JP2007069786A - 車両のブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 緊急ブレーキ操作時にブレーキ応答遅れがなく、車両の停止距離を短縮する。
【解決手段】 ブレーキチャンバ11が主エアタンク13に駆動エア通路12を介して連通接続される。この駆動エア回路12に設けられたリレーバルブ16が信号部を有し、このリレーバルブ16が信号部への信号量に応じた圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に給排する。またブレーキペダル17の踏込み量に応じた量の信号を信号部に伝達するブレーキバルブ18がブレーキペダル17に接続され、一端がブレーキチャンバ11近傍の駆動エア通路12に連通接続された長さの短い補助エア通路19の他端に補助エアタンク21が連通接続される。更にコントローラ26が踏込みセンサ24の検出出力に基づいて補助エアタンク21内の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給するように構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】 ブレーキチャンバ11が主エアタンク13に駆動エア通路12を介して連通接続される。この駆動エア回路12に設けられたリレーバルブ16が信号部を有し、このリレーバルブ16が信号部への信号量に応じた圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に給排する。またブレーキペダル17の踏込み量に応じた量の信号を信号部に伝達するブレーキバルブ18がブレーキペダル17に接続され、一端がブレーキチャンバ11近傍の駆動エア通路12に連通接続された長さの短い補助エア通路19の他端に補助エアタンク21が連通接続される。更にコントローラ26が踏込みセンサ24の検出出力に基づいて補助エアタンク21内の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給するように構成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、バス、トラック等の車両のブレーキチャンバに、ブレーキペダルの踏込み量に応じて圧縮エアを給排することにより、車輪を制動し又は車輪の制動を解除するブレーキ装置に関するものである。
従来、この種の装置として、車輪を制動し又は前記車輪の制動を解除するブレーキアクチュエータが駆動エア通路を介してエアタンクに連通接続され、エアタンクに第1信号エア通路を介して連通接続された制御室を有しかつこの制御室に給排される圧縮エアの圧力に応じた圧力の圧縮エアをブレーキアクチュエータに給排するリレーバルブが駆動エア通路に設けられ、更にブレーキペダルが接続されかつこのブレーキペダルの踏込み量に応じた圧力の圧縮エアを制御室に給排するブレーキバルブが第1信号エア通路に設けられた電気制御エアブレーキシステム(例えば、特許文献1参照。)が開示されている。この電気制御エアブレーキシステムでは、ブレーキバルブとリレーバルブの制御室とを連通接続する第1信号エア通路に電磁弁からなる常開の制御信号圧漏出防止弁が設けられ、この制御信号圧漏出防止弁と並列に、制御信号圧漏出防止弁の上流側及び下流側の圧力差が所定圧以上のとき上流側から下流側への圧縮エアの流れのみを許容する一方向弁が設けられる。またリレーバルブの制御室とエアタンクとを接続する第2信号エア通路に電磁弁からなる常閉の制御信号圧供給弁が設けられ、一端が制御室に連通接続された第3信号エア通路の他端に制御室の制御信号圧を排出する電磁弁からなる常閉の制御信号圧排出弁が設けられる。ブレーキバルブと制御信号漏出防止弁との間の第1信号エア通路にこの第1信号エア通路の圧力を検出する第1圧力センサが設けられ、リレーバルブとブレーキアクチュエータとを連通接続する駆動エア回路にこの駆動エア回路の圧力を検出する第2圧力センサが設けられ、ブレーキペダルにこのブレーキペダルの踏込み時にオンする常開のペダルスイッチが設けられる。更に第1圧力センサ、第2圧力センサ及びペダルスイッチの各検出出力に基づいて電子制御装置が制御信号圧漏出防止弁、制御信号圧供給弁及び制御信号圧排出弁をそれぞれ制御するように構成される。
このように構成された電気制御エアブレーキシステムでは、ブレーキペダルの踏込み時に、電子制御装置が迅速に制御信号圧漏出弁を閉じるので、ブレーキバルブの出力側の制御信号圧が迅速に上昇する。この制御信号圧は第1圧力センサにより殆ど遅れることなく検出され、この制御信号圧の電気信号と第2圧力センサにより検出されたブレーキアクチュエータのブレーキ圧の電気信号とにより、電子制御装置が制御信号圧供給弁及び制御信号圧排出弁を開閉制御する。この結果、殆ど応答遅れが無くブレーキを作動させることができ、良好な応答性が得られるようになっている。
特開平11−43040号公報(請求項1、段落[0019])
このように構成された電気制御エアブレーキシステムでは、ブレーキペダルの踏込み時に、電子制御装置が迅速に制御信号圧漏出弁を閉じるので、ブレーキバルブの出力側の制御信号圧が迅速に上昇する。この制御信号圧は第1圧力センサにより殆ど遅れることなく検出され、この制御信号圧の電気信号と第2圧力センサにより検出されたブレーキアクチュエータのブレーキ圧の電気信号とにより、電子制御装置が制御信号圧供給弁及び制御信号圧排出弁を開閉制御する。この結果、殆ど応答遅れが無くブレーキを作動させることができ、良好な応答性が得られるようになっている。
しかし、上記従来の特許文献1に示された電気制御エアブレーキシステムでは、電子制御装置がペダルスイッチの検出出力に基づいて制御信号圧漏出弁を閉じることにより、ブレーキバルブの出力側の制御信号圧が上昇するけれども、ブレーキバルブから制御信号圧漏出弁までの第1信号エア通路が長いと、この第1信号エア通路の圧力が所定の圧力に達するまでに時間を要し、車両を緊急停止するためにブレーキペダルを強くかつ深く踏込む緊急ブレーキ操作時に、ブレーキの応答遅れが発生するおそれがあった。
また、上記従来の特許文献1に示された電気制御エアブレーキシステムでは、電子制御装置が第1及び第2圧力センサの各検出出力に基づいて制御信号圧供給弁及び制御信号圧排出弁を開閉制御するけれども、リレーバルブの制御室とエアタンクとを接続する第2信号エア通路が長いと、この第2信号エア通路の圧力が所定圧に達するまでに時間を要し、緊急ブレーキ操作時にブレーキの応答遅れが発生するおそれがあった。
更に、上記従来の特許文献1に示された電気制御エアブレーキシステムでは、ペダルスイッチに加えて第1及び第2圧力センサを必要とするため、制御回路が複雑になるとともに、既に製造されて実用に供されている車両に電気制御エアブレーキシステムを組込むことが難しい問題点もあった。
本発明の第1の目的は、緊急ブレーキ操作時にブレーキの応答遅れを防止して、車両の停止距離を短縮できる、車両のブレーキ装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、比較的簡単な制御回路で構成でき、既に製造されて実用に供されている車両に組込むことができる、車両のブレーキ装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、主エアタンクの容量を低減できる、車両のブレーキ装置を提供することにある。
また、上記従来の特許文献1に示された電気制御エアブレーキシステムでは、電子制御装置が第1及び第2圧力センサの各検出出力に基づいて制御信号圧供給弁及び制御信号圧排出弁を開閉制御するけれども、リレーバルブの制御室とエアタンクとを接続する第2信号エア通路が長いと、この第2信号エア通路の圧力が所定圧に達するまでに時間を要し、緊急ブレーキ操作時にブレーキの応答遅れが発生するおそれがあった。
更に、上記従来の特許文献1に示された電気制御エアブレーキシステムでは、ペダルスイッチに加えて第1及び第2圧力センサを必要とするため、制御回路が複雑になるとともに、既に製造されて実用に供されている車両に電気制御エアブレーキシステムを組込むことが難しい問題点もあった。
本発明の第1の目的は、緊急ブレーキ操作時にブレーキの応答遅れを防止して、車両の停止距離を短縮できる、車両のブレーキ装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、比較的簡単な制御回路で構成でき、既に製造されて実用に供されている車両に組込むことができる、車両のブレーキ装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、主エアタンクの容量を低減できる、車両のブレーキ装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、車輪を制動し又は車輪の制動を解除するブレーキチャンバ11が駆動エア通路12を介して主エアタンク13に連通接続され、信号部を有しかつこの信号部への信号量に応じた圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に給排するリレーバルブ16が駆動エア通路12に設けられ、ブレーキペダル17に接続されたブレーキバルブ18がブレーキペダル17の踏込み量に応じた量の信号を上記信号部に伝達するように構成された車両のブレーキ装置の改良である。
その特徴ある構成は、一端がリレーバルブ16とブレーキチャンバ11の間の駆動エア通路12であってブレーキチャンバ11の近傍に連通接続された長さの短い補助エア通路19と、補助エア通路19の他端に連通接続された補助エアタンク21と、補助エア通路19に設けられた補助側電磁弁22と、ブレーキペダル17を準定常的に踏込んで最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値を越えたことを検出する踏込みセンサ24と、踏込みセンサ24の検出出力に基づいて補助エアタンク21内の圧縮エアをブレーキチャンバに供給するコントローラ26とを備えたところにある。
この請求項1に記載された車両のブレーキ装置では、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を連通する。これにより補助エアタンク21内の圧縮エアが比較的短い補助エア通路19及び駆動エア通路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。なお、『ブレーキペダル17を準定常的に踏込んで』の『準定常的に』とは、『徐々に』という意味であり、具体的にはブレーキペダル17の踏込み速度が10〜20mm/秒の範囲内であるときをいう。
その特徴ある構成は、一端がリレーバルブ16とブレーキチャンバ11の間の駆動エア通路12であってブレーキチャンバ11の近傍に連通接続された長さの短い補助エア通路19と、補助エア通路19の他端に連通接続された補助エアタンク21と、補助エア通路19に設けられた補助側電磁弁22と、ブレーキペダル17を準定常的に踏込んで最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値を越えたことを検出する踏込みセンサ24と、踏込みセンサ24の検出出力に基づいて補助エアタンク21内の圧縮エアをブレーキチャンバに供給するコントローラ26とを備えたところにある。
この請求項1に記載された車両のブレーキ装置では、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を連通する。これにより補助エアタンク21内の圧縮エアが比較的短い補助エア通路19及び駆動エア通路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。なお、『ブレーキペダル17を準定常的に踏込んで』の『準定常的に』とは、『徐々に』という意味であり、具体的にはブレーキペダル17の踏込み速度が10〜20mm/秒の範囲内であるときをいう。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図1に示すように、補助エアタンク21の容量が30〜60リットルであることを特徴とする。
この請求項3に記載された車両のブレーキ装置では、補助エアタンク21の容量が30〜60リットルと比較的大きいため、ブレーキを瞬時に作動させるために十分な量の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給することができる。
この請求項3に記載された車両のブレーキ装置では、補助エアタンク21の容量が30〜60リットルと比較的大きいため、ブレーキを瞬時に作動させるために十分な量の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図1に示すように、補助エア通路19の駆動エア通路12への連通接続部12aからリレーバルブ16への圧縮エアの流れを許容又は制限する駆動エア制限手段53を更に備え、駆動エア制限手段23が、補助エア通路19の駆動エア通路12への連通接続部12aとリレーバルブ16との間の駆動エア通路12に設けられリレーバルブ16から連通接続部12aへの圧縮エアの流れを許容しかつ連通接続部12aからリレーバルブ16への圧縮エアの流れを阻止する駆動側逆止弁23aと、駆動側逆止弁23aをバイパスするように駆動エア回路12に連通接続されたバイパス通路23bと、バイパス通路23bに設けられこのバイパス通路23bを開閉する駆動側電磁弁23cとを有し、コントローラ26が踏込みセンサ24の検出出力に基づいて補助側電磁弁22及び駆動側電磁弁23cを制御するように構成されたことを特徴とする。
この請求項4に記載された車両のブレーキ装置では、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を連通するとともに、駆動側電磁弁23cを制御してバイパス通路23bを閉じることにより連通接続部12aからリレーバルブ16への圧縮エアの流れを阻止する。これにより補助エアタンク21内の圧縮エアが、リレーバルブ16から排出されることなく、比較的短い補助エア通路19及び駆動エア通路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。一方、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量未満になったこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値以下になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を遮断するとともに、駆動側電磁弁23cを制御してバイパス管路23bを開く。これによりブレーキチャンバ11内の圧縮エアがバイパス管路23bを通ってリレーバルブ16の排気ポート16dから大気に排出される。
この請求項4に記載された車両のブレーキ装置では、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を連通するとともに、駆動側電磁弁23cを制御してバイパス通路23bを閉じることにより連通接続部12aからリレーバルブ16への圧縮エアの流れを阻止する。これにより補助エアタンク21内の圧縮エアが、リレーバルブ16から排出されることなく、比較的短い補助エア通路19及び駆動エア通路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。一方、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量未満になったこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値以下になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を遮断するとともに、駆動側電磁弁23cを制御してバイパス管路23bを開く。これによりブレーキチャンバ11内の圧縮エアがバイパス管路23bを通ってリレーバルブ16の排気ポート16dから大気に排出される。
請求項5に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図2に示すように、補助エア通路19の駆動エア通路12への連通接続部12aからリレーバルブ16への圧縮エアの流れを許容又は制限する駆動エア制限手段53を更に備え、駆動エア制限手段53が、連通接続部12aとリレーバルブ16との間の駆動エア通路12に設けられこの駆動エア通路12を開閉する駆動側電磁弁53aを有し、コントローラ26が踏込みセンサ24の検出出力に基づいて補助側電磁弁22及び駆動側電磁弁53aを制御するように構成されたことを特徴とする。
この請求項5に記載された車両のブレーキ装置では、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を連通するとともに、駆動側電磁弁53aを制御してリレーバルブ16及び連通接続部12a間の駆動エア通路12を閉じることにより連通接続部12aからリレーバルブ16への圧縮エアの流れを阻止する。これにより補助エアタンク21内の圧縮エアが、リレーバルブ16から排出されることなく、比較的短い補助エア通路19及び駆動エア通路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。一方、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量未満になったこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値以下になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を遮断するとともに、駆動側電磁弁23cを制御してリレーバルブ16及び連通接続部12a間の駆動エア通路12を開く。これによりブレーキチャンバ11内の圧縮エアが駆動エア通路12を通ってリレーバルブ16の排気ポート16dから大気に排出される。
この請求項5に記載された車両のブレーキ装置では、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を連通するとともに、駆動側電磁弁53aを制御してリレーバルブ16及び連通接続部12a間の駆動エア通路12を閉じることにより連通接続部12aからリレーバルブ16への圧縮エアの流れを阻止する。これにより補助エアタンク21内の圧縮エアが、リレーバルブ16から排出されることなく、比較的短い補助エア通路19及び駆動エア通路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。一方、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量未満になったこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値以下になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を遮断するとともに、駆動側電磁弁23cを制御してリレーバルブ16及び連通接続部12a間の駆動エア通路12を開く。これによりブレーキチャンバ11内の圧縮エアが駆動エア通路12を通ってリレーバルブ16の排気ポート16dから大気に排出される。
請求項6に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図3に示すように、補助エア通路19の駆動エア通路12への連通接続部からリレーバルブ16への圧縮エアの流れを許容又は制限する駆動エア制限手段83を更に備え、補助側電磁弁82が、補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を遮断するように切換えたときに駆動エア通路12を大気に連通するように構成され、駆動エア制限手段83が、補助エア通路19の駆動エア通路12への連通接続部に設けられリレーバルブ16からの圧縮エアと補助エアタンク21からの圧縮エアのうち圧力の高い圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給するダブルチェック弁84を有することを特徴とする。
この請求項6に記載された車両のブレーキ装置では、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁82を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を連通すると、補助エアタンク21からの圧縮エアの圧力がリレーバルブ16からの圧縮エアの圧力より高くなるので、ダブルチェック弁84はリレーバルブ16とブレーキチャンバ11を遮断し、補助エアタンク21とブレーキチャンバ11を連通する。これにより補助エアタンク21内の圧縮エアは、リレーバルブ16から排出されることなく、比較的短い補助エア通路19及び駆動エア通路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。一方、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量未満になったこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値以下になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁82を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を遮断する。これにより補助側電磁弁82が駆動エア通路12を大気に連通するので、ブレーキチャンバ11内の圧縮エアが補助側電磁弁82から大気に排出される。
この請求項6に記載された車両のブレーキ装置では、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁82を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を連通すると、補助エアタンク21からの圧縮エアの圧力がリレーバルブ16からの圧縮エアの圧力より高くなるので、ダブルチェック弁84はリレーバルブ16とブレーキチャンバ11を遮断し、補助エアタンク21とブレーキチャンバ11を連通する。これにより補助エアタンク21内の圧縮エアは、リレーバルブ16から排出されることなく、比較的短い補助エア通路19及び駆動エア通路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。一方、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量未満になったこと或いはブレーキペダル17の踏込み速度が所定の閾値以下になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁82を制御して補助エアタンク21及び駆動エア通路12間を遮断する。これにより補助側電磁弁82が駆動エア通路12を大気に連通するので、ブレーキチャンバ11内の圧縮エアが補助側電磁弁82から大気に排出される。
請求項7に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図1に示すように、主エアタンク13内の圧力と補助エアタンク21内の圧力を同一にするために主エアタンク13及び補助エアタンク21を連通接続する同圧エア通路27を更に備えたことを特徴とする。
この請求項7に記載された車両のブレーキ装置では、主エアタンク13及び補助エアタンク21を同圧エア通路27により連通接続したので、運転者によるブレーキペダル17の通常の操作時に主エアタンク13のみならず補助エアタンク21の圧縮エアをリレーバルブ16を通してブレーキチャンバ11に供給することができる。
この請求項7に記載された車両のブレーキ装置では、主エアタンク13及び補助エアタンク21を同圧エア通路27により連通接続したので、運転者によるブレーキペダル17の通常の操作時に主エアタンク13のみならず補助エアタンク21の圧縮エアをリレーバルブ16を通してブレーキチャンバ11に供給することができる。
以上述べたように、本発明によれば、一端がリレーバルブとブレーキチャンバの間の駆動エア通路であってブレーキチャンバの近傍に長さの短い補助エア通路を連通接続し、この補助エア通路の他端に補助エアタンクを連通接続し、補助エア通路に補助側電磁弁を設け、更に踏込みセンサの検出出力に基づいてコントローラが補助エアタンク内の圧縮エアをブレーキチャンバに供給するので、ブレーキペダルの踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバに供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダルの踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサが検出すると、コントローラは補助側電磁弁を制御して補助エアタンク及び駆動エア通路間を連通する。これにより補助エアタンク内の圧縮エアが比較的短い補助エア通路及び駆動エア通路を通ってブレーキチャンバに瞬時に供給される。この結果、緊急ブレーキ操作時におけるブレーキの応答遅れを防止できるので、車両の停止距離を短縮することができる。またペダルスイッチに加えて第1及び第2圧力センサを必要とするため、制御回路が複雑になるとともに、既に製造されて実用に供されている車両に組込むことが難しい従来の電気制御エアブレーキシステムと比較して、本発明では、比較的簡単な制御回路で構成できるとともに、既に製造されて実用に供されている車両に組込むことができる。
また補助エアタンクの容量が30〜60リットルであれば、ブレーキを瞬時に作動させるために十分な量の圧縮エアを補助エアタンクからブレーキチャンバに供給することができる。
また駆動エア制限手段の駆動側逆止弁がリレーバルブから連通接続部への圧縮エアの流れを許容しかつその逆の流れを阻止し、駆動側逆止弁をバイパスするバイパス通路にこのバイパス通路を開閉する駆動側電磁弁を設け、コントローラが踏込みセンサの検出出力に基づいて補助側電磁弁及び駆動側電磁弁を制御すれば、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダルを強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダルの踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバに供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダルの踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサが検出する。このときコントローラは踏込みセンサの検出出力に基づき、補助側電磁弁を制御して補助エアタンク及び駆動エア通路間を連通するとともに、駆動側電磁弁を制御してバイパス通路を閉じることにより連通接続部からリレーバルブへの圧縮エアの流れを阻止する。これにより補助エアタンク内の圧縮エアが、リレーバルブから排出されることなく、比較的短い補助エア通路及び駆動エア通路を通ってブレーキチャンバに瞬時に供給される。この結果、緊急ブレーキ操作時におけるブレーキの応答遅れを防止できるので、車両の停止距離を短縮することができる。
また駆動エア制限手段の駆動側逆止弁がリレーバルブから連通接続部への圧縮エアの流れを許容しかつその逆の流れを阻止し、駆動側逆止弁をバイパスするバイパス通路にこのバイパス通路を開閉する駆動側電磁弁を設け、コントローラが踏込みセンサの検出出力に基づいて補助側電磁弁及び駆動側電磁弁を制御すれば、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダルを強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダルの踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバに供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダルの踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサが検出する。このときコントローラは踏込みセンサの検出出力に基づき、補助側電磁弁を制御して補助エアタンク及び駆動エア通路間を連通するとともに、駆動側電磁弁を制御してバイパス通路を閉じることにより連通接続部からリレーバルブへの圧縮エアの流れを阻止する。これにより補助エアタンク内の圧縮エアが、リレーバルブから排出されることなく、比較的短い補助エア通路及び駆動エア通路を通ってブレーキチャンバに瞬時に供給される。この結果、緊急ブレーキ操作時におけるブレーキの応答遅れを防止できるので、車両の停止距離を短縮することができる。
また駆動エア制限手段の駆動側電磁弁がリレーバルブ及び連通接続部間の駆動エア通路を開閉し、コントローラが踏込みセンサの検出出力に基づいて補助側電磁弁及び駆動側電磁弁を制御すれば、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダルを強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダルの踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバに供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダルの踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサが検出する。このときコントローラは踏込みセンサの検出出力に基づき、補助側電磁弁を制御して補助エアタンク及び駆動エア通路間を連通するとともに、駆動側電磁弁を制御してリレーバルブ及び連通接続部間の駆動エア通路を閉じ、連通接続部からリレーバルブへの圧縮エアの流れを阻止する。これにより補助エアタンク内の圧縮エアが、リレーバルブから排出されることなく、比較的短い補助エア通路及び駆動エア通路を通ってブレーキチャンバに瞬時に供給される。この結果、緊急ブレーキ操作時におけるブレーキの応答遅れを防止できるので、車両の停止距離を短縮することができる。
また補助エアタンク及び駆動エア通路間を遮断するように補助側電磁弁を切換えたときに補助側電磁弁が駆動エア通路を大気に連通し、リレーバルブからの圧縮エアと補助エアタンクからの圧縮エアのうち圧力の高い圧縮エアをブレーキチャンバに供給するダブルチェック弁を補助エア通路の駆動エア通路への連通接続部に設ければ、運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダルを強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダルの踏込み量が最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバに供給する踏込み量に達したこと或いはブレーキペダルの踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサが検出する。このときコントローラは踏込みセンサの検出出力に基づき、補助側電磁弁を制御して補助エアタンク及び駆動エア通路間を連通すると、補助エアタンクからの圧縮エアの圧力がリレーバルブからの圧縮エアの圧力より高くなるので、ダブルチェック弁はリレーバルブとブレーキチャンバを遮断し、補助エアタンクとブレーキチャンバを連通する。これにより補助エアタンク内の圧縮エアが、リレーバルブから排出されることなく、比較的短い補助エア通路及び駆動エア通路を通ってブレーキチャンバに瞬時に供給される。この結果、緊急ブレーキ操作時におけるブレーキの応答遅れを防止できるので、車両の停止距離を短縮することができる。
更に主エアタンク内の圧力と補助エアタンク内の圧力を同一にするために主エアタンク及び補助エアタンクを同圧エア通路を介して連通接続すれば、運転者によるブレーキペダルの通常の操作時に主エアタンクのみならず補助エアタンクの圧縮エアをリレーバルブを通してブレーキチャンバに供給することができる。この結果、主エアタンクの容量を低減できる。
更に主エアタンク内の圧力と補助エアタンク内の圧力を同一にするために主エアタンク及び補助エアタンクを同圧エア通路を介して連通接続すれば、運転者によるブレーキペダルの通常の操作時に主エアタンクのみならず補助エアタンクの圧縮エアをリレーバルブを通してブレーキチャンバに供給することができる。この結果、主エアタンクの容量を低減できる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
図1に示すように、車両のブレーキ装置は、圧縮エアの給排により車輪を制動し又は車輪の制動を解除するブレーキチャンバ11と、このブレーキチャンバ11に駆動エア管路12を介して連通接続されかつ圧縮エアが貯留される主エアタンク13と、主エアタンク13に信号エア管路14を介して連通接続された信号部である信号圧室を有しかつ駆動エア管路12に設けられたリレーバルブ16と、ブレーキペダル17に機械的に接続されかつ信号エア管路14に設けられたブレーキバルブ18とを備える。ブレーキチャンバ11は、圧縮エアの給排と内蔵スプリング(図示せず)の弾性力によりチャンバ用プランジャ11aがチャンバ用ケース11bから出没するように構成される。このチャンバ用プランジャ11aの出没により、図示しないが、車輪のホイール内に設けられたブレーキシューがブレーキドラムに圧接され或いはブレーキドラムから離脱するように構成される。
<第1の実施の形態>
図1に示すように、車両のブレーキ装置は、圧縮エアの給排により車輪を制動し又は車輪の制動を解除するブレーキチャンバ11と、このブレーキチャンバ11に駆動エア管路12を介して連通接続されかつ圧縮エアが貯留される主エアタンク13と、主エアタンク13に信号エア管路14を介して連通接続された信号部である信号圧室を有しかつ駆動エア管路12に設けられたリレーバルブ16と、ブレーキペダル17に機械的に接続されかつ信号エア管路14に設けられたブレーキバルブ18とを備える。ブレーキチャンバ11は、圧縮エアの給排と内蔵スプリング(図示せず)の弾性力によりチャンバ用プランジャ11aがチャンバ用ケース11bから出没するように構成される。このチャンバ用プランジャ11aの出没により、図示しないが、車輪のホイール内に設けられたブレーキシューがブレーキドラムに圧接され或いはブレーキドラムから離脱するように構成される。
一方、リレーバルブ16は、主エアタンク13側の駆動エア管路12に接続された第1ポート16aと、ブレーキチャンバ11側の駆動エア管路12に接続された第2ポート16bと、信号圧室に連通し信号エア管路14が接続された信号ポート16cと、大気に開放された排気ポート16dとを有する。またブレーキバルブ18の上面には、ブレーキペダル17の基端が枢着され、ブレーキペダル17の踏込み量に応じた量の信号を信号部に伝達する、即ちブレーキペダル17の踏込み量に応じた圧力の圧縮エアを信号圧室に給排するように構成される。更にリレーバルブ16は信号圧室に給排される圧縮エアの圧力に応じた圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に給排する、即ちブレーキバルブ18からの信号圧に基づいてブレーキチャンバ11に主エアタンク13内の圧縮エアを給排するように構成される。具体的には、信号圧室のエア圧が徐々に増大すると、このエア圧に比例した圧力の圧縮エアが、主エアタンク13から第1ポート16a及び第2ポート16bを通ってブレーキチャンバ11に供給され、信号圧室のエア圧が徐々に減少すると、ブレーキチャンバ11のエア圧が信号圧室のエア圧に比例した圧力となるように、ブレーキチャンバ11の圧縮エアが第2ポート16b及び排気ポート16dを通って大気中に排出されるように構成される。なお、この実施の形態では、リレーバルブの信号部を信号圧室とし、この信号圧室にエア圧を利用した信号を伝達した、即ち信号圧室に圧縮エアを給排したが、エア圧のみならず油圧、電圧、ワイヤ又はリンクの変位等を利用した信号をリレーバルブの信号部に伝達し、この伝達信号に基づいてリレーバルブがブレーキチャンバに圧縮エアを給排してもよい。
一方、リレーバルブ16とブレーキチャンバ11の間の駆動エア管路12であってブレーキチャンバ11の近傍には、長さの短い補助エア管路19の一端が連通接続され、この補助エア管路19の他端に補助エアタンク21が連通接続される。上記補助エア管路19にはこの補助エア管路19を開閉する補助側電磁22弁が設けられる。ここで補助エアタンク21からブレーキチャンバ11までの補助エア管路19及び駆動エア管路12の合計長さが2.5〜3.5m、好ましくは2.5〜3.0mの範囲に設定される。補助エアタンク21からブレーキチャンバ11までの補助エア管路19及び駆動エア管路12の合計長さを2.5〜3.5mの範囲に限定したのは、2.5m未満では補助エアタンク21とブレーキチャンバ11の位置関係から配管できず、3.5mを越えると補助エアタンク21内の圧縮エアがブレーキチャンバ11に供給されるまでの時間が長くなるからである。
一方、上記連通接続部12aとリレーバルブ16との間の駆動エア管路12には、連通接続部12aからリレーバルブ16への圧縮エアの流れを許容又は制限する駆動エア制限手段23が設けられる。この駆動エア制限手段23は、上記連通接続部12aとリレーバルブ16との間の駆動エア管路12に設けられた駆動側逆止弁23aと、駆動側逆止弁23aをバイパスするように駆動エア回路12に連通接続されたバイパス管路23bと、バイパス管路23bに設けられこのバイパス管路23bを開閉する駆動側電磁弁23cとを有する。駆動側逆止弁23aはリレーバルブ16から連通接続部12aへの圧縮エアの流れを許容し、かつ連通接続部12aからリレーバルブ16への圧縮エアの流れを阻止するように構成される。またブレーキペダル17を準定常的に踏込んで最大圧力(主エアタンク13内と同一圧力)の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したことを検出する踏込みセンサ24が設けられる。具体的には、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17のフルストロークの70%以上であることを検出する踏込みセンサ24が設けられる。ここでブレーキペダル17の踏込み量をブレーキペダル17のフルストロークの70%以上の範囲に限定したのは、ブレーキペダルを準定常的に踏込んでいったときに、最大圧力(主エアタンク13内と同一圧力)の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量がフルストロークの70%に達したときだからである。この踏込みセンサ24は、この実施の形態では、リミットスイッチであり、内蔵スプリング(図示せず)の弾性力によりセンサ用プランジャ24aがセンサ用ケース24bから出没するように構成される。踏込みセンサ24の検出出力はコントローラ26の制御入力に接続され、コントローラ26の制御出力は補助側電磁弁22及び駆動側電磁弁23cにそれぞれ接続される。なお、この実施の形態では、ブレーキペダルの踏込み量がブレーキペダルのフルストロークの70%以上になったことを踏込みセンサが検出したが、ブレーキペダルにストロークセンサ等を取付け、ブレーキペダルの踏込み速度が所定の閾値を越えたことを踏込みセンサ(リミットスイッチ等)が検出してもよい。
一方、主エアタンク13内の圧力と補助エアタンク21内の圧力を同一にするために、主エアタンク13及び補助エアタンク21が同圧エア管路27により連通接続される。また補助エアタンク21の容量は30〜60リットル、好ましくは40〜50リットルに設定される。ここで、補助エアタンク21の容量を30〜60リットルの範囲に限定したのは、30リットル未満では車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込む緊急ブレーキ操作時にブレーキチャンバ11に十分な量の圧縮エアを供給できず、60リットルを越えると圧縮エアの貯留量が過剰となり必要以上に車両スペースを確保しなければならないからである。更に主エアタンク13の容量は30〜60リットル、好ましくは40〜50リットルに設定される。ここで、主エアタンク13の容量を補助エアタンク21の容量より小さくしてもよい。これは、車両を徐々に停止させるためにブレーキペダル17を緩やかに踏込む通常ブレーキ操作時には、ブレーキペダル17を踏込んでからブレーキが作動するまでの時間の遅れ、即ちブレーキの応答遅れがそれ程問題とならず、主エアタンク13から駆動エア管路12を通る圧縮エアと、補助エアタンク21から同圧エア管路27及び駆動エア管路12を通る圧縮エアの両者を利用できるからである。なお、図1中の符号28は、補助エアタンク21から連通接続部12aへの圧縮エアの流れを許容し、かつ連通接続部12aから補助エアタンク21への圧縮エアの流れを阻止する補助側逆止弁であり、符号29はアンチロックブレーキシステム(ABS)のモジュールである。
このように構成された車両のブレーキ装置の動作を説明する。
運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17の準定常的踏込み時に最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したことを踏込みセンサ24が検出する、即ちブレーキペダル17のフルストロークの70%以上であることを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を連通する、即ち補助エア管路19を開くとともに、駆動側電磁弁23cを制御してバイパス管路23bを閉じる。駆動側電磁弁23cにてバイパス管路23bを閉じることによりバイパス管路23bを通る連通接続部12a及びリレーバルブ16間の圧縮エアの流れが阻止され、かつ駆動側逆止弁23aにより連通接続部12aから駆動エア管路12を通るリレーバルブ16への圧縮エアの流れが阻止されるので、補助エアタンク21内の圧縮エアは、リレーバルブ16の排気ポート16dから排出されることなく、比較的短い補助エア管路19及び駆動エア管路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。この結果、緊急ブレーキ操作時におけるブレーキの応答遅れを防止できるので、車両の停止距離を短縮することができる。
運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17の準定常的踏込み時に最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したことを踏込みセンサ24が検出する、即ちブレーキペダル17のフルストロークの70%以上であることを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を連通する、即ち補助エア管路19を開くとともに、駆動側電磁弁23cを制御してバイパス管路23bを閉じる。駆動側電磁弁23cにてバイパス管路23bを閉じることによりバイパス管路23bを通る連通接続部12a及びリレーバルブ16間の圧縮エアの流れが阻止され、かつ駆動側逆止弁23aにより連通接続部12aから駆動エア管路12を通るリレーバルブ16への圧縮エアの流れが阻止されるので、補助エアタンク21内の圧縮エアは、リレーバルブ16の排気ポート16dから排出されることなく、比較的短い補助エア管路19及び駆動エア管路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。この結果、緊急ブレーキ操作時におけるブレーキの応答遅れを防止できるので、車両の停止距離を短縮することができる。
なお、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17の準定常的踏込み時に最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量未満になったことを踏込みセンサ24が検出する、即ちブレーキペダル17のフルストロークの70%未満になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を遮断する、即ち補助エア管路19を閉じるとともに、駆動側電磁弁23cを制御してバイパス管路23bを開く。バイパス管路23bを開くことにより連通接続部12a及びリレーバルブ16間のバイパス管路23bを通る圧縮エアの流れが許容される。この結果、ブレーキチャンバ11内の圧縮エアがバイパス管路23bを通ってリレーバルブ16の排気ポート16dから大気に排出されるので、ブレーキが速やかに解除される。
一方、運転者が車両を徐々に停止させるためにブレーキペダル17を緩やかにかつ比較的浅く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17のフルストロークの70%未満であることを踏込みセンサ24が検出した状態に保たれる。このためコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を遮断したまま、即ち補助エア管路19を閉じた状態に保つとともに、駆動側電磁弁23cを制御してバイパス管路23bを開いた状態に保つ。これによりリレーバルブ16からバイパス管路23bを通る連通接続部12aへの圧縮エアの流れのみならず連通接続部12aからバイパス管路23bを通るリレーバルブ16への圧縮エアの流れも許容される。この結果、主エアタンク13内の圧縮エア及び補助エアタンク21内の同圧エア管路27を通る圧縮エアがリレーバルブ16でブレーキペダル17の踏込み量に応じた圧力に調整された後に、バイパス管路23b及び駆動側逆止弁23cを通ってブレーキチャンバ11に供給されるので、車両が徐々に減速して停止する。
なお、運転者がブレーキペダル17を更に深く踏込んで、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17のフルストロークの70%以上であることを踏込みセンサ24が検出すると、コントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エア管路19を開くとともに、駆動側電磁弁23cを制御してバイパス管路23bを閉じる。駆動側電磁弁23cにてバイパス管路23bを閉じることによりバイパス管路23bを通る連通接続部12a及びリレーバルブ16間の圧縮エアの流れが阻止されるけれども、補助エアタンク21内の圧縮エアが補助エア管路19及び駆動エア管路12を通ってブレーキチャンバ11に供給されるとともに、主エアタンク13内の圧縮エアがリレーバルブ16及び駆動側逆止弁23cを通ってブレーキチャンバ11に供給されるので、ブレーキによる車両の制動力は更に増大する。この状態で、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17のフルストロークの70%未満になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エア管路19を閉じるとともに、駆動側電磁弁23cを制御してバイパス管路23bを開く。バイパス管路23bを開くことにより連通接続部12a及びリレーバルブ16間のバイパス管路23bを通る圧縮エアの流れが許容される。この結果、ブレーキチャンバ11内の圧縮エアがバイパス管路23bを通ってリレーバルブ16の排気ポート16dから大気に排出されるので、ブレーキが速やかに解除される。
<第2の実施の形態>
図2は本発明の第2の実施の形態を示す。図2において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、上記第1の実施の形態のバイパス管路及び駆動側逆止弁は設けられず、連通接続部12aとリレーバルブ16との間の駆動エア管路12に駆動エア制限手段53の駆動側電磁弁53aが設けられる。またコントローラ26の制御出力は補助側電磁弁22及び駆動側電磁弁53aにそれぞれ接続される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
図2は本発明の第2の実施の形態を示す。図2において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、上記第1の実施の形態のバイパス管路及び駆動側逆止弁は設けられず、連通接続部12aとリレーバルブ16との間の駆動エア管路12に駆動エア制限手段53の駆動側電磁弁53aが設けられる。またコントローラ26の制御出力は補助側電磁弁22及び駆動側電磁弁53aにそれぞれ接続される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成された車両のブレーキ装置の動作を説明する。
運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17の準定常的踏込み時に最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したことを踏込みセンサ24が検出する、即ちブレーキペダル17のフルストロークの70%以上であることを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を連通する、即ち補助エア管路19を開くとともに、駆動側電磁弁53aを制御して駆動エア管路12を閉じる。駆動側電磁弁53aにて駆動エア管路12を閉じることにより駆動エア管路12を通る連通接続部12a及びリレーバルブ16間の圧縮エアの流れが阻止されるので、補助エアタンク21内の圧縮エアは、リレーバルブ16の排気ポート16dから排出されることなく、比較的短い補助エア管路19及び駆動エア管路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。この結果、緊急ブレーキ操作時におけるブレーキの応答遅れを防止できるので、車両の停止距離を短縮することができる。
運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17の準定常的踏込み時に最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したことを踏込みセンサ24が検出する、即ちブレーキペダル17のフルストロークの70%以上であることを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を連通する、即ち補助エア管路19を開くとともに、駆動側電磁弁53aを制御して駆動エア管路12を閉じる。駆動側電磁弁53aにて駆動エア管路12を閉じることにより駆動エア管路12を通る連通接続部12a及びリレーバルブ16間の圧縮エアの流れが阻止されるので、補助エアタンク21内の圧縮エアは、リレーバルブ16の排気ポート16dから排出されることなく、比較的短い補助エア管路19及び駆動エア管路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。この結果、緊急ブレーキ操作時におけるブレーキの応答遅れを防止できるので、車両の停止距離を短縮することができる。
なお、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17の準定常的踏込み時に最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量未満になったことを踏込みセンサ24が検出する、即ちブレーキペダル17のフルストロークの70%未満になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を遮断する、即ち補助エア管路19を閉じるとともに、駆動側電磁弁53aを制御して駆動エア管路12を開く。駆動側電磁弁53aにて駆動エア管路12を開くことにより連通接続部12a及びリレーバルブ16間の駆動エア管路12を通る圧縮エアの流れが許容される。この結果、ブレーキチャンバ11内の圧縮エアが駆動側電磁弁53aを通ってリレーバルブ16の排気ポート16aから大気に排出されるので、ブレーキが速やかに解除される。
一方、運転者が車両を徐々に停止させるためにブレーキペダル17を緩やかにかつ比較的浅く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17のフルストロークの70%未満であることを踏込みセンサ24が検出した状態に保たれる。このためコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を遮断したまま、即ち補助エア管路19を閉じた状態に保つとともに、駆動側電磁弁53aを制御して駆動エア管路12を開いた状態に保つ。これによりリレーバルブ16から駆動エア管路12を通る連通接続部12aへの圧縮エアの流れのみならず連通接続部12aから駆動エア管路12を通るリレーバルブ16への圧縮エアの流れも許容される。この結果、主エアタンク13内の圧縮エア及び補助エアタンク21内の同圧エア管路27を通る圧縮エアがリレーバルブ16でブレーキペダル17の踏込み量に応じた圧力に調整された後に、駆動側電磁弁53aを通ってブレーキチャンバ11に供給されるので、車両が徐々に減速して停止する。
なお、運転者がブレーキペダル17を更に深く踏込んで、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17のフルストロークの70%以上であることを踏込みセンサ24が検出すると、コントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エア管路19を開くとともに、駆動側電磁弁53aを制御して駆動エア管路12を閉じる。駆動側電磁弁53aにて駆動エア管路12を閉じることにより駆動エア管路12を通る連通接続部12a及びリレーバルブ16間の圧縮エアの流れが阻止されるけれども、補助エアタンク21内の圧縮エアが補助エア管路19及び駆動エア管路12を通ってブレーキチャンバ11に供給されるとともに、主エアタンク13内の圧縮エアがリレーバルブ16及び駆動側電磁弁53aを通ってブレーキチャンバ11に供給されるので、ブレーキによる車両の制動力は更に増大する。この状態で、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17のフルストロークの70%未満になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁22を制御して補助エア管路19を閉じるとともに、駆動側電磁弁53aを制御して駆動エア管路12を開く。駆動エア管路12を開くことにより連通接続部12a及びリレーバルブ16間の駆動エア管路12を通る圧縮エアの流れが許容される。この結果、ブレーキチャンバ11内の圧縮エアが駆動側電磁弁53aを通ってリレーバルブ16の排気ポート16dから大気に排出されるので、ブレーキが速やかに解除される。
<第3の実施の形態>
図3は本発明の第3の実施の形態を示す。図3において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、補助側電磁弁82が3ポート2位置切換えの電磁弁であり、駆動エア制限手段83が補助エア管路19の駆動エア管路12への連通接続部に設けられたダブルチェック弁84を有する。補助側電磁弁82は3ポート2位置切換えの電磁弁であり、補助エアタンク21に連通接続された電磁弁用第1ポート82aと、ダブルチェック弁84のチェック用第2ポート84dに連通接続された電磁弁用第2ポート82bと、大気に開放された電磁弁用排気ポート82cとを有する。この補助側電磁弁82を作動させると電磁弁用第1ポート82aと電磁弁用第2ポート82bが連通して、補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を連通するとともに駆動エア管路12を大気から遮断し、補助側電磁弁82を不作動にすると電磁弁用第2ポート82bと電磁弁用排気ポート82cが連通して、補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を遮断するとともに駆動エア管路12を大気に連通するように構成される。
図3は本発明の第3の実施の形態を示す。図3において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、補助側電磁弁82が3ポート2位置切換えの電磁弁であり、駆動エア制限手段83が補助エア管路19の駆動エア管路12への連通接続部に設けられたダブルチェック弁84を有する。補助側電磁弁82は3ポート2位置切換えの電磁弁であり、補助エアタンク21に連通接続された電磁弁用第1ポート82aと、ダブルチェック弁84のチェック用第2ポート84dに連通接続された電磁弁用第2ポート82bと、大気に開放された電磁弁用排気ポート82cとを有する。この補助側電磁弁82を作動させると電磁弁用第1ポート82aと電磁弁用第2ポート82bが連通して、補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を連通するとともに駆動エア管路12を大気から遮断し、補助側電磁弁82を不作動にすると電磁弁用第2ポート82bと電磁弁用排気ポート82cが連通して、補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を遮断するとともに駆動エア管路12を大気に連通するように構成される。
またダブルチェック弁84は、チェック用ケース84aと、このケース84aに摺動可能に収容されたチェック用ピストン84bとを有する。ケース84aには、リレーバルブ16に連通接続されたチェック用第1ポート84cと、補助側電磁弁82の電磁弁用第1ポート82aに連通接続されたチェック用第2ポート84dと、ブレーキチャンバ11に連通接続されたチェック用第3ポート84eとが設けられる。このダブルチェック弁84はリレーバルブ16からの圧縮エアと補助エアタンク21からの圧縮エアのうち圧力の高い圧縮エアを上記ブレーキチャンバ11に供給するように構成される。即ち、リレーバルブ16からのエア圧が補助エアタンク21からのエア圧より高い場合には、チェック用ピストン84bがチェック用第2ポート84d側に移動し、チェック用第1ポート84cとチェック用第3ポート84eとが連通し、リレーバルブ16からのエア圧が補助エアタンク21からのエア圧より低い場合には、チェック用ピストン84bがチェック用第1ポート84c側に移動し、チェック用第2ポート84dとチェック用第3ポート84eとが連通するように構成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成された車両のブレーキ装置の動作を説明する。
運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17の準定常的踏込み時に最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したことを踏込みセンサ24が検出する、即ちブレーキペダル17のフルストロークの70%以上であることを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁82を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を連通し、駆動エア管路12を大気から遮断する。これにより補助エアタンク21からの圧縮エアの圧力がリレーバルブ16からの圧縮エアの圧力より高くなるので、ダブルチェック弁84のチェック用ピストン84bがチェック用第1ポート84c側に移動して、チェック用第2ポート84dとチェック用第3ポート84eとが連通する。この結果、リレーバルブ16とブレーキチャンバ11が遮断され、補助エアタンク21とブレーキチャンバ11とが連通されるので、補助エアタンク21内の圧縮エアは、リレーバルブ16の排気ポート16dから排出されることなく、比較的短い補助エア管路19及び駆動エア管路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。従って、緊急ブレーキ操作時におけるブレーキの応答遅れを防止できるので、車両の停止距離を短縮することができる。
運転者が車両を緊急停止するためにブレーキペダル17を強くかつ深く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17の準定常的踏込み時に最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量に達したことを踏込みセンサ24が検出する、即ちブレーキペダル17のフルストロークの70%以上であることを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁82を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を連通し、駆動エア管路12を大気から遮断する。これにより補助エアタンク21からの圧縮エアの圧力がリレーバルブ16からの圧縮エアの圧力より高くなるので、ダブルチェック弁84のチェック用ピストン84bがチェック用第1ポート84c側に移動して、チェック用第2ポート84dとチェック用第3ポート84eとが連通する。この結果、リレーバルブ16とブレーキチャンバ11が遮断され、補助エアタンク21とブレーキチャンバ11とが連通されるので、補助エアタンク21内の圧縮エアは、リレーバルブ16の排気ポート16dから排出されることなく、比較的短い補助エア管路19及び駆動エア管路12を通ってブレーキチャンバ11に瞬時に供給される。従って、緊急ブレーキ操作時におけるブレーキの応答遅れを防止できるので、車両の停止距離を短縮することができる。
なお、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17の準定常的踏込み時に最大圧力の圧縮エアをブレーキチャンバ11に供給する踏込み量未満になったことを踏込みセンサ24が検出する、即ちブレーキペダル17のフルストロークの70%未満になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁82を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を遮断し、駆動エア管路12を大気に連通する。この結果、ブレーキチャンバ11内の圧縮エアがダブルチェック弁84を通って補助側電磁弁82の電磁弁用排気ポート82cから大気中に排出されるので、ブレーキが速やかに解除される。
一方、運転者が車両を徐々に停止させるためにブレーキペダル17を緩やかにかつ比較的浅く踏込むと、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17のフルストロークの70%未満であることを踏込みセンサ24が検出した状態に保たれる。このためコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁82を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を遮断し、駆動エア管路12を大気から遮断した状態に保つ。これによりリレーバルブ16からの圧縮エアの圧力が補助エアタンク21からの圧縮エアの圧力より高くなるので、ダブルチェック弁84のチェック用ピストン84bがチェック用第2ポート84d側に移動して、チェック用第1ポート84cとチェック用第3ポート84eとが連通する。この結果、補助エアタンク21とブレーキチャンバ11とが遮断され、リレーバルブ16とブレーキチャンバ11が連通されるので、主エアタンク13内の圧縮エア及び補助エアタンク21内の同圧エア管路27を通る圧縮エアがリレーバルブ16でブレーキペダル17の踏込み量に応じた圧力に調整された後に、ダブルチェック弁84を通ってブレーキチャンバ11に供給され、車両が徐々に減速して停止する。
なお、運転者がブレーキペダル17を更に深く踏込んで、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17のフルストロークの70%以上であることを踏込みセンサ24が検出すると、コントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁82を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を連通し、駆動エア管路12を大気から遮断する。このときリレーバルブ16からの圧縮エアの圧力と補助エアタンク21からの圧縮エアの圧力が略同一であるので、ダブルチェック弁84のチェック用ピストン84bがチェック用第2ポート84d側に移動した状態に保たれて、チェック用第1ポート84cとチェック用第3ポート84eとが連通した状態に保たれる。この結果、補助エアタンク21とブレーキチャンバ11とが遮断した状態に保たれ、リレーバルブ16とブレーキチャンバ11が連通した状態に保たれるので、主エアタンク13内の圧縮エア及び補助エアタンク21内の同圧エア管路27を通る圧縮エアが、リレーバルブ16で減圧されることなく最大圧力のまま、リレーバルブ16及びダブルチェック弁84を通ってブレーキチャンバ11に供給され、ブレーキによる車両の制動力は更に増大する。この状態で、運転者が車両を再発進させるためにブレーキペダル17の踏込みを解除すると、ブレーキペダル17の踏込み量がブレーキペダル17のフルストロークの70%未満になったことを踏込みセンサ24が検出する。このときコントローラ26は踏込みセンサ24の検出出力に基づき、補助側電磁弁82を制御して補助エアタンク21及び駆動エア管路12間を遮断し、駆動エア管路12を大気に連通する。この結果、ブレーキチャンバ11内の圧縮エアがダブルチェック弁84を通ってリレーバルブ16の排気ポート16dから大気中に排出されるので、ブレーキが速やかに解除される。
11 ブレーキチャンバ
12 駆動エア管路(駆動エア通路)
12a 連通接続部
13 主エアタンク
16 リレーバルブ
17 ブレーキペダル
18 ブレーキバルブ
19 補助エア管路(補助エア通路)
21 補助エアタンク
22,82 補助側電磁弁
23,53,83 駆動エア制限手段
23a 駆動側逆止弁
23b バイパス管路(バイパス通路)
23c 駆動側電磁弁
24 踏込みセンサ
26 コントローラ
27 同圧エア管路(同圧エア通路)
84 ダブルチェック弁
12 駆動エア管路(駆動エア通路)
12a 連通接続部
13 主エアタンク
16 リレーバルブ
17 ブレーキペダル
18 ブレーキバルブ
19 補助エア管路(補助エア通路)
21 補助エアタンク
22,82 補助側電磁弁
23,53,83 駆動エア制限手段
23a 駆動側逆止弁
23b バイパス管路(バイパス通路)
23c 駆動側電磁弁
24 踏込みセンサ
26 コントローラ
27 同圧エア管路(同圧エア通路)
84 ダブルチェック弁
Claims (7)
- 車輪を制動し又は前記車輪の制動を解除するブレーキチャンバ(11)が駆動エア通路(12)を介して主エアタンク(13)に連通接続され、信号部を有しかつこの信号部への信号量に応じた圧力の圧縮エアを前記ブレーキチャンバ(11)に給排するリレーバルブ(16)が前記駆動エア通路(12)に設けられ、ブレーキペダル(17)に接続されたブレーキバルブ(18)が前記ブレーキペダル(17)の踏込み量に応じた量の信号を前記信号部に伝達するように構成された車両のブレーキ装置において、
一端が前記リレーバルブ(16)と前記ブレーキチャンバ(11)の間の駆動エア通路(12)であって前記ブレーキチャンバ(11)の近傍に連通接続された長さの短い補助エア通路(19)と、
前記補助エア通路(19)の他端に連通接続された補助エアタンク(21)と、
前記補助エア通路(19)に設けられた補助側電磁弁(22,82)と、
前記ブレーキペダル(17)を準定常的に踏込んで最大圧力の圧縮エアを前記ブレーキチャンバ(11)に供給する踏込み量に達したこと或いは前記ブレーキペダル(17)の踏込み速度が所定の閾値を越えたことを検出する踏込みセンサ(24)と、
前記踏込みセンサ(24)の検出出力に基づいて前記補助エアタンク(21)内の圧縮エアを前記ブレーキチャンバ(11)に供給するコントローラ(26)と
を備えたことを特徴とする車両のブレーキ装置。 - 補助エアタンク(21)からブレーキチャンバ(11)までの補助エア通路(19)及び駆動エア通路(12)の合計長さが2.5〜3.5mである請求項1記載の車両のブレーキ装置。
- 補助エアタンク(21)の容量が30〜60リットルである請求項1記載の車両のブレーキ装置。
- 補助エア通路(19)の駆動エア通路(12)への連通接続部(12a)からリレーバルブ(16)への圧縮エアの流れを許容又は制限する駆動エア制限手段(23)を更に備え、
前記駆動エア制限手段(23)が、
前記連通接続部(12a)と前記リレーバルブ(16)との間の前記駆動エア通路(12)に設けられ前記リレーバルブ(16)から前記連通接続部(12a)への圧縮エアの流れを許容しかつ前記連通接続部(12a)から前記リレーバルブ(16)への圧縮エアの流れを阻止する駆動側逆止弁(23a)と、
前記駆動側逆止弁(23a)をバイパスするように前記駆動エア回路(12)に連通接続されたバイパス通路(23b)と、
前記バイパス通路(23b)に設けられこのバイパス通路(23b)を開閉する駆動側電磁弁(23c)と
を有し、
コントローラ(26)が踏込みセンサ(24)の検出出力に基づいて補助側電磁弁(22)及び前記駆動側電磁弁(23c)を制御するように構成された請求項1記載の車両のブレーキ装置。 - 補助エア通路(19)の駆動エア通路(12)への連通接続部(12a)からリレーバルブ(16)への圧縮エアの流れを許容又は制限する駆動エア制限手段(53)を更に備え、
前記駆動エア制限手段(53)が、前記連通接続部(12a)と前記リレーバルブ(16)との間の前記駆動エア通路(12)に設けられこの駆動エア通路(12)を開閉する駆動側電磁弁(53a)を有し、
コントローラ(26)が踏込みセンサ(24)の検出出力に基づいて補助側電磁弁(22)及び前記駆動側電磁弁(53a)を制御するように構成された請求項1記載の車両のブレーキ装置。 - 補助エア通路(19)の駆動エア通路(12)への連通接続部からリレーバルブ(16)への圧縮エアの流れを許容又は制限する駆動エア制限手段(83)を更に備え、
補助側電磁弁(82)が、補助エアタンク(21)及び前記駆動エア通路(12)間を遮断するように切換えたときに前記駆動エア通路(12)を大気に連通するように構成され、
前記駆動エア制限手段(83)が、前記連通接続部に設けられリレーバルブ(16)からの圧縮エアと補助エアタンク(21)からの圧縮エアのうち圧力の高い圧縮エアをブレーキチャンバ(11)に供給するダブルチェック弁(84)を有する請求項1記載の車両のブレーキ装置。 - 主エアタンク(13)内の圧力と補助エアタンク(21)内の圧力を同一にするために前記主エアタンク(13)及び前記補助エアタンク(21)を連通接続する同圧エア通路(27)を更に備えた請求項1記載の車両のブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005259993A JP2007069786A (ja) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | 車両のブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005259993A JP2007069786A (ja) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | 車両のブレーキ装置 |
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JP2005259993A Pending JP2007069786A (ja) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | 車両のブレーキ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018030518A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | いすゞ自動車株式会社 | 車両のブレーキ装置 |
CN111183276A (zh) * | 2017-09-29 | 2020-05-19 | 本田技研工业株式会社 | 排气传感器的安装结构 |
KR20220095447A (ko) * | 2020-12-30 | 2022-07-07 | 주식회사 이 아우토반 | 무인차량의 안전성을 위한 감속 다중화 시스템 |
-
2005
- 2005-09-08 JP JP2005259993A patent/JP2007069786A/ja active Pending
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