JP2007073071A - サーボ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストが低く、小型であり、かつ、制御対象の制御周期が従来よりも短いサーボ制御装置を提供する。
【解決手段】サーボ制御装置50は、制御対象を駆動させるため駆動部20へ駆動電流を供給する電流供給部15と、少なくとも駆動電流値を検出する検出部17と、制御対象を所望の位置へ移動させるために駆動部20の駆動速度を制御する駆動電流を定めた電流指令を入力し、検出部17からフィードバックされた駆動電流値を入力し、駆動電流値に基づいて電流指令をディジタルロジック方式により補正して補正後の該電流指令を電流供給部15へ出力する論理演算部51とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明はサーボ制御装置に関する。
サーボ制御装置は、工作機械、ロボット、射出成形機、ワイヤ放電加工機、電動プレス等の各種産業機器のサーボ機構に用いられている。
一般に、複数のサーボモータを制御するサーボ制御装置は、サーボモータの各軸をクロック周期ごとに制御する。サーボ制御装置はサーボモータを駆動させるための電流ドライバおよび電流ドライバを制御するための制御演算部を備える。
サーボ制御装置がサーボモータの各軸を制御するために、これらの電流ドライバおよび制御演算部はサーボモータの各軸ごとに対応して設けられている。
図3は、従来のサーボ制御装置10およびサーボモータ20を模式的に示したブロック図である。サーボ制御装置10は、位置制御部11、速度制御部12、制御演算部13、電流ドライバ15、電流検出器17、電流フィードバック回路19、位置検出器21および位置フィードバック回路22を有する。制御演算部13、電流ドライバ15、電流検出器17および電流フィードバック回路19は、サーボモータ20の各軸ごとに対応して設けられている。各サーボモータ20には位置検出器21が設けられている。
位置制御部11は位置指令に基づいて速度指令を発生する。速度制御部12は位置制御部11からの速度指令に基づいて電流指令を発生する。
それぞれの制御演算部13は、位置制御部11からの電流指令に基づいて電流ドライバ15を制御し、それぞれの電流ドライバ15は電流を対応するサーボモータ20へ供給する。サーボモータ20はこの電流を受けて駆動する。
位置検出器21はサーボモータ20の位置を検出し、位置フィードバック回路22が、検出されたサーボモータ20の位置を位置制御部11へフィードバックする。
サーボモータ20へ供給される電流は電流検出器17によって検出される。電流検出器17によって検出された電流値は電流フィードバック回路19によって制御演算部13へフィードバックされる。
制御演算部13は、電流検出器17からフィードバックされた電流値と電流指令によって指定された電流値とを比較しサーボモータ20へ供給する電流を補正するための演算を行う。
制御演算部13は、フィードバックされた電流値に基づき電流制御を行うために、制御演算部13内のキャッシュメモリまたは制御演算部13の外部にある記憶媒体に記憶されているプログラムを実行する。よって、従来のサーボ制御装置10においては、ハードウェアとしての制御演算部13がソフトウェアとしてのプログラムを演算処理することによって電流制御を行っていた。このプログラムは、電流ドライバ15や制御演算部13内の回路等のハードウェアを制御する制御信号を制御するために、所定の演算方式に従って記述したものであり、通常、数100から数1000のステップからなる。制御演算部13は、このようなプログラムを逐次処理することによって、制御対象を制御するための演算処理を行う。即ち、従来においては、制御演算部13はプログラム制御方式を採用していた。
プログラム制御方式による場合には、制御演算部13は数100から数1000のステップからなるソフトウェアを実行しなければならない。よって、指令値が入力されてから電流制御信号が出力されるまでの制御周期(ターンアラウンドタイムともいう)は、制御演算部13に内蔵されるCPUの演算処理能力に依存する。従って、演算処理能力の高いCPUほどより短い周期で電流を制御することができる。ターンアラウンドタイムが短い場合に、制御理論における無駄時間は削減され、制御ループゲインが高くなる。即ち、サーボ制御装置の制御性能が向上する。
しかし、演算処理能力が高く高性能のCPUは高価であり、また、市販されているCPUの性能の高さには限界がある。さらに、制御演算部13はサーボモータ20ごとに設けられている。よって、サーボモータ20と同数のCPUが必要となる。それによって、益々、サーボ制御装置10のコストは高くなり、かつ、サーボ制御装置10の大きさが大型化してしまうという問題もある。
そこで、本発明の目的は、製造コストが低く、小型であり、かつ、制御対象の制御周期が従来よりも短いサーボ制御装置を提供することである。
本発明に従った実施の形態によるサーボ制御装置は、制御対象を駆動させるため駆動部へ駆動電流を供給する電流供給部と、少なくとも前記駆動電流値を検出する第1の検出部と、前記制御対象を所望の位置へ移動させるために前記駆動部の駆動速度を制御する前記駆動電流を定めた電流指令を入力し、前記第1の検出部からフィードバックされた前記駆動電流値を入力し、前記駆動電流値に基づいて前記電流指令をディジタルロジック方式により補正して補正後の該電流指令を前記電流供給部へ出力する論理演算部とを備えている。
好ましくは、前記論理演算部は、前記電流指令を入力し保持する入力レジスタと、前記第1の検出部からフィードバックされた前記駆動電流値を入力し保持するフィードバック・レジスタと、前記入力レジスタからの前記電流指令および前記フィードバック・レジスタからの前記駆動電流値の差に基づいて前記電流指令を補正する電流制御演算器とを含む。
好ましくは、前記駆動部は複数のサーボモータであり、前記電流供給部および前記第1の検出部は前記複数のサーボモータに対応して同数だけ設けられ、
前記論理演算部は、前記複数のサーボモータのそれぞれに対応して設けられそれぞれの前記サーボモータの前記電流指令を入力し保持する入力レジスタと、前記複数のサーボモータのそれぞれに対応して設けられ前記第1の検出部からフィードバックされた前記駆動電流値を入力し保持するフィードバック・レジスタと、複数の前記入力レジスタからの前記電流指令および複数の前記フィードバック・レジスタからの前記駆動電流値のそれぞれの差に基づいて前記電流指令を時分割で補正する電流制御演算器とを有する。
本実施の形態において、前記電流供給器は、パルス幅変調信号によって制御されるインバータ回路であり、前記論理演算部は、前記インバータ回路と前記電流制御演算器との間に接続され、該電流制御演算器からの信号をパルス幅変調方式によりパルス幅変調信号に変調して前記インバータ回路へ出力するパルス波発生器をさらに有してもよい。
本実施の形態において、サーボ制御装置は、前記駆動部の位置に基づいて速度指令と電気角を出力する位置制御部と、前記駆動部の位置を検出する第2の検出器をさらに備え、前記論理演算部は、前記第2の検出器からフィードバックされた前記駆動部の位置に基づき前記位置制御部が算出した電気角と前記電流指令とを入力し、前記第1の検出部からフィードバックされた前記駆動電流値および前記駆動部の磁極位置を入力し、前記駆動電流値および前記電気角に基づいて前記電流指令をディジタルロジック方式により補正して補正後の該電流指令を前記電流供給部へ出力してもよい。
好ましくは、前記入力レジスタ、前記フィードバック・レジスタおよび前記電流制御演算器は1チップに組み込まれている。
本発明によるサーボ制御装置は、製造コストを低くでき、小型であり、かつ、制御対象の制御周期を従来よりも短くすることができる。
以下、図面を参照し、本発明による実施の形態を説明する。
図1は、本発明による実施の形態に従ったサーボ制御装置50およびサーボモータ20a、20b、20cおよび20d(以下単にサーボモータ20ともいう)を模式的に示したブロック図である。サーボモータ20は制御対象(図示せず)を駆動させる駆動部として作用する。制御対象として、リニアモータ、ラックピニオン、静圧ウォームラック、静圧ねじなどの送り駆動機構が用いられてもよい。送り駆動機構としてリニアモータを採用する場合には、リニアモータは駆動部としても作用するので、リニアモータはサーボモータ20に代えて採用され得る。また、制御対象の実施形態として、ベルト駆動等の回転駆動機構を採用することもできる。
サーボ制御装置50は、サーボモータ20を駆動しかつ制御するための駆動電流を供給する。サーボ制御装置50は、サーボモータ20を駆動させるための駆動電流をサーボモータ20のそれぞれへ供給するPWM(Pulse Width Modulator)インバータ15a、15b、15cおよび15d(以下単にPWMインバータ15ともいう)と、この駆動電流値を検出する電流検出器17a、17b、17cおよび17d(以下単に電流検出器17ともいう)とを備える。
また、サーボ制御装置50は、制御対象を所望の位置へ移動させるためにサーボモータ20の駆動速度を制御する駆動電流を定めた電流指令を受信し、電流検出器17からそれぞれ電流フィードバック回路19a、19b、19cおよび19d(以下単にフィードバック回路19ともいう)を介してフィードバックされた駆動電流値を入力し、この駆動電流値に基づいて電流指令をディジタルロジック方式により補正し、その補正後の電流指令をPWMインバータ15のそれぞれへ出力する論理演算部51とを備える。
サーボ制御装置50は、制御対象の位置の差分に基づいた速度指令を出力する位置制御部11と、位置制御部11からの速度指令を入力して電流指令に変換し、この電流指令を論理演算部51へ出力する速度制御部12とをさらに備える。
サーボ制御装置50は、サーボモータ20のそれぞれの位置を検出する位置検出器21a、21b、21cおよび21d(以下単に位置検出器21ともいう)と、位置検出器21において検出されたサーボモータ20の位置を位置制御部11へフィードバックする位置フィードバック回路22a、22b、22cおよび22d(以下単に位置フィードバック回路22ともいう)をさらに備える。
論理演算部51は、各サーボモータ20への電流指令を入力し保持する入力レジスタ52a、52b、52cおよび52d(以下、入力レジスタ52ともいう)と、電流検出器17からフィードバックされた各サーボモータ20のそれぞれの駆動電流値を入力し保持する電流フィードバック・レジスタ58a、58b、58cおよび58d(以下、電流FBレジスタ58ともいう)と、入力レジスタ52からの電流指令および電流FBレジスタ58からの駆動電流値が等しくなるように電流指令を補正する電流制御演算器55とを備える。
電流制御演算器55は、セレクタ53を介して入力レジスタ52および電流FBレジスタ58と通信できるように接続されている。さらに、電流制御演算器55は、セレクタ53を介してPWM発生器56a、56b、56cおよび56d(以下、PWM発生器56ともいう)とも通信できるように接続されている。PWM発生器56は電流制御演算器55からの信号をパルス幅変調方式によりパルス幅変調信号に変調してPWMインバータ15へ出力するように構成されている。
PWMインバータ15、入力レジスタ52、電流FBレジスタ58およびPWM発生器56は、それぞれサーボモータ20に対応して設けられており、サーボモータ20と同数だけ設けられている。一方で、電流制御演算器55は、複数のサーボモータ20に対して1つだけ設けられている。本実施の形態によれば、電流制御演算器55は4つのサーボモータ20に対して1つだけ設けられている。
電流制御演算器55は、内部データレジスタ59にも通信できるように接続されている。電流制御演算器55が積分器などの内部記憶要素を必要とする場合がある。そのために、内部データレジスタ59が設けられている。
本実施の形態によれば、論理演算部51は、論理演算部51に含まれる各要素が1チップに組み込まれたLSI(Large-Scale Integration)であり、デジタル論理回路として形成されている。
次に、本発明による実施の形態に従ったサーボ制御装置50およびサーボモータ20の動作を説明する。
位置制御部11は、制御対象の位置を位置検出器21から受けて、その位置フィードバックと位置指令との差から制御対象を目的の位置に制御するように速度指令を出力する。また、位置制御部11は、位置検出器21からの位置フィードバックからサーボモータ20の電気角を算出し、出力する。
速度制御部12は、位置制御部11から入力した位置フィードバック値の時間微分により制御対象の速度フィードバックを算出し、その速度フィードバックと位置制御部11からの速度指令との差から制御対象を目的の速度に制御するように電流指令を出力する。電流指令は、サーボモータ20aから20dのいずれかへ供給する駆動電流のデータである。よって、速度制御部12は、電流指令がサーボモータ20aから20dのいずれに対する指令かを示すアドレスデータも出力する。また、速度制御部12は、電流指令のほかにサーボモータ20の電気角の情報をも出力する。
電流指令や電気角の情報は論理演算部51によって受信され、アドレスデータに従った所定のレジスタ領域に保持される。例えば、論理演算部51内の入力レジスタを4つの領域からなると考え、それぞれのレジスタ領域をサーボモータ20の軸ごとに割り当てる。本実施の形態によれば、サーボモータ20aに関する電流指令や電気角の情報は1軸目入力レジスタ52aに保持され、サーボモータ20bに関する電流指令や電気角の情報は2軸目入力レジスタ52bに保持され、サーボモータ20cに関する電流指令や電気角の情報は3軸目入力レジスタ52cに保持され、サーボモータ20dに関する電流指令や電気角の情報は4軸目入力レジスタ52dに保持される。
電流指令や電気角のデータは入力レジスタ52においては1軸目から4軸目までの並列したデータである。セレクタ53は、この並列データを直列データに変換し時分割して電流制御演算器55へ送信する。
一方において、電流検出器17はPWMインバータ15からサーボモータ20へ供給される駆動電流値を検出する。電流検出器17により検出された駆動電流値は、フィードバック回路19によって論理演算部51へフィードバックされる。このとき、駆動電流値は所定のレジスタ領域に保持される。例えば、論理演算部51内の電流FBレジスタ58を4つの領域からなると考え、それぞれのレジスタ領域をサーボモータ20の軸ごとに割り当てる。本実施の形態によれば、サーボモータ20aの駆動電流値のデータは1軸目電流FBレジスタ58aに保持され、サーボモータ20bの駆動電流値のデータは2軸目電流FBレジスタ58bに保持され、サーボモータ20cの駆動電流値のデータは3軸目電流FBレジスタ58cに保持され、サーボモータ20dの駆動電流値のデータは4軸目電流FBレジスタ58dに保持される。
駆動電流値のデータは電流FBレジスタ58においては1軸目から4軸目までの並列したデータである。セレクタ53は、この並列データを直列データに変換し時分割して電流制御演算器55へ送信する。
電流制御演算器55は、入力レジスタ52からの電流指令および電流FBレジスタ58からの駆動電流値を比較し演算を行う。このとき電流指令および駆動電流値はそれぞれ時分割された直列データであるので、電流制御演算器55は、電流指令および駆動電流値のそれぞれの直列データに対応して時分割で処理する。
また、同様に、電流制御演算器55は、入力レジスタ52からの電気角により補正された電流指令を演算することができる。
図2は、論理演算部51の動作を示すタイミングチャートである。1軸目から4軸目までのサーボモータ20aから20dに関する処理を時間軸に関して並べている。
まず、入力レジスタ52が電流指令および電気角を取得し保持する。電流FBレジスタ58が電流フィードバックを取得し保持する。電流フィードバックは電流検出器17によって検出された駆動電流値を含む情報である。
次に、セレクタ53によって電流指令、電気角および電流フィードバックは直列データに変換され、電流制御演算器55に時分割で送信される。電流制御演算器55は、4つのサーボモータ20を対象に演算処理を行わなければならないので、各サーボモータ20ごとに時分割で演算処理する。本実施の形態によれば、電流制御演算器55は、最初に、1軸目のサーボモータ20aの電流制御演算を行い、順次、2軸目のサーボモータ20b、3軸目のサーボモータ20c、そして4軸目のサーボモータ20dの電流制御演算を行う。
電流制御演算は、駆動電流値と電流指令との差から目的の電流値をサーボモータ20へ供給するために電気角によって補正された電流指令を算出する。
次に、電流制御演算器55は、セレクタ53へ補正後の電流指令を送り、セレクタ53は補正後の電流指令を並列データへ変換してPWM発生器56へ出力する。PWM発生器56は補正後の電流指令に基づいてPWM信号をPWMインバータ15へ出力する。このようにして論理演算部51は動作する。
さらに、PWMインバータ15はPWM信号を電流指令に従った値の電流へ変換し、その電流をサーボモータ20へ供給する。サーボモータ20は、その電流を受けて駆動し、制御対象を所望の位置へ所望の速度およびトルクで移動させる。
上述の通り、本実施の形態によれば、電流制御演算器55はディジタルロジック方式により構成されている。即ち、電流制御演算器55はプログラムを使用することなくハードウェアにてデジタル論理化されている。
ディジタルロジック方式は、制御動作が制御回路の中の論理回路で構成されているので、高度の機能や多用途への適応性には欠けるものの、規定された繰り返しの制御動作を高速に行うのには効率がよい。
一方で、従来のように、プログラム制御方式による場合には、プログラムの変更だけで機能拡張が可能であり、機器を多用途への適応させることができる。しかし、制御動作がプログラム内の複数個の命令を読み出しや解読を含み、その結果、制御速度が遅くなる欠点がある。
一般に、工作機械、ロボット、射出成形機、ワイヤ放電加工機、電動プレス等の各種産業機器の多くには、サーボモータが用いられており、その電流制御演算器は単一のアルゴリズムによって設計することができる。また、CPU13と電流制御演算器55とが同じクロック周波数で動作した場合であっても、ディジタルロジック方式によるサーボ制御装置は、プログラム制御方式によるものよりも制御周期が数10倍速くなり得る。
ディジタルロジック方式によればプログラム制御方式による場合よりも制御周期が数10倍速くなるので、1つのLSIチップで複数のサーボモータを制御することができる。例えば、本実施の形態によれば、1つの電流制御演算器55を有する論理演算部51は4つのサーボモータ20を制御している。本実施の形態のように複数軸を1つのLSIチップで制御する場合であっても、本実施の形態のサーボ制御装置50の制御周期は従来のサーボ制御装置10の制御周期より数10/4倍だけ速い。また、これによりサーボ制御装置50に必要となる電流制御用のLSIチップ数は少なくて済み、サーボ制御装置50のコストが低減する。
サーボ制御装置50の制御周期をさらに速くするためには、1つのLSIチップ、即ち、1つの電流制御演算器55が制御するサーボモータ20の数を減らし、若しくは、処理能力のより高いLSIチップを用いればよい。例えば、サーボモータ20ごとに1つの電流制御演算器55を設けた場合(図示せず)には、従来のサーボ制御装置10よりも数10倍速い制御周期が得られる。
ただし、サーボモータ20ごとに1つの電流制御演算器55を設けた場合や高処理能力の電流制御演算器55を設けた場合には、サーボ制御装置のコストが上昇する。よって、制御周期の速さとサーボ制御装置のコストとはトレードオフの関係にあり、これらは必要に応じて設計することができる。例えば、従来の制御周期の速さを維持しつつサーボ制御装置のコストを従来よりも低減させることは、サーボ制御装置に設けるLSIチップ数を減少させることで達成でき、若しくは、低価格かつ処理能力の低いLSIチップを従来と同数だけ設けても達成できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明による実施の形態に従ったサーボ制御装置およびサーボモータを模式的に示したブロック図。 論理演算部51の動作を示すタイミングチャート。 従来のサーボ制御装置およびサーボモータを模式的に示したブロック図。
符号の説明
11 位置制御部
12 速度制御部
15 インバータ
17 電流検出器
19 フィードバック回路
20 サーボモータ
21 位置検出器
50 サーボ制御装置
51 論理演算部
52 入力レジスタ
53 セレクタ
55 電流制御演算器
56 PWM発生器
58 電流FBレジスタ
59 内部データレジスタ

Claims (6)

  1. 制御対象を駆動させるため駆動部へ駆動電流を供給する電流供給部と、
    少なくとも前記駆動電流値を検出する第1の検出部と、
    前記制御対象を所望の位置へ移動させるために前記駆動部の駆動速度を制御する前記駆動電流を定めた電流指令を入力し、前記第1の検出部からフィードバックされた前記駆動電流値を入力し、前記駆動電流値に基づいて前記電流指令をディジタルロジック方式により補正して補正後の該電流指令を前記電流供給部へ出力する論理演算部とを備えたサーボ制御装置。
  2. 前記論理演算部は、
    前記電流指令を入力し保持する入力レジスタと、
    前記第1の検出部からフィードバックされた前記駆動電流値を入力し保持するフィードバック・レジスタと、
    前記入力レジスタからの前記電流指令および前記フィードバック・レジスタからの前記駆動電流値の差に基づいて前記電流指令を補正する電流制御演算器とを含むことを特徴とする請求項1に記載のサーボ制御装置。
  3. 前記駆動部は複数のサーボモータであり、
    前記電流供給部および前記第1の検出部は前記複数のサーボモータに対応して同数だけ設けられ、前記論理演算部は、
    前記複数のサーボモータのそれぞれに対応して設けられそれぞれの前記サーボモータの前記電流指令を入力し保持する入力レジスタと、
    前記複数のサーボモータのそれぞれに対応して設けられ前記第1の検出部からフィードバックされた前記駆動電流値を入力し保持するフィードバック・レジスタと、
    複数の前記入力レジスタからの前記電流指令および複数の前記フィードバック・レジスタからの前記駆動電流値のそれぞれの差に基づいて前記電流指令を時分割で補正する電流制御演算器とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサーボ制御装置。
  4. 前記電流供給器は、パルス幅変調信号によって制御されるインバータ回路であり、
    前記論理演算部は、前記インバータ回路と前記電流制御演算器との間に接続され、該電流制御演算器からの信号をパルス幅変調方式によりパルス幅変調信号に変調して前記インバータ回路へ出力するパルス波発生器をさらに有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のサーボ制御装置。
  5. 前記駆動部の位置に基づいて速度指令と電気角を出力する位置制御部と、
    前記駆動部の位置を検出する第2の検出器をさらに備え、
    前記論理演算部は、前記第2の検出器からフィードバックされた前記駆動部の位置に基づき前記位置制御部が算出した電気角と前記電流指令とを入力し、前記第1の検出部からフィードバックされた前記駆動電流値を入力し、前記駆動電流値および前記電気角に基づいて前記電流指令をディジタルロジック方式により補正して補正後の該電流指令を前記電流供給部へ出力することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のサーボ制御装置。
  6. 前記入力レジスタ、前記フィードバック・レジスタおよび前記電流制御演算器は1チップに組み込まれていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載のサーボ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8054028B2 (en) 2008-02-04 2011-11-08 Fanuc Ltd Servo motor control system
JP2012100422A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機

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