JP2003345443A - サーボ制御装置 - Google Patents
サーボ制御装置Info
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- JP2003345443A JP2003345443A JP2002154202A JP2002154202A JP2003345443A JP 2003345443 A JP2003345443 A JP 2003345443A JP 2002154202 A JP2002154202 A JP 2002154202A JP 2002154202 A JP2002154202 A JP 2002154202A JP 2003345443 A JP2003345443 A JP 2003345443A
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Abstract
ることができるようなサーボ制御装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 本発明は、サーボモータ21に接続され
て当該サーボモータ21を制御するサーボ制御装置10
である。サーボ制御装置10は、所定数のビット幅を有
するデジタルロジック回路11を備える。デジタルロジ
ック回路11は、少なくとも一対の並列演算回路11
a、11bを有している。
Description
続されて当該サーボモータを制御するサーボ制御装置に
関する。
て、位置制御、速度制御、電流制御が知られてい
る。
ックとの差分に基づいて、制御対象物を目的の位置に制
御できるように速度指令を発生させる制御である。
ックとの差分に基づいて、制御対象物を目的の速度に制
御できるように電流(トルク)指令を発生させる制御で
ある。
ックとの差分に基づいて、制御対象物を目的の電流値に
制御できるように電流ドライバを制御するものである。
サーボモータにおいては、電流ドライバは、通常PWM
(パルス幅変調)で制御されるインバータ装置である。
同期モータにおいては、前記電流制御のために、モータ
の磁極位置を演算に利用するための電気角も必要であ
る。
様が、CPU上で実行されるソフトウェア(アルゴリズ
ム)によって実現されている。
技術を説明するための概略ブロック図である。図4に示
すように、外部よりCPU51に電流指令(U相電流指
令及びW相電流指令)が与えられると、CPU51は、
予めソフトウェアで実現されたアルゴリズムに従って、
前記電流指令と電流検出器62a、62bから検出され
るモータ61の電流値との差分がゼロとなるように、P
WMインバータ52に対する指令値を演算する。PWM
インバータ52は、CPU51から送られる指令値に基
づいて、モータ61を回転させるための電力をモータ6
1に供給する。
す電流制御と略同様に実施され得る。速度制御を実施す
る場合には、電流制御と速度制御との両方が実施され、
位置制御を実施する場合には、電流制御と速度制御と位
置制御との全てが実施される。
制御において、位置制御、速度制御及び電流制御
の各制御周期(時間)については、>>なる関係
が必要である。なぜなら、速度を制御するにはトルク
(電流)より早い応答時間で制御しなければならず、同
様に、位置を制御するには速度より早い応答時間で制御
しなければならないからである。
であり、制御周期が短い程高い性能が実現できるもので
ある。現在一般的なサーボ制御装置の位置の制御周期
は、数100μsec周期から数msecのものが主流
である。
うCPU51は、制御のための演算を逐次処理するた
め、制御実行のために数100から数1000ステップ
の手順を実施しなければならない。このため、指令値が
入力されてから出力されるまでの時間(ターンアラウン
ドタイム)が、数10μsec以上かかるのが一般的で
ある。
御理論上のいわゆる無駄時間が削減され、制御ループに
おいてより高いゲインが設定でき、制御性が向上するこ
とが知られている。すなわち、ターンアラウンドタイム
が速いものほど、制御性能が高いと言える。
速度に依存する。しかし、処理速度の速いCPUは、価
格が高い。従って、の制御周期は、現在一般的に入手
できるCPUの性能から見て、>>なる関係か
ら、性能の限界に近い周期となっている。
たものであり、制御性能の向上とコストダウンとの両立
を図ることができるようなサーボ制御装置を提供するこ
とを目的とする。
に接続されて当該サーボモータを制御するサーボ制御装
置であって、所定数のビット幅を有するデジタルロジッ
ク回路を備え、前記デジタルロジック回路は、少なくと
も一対の並列演算回路を有していることを特徴とするサ
ーボ制御装置である。
御を実行するCPUの代わりに、専用ハードウェア回路
としてのデジタルロジック回路が制御を実行する。デジ
タルロジック回路は、汎用性に乏しく仕様変更が困難で
あるという不利もあるが、同じクロック周波数ならば、
CPUの数十倍のデータ処理能力を有し得る。従って、
高速な電流演算が可能となり、制御性能を顕著に向上す
ることができる。
性能のCPUを利用するよりも安価である。
該CPUが内蔵しているレジスタ長で決まるのに対し
て、デジタルロジック回路のビット幅は任意に決定でき
る。このため、各制御内容に最適なビット幅を選択する
ことができ、設計上の無駄が回避され、制御効率も向上
する。
も一対の並列演算回路を有しているために、演算時間を
短縮することができる。
ンバータを備え、前記デジタルロジック回路は、前記P
WMインバータを制御するためのPWMを発生するよう
になっている。
面を参照して説明する。
御装置10を示す概略ブロック図である。図1に示すよ
うに、サーボ制御装置10は、同期モータ21の電流制
御を行うべく、同期モータ21に接続されている。同期
モータ21には、当該モータ21の電流を検出する電流
検出器22a、22bが設けられている。
令(U相電流指令及びW相電流指令)が与えられるデジ
タルロジック回路11と、デジタルロジック回路11が
出力する指令値に基づいて同期モータ21を回転させる
ための電力を同期モータ21に供給するPWMインバー
タ12と、を備えている。
ク回路の構成(ロジック演算器の配列)として実現され
たアルゴリズムに従って、前記電流指令(指令値)と電
流検出器22a、22bから検出される同期モータ21
の電流値(フィードバック値)との差分がゼロとなるよ
うな指令値を、PWMインバータ12に対して出力する
ようになっている。
回路11により実現されている電流ループ制御を説明す
るための概略ブロック図である。図2に示すように、本
実施の形態のデジタルロジック回路11は、並列演算回
路である一対の電流制御器11a及び11bを有してい
る。
ック信号を12ビット分解能のA/Dコンバータ(図示
せず)にてデジタル化して利用するようになっている。
これに対応して、デジタルロジック回路11は、12ビ
ットのビット幅で設計、製造されている。
のLSI(大規模集積回路)で実現され得る。デジタル
ロジック回路11は、高性能のCPUを利用するよりも
安価に製造され得る。
の作用について説明する。
及びW相電流指令)が、デジタルロジック回路11に与
えられる。一方、同期モータ21の電流値(電流フィー
ドバック)が、電流検出器22a、22bからA/Dコ
ンバータ(図示せず)を介してデジタルロジック回路1
1に与えられる。
めロジック回路の構成(ロジック演算器の配列)として
実現されたアルゴリズムに従って、前記電流指令と電流
検出器22a、22bから検出される同期モータ21の
電流値との差分がゼロとなるような指令値を、PWMイ
ンバータ12に対して出力する。
ク回路11が出力する指令値に基づいて、同期モータ2
1を回転させるための電力を同期モータ21に供給す
る。
演算回路を有しているため、CPUを用いた逐次演算と
比べて、制御時間が短縮され得る。並列演算回路による
制御時間短縮の具体例について、図3を用いて説明す
る。
+B)+(C+D)の演算を実施する回路であって、
(A+B)の演算と(C+D)の演算とが並列に実施さ
れて、全体では2ステップの処理になっている。一方、
CPUによる逐次演算では、A+B→X、C+D→
Y、X+Y→出力、という3ステップが必要である。
つまり、並列演算回路を有するデジタルロジック回路1
1による制御演算のステップ数は、CPUによる逐次制
御演算のステップ数よりも、大幅に少なくなり得る。
合に速くても数10μsecであったのが、デジタルロ
ジック回路11の場合には数μsecとなり、すなわ
ち、ターンアラウンドタイムが短縮されて制御性能が向
上する。
路11は、12ビット分解能のA/Dコンバータに対応
して、12ビット幅で製造されているため、演算回路に
無駄が無い。CPUのレジスタ長は、通常は8ビットの
倍数であるため、CPUが12ビット分解能のA/Dコ
ンバータに対応するためには、変換後のデータを16ビ
ットで扱うことになってしまうが、このような無駄が回
避され、データ精度を任意に選択することが可能とな
る。更には、本実施の形態のデジタルロジック回路11
によれば、いわゆるオーバーフローの問題が発生するこ
とも、より確実に防止できる。
てなされたが、本発明は速度ループ制御及び位置ループ
制御等にも適用可能である。
ソフトウェアを用いて制御を実行するCPUの代わり
に、比較的安価な専用ハードウェア回路としてのデジタ
ルロジック回路が制御を実行することにより、より高速
な制御演算、特には電流演算、が低コストで実現可能と
なる。
回路のビット幅が任意に決定できるため、各制御内容に
最適なビット幅を選択することができ、設計上の無駄が
回避され、制御効率を向上することが可能である。
一対の並列演算回路を有している場合には、演算時間を
更に短縮することができる。
概略ブロック図である。
流ループ制御を説明するための概略ブロック図である。
いて示す図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】サーボモータに接続されて当該サーボモー
タを制御するサーボ制御装置であって、 所定数のビット幅を有するデジタルロジック回路を備
え、 前記デジタルロジック回路は、少なくとも一対の並列演
算回路を有していることを特徴とするサーボ制御装置。 - 【請求項2】更にPWMインバータを備え、 前記デジタルロジック回路は、前記PWMインバータを
制御するためのPWMを発生するようになっていること
を特徴とする請求項1に記載のサーボ制御装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002154202A JP2003345443A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | サーボ制御装置 |
US10/438,983 US7002315B2 (en) | 2002-05-28 | 2003-05-16 | Servo control device |
GB0312084A GB2391076B (en) | 2002-05-28 | 2003-05-27 | Servo control device |
DE10324036A DE10324036A1 (de) | 2002-05-28 | 2003-05-27 | Servoregelungsvorrichtung |
KR1020030033745A KR100548875B1 (ko) | 2002-05-28 | 2003-05-27 | 서보제어장치 |
CNB031378994A CN1273875C (zh) | 2002-05-28 | 2003-05-28 | 伺服控制装置 |
US11/271,969 US7541763B2 (en) | 2002-05-28 | 2005-11-14 | Servo control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002154202A JP2003345443A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | サーボ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003345443A true JP2003345443A (ja) | 2003-12-05 |
Family
ID=29771055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002154202A Pending JP2003345443A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | サーボ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003345443A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013094004A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Panasonic Corp | モータ駆動装置およびモータおよびそれを搭載した空気調整機 |
-
2002
- 2002-05-28 JP JP2002154202A patent/JP2003345443A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013094004A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Panasonic Corp | モータ駆動装置およびモータおよびそれを搭載した空気調整機 |
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