JP2007066816A - レバー式低嵌合コネクタ - Google Patents

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Toshihiro Yoshida
年寛 吉田
Yoji Tajiri
洋司 田尻
Takeshi Watanabe
猛 渡辺
Katsunori Ogata
勝則 岳田
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Abstract

【課題】 レバーが端子完全嵌合状態まで予め回転していてもハウジングホルダを相手側端子ホルダに挿入するだけで端子嵌合作業を可能とするレバー式低嵌合コネクタを提供する。
【解決手段】 端子を並列状態で収容保持するハウジングを複数個収容するハウジングホルダ110と、ハウジングホルダを挿入可能な相手側端子ホルダ120とを有し、ハウジングホルダがレバー150を第1の回転位置と第2の回転位置との間で回転可能に備え、レバーには端子嵌合用係合部155を備えるとともに相手側端子ホルダにはレバーの端子完全嵌合用係合部と係合するレバー係合部125が備わり、レバーが第2の回転位置のままハウジングホルダが相手側端子ホルダに挿入された場合にレバーを第1の回転位置まで戻すとともに端子仮嵌合状態までハウジングホルダを挿入可能とするレバー戻し部125a,157が備わっている。
【選択図】 図14

Description

本発明は例えば自動車の内部に配索された各種電装部品間接続用ワイヤーハーネスの分岐接続に好適に利用可能なレバー式低嵌合コネクタに関する。
自動車の内部に配索された各種電装部品間接続用ワイヤーハーネスの分岐接続に好適に利用可能なレバー式低嵌合コネクタは従来から知られている(例えば、特許文献1乃至特許文献3参照)。かかるレバー式低嵌合コネクタの使い勝手をより向上させたものとして、図18乃至図20に示すレバー式低嵌合コネクタが本出願人により提案されている。かかるレバー式低嵌合コネクタ2は、複数の端子を並列状態で収容保持するハウジング(図示せず)と、ハウジングを複数個まとめて収容するハウジングホルダ210と、端子と嵌合する相手側端子を複数備え、ハウジングホルダ210を挿入可能な相手側端子ホルダとしてのオスコネクタ220を有している。
また、ハウジングホルダ210は端子低嵌合用のレバー250を端子仮嵌合状態である第1の回転位置と端子完全嵌合状態である図18に示す第2の回転位置との間で回転可能に備えている。また、ハウジングホルダ210はレバー250を第1の回転位置(図示せず)で保持するレバー係合部215を備えている。
また、レバー250は端子同士を完全嵌合に導く端子嵌合用係合部255を備えるとともに、第1の回転位置のままハウジングホルダ210をオスコネクタ220に挿入することで端子同士を仮嵌合状態に導くようになっている。オスコネクタ220にはレバー250の端子嵌合用係合部255と係合するレバー係合部225が備わり、端子同士が仮嵌合状態においてレバー250を第2の位置に回転させることで当該レバー250の端子嵌合用係合部255がオスコネクタ220のレバー係合部225と係合したままテコの原理を利用しながらハウジングホルダ210をオスコネクタ220に引き込むことによって小さなレバー操作力を介して端子完全嵌合を可能としている。
特開平6−333637号公報(第3−4頁、図1) 特開平10−83859号公報(第3−4頁、図1) 特開平5−129048号公報(第3−4頁、図1)
上述した図18乃至図20に示すレバー式低嵌合コネクタ2は、端子の収容されたハウジングをハウジングホルダ210に収容した後に、作業者がハウジングの端子に接続されたワイヤハーネス(図示せず)を振り回したりすると、レバー250やハウジングホルダ210のレバー係合部215が他のハウジングホルダにぶつかってこの衝撃により、ハウジングホルダ210をオスコネクタ220に挿入する前にレバー250を端子完全嵌合状態である図18に示す第2の回転位置まで回転させてしまうことがある。このような状態でハウジングホルダ210をオスコネクタ220に挿入して端子嵌合作業を行おうとしても、図18から図19に至るまでにレバー250の底部251がオスコネクタ220のレバー係合部225と干渉し、ハウジングホルダ210がオスコネクタ内でそれ以上端子嵌合方向に移動できなくなる(図19及びこれを拡大して示す図20参照)。そのため、このような場合は、一度オスコネクタ220からハウジングホルダ210を引き出してレバー250を嵌合前の初期状態である第1の回転位置まで戻して再びハウジングホルダ210をオスコネクタ220に挿入することで端子嵌合作業をやり直さなければならない。このような作業を行うと、コネクタ組み付けラインを一時停止しなければならずコネクタ組み付け作業性を低下させる。
本発明の目的は、レバーが端子完全嵌合状態の回転位置まで予め回転してしまっていてもハウジングホルダを相手側端子ホルダに挿入するだけで端子嵌合作業を可能とするコネクタ組み付け作業性に優れたレバー式低嵌合コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明にかかるレバー式低嵌合コネクタは、
複数の端子を収容保持するハウジングと、
前記ハウジングを収容するハウジングホルダと、
前記端子と嵌合する相手側端子を備え、前記ハウジングホルダを挿入可能な相手側端子ホルダとを有し、
前記ハウジングホルダが端子低嵌合用のレバーを第1の回転位置と第2の回転位置との間で回転可能に備え、
前記レバーには端子完全嵌合用係合部を備えるとともに前記相手側端子ホルダには前記レバーの端子完全嵌合用係合部と係合するレバー係合部が備わり、
前記レバーが第1の回転位置において前記ハウジングホルダを相手側端子ホルダに挿入して端子同士を仮嵌合状態に導くともに、
前記端子同士が仮嵌合状態において前記レバーを第2の位置に回転させることで当該レバーの端子完全嵌合用係合部が前記相手側端子ホルダのレバー係合部と係合しながら前記ハウジングホルダを相手側端子ホルダに引き込むことによって端子完全嵌合を可能としたレバー式低嵌合コネクタであって、
前記レバーが第2の回転位置のままハウジングホルダが相手側端子ホルダに挿入された場合に当該レバーを第1の回転位置まで戻すとともに端子仮嵌合状態までハウジングホルダを挿入可能とするレバー戻し部が当該レバーと相手側端子ホルダに備わっていること特徴としている。
レバーが端子完全嵌合状態である第2の回転位置まで予め回転してしまっていても、ハウジングホルダを相手側端子ホルダに挿入することにより、レバーと相手側端子ホルダに備わったレバー戻し部がレバーを第2の回転位置から初期状態である第1の回転位置まで回転させるとともにハウジングホルダを相手側端子ホルダに対して端子仮嵌合状態まで挿入可能とするので、ハウジングホルダを相手側端子ホルダからわざわざ外す必要なく、レバーを第2の回転位置まで再び回転させて端子完全嵌合作業ができるようになる。
本発明によると、レバーが端子完全嵌合状態の回転位置まで予め回転してしまっていてもハウジングホルダを相手側端子ホルダに挿入するだけで端子嵌合作業を可能とするコネクタ組み付け作業性に優れたレバー式低嵌合コネクタを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るレバー式低嵌合コネクタについて図面に基づいて詳細に説明する。本発明の一実施形態に係るレバー式低嵌合コネクタ1は、図1乃至図5に示すように、複数の端子を並列状態で収容保持するハウジング(図示せず)と、ハウジングを複数個まとめて収容するハウジングホルダ110と、ハウジングに収容された端子と嵌合する相手側端子を複数備え、ハウジングホルダ110を挿入可能なオスコネクタ(相手側端子ホルダ)120(図4参照)とを有している。そして、ハウジングホルダ110は端子低嵌合用のレバー150を第1の回転位置と第2の回転位置との間で回転可能に備えている。また、レバー150は端子同士を完全嵌合させる端子嵌合用係合部155を備えるとともに、図15において特定される第1の回転位置においてハウジングホルダ110をオスコネクタ120に挿入して端子同士を仮嵌合状態に導くようになっている。また、オスコネクタ120にはレバー150の端子嵌合用係合部155と係合するレバー係合部125(図4乃至図6参照)が備わり、端子同士が仮嵌合状態においてレバー150を図6で特定される第2の回転位置まで回転させることで当該レバー150の端子嵌合用係合部155がオスコネクタ120のレバー係合部125と係合しながらハウジングホルダ110をオスコネクタ120に引き込むようになっている。これによって端子完全嵌合を可能としている。
また、レバー150が第2の回転位置のままハウジングホルダ110がオスコネクタ120に挿入された場合に当該レバー150を第1の回転位置まで戻すとともに端子仮嵌合状態までハウジングホルダ110を挿入可能とするレバー戻し部としてのレバー係合部の上端角部125a及びレバー戻し用滑り部157をオスコネクタ120とレバー150にそれぞれ備わっている。
以下、これらの構成要素を詳細に説明する。図1に示すハウジングホルダ110は例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)などの樹脂でできており、メス端子を並列状態で収容する例えばPBTなどの樹脂でできた単層のコネクタハウジングを収容可能な第1の単層コネクタハウジング収容部110a及び第2の単層コネクタハウジング収容部110bを備えるとともに、これらの収容部110a,110bに隣接してメス端子を並列状態で収容する例えばPBTなどの樹脂製の積層コネクタハウジングを収容可能な積層コネクタハウジング収容部110cを備えている。また、ハウジングホルダ110の幅方向に並列形成された第1の単層コネクタハウジング収容部間は所定の厚さを有するレバー収容用壁部110dで仕切られ、このレバー収容用壁部110dの内部に例えばPBTなどの樹脂でできた端子低嵌合用のレバー150が所定の角度範囲で回転可能に収容されている。
レバー収容用壁部110dは、図2に示すように、その内壁にレバー回転軸115が形成され、レバー150がこのレバー回転軸115を中心として回転可能となっている。また、レバー収容用壁部110dの内壁側には、図2及び図3に示すように、その長手方向端部に片持ち梁状であってレバー150を第1の回転位置又は第2の回転位置で選択的に保持するレバー保持用突起部112が自由端部に形成されたレバー保持用爪111を備えている。また、このレバー保持用爪111の基端部側にはレバー保持用爪111とレバー150との係合を解除する端面視山型のレバー保持解除用凸部113が形成されている。なお、レバー保持用爪111のレバー保持用突起部112はレバー操作中においてはレバー保持解除用凸部113に後述するオスコネクタ120のレバー係合部125が押し付けられてレバー保持用爪自体が撓むことでレバー150と干渉しなくなり、レバー150の回転を阻害しないようになっている。
レバー150は異型略L字型のレバー本体151と、このレバー本体151の先端部に備わりレバー150を操作するのに十分な大きさを備えたレバー操作部152を有している。また、レバー150の基端部近傍にはレバー150をハウジングホルダ110の回転支点回りに回転させる回転中心孔153が形成されている。また、レバー150の基端部側方にはオスコネクタ120のレバー係合部125と係合して端子同士を完全嵌合状態に導く矩形切り欠き状の端子嵌合用係合部155が形成されている。また、端子嵌合用係合部155の上部の突出部156はハウジングホルダ110のレバー保持用爪111のレバー保持用突起部112と係合してレバー150を第2の回転位置に保つ役目を果たしている。
また、レバー150の底部には輪郭及び図面が所定の曲率で湾曲したレバー戻し用滑り部157が形成されている。このレバー戻し用滑り部157は周面が円弧状をなして滑らかに形成されており、オスコネクタ120のレバー係合部125の上端角部125aと点接触するようになっている(図9参照)。なお、このレバー戻し用滑り部157はレバー150が誤って端子完全嵌合状態の位置まで回転したままハウジングホルダ110をオスコネクタ120に挿入したとき、オスコネクタ120のレバー係合部125の上端角部125aと協働してレバー150を図2及び図14に示す第1の回転位置(初期位置)まで戻す役目を果たしている。すなわち、レバー戻し用滑り部157とレバー係合部125の上端角部125aとでレバー戻し部を構成している。
図4に示すオスコネクタ120は、例えばPBT等の樹脂や耐熱性に優れた樹脂等でできており細長い箱型形状を有し、内部に2つのハウジングホルダ収容部121,122を備えて2つのハウジングホルダ110を長手方向に並べて挿入収容可能となっている。ハウジングホルダ収容部121にはハウジングホルダ誤挿入防止リブ123が長手方向中央部近傍において幅方向全体に備わっている。そして、ハウジングホルダ誤挿入防止リブ123の上端部には長手方向外側に向かって突出部が形成されておりこの部分がレバー係合部125を構成している。
オスコネクタ120には図示しないオス端子がその内側底部に複数突出形成されており、このオス端子は図示しない基板や電線に接続されている。
このような構成のレバー式低嵌合コネクタ1によると以下のような作用を発揮する。以下にこの作用をハウジングホルダ110に何らかの外力が加わりレバー150が図6に示す第2の回転位置まで回転してしまったハウジングホルダ110をオスコネクタ120に挿入する過程とともに説明する。
なお、図6乃至図17は説明の簡略化と理解の容易化のためにオスコネクタ120の一方のハウジングホルダ収容部121にハウジングホルダ110を挿入する過程を断面で示している。図6はレバー150が第2の回転位置まで回転したままのハウジングホルダ110を示した図である。この状態からハウジングホルダ110をオスコネクタ120のハウジングホルダ収容部121に挿入すると、図7に示す状態に至る。
図7は図6に示すレバー式低嵌合コネクタ1のハウジングホルダ110をオスコネクタ120に更に挿入した状態を示す断面図である。また、図8は図7の一部を拡大した断面図である。図7及び図8から分かるように、レバー戻し用滑り部157がオスコネクタ120のレバー係合部125の上端角部125aにぶつかっている。レバー戻し用滑り部157の周面は、図9に示すように、滑らかな円弧状になっているので、この状態ではレバー係合部125の上端角部125aはレバー戻し用滑り部157の周面の一箇所に点接触している。
次いで、ハウジングホルダ110をオスコネクタ120のハウジングホルダ収容部122に更に押し込む。図10は図7に示すレバー式低嵌合コネクタ1のハウジングホルダ110をオスコネクタ120に更に挿入することでレバー150が初期状態である第1の回転位置に向かって回転を開始した状態を示す断面図である。この段階でオスコネクタ120のレバー係合部125がレバー保持解除用凸部113(図2参照)に押し付けられることで、ハウジングホルダ110のレバー係合用爪111は全体的に撓んでハウジングホルダ110の係合用爪111のレバー150に対する係合が解除され、レバー150が回転可能な状態に至っている。
図10から分かるように、レバー係合部125の上端角部125aが点接触した状態でレバー戻し用滑り部157に押し付けられていくことで、レバー戻し用滑り部157はレバー係合部125の上端角部125aから互いの接触位置を変えることでレバー回転軸115を中心として図中反時計方向に回転しながら逃げている。ここで、図11は図10の一部を拡大した断面図である。なお、レバー戻し用滑り部157の周面は幅方向で見て表面が滑らかな円弧状に形成されているので、このような接触点が移動するにあたって滑らかに移動するようになっており、結果的にハウジングホルダ110のオスコネクタ120への押し込み動作に対応してレバー150がレバー回転軸115を中心として反時計方向に滑らかに回転するようになっている。
次いで、ハウジングホルダ110をオスコネクタ120のハウジングホルダ収容部122に更に押し込む。図12は図10に示すレバー式低嵌合コネクタ1のハウジングホルダ110をオスコネクタ120に更に挿入することでレバー150が初期状態である第1の回転位置に向かって更に回転した状態を示す断面図である。図12から分かるようにレバー150はレバー回転軸115を中心として更に反時計方向に回転することで、端子嵌合用係合部155がオスコネクタ120のレバー係合部125に接近している。なお、図13は図12の一部を拡大した断面図である。
次いで、ハウジングホルダ110をオスコネクタ120のハウジングホルダ収容部122に更に押し込む。図14は図12に示すレバー式低嵌合コネクタ1のハウジングホルダ110をオスコネクタ120に更に挿入することでレバー150の端子嵌合用係合部155がオスコネクタ120のレバー係合部125に係合した状態を示す断面図である。なお、図15は図14の二点鎖線で示す円の部分を拡大した断面図である。図14及び図15から分かるように、レバー150の端子嵌合用係合部155はオスコネクタ120のレバー係合部125にしっかりと係合している。
図16はハウジングホルダ110をオスコネクタ120に挿入するこれまでの過程とレバー戻し用滑り部157がオスコネクタ120のレバー係合部125の上端角部125aとぶつかり、逃げながら回転してゆく過程を一度に示している。
続いて、図15に示した状態においてレバー150のレバー操作部152をハウジングホルダ側に押し込む。
図15に示した状態においては端子同士が仮嵌合状態になっている。ここでは、レバー150の端子嵌合用係合部155とオスコネク120のレバー係合部125が係合したままとなっているので、このようなレバー操作によってレバー150がレバー回転軸115を中心として時計方向に回転するとともに、ハウジングホルダ110がオスコネクタ120のホルダ収容部内にテコの原理により更に引き込まれ、端子同士が低嵌合力で完全嵌合に至る(図17参照)。
そして、図17に示す端子完全嵌合状態に至ると同時に、レバー保持用爪111のレバー保持用突起部112が端子嵌合用係合部155に隣接して位置した凹み部158に係合してレバー150を第2の回転位置に保持するとともにレバー保持用爪111の撓みが元に戻る。
以上のようにして、本実施形態にかかるレバー式低嵌合コネクタ1は、ハウジングホルダ110をオスコネクタ120に挿入する前にハウジングホルダ110のレバー150やレバー保持用爪111に何らかの外力が加わってレバー150が端子完全嵌合状態である第2の回転位置まで回転してしまっていても、ハウジングホルダ110をオスコネクタ120にそのまま挿入していくことで、この挿入過程においてレバー150を端子仮嵌合状態である第1の回転位置まで強制的に戻すことができる。これによって、第1の回転位置まで戻したレバー150を再び仮嵌合状態にあるレバー150のレバー操作部152を第2の回転位置に向かって押し込むことで、テコの原理を利用して仮嵌合状態にあるハウジングホルダ110を更にオスコネクタ120の内部に押し込むことができ、仮嵌合状態にある端子を低嵌合力で完全嵌合に導くことができる。従って、関連技術で説明したレバー式低嵌合コネクタ2のように、レバー250が第2の回転位置になったままハウジングホルダ210をオスコネクタ220に挿入不能となった場合に、ハウジングホルダ210をオスコネクタ220から再び引き出してレバー250の位置を再び第1の回転位置まで戻すような余分な作業を必要としなくなり、コネクタ組み付け作業効率を向上させることができる。
なお、上述のように組み付けたレバー式低嵌合コネクタ1は、レバー150のレバー操作部152を引っ張って第1の回転位置まで戻しながらハウジングホルダ110をオスコネクタ120から引き抜くことによって完全嵌合状態にある端子を再び仮嵌合状態まで戻すことができ、更にハウジングホルダ110をオスコネクタ120から引き離すことによって端子同士の接続を解除することが可能である。
なお、上述した実施形態にかかるレバー式低嵌合コネクタ1のハウジングホルダ110は、2つの単層のコネクタハウジングと1つの積層コネクタハウジングを収容するタイプのハウジングホルダであったが、必ずしもこのような形状及びハウジング収容能力を有するものに本発明におけるハウジングホルダが限定されるものでないことは言うまでもない。
また、上述の実施形態中、レバー150は、ハウジングホルダ内部のレバー収容部に収容されていたが、このような位置に収容されていなくてもレバーの適所にレバー戻し部用滑り部が形成されるとともにオスコネクタの適所にレバー係合部の上端角部が形成されていれば本発明の効果を奏することができる。
また、上述した実施形態において相手側端子収容ホルダはオスコネクタとして記載したが、必ずしもこれに限定されず、ハウジングが複数のオス端子を並列収容するようになっており、かつ相手側端子収容ホルダがメスコネクタをホルダ底部に有してこのメスコネクタが基板や電線に接続されるように構成されていても構わない。
また、上述した各構成要素の材質名は例示的に記載したものであって必ずしもこれに限定されるものではない。
以上のように、本実施形態にかかるレバー式低嵌合コネクタは、レバーが端子完全嵌合状態である第2の回転位置まで予め回転してしまっていても、これを相手側端子ホルダであるオスコネクタに挿入することにより、レバーを第2の回転位置から初期状態である第1の回転位置まで強制的に立ち上げた後レバーを再び倒して端子嵌合作業を行うようにすることで、コネクタ組み付け作業性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態にかかるレバー式低嵌合コネクタのハウジングホルダの斜視図である。 図1に示したハウジングホルダの一部を取り除いてレバーとハウジングホルダの係り具合を示す斜視図である。 図2の二点鎖線で示す円の部分を拡大して示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるレバー式低嵌合コネクタの相手側端子ホルダであるオスコネクタを示す斜視図である。 図4に示すオスコネクタの一部を取り除いて示す斜視図である。 本実施形態に係るレバー式低嵌合コネクタのハウジングホルダをそのレバーが端子完全嵌合位置である第2の回転位置にあるままオスコネクタに対して挿入開始した状態を示す断面図である。 図6に示したレバー式低嵌合コネクタのハウジングホルダをオスコネクタに更に挿入した状態を示す断面図である。 図7の一部を拡大して示す断面図である。 図8のレバー戻し用滑り部とオスコネクタのレバー係合部との接触状態を示す拡大図である。 図6に示したレバー式低嵌合コネクタのハウジングホルダをオスコネクタに更に挿入することでレバーが初期状態に向かって回転開始した状態を示す断面図である。 図10の一部を拡大して示す断面図である。 図10に示したレバー式低嵌合コネクタのハウジングホルダをオスコネクタに更に挿入することでレバーが初期状態である第1の回転位置に向かって更に回転した状態を示す断面図である。 図12の一部を拡大して示す断面図である。 図12に示すレバー式低嵌合コネクタのハウジングホルダをオスコネクタに更に挿入することでレバーの端子嵌合用係合部がハウジングホルダのレバー係合部に係合した状態を示す断面図である。 図14の二点鎖線で示す円の部分を拡大して示す断面図である。 図6乃至図15に示すレバー戻し用滑り部とオスコネクタのレバー係合部との相対関係を重ねて示す説明図である。 図14に示したレバーの端子嵌合用係合部がオスコネクタのレバー係合部に係合した状態からレバーを操作して端子同士を完全嵌合させた状態を示す断面図である。 本発明の関連技術に係るレバー式低嵌合コネクタのレバーが端子完全嵌合位置のままハウジングホルダをオスコネクタに挿入し始めた状態を示す断面図である。 図18に示したレバー式低嵌合コネクタのハウジングホルダをオスコネクタに更に挿入した状態を示す断面図である。 図19の一部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1,2 レバー式低嵌合コネクタ
110 ハウジングホルダ
110a,110b 単層コネクタハウジング収容部
110c 積層コネクタハウジング収容部
110d レバー収容用壁部
111 レバー保持用爪
112 レバー保持用突起部
113 レバー保持解除用凸部
115 レバー回転軸
120 オスコネクタ
121,122 ハウジングホルダ収容部
123 ハウジングホルダ誤挿入防止リブ
125 レバー係合部
125a 上端角部(レバー戻し部)
150 レバー
151 レバー本体
152 レバー操作部
153 回転中心孔
155 端子嵌合用係合部
156 突出部
157 レバー戻し用滑り部(レバー戻し部)
158 凹み部
210 ハウジングホルダ
215 レバー係合部
220 オスコネクタ
225 レバー係合部
250 レバー
251 底部
255 端子嵌合用係合部

Claims (1)

  1. 複数の端子を収容保持するハウジングと、
    前記ハウジングを収容するハウジングホルダと、
    前記端子と嵌合する相手側端子を備え、前記ハウジングホルダを挿入可能な相手側端子ホルダとを有し、
    前記ハウジングホルダが端子低嵌合用のレバーを第1の回転位置と第2の回転位置との間で回転可能に備え、
    前記レバーには端子完全嵌合用係合部を備えるとともに前記相手側端子ホルダには前記レバーの端子完全嵌合用係合部と係合するレバー係合部が備わり、
    前記レバーが第1の回転位置において前記ハウジングホルダを相手側端子ホルダに挿入して端子同士を仮嵌合状態に導くともに、
    前記端子同士が仮嵌合状態において前記レバーを第2の位置に回転させることで当該レバーの端子完全嵌合用係合部が前記相手側端子ホルダのレバー係合部と係合しながら前記ハウジングホルダを相手側端子ホルダに引き込むことによって端子完全嵌合を可能としたレバー式低嵌合コネクタであって、
    前記レバーが第2の回転位置のままハウジングホルダが相手側端子ホルダに挿入された場合に当該レバーを第1の回転位置まで戻すとともに端子仮嵌合状態までハウジングホルダを挿入可能とするレバー戻し部が当該レバーと相手側端子ホルダに備わっていること特徴とするレバー式低嵌合コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7445475B2 (en) 2006-10-19 2008-11-04 The Furukawa Electric Co., Ltd. Lever type connector
US7500860B2 (en) 2006-10-19 2009-03-10 The Furukawa Electric Co., Ltd. Lever type connector including rotation restricting portion
JP2021082466A (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 矢崎総業株式会社 レバー式コネクタ

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