前記狭指向性スピーカ30と液晶モニタ40は、被検者10が天板4に載置されて体軸方向に移動するに伴い、被検者10が最も視覚・聴覚情報が得やすいように該視聴覚感知方向を変えることができるように構成されている。
この視聴覚感知方向は、図示は省略するが手動でも自動でも設定できる機構を備えており、特に自動の場合はリモートコントローラを備え、これにより設定しても良い。
図9(a)のフットファーストで撮影を行う際は、オペレータからの音声情報は上記枕型の骨伝導スピーカ20で伝達される。
これと同時に本実施例2における映像情報は、上記液晶モニタ40により被験者10に向けて表示され、この場合、前記狭指向性スピーカ30は使用しない。
この際に、骨伝導スピーカ20による音声情報を液晶モニタ40による画像情報とシンクロナイズさせ、例えば図11に示すように息止めのタイミングを図るための音声指示内容と同一あるいはそれを象徴する画像情報とすることにより、オペレータからの指示はより確実に被検者10に伝達される。
上記フットファーストの場合と同様に、図9(b)に示したヘッドファーストで頭部撮影を行わない場合には、上記着脱式の骨伝導スピーカ20’を装着して撮影を行う。
この場合、被検者10の視覚方向は前記フットファーストの場合と逆になるので、前記液晶モニタ40の画像を図9(a)のフットファーストの場合と上下を逆さまにした状態で表示する。
続いて図9(c)に示すように、ヘッドファーストで頭部撮影を行う場合は、診断画像に悪影響を及ぼすために骨伝導スピーカ20’を使用することはできないので、この場合には、液晶モニタ40と並べて設けられた狭指向性スピーカ30を音声情報提供のために利用する。
ここで狭指向性スピーカ30から出力される音声を被検者10の頭部に照準を合わせることにより音声指示を的確に伝達することが可能となる。
この場合にも、上記の図9(a)のフットファーストの場合と同様に、前記狭指向性スピーカ30から出力される音声と液晶モニタ40による画像情報とをシンクロナイズさせることにより、一層の指示伝達の確実性が増し、撮影を効率良く行うことができる。
次に、上記第1の実施例及び第2の実施例をMRI装置に適用する場合の本発明による第3の実施例について説明する。
MRI装置の場合には、被検体はRFコイル内部に挿入されるので、前記骨伝導スピーカを前記被検体の近傍に設けると、骨伝導スピーカは電気導電体であるために、電磁波の送受信特性に影響を与え、磁気共鳴映像の画質を劣化させ、また、前記骨伝導スピーカに磁性体が含まれている場合にはMRI装置の主磁場に影響を与え、同様に磁気共鳴映像の画質を劣化させるので実用できない。
さらに、MRI装置は他の医用画像診断装置又は治療装置と比較しても、その動作音は非常に大きいので、この騒音を低減してオペレータからの指示を取得しやすいようにしなければならない。
そこで、骨伝導スピーカを用いないで、上記実施例1及び実施例2の狭指向性スピーカ30に加えて、図12に示す音声指示用狭指向性スピーカ30と騒音低減のための逆位相音発生用狭指向性スピーカ30’を用いる構成とする。
すなわち、前記MRI装置の動作音周波数の位相と逆位相の音を前記操作指示用狭指向性スピーカ30とは別の前記逆位相音発生用狭指向性スピーカ30’から発生させて被検者が感知する前記動作音を低減し、この状態で操作指示用狭指向性スピーカ30から操作指示音声を発生して被検者に伝達する。
このように、オペレータからの音声指示伝達用に加えて、別途騒音低減のための逆位相音を発生させる逆位相音発生用の2種類の狭指向性スピーカ30,30’を備えるものである。
上記逆位相音については、騒音を検出して、それをフィードバックして逆位相音を発生する手段でも、あるいは予め録音しておいた騒音に基づいてその逆位相音を発生する手段でも良い。
さらに、図13に示すように、前記オペレータからの音声指示伝達用狭指向性スピーカ30と騒音低減用狭指向性スピーカ30’に加えて、液晶モニタ40を設け、前記音声指示伝達用狭指向性スピーカ30からの音声情報を液晶モニタ40による画像情報とシンクロナイズさせて、前記音声指示内容と同一あるいはそれを象徴する画像情報とすることにより、オペレータからの指示をより確実に被検者10に伝達することができる。
次に、上記図1のX線CT装置に本発明を用いた第4の実施例について図14を用いて説明する。
この図14の第4の実施例は、上記図2,図5,図8に示した第1の実施例及び図9に示した第2の実施例の狭指向性スピーカ30と液晶モニタ40に加えて、前記狭指向性スピーカ30と液晶モニタ40とは別の狭指向性スピーカ31と液晶モニタ41とを設けたものである。
この狭指向性スピーカ31と液晶モニタ41は、前記狭指向性スピーカ30と液晶モニタ40が配置されているガントリ1に対する位置とは反対側の位置に天井70に吊り下げられたリンク機構による支持体72により支持される。
図14において、同図(a)はフットファーストで頭部撮影を行わない場合、同図(b)はヘッドファーストで頭部撮影を行わない場合、同図(c)はへッドファーストで頭部撮影を行う場合である。
このように構成されたX線CT装置において、図14(a)のフットファーストで頭部撮影を行わない場合は、前記図9(a)と同様に、オペレータからの音声情報は上記枕型の骨伝導スピーカ20で伝達される。
これと同時に液晶モニタ40による映像情報は被験者10に向けて表示され、この場合は前記狭指向性スピーカ30,31及び液晶モニタ41は使用しない。
このとき、骨伝導スピーカ20による音声情報を液晶モニタ40による画像情報とシンクロナイズさせ、例えば図11に示すように息止めのタイミングを図るための音声指示内容と同一あるいはそれを象徴する画像情報とすることにより、オペレータからの指示をより確実に被検者10に伝達することができる。
これに対して、図14(b)のヘッドファーストで頭部撮影を行わない場合は、上記着脱式の骨伝導スピーカ20’を装着し、オペレータからの音声情報は前記枕型の骨伝導スピーカ20’で伝達され、かつ液晶モニタ40と40’のいずれのモニタでも映像情報を視認できるように前記モニタを図示省略のモニタ角度変更手段により視認しやすい角度に設定して撮影を行う。
また、図14(c)のヘッドファーストで頭部撮影を行う場合は、骨伝導スピーカ20’を取り外し、狭指向性スピーカ30と液晶モニタ40、及び狭指向性スピーカ31と液晶モニタ41の両方を用い、オペレータからの音声指示は被検者の頭部に近い位置にある狭指向性スピーカ31から伝達し、映像情報による指示は液晶モニタ40,41の両方又はいずれか見易い方のモニタで視認する。
前記図14(b)及び図14(c)においても前記図14(a)と同様に、骨伝導スピーカ20’又は狭指向性スピーカ31による音声情報を液晶モニタ40,41による画像情報とシンクロナイズさせ、例えば図11に示すように息止めのタイミングを図るための音声指示内容と同一あるいはそれを象徴する画像情報とすることにより、オペレータからの指示はより確実に被検者10に伝達することができる。
このように構成することにより、被検者の視角からモニタが消える時間を最短にでき、かつ被検者の聴覚部と狭指向性スピーカとの距離は最短になるので、よりオペレータの指示を認識し易くなる。
なお、前記第4の実施例をMRI装置に適用する場合は、骨伝導スピーカを用いない上記図14(c)に示す足側の映像情報+音声情報手段と頭側の映像情報+音声情報手段のいずれか一方又は両方に図12に示した逆位相音発生用用狭指向性スピーカ30’を設け、この逆位相音発生用用狭指向性スピーカ30’によりMRI装置からの騒音を低減し、オペレータからの音声指示は被検者の頭部に近い位置にある狭指向性スピーカ31から伝達し、映像情報による指示は液晶モニタ40,41の両方又はいずれか見易い方のモニタで視認する。
この場合、狭指向性スピーカ31による音声情報を液晶モニタ40,41による画像情報とシンクロナイズさせ、例えば図11に示すように息止めのタイミングを図るための音声指示内容と同一あるいはそれを象徴する画像情報とすることにより、オペレータからの指示をより確実に被検者10に伝達することができる。
以上、本発明をX線CT装置とMRI装置の医用画像診断装置に適用した実施例について述べたが、これらの全ての実施例において、撮影開始前及び撮影中のオペレータの指示が無い期間に上記骨伝導スピーカ20,20’、あるいは音声指示用狭指向性スピーカ30,31から音楽を流して被検者10の不安感を緩和させ、該被検者10をリラックスさせることもオペレータの指示を的確に判断させるのに効果的である。
この時、オペレータからの音声指示が入力された場合、各スピーカからの出力は音楽よりも優先してこれを被検者10に伝達するようにする。
なお、前記いずれかのスピーカから音楽を流しておき、オペレータの指示を上記液晶モニタの画面に表示して、この表示された指示を被検者に認識させて撮影を行うようにしても良い。
また、被検者10は、自ら上記スピーカからの音楽を選択できるように、選択用リモコン(図示省略)を備えれば、被検者10は好みの音楽を選択でき、よりリラックスした状態での撮影が可能となる。
さらに、撮影開始前及び撮影中のオペレータの指示が無い期間に上記液晶モニタに被検者をリラックスさせる映像を表示して該被検者10の不安感を緩和させるようにしても良い。
前記映像モニタに表示する映像は、自然の風景、アニメーション等、被検者10の好みに合わせて選択可能に液晶モニタに表示すればより効果的である。
また、前記選択可能な音楽や映像は、被検者より事前にリクエストされたものでも良いし、被検者10の性別、年齢、国籍等の個人情報に応じて選択肢を変えることもできる。
さらにまた、図15に示すように、被検者10の母国語に応じて、オペレータからのマイクロフォン50を通じた音声指示を翻訳機60を介してその母国語に変換した上で骨伝導スピーカ20,20’または狭指向性スピーカ30,31により被検者10に伝達するようにすれば、被検者10が外国人の場合でも、該被検者10はオペレータの指示を的確に認識でき、なおかつ被検者10も不安を感じることなく撮影に応じることが可能となる。
さらにまた、上記音声指示用の骨伝導式スピーカや狭指向性スピーカは、撮影の効率や安全性を考えると無線式のものが望ましいが、有線式のものでも構わない。
さらにまた、上記実施例においては狭指向性スピーカと液晶モニタを天井やガントリ1の背部に実装したものを示したが、本発明はこれらに限らず、床面に設置可能な支持手段により支持する方法でも良い。
以上の実施形態では、本発明をX線CT装置及びMRI装置に適用する例について述べたが、本発明はこれらに限定するものではなく、X線画像診断装置や超音波診断装置等の医用画像診断装置又は放射線治療装置や破砕装置等の治療装置のオペレータの指示により撮影、あるいは治療する装置にも適用できることはもちろんである。
なお、X線画像診断装置の胸部撮影時の立位で撮影するような場合は、ヘアバンド型や顎に装着する支持手段で骨伝導スピーカを頭部に固定して撮影を行うことも可能である。
以上のように本発明の主旨は、骨伝導スピーカと狭指向性スピーカ及び液晶モニタを併用して、互いの欠点を補い合うことにより、被検者10の聴覚が弱い、あるいは装置の騒音が大きい場合にでも、オペレータは被検者10に対して各種の指示を的確に伝達することができ、なおかつ被検者がリラックスして撮影を行うことができることにあり、上記の手段により、その目的を達成するものである。
X線CT装置の基本構成を示す図。 X線CT装置を用いてフットファーストで撮影する本発明の第1の実施例を示す図。 フットファースト用枕型骨伝導スピーカを示す図。 フットファースト用枕型骨伝導スピーカを被検者載置用寝台の天板取っ手部に取り付けた前記寝台の上面図と側面図。 へッドファーストで頭部撮影を行わない場合の本発明の第1の実施例を示す図。 ヘッドファースト用枕型骨伝導スピーカを示す図。 ヘッドファースト用枕型骨伝導スピーカを被検者載置用寝台の天板先端部に取り付けた前記寝台の上面図と側面図。 へッドファーストで頭部撮影を行う場合の本発明の第1の実施例を示す図。 X線CT装置に本発明を用いた第2の実施例を示す図。 第2の実施例に用いる狭指向性スピーカと液晶モニタを並べて配置した例を示す図。 液晶モニタに息止めのタイミングを図るための音声指示内容を表示した例を示す図。 上記第1の実施例及び第2の実施例の音声伝達用狭指向性スピーカに加えて医用診断装置又は医用画像治療装置の動作音を打ち消すための逆位相音発生用狭指向性スピーカを設けた本発明の第3の実施例を示す図。 上記第3の実施例の音声伝達用狭指向性スピーカ及び逆位相音発生用狭指向性スピーカに加えて液晶モニタを設けた例を示す図。 X線CT装置に本発明を用いた第4の実施例を示す図。 オペレータの指示内容を被検者の母国語に翻訳して被検者に伝達する構成を示す図。
符号の説明
1 ガントリ、2 寝台、3 コンソール、4 天板、4a 天板移動用取っ手部、5 面ファスナ、10 被検者、20,20’ 枕型骨伝導スピーカ、22 フットファースト用枕型骨伝導スピーカ固定具、23 ヘッドファースト用枕型骨伝導スピーカ固定具、30 音声伝達用狭指向性スピーカ、30’ 逆位相音発生用狭指向性スピーカ、31 音声伝達用狭指向性スピーカ、40,41 液晶モニタ、50 マイクロフォン、60 自動翻訳装置、71,72 音声伝達用狭指向性スピーカ及び液晶モニタの支持装置

Claims (7)

  1. オペレータの指示を被検者に伝達する手段を備えた医用画像診断装置であって、前記伝達手段は、前記被検者の聴覚部付近の局部に前記オペレータの音声指示を伝達する局部音声指示伝達手段を備えたことを特徴とする医用画像診断装置。
  2. 請求項1において、前記局部音声指示伝達手段は、前記被検者の頭部に装着してなる骨伝導スピーカ又は前記被検者の頭部から所定の距離を有して配置され前記頭部近傍領域にのみ音声を伝達する第1の音声伝達用狭指向性スピーカを備えたことを特徴とする医用画像診断装置。
  3. 請求項2において、前記骨伝導スピーカは、前記被検者を撮影又は治療部位に保持する手段に着脱可能に装着する着脱手段を備えたことを特徴とする医用画像診断装置。
  4. 請求項2において、前記被検者の頭部の撮影又は治療時は、前記第1の音声伝達用狭指向性スピーカから前記オペレータの音声指示を伝達することを特徴とする医用画像診断装置。
  5. 請求項2において、前記第1の音声伝達用狭指向性スピーカは、該スピーカの位置とこのスピーカから発せられる音声の指向方向とを可変する手段を備えたことを特徴とする医用画像診断装置。
  6. 請求項1又は2において、前記伝達手段は、さらに前記オペレータの指示を表示する第1の表示手段を備えたことを特徴とする医用画像診断装置。
  7. オペレータの指示を被検者に伝達する手段を備えた医用画像診断装置であって、前記伝達手段は、前記被検者の聴覚部付近の局部に前記オペレータの音声指示を伝達する局部音声指示伝達手段を備えたことを特徴とする医用画像治療装置。
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