JP2007072903A - 図書管理方法、図書管理システムおよび図書管理装置 - Google Patents

図書管理方法、図書管理システムおよび図書管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 図書におけるページ単位もしくは分冊単位の管理を容易にする。
【解決手段】 固有の識別情報を記憶したICタグ(5)が装着されたページ及び/又は分冊を複数含んでなり、適宜前記ページ及び/又は前記分冊の差し替えが行われる図書(4)を、前記ICタグ(5)の識別情報を読み取るICタグリーダ(8a,8b)と前記ICタグリーダ(8a,8b)に接続された図書管理装置(2)とにより管理し、前記図書管理装置(2)は、前記ICタグリーダ(8a,8b)が読み取り送信した前記識別情報を受信すると、前記受信した識別情報を、前記図書のページ及び/又は分冊のレビジョンに関する情報を前記識別情報と対応付けて記憶したデータとを比較して、前記図書(4)の差し替え状況を把握することを特徴とする図書管理方法、図書管理システム、図書管理装置および図書管理プログラムを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ICタグを装着した図書の管理に係る図書管理システムにおける図書管理方法、図書管理装置における図書管理方法、図書管理システムおよび図書管理装置に関する。
近年、バーコード技術およびIC(Integrated Circuit)タグ技術の発展により、図書館、書籍流通ルートを対象とした書籍の所在を把握する技術が提供されている。
このような技術として、例えば、バーコード情報で位置情報を管理しておき、オペレータのリクエストに答え、保管される書棚の情報を提供する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、図書館内の書籍に非接触式ICチップを装着することによって、書籍のジャンル情報などを図書館利用者へ提供する技術も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、貸し出し図書の返却管理をICタグを用いて実施する技術も開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2005−096956号公報(第5〜7頁、図4・図5) 特開2005−004571号公報(第11〜18頁、図11〜図20) 特開2004−348585号公報(第7〜9頁、図3〜図6)
ところで、電力・電機などの一般産業における仕様書および図面などの設計図書は、頻繁に変更が加えられ、差し替えられる性質を持っている。そして、このような設計図書が差し替えられるとき、一般的にページ単位や分冊単位で差し替えられることが多い。
さらに、設計図書は、その役割上、施設内での移動が多い。このため、設計図書が施設内で分散している場合などの状況下では、レビジョン(改訂)変更にともなう設計図書の差替えが煩雑となり、該当ページでないものと差し替えてしまう誤差替え、設計図書の配置場所に関する認識不足によるページの差替え漏れが多くなるといった問題があった。
しかしながら、特許文献1から特許文献3に代表される図書管理システムは、製本された書籍を対象とし、図書館利用者もしくは販売店利用者への情報提供を目的としたものである。
従って、前記した特許文献1から特許文献3で開示されている技術は、設計図書のようなページ単位の管理に適用できないといった問題があった。
前記した課題を解決するために本発明は、図書におけるページ単位もしくは分冊単位の管理を容易にすることを目的とする。
固有の識別情報を記憶したICタグが装着されたページおよび/または分冊を複数含んでなり、適宜前記ページおよび/または前記分冊の差し替えが行われる図書を、前記ICタグの識別情報を読み取るICタグリーダと前記ICタグリーダに接続された図書管理装置とにより管理する図書管理方法、図書管理システムおよび図書管理装置であって、前記図書管理装置は、前記ICタグリーダが読み取り送信した前記識別情報を受信すると、前記受信した識別情報を、前記図書のページおよび/または分冊のレビジョンに関する情報を前記識別情報と対応付けて記憶したデータとを比較して、前記図書の差し替え状況を把握することを特徴とする図書管理方法、図書管理システムおよび図書管理装置を提供する。
本発明によれば、図書におけるページ単位もしくは分冊単位の管理が容易となる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて詳しく説明する。
[図書管理システムの構成]
図1は、第1実施形態に係る図書管理システムの構成の例を示した図である。
なお、第1実施形態および後記する第2実施形態において、請求項における図書は、前記した設計図書を指すものとする。
図1において、図書管理システム1は、図書マスタファイルの作成や図書登録計画ファイル(請求項1におけるデータ)の作成や照合などの処理を行う図書管理装置2、図書マスタファイルなどの保存を行う図書管理DB3、照合の要求や照合結果の表示などの処理を行う少なくとも1つの端末7、例えば施設内の各部屋などに分散して設置されているICタグリーダ8a,8b、設計図書4のページごとあるいは分冊ごとに装着され、ページID(あるいは、分冊IDに相当する図書番号:請求項1における識別情報)やレビジョンに関する情報などを保存しているICタグ5を含んで構成される。なお、ICタグリーダ8a,8bは、場所(部屋)ごとに付された番号である所在場所IDを格納している。
また、ICタグリーダ8a,8bは、部屋に1つではなく、部屋ごとに複数のICタグリーダ8a,8bを設置することも可能である。このようにすることで、ICタグリーダ8a,8bおよびICタグ5の更新漏れを防ぐことが可能となる。
また、ICタグリーダ8a,8bおよびネットワーク6の間に、以下のような機能を有するICタグリーダ制御装置を設置してもよい。
ここで、設置されるICタグリーダ制御装置は、ネットワークインターフェースとCPU(Central Processing Unit)によって構成された制御部を含み、制御部は、ICタグリーダ8a,8bの送受信動作を制御するとともに、ネットワークインターフェースを介してネットワーク6に対するデータの入出力を制御する。なお、ICタグリーダ制御装置は、複数のICタグリーダ8a,8bを制御することができる。従って、一つのICタグリーダ制御装置に複数のICタグリーダ8a,8bを接続しても構わない。
本実施形態では、図書管理装置2、端末7およびICタグリーダ8a,8bは、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク6を通じて接続しており、図書管理装置2と図書管理DB3とは、LAN(Local Area Network)を通じて接続しているとしたが、図書管理装置2、図書管理DB3およびICタグリーダ8a,8bがネットワーク6を介して、接続されていてもよい。
なお、本実施形態では、図書管理装置2と図書管理DB3とは、別体であるとしたが一体としてもよい。
そして、図書管理システム1は、ICタグ5をさらに含んで構成される。ここで、ICタグ5は、設計図書4のページごとまたは分冊ごとに装着され、ICタグリーダ8a,8bと無線通信を行う機能を有する。
図書管理装置2は、ワークステーションやパソコンなどのコンピュータであり、設計図書提供者が設計図書管理用に使用する端末7が接続される。
図書管理装置2は、一般の情報・演算処理装置であるCPUと、CPUが実行するプログラムを格納するとともに、そのプログラムの実行に際して作業用領域として用いられるメモリと、前記プログラムを記憶・保存するハードディスク記憶装置と、ネットワーク6に接続されるネットワークインターフェースとを少なくとも備えて構成される。
端末7は、少なくとも、キーボードやマウスなどの入力装置と、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置を備える。また、端末7は、必要に応じて、入力装置としてCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ装置などのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の読み取り装置を備える。
なお、端末7は、本実施形態では、ネットワーク6を介して接続しているが、これに限らずLANなどを利用して、図書管理装置に接続してもよい。
また、ICタグ5は、通常、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと送受信回路と制御回路とを含んで構成される。設計図書4の図書番号、レビジョンなどの情報は、その不揮発性メモリにあらかじめ記録される。ICタグ5は、ICタグリーダ8a,8bからの電波を受信すると、それに応答して、制御回路がその不揮発性メモリに格納されているデータを読み出し、送受信回路がその読み出されたデータをICタグリーダ8a,8bへ向けて送信する。
また、本実施形態におけるICタグ5は、電源を搭載せずICタグリーダ8a,8bからの電力を受けて、これを電源とするパッシブ型のICタグ5を用いているが、これに限らず、電源を搭載するアクティブ型のICタグ5を用いてもよい。
また、本実施形態では、ICタグ5に設けられているメモリは、書き換え可能としたが、書き換え不可能であってもよい。
ICタグリーダ8a,8bは、少なくとも送受信回路を含み、ICタグ5を起動する電波を発信し、ICタグ5から送信されるデータを受信する。
また、メモリを備え、ICタグリーダ8a,8bが所在する場所のIDである所在場所IDを保存する。
なお、ICタグリーダ8a,8bは、ハンディタイプのものでもよいし、例えば、保管棚などの上部に設置され、その下を通過する設計図書4に貼付されているICタグ5から送信されるデータを自動的に受信するタイプのものであってもよい。
実際、設計図書4の保管棚は同一区域内でも物理的に離れた場所に配置されるため、ある棚に付いているICタグリーダ8a,8bと、別の棚に付くICタグリーダ8a,8bは、同一区域内ならば、通常、一つのICタグリーダ制御装置に接続される。
図2は、第1実施形態に係る図書管理装置の構成の例を示すブロック図である。
図2において、図書管理装置2は、図書管理DB3、端末7およびICタグリーダ8a,8bの間で、各種の情報を送受信する送受信部201、各種の情報を入力する入力部202、図書登録計画ファイル(請求項1におけるデータ)を作成する図書登録計画ファイル作成部203、ICタグ5から送信されたICタグデータを基に、図書持込履歴ファイルを作成する図書持込履歴ファイル作成部204、検索条件などの情報を保存する記憶部205、検索条件の有無や図書持込履歴ファイルと図書登録計画ファイル間のデータの一致不一致の判定などを行う判定部206、検索条件などが指定されたときに、その検索条件などに適合する図書登録計画ファイルや図書持込履歴ファイルなどのデータを選定するフィルタリング処理部208を含んで構成される。
[設計図書の移動]
次に、図1および図2を参照しつつ、図3に沿って第1実施形態における設計図書4(ICタグ5)が部屋間を移動したときの処理の流れを示す。
図3は、第1実施形態における設計図書(ICタグ)が部屋間を移動したときの処理の流れを示すタイミングチャートである。
本実施形態では、図1に示すように、ICタグリーダ8a,8bは、施設内の2つの部屋に設置されているものとする。すなわち、部屋Aには、ICタグリーダ8aが設置されており、部屋Bには、ICタグリーダ8bが設置されている。そして、設計図書4は、当初部屋Aに所蔵されているものとする。
ここで、ICタグリーダ8aは、部屋Aの設計図書4が所蔵されている棚に設置されており、ICタグリーダ8bは、部屋Bの出入り口に設けられているものとする。
(図書マスタファイル入力、保存)
まず、端末7にすべての設計図書4に関する図書マスタファイルが入力される(S301)。なお、ここで、入力部202(図2参照)を介して、送受信部201に図書マスタファイルが入力されてもよい。
そして、端末7は、ネットワーク6を介して、入力された図書マスタファイルを図書管理装置2に送信する(S302)。
さらに、送受信部201は、図書管理DB3に前記した図書マスタファイルを送信する(S303)。
図書マスタファイルを送信された図書管理DB3は、送信された図書マスタファイルを保存する(S304)。
[図書マスタファイルのフォーマット]
ここで、図5を参照して、図書マスタファイルの説明を行う。
図5は、図書マスタファイル、図書登録計画ファイル、図書持込履歴ファイル、ICタグデータのフォーマットおよびそれらの関係を示す図である。
図書マスタファイルは、設計図書4のページごとに付されたIDであるページID、分冊ごとに付された番号である図書番号、ICタグ5が装着されているページのページ数であるページ番号、該当する設計図書4の版番号であるレビジョン、設計図書4の所在場所を示すIDである所在場所ID、設計図書4の更新日時、更新を行った更新者、設計図書4を作成した制作会社、設計図書4の名称である図書名称、設計図書4が出荷した日時である出荷日時、設計図書4の概要である図書概要、設計図書4の製造番号、設計図書が受注された番号である受注番号、設計図書4の納入先、設計図書4がコンピュータで装荷される場合のコンピュータの機種の名称である機種名称、設計図書4が紙で保管されているか、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)などの記録媒体で保管されているかを示す媒体種類、設計図書4がプログラムの場合、そのソフトウェアの形式などのデータが含まれている。
(ICタグデータ入力)
図3の説明に戻る。
次に、図示しないICタグ入力装置を介して、ICタグデータがICタグ5に入力される(S305)。
[ICタグデータのフォーマット]
ここで、図5を参照して、ICタグデータの説明を行う。
ICタグデータは、ページID、図書番号、ページ番号、レビジョン、出荷日時および納入先を含んで構成されるが、これらは、図書マスタファイルのそれらと同様のデータである。
(設計図書移動:ICタグ側)
図3の説明に戻る。
次に、設計図書4(ICタグ5)が、例えば所蔵されている部屋Aの棚から移動されたとする。そのとき、棚に設置されているICタグリーダ8aの交信領域内を設計図書4(ICタグ5)が移動すると、ICタグリーダ8aから発信されている電波をICタグ5が受信し、ICタグ5が起動する(図示せず)。なお、ICタグリーダ8a,8bの交信領域内にICタグ5が存在するとき、ICタグリーダ8a,8bから発信される電波を受信することによって、ICタグ5が起動するが、このステップは、以下の記載において省略することとする。
起動したICタグ5は、自身に格納されているICタグデータをICタグリーダ8aに送信する(S306)。
そして、ICタグデータを送信されたICタグリーダ8aは、ICタグデータと、自身が格納している所在場所IDをペアの情報とし、ネットワーク6を介して、送受信部201へ送信する(S307)。
(設計図書移動:図書管理装置側)
ICタグデータと所在場所IDとを受信した送受信部201は、受信したICタグデータと所在場所IDとを図書持込履歴ファイル作成部204に送り、図書持込履歴ファイル作成部204は、これらを基に図書持込履歴ファイルを作成する(S308)。
次に、図書持込履歴ファイル作成部204は、作成した図書持込履歴ファイルを送受信部201に送り、送受信部201は、作成した図書持込履歴ファイルを図書管理DB3に送信し(S309)、図書管理DB3は、送信された図書持込履歴ファイルを保存する(S310)。
[図書持込履歴ファイルのフォーマット]
ここで、図5を参照して、図書持込履歴ファイルの説明を行う。
図書持込履歴ファイルは、ページID、図書番号、ページ番号、レビジョン、所在場所ID、出荷日時および納入先を含んで構成されるが、これらは、図書マスタファイルのそれらと同様のデータである。
図5に示すように、図書持込履歴ファイルはICタグデータを基に作成され、ICタグデータとは、所在場所IDが格納されている点が異なる。
(設計図書の差替え)
図3の説明に戻る。
なお、ステップS310の後、設計図書4の差替えを行うことも可能である。
ここで、設計図書4のページの差替えが行われた場合の処理の説明を行う。
まず、設計図書4のページの差替えが行われることによって、設計図書4のページに装着されているICタグ5がページごと交換される。そして、交換に伴ってICタグ5に格納されている設計図書4のレビジョンの情報が変更される(S311)。交換した新しいICタグ5には、図示しないICタグ入力装置によって、該当する設計図書4の(ページに関する)図書持込履歴ファイルが予め入力されている。
そして、端末7に変更されたレビジョンの情報を含む新たな図書マスタファイルが入力される処理が、ステップS311の処理と並行して行われる(S312)。
次に、端末7は、ネットワーク6を介して、入力された新たな図書マスタファイルを送受信部201に送信し(S313)、送受信部201は、受信した図書マスタファイルを図書管理DB3に送信する(S314)。
そして、図書管理DB3は、送信された図書マスタファイルを保存することで、図書マスタファイルを更新する(S315)。
なお、本実施形態では、ページ単位の差し替えが行われた場合について、説明しているが、分冊単位の差替えが行われた場合も同様の処理を行う。
また、本実施形態では、ステップS311からステップS315の処理を、ステップS310の後に行っているが、これに限らず、例えばステップS320の処理の後に行ってもよい。
(設計図書移動)
再び、設計図書4の移動の処理の説明に戻る。
次に、例えば設計図書4が、部屋Aから部屋Bに移動したとする。すると、設計図書4は、例えば部屋Bの入り口に設置されているICタグリーダ8bの交信領域内を通過する。このとき、ICタグ5が起動し、起動したICタグ5は、自身に格納されているICタグデータをICタグリーダ8bへ送信する(S316)。なお、このときのICタグデータは、ステップS311においてレビジョンの情報が変更されたICタグデータである。
以下、ステップS317からステップS319は、ステップS307からステップS309と同様であるので、説明を省略する。
なお、ステップS320では、図書管理DB3が、送信された図書持込履歴ファイルを保存することによって、該当するICタグ5(設計図書4)の図書持込履歴ファイルを更新する。
なお、設計図書4(ICタグ5)が部屋Bから部屋Aに戻るときも、同様の処理を行う。
[照合]
次に、図1を参照しつつ、図4に沿って第1実施形態における設計図書4の照合の処理を説明する。
図4は、第1実施形態における設計図書の照合の処理の流れを説明するフローである。
なお、この処理は、図3のステップS320の後に行われる。
(検索条件の入力)
まず、端末7に納入先の社名など、照合を絞り込むための検索条件が入力される(S401)。なお、ここで検索条件を入力しないことも可能である。
そして、端末7に入力された検索条件および検索条件の種類が、ネットワーク6を介して送受信部201に送信される(S402)。ここで、検索条件の種類とは、例えば納入先や図書番号などであり、検索条件とは、納入先の社名や具体的な図書番号である。検索条件の入力は、ステップS401において、端末7に検索条件が入力された際に行われる。これらのデータは、後記するフィルタリングの処理において用いる。なお、ステップS401において、検索条件が入力されなかった場合は、何も送信しなくてもよいし、検索条件が入力されなかった旨を送信してもよい。
そして、送受信部201は、受信した検索条件および検索条件の種類を記憶部205に送り、記憶部205は、送信された検索条件と検索条件の種類とを保存する(S403)。ここで、ステップS401において、検索条件および検索条件の種類が入力されなかった場合、ステップS403において記憶部205は、何も保存しない処理を行う。
(図書マスタファイルと図書持込履歴ファイルの取得)
次に、送受信部201は、図書マスタファイルと図書持込履歴ファイル取得要求信号を図書管理DB3に送信することで、設計図書4に関する図書マスタファイルと図書持込履歴ファイル取得を図書管理DB3に要求する(S404)。
図書マスタファイルと図書持込履歴ファイル取得を要求された図書管理DB3は、保存していたすべての図書マスタファイルと図書持込履歴ファイルとを送受信部201に送信することによって、送受信部201は、図書管理DB3に保存されていたすべての図書マスタファイルと図書持込履歴ファイルとを取得する(S405)。
(図書登録計画ファイルの作成)
次に、送受信部201は、取得した図書マスタファイルを図書登録計画ファイル作成部203に送り、図書登録計画ファイル作成部203は、送られた図書マスタファイルを基に、すべての設計図書4の図書登録計画ファイルを作成する(S406)。
[図書登録計画ファイルのフォーマット]
ここで、図5を参照して、図書登録計画ファイルの説明を行う。
図書登録計画ファイルは、ページID、図書番号、ページ番号、レビジョン、所在場所、出荷日時および納入先を含んで構成されるが、これらは、図書マスタファイルのそれらと同様のデータである。
図5に示すように、図書登録計画ファイルは、図書マスタファイルを基に作成され、その内容は、前記した図書持込履歴ファイルと同じである。これは、図5に示すように図書登録計画ファイルが図書持込履歴ファイルと比較することに用いられるためである。
(フィルタリング・照合処理)
ここで、判定部206およびフィルタリング処理部208は、検索条件による図書持込履歴ファイルおよび図書登録履歴ファイルに対しフィルタリング処理を行う(S407)。フィルタリングの処理の詳細は、図6を参照して後記する。
そして、判定部206および不一致一覧データ作成部207は、照合処理を行う(S408)。照合の処理の詳細は、図6を参照して後記する。
不一致一覧データ作成部は、照合結果を送受信部201に送り、送受信部201は、端末7に照合結果を送信する(S409)。
照合結果を送信された端末7は、照合結果を表示する(S410)。
なお、本実施形態では、ステップS407のフィルタリング処理を、ステップS401の図書登録計画ファイルの作成処理の後に行っているが、例えばステップS403の直後に行うことも可能である。この場合、ステップS404では、図書マスタファイルと図書持込履歴ファイル取得要求信号とともに、検索条件と検索条件の種類が図書管理DBに送信され、図書管理DB3において、これらの条件に適合する図書マスタファイルと図書持込履歴ファイルとが選定されて、選定された図書マスタファイルと図書持込履歴ファイルを図書管理DB3が図書管理装置2に送信することも可能である。
また、本実施形態では、図4の処理は、図3のステップS320の処理の後に行われているが、図3のステップS304、ステップS310およびステップS315の処理の直後に行うことも可能である。
[図書管理装置の処理]
次に、図1および図2を参照しつつ、図6を参照して第1実施形態におけるフィルタリングおよび照合の処理の説明をする。
図6は、第1実施形態におけるフィルタリングおよび照合の処理の流れを示すフローである。
(フィルタリングの処理)
まず、判定部206が記憶部205を検索し、記憶部205に検索条件と検索条件の種類が保存されているか否かを判定する(S601)。
判定の結果、記憶部205に検索条件と検索条件の種類が保存されていた場合(S601→Yes)、フィルタリング処理部208が、検索条件と検索条件の種類とを記憶部205から取得し、ステップS602へ処理を進める。
ステップS602では、検索条件を基に、フィルタリング処理部208が図書持込履歴ファイルと図書登録計画ファイルとのデータを選定する。具体的には、検索条件の種類(例えば、納入先など)から、図書持込履歴ファイルと図書登録計画ファイルのフィールドを比較する。例えば、検索条件の種類として、納入先が指定されていれば、図書持込履歴ファイルおよび図書登録計画ファイルの納入先のフィールドを検索することになる。そして、指定されたフィールド内を検索し、検索条件と合致するデータを選定する。
また、図4のステップS403において、端末7から検索条件と検索条件の種類が何も送信されてこなかった場合、記憶部205に検索条件と検索条件の種類が保存されていないので、ステップS601の判定は、Noとなり、ステップS603へと処理を進めることとなる。
なお、図6におけるステップS601およびステップS602は、図4におけるステップS407のフィルタリング処理に相当する。
(照合処理)
次に、判定部206は、フィルタリング処理の結果、残った図書持込履歴ファイルと図書登録計画ファイルに対して(フィルタリング処理が行われなかった場合、すべての図書持込履歴ファイルと図書登録計画ファイルに対して)、図書持込履歴ファイルと図書登録計画ファイルの各フィールドごとのデータの比較を行い、すべてのフィールドにおいてデータが一致しているか否かを判定する(S603)。つまり、すべてのページについて比較を行う。
ステップS615で、すべてのデータが一致していると判定された場合(S603→一致)、判定部206は、保持しているすべての図書登録計画ファイルを送受信部201に送り、送受信部201は、送られたすべての図書登録計画ファイルを端末7に送信する(S604)。
なお、本実施形態では、ステップS604において、すべての図書登録計画ファイルを端末7に送るとしたが、これに限らず、すべてのデータが一致している旨を端末7に送信してもよい。
ステップS603において、図書持込履歴ファイルと図書登録計画ファイルの間で、一致していないデータがあると判定された場合(S603→不一致)、不一致一覧データ作成部207が、判定結果と図書登録計画ファイルとを基に、不一致一覧データを作成する(S605)。また、不一致一覧データは、図書マスタファイルや図書持込履歴ファイルを基に作成してもよい。
そして、作成された不一致一覧データは、送受信部201に送られ、送受信部201は、送られた不一致一覧データを端末7に送信する(S606)。作成された不一致一覧データのフォーマットは、図7を参照して後記する。
レビジョンが変更された場合、図3のステップS312からステップS315の処理において更新された図書マスタファイルを基に作成された図書登録計画ファイルと、実際のICタグ5から送信されたICタグデータを基に作成された図書持込履歴ファイルとが比較される。よって、図書マスタファイルのレビジョンと、ICタグデータのレビジョンとの間に、不一致が生じているとき、ステップS603において、判定部206は、不一致と判定する。
なお、ステップS603およびステップS605は、図4のステップS408の照合の処理に相当する処理である。
また、ステップS604におけるすべての図書登録計画ファイルと、ステップS606における不一致一覧データは、図4のステップS409における照合結果に相当する。
図7は、図書管理装置から送られた不一致一覧データを、端末が表示したときの画面例を示した図である。
図7で、画面は、図書情報ウィンドウ701を含んで構成されており、画面上部には、検索のための検索Keyとして、納入先702、図書番号703、図書名称704、保管場所705およびソフトウェア形式706の入力欄によって構成されている。ユーザは、これらの入力欄に検索条件を入力することにより、照合における検索条件を入力することができる(図4のステップS401)。例えば、納入先としてA社を検索条件とした場合、図書持込履歴ファイルおよび図書登録計画ファイルの納入先がA社となっている設計図書4に関するフィルタリング処理(図4のステップS407:図6のステップS601およびステップS602)が行われる。なお、これらの入力欄702から706に何も入力されなかった場合、全データに関して照合が行われる。
707は、照合結果を表示する表であり、照合結果の通し番号であるNo.、ページID、ページ番号、図書番号、図書名称、レビジョン、所在場所、媒体種類および照合結果を含んでなる。このうち、ページID、図書番号、ページ番号、レビジョン、所在場所および媒体種類は、図5を参照して、前記したそれらと同様のデータである。照合結果は、図書登録計画ファイルと図書持込履歴ファイルの間の不一致が、データのどのフィールドにおいて発生したかを表示する。なお、図6のステップS605で作成される不一致一覧データのフォーマットは、表707と同様の形をしている。
なお、表707中に表示されているデータの中で、レビジョンおよび所在場所のフィールドに表示されているデータのように、かっこが付属しているデータに関しては、かっこ外のデータが図書持込履歴ファイルに保存されているデータ(すなわち、現時点における実際のレビジョンなど)であり、かっこ内のデータは図書登録計画ファイル(すなわち、現時点において、そうなっているはずのレビジョンなど)である。
例えば、No.1、ページID***1の設計図書のページは、レビジョンのフィールドにおいて、「2(3)」と表示されている。これは、図書持込履歴ファイルではレビジョンが「2」と記録されており、図書登録計画ファイルではレビジョンが「3」と記録されていることを示している。すなわち、この設計図書は、本来ならレビジョンが「3」であるべきだが、実際はレビジョンが「2」のままであることを示している。つまり、このページに関して、差替え忘れが生じていることが分かる。
同様に、No.2、ページID***8の設計図書のページは、レビジョンのフィールドにおいて、かっこ外とかっこ内の数値が一致しているが、所在場所のフィールドにおいて、かっこ外とかっこ内の数値が一致していない。これより、図書番号1234の設計図書における3ページ目は、レビジョンに関しては、予定通り変更されているが、本来事務所にあるはずのこのページは、誰かが設計図書を分散させた後、図書室にこのページを忘れた可能性があることが分かる。
そして、No.3、ページID**90の設計図書のページは、レビジョンのフィールドおよび所在場所において、不一致が生じている。これより、レビジョンの変更がなされていないこと、および図書室にあるはずのこのページが、現在事務室に所在していることを示している。
さらに、No.4、ページID5000の設計図書は、媒体種類が図面データであることから、この設計図書は、例えばCD−ROMに収められたCADデータなどであることが分かる。そして、この設計図書は、レビジョンのフィールドにおいて、不一致が生じていることから、レビジョンの変更がなされていないことが分かる。つまり、このCD−ROMは、交換を忘れていることが分かる。
このような表707を表示することで、ユーザは現在あるべきレビジョンや所在場所(すなわち、かっこ内のデータ)と、実際の設計図書4に関するデータ(すなわち、かっこ外のデータ)とを、比較することができ、どのような不一致が生じているかを容易に把握することができる。
画面例の下部は、不一致表示ボタン708、全データ表示ボタン709、図書登録計画ファイル表示ボタン710、図書持込履歴ファイル表示ボタン711および終了ボタン712を含んで構成されている。
不一致表示ボタン708を画面上で選択した場合、端末7は、表707のような照合結果を表示する。
全データ表示ボタン709を選択すると、不一致が生じているデータも生じていないデータもすべて表示する。なお、このとき、端末7は、図書管理装置2に、すべてのデータを要求し、要求された図書管理装置2は、すべての設計図書に関する図書マスタファイルを図書管理DB3から取得して、取得した図書マスタファイルを端末7に送信する。そして、図書マスタファイルを受信した端末7は、受信した図書マスタファイルを表示してもよい。また、すべての設計図書に関する図書マスタファイルの表示に限らず、図書管理装置2が自身に保存されているすべての図書登録計画ファイルや図書持込履歴ファイルを端末7に送信し、図書登録計画ファイルを受信した端末7が、受信した図書登録計画ファイルを表示してもよい。
また、図7の図書情報ウィンドウ701に照合結果が表示されている状態で、照合結果のレコードの1つを選択し図書登録計画ファイル表示ボタン710を選択すると、端末7は、図書管理装置2に選択された照合結果のページIDを送信し、ページIDを受信した図書管理装置2は該当する図書登録計画ファイルを端末7に送信する。そして、端末7が、受信した図書登録計画ファイルを表示することで、図書登録計画ファイルに登録されているレコード、「ページID」、「図書番号」、「ページ番号」、「レビジョン」、「所在場所」、「更新日時」、「更新者」、「製作会社」、「図書名称」、「出荷日時」、「図書概要」、「製造番号」、「受注番号」、「納入先」、「機種名称」、「媒体種類」および「ソフトウェアの形式」がすべて表示される。
また、図7の図書情報ウィンドウ701に照合結果が表示されている状態で、照合結果のレコードの1つを選択し図書持込履歴ファイル表示ボタン711を選択すると、端末7は、前記した図書登録計画ファイル表示ボタン710を選択したときと、同じ手順で図書持込履歴ファイルを受信し、図書持込履歴ファイルに登録されている各レコードを表示する。
そして、終了ボタン712を選択すると、図書情報ウィンドウ701が端末7の表示画面から消え、処理が終了する。
[第2実施形態]
また、第1実施形態では、図書マスタファイルを作成、利用したが、これに限らず図書マスタファイルを作成しなくてもよい。
なお、本実施形態の基本的な処理は、前記した第1実施形態と共通するため、共通する要素および処理については、同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態に特徴的な要素および処理について説明することとする。
図8は、第2実施形態に係る図書管理装置の構成の例を示すブロック図である。
図2に示す第1実施形態に係る図書管理装置と異なる点は、図書登録計画ファイル作成部203が存在しないことである。
図1および図3を参照しつつ、図9を参照して第2実施形態に係る図書管理システム1の処理を説明する。
図9は、第2実施形態に係る図書管理システムの処理の流れを示すタイミングチャートである。
(図書登録計画ファイル入力)
まず、端末7にすべての設計図書4に関する図書登録計画ファイル(請求項における「図書ファイル」)が入力される(S901)。
そして、端末7は、入力された図書登録計画ファイルを送受信部201に送信し(S902)、送受信部201は、図書管理DB3に受信した図書登録計画ファイルを送信する(S903)。
図書登録計画ファイルを送信された図書管理DB3は、送信された図書登録計画ファイルを保存する(S904)。
(設計図書の差替え)
そして、設計図書4の差替えが行われることによって、設計図書4に装着されているICタグ5が交換され、設計図書4のレビジョンが変更される(S311)と、端末7に変更されたレビジョンの情報を含む新たな図書登録計画ファイルが入力される処理が、ステップS311と並行して行われる(S912)。
そして、端末7は、入力された新たな図書登録計画ファイルを送受信部201に送信し(S913)、送受信部201は、受信した図書登録計画ファイルを図書管理DB3に送信する(S914)。
そして、図書管理DB3は、送信された図書登録計画ファイルを保存することで、図書登録計画ファイルを更新する(S915)。
次に、図1および図3を参照しつつ、図10を参照して第2実施形態に係る図書管理システム1の処理を説明する。
図10は、第2実施形態に係る図書管理システムの処理の流れを示すタイミングチャートである。
(図書登録計画ファイルと図書持込履歴ファイルの取得)
記憶部205が、検索条件と検索条件の種類を保存した(S403)後、送受信部201は、図書登録計画ファイルと図書持込履歴ファイル取得要求信号を図書管理DB3に送信することで、設計図書4に関する図書登録計画ファイルと図書持込履歴ファイル取得を要求する(S1004)。
図書登録計画ファイルと図書持込履歴ファイル取得を要求された図書管理DB3が、保存していたすべての図書登録計画ファイルと図書持込履歴ファイルとを送受信部201に送信することによって、送受信部201は、図書管理DB3に保存されていたすべての図書登録計画ファイルと図書持込履歴ファイルとを取得する(S1005)。
また、図4のステップS406の図書登録計画ファイルの作成に関する処理が本実施形態では実行されない。
なお、ステップS407のフィルタリング処理およびステップS408の照合処理は、図6を参照して前記した通りである。
なお、図2および図8に示す送受信部201、入力部202、図書登録計画ファイル作成部203、図書持込履歴ファイル作成部204、記憶部205、判定部206、不一致一覧データ作成部207およびフィルタリング処理部208のそれぞれが有する機能は、図書管理装置2が、メモリに記録されたプログラムを逐次読み出し、実行することで実現されるものである。なお、前記したプログラムの中にはOS(Operating System)、あるいは通信回線を介してダウンロードされるプログラムデータも含まれるものとする。
なお、第1および第2実施形態では、請求項における図書を設計図書としたが、これに限らず、法律書、ファイル形式の図書など、ページごとの差替えが容易な図書でもよい。
また、第1および第2実施形態では、ICタグリーダ8a,8bの位置管理の手段として、所在場所IDを用いたが、これに限らず、例えばICタグリーダ8a,8bが接続されているポート番号などを基に、位置管理してもよい。また、所在場所IDといったように、特別のIDを用いなくとも、ICタグリーダIDと所在場所を、図書管理装置2側で対応付けて記憶しておき、送信されてくるICタグリーダIDから設計図書4(ICタグ5)の所在場所を割り出してもよい。
以上、第1および第2実施形態においては、ICタグリーダ8a,8bは、各設計図書4に装着されたICタグ5のデータを読み取り、それをリアルタイムで、図書管理装置2へ送信するので、図書管理装置2は、現況での設計図書のデータである図書持込履歴ファイルを容易に作成することができる。また、端末7から入力される図書マスタファイルに基づき、図書登録計画ファイルを作成するか、端末7から図書登録計画ファイルを入力する。そして、図書持込履歴ファイルを図書登録計画ファイルと比較し、そのレビジョン、所在場所の不一致などを求め、その結果を図書番号、媒体種類などと共に照合結果として端末7に表示する。その表示により、設計図書4の提供者、設計図書4を受け取った側の設計図書管理者は、設計図書4の差替え忘れや、誤差替えなどを、容易にかつ速やかに認知することができる。
第1実施形態に係る図書管理システムの構成の例を示した図である。 第1実施形態に係る図書管理装置の構成の例を示すブロック図である。 第1実施形態における設計図書(ICタグ)が部屋間を移動したときの処理の流れを示すタイミングチャートである。 第1実施形態における設計図書の照合の処理の流れを説明するフローである。 図書マスタファイル、図書登録計画ファイル、図書持込履歴ファイル、ICタグデータのフォーマットおよびそれらの関係を示す図である。 第1実施形態におけるフィルタリングおよび照合の処理の流れを示すフローである。 図書管理装置から送られた不一致一覧データを、端末が表示したときの画面例を示した図である。 第2実施形態に係る図書管理装置の構成の例を示すブロック図である。 第2実施形態に係る図書管理システムの処理の流れを示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係る図書管理システムの処理の流れを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 図書管理システム
2 図書管理装置
3 図書管理DB
4 設計図書
5 ICタグ
6 ネットワーク
7 端末
201 送受信部
202 入力部
203 図書登録計画ファイル作成部
204 図書持込履歴ファイル作成部
205 記憶部
206 判定部
207 不一致一覧データ作成部
208 フィルタリング処理部

Claims (13)

  1. 固有の識別情報を記憶したICタグが装着されたページおよび/または分冊を複数含んでなり、適宜前記ページおよび/または前記分冊の差し替えが行われる図書を、前記ICタグの識別情報を読み取るICタグリーダと前記ICタグリーダに接続された図書管理装置とにより管理する図書管理方法であって、
    前記図書管理装置は、
    前記ICタグリーダが読み取り送信した前記識別情報を受信すると、
    前記受信した識別情報を、前記図書のページおよび/または分冊のレビジョンに関する情報を前記識別情報と対応付けて記憶したデータとを比較して、前記図書の差し替え状況を把握すること
    を特徴とする図書管理方法。
  2. 少なくともレビジョンの情報を含むICタグデータを格納し、適宜ページおよび/または分冊の差し替えが行われる図書の前記ページおよび/または前記分冊ごとに装着されているICタグ、前記ICタグからの電波を受信するICタグリーダおよび少なくともレビジョンの情報を含む図書登録計画ファイルを予め格納し、情報を処理する図書管理装置を含んで構成される図書管理システムにおける図書管理方法であって、
    前記ICタグが、前記ICタグリーダの交信領域内に存在するとき、前記ICタグは、自身に格納されている前記ICタグデータを前記ICタグリーダに送信し、
    前記ICタグデータを送信された前記ICタグリーダが、前記ICタグデータを、前記図書管理装置へ送信し、
    前記ICタグデータを受信した前記図書管理装置が、受信した前記ICタグデータを基に、少なくともレビジョンの情報を含む図書持込履歴ファイルを作成し、
    前記図書管理装置が、前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルとを比較することによって、前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルのすべてのデータが一致しているか否かを判定し、
    前記判定の結果、前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルの間で、一致していないデータがあると判定された場合、前記図書管理装置が、少なくとも前記図書持込履歴ファイルまたは前記図書登録計画ファイルを基に、不一致一覧データを作成する
    ことを特徴とする図書管理方法。
  3. 前記図書管理装置が、少なくともレビジョンの情報を含む図書マスタファイルを予め格納し、
    前記図書管理装置が、前記図書マスタファイルから前記図書登録計画ファイルを作成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の図書管理方法。
  4. 前記ICタグリーダは、位置管理されており、この位置管理されたICタグリーダにより、前記図書の所在場所が管理されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の図書管理方法。
  5. 少なくともレビジョンの情報を含むICタグデータを格納し、適宜ページおよび/または分冊の差し替えが行われる図書の前記ページおよび/または前記分冊ごとに装着されているICタグ、前記ICタグからの電波を受信するICタグリーダおよび情報を処理する図書管理装置を含んで構成される図書管理システムの図書管理装置における図書管理方法であって、
    前記図書管理装置は、
    各種の情報の送受信を行う送受信部、図書持込履歴ファイルを作成する図書持込履歴ファイル作成部、予め少なくともレビジョンの情報を含む図書登録計画ファイルを登録され、各種の判定を行う判定部および不一致一覧データを作成する不一致一覧データ作成部を含んで構成しており、
    前記送受信部が、前記ICタグデータを送信された前記ICタグリーダから、前記ICタグデータを受信し、
    前記ICタグデータを受信した前記図書管理装置は、受信した前記ICタグデータを基に、少なくともレビジョンの情報を含む図書持込履歴ファイルを作成し、
    前記判定部が、前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルとを比較することによって、前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルのすべてのデータが一致しているか否かを判定し、
    前記判定の結果、前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルの間で、一致していないデータがあると判定された場合、前記不一致一覧データ作成部が、少なくとも前記図書持込履歴ファイルまたは前記図書登録計画ファイルを基に、不一致一覧データを作成する
    ことを特徴とする図書管理方法。
  6. 前記図書管理装置は、
    レビジョンの情報を含む図書マスタファイルを予め格納し、図書登録計画ファイルを作成する図書登録計画ファイル作成部をさらに含み、
    前記図書登録計画ファイル作成部が、前記図書マスタファイルから前記図書登録計画ファイルを作成し、作成した図書登録計画ファイルを判定部に送る
    ことを特徴とする請求項5に記載の図書管理方法。
  7. 前記ICタグリーダは、位置管理されており、この位置管理されたICタグリーダにより、前記図書の所在場所が管理されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の図書管理方法。
  8. 少なくともレビジョンの情報を含むICタグデータを格納し、適宜ページおよび/または分冊の差し替えが行われる図書の前記ページおよび/または前記分冊ごとに装着されているICタグ、前記ICタグからの電波を受信するICタグリーダおよび少なくともレビジョンの情報を含む図書登録計画ファイルを予め格納し、情報を処理する図書管理装置を含んで構成される図書管理システムであって、
    前記ICタグは、
    自身が前記ICタグリーダの交信領域内に存在するとき、自身に格納されている前記ICタグデータを前記ICタグリーダに送信する機能を有し、
    前記ICタグリーダは、
    前記ICタグデータを、前記図書管理装置へ送信する機能を有し、
    前記図書管理装置は、
    受信した前記ICタグデータを基に、少なくともレビジョンの情報を含む図書持込履歴ファイルを作成する機能と、
    前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルとを比較することによって、前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルのすべてのデータが一致しているか否かを判定する機能と、
    前記判定の結果、前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルの間で、一致していないデータがあると判定された場合、少なくとも前記図書持込履歴ファイルまたは前記図書登録計画ファイルを基に、不一致一覧データを作成する機能と
    を有することを特徴とする図書管理システム。
  9. 前記図書管理装置は、レビジョンの情報を含む図書マスタファイルを予め格納し、前記図書マスタファイルから前記図書登録計画ファイルを作成する機能を、
    さらに有することを特徴とする請求項8に記載の図書管理システム。
  10. 前記ICタグリーダは、位置管理されており、この位置管理されたICタグリーダにより、前記図書の所在場所が管理されることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の図書管理システム。
  11. 少なくともレビジョンの情報を含むICタグデータを格納し、適宜ページおよび/または分冊の差し替えが行われる図書の前記ページおよび/または前記分冊ごとに装着されているICタグ、前記ICタグからの電波を受信するICタグリーダおよび情報を処理する図書管理装置を含んで構成される図書管理システムの図書管理装置であって、
    前記図書管理装置は、
    各種の情報の送受信を行う送受信部、図書持込履歴ファイルを作成する図書持込履歴ファイル作成部、予め少なくともレビジョンの情報を含む図書登録計画ファイルを登録され、各種の判定を行う判定部および不一致一覧データを作成する不一致一覧データ作成部を含んで構成しており、
    前記送受信部は、
    前記ICタグリーダから、前記ICタグデータを受信する機能を有し、
    前記図書持込履歴ファイル作成部は、
    受信した前記ICタグデータを基に、少なくともレビジョンの情報を含む図書持込履歴ファイルを作成する機能を有し、
    前記判定部は、
    前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルとを比較することによって、前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルのすべてのデータが一致しているか否かを判定する機能を有し、
    前記不一致一覧データ作成部は、
    前記判定の結果、前記図書持込履歴ファイルと前記図書登録計画ファイルの間で、一致していないデータがあると判定された場合、少なくとも前記図書持込履歴ファイルまたは前記図書登録計画ファイルを基に、不一致一覧データを作成する機能を
    有することを特徴とする図書管理装置。
  12. 前記図書管理装置は、
    図書登録計画ファイル作成部を、さらに含み、
    前記図書登録計画ファイルは、
    レビジョンの情報を含む図書マスタファイルを予め格納し前記図書マスタファイルから前記図書登録計画ファイルを作成し、作成した図書登録計画ファイルを判定部に送る機能を、
    有することを特徴とする請求項11に記載の図書管理装置。
  13. 前記ICタグリーダは、位置管理されており、この位置管理されたICタグリーダにより、前記図書の所在場所が管理されることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の図書管理装置。
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