JP2007069841A - バッテリ状態監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの劣化の度合いを正確に監視し得るバッテリ状態監視装置を得る。
【解決手段】処理部4は、開放電圧値VOと点P3の電圧値との差の電圧を、バッテリ1の電圧降下量VAとして算出する。電圧VAは、電圧Va1(直線L4と直線L1との差の電圧)と、電圧Va2(直線L1と点P3との差の電圧)との合計である。ここで、電圧Va1はバッテリ1の内部抵抗に起因する電圧降下分に相当し、電圧Va2はバッテリ1の拡散分極に起因する電圧降下分に相当する。バッテリ1の内部抵抗に起因する電圧降下分(電圧Va1,Vb1)のみならず、バッテリ1の拡散分極に起因する電圧降下分(電圧Va2,Vb2)をも含めてバッテリ1の電圧降下量VA,VBを求めることにより、バッテリ1の劣化の度合いを正確に監視することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車に搭載されるバッテリの状態を監視するバッテリ状態監視装置に関する。
近年、電動パワーステアリング(以下「EPS」と称す)等の、大電流によって駆動される様々な負荷が、自動車に搭載されるようになってきている。例えばEPSを駆動する際には、瞬間的に数百アンペアの電流が流れるため、バッテリの電圧降下量も大きい。従って、バッテリが劣化していると、バッテリからEPSに十分な駆動電流を供給することができず、EPSの動作が不安定になる。そのため、バッテリの劣化の度合いを正確に監視し、負荷の駆動に支障がある程にバッテリが劣化している場合には、バッテリの交換等を速やかにユーザに促す必要がある。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、バッテリの劣化の度合いを正確に監視し得るバッテリ状態監視装置を得ることを目的とする。
第1の発明に係るバッテリ状態監視装置は、自動車に搭載されるバッテリの状態を監視するバッテリ状態監視装置であって、前記バッテリの出力電圧を検出する電圧センサと、エンジン始動時のクランキング期間において前記電圧センサによって検出された電圧値と、前記バッテリの開放電圧値とに基づいて、前記バッテリの拡散分極に起因する降下分を含めた、前記バッテリの電圧降下量を求める処理部とを備えることを特徴とする。
第2の発明に係るバッテリ状態監視装置は、第1の発明に係るバッテリ状態監視装置において特に、前記バッテリの出力電流を検出する電流センサをさらに備え、前記処理部は、前記クランキング期間において前記電流センサによって検出された電流値と、前記バッテリの前記電圧降下量と、前記バッテリによって所定の負荷を駆動する際に前記負荷に流れる電流値とに基づいて、前記負荷を駆動する際の前記バッテリの予測電圧降下量を求めることを特徴とする。
第3の発明に係るバッテリ状態監視装置は、第2の発明に係るバッテリ状態監視装置において特に、前記バッテリの前記予測電圧降下量が所定のしきい値以上である場合に、前記バッテリが劣化している旨の情報を出力する出力部をさらに備えることを特徴とする。
第4の発明に係るバッテリ状態監視装置は、第2又は第3の発明に係るバッテリ状態監視装置において特に、前記処理部は、前記クランキング期間における複数の時刻に関して求めた前記バッテリの複数の前記電圧降下量に基づいて、任意の駆動時間で前記負荷を駆動する際の前記バッテリの予測電圧降下量を求めることを特徴とする。
第1の発明に係るバッテリ状態監視装置によれば、バッテリの内部抵抗に起因する降下分のみならず、バッテリの拡散分極に起因する降下分をも含めて、バッテリの電圧降下量を求めることができる。従って、バッテリの劣化の度合いを正確に監視することが可能となる。
第2の発明に係るバッテリ状態監視装置によれば、バッテリの出力電流を電流センサで検出することにより、バッテリによって負荷を駆動する際のバッテリの予測電圧降下量を求めることができる。しかも、バッテリの予測電圧降下量を、エンジン始動時に求めることができる。そのため、負荷の駆動に支障がある程にバッテリが劣化しているか否かを、エンジン始動時に判定することが可能となる。
第3の発明に係るバッテリ状態監視装置によれば、負荷の駆動に支障がある程にバッテリが劣化している場合に、バッテリの交換等を速やかにユーザに促すことが可能となる。
第4の発明に係るバッテリ状態監視装置によれば、任意の駆動時間で負荷を駆動する際のバッテリの予測電圧降下量を求めることができるため、予測電圧降下量を求めることができる負荷の対象を広げることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るバッテリ状態監視装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態1に係るバッテリ状態監視装置は、電圧センサ2、電流センサ3、処理部4、記憶部5、及び出力部6を備えて構成されており、自動車に搭載されたバッテリ1の状態(劣化の度合い)を監視する。
電圧センサ2は、バッテリ1の出力電圧を検出する。電流センサ3は、バッテリ1の出力電流を検出する。電圧センサ2によって検出されたバッテリ1の出力電圧値、及び電流センサ3によって検出されたバッテリ1の出力電流値は、いずれも処理部4に入力される。記憶部5は、不揮発性メモリ等によって構成されている。記憶部5には、処理部4が行うデータ処理に必要なデータ等が記憶されている。処理部4は、CPU等を備えて構成されており、バッテリ1の状態監視のために、各種のデータ処理を行う。出力部6は、例えば液晶表示装置によって構成されており、バッテリ1の状態の判定結果等を出力する。
バッテリ1には、イグニッションスイッチ7を介してスタータ8が接続されている。また、バッテリ1には、大電流の負荷(本実施の形態1では代表的にEPSとする)9が接続されている。スタータ8及びEPS9は、いずれもバッテリ1によって駆動される。
イグニッションスイッチ7をオンすることにより、バッテリ1とスタータ8とが導通され、エンジンの始動動作が開始される。
図2は、エンジン始動時におけるバッテリ1の出力電圧及び出力電流の変化を示す図である。図2には比較のため、新品のバッテリ1に関する特性K1と、劣化したバッテリ1に関する特性K2とを示している。特性K1,K2は、電圧センサ2及び電流センサ3の各検出値に基づいて、処理部4によって作成される。具体的には、微小時間間隔でバッテリ1の出力電圧値及び出力電流値を電圧センサ2及び電流センサ3によって測定し、各時点での測定結果を曲線的に繋げることによって作成される。
図2を参照して、イグニッションスイッチ7がオンされた直後は、バッテリ1からスタータ8に突入電流が流れるため、バッテリ1の出力電流値が瞬間的に上昇するとともに、出力電圧値が瞬間的に低下する(点P1,P2)。その後、スタータ8の逆起電力が発生することにより、バッテリ1の出力電圧値は徐々に上昇し、出力電流値は徐々に低下する。そして、出力電圧値及び出力電流値の上昇及び低下が複数回繰り返されるクランキング期間を経た後、バッテリ1の出力電圧値は開放電圧値VOに復帰する(点P5)。
なお、図2において、直線L1は点P1と点P5とを結ぶ直線であり、直線L2は点P2と点P5とを結ぶ直線であり、直線L4は開放電圧値VOを表す直線である。また、直線L3は、スタータ8の内部抵抗と、スタータ8−バッテリ1間の配線抵抗とに起因する電圧降下線である。また、点P3,P4は、クランキング期間内における特性K1,K2上の任意の測定点である。図2に示した例では、クランキング期間内の特性K1,K2上に見受けられる各4個の折り返し点のうち、時間的に最後の折り返し点(つまり、各点P1,P2から見て時間的に4番目の折り返し点)が、それぞれ点P3,P4として規定されている。
図3は、図2から点P1〜P5及び直線L1,L2,L4を抜き出して示した図である。新品のバッテリ1である場合、図1に示した処理部4は、開放電圧値VOと点P3の電圧値との差の電圧を、バッテリ1の電圧降下量VAとして算出する。図3に示すように、電圧VAは、電圧Va1(直線L4と直線L1との差の電圧)と、電圧Va2(直線L1と点P3との差の電圧)との合計である。ここで、電圧Va1はバッテリ1の内部抵抗に起因する電圧降下分に相当し、電圧Va2はバッテリ1の拡散分極に起因する電圧降下分に相当する。
劣化したバッテリ1に関しても同様に、処理部4は、開放電圧値VOと点P4の電圧値との差の電圧を、バッテリ1の電圧降下量VBとして算出する。図3に示すように、電圧VBは、電圧Vb1(直線L4と直線L2との差の電圧)と、電圧Vb2(直線L2と点P4との差の電圧)との合計である。ここで、電圧Vb1はバッテリ1の内部抵抗に起因する電圧降下分に相当し、電圧Vb2はバッテリ1の拡散分極に起因する電圧降下分に相当する。
このように、バッテリ1の内部抵抗に起因する電圧降下分(電圧Va1,Vb1)のみならず、バッテリ1の拡散分極に起因する電圧降下分(電圧Va2,Vb2)をも含めてバッテリ1の電圧降下量VA,VBを求めることにより、バッテリ1の劣化の度合いを正確に監視することができる。
図4は、図3から点P3及び直線L4を抜き出して示した図である。直線LAは、点P3と点P5とを結ぶ直線である。電流値Ixは、バッテリ1によってEPS9を駆動する際にEPS9に流れる電流値である。直線LAに関して、電流値がIxの時の電圧値はVx1である。開放電圧値VOと電圧値Vx1との差の電圧は、EPS9を駆動する際のバッテリ1の予測電圧降下量Vy1に相当する。このように、処理部4は、クランキング期間において電流センサ3によって検出された電流値I1と、電流値I1に対応する電圧降下量VAと、バッテリ1によってEPS9を駆動する際にEPS9に流れる電流値Ixとに基づいて、EPS9を駆動する際のバッテリ1の予測電圧降下量Vy1を求めることができる。式で表すと、Vy1=VA×Ix/I1である。例えば、電流値I1が200Aで、電流値Ixが100Aである場合は、予測電圧降下量Vy1は電圧降下量VAの1/2となる。
また、記憶部5には、EPS9に対応する電圧降下量のしきい値電圧Vthが記憶されている。処理部4は、求めた予測電圧降下量Vy1と、しきい値電圧Vthとを比較する。そして、予測電圧降下量Vy1がしきい値電圧Vth以上である場合には、バッテリ1が劣化している旨の情報を出力部6から出力する。例えば、バッテリ1の交換をユーザに促すメッセージを、表示装置である出力部6の画面上に表示する。但し、図4は新品のバッテリ1に対応しており、予測電圧降下量Vy1はしきい値電圧Vthよりも小さいため、かかる表示は行われない。
図5は、図3から点P4及び直線L4を抜き出して示した図である。直線LBは、点P4と点P5とを結ぶ直線である。直線LBに関して、電流値がIxの時の電圧値はVx2である。開放電圧値VOと電圧値Vx2との差の電圧は、EPS9を駆動する際のバッテリ1の予測電圧降下量Vy2に相当する。図4と同様に、処理部4は、電流値I2と、電圧降下量VBと、電流値Ixとに基づいて、予測電圧降下量Vy2を求める。式で表すと、Vy2=VB×Ix/I2である。
処理部4は、予測電圧降下量Vy2としきい値電圧Vthとを比較し、予測電圧降下量Vy2がしきい値電圧Vth以上である場合には、バッテリ1が劣化している旨の情報を出力部6から出力する。図5は劣化したバッテリ1に対応しており、予測電圧降下量Vy2はしきい値電圧Vthよりも大きいため、かかる情報が出力部6から出力される。
このように本実施の形態1に係るバッテリ状態監視装置によれば、図3に示したように、バッテリ1の内部抵抗に起因する電圧降下分(Va1,Vb1)のみならず、バッテリ1の拡散分極に起因する電圧降下分(Va2,Vb2)をも含めて、エンジン始動時におけるバッテリ1の電圧降下量VA,VBを求めることができる。従って、バッテリ1の劣化の度合いを正確に監視することが可能となる。
また、バッテリ1の出力電流を電流センサ3で検出することにより、図4,5に示したように、バッテリ1によってEPS9を駆動する際のバッテリ1の予測電圧降下量Vy1,Vy2を求めることができる。しかも、バッテリ1の予測電圧降下量Vy1,Vy2を、エンジン始動時に求めることができる。そのため、EPS9の駆動に支障がある程にバッテリ1が劣化しているか否かを、EPS9を駆動する前のエンジン始動時に予め判定することが可能となる。
さらに、EPS9の駆動に支障がある程にバッテリ1が劣化していると判定された場合に、その旨を出力部6から出力することにより、バッテリ1の交換等を速やかにユーザに促すことが可能となる。
なお、以上の説明では、クランキング期間内における特性K1,K2上の点P3,P4の電圧値を用いて、バッテリ1の予測電圧降下量Vy1,Vy2を算出したが、点P3,P4の電圧値の代わりに、クランキング期間内におけるバッテリ1の出力電圧値の平均値等を用いてもよい。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、バッテリ1によるスタータ8の駆動時間とEPS9の駆動時間とがほぼ等しいことを前提として、EPS9を駆動する際のバッテリ1の予測電圧降下量Vy1,Vy2を求めた。これに対し、本実施の形態2では、バッテリ1によるスタータ8の駆動時間とは異なる駆動時間で駆動される任意の負荷9を対象として、負荷9を駆動する際のバッテリ1の予測電圧降下量を求めることができるバッテリ状態監視装置について説明する。
図6は、エンジン始動時におけるバッテリ1の出力電圧及び出力電流の変化を示す図である。横軸は時間であり、縦軸は電圧値及び電流値である。図6には、新品(ほぼ新品を含む)のバッテリ1に関する電圧波形G1及び電流波形G2を示している。電圧波形G1及び電流波形G2は、電圧センサ2及び電流センサ3の各検出値に基づいて、処理部4によって作成される。具体的には、微小時間間隔でバッテリ1の出力電圧値及び出力電流値を電圧センサ2及び電流センサ3によって測定し、各時点での測定結果を曲線的に繋げることによって作成される。
点P1〜P4は、クランキング期間内における電圧波形G1及び電流波形G2上の任意の測定点である。クランキング期間内における電圧波形G1には複数個(図6に示した例では4個)の谷部が現れており、これに対応して電流波形G2には複数個(4個)の山部が現れている。電圧波形G1における谷部の底の点(電流波形G2における山部の頂点)が、点P1〜P4として規定されている。例えば点P1は、時刻がT1、電圧値がV1、電流値がI1である。同様に点P2,P3,P4はそれぞれ、時刻がT2,T3,T4、電圧値がV2,V3,V4、電流値がI2,I3,I4である。
図6に示したグラフの横軸は時間で縦軸は電圧値及び電流値であるが、これを、図2と同様に横軸が電流値で縦軸が電圧値のグラフに書き改めたものが、図7のグラフである。クランキング期間内の特性K上に見受けられる8個の折り返し点のうち、下限電圧に対応する点P0から見て、時間的に2,4,6,8番目の各折り返し点が、それぞれ点P1,P2,P3,P4に対応する。
図8は、図4と同様に、図7から点P1〜P4,P5及び直線L4を抜き出して示した図である。開放電圧値VOと各点P1,P2,P3,P4の電圧値V1,V2,V3,V4との差の電圧は、バッテリ1の電圧降下量VA1,VA2,VA3,VA4に相当する。直線LA1,LA2,LA3,LA4はそれぞれ、点P1,P2,P3,P4と点P5とを結ぶ直線である。電流値Ixは、バッテリ1によって負荷9を駆動する際に負荷9に流れる電流値である。直線LA1,LA2,LA3,LA4に関して、電流値がIxの時の電圧値は、それぞれVx11,Vx12,Vx13,Vx14である。開放電圧値VOと各電圧値Vx11,Vx12,Vx13,Vx14との差の電圧は、それぞれ駆動時間T1,T2,T3,T4で負荷9を駆動する際のバッテリ1の予測電圧降下量Vy11,Vy12,Vy13,Vy14に相当する。上記実施の形態1と同様に、予測電圧降下量Vy11〜Vy14は、クランキング期間において電流センサ3によって検出された電流値I1〜I4と、各電流値I1〜I4に対応する電圧降下量VA1〜VA4と、バッテリ1によって負荷9を駆動する際に負荷9に流れる電流値Ixとに基づいて、処理部4によって求めることができる。
図9は、図8に示したグラフに関して、予測電圧降下量の時間依存性を示すグラフである。横軸は時間であり、縦軸は電圧値である。処理部4は、各時刻T1,T2,T3,T4に対応する電圧値Vx11,Vx12,Vx13,Vx14をプロットし、その遷移を直線LCによって近似する。直線LCに関して、時刻がTsの時の電圧値はVx1sである。処理部4は、任意の駆動時間Tsで負荷9を駆動する際のバッテリ1の予測電圧降下量Vy1sを、開放電圧値VOと電圧値Vx1sとの差の電圧として求める。
上記実施の形態1と同様に、処理部4は、求めた予測電圧降下量Vy1sと、負荷9に応じて予め設定・保存された所定のしきい値電圧とを比較し、予測電圧降下量Vy1sが上記しきい値電圧以上である場合には、バッテリ1が劣化している旨の情報を出力部6から出力する。
このように本実施の形態2に係るバッテリ状態監視装置によれば、処理部4は、クランキング期間における複数の時刻T1〜T4に関して、バッテリ1の電圧降下量VA1〜VA4をそれぞれ求めることにより、任意の駆動時間Tsで負荷9を駆動する際のバッテリ1の予測電圧降下量Vy1sを求める。従って、駆動時間がスタータ8の駆動時間とほぼ等しいEPS9のみならず、任意の駆動時間Tsで負荷9を駆動する際のバッテリ1の予測電圧降下量Vy1sを求めることができるため、予測電圧降下量を求めることができる負荷の対象を広げることができる。
本発明の実施の形態1に係るバッテリ状態監視装置の構成を示すブロック図である。 エンジン始動時におけるバッテリ1の出力電圧及び出力電流の変化を示す図である。 図2から点P1〜P5及び直線L1,L2,L4を抜き出して示した図である。 図3から点P3及び直線L4を抜き出して示した図である。 図3から点P4及び直線L4を抜き出して示した図である。 エンジン始動時におけるバッテリ1の出力電圧及び出力電流の変化を示す図である。 図6に示したグラフを、横軸が電流値で縦軸が電圧値のグラフに書き改めた図である。 図7から点P1〜P4,P5及び直線L4を抜き出して示した図である。 図8に示したグラフに関して、予測電圧降下量の時間依存性を示すグラフである。
符号の説明
1 バッテリ
2 電圧センサ
3 電流センサ
4 処理部
5 記憶部
6 出力部
7 イグニッションスイッチ
8 スタータ
9 EPS(負荷)

Claims (4)

  1. 自動車に搭載されるバッテリの状態を監視するバッテリ状態監視装置であって、
    前記バッテリの出力電圧を検出する電圧センサと、
    エンジン始動時のクランキング期間において前記電圧センサによって検出された電圧値と、前記バッテリの開放電圧値とに基づいて、前記バッテリの拡散分極に起因する降下分を含めた、前記バッテリの電圧降下量を求める処理部と
    を備える、バッテリ状態監視装置。
  2. 前記バッテリの出力電流を検出する電流センサをさらに備え、
    前記処理部は、前記クランキング期間において前記電流センサによって検出された電流値と、前記バッテリの前記電圧降下量と、前記バッテリによって所定の負荷を駆動する際に前記負荷に流れる電流値とに基づいて、前記負荷を駆動する際の前記バッテリの予測電圧降下量を求める、請求項1に記載のバッテリ状態監視装置。
  3. 前記バッテリの前記予測電圧降下量が所定のしきい値以上である場合に、前記バッテリが劣化している旨の情報を出力する出力部をさらに備える、請求項2に記載のバッテリ状態監視装置。
  4. 前記処理部は、前記クランキング期間における複数の時刻に関して求めた前記バッテリの複数の前記電圧降下量に基づいて、任意の駆動時間で前記負荷を駆動する際の前記バッテリの予測電圧降下量を求める、請求項2又は3に記載のバッテリ状態監視装置。
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