JP2007073607A - 回転型電気部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化が可能で、低コスト化が図れ、過大な力が加わってつまみが破壊されたときでも、軸による人体への損傷の虞の少ない回転形電気部品を提供する。
【解決手段】 収納部1aを有する固定部材1と、固定部材1の収納部1aに配設される回転部材2と、回転部材2に一端側が係合され、回転部材2の回転操作を行う操作軸と、固定部材1に一体的に設けられ、操作軸の他端側が外方へ突出されると共に、操作軸を回転可能に保持する軸受部材4と、固定部材1に収納され、回転部材2の回転に伴って電気信号を出力する信号検出手段とを備え、操作軸は、信号検出手段側に設けられ回転部材2と係合される第1の軸体3と、軸受部材4の外方へ突出され操作つまみ14が取り付けられる第2の軸体5とからなり、第1の軸体3と第2の軸体5を軸受部材4の外側に設けられた係合手段16により係合させると共に、一体的に回転可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音響機器等に使用され、操作つまみにより回転操作されて音量等の調整を行うエンコーダや可変抵抗器などの回転型電気部品に関する。
従来の回転型電気部品の構造としては、操作体が、受け部材と、つまみ部と、両者の間に配設された弾性部材とにより構成されており、つまみ部に、過大な力が加わると、弾性部材が圧縮されて、つまみ部が受け部材に入り込むことにより、つまみ部の筺体からの突出量を少なくする構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の回転型電気部品の構造を図8、図9に示す。図8は従来の回転型電気部品の使用状態を示す説明図、図9は従来の回転型電気部品の動作状態を示す説明図である。
図において、本体部51は、略箱形の筐体部51aと、筐体部51aから外方に突出し、略円筒状の軸受け部51bと、筐体部51aから外方に突出する複数本の端子51cとを有している。また、筐体部51aの一方の端部側内には、図示しない抵抗体やコモン電極や基板などから成る回転型の可変抵抗器51dが配置され、他方の端部内には、図示しない固定接点や可動接点などから成るプッシュスイッチ51eが配置されている。
操作軸52は、軸受け部51bに挿通され、且つ軸受け部51bから軸受け部51bと同軸状に外方に突出する略円柱状の軸部53と、軸部53の一方の端部が挿通され、該軸部53と一体化された受け部材54とを有する。この操作軸52の軸部53の他方の端部は、軸受け部51bに挿通された状態で、前記可変抵抗器51dと前記プッシュスイッチ51eとを操作することが出来るように筐体部51a内に配置されている。
また、軸部53は、略円柱状の細径部53aと、細径部53aより太い径の太径部53bと、太径部53bの先端側に形成され、断面が略半円状の半円柱状部53cとを有し、細径部53aが前記軸受け部51bに挿通され、細径部53aの先端部は筐体部51a内に配置されている。
また、受け部材54は、略角柱状の基部54aと、基部54aの一方の端部から前記軸部53の軸線方向に設けられた穴部54bと、基部54aの一方の端部側で、前記軸部53の軸線に直交する平面を備えた略円板状の保持部54cと、該保持部54cに複数個の矩形の孔54dとを備えている。
つまみ部55は、円弧状の表面壁55cと表面壁55cの周囲から表面壁55cに対して略直交して延設された側壁55dと表面壁55cと対向する位置に設けられた略円環状の裏面壁55eとを有し、裏面壁55eの中央部には、略矩形の凹部55fが形成された略円筒状の操作部55aと、操作部55aの裏面壁55eから外方に突出する一対の係止部55bとを有する。また、一対の係止部55bは、前記裏面壁55eから外方に突出されており、一対の係止部55bの自由端には、スナップインによる係止をさせるための凸部55gが形成されている。
弾性部材56は、金属製のコイルばねで構成されている。
そして、前記つまみ部55と弾性部材56と受け部材54とは、先ず、受け部材54の基部54aに弾性部材56が挿通され、基部54aがつまみ部55の凹部55f内に収納される。この時、一対の係止部55bの凸部55gは、保持部54cの孔54dにスナップイン結合される。そして、この弾性部材56は、つまみ部55を軸線の前方(矢印C方向)に押し出すように所定の付勢力にて付勢している。そして、この所定の付勢力は、前述のプッシュスイッチ51eをプッシュ操作するための所定の押圧力に比較して、強い力であるように構成されている。よって、つまみ部55は、弾性部材56の弾性に抗しながら受け部材54の軸線方向(矢印B、及びC方向)に移動できるように構成されている。
図に示すように、この電気部品60は、例えば、カーステレオ装置などの音響機器の筐体65内に、プリント配線基板66に電気的接続された状態で配置されている。この状態では、該筐体65のパネル65aからほぼ前記つまみ部55のみが外方に突出した状態で配置されている。
この状態での電気部品60の通常の動作は、パネル65aから突出したつまみ部55を押圧することにより、プッシュスイッチ51eの自動復帰力に抗するつまみ部55の移動によって動作が行われる。このとき、つまみ部55は、常にパネル65aから外方に突出した状態で配置されている。
次に、図9に示すように、この構成の音響機器では、音響機器の筐体65のパネル65a面側から何かがぶつかったときなどには、前記つまみ部55に過大な押圧力が加えられ、つまみ部55は、過大な押圧力によって受け部材54に対して更に、軸線方向に押圧され、筐体65のパネル65a内に収納(引っ込む)される。この状態では、つまみ部55には押圧力は加わらず、この過大な押圧力の一部は、パネル65aが確実に受けることになり、よって、電気部品の破損の防止が一層確実に行われることになる。
特開2001-35299号公報
しかしながら、従来の回転型電気部品の構造においては、操作体の構造が複雑で、つまみ部に受け部材が入り込むスペースが必要なため、大型となり、コストも高くなるという問題があった。また、斜め方向からの衝撃荷重に対しては対応できないという問題があった。
従って、本発明は上記した問題点を解決し、小型化が可能で、低コスト化が図れ、過大な力が加わってつまみが破壊されたときでも、軸による人体への損傷の虞の少ない回転形電気部品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では第1の解決手段として、収納部を有する固定部材と、この固定部材の収納部に配設される回転部材と、この回転部材に一端側が係合され、該回転部材の回転操作を行う操作軸と、前記固定部材に一体的に設けられ、前記操作軸の他端側が外方へ突出されると共に、前記操作軸を回転可能に保持する軸受部材と、前記固定部材に収納され、前記回転部材の回転に伴って電気信号を出力する信号検出手段とを備え、前記操作軸は、前記信号検出手段側に設けられ前記回転部材と係合される第1の軸体と、前記軸受部材の外方へ突出され操作つまみが取り付けられる第2の軸体とからなり、前記第1の軸体と第2の軸体を前記軸受部材の外側に設けられた係合手段により係合させると共に、一体的に回転可能とした構成とした。
また、第2の解決手段として、前記第1の軸体と第2の軸体を金属材料同士で形成した構成とした。
また、第3の解決手段として、前記操作軸は、前記軸受部材から外方へ突出した根元部近傍に前記係合手段を形成した構成とした。
また、第4の解決手段として、前記係合手段は、前記第1の軸体と第2の軸体に挿通される金属線材からなる止め輪により構成した。
上述したように、本発明の回転型電気部品は、収納部を有する固定部材と、固定部材の収納部に配設される回転部材と、回転部材に一端側が係合され、回転部材の回転操作を行う操作軸と、固定部材に一体的に設けられ、操作軸の他端側が外方へ突出されると共に、操作軸を回転可能に保持する軸受部材と、固定部材に収納され、回転部材の回転に伴って電気信号を出力する信号検出手段とを備え、操作軸は、信号検出手段側に設けられ回転部材と係合される第1の軸体と、軸受部材の外方へ突出され操作つまみが取り付けられる第2の軸体とからなり、第1の軸体と第2の軸体を軸受部材の外側に設けられた係合手段により係合させると共に、一体的に回転可能としたことから、操作軸の先端に取り付けられた操作つまみに過大な力が加わり、操作つまみが破壊されたとしても、係合手段を軸受部材の外側に設けているため、第1の軸体と第2の軸体が容易に外れて、操作軸(第2の軸体)の突出状態を維持しないようにできるので、パネルから突出した操作軸により人体への損傷を及ぼしにくくすることができる
また、第1の軸体と第2の軸体を金属材料同士で形成したことから、両者を互いに確実に一体化することができる。
また、操作軸は、軸受部材から外方へ突出した根元部近傍に係合手段を形成したことから、第1の軸体と第2の軸体の互いの係合位置が軸受部材の先端部近傍に位置されるので、過大な荷重が加わった時に第1の軸体と第2の軸体の係合状態を容易に外すことができる。
また、係合手段は、第1の軸体と第2の軸体に挿通される金属線材からなる止め輪により構成したことから、通常時においては、第1の軸体と第2の軸体を確実に一体化した状態で操作軸を回転させることができると共に、過大な荷重が加わった時には、両者を係合する止め輪が外れて、第2の軸体が第1の軸体から外れることにより操作軸の突出状態を維持しないようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図7に示す。図1は本発明の回転型電気部品を示す断面図、図2は本発明の回転型電気部品の操作軸を構成する第1の軸体を示す正面図、図3は本発明の回転型電気部品の操作軸を構成する第1の軸体を示す断面図、図4は本発明の回転型電気部品の操作軸を構成する第2の軸体を示す正面図、図5は本発明の回転型電気部品の操作軸を構成する第2の軸体を示す断面図、図6は本発明の回転型電気部品の操作軸が係合手段により係合された状態を示す説明図、図7は本発明の回転型電気部品に操作つまみを装着しパネルに取り付けた使用状態を示す説明図である。
図1において、本発明の回転型電気部品は、収納部1aを有する固定部材1と、この固定部材1の収納部1aに配設される回転部材2と、この回転部材2に一端側が係合され、この回転部材2の回転操作を行う操作軸を構成する第1の軸体3と、固定部材1に取り付けられ、第1の軸体3の他端側が外方へ突出されると共に、第1の軸体3を回転可能に保持する軸受部材4と、第1の軸体3の他端側に係合され一体的に回転可能とされた第2の軸体5と、固定部材1に収納され、回転部材2の回転に伴って電気信号を出力する信号検出手段とから主に構成されている。
固定部材1は、合成樹脂等の絶縁材からなり、略矩形状に形成され、一面側には円形状の開口からなる収納部1aが設けられている。この収納部1aの内底部には、フェノール樹脂などの積層板からなり、表面側にカーボンあるいは銀などにより図示しない抵抗パターンあるいは導電パターンなどが設けられた絶縁基板6が、インサート成形等の方法により一体に埋設されている。
また、絶縁基板6の一端縁には、抵抗パターンあるいは導電パターンに接続され、外部へ導出する導電性の金属板からなる接続端子7が固着されており、この接続端子7が固定部材1の一側面から突出すると共に、一側面に沿って90度折り曲げられて配設されている。また、絶縁基板6の中央には、回転部材2及び操作軸を構成する第1の軸体3の一部が挿通され、回転可能に保持される挿通孔6aが設けられている。
固定部材1の収納部1aには、合成樹脂等の絶縁材からなり、略円板状の回転部材2が配設されている。この回転部材2は、平板状の基台部2aと、この基台部2aから一方側に突出した円筒部2bとを有し、この円筒部2bが絶縁基板6の挿通孔6aに回転可能に挿通されている。また、基台部2aには、導電性の薄板金属板からなる摺動子8が、カシメ等の方法で固着されており、摺動子8の自由端の接触子8aが、絶縁基板6の抵抗パターンあるいは導電パターンと摺接するものとなっている。
また、基台部2aと円筒部2bの中央には、貫通状の嵌合孔2cが設けられ、この嵌合孔2cに操作軸を構成する第1の軸体3の一端側が係合されて、回転部材2が回転操作されるものとなっている。そして、この回転操作に伴い、摺動子8の接触子8aが抵抗パターンあるいは導電パターンと摺接することにより、所望の電気信号が出力されるものとなっている。この抵抗パターンあるいは導電パターンが形成された絶縁基板6と、抵抗パターンあるいは導電パターン上を相対的に移動する摺動子8とで信号検出手段が構成されている。
図2、図3に示すように、操作軸を構成する第1の軸体3は、例えば金属材料からなり、亜鉛ダイキャスト等により形成されており、円形で平板状の鍔部3aと、軸受部材4に回転可能に軸支される円筒状の軸部3bと、この軸部3bの先端側に中央部(内周部)が軸線方向に窪んで設けられた第2の軸体5が係合される係合用凹部3cと、鍔部3aの一端側(下面側)に突出して設けられた嵌合突部3dとを有している。この嵌合突部3dが回転部材2の嵌合孔2cに係合されて、操作軸を構成する第1の軸体3の回転に伴い、回転部材2が回転操作されるものとなっている。
また、鍔部3aの他端側(上面側)には、図示しない環状で複数の凹凸状のカム山が設けられており、このカム山に軸受部材4に固着された弾性を有する金属板からなるクリックばね9が摺動することで、操作軸を構成する第1の軸体3の回転時のクリック感触が得られるものとなっている。
また、第1の軸体3の軸部3bには、軸受部材4の外方へ突出した根元部近傍に、略半円状の溝部3eが形成されている。この溝部3eは、軸部3bの外周に周方向に沿って設けられており、その両端部近傍には径方向で軸心に向かって対向して貫通する一対の係止孔3f、3fが形成されている。また、第1の軸体3の中央には、軸線方向に沿って、係合用凹部3cの底面から嵌合突部3dに渡って貫通する長尺状の貫通孔3gが設けられている。
図4、図5に示すように、操作軸を構成する第2の軸体5は、第1の軸体3よりも柔らかい金属材料からなるアルミニウム等で形成されており、略円柱状からなり一面にDカット状の平面を有するつまみ取付部5aと、このつまみ取付部5aの一端側に突出されたやや細径からなる係合用凸部5bとを有している。また、係合用凸部5bの外周面には、径方向で軸心に向かって貫通する一対の係止孔5c、5cが形成されている。また、第2の軸体5の中央には、軸線方向に沿って、係合用凸部5bの先端からつまみ取付部5aの先端に渡って貫通する長尺状の貫通孔5dが設けられている。
第1の軸体3と第2の軸体5とは、互いに、係合用凹部3cと係合用凸部5bが係合することにより一体に係合されるものとなる。そして、図6に示すように、第1の軸体3の係合用凹部3cの外周側に設けられた略半円状の溝部3eに、金属線材からなる略C型の止め輪16が取り付けられ、この止め輪16の両端の爪部16a、16aが、係合用凹部3cの溝部3eに設けられた一対の係止孔3f、3fと、係合用凸部5bに設けられた一対の係止孔5c、5cとに挿通されて係止されることにより、第1の軸体3と第2の軸体5とが一体的に回転可能に係合されるものとなる。すなわち、この止め輪16により第1の軸体3と第2の軸体5との係合手段が構成されている。
このように、係合手段を、第1の軸体3と第2の軸体5に挿通される金属線材からなる止め輪16により構成したことから、通常時においては、第1の軸体3と第2の軸体5を確実に一体化した状態で操作軸を回転させることができると共に、過大な荷重が加わった時には、両者を係合する止め輪16が外れて、第2の軸体5が第1の軸体3から外れることにより操作軸の突出状態を維持しないようにすることができるものとなっている。
また、第1の軸体3の軸部3bには、軸受部材4の外方へ突出した根元部近傍に、略半円状の溝部3eが形成されており、このように、操作軸が軸受部材4から外方へ突出した根元部近傍に係合手段を形成したことから、第1の軸体3と第2の軸体5の互いの係合位置が軸受部材4の先端部近傍に位置されるものとなっている。そして、操作軸に過大な荷重が加わった時には、その荷重が軸受部材4の先端部近傍に作用することになるので、第1の軸体3と第2の軸体5の係合状態を容易に外すことができるものとなっている。
また、第2の軸体5の中央には、軸線方向に沿って、係合用凸部5bの先端からつまみ取付部5aの先端に渡って貫通する長尺状の貫通孔5dが設けられている。そして、第1の軸体3と第2の軸体5とが係合手段を構成する止め輪16により一体に係合されたときには、第2の軸体5のつまみ取付部5aの先端から、第1の軸体3の嵌合突部3dの末端に渡って、貫通孔5dと貫通孔3gが連結することにより、操作軸に連続した貫通孔が形成されるものとなる。
このように、操作軸を構成する第1の軸体3と第2の軸体5とは、係合手段を構成する止め輪16でそれぞれが一体に係合されており、第1の軸体3の軸部3bが軸受部材4の筒状部4bに回転可能に挿通されて、第2の軸体5のつまみ取付部5aが回転操作されることにより、軸受部材4に対して一体的に回転可能に取り付けられるものとなっている。
軸受部材4は、合成樹脂等の絶縁材あるいは金属のダイキャスト等で形成されており、矩形状の基部4aと、この基部4aから突出して設けられ、やや長めの筒状部4bとを有している。また、基部4aには、略円形状の収容凹部4cが設けられており、この収容凹部4cの底面にはクリックばね9が固着されている。この収容凹部4cに、第1の軸体3の鍔部3aが収容され、鍔部3aの上面側に設けられた、図示しない複数の凹凸状のカム山が、クリックばね9と対向して配設されている。
また、筒状部4bには、第1の軸体3の軸部3bが挿入されて、第1の軸体3が軸受部材4に回転可能に軸支されている。この軸受部材4は、収容凹部4cを固定部材1の収納部1aに対向させて固定部材1と一体的に積層されており、収納部1aと収容凹部4cとで形成される空間部に、クリックばね9と摺動するカム山を有する第1の軸体3の鍔部3aと、絶縁基板6上を摺動する摺動子8が固着された回転部材2の基台部2aとが回転可能に収容されている。
また、固定部材1の後方には、発光素子11を収納する空間部を有するガイド部材10が設けられている。このガイド部材10は、合成樹脂等の絶縁材からなり、矩形状に形成され、その中央にはやや大きめの丸孔10aが形成されている。
また、軸受部材4、固定部材1、ガイド部材10は、金属板を打ち抜き折り曲げて形成された、取付部材12によって積層された状態で一体的に係合されている。
この場合、固定部材1の後方に、一体的に係合されたガイド部材10は、丸孔10aが、固定部材1に埋設された絶縁基板6の挿通孔6aに対応した位置に設けられている。また、挿通孔6aに、回転部材2の円筒部2bと共に挿通される第1の軸体3の嵌合突部3dの貫通孔3gに対応して、この丸孔10a内に発光素子11が配置されている。
この場合、発光素子11は、回転型電気部品が実装される電気機器等の配線基板13上に別途取り付けられるものとなっており、発光素子11から照射された光は、ガイド部材10でガイドされることにより外部へ漏れることなく、操作軸を構成する第1の軸体3の中央に設けられた貫通孔3g及び第2の軸体5の貫通孔5dを通して、効率良く、つまみ取付部5aの先端まで導光されるものとなっている。
このように、操作軸を構成する第1の軸体3及び第2の軸体5の貫通孔3g、5dを通して光を操作つまみ14に導光できるので、照光タイプにも対応が可能となっている。
図7は、回転型電気部品に操作つまみ14を装着して、電気機器等のパネル15に取り付けた使用状態を示す説明図である。
この場合、図示はしないが、回転型電気部品は、電気機器等の配線基板に実装されるものとなり、固定部材1の一側面から突出した接続端子7と、ガイド部材10の底面側に突出して設けられた複数のボス10bと、取付部材12に設けられた一対の脚部12aとで位置決め、半田付けして固着されて取り付けられるものとなっている。また、操作軸を構成する第2の軸体5のつまみ取付部5aに装着される操作つまみ14は、操作軸を構成する第1の軸体3と第2の軸体5との係合位置である止め輪16が取り付けられた位置よりも上方に取付られている。
このように、上記実施例では、操作軸は、第1の軸体3と第2の軸体5とからなり、第1の軸体3と第2の軸体5を軸受部材4の外側に設けられた係合手段(止め輪16)により係合させて一体的に回転可能としたことから、第2の軸体5の先端に取り付けられた操作つまみ14に過大な力が加わり、操作つまみ14が破壊されたとしても、第1の軸体3と第2の軸体5を係合している止め輪16が衝撃荷重により容易に外れて、操作軸(第2の軸体5)の突出状態を維持しないようにできるので、パネル15から突出した操作軸(第2の軸体5)により人体への損傷を及ぼしにくくすることができるものとなっている。
このように、操作軸を第1の軸体3と第2の軸体5とで構成し、この第1の軸体3と第2の軸体5を軸受部材4の外側に設けられた係合手段(止め輪16)により係合させて形成し、操作つまみ14に、過大な荷重が加わった際には、この係合部の止め輪16が外れることにより、操作軸が回転動作ができない状態(製品破壊状態)となるように構成したことにより、ヨーロッパなどでの車載用電気機器の安全規格となる内突規制に対応することが可能になっている。
そして、操作軸に過大な押圧力が加えられた時には、操作軸が係合部から外れて、操作軸の回転を阻止するので、操作軸に取り付ける操作つまみ14などの操作体を複雑な構造とする必要が無く、小型化が可能で、且つ低コスト化が可能な、車載用電気機器の安全規格である内突規制に対応した回転型電気部品を提供できるものとなっている。
上記した本実施例の構成によれば、操作軸は、信号検出手段側に設けられ回転部材2と係合される第1の軸体3と、軸受部材4の外方へ突出され操作つまみ14が取り付けられる第2の軸体5とからなり、第1の軸体3と第2の軸体5を軸受部材4の外側に設けられた係合手段(止め輪16)により係合させると共に、一体的に回転可能としたことから、操作軸(第2の軸体5)の先端に取り付けられた操作つまみ14に過大な力が加わり、操作つまみ14が破壊されたとしても、操作軸の係合手段(止め輪16)を軸受部材4の外側に設けているため、第1の軸体3と第2の軸体5が容易に外れて、操作軸(第2の軸体5)の突出状態を維持しないようにできるので、パネル15から突出した操作軸により人体への損傷を及ぼしにくくすることができる。
また、第1の軸体3と第2の軸体5を金属材料同士で形成したことから、両者を互いに確実に一体化することができるものとなっている。
本発明の回転型電気部品を示す断面図である。 本発明の回転型電気部品の操作軸を構成する第1の軸体を示す正面図である。 本発明の回転型電気部品の操作軸を構成する第1の軸体を示す断面図である。 本発明の回転型電気部品の操作軸を構成する第2の軸体を示す正面図である。 本発明の回転型電気部品の操作軸を構成する第2の軸体を示す断面図である。 本発明の回転型電気部品の操作軸が係合手段により係合された状態を示す説明図である。 本発明の回転型電気部品に操作つまみを装着しパネルに取り付けた使用状態を示す説明図である。 従来の回転型電気部品の使用状態を示す説明図である。 従来の回転型電気部品の動作状態を示す説明図である。
符号の説明
1:固定部材
1a:収納部
2:回転部材
2a:基台部
2b:円筒部
2c:嵌合孔
3:第1の軸体(操作軸)
3a:鍔部
3b:軸部
3c:係合用凹部
3d:嵌合突部
3e:溝部
3f:係止孔
3g:貫通孔
4:軸受部材
4a:基部
4b:筒状部
4c:収容凹部
5:第2の軸体(操作軸)
5a:つまみ取付部
5b:係合用凸部
5c:係止孔
5d:貫通孔
6:絶縁基板(信号検出手段)
6a:挿通孔
7:接続端子
8:摺動子(信号検出手段)
8a:接触子
9:クリックばね
10:ガイド部材
10a:丸孔
10b:ボス
11:発光素子
12:取付部材
12a:脚部
13:配線基板
14:操作つまみ
15:パネル
16:止め輪(係合手段)
16a:爪部

Claims (4)

  1. 収納部を有する固定部材と、この固定部材の収納部に配設される回転部材と、この回転部材に一端側が係合され、該回転部材の回転操作を行う操作軸と、前記固定部材に一体的に設けられ、前記操作軸の他端側が外方へ突出されると共に、前記操作軸を回転可能に保持する軸受部材と、前記固定部材に収納され、前記回転部材の回転に伴って電気信号を出力する信号検出手段とを備え、前記操作軸は、前記信号検出手段側に設けられ前記回転部材と係合される第1の軸体と、前記軸受部材の外方へ突出され操作つまみが取り付けられる第2の軸体とからなり、前記第1の軸体と第2の軸体を前記軸受部材の外側に設けられた係合手段により係合させると共に、一体的に回転可能としたことを特徴とする回転型電気部品。
  2. 前記第1の軸体と第2の軸体を金属材料同士で形成したことを特徴とする請求項1記載の回転型電気部品。
  3. 前記操作軸は、前記軸受部材から外方へ突出した根元部近傍に前記係合手段を形成したことを特徴とする請求項1、又は2記載の回転型電気部品。
  4. 前記係合手段は、前記第1の軸体と第2の軸体に挿通される金属線材からなる止め輪により構成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の回転型電気部品。
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