JP2007067304A - 基板接合方法と実装基板 - Google Patents

基板接合方法と実装基板 Download PDF

Info

Publication number
JP2007067304A
JP2007067304A JP2005254224A JP2005254224A JP2007067304A JP 2007067304 A JP2007067304 A JP 2007067304A JP 2005254224 A JP2005254224 A JP 2005254224A JP 2005254224 A JP2005254224 A JP 2005254224A JP 2007067304 A JP2007067304 A JP 2007067304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
substrate
bump material
foam
foaming agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005254224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4822774B2 (ja
Inventor
Takahiko Yagi
能彦 八木
Osamu Uchida
内田  修
Toshiro Kubota
敏郎 久保田
Masaru Yamauchi
大 山内
Makoto Imanishi
誠 今西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005254224A priority Critical patent/JP4822774B2/ja
Publication of JP2007067304A publication Critical patent/JP2007067304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4822774B2 publication Critical patent/JP4822774B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L24/81Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a bump connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

【課題】端子部のピッチが小さい場合の実装の信頼性の向上を目的とする。
【解決手段】第1電極22に発泡剤26を供給し、発泡剤26の外側をバンプ材料29によって被覆し、発泡剤26を発泡させて拡張したバンプ材料29を介して第1電極22と第2電極24を接触させると共に、バンプ材料29を溶融させて第1の基板21に形成された第1電極22と第2の基板23に形成された第2電極24とをバンプ30で接合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フリップチップ実装などの基板接合方法に関するものである。
図8はフリップフロップ実装の工程を示している。
図8(c)に示すように半導体チップ1を基板2に実装する場合には、先ず、図8(a)に示すように半導体チップ1の端子部3にハンダボール4を形成し、次に図8(b)に示すように基板2の端子部5に、前記半導体チップ1を裏返してセットし、この状態で加熱して常温に戻すことによって前記ハンダボール4が溶融し凝固して実装が完了する。
また、図10(a)(b)に示すようにしてバンプを形成する特別な方法が知られている。先ず、図10(a)に示すように基板6のアルミ電極7の上に電気メッキによって加熱発泡性共析物8を作る。9は絶縁層,10は保護層である。その後の加熱工程によって加熱発泡性共析物8は、バンプ材料が溶融した時点で共析物が分解、またはガス化して、バンプ材料内にボイドを形成して、発泡によって図10(b)に示すように球状のバンプ電極11が形成されている。
このようにしてボイド電極が作成された基板6は、図10(c)に示すように、実装すべき基板12を押し付けて加熱し、バンプ電極11を再溶融して接合している。
特開平4−186631号公報
図9(a)(b)に示すように半導体チップ1の端子部3のピッチが小さくなった場合には、隣接するハンダボールの間隔が少なくなって、図9(c)に示すように前記ハンダボール4を溶融し凝固させた場合には、ハンダブリッジによる実装不良個所(A)が発生する。
そこで、前記ピッチが小さくなった場合には、図10に示した加熱発泡性共析物8を用いて適切な大きさのバンプを形成させることで実装不良個所(A)の発生を低減できるが、工程数の削減が要望されているのが現状である。
また、従来の加熱発泡性共析物8が図10(b)のように発泡して球状に凝固した状態では、発泡することによってその中に分散しているバンプ材料の抵抗値が大きくなる問題がある。
本発明は半導体チップの端子部のピッチが小さくてもハンダブリッジの発生を無くして実装の信頼性の向上を実現でき、しかも工程数を削減できる基板接合方法を提供することを目的とする。
また、さらに低抵抗での接続を実現できる基板接合方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の基板接合方法は、第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、第1電極に発泡剤を供給し、前記発泡剤の外側をバンプ材料によって被覆し、前記発泡剤を発泡させて拡張した前記バンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させると共に、バンプ材料を溶融させて接合することを特徴とする。
本発明の請求項2記載の基板接合方法は、請求項1において、第1電極に発泡剤を供給した後に、発泡剤の表面を硬化させてから前記バンプ材料で被覆することを特徴とする。
本発明の請求項3記載の基板接合方法は、第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、第1電極に発泡型バンプ材料を供給し、第1,第2の基板を間隔を設けて対向させ、前記発泡型バンプ材料を発泡させて発泡したバンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させると共に、前記発泡型バンプ材料中のバンプ材料を溶融させて接合することを特徴とする。
本発明の請求項4記載の基板接合方法は、第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、第1電極に発泡型バンプ材料を供給し、第1電極と第2電極が前記発泡型バンプ材料を介して接触するように第1,第2の基板の一方の基板を他方の基板に載置し、前記発泡型バンプ材料を発泡させると共に、前記発泡型バンプ材料中のバンプ材料を溶融させて接合することを特徴とする。
本発明の請求項5記載の基板接合方法は、第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、第1電極に発泡型バンプ材料を供給し、第1電極と第2電極が前記発泡型バンプ材料を介して接触するように第1,第2の基板の一方の基板を他方の基板に載置し、発泡型バンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させた状態で前記発泡型バンプ材料を発泡させると共に両基板の間隔が大きくなる方向に相対移動させ、前記発泡型バンプ材料中のパンプ材料を溶融させて接合することを特徴とする。
本発明の請求項6記載の基板接合方法は、第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、第1の基板の第1電極の下層に発泡型バンプ材料を配置し、第1電極の孔から発泡した前記発泡型バンプ材料を第1電極の上に供給し、発泡型バンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させると共に、前記発泡型バンプ材料中のパンプ材料を溶融させて接合することを特徴とする。
本発明の請求項7記載の基板接合方法は、第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、第1の基板の第1電極の下層に発泡型バンプ材料を押し出し、発泡型バンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させると共に、前記発泡型バンプ材料中のバンプ材料を溶融させて接合することを特徴とする。
本発明の請求項8記載の基板接合方法は、請求項3〜請求項7の何れかにおいて、発泡型バンプ材料は、発泡剤とこの発泡剤の外側を覆うバンプ材料とで構成したことを特徴とする。
本発明の請求項9記載の実装基板は、第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続して実装した実装基板であって、
第1の基板の第1電極の下層に設けられた発泡型バンプ材料の収容部を有し、
発泡して第1電極の孔から第1電極の上に供給された前記発泡型バンプ材料を介して第1電極と第2電極が接触すると共に、前記発泡型バンプ材料中のバンプ材料が溶融して接合されたことを特徴とする。
この基板接合方法によると、第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、第1電極に発泡剤を供給し、前記発泡剤の外側をバンプ材料によって被覆し、前記発泡剤を発泡させて拡張した前記バンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させると共に、バンプ材料を溶融させて接合することによって、発泡剤とバンプ材料とが混じり合っているのではなく、発泡剤とバンプ材料の二層構造にしているため、半導体チップの端子部のピッチが小さくてもハンダブリッジの発生を無くして実装の信頼性の向上を実現でき、発泡剤の発泡によっても発泡剤の外側の面に沿ってバンプ材料による導電層が残されているため、低抵抗での接合が可能である。
また、第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、第1電極に発泡型バンプ材料を供給し、第1,第2の基板を間隔を設けて対向させ、前記発泡型バンプ材料を発泡させて発泡したバンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させると共に、前記発泡型バンプ材料中のバンプ材料を溶融させて接合することによって、工程数を削減を実現できる。
本発明の基板接合方法を具体的な各実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の基板接合方法による実装工程を示している。
ここでは、図1(e)に示すように、第1の基板21に形成された第1電極22と、第2の基板23に形成された第2電極24とをバンプで接続する実装工程を示している。
図1(a)では、第1電極22の上にディスペンサ25によって加熱発泡性の発泡剤26を供給する。図1(b)では、紫外線を照射して発泡剤26の表面だけを固化させてスキン層27を形成する。発泡剤26は、通常のウレタンでは耐熱性、耐化学薬品性が悪く、使用できない。そこで、この実施の形態ならびに後述の実施の形態においては、発泡シリコーンを用いた。発泡シリコーンには、2種類のものがあって、一つは、加熱により発泡する材料をシリコンゴム中に添加して加熱して発泡させるものであり、もう一つは、2液混合型のもので、これは混ぜることによって発泡する。具体的には、発泡剤として炭酸水素ナトリウムをシリコーンに混ぜたものを使用した。この分解温度は120℃〜150℃であったので、発泡プロセスの温度も120℃〜150℃に設定した。
図1(c)では、ディスペンサ28によってスキン層27の上にバンプ材料29を供給して発泡剤26を被覆する。バンプ材料29としては、この実施の形態ならびに後述の実施の形態においても、導電性ペーストを使用した。例えば、以下のものが使用できる。これ以外の導電ペーストを使用することもできる。ビスフェノールA型エポキシ樹脂100部、添加剤としてホウ酸トリブチルを6重量部、固体分散型潜在性硬化促進剤として“アミキュアPN−23”(味の素株式会社 商品名)15部を加えたもの、更に、ポリチオール化合物として“TMTP(トリメチロールプロバントリス(β−チオプロビオネート))”(淀化学社 商品名)80部を加え、万能混合機で十分に真空混合して樹脂組生物を調製し、樹脂組成物100重量部に対して導電性粒子として銀粉を400部を混合した導電性樹脂組成物を用いた。導電性粒子として、ナノ粒子の金属を含んでいるものを用いると、発泡剤が発泡して伸びた場合でも、粒子同士が均質に伸びて途切れにくい。導電性ペーストには、樹脂成分が含まれているので、発泡剤26が伸びても伸びることができる。
このバンプ材料29の供給時には発泡剤26の表面にスキン層27が形成されているため、発泡剤26とバンプ材料29とは混じり合わない。
この状態で加熱処理することによって、発泡剤26が発泡してその体積が増加し、これに伴って発泡剤26の外側を覆っているバンプ材料29が拡張されて図1(d)に示すように球状のバンプ30ができあがる。
図1(e)では、バンプ30に第2の基板23の第2電極24を押し当てて加熱処理することによって、バンプ材料29が再溶融して凝固し、第1電極22と第2電極24とがバンプ材料29によって接合している。
この基板接合方法によると、20μm程度といった狭ピッチであっても、ブリッジなどによる接合不良もなく、良好な接合状態を得ることができた。さらに、発泡剤26とバンプ材料29とが混じり合っているのではなく、発泡剤26とバンプ材料29の二層構造にしているため、発泡剤26の発泡によっても発泡剤26の外側の面に沿ってバンプ材料29による導電層が残されているため、低抵抗での接合が可能である。
なお、図1(a)ではディスペンサ25によって発泡剤26を第1の電極21の上に配置したが、ディスペンサ25によらずに印刷またはインクジェットヘッドを用いて第1の電極21の上に発泡剤26を配置することもできる。
(実施の形態2)
図2は本発明の基板接合方法による実装工程を示し、(実施の形態1)と同じように発泡剤26とバンプ材料29の二層構造のバンプを用いており、図2(a)〜図2(c)の工程は、図1(a)〜図1(c)の工程と同じである。(実施の形態1)では、図1(d)で発泡剤26を発泡させた後に、図1(d)でバンプ材料29を再溶融させて第1電極22と第2電極24を接合したが、この(実施の形態2)では、図2(d)では発泡剤26を発泡させる前に、第1,第2の基板21,23を間隔を設けて対向させ、図2(e)で加熱処理して発泡剤26を発泡させるとともに、温度を上昇させてバンプ材料29を溶融させて接合する点が異なっており、図1(d)で発泡させるためだけに加熱処理し、次工程でバンプ材料29の再溶融を実施する場合に比べて、図2(e)では発泡剤26の発泡とバンプ材料29の再溶融を同一工程で実施しているため、工程数を削減できる。
なお、(実施の形態2)では発泡剤26とバンプ材料29の二層構造のバンプを用いたが、発泡剤26とバンプ材料29とが混じり合ったバンプの場合であっても、工程数の削減効果は得られる。
(実施の形態3)
図3は本発明の基板接合方法による実装工程を示し、(実施の形態2)と同じように発泡剤26とバンプ材料29の二層構造のバンプを用いており、図3(a)〜図3(c)の工程は、図1(a)〜図1(c)の工程と同じである。
(実施の形態2)では、第1,第2の基板21,23を間隔を設けて対向させ、発泡剤26が発泡して大きくなってくるのを待ち受けていたが、この(実施の形態3)では、図3(d)では第2の基板23を、発泡剤26を発泡させる前のバンプ30の上に載置し、次に、加熱処理して発泡剤26を発泡させる。発泡剤26の発泡に伴って第2の基板23が図3(e)まで持ち上げられて、温度を上昇させてバンプ材料29を溶融させて接合する。
(実施の形態4)
図4は本発明の基板接合方法による実装工程を示し、(実施の形態2)と同じように発泡剤26とバンプ材料29の二層構造のバンプを用いており、図4(a)〜図4(c)の工程は、図1(a)〜図1(c)の工程と同じである。
(実施の形態2)では、第1,第2の基板21,23を間隔を設けて対向させ、発泡剤26が発泡して大きくなるのを待ち受けていたが、この(実施の形態4)の図4(d)では、第2の基板23の第2電極24を、発泡剤26を発泡させる前のバンプ30に接触またはその近傍位置に配置し、次に、加熱処理して発泡剤26を発泡させるとともに、発泡剤26の発泡に伴って第2の基板23を図4(e)を経て図4(f)に示す位置まで次第に第1の基板21から離間させる。さらに詳しくは、発泡する発泡剤26は第2の基板23の第2電極24に接触しながら発泡するように第2の基板23を第1の基板21から離間させることによって、バンプ30の形状を第1の電極21と第2電極24の範囲内で発泡して大きくなるように制御することができ、狭ピッチ化の場合であっても、隣接した電極とのハンダブリッジによる実装不良個所(A)の発生を低減するのに有効である。
なお、ここでは第1の基板21に対して第2の基板23を上昇させたが、第2の基板23に対して第1の基板21を下降させたり、第1の電極21と第2電極24の間隔が発泡剤26の発泡に伴って大きくなるように、第1の基板21と第2の基板23を相対移動させても実現できる。
(実施の形態5)
図5は本発明の基板接合方法による実装工程を示す。
上記の各実施の形態では、第1の電極22の上に配置したパンプ30が発泡材26の発泡によって大きくなったが、この(実施の形態5)では、第1の基板21の内部、詳しくは、第1の電極22の下側に発泡剤26とバンプ材料29とが混じり合ったバンプ30Aが配設されている。
図5(a)〜図5(d)は第1の基板21の作成工程を示している。
ここで第1の基板21は、基板下部31と、基板下部31に張り合わされる基板上部32とで構成されている。基板上部32には第1の電極22が設けられている。また、基板下部31には第1の電極22の位置に対応して凹部33が形成されている。
図5(a)では、基板下部31の凹部33に、発泡剤26とバンプ材料29とが混じり合ったバンプ30Aをディスペンサで供給する。
図5(b)と図5(c)では、第1の電極22から基板上部32に達する貫通孔34をレーザー加工で形成した後に、前記図5(a)でバンプ30Aが供給済みの基板下部31に基板上部32を図5(d)に示すように貼り付ける。
図5(e)では、図5(d)のように貼り付けた第1の基板21を加熱プレート35に載置して加熱する。この加熱によってバンプ30Aに混入されている発泡剤26が発泡してバンプ30Aの体積が増加し、貫通孔34を介して図5(f)に示すように第1の電極22の上部にバンプ30Aが突出する。
図5(g)では第2の基板23を、第1の電極22の上部に突出したバンプ30Aの上に載置する。そして、前記加熱プレート35の温度をバンプ材料29が再溶融する温度に昇温した後に固化する温度にまで降温することによって、第1の電極22と第2の電極24が接合される。
このように、発泡したバンプ30Aの出口を貫通孔34によって積極的に狭めため、バンプ30Aが僅かであっても第1の電極22の上部に大きく突出させることができ、狭ピッチのために接合個所の1個所あたりのバンプ30Aを多くできない場合であっても、確実な接合状態を得ることができる。
(実施の形態6)
図6は本発明の基板接合方法による実装工程を示し、図6(a)〜図6(f)の工程は、(実施の形態5)の図5(a)〜図5(f)の工程と同じである。
(実施の形態5)では第2の基板23を第1の電極22の上部に突出したバンプ30Aの上に載置したが、この(実施の形態6)の図6(g)では、第2の基板23の第2電極24を、バンプ30に接触またはその近傍位置に配置し、発泡途中のバンプ30Aに接触させた後に、発泡剤26の発泡に伴って第2の基板23を次第に図6(h)の状態を経て最終的な図6(i)の状態に第1の基板21から離間させる。さらに詳しくは、発泡して第1の電極22の上部に突出してくるバンプ30Aが、第2の基板23の第2電極24に接触しながら発泡するように第2の基板23を第1の基板21から図6(i)に示す位置まで離間させることによって、バンプ30Aの形状を第1の電極21と第2電極24の範囲内で大きく突出するように制御することができ、そしてバンプ30Aを再溶融して固化させることによって、狭ピッチ化の場合であっても、隣接した電極とのハンダブリッジによる実装不良個所(A)の発生を低減するのに有効である。
なお、ここでは第1の基板21に対して第2の基板23を上昇させたが、第2の基板23に対して第1の基板21を下降させたり、第1の電極21と第2電極24の間隔がバンプ30Aの突出に伴って大きくなるように、第1の基板21と第2の基板23を相対移動させても実現できる。
(実施の形態7)
図7は本発明の基板接合方法による実装工程を示す。
上記の(実施の形態5)ではバンプ30Aとして、発泡剤26とバンプ材料29とが混じり合った物を使用したが、この(実施の形態7)では発泡剤26とバンプ材料29の二層構造のバンプ30Bを用いている点だけが異なっている。
図7(a)では、基板下部31の凹部33に、発泡剤26をディスペンサ25で供給する。
図7(b)では、さらに発泡剤26の上にバンプ材料29をディスペンサ28で供給する。なお、バンプ材料29の供給に際しては、必要に応じて発泡剤26の表面に紫外線を照射してスキン層を形成しておく。
図7(c)と図7(d)では、第1の電極22から基板上部32に達する貫通孔34をレーザー加工で形成した後に、前記図7(a)でバンプ30Bが供給済みの基板下部31に基板上部32を図7(d)に示すように貼り付ける。
図7(e)では、図7(d)のように貼り付けた第1の基板21を加熱プレート35に載置して加熱する。この加熱によってバンプ30Bの発泡剤26が発泡してバンプ30Bの体積が増加し、貫通孔34を介して図7(f)に示すように第1の電極22の上部にバンプ30Bが突出する。
図7(g)では第2の基板23を、第1の電極22の上部に突出したバンプ30Bの上に載置する。そして、前記加熱プレート35の温度をバンプ材料29が再溶融する温度に昇温した後に固化する温度にまで降温することによって、第1の電極22と第2の電極24が接合される。
このように、発泡したバンプ30Bの出口を貫通孔34によって積極的に狭めため、バンプ30Bが僅かであっても第1の電極22の上部に大きく突出させることができ、狭ピッチのために接合個所の1個所あたりのバンプ30Bを多くできない場合であっても、確実な接合状態を得ることができる。
さらに、発泡剤26とバンプ材料29とが混じり合っているのではなく、発泡剤26とバンプ材料29の二層構造にしているため、発泡剤26の発泡によっても発泡剤26の外側の面に沿ってバンプ材料29による導電層が残されているため、低抵抗での接合が可能である。
なお、ディスペンサによって発泡剤26,バンプ材料29を供給したが、印刷またはインクジェットヘッドを用いて第1の電極21の上に発泡剤26,バンプ材料29を配置することもできる。
さらに、この(実施の形態7)の図7(g)と図7(h)における第1,第2の基板21,23の間隔の処理は、図6(g)と図6(h)の場合と同じように、第1の電極21と第2電極24の間隔がバンプ30Bの突出に伴って大きくなるように、第1の基板21と第2の基板23を相対移動させても実現できる。
上記の(実施の形態5)〜(実施の形態7)では、加熱処理によってバンプ30Bを第1の電極22の上部に突出させてから、第1の基板21に第2の基板23を対向させたが、第1の基板21に第2の基板23を対向させた状態にしてから加熱処理によってバンプ30Bを第1の電極22の上部に突出させて接合することもできる。
本発明は各種電子機器の実装の高密度化を実現して、電気機器の小型化に寄与できる。
本発明の(実施の形態1)の半導体実装方法の工程図 本発明の(実施の形態2)の半導体実装方法の工程図 本発明の(実施の形態3)の半導体実装方法の工程図 本発明の(実施の形態4)の半導体実装方法の工程図 本発明の(実施の形態5)の半導体実装方法の工程図 本発明の(実施の形態6)の半導体実装方法の工程図 本発明の(実施の形態7)の半導体実装方法の工程図 従来のハンダボールを使用した実装方法の工程図 同従来例の実装方法で狭隣接の場合の工程図 別の従来例の半導体実装方法の工程図
符号の説明
21 第1の基板
22 第1電極
23 第2の基板
24 第2電極
26 加熱発泡性の発泡剤
27 スキン層
29 バンプ材料
30 球状のバンプ
30A 発泡剤26とバンプ材料29とが混じり合ったバンプ
30B 発泡剤26とバンプ材料29の二層構造のバンプ
31 基板下部
32 基板上部
33 凹部
34 貫通孔

Claims (9)

  1. 第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、
    第1電極に発泡剤を供給し、
    前記発泡剤の外側をバンプ材料によって被覆し、
    前記発泡剤を発泡させて拡張した前記バンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させると共に、バンプ材料を溶融させて接合する
    基板接合方法。
  2. 第1電極に発泡剤を供給した後に、発泡剤の表面を硬化させてから前記バンプ材料で被覆する
    請求項1に記載の基板接合方法。
  3. 第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、
    第1電極に発泡型バンプ材料を供給し、
    第1,第2の基板を間隔を設けて対向させ、
    前記発泡型バンプ材料を発泡させて発泡したバンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させると共に、前記発泡型バンプ材料中のバンプ材料を溶融させて接合する
    基板接合方法。
  4. 第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、
    第1電極に発泡型バンプ材料を供給し、
    第1電極と第2電極が前記発泡型バンプ材料を介して接触するように第1,第2の基板の一方の基板を他方の基板に載置し、
    前記発泡型バンプ材料を発泡させると共に、前記発泡型バンプ材料中のバンプ材料を溶融させて接合する
    基板接合方法。
  5. 第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、
    第1電極に発泡型バンプ材料を供給し、
    第1電極と第2電極が前記発泡型バンプ材料を介して接触するように第1,第2の基板の一方の基板を他方の基板に載置し、
    発泡型バンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させた状態で前記発泡型バンプ材料を発泡させると共に両基板の間隔が大きくなる方向に相対移動させ、前記発泡型バンプ材料中のパンプ材料を溶融させて接合する
    基板接合方法。
  6. 第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、
    第1の基板の第1電極の下層に発泡型バンプ材料を配置し、
    第1電極の孔から発泡した前記発泡型バンプ材料を第1電極の上に供給し、
    発泡型バンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させると共に、前記発泡型バンプ材料中のパンプ材料を溶融させて接合する
    基板接合方法。
  7. 第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続するに際し、
    第1の基板の第1電極の下層に発泡型バンプ材料を押し出し、
    発泡型バンプ材料を介して第1電極と第2電極を接触させると共に、前記発泡型バンプ材料中のバンプ材料を溶融させて接合する
    基板接合方法。
  8. 発泡型バンプ材料は、発泡剤とこの発泡剤の外側を覆うバンプ材料とで構成した
    請求項3〜請求項7の何れかに記載の基板接合方法。
  9. 第1の基板に形成された第1電極と第2の基板に形成された第2電極とをバンプで接続して実装した実装基板であって、
    第1の基板の第1電極の下層に設けられた発泡型バンプ材料の収容部を有し、
    発泡して第1電極の孔から第1電極の上に供給された前記発泡型バンプ材料を介して第1電極と第2電極が接触すると共に、前記発泡型バンプ材料中のバンプ材料が溶融して接合された
    実装基板。
JP2005254224A 2005-09-02 2005-09-02 基板接合方法と実装基板 Expired - Fee Related JP4822774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005254224A JP4822774B2 (ja) 2005-09-02 2005-09-02 基板接合方法と実装基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005254224A JP4822774B2 (ja) 2005-09-02 2005-09-02 基板接合方法と実装基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007067304A true JP2007067304A (ja) 2007-03-15
JP4822774B2 JP4822774B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=37929117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005254224A Expired - Fee Related JP4822774B2 (ja) 2005-09-02 2005-09-02 基板接合方法と実装基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4822774B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006173611A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Palo Alto Research Center Inc ばね構造の形成方法
KR100930648B1 (ko) * 2008-01-29 2009-12-09 삼성전기주식회사 인쇄회로기판의 제조방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04186631A (ja) * 1990-11-19 1992-07-03 Oki Electric Ind Co Ltd バンプ電極及びその製造方法
JPH05243231A (ja) * 1992-03-03 1993-09-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装接続体およびその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04186631A (ja) * 1990-11-19 1992-07-03 Oki Electric Ind Co Ltd バンプ電極及びその製造方法
JPH05243231A (ja) * 1992-03-03 1993-09-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装接続体およびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006173611A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Palo Alto Research Center Inc ばね構造の形成方法
JP4704904B2 (ja) * 2004-12-14 2011-06-22 パロ・アルト・リサーチ・センター・インコーポレーテッド ばね構造の形成方法
KR100930648B1 (ko) * 2008-01-29 2009-12-09 삼성전기주식회사 인쇄회로기판의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4822774B2 (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100921919B1 (ko) 반도체 칩에 형성되는 구리기둥-주석범프 및 그의 형성방법
JP4617978B2 (ja) 配線基板の製造方法
JPH10308576A (ja) プリント配線板及びその製造方法
JP2010034504A (ja) 基板間の接続方法、フリップチップ実装体及び基板間接続構造
US20110005822A1 (en) Structure of a package for electronic devices and method for manufacturing the package
JP2005203468A (ja) 電子装置及びその製造方法
TWI461118B (zh) 具有電子零件之配線基板及其製造方法
JP2003086949A (ja) プリント基板の製造方法およびその製造方法によって形成されるプリント基板
JP2012164965A (ja) 配線基板及びその製造方法
KR20050022303A (ko) 접합재 및 이를 이용한 회로 장치
US20030196833A1 (en) Multilayer printed circuit board and method of manufacturing multilayer printed circuit board
JP2003017859A (ja) プリント基板の製造方法およびその製造方法によって形成されるプリント基板
JP3352705B2 (ja) 異方導電性接着フィルムを用いた実装構造
JP4822774B2 (ja) 基板接合方法と実装基板
JP3847693B2 (ja) 半導体装置の製造方法
CN101510538A (zh) 元件搭载用基板及其制造方法、半导体组件及便携式设备
JP3339422B2 (ja) 配線基板及びその製造方法
JP7425704B2 (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2005340279A (ja) 多層配線板およびその製造方法
JP5587804B2 (ja) 電子部品実装用配線基板の製造方法、電子部品実装用配線基板、及び電子部品付き配線基板の製造方法
JPH05258790A (ja) 異方導電性接着フィルムおよびこれを用いた接続構造
JP4099475B2 (ja) 導電性シリコンパウダーとその製造方法、並びにこれを適用した異方導電性フィルム及び導電性ペースト
JPH05258789A (ja) 異方導電性接着フィルムおよびこれを用いた接続構造
JP3759931B2 (ja) 多層回路基板の製造方法
JPH11135173A (ja) 厚さ方向導電シート及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080430

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110809

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110906

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees