JP2007069241A - ロータリー式ブロー成形装置及びロータリー式ブロー成形方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ロータリー式ブロー成形装置1は、連続回転する回転部材2と、缶9の下部を保持する複数の真空吸着手段3と、真空吸着手段3ごとに設けられ、缶9をブロー成形するブロー成形金型6と、真空吸着手段3ごとに設けられ、缶9の周方向に対する角度位置を検出し制御する周方向位置決め手段4と、真空吸着手段3を、少なくとも缶9の投入位置,センサ検出位置,ブロー成形位置及びブロー成形された缶9の取出し位置の間で、真空吸着手段3を移動させる移動手段5とを備えた構成としてある。
【選択図】 図4
Description
特に、プラスチックボトルを成形するように、高圧エアーを用いて金属缶をブロー成形する、バルジ缶,バルジ缶の製造方法及びバルジ缶の製造装置の技術が提案されており、一部実施もされ注目されている(特許文献1参照)。
この技術によれば、材料の機械的強度を低下させずに、すなわち、焼鈍しなくても、エアーブローによる内圧を用いて、張り出し率の大きなバルジ成形を可能とし、かつ、品質,生産性及び経済性を向上させることができる。
この技術によれば、缶胴を一方の型に装着させ、この缶胴の外周面に印刷された模様に他方の型を位置合わせし、一方の型と他方の型とで模様の少なくとも一部に凹凸加工を施して缶体を成形する際に、模様と加工された凹凸とが位置合わせされているかどうかを検査することができる。
さらに、缶を位置決めして、内外ロール金型でエンボス成形するロータリー式成形装置の技術が開示されている(特許文献3参照)。
さらに、プリフォームを位置決めしてブロー成形する技術も開示されている(特許文献5参照)。ただし、この特許文献5には、ロータリー式のものは記載されていない。
このようにすると、模様と張り出し部の位置を一致させたブロー成形品を、ロータリー式により高速で生産することができる。また、ブロー成形金型が回転部材の中央部側に設けられることにより、回転部材のデッドスペースを有効利用することができ、装置の高速化,小型化及びコストダウンを図ることができる。
なお、連続回転するとは、一時的な回転停止を繰り返す間歇回転ではなく、停止することなく回転することをいう。
このようにすると、予備成形体やブロー成形体の移動距離を短縮することができ、装置の大型化及び複雑化を防止することができる。また、缶サイズ(たとえば、350ml缶と500ml缶における高さ寸法)が異なっても、移動距離が同じとなり、装置の対応能力を向上させることができる。
このようにすると、予備成形体に傷が付くといった不具合を回避するとともに、印刷マーク等によって周方向に対する角度位置を決めることができ、表面に凹凸などのマークを付けにくい(2ピース)缶などにも適用できる。
このようにすると、ブロー成形金型の一部と保持手段の一部を共用化できるので、装置の構造を簡便化することができる。
このようにすると、予備成形体を高速で受け渡しすることができるとともに、様々な胴部形状の予備成形体に容易に対応することができ、すなわち、予備成形体の胴部形状の変更にともなうポケット,グリッパ,ガイド等の切替を行なわなくてもすみ、生産性を向上させることができる。また、予備成形体が上部にフランジ部を有するネックイン・フランジ成形されたものであっても、パッドがフランジ部と当接することにより、予備成形体を確実に吸着し保持手段に供給することができる。
このようにすると、ブロー成形により缶胴が張り出している場合であっても、缶胴の凹みや傷つきを防止することができる。また、ブロー成形体を高速で受け渡しすることができる。
このように、保持手段から独立したプッシュロッドを用いることにより、真空吸着手段を、予備成形体の高さ方向における接近方向に移動させることができるとともに、保持手段周辺の構造を単純化することができ、高速化や動作の信頼性を向上させることができる。すなわち、プッシュロッドを保持手段に設けると、保持手段の全体的な構造が、大掛かり、かつ、重すぎる構造となってしまうので、これを回避することにより、高速化や動作の信頼性を向上させることができる。
このようにすると、プッシュロッドが保持手段と同期した状態で回転し、すなわち、プッシュロッドを、予備成形体の受渡し位置の真上に位置させることができるので、真空吸着手段を予備成形体の高さ方向における接近方向に移動させる動作の信頼性が向上し、予備成形体の受渡しを確実に行うことができる。
このようにすると、模様と一致するブロー成形の施された金属缶を、ロータリー式によって、高速で生産することができる。
このようにすると、模様と一致するブロー成形の施されたペットボトルを、ロータリー式によって、高速で生産することができる。
このようにすると、ロータリー式ブロー成形であって、かつ、位置決め機構を有するので、例えば印刷絵柄に位置あわせした張り出し成形を行なうなど、意匠性の高い缶の高速バルジ成形、あるいは、周方向で肉厚分布をつけたプリフォームを用いて非円形ボトルのブロー成形を行なうことができる。これにより、軽量化ボトルの高速成形など、予備成形体の位置決めを必要とするブロー成形を高速で行なうことができ、生産性を向上させることができる。
このようにすると、予備成形体の受渡しやブロー成形を効率よく行なうことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るロータリー式ブロー成形装置の全体的な構成を説明するための概略平面図を示している。
同図において、ロータリー式ブロー成形装置1は、ロータリー式ブロー成形装置本体であるブローホイール10,予備成形体である缶9をブローホイール10に供給する投入ターレット11,及び,ブロー成形された缶9をブローホイール10から取り出す取出しターレット12を備えている。
図2は、本発明の一実施形態に係るロータリー式ブロー成形装置のブローホイールを説明するための要部の概略拡大図であり、(a)は缶を受け渡すときの平面図を、(b)は缶をブロー成形するときの平面図を示している。
また、図3は、図2のA−A概略断面図を、図4は、図2のB−B概略断面図を示している。
図2,3,4において、ブローホイール10は、回転部材2,保持手段としての真空吸着手段3,周方向位置決め手段4,移動手段5及びブロー成形金型6を備えている。
なお、図2において、理解しやすいように、圧縮空気供給手段64を省略してある。
回転円板21は、投入ターレット11と同期した回転速度で、時計回り方向に連続回転する。また、回転円板21は、周縁部に、20個のスライドブロック22が等間隔で取り付けられている。このスライドブロック22は、回転円板21に固定される取付け部221と、真空吸着手段3がスライド自在に収まる収容部222と、スライドシャフト511を取り付けるシャフト押え223を備えている。
収容部222は、取付け部221の外周側端面から水平方向に突設された、上方から見るとほぼU字状としてあり、中央の開口部に、対向する一対のスライドシャフト511が設けられ、真空吸着手段3が回転円板21の半径方向にスライドする。この収容部222の付け根部には、金型ホルダー62,63が回動自在に軸支されている。
また、シャフト押え223は、スライドシャフト511の外周側端部が装入される装入穴(図示せず)が形成された板部材であり、ボルト等によって収容部222の外周側端面に固定される。
なお、上部又は下部の一方が開口され他方が閉止された予備成形体として、上部がネックイン・フランジ成形された缶9を使用しているが、本発明の予備成形体は缶9に限定されるものではない。また、開口されたフランジ部を上方とした姿勢で、缶9をブロー成形しているが、この姿勢に限定されるものではない。
また、受け台35は、ほぼ直方体状としてあり、ベアリングブロック34が嵌入される孔が穿設してあり、ベース36に取り付けられている。
ベース36は、中央部に、ベアリングブロック34が嵌入される孔が穿設された、ほぼ直方体状としてあり、リニアベアリング51のスライドユニット512に螺着される。
リニアベアリング51は、スライドシャフト511とスライドユニット512とからなっており、一対のスライドシャフト511が、スライドブロック22に対向した状態で回転円板21の半径方向に沿って、取り付けられている。また、スライドユニット512には、真空吸着手段3が固定されており、真空吸着手段3が、回転円板21の半径方向に往復移動する。
光センサ41,42は、センサ検知位置における缶9の側面の印、たとえば、模様、色彩、文字、凹凸などの一部を検出するセンサである。また、光センサ41,42は、缶9の外周に沿って湾曲した(目盛り付き)固定部を有する支持部材44を介して、各スライドブロック22に固定される。また、ステッピングモータ43は、ベース36の下部に設けられ、制御部(図示せず)からの制御信号により駆動される。また、ステッピングモータ43は、軸端にギア431が設けてあり、駆動されると、ギア431と噛み合う歯車37を介してボトムパッド31を回転させる。このようにすると、缶9の周方向に対する角度位置を制御することができる。
分割金型61は、缶9の側面に張り出し部を成形するための、缶9の中心軸に沿って二分割された、左右一対の直方体状の金型である。この分割金型61は、上部に圧縮空気供給手段64との位置を決める円環状の凸部611が形成され、中段部に缶9が収容される空間612が形成され、下部にボトムパッド31との位置を決める円環状の凹部613が形成されている。また、分割金型61は、それぞれ金型ホルダー62,63に螺着されている。
なお、本実施形態の分割金型61は、凸部611,空間612及び凹部613を一つの金型材に直接的に成形してあるが、この構造に限定されるものではなく、たとえば、缶9のフランジ部や胴部の形状に加工した、部分金型(図示せず)を分割金型61に組み込む構造としてもよい。
図5は、本発明の一実施形態に係るロータリー式ブロー成形装置の投入ターレットを説明するための要部の概略拡大図であり、(a)は断面図を、(b)は平面図を示している。
同図において、投入ターレット11は、回転円板111と、軸受ブロック112と、ローラーガイド113と、真空吸着手段114と、直動カム115と、揺動カム116と、プッシュロッド117(図7参照)とを備えている。
連結部材114gは、一端がローラーガイド113の取付け部に固定され、他端にフランジパッド114a等が取り付けられる(ほぼ鉤状に形成された)板部材である。
フランジパッド114aは、プラスチックや金属などからなる円板であり、中央部に、バキュームジョイント114e及びリリーフバルブ114fと連通する吸気孔が形成してある。また、フランジパッド114aは、上面に、スライドピン114b及び押下板114dの円筒部が連結してあり、圧縮ばね114cにより上方に付勢された状態で、上下動自在に連結部材114gに取り付けられる。このフランジパッド114aは、ネックイン部及びフランジ部が形成された缶9のフランジ部と当接し、缶9内部に真空領域を形成することにより、缶9を吸着保持する。
ブローホイール10は、フランジパッド114aを上下移動させる機構として、各真空吸着手段3の受渡し位置の上方に、プッシュロッド117を備えている。
図7は、本発明の一実施形態に係るロータリー式ブロー成形装置のブローホイールに設けられた、プッシュロッドを説明するための概略図であり、(a)は側面図を、(b)は要部の拡大図を示している。
同図において、プッシュロッド117は、支持部材117a,ローラーガイド117b,押下棒117c及び当接部117dを備えている。
また、図示してないが、プッシュロッド117は、ブローホイール10の外周に設けられたカム機構を利用して、投入ターレット11と同期した状態で押下棒117cを上下方向に移動させ、フランジパッド114aを上下移動させる。なお、上記カム機構の代わりに、押下棒117cと連結された電磁ソレノイド,リニアモータ,エアシリンダ等の駆動源を用いて、押下棒117cを上下方向に移動させてもよい。
取出しターレット12は、投入ターレット11とほぼ同様な構造としてあり、投入ターレット11と比べると、投入ターレット11が、ブロー成形前の缶9を、ブローホイール10に渡しているのに対して、取出しターレット12は、ブロー成形された缶9をブローホイール10から受け取る点が相違する。したがって、詳細な説明は省略する。
図8は、本発明の一実施形態に係るロータリー式ブロー成形装置の、投入ターレットからブローホイールへの移送動作を説明するための概略図であり、(a)はプッシュロッドが真空吸着手段と接触したときの側面図を、(b)は缶がボトムパッドと接触したときの側面図を、(c)はブローホイールの真空吸着手段が吸引中の側面図を、(d)はフランジパッドが缶から離れる直前の側面図を、(e)はプッシュロッドが真空吸着手段から離れる直前の側面図を示している。
なお、フランジパッド114aは、フランジパッド基準高さを移動しており、ブローホイール10のボトムパッド31は、ボトムパッド基準高さを移動している。また、フランジパッド114aは、上述した揺動カム116による揺動機構と直動カム115による直動機構によって、ボトムパッド31の(上方から見た)軌跡に沿って、移動している。
ブローホイール10は、図1に示すように、投入ゾーンで供給された缶9を、時計回り方向に搬送し、約60°の角度を有する周方向位置決めゾーンを搬送する。
続いて、ブローホイール10は、周方向位置決めゾーンの搬送中に、周方向位置決め手段4が、ステッピングモータ43を時計回り方向に回転させ、光センサ41,42が、センサ検知位置における缶9の側面の印、たとえば、模様、色彩、文字、凹凸などを検出する。これにより、缶9の周方向に対する角度位置を検知し、続いて、ステッピングモータ43を回転させ、缶9を所定の周方向に対する角度位置に合わせる。なお、本願では、ブロー成形位置とは異なるブロー成形金型6から離れた位置に、缶9が位置するとき、缶9を周方向に対して位置決めするので、光センサ42と缶9がブロー成形金型6によって遮られるようなことがなく、位置決めを確実に行なえる。
続いて、金型ホルダー62,63を開き、移動手段5が、真空吸着手段3を、スライドシャフト511に沿って、回転部材2の径方向外側に向かって、取出し位置まで搬送する。
次に、ブローホイール10から取出しターレット12への搬送について、図8を参照して説明する。
ブローホイール10は、同図(e)に示すように、ボトムパッド31が、ブロー成形された缶9を、缶9の底部を真空吸着により保持した状態で、時計回り方向に搬送する。また、ブローホイール10に設けられたプッシュロッド117の当接部117dが降下し、当接部117dが(取出しターレット12の)押下板114dと接触している。
なお、フランジパッド114aは、フランジパッド基準高さを移動しており、ブローホイール10のボトムパッド31は、ボトムパッド基準高さを移動している。また、フランジパッド114aは、上述した揺動カム116による揺動機構と直動カム115による直動機構によって、ボトムパッド31の(上方から見た)軌跡に沿って、移動している。
なお、ボトムパッド31は、ボトムパッド基準高さを移動しており、フランジパッド114aは、フランジパッド基準高さを移動している。また、フランジパッド114aは、上述した揺動カム116による揺動機構と直動カム115による直動機構によって、ボトムパッド31の(上方から見た)軌跡に沿って、移動してきたが、ここから先は、独自の軌跡に沿って移動する。
本発明の一実施形態に係るロータリー式ブロー成形方法は、連続回転する回転部材2の周縁部に設けられた複数の真空吸着手段3が、上部が開口され下部が閉止された缶9の、閉止された下部を順次保持する。
次に、真空吸着手段3ごとに回転部材2に設けられた光センサ41,42が、保持された缶9の周方向位置を検出し、真空吸着手段3ごとに回転部材2に設けられたステッピングモータ43が、光センサ41,42の検出信号にもとづいて真空吸着手段3を自転させて、缶9の周方向位置を位置決めする。
次に、取出しターレット12が、開口された上部を保持されることにより、ブロー成形された缶9を順次取り出す。
例えば、上記実施形態では、予備成形体を缶9としてあるが、これに限定されるものではない。たとえば、ペットボトルのプリフォームとしてもよく、このようにすると、模様と一致するブロー成形の施されたペットボトルを、ロータリー式によって、高速で生産することができる。
2 回転部材
3 真空吸着手段
4 周方向位置決め手段
5 移動手段
6 ブロー成形金型
9 缶
10 ブローホイール
11 投入ターレット
12 取出しターレット
21 回転円板
22 スライドブロック
31 ボトムパッド
32 吸気軸
33 ボールベアリング
34 ベアリングブロック
35 受け台
36 ベース
37 歯車
41,42 光センサ
43 ステッピングモータ
44 支持部材
51 リニアベアリング
52 スライドカム
61 分割金型
62,63 金型ホルダー
64 圧縮空気供給手段
92a チャイム部
92c 中央ドーム部
111 回転円板
112 軸受ブロック
112a 揺動軸
113 ローラーガイド
114 真空吸着手段
114a フランジパッド
114b スライドピン
114c 圧縮ばね
114d 押下板
114e バキュームジョイント
114f リリーフバルブ
114g 連結部材
115 直動カム
116 揺動カム
117 プッシュロッド
117a 支持部材
117b ローラーガイド
117c 押下棒
117d 当接部
221 取付け部
222 収容部
223 シャフト押え
311 吸気孔
312 溝
313 凸部
314 嵌入部
321 フランジ部
322 円筒部
341 円板
431 ギア
511 スライドシャフト
512 スライドユニット
521 従動部
522 溝
523 レール
524 アーム
611 凸部
612 空間
613 凹部
621 係止ピン
631 係止部
641 エアシリンダ部
642 ロッド
643 シール材
644 フランジ部
645 保持部材
646 給気孔
Claims (12)
- 連続回転する回転部材と、
前記回転部材の周縁部に設けられ、上部又は下部の一方が開口され他方が閉止された予備成形体の上部又は下部を保持する複数の保持手段と、
前記保持手段ごとに前記回転部材の中央部側に設けられ、前記予備成形体をブロー成形するブロー成形金型と、
前記保持手段ごとに前記回転部材に設けられ、前記予備成形体の周方向に対する角度位置を検出するセンサおよび前記センサの検出信号にもとづいて前記予備成形体の周方向に対する角度位置を制御する位置決め用モータを有する周方向位置決め手段と、
前記回転部材に設けられ、少なくとも前記予備成形体の受渡し位置及びブロー成形位置の間で、前記保持手段を移動させる移動手段と、
を備えたことを特徴とするロータリー式ブロー成形装置。 - 前記移動手段が、前記保持手段を水平方向かつ前記回転部材の径方向に移動させることを特徴とする請求項1記載のロータリー式ブロー成形装置。
- 前記センサを光センサとしたことを特徴とする請求項1又は2記載のロータリー式ブロー成形装置。
- 前記保持手段が、前記ブロー成形金型の複数ある分割金型のうち、前記予備成形体の上部又は下部に対応する分割金型を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のロータリー式ブロー成形装置。
- 前記予備成形体を前記保持手段に渡す投入ターレットを備え、該投入ターレットが、前記予備成形体の開口された上部又は下部と当接するパッドを介して、前記予備成形体内の空気を吸引する真空吸着手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のロータリー式ブロー成形装置。
- 前記保持手段から前記ブロー成形体を受け取る取出しターレットを備え、該取出しターレットが、前記ブロー成形体の開口された上部又は下部と当接するパッドを介して、前記ブロー成形体内の空気を吸引する真空吸着手段を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のロータリー式ブロー成形装置。
- 前記保持手段から独立した状態で、プッシュロッドが設けられ、該プッシュロッドが、前記予備成形体又はブロー成形体を受け渡す際、前記真空吸着手段を前記保持手段方向に押すことを特徴とする請求項5又は6記載のロータリー式ブロー成形装置。
- 前記プッシュロッドが、前記回転部材に設けられたことを特徴とする請求項7記載のロータリー式ブロー成形装置。
- 前記予備成形体を、金属缶としたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のロータリー式ブロー成形装置。
- 前記予備成形体を、プラスチックボトルのプリフォームとしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のロータリー式ブロー成形装置。
- 連続回転する回転部材に設けられた複数の保持手段が、上部又は下部の一方が開口され他方が閉止された予備成形体の上部又は下部の一方を順次保持し、
前記保持手段ごとに前記回転部材に設けられたセンサが、保持された前記予備成形体の周方向に対する角度位置を検出し、さらに、前記保持手段ごとに前記回転部材に設けられた位置決め用モータが、前記センサの検出信号にもとづいて前記予備成形体の周方向に対する角度位置を制御し、
開いた状態のブロー成形金型が、前記予備成形体を型締めし、前記ブロー成形金型内の予備成形体に高圧気体を吹き込んでブロー成形し、続いて、前記高圧気体を排気し、閉じた状態の前記ブロー成形金型を開き、
前記ブロー成形体が、上部又は下部の他方を保持されることにより、順次取り出される
ことを特徴とするロータリー式ブロー成形方法。 - 前記回転部材に設けられ、少なくとも前記予備成形体の受渡し位置及びブロー成形位置の間で、前記保持手段を移動させる移動手段が、前記保持手段を水平方向かつ前記回転部材の径方向に移動させることを特徴とする請求項11記載のロータリー式ブロー成形方法。
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