JP2007071337A - レンジ検出装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シフトレンジを高精度で検出可能なレンジ検出装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 軸方向に移動して自動変速機12のシフトレンジを切り替える非磁性のスプール15に設けられている磁気発生手段24と、磁気発生手段24の磁気を検出する磁気センサ(固定部25内)と、磁気センサの検出信号に基づいてスプール15の位置を判定することにより自動変速機12のシフトレンジを判定する判定ユニット26と、を備える。磁気発生手段24をスプール15に直に設けるので、スプール15に対する磁気発生手段24の位置にずれを生じさせる要因を削減できる。これにより磁気発生手段24の位置に基づいて検出するレンジ位置と実際のレンジ位置とが高精度に一致し、シフトレンジを高精度で検出できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンジ検出装置およびその製造方法に関する。
従来、自動変速機のシフトレンジを切り替えるスプールの位置(以下「レンジ位置」)を検出することによって自動変速機のシフトレンジを検出するインヒビタスイッチ(レンジ検出装置)が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載のインヒビタスイッチはスプールとインヒビタスイッチ本体部との間にマニュアルプレートが介在している。このため特許文献1に記載のインヒビタスイッチによると、レンジ位置を精度良く検出するにはマニュアルプレートの形状の加工精度、マニュアルプレートの一端に形成されている円形部の加工精度、円形部が嵌合されるスプール側の嵌合部の加工精度などの各部の加工精度を厳密に管理しなければならないという問題がある。
また、従来の別のレンジ検出装置として、図8に示すようにスプール56に係合されて移動する可動体53に磁気発生手段としての永久磁石を設け、永久磁石の磁気を検出して永久磁石の位置を判定し、それによりスプール56のレンジ位置を間接的に検出するものが知られている。図8に示すレンジ検出装置50は、3つの永久磁石が埋設されている可動体53と、各永久磁石の磁気を検出する3つの磁気センサ52が設けられている固定体51と、磁気センサの検出信号に基づいてスプール56のレンジ位置を判定する制御回路54とを備えている。可動体53は係合ピン55がスプール56の溝57に係合され、スプール56に連動して往復移動する。レンジ検出装置50は永久磁石の磁気を検出することによって永久磁石の位置を検出し、それによりスプール56の位置を間接的に検出している。
しかしながら、レンジ検出装置50によると、各部の加工誤差によってスプールに対する永久磁石の位置にずれが生じ、レンジ検出装置が永久磁石の位置に基づいて検出するレンジ位置と実際のレンジ位置とにずれが生じる畏れがあるという問題がある。各部の加工誤差とは、係合ピン55に対する永久磁石の位置の加工誤差、係合ピン55の直径の加工誤差、溝57の位置の加工誤差、溝57の溝幅の加工誤差などである。例えば係合ピン55に対して永久磁石がスプール56の軸方向に0.1mmずれたとすると、永久磁石の位置に基づいて検出するレンジ位置と実際のレンジ位置とに0.1mmのずれが生じてしまうことになる。これにより、シフトレンジの検出精度が低下する。
特開平11−108182号公報
本発明は、上述の問題に鑑みて創作されたものであって、シフトレンジを高精度で検出可能なレンジ検出装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1〜4に記載の発明によると、磁気発生手段をスプールに直に設けるので、スプールに対する磁気発生手段の位置にずれを生じさせる要因を削減できる。これにより磁気発生手段の位置に基づいて検出するレンジ位置と実際のレンジ位置とが高精度に一致し、シフトレンジを高精度で検出できる。
請求項2に記載の発明によると、磁気発生手段を周方向に配置するので、スプールを軸方向に延ばすことなく多くの磁気発生手段をスプールに配置できる。また、スプールが軸周りに回動することを規制しているので、スプールが回動して各磁気センサが対応する磁気発生手段の磁気を検出できなくなることを防止できる。
請求項5に記載の発明によると、磁気発生手段の着磁対象領域をスプールの所定の基準位置に基づいて決定するので、スプールと磁気発生手段の着磁されている領域との位置関係を高精度で管理でき、シフトレンジをより高精度で検出できる。
以下、複数の実施形態に基づいて本発明の実施の形態を説明する。各実施形態において同一の符号が付された構成要素は、その符号が付されたほかの実施形態の構成要素と対応する。尚、以下の説明では「電子制御ユニット」を「ECU」と略記する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るレンジ検出装置20を備えるシフトバイワイヤシステム10を示す模式図である。シフトバイワイヤシステム10は車両の走行を制御するシステムであり、車内LAN回線を介して図示しない自動変速機制御ECU(以下「AT制御ECU」)、エンジン制御ECU、ブレーキ制御ECUなどに電気的又は光学的に接続されている。また、シフトバイワイヤシステム10は、ディテントプレート11がAT制御装置12(以下「AT制御装置」)のスプール15に係合することによってAT制御装置12に機械的に接続されている。また、シフトバイワイヤシステム10には車両搭乗者がシフトレンジを選択するためのレンジ選択レバー13が接続されている。
始めに、AT制御装置12について説明する。
AT制御装置12は図示しない自動変速機を制御する装置であって、ハウジング14、AT制御ECU、複数の電磁弁、マニュアル弁などを有している。マニュアル弁には樹脂などで形成されている非磁性のスプール15が軸方向に往復移動可能に設けられている。自動変速機には例えば前進(D)レンジ、後進(R)レンジ、駐車(P)レンジ、および中立(N)レンジが用意されており、スプール15が軸方向に移動するとスプール15の移動位置(レンジ位置)に応じてシフトレンジが切り替わる。AT制御ECUは各電磁弁を電気的に制御することにより自動変速機の各摩擦係合要素に加わる油圧を増減し、摩擦係合要素の係合および開放を切り替える。摩擦係合要素の係合および開放が切り替わることにより、自動変速機の変速段が切り替わる。
ハウジング14には図示するように張り出し部16が形成されており、マニュアル弁は張り出し部16に収容されている。スプール15は張り出し部16に設けられている挿入口17に挿入され、マニュアル弁の弁ボディを貫通して先端部が張り出し部16の他端側から突き出るように組み付けられる。
次に、シフトバイワイヤシステム10について説明する。
SBW制御ECU18は、マイクロコンピュータを主体に構成された電子回路である。SBW制御ECU18にはモータアクチュエータ19、レンジ検出装置としてのインヒビタスイッチ20、前述したレンジ選択レバー13などが電気的に接続されている。レンジ選択レバー13でシフトレンジが選択されるとSBW制御ECU18はインヒビタスイッチ20の検出信号を参照しながらモータアクチュエータ19をフィードバック制御し、レンジ選択レバー13で選択されたシフトレンジに対応するレンジ位置にスプール15を移動させる。
モータアクチュエータ19は、電動モータ、減速機構などを備えている。電動モータはSBW制御ECU18に制御されて回動し、その回動駆動力が減速機構で増大されてコントロールロッド32に伝達される。
コントロールロッド32は、スプール15の軸に直交する姿勢で配置されている。コントロールロッド32にはディテントプレート11が一体となって回動するように固定されている。
ディテントプレート11はほぼ扇形をなす板状に形成されている。図示するようにディテントプレート11には盤面に対して垂直に突出する円柱状の出力軸21が設けられている。出力軸21はスプール15の一端に形成されている溝22に係合され、ディテントプレート11が回動するとスプール15が出力軸21に駆動されて軸方向に往復移動する。また、図示するようにディテントプレート11にはその円弧状の外周部に複数の凹部23が形成されている。これら複数の凹部23はそれぞれ特定のレンジ位置に対応して形成されている。これら複数の凹部23は図示しないローラに選択的に係合し、ディテントプレート11にモータアクチュエータ19の回動駆動力が作用していないとき、スプール15はローラに係合している凹部23に対応するレンジ位置で定位する。
次に、インヒビタスイッチ20について説明する。ここでは磁気発生手段と磁気センサとを3組備える3チャンネルのインヒビタスイッチ20を例に説明する。
図2は、インヒビタスイッチ20の一部およびスプール15を示す模式図である。インヒビタスイッチ20は、磁気発生手段としての永久磁石24、固定部25、磁気センサとしてのホール素子30(図3(B)参照)、各ホール素子30に電気的に接続されている接続端子31および判定ユニットとしての制御回路26(図1参照)を有している。
永久磁石24はスプール15の先端部に周方向に配列されて設けられている。具体的には、スプール15の先端部は軸方向に垂直な断面が略矩形になるように形成されており、永久磁石24はスプール15の先端部の周方向の4つの面のうち3つの面にそれぞれ一つずつ設けられている。永久磁石24をスプール15に直に設ける場合、スプール15に対する永久磁石24の位置にずれを生じさせる要因は、スプール15上における永久磁石24の組み付け位置の誤差のみとなる。すなわち、永久磁石24をスプール15に直に設けると、スプール15に対する永久磁石24の位置にずれを生じさせる要因を削減することができる。これにより永久磁石24の位置に基づいて検出するレンジ位置と実際のレンジ位置とが高精度に一致し、シフトレンジをより高精度に検出できる。
図3(A)は、各永久磁石24の着磁パターンを示す模式図である。各永久磁石24は磁極がスプール15の移動方向において図3(A)の如く遷移するように形成されている。
なお、本実施例では永久磁石24をスプール15の周方向に配置するが、永久磁石24をスプール15の軸方向に配置してもよい。ただし、軸方向に配置する場合はスプール15を軸方向に延ばす必要があるので、スプール15が大型化する。これに対し、周方向に配置するとスプール15を軸方向に延ばす必要がないので、スプール15を大型化することなく3つの永久磁石24をスプール15に配置できる。周方向には4つ以上の永久磁石を配置することも可能であり、スプール15のレンジ位置をより詳細に検出するために4チャンネル以上に多チャンネル化しなければならない場合であってもスプール15を大型化することなく多チャンネル化できる。
図2に示す固定部25は略立方体状に形成されており、図1に示すようにハウジング14の張り出し部16の挿入口17とは逆側でハウジング14に固定される。図2に示すように固定部25にはスプール15の先端部が挿入される挿入口27、固定部25をハウジング14に位置決めするための円柱状の凸部28、固定部25をハウジング14にボルトで固定するためのボルト穴29などが形成されている。固定部25は凸部がハウジング14の図示しない嵌合穴に嵌合され、その状態でボルトによってハウジング14に固定される。挿入口27の内周形状はスプール15の先端部の外周形状に概ね一致する形状に形成されている。従って、挿入口27の開口断面は略矩形である。
図3(B)は、挿入口27を展開した模式図である。矩形の挿入口27を形成する4つの平坦な内壁のうち、スプール15に設けられている永久磁石24に対面する3つの内壁には、対応する永久磁石24の磁気を検出するためのホール素子30が一つずつ設けられている。具体的には、ホール素子30aは永久磁石24aに対応して設けられており、同様にホール素子30bは永久磁石24b、ホール素子30cは永久磁石24cに対応して設けられている。挿入口27にはスプール15の先端部が挿入されるので、結果としてホール素子30はスプール15の近傍に設けられる。
前述したようにスプール15の先端部の断面および挿入口27の開口断面は略矩形に形成されている。言い換えると、スプール15の先端部の断面および挿入口27の開口断面は円以外の形状に形成されている。スプール15の先端部の断面と挿入口27の開口断面とを円以外の形状に形成すると、スプール15と挿入口27とが相対回転しなくなる。これにより、永久磁石24をスプール15の周方向に配置した場合にスプール15が相対回転して各ホール素子30が当該ホール素子30に対応する永久磁石24の磁気を検出できなくなってしまうことを防止できる。
図4は、ホール素子30および制御回路26の模式図である。図示するように各ホール素子30は制御回路26に電気的に接続されている。ホール素子30aは相対する永久磁石24aの磁極がS極となるときその磁気作用を受けてオン電圧を制御回路26に出力し、磁極がN極となるときその磁気作用を受けてオフ電圧を制御回路26に出力する。同様にホール素子30bは相対する永久磁石24bの磁極に応じた電圧を制御回路26に出力し、ホール素子30cは相対する永久磁石24cの磁極に応じた電圧を制御回路26に出力する。
次に、インヒビタスイッチ20の作動について説明する。
図5は、ホール素子30a、30b、30cの出力の組み合わせに対応するレンジ位置を示す模式図である。SBW制御ECU18がモータアクチュエータ19を制御してスプール15を軸方向に移動させると、スプール15のレンジ位置が切り替わる。ホール素子30a、30b、30cの出力の組み合わせはスプール15のレンジ位置に応じて変化するので、制御回路26はホール素子30a、30b、30cの出力に基づいて図5に示すようにレンジ位置を特定し、特定したレンジ位置を表す検出信号をSBW制御ECU18に出力する。
次に、永久磁石24をスプール15に組み付ける工程について説明する。ここでは永久磁石24に着磁してからスプール15に組み付ける方法と、永久磁石24をスプール15に組み付けてから着磁する方法とについて説明する。
図6(A)は、永久磁石24に着磁してからスプール15に組み付ける方法を説明するための模式図である。この方法では着磁前の永久磁石24の一端を基準位置にして各磁極の着磁対象領域を決定し、各着磁対象領域を着磁した永久磁石24をスプール15に固定する。
ただし、この方法ではスプール15に永久磁石24を組み付ける際の組み付け誤差によって図示するように永久磁石24の各磁極の位置が本来それら各磁極があるべき位置からずれてしまう可能性がある。各磁極の位置がずれてしまうとインヒビタスイッチ20がレンジ位置を誤判定してしまうことになる。従って、図6(B)に示す方法で組み付けることが望ましい。
図6(B)は、永久磁石24をスプール15に組み付けてから着磁する方法を説明するための模式図である。この方法では着磁前の永久磁石24をスプール15に組み付けた後、スプール15の一端を基準位置にして各磁極の着磁対象領域を決定する。スプール15の一端を基準にして各磁極の着磁対象領域を決定すると、スプール15に対する永久磁石24の組付け位置にずれがあったとしても、スプール15に対する各磁極の位置はずれない。これによりスプール15に対する各磁極の位置のずれを低減できるので、レンジ位置を更に高精度に検出できる。
以上説明した本発明の第1実施形態に係るインヒビタスイッチ20によると、永久磁石24をスプール15に直に設けるので、スプール15に対する永久磁石24の位置にずれを生じさせる要因を削減できる。これにより永久磁石24の位置に基づいて検出するレンジ位置と実際のレンジ位置とが高精度に一致し、シフトレンジを高精度で検出できる。
更に、インヒビタスイッチ20によると、永久磁石24をスプール15に組み付けてから着磁するので、スプール15に対する永久磁石24の位置にずれが生じたとしても、スプール15に対する各磁極の位置はずれない。よって、シフトレンジを更に高精度に検出できる。
(他の実施形態)
図7(A)〜(C)は、スプール15の先端部の形状について複数の他の実施形態を示す模式図である。図7(A)〜(C)はそれぞれスプール15の先端部の断面形状を示している。図7(A)は円柱の一部に平坦面が形成されている形状であり、図7(B)は円柱の対抗する2箇所に互いに平行な平坦面が形成されている形状である。図7(C)は略三角柱状である。永久磁石24はこれらスプール15のいずれの面に配置されてもよく、例えば図7(A)の場合、図示するように一つの永久磁石24を曲面に配置し、2つの永久磁石24を平坦部に離間させて配置してもよい。上述した複数の他の実施形態によると、スプール15の断面形状はいずれも円形ではないので、挿入口27の開口断面の形状をスプール15の断面形状に合わせることにより、スプール15と挿入口27との相対回転を防止できる。
本発明は、上記複数の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本発明の一実施形態に係るシフトバイワイヤシステムの模式図。 本発明の一実施形態に係るレンジ検出装置およびスプールを示す模式図。 (A)は本発明の一実施形態に係る磁気発生手段の着磁対象領域の模式図、(B)本発明の一実施形態に係る固定部を展開した模式図。 本発明の一実施形態に係る磁気センサおよび判定ユニットの模式図。 本発明の一実施形態に係る磁気センサの出力とレンジ位置との関係を示す模式図。 (A)および(B)は本発明の一実施形態に係る永久磁石の組み付け工程を説明するための模式図。 (A)〜(C)は本発明の一実施形態に係るスプールの形状を示す模式図。 従来のレンジ検出装置およびシフトバイワイヤシステムの模式図。
符号の説明
12 自動変速機、15 スプール、20 インヒビタスイッチ(レンジ検出装置)、24 永久磁石(磁気発生手段)、26 制御回路(判定ユニット)、27 挿入口、30 ホール素子(磁気センサ)

Claims (5)

  1. 軸方向に移動して自動変速機のシフトレンジを切り替える非磁性のスプールに設けられている磁気発生手段と、
    前記スプールの近傍に固定され前記磁気発生手段の磁気を検出する磁気センサと、
    前記磁気センサの検出信号に基づいて前記スプールの位置を判定することにより前記自動変速機のシフトレンジを判定する判定ユニットと、
    を備える自動変速機のレンジ検出装置。
  2. 前記磁気発生手段は前記スプールの周方向に複数配置され、
    前記磁気センサは前記スプールの周方向に沿って各前記磁気発生手段に対応して複数配置され、
    前記スプールは軸周りの回動が規制されている請求項1に記載のレンジ検出装置。
  3. 前記自動変速機はハウジングを有し、
    前記磁気センサは前記ハウジングに固定されている請求項1又は2に記載のレンジ検出装置。
  4. 前記磁気センサは前記磁気発生手段の磁気を検出するホール素子である請求項1、2又は3に記載のレンジ検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のレンジ検出装置の製造方法であって、
    前記スプールに着磁前の磁気発生手段を組み付ける段階と、
    前記スプールに前記磁気発生手段を組み付けた後、前記スプールを基準にして前記磁気発生手段の着磁対象領域を決定し、決定した前記着磁対象領域に着磁する段階と、
    を含む製造方法。
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JP2018132124A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 日本電産トーソク株式会社 バルブ装置
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