JP2007065276A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 輸送に際して行う梱包作業時に外装体に対する読取ユニットの固定を容易に行うことができるとともに、開梱時に容易に、かつ、失念することなく固定解除する。
【解決手段】 箱形を呈した上部外装カバー体16と、原稿画像に光を照射する照射ランプ22およびこの照射ランプ22の原稿画像からの反射光をCCDイメージセンサ25に入光させることにより原稿画像を読み取る上部外装カバー体16内で移動可能な読取ユニット20と、この読取ユニット20を上部外装カバー体16に固定する固定手段としてのロックロッド60が備えられ、ロックロッド60は、読取ユニット20が上部外装カバー体16内の固定されるべき所定の固定位置に位置設定された状態で上部外装カバー体16を梱包した梱包箱50の外側からのワンタッチ操作により読取ユニット20を上部外装カバー体16に対し固定および固定解除し得るように構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真方式の複写機やイメージリーダ等の画像形成装置への適用が好適な、移動式の読取ユニットを備えた画像読取装置に関するものである。
従来、所定の外装体内に原稿照明用の光源やイメージセンサ等を搭載した読取ユニットが装着されてなる特許文献1に記載されているような画像読取装置が知られている。この画像読取装置は、読取ユニットを移動させることにより、光源からの光で原稿の原稿面を走査させ、原稿面からの反射光をイメージセンサに入力することによって原稿面の画像情報を読み取るようになっている。
ところで、かかる原稿読取装置にあっては、当該画像読取装置の輸送時に読取ユニットが外装体内でがたついて装置が損傷する虞がある。このような虞をなくすために、特許文献1の画像読取装置においては、互いに対向する外装体の側壁と、読取ユニットの所定のフレームとにそれぞれ孔心が同心の貫通孔(フレームの貫通孔は螺子孔)を穿設し、画像読取装置の輸送時にこれらの貫通孔に螺子を差し通して螺着締結し、これによって輸送時の読取ユニットのがたつきを防止するようになされている。
特開平7−240821号公報
しかしながら、特許文献1の画像読取装置にあっては、輸送時に読取ユニットを外装体と一体化させるべく、螺子を一々外装体の貫通孔に差し込んでその先端を読取ユニットのフレームの螺子孔に螺着しなければならないばかりか、使用現場では螺子を外さなければならず、これらの作業が繁雑で作業性が劣るという問題点を有している。
また、使用現場における画像読取装置の据え付け時に、外装体から螺子を取り外すことを失念する場合があり、これによって装置の据え付けが完了しているのに画像読取装置を使用することができなくなるような不都合の生じることがある。
本発明は、かかる状況に鑑みなされたものであって、輸送に際して行う梱包作業時に外装体に対する読取ユニットの固定を容易に行うことができるとともに、開梱時に容易に、かつ、失念することなく固定解除することができる画像読取装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、所定の透明な載置面に載置された原稿の前記載置面に当接している面の画像を読み取る画像読取装置であって、箱形を呈した外装体と、前記原稿画像に光を照射する光源およびこの光源の原稿画像からの反射光を所定のイメージセンサに入光させることにより原稿画像を読み取る前記外装体内で移動可能な読取ユニットと、この読取ユニットを外装体に固定する固定手段とが備えられ、前記固定手段は、前記読取ユニットが前記外装体内の固定されるべき所定の固定位置に位置設定された状態で前記外装体を梱包した梱包材の外側からのワンタッチ操作により読取ユニットを外装体に対し固定および固定解除し得るように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、光源からの光を所定の透明な載置面に載置された原稿の原稿面に照射した状態で読取ユニットを外装体内で移動させて光で原稿面を走査することにより、原稿面からの反射光がイメージセンサに入光され、イメージセンサによって原稿画像が読み取られることになる。
このような読取ユニットが外装体内で移動するように構成された画像読取装置を、例えば製造現場から据え付け現場に向けて輸送するために当該画像読取装置を梱包材で梱包するに際し、梱包が完了した状態で梱包材の外側から固定手段をワンタッチ操作することによって予め外装体内の固定されるべき所定の固定位置に位置設定された読取ユニットが外装体に固定されるため、従来の螺子止めのような面倒な操作を行う場合に比較し読取ユニットの外装体に対する固定操作が容易になる。そして、この固定手段による読取ユニットの固定によって画像読取装置の輸送中に当該読取ユニットががたついて損傷したり破損したりするような不都合の発生が確実に防止される。
また、据え付け現場で読取ユニットを据え付けるに際し、固定手段を操作してからでないと開梱することができないため、開梱に先立って梱包材から外部に突出した固定手段を操作することが必ず行われ、これによって固定手段の取り外しを失念したまま読取ユニットが据え付けられるような不都合の発生が確実に防止される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記梱包材、外装体および読取ユニットには、互いに対向した位置に貫通孔がそれぞれ穿設され、前記固定手段は、梱包材の外側から前記各貫通孔に貫通されることにより梱包材、外装体および読取ユニットを互いに固定し得るように構成されたロックロッドであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、固定手段としてのロックロッドは、梱包材、外装体および読取ユニットを互いに固定し得るように構成されているため、このロックロッドを梱包材の外側から梱包材、外装体および読取ユニットの互いに対向した位置に穿設された貫通孔に差し通すことにより当該三者が互いに固定される。このように、固定手段としてロックロッドを採用することにより、固定手段の構造が簡単なものになる。
また、外装体が収納される上面が開口した箱状の梱包材本体と、この梱包材本体の上面開口を閉止する梱包材蓋体とで梱包材が構成されているような場合、通常、これら両梱包材を一体化するための結合ピンが両者に貫通されるのであるが、ロックロッドを採用することにより、結合ピンを使用する必要がなくなり、その分部品点数の削減が実現する。
さらに、ロックロッドは、梱包材の外側から操作するものであるため、従来、画像読取装置側のものとして取り扱われていた読取ユニットを外装体に固定する部材が梱包材側のものとして取り扱われるようになり、これによって全体的に梱包材より極端に多い読取ユニットの部品点数が削減される。因みに、梱包材は、読取ユニットと比較して部品点数が極端に少ないため、部品としてロックロッドが追加されても影響は少なく、結果として梱包材も含めた読取ユニットの全体的な部品構成の簡素化が実現する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記ロックロッドは、棒状のロッド本体と、このロッド本体の基端部に形成された頭部と、同先端部に形成された抜止め突起とを備え、少なくとも前記ロッド本体および抜止め突起は合成樹脂材料によって一体的に形成され、前記抜止め突起は、ロッド本体の先端に向かうに従ってロッド本体からの突出量が漸減するとともに、前記梱包材、外装体および読取ユニットに対するロッド本体の着脱操作に際しロッド本体の軸心方向と直交する方向に向けて弾性変形し得るように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、ロックロッドを先端側から梱包材、外装体および読取ユニットにそれぞれ穿設された貫通孔に差し込んでいくことにより、合成樹脂製の棒状のロッド本体の先端に向かうに従ってロッド本体からの突出量が漸減するように形成された抜止め突起がロッド本体の軸心方向と直交する方向に向けて弾性変形しつつ貫通孔を通過し、これによってロックロッドは、ロッド本体が梱包剤、外装体および読取ユニットを貫通して頭部と抜止め突起とで三者を挟持して一体化する。
このように、ロックロッドを頭部と、合成樹脂製の棒状のロッド本体と、このロッド本体の先端部に一体的に形成された抜止め突起とで構成することにより、当該ロックロッドを簡単な構成のものにした上で、梱包材、外装体および読取ユニットの三者は、このロックロッドにより確実に固定される。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記ロッド本体には、前記抜止め突起に対応した位置にロッド本体の長手方向に延びる長孔が穿設されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、ロックロッドのロッド本体を梱包材、外装体および読取ユニットにそれぞれ穿設された貫通孔に差し込んでいくことにより、抜止め突起は、当該抜止め突起に対応して長手方向に延びるようにロッド本体に設けられた長孔がその開口面積を小さくするように変形することで容易に弾性変形し、これによってロックロッドによる読取ユニットの固定操作が容易になる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記ロッド本体が前記梱包材、外装体および読取ユニットに貫通されて抜け止めされた状態で、当該ロッド本体を引き抜き方向に向けて付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、ロッド本体は、梱包材、外装体および読取ユニットに貫通されて抜け止めされた状態で付勢手段により引き抜き方向に向けて付勢されるため、梱包材、外装体および読取ユニットが付勢手段の付勢力で互いに密着した状態になり、これによって外装体および読取ユニットのがたつきがさらに確実に防止される。
請求項1記載の発明によれば、読取ユニットが梱包材の外側からのワンタッチ操作により固定手段によって外装体に固定されるため、従来の螺子止めのような面倒な操作を行う場合に比較し読取ユニットの外装体に対する固定操作を容易に行うことができる。
また、据え付け現場で読取ユニットを据え付けるに際し、開梱に先立って梱包材から外部に突出した固定手段を操作することが行われるため、固定手段の取り外しを失念したまま読取ユニットが据え付けられるような不都合の発生を確実に防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、固定手段としてのロックロッドは、梱包材、外装体および読取ユニットを互いに固定し得るように構成されているため、このロックロッドを梱包材の外側から梱包材、外装体および読取ユニットの互いに対向した位置に穿設された貫通孔に差し通すことにより当該三者を互いに固定することができる。そして、固定手段としてかかるロックロッドを採用することにより、固定手段の構造を簡単なものにすることができる。
また、外装体の外面に直接当接した梱包材本体と、この梱包材本体の上面開口を閉止する梱包材蓋体とで梱包材が構成されているような場合、ロックロッドを採用することにより、両梱包材を一体化するための結合ピンを使用する必要がなくなり、その分部品点数の削減を達成することができる。
さらに、ロックロッドを梱包材側の部品とすることにより、梱包材も含めた読取ユニットの全体的な部品構成の簡素化を実現することができる。
請求項3記載の発明によれば、ロックロッドは、頭部と、合成樹脂製の棒状のロッド本体と、このロッド本体の先端部に一体的に形成された抜止め突起とで構成されているため、当該ロックロッドを簡単な構成のものにした上で、梱包材、外装体および読取ユニットの三者をこのロックロッドにより確実に固定することができる。
請求項4記載の発明によれば、ロッド本体には、抜止め突起に対応した位置にロッド本体の長手方向に延びる長孔が穿設されているため、ロックロッドのロッド本体を梱包材、外装体および読取ユニットにそれぞれ穿設された貫通孔に差し込んでいくことにより、抜止め突起は、当該抜止め突起に対応して長手方向に延びるようにロッド本体に設けられた長孔がその開口面積を小さくするように変形することで大きな力を加えることなく容易に弾性変形し、これによってロックロッドによる読取ユニットの固定操作の作業性を良好なものにすることができる。
請求項5記載の発明によれば、ロッド本体は、梱包材、外装体および読取ユニットに貫通されて抜け止めされた状態で付勢手段により引き抜き方向に向けて付勢されるため、梱包材、外装体および読取ユニットが付勢手段の付勢力で互いに密着した状態になり、これによって外装体および読取ユニットのがたつきをより確実に防止することができる。
図1は、本発明に係る読取ユニットが適用された画像形成装置の一実施形態を示す斜視図である。なお、図1において、X−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
図1に示す画像形成装置10は、いわゆる胴内排紙型と称されるものであり、画像形成部11とこの画像形成部の上部に連結部13を介して設けられた画像読取部12とから基本構成され、画像形成部11と画像読取部12との間であって画像形成部11の頂部に定着処理済みの用紙が排紙される排紙トレイ14が形成されている。前記連結部13は、下部外装カバー体111の後部に立設されている。
前記画像形成部11は、箱形を呈した下部外装カバー体111の中に、図略の感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、クリーニング装置および定着装置等が装着され構成されている。下部外装カバー体111の底部には、挿脱自在の用紙カセット15が装着され、画像形成処理に際しこの用紙カセット15から用紙が1枚ずつ画像形成部11へ給紙され、この用紙に画像読取部12で読み取られた画像情報に基づく画像が転写されるようになっている。
前記感光体ドラムは、軸心回りに回転可能に設けられ、回転しながらその周面に静電潜像およびトナー像が形成されるものであり、周面のトナー像が用紙に転写されることにより用紙に対し転写処理が施されるようになっている。
前記帯電装置は、軸心回りに回転している感光体ドラムの周面に一様な電荷を付与するものであり、前記露光装置は、この一様な電荷が形成された感光体ドラムの周面に画像読取部12で読み取られた原稿画像の画像情報に基づく光線を照射して静電潜像を形成させるものであり、前記現像装置は、感光体ドラムの周面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成させるものであり、前記クリーニング装置は、用紙に対するトナー像の転写処理後の感光体ドラム周面に残留している残留トナーを取り除いて清浄化するものである。また、前記定着装置は、感光体ドラム周面から転写された用紙のトナー像に対し定着処理を施すものであり、内部に発熱体を備えた定着ローラと、周面がこの定着ローラの周面に当接される加圧ローラとからなり、転写処理後の用紙は、これら定着ローラと加圧ローラとの間を通過する間に定着ローラからの熱を得て定着処理が施されるようになっている。
そして、定着処理後の用紙は、前記連結部13の内部を通って上昇され、当該連結部13の前方位置に設けられた排紙トレイ14へ向けて排出されるようになっている。
前記画像読取部(画像読取装置)12は、扁平な直方体状を呈する上部外装カバー体(外装体)16内に原稿画像を読み取るための装置(後述する読取ユニット20)が内装されるとともに、上面に開閉可能な原稿押さえカバー17が設けられて構成されている。前記上部外装カバー体16は、上面の全面が開口された下方カバー体161と、下面の全面が開口された上方カバー体162とからなり、上方カバー体162を下方カバー体161に被せることで上部外装カバー体16が形成されるようになっている。上方カバー体162の上面開口にはコンタクトガラス40(図3)が嵌め込まれている。前記原稿押さえカバー17は、後端縁部分の所定部位を支点として正逆回動することで開閉可能とされ、閉止されることでコンタクトガラス40上に載置された原稿を押さえ得るようになっている。
前記下方カバー体161の前部には、外方に向けて突設された操作台18が設けられ、この操作台18上に備えられた各種のキー類に対して所定の押釦操作を行うことで設定された条件に従った画像形成処理が実行されるようになっている。
図2は、上部外装カバー体16の一実施形態を示す斜視図であり、図3は、そのA−A線断面図である。なお、図2および図3におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。因みに、図2においては、上方カバー体162を二点鎖線で示している。
図2および図3に示すように、上部外装カバー体16の下方カバー体161内には、原稿面を走査して読み取る左右方向に移動可能な読取ユニット(固定手段)20と、この読取ユニット20を駆動する駆動機構30とが装着されているとともに、上方カバー体162の上面開口には原稿を載置するためのコンタクトガラス40が嵌め込まれている。そして、このコンタクトガラス40上に原稿面を対向させた原稿Mを載置し、原稿押さえカバー17を閉止した状態で駆動機構30の駆動により読取ユニット20を左方のホームポジションHから右方に向けて移動させることによって原稿Mの原稿面がコンタクトガラス40を介して読取ユニット20により走査され、読み取られるようになっている。
一方、下方カバー体161内の後方位置における左右方向の各端壁163間には左右方向に延びた案内部材としてのスキャナシャフト26が架設されているとともに、下方カバー体161の底板165上には、前方位置で左右方向に延びた第2の案内部材としてのスキャナレール27が設けられ、読取ユニット20は、これらスキャナシャフト26およびスキャナレール27に案内されつつ左右方向に向けて移動するようになっている。
また、左方の端壁163の後方上部位置には、図2および図3に示すように、後述するロックロッド60を貫入するための貫通孔164が穿設されている。
図4は、読取ユニット20の一実施形態を示す斜視図である。なお、図2におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(Xは幅方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
図4に示す読取ユニット20は、いわゆるCCD(charge coupled device)移動タイプと称されるものであり、上面が全面的に開口した平面視で矩形状を呈する有底の筐体21と、この筐体21に装着された照射ランプ(光源)22と、この照射ランプ22から照射された光の原稿Mからの反射光をさらに反射させる複数枚の反射ミラー23と、この反射ミラー23からの反射光を集光して焦点距離を調節するレンズユニット24と、このレンズユニット24から入光された光による画像情報を電気信号に変換するCCDイメージセンサ25とを備えて構成されている。前記照射ランプ22は、筐体21の左右方向の中央位置より若干右寄りの位置で前後方向一対の端壁211間の上部に架設されている。
前記反射ミラー23は、筐体21内の右半分の位置に設けられ、照射ランプ22が照射した光の原稿Mからの反射光を最初に受けて反射する第1ミラー231(図3)と、この第1ミラー231の反射光を受けて反射する第2ミラー232と、この第2ミラー232からの反射光をさらに反射させてレンズユニット24に入光させる第3ミラー233(図3)との3枚が採用されている。第3ミラー233は、特に凹面鏡によって形成され、その焦点位置にレンズユニット24が位置するようになされている。
前記レンズユニット24は、筐体21の略中央位置に設けられているとともに、前記CCDイメージセンサ25は、前後方向の略中央位置で、かつ、レンズユニット24の直ぐ左側に設けられ、レンズユニット24で集光された光は、そのままCCDイメージセンサ25に向けて出力されるようになっている。そして、レンズユニット24からの光が入光されたCCDイメージセンサ25は、当該光をその強弱に応じた電気信号に変換した上でデジタル化し、所定の記憶装置を介して画像形成部11の露光装置に向けて出力するようになっている。
前記駆動機構30は、下方カバー体161内の右端部の底板165上に据え付けられた駆動モータ31と、この駆動モータ31の駆動力が減速状態で伝達されるギヤ機構32と、このギヤ機構32を介して前記駆動モータ31の駆動力が伝達される駆動プーリ33と、底板165の左端位置で駆動プーリ33と対向配置された従動プーリ34と、この従動プーリ34および前記駆動プーリ33間に張設されたスキャナベルト35とを備えて構成されている。そして、前記スキャナベルト35の一部が読取ユニット20の筐体21の適所に固定されている。
かかる駆動機構30によれば、駆動モータ31を正逆駆動させることにより、この駆動がギヤ機構32を介して減速状態で駆動プーリ33に伝達され、これによるスキャナベルト35の駆動プーリ33および従動プーリ34間の周回によって当該スキャナベルト35に固定された読取ユニット20が正逆移動することになる。
かかる構成の読取ユニット20の筐体21の左方側板212には、図4に示すように、その後方位置に内部が空洞の上下方向に延びた緩衝角筒213が外方に向かって突設され、この緩衝角筒213の上部の外方に向かって膨出した部分の左面213aに後述するロックロッド60が貫入される貫通孔214が穿設されている。この貫通孔214は、径寸法が前記下方カバー体161の貫通孔164(図3)と同一に設定されているとともに、この貫通孔164と対向した位置に設けられている。
以下、このように構成された読取ユニット20の梱包について図5〜図6を基に説明する。図5および図6は、読取ユニット20の梱包に使用される梱包箱(梱包材)50の一実施形態を示す一部切り欠き斜視図であり、図5は、箱本体51に対し蓋体52が開放された状態、図6は、箱本体51に対し蓋体52が閉止された状態をそれぞれ示している。なお図5および図6におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(Xは幅方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
図5および図6に示すように、梱包箱50は、本実施形態においては段ボール箱によって形成され、読取ユニット20が収納される上面が全面開口した箱形有底の箱本体51と、この箱本体51の上面開口を閉止する蓋体52とからなっている。
前記箱本体51は、本実施形態においては内箱511と、この内箱511が密着状態で嵌め込まれる外箱512とから構成されている。かかる箱本体51の内箱511は、上下寸法が外箱512の上下寸法より大きめに設定され、これによって内箱511が外箱512に嵌め込まれた状態で内箱511の上部が外箱512から外方に突出した状態になっている。かかる箱本体51における内箱511の外部に突出した部分で環状突出縁部513が形成されている。
前記蓋体52は、本実施形態においては箱本体51と同様に内箱521と、この内箱511が密着状態で嵌め込まれる外箱522とから構成されている。かかる蓋体52の内箱511は、上下寸法が外箱512の上下寸法より小さめ設定され、これによって内箱521が外箱522に嵌め込まれた状態で外箱522の上部が内箱521の下縁部から外方に突出した状態になっている。かかる蓋体52における外箱522の内箱521と積層されていない部分で環状突出縁部523が形成されている。
前記箱本体51の環状突出縁部513の左面側には、上部外装カバー体16が箱本体51に収納された状態で上部外装カバー体16の下方カバー体161に穿設された貫通孔164と対向する位置に貫通孔514が穿設されているとともに、蓋体52の環状突出縁部523の左面側にも、同様の貫通孔524が穿設されている。これらの貫通孔524,514は、いずれも径寸法が下方カバー体161の貫通孔164の径寸法と同一に設定されている。
そして、前記上部外装カバー体16が箱本体51に収納された後に蓋体52が箱本体51に被せられ、これによって上部外装カバー体16の梱包箱50への収納(すなわち画像読取部12(図1)の梱包箱50への収納)が完了するようになっている。蓋体52が箱本体51に被せられた状態では、箱本体51および蓋体52の各環状突出縁部513,523が互いに積層された状態になっているとともに、各貫通孔524,514は、互いに重なり合い、かつ、下方カバー体161の貫通孔164と対向した状態になっている。
このような状態で、ロックロッド60が梱包箱50の各貫通孔524,514、下方カバー体161の貫通孔164および読取ユニット20の筐体21の貫通孔214に差し通されて係止されることにより、画像読取部12(すなわち画像読取装置)の梱包箱50による梱包処理が完了する。
図7は、ロックロッド60の一実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、分解斜視図、(ロ)は、組み立て斜視図である。図7に示すように、ロックロッド60は、弾性変形が容易な合成樹脂製(本実施形態においてはPOM(ポリオキシメチレン)製)の角棒状のロッド本体61と、このロッド本体61の基端部(図7の左方)に結合される円盤状頭部62と、この円盤状頭部62と前記ロッド本体61とを互いに相対回動可能に結合する結合軸63とを備えて構成されている。
前記ロッド本体61は、平面視で矢印状に形状設定されている。かかるロッド本体61は、胴部611と、この胴部611の先端側で互いに反対方向に向けて突設された矢尻状の一対の抜止め突起612と、胴部611の基端側の端面から突設された一対のブラケット片613と、胴部611の長手方向の中央部より若干ブラケット片613の方向に寄った位置に互いに反対方向に向けて突設された一対のバネ突片(付勢手段)614とを備えている。胴部611には、一対の抜止め突起612間に位置するように位置設定された長手方向に延びる長孔615が穿設されている。
前記抜止め突起612は、ロッド本体61の先端(図7の右方)に向かうに従ってロッド本体61からの突出量が漸減するように形成され、これによってロッド本体61は先端側が先細りになっている。また、前記一対のブラケット片613には、互いに対向した中央位置に結合軸63を圧入するための圧入孔616がそれぞれ穿設されている。
前記バネ突片614は、薄肉の円弧状に形成され、その基端部が胴部611におけるブラケット片613と長孔615との略中間位置に一体的に固定されているとともに、先端部が抜止め突起612と対向するように形状設定されている。バネ突片614の先端と抜止め突起612との間の距離は、梱包箱50の厚み寸法と、下方カバー体161の厚み寸法と、読取ユニット20の筐体21における緩衝角筒213の左面213aの厚み寸法とを合わせた合計の厚み寸法より若干短めに設定されている。従って、ロッド本体61が梱包箱50の貫通孔524,514、上部外装カバー体16の貫通孔164および読取ユニット20の筐体21の貫通孔214に差し通され、かつ、抜止め突起612が貫通孔214の縁部に係止された状態で、バネ突片614は、その先端が抜止め突起612から離間する方向に向けて弾性変形することになる。
前記円盤状頭部62は、その周縁から径方向に向けて突設された突設片621を有している。この突設片621は、周方向の厚み寸法が前記一対のブラケット片613間の内寸法より僅かに薄目に設定され、これによって一対のブラケット片613間に嵌め込み得るようになっている。かかる突設片621には、ブラケット片613の圧入孔616に対向する連結孔622が穿設されている。そして、突設片621が一対のブラケット片613間に挟持された状態で、結合軸63を圧入孔616および連結孔622に差し込んでかしめることにより、円盤状頭部62は、図7の(ロ)に示すように、結合軸63回りに回動自在にロッド本体61に連結された状態になる。円盤状頭部62は、不要なときは、図7の(ロ)に二点鎖線で示すように、ロッド本体61に対して直角になるように結合軸63回りに回動される。
図8は、ロックロッド60の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、ロックロッド60が貫通孔524,514,164,214に差し通される直前の状態、(ロ)は、ロックロッド60が貫通孔524,514,164,214に差し通されつつある状態、(ハ)は、ロックロッド60が貫通孔524,514,164,214に差し通された状態をそれぞれ示している。
まず、図8の(イ)に示す状態では、ロックロッド60の先端が蓋体52の外箱522の貫通孔514に対向されている。この状態で円盤状頭部62を指で摘んで貫通孔524の方向に向けて押圧すると、ロッド本体61の先端の一対の抜止め突起612が、図8の(ロ)に示すように、互いに接近する方向に向けて弾性変形し、これによって貫通孔524,514,164,214へ向けて圧入されていく。この場合、ロッド本体61に長孔615が設けられているため、この長孔615の存在で一対の抜止め突起612の互いに接近する方向に向かう弾性変形が容易に行われる。
そして、一対の抜止め突起612は、読取ユニット20の筐体21の貫通孔214を通過すると、弾性変形が解消されて元の形状に復元するため、これら一対の抜止め突起612の根本部分が貫通孔214の縁部と干渉し、これによってロックロッド60が抜止めされた状態になる。また、この状態では、一対のバネ突片614が弾性変形して蓋体52を押圧した状態になり、これによって梱包箱50の各環状突出縁部523,513、下方カバー体161の端壁163および筐体21の緩衝角筒213の左面213a側がバネ突片614と抜止め突起612とによって押圧挟持された状態になるため、上部外装カバー体16内での読取ユニット20のがたつきが確実に防止される。
逆にロックロッド60による係止を解除するには、まず、段ボール紙製の梱包箱50のロックロッド60が装着されている部分の周りを指で押圧して凹ませ、ロッド本体61の胴部611に設けられている長孔615を外部に露出させる。引き続き、胴部611を指で摘んで長孔615に向かって圧縮変形させ、この変形で一対の抜止め突起612間の外寸法を貫通孔524,514,164,214の孔径寸法より小さくさせる。こうすることで、一対の抜止め突起612の筐体21に対する係止が外れるため、ロックロッド60を貫通孔524,514,164,214から引き抜くことができる。
以上詳述したように、本発明に係る画像読取装置(本実施形態においては画像読取部12)は、コンタクトガラス40に載置された原稿Mのコンタクトガラス40に当接している面の画像を読み取るものであり、箱形を呈した上部外装カバー体16と、原稿画像に光を照射する照射ランプ22およびこの照射ランプ22の原稿画像からの反射光をCCDイメージセンサ25に入光させることにより原稿画像を読み取る上部外装カバー体16内で移動可能な読取ユニット20と、この読取ユニット20を上部外装カバー体16に固定する固定手段としてのロックロッド60が備えられ、ロックロッド60は、読取ユニット20が上部外装カバー体16内の固定されるべき所定の固定位置に位置設定された状態で上部外装カバー体16を梱包した梱包箱50の外側からのワンタッチ操作により読取ユニット20を上部外装カバー体16に対し固定および固定解除し得るように構成されている。
かかる構成によれば、照射ランプ22からの光を、コンタクトガラス40を介して原稿Mの原稿面に照射した状態で読取ユニット20を上部外装カバー体16内で移動させて照射ランプ22からの光で原稿面を走査することにより、原稿面からの反射光がCCDイメージセンサ25に入光され、CCDイメージセンサ25によって原稿画像が読み取られることになる。
このような読取ユニット20が上部外装カバー体16内で移動するように構成された画像読取部12を、例えば製造現場から組み立て現場に向けて輸送するために当該画像読取部12を梱包箱50に収納して梱包するに際し、梱包が完了した状態で梱包箱50の外側からロックロッド60をワンタッチ操作することによって予め上部外装カバー体16内の固定されるべき所定の固定位置に位置設定された読取ユニット20が上部外装カバー体16に固定されるため、従来の螺子止めのような面倒な操作を行う場合に比較し読取ユニット20の上部外装カバー体16に対する固定操作が容易になる。そして、読取ユニット20は、このロックロッド60による固定によって画像読取部12の輸送中に読取ユニット20ががたついて損傷したり破損したりするような不都合の発生が確実に防止される。
また、据え付け現場で読取ユニット20を据え付けるに際し、開梱に先立って梱包箱50から外部に突出したロックロッド60を操作することが行われるため、ロックロッド60の取り外しを失念したまま読取ユニット20が組み付けられてしまうような不都合の発生を確実に防止することができる。
そして、梱包箱50の箱本体51および蓋体52、上部外装カバー体16および読取ユニット20には、互いに対向した位置に貫通孔524,514,164,214がそれぞれ穿設され、固定手段として、梱包箱50の外側から各貫通孔524,514,164,214に貫通されることにより梱包箱50、上部外装カバー体16および読取ユニット20を互いに固定し得るように構成されたロックロッドが採用されているため、このロックロッド60を梱包箱50の外側から梱包箱50、上部外装カバー体16および読取ユニット20の互いに対向した位置に穿設された貫通孔524,514,164,214に差し通すことにより当該三者を互いに固定することができる。このように、固定手段としてロックロッド60を採用することにより、固定手段の構造を簡単なものにすることができる。
また、上記の実施形態においては、上部外装カバー体16が収納される上面が開口した箱状の箱本体51と、この箱本体51の上面開口を閉止する蓋体52とで梱包箱50が構成されているような場合、通常、これら箱本体51および蓋体52を一体化するための結合ピンが両者に貫通されるのであるが、ロックロッド60をこれらに差し通すことで結合ピンを使用する必要がなくなり、その分部品点数の削減を達成することができる。
さらに、ロックロッド60は、梱包箱50の外側から操作するものであるため、従来、画像読取部12側のものとして取り扱われていた読取ユニット20を上部外装カバー体16に固定する部材が梱包箱50側のものとして取り扱われるようになり、これによって全体的に梱包箱50より極端に多い読取ユニット20の部品点数を削減することができる。逆に、梱包箱50は、読取ユニット20と比較して部品点数が極端に少ないため、部品としてロックロッドが追加されても影響は少なく、結果として梱包箱50も含めた読取ユニット20の全体的な部品構成の簡素化を実現することができる。
そして、上記の実施形態においては、ロックロッド60は、棒状のロッド本体61と、このロッド本体61の基端部に形成された円盤状頭部62と、同先端部に形成された抜止め突起612とを備え、少なくともロッド本体61および抜止め突起612は合成樹脂材料によって一体的に形成され、抜止め突起612は、ロッド本体61の先端に向かうに従ってロッド本体61からの突出量が漸減するとともに、梱包箱50、上部外装カバー体16および読取ユニット20に対するロッド本体61の着脱操作に際しロッド本体61の軸心方向と直交する方向に向けて弾性変形し得るように構成されている。
ロックロッド60をこのように構成することにより、ロックロッド60を先端側から梱包箱50の箱本体51および蓋体52、上部外装カバー体16の下方カバー体161および読取ユニット20の筐体21にそれぞれ穿設された貫通孔524,514,164,214に差し込んでいくことにより、合成樹脂製の棒状のロッド本体61の先端に向かうに従ってロッド本体61からの突出量が漸減するように形成された抜止め突起612がロッド本体61の軸心方向と直交する方向に向けて弾性変形しつつ貫通孔524,514,164,214を通過し、これによってロックロッド60は、ロッド本体61が梱包剤、上部外装カバー体16および読取ユニット20を貫通して円盤状頭部62と抜止め突起612とで三者を挟持して一体化する。
このように、ロックロッド60を円盤状頭部62と、合成樹脂製の棒状のロッド本体61と、このロッド本体61の先端部に一体的に形成された抜止め突起612とで構成することにより、当該ロックロッド60を簡単な構成のものにした上で、梱包箱50、上部外装カバー体16および読取ユニット20の三者をこのロックロッドにより確実に固定することができる。
そして、ロッド本体61には、抜止め突起612に対応した位置にロッド本体61の長手方向に延びる長孔615が穿設されているため、ロッド本体61を梱包箱50、上部外装カバー体16および読取ユニット20にそれぞれ穿設された貫通孔524,514,164,214に差し込んでいくことにより、抜止め突起612は、当該抜止め突起612に対応して長手方向に延びるようにロッド本体61に設けられた長孔615がその開口面積を小さくするように変形することで容易に弾性変形し、これによってロックロッド60による読取ユニット20の固定操作の作業性を良好なものにすることができる。
特に上記の実施形態においては、ロッド本体61が梱包箱50、上部外装カバー体16および読取ユニット20に貫通されて抜け止めされた状態で、当該ロッド本体61を引き抜き方向に向けて付勢するバネ突片614が設けられているため、梱包箱50、上部外装カバー体16および読取ユニット20がバネ突片614の付勢力で互いに密着した状態になり、これによって上部外装カバー体16および読取ユニット20のがたつきをより確実に防止することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、本発明に係る画像読取装置が複写機としての画像形成装置10に適用されているが、本発明は、画像読取装置を複写機に適用することに限定されるものではなく、画像を読み取って得られた画像情報をコンピュータへ入力するスキャナであってもよい。
(2)上記の実施形態においては、梱包材として箱本体51および蓋体52からなる梱包箱50が採用されているが、本発明は、梱包材として梱包箱50を採用することに限定されるものではなく、所定の形状に裁断された平らな段ボール紙を四囲から折り上げることで梱包するようなものであってもよい。
(3)上記の実施形態においては、ロッド本体61として角棒状のものが採用されているが、本発明は、ロッド本体61が角棒状のものであることに限定されるものではなく、円柱状のものであってもよい。
(4)上記の実施形態においては、ロックロッド60に付勢力を付与するためにバネ突片614が採用されているが、バネ突片614に代えてコイルスプリングを採用してもよい。この場合、コイルスプリングを胴部611に外嵌すればよい。こうすることで、ロッド本体61を貫通孔524,514,164,214に差し込んでいけば、コイルスプリングが梱包箱50と円盤状頭部62との間で圧縮されるため、この圧縮による付勢力の発生で読取ユニット20の筐体21が上部外装カバー体16に引き寄せられ、これによって読取ユニット20ががたつくのを有効に防止することができる。
(5)上記の実施形態においては、読取ユニット20としてCCDイメージセンサ25が筐体21に搭載された、いわゆるCCD移動式のものが採用されているが、本発明は、読取ユニット20がCCD移動式のものであることに限定されるものではなく、照射ランプ22およびミラーのみが移動し、CCDイメージセンサ25は固定された、いわゆるCCD固定式のものであってもよい。
本発明に係る読取ユニットが適用された画像形成装置の一実施形態を示す斜視図である。 上部外装カバー体の一実施形態を示す斜視図である。 図2に示す上部外装カバー体のA−A線断面図である。 読取ユニットの一実施形態を示す斜視図である。 読取ユニットの梱包に使用される梱包箱の一実施形態を示す一部切り欠き斜視図であり、箱本体に対し蓋体が開放された状態を示している。 読取ユニットの梱包に使用される梱包箱の一実施形態を示す一部切り欠き斜視図であり、箱本体に対し蓋体が閉止された状態を示している。 ロックロッドの一実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、分解斜視図、(ロ)は、組み立て斜視図である。 ロックロッドの作用を説明するための説明図であり、(イ)は、ロックロッドが貫通孔に差し通される直前の状態、(ロ)は、ロックロッドが貫通孔に差し通されつつある状態、(ハ)は、ロックロッドが貫通孔に差し通された状態をそれぞれ示している。
符号の説明
10 画像形成装置 11 画像形成部
111 下部外装カバー体 12 画像読取部(画像読取装置)
13 連結部 14 排紙トレイ
15 用紙カセット 16 上部外装カバー体(外装体)
161 下方カバー体 162 上方カバー体
163 端壁 164 貫通孔
165 底板 17 原稿押さえカバー
18 操作台 20 読取ユニット(固定手段)
21 筐体 211 端壁
212 左方側板 213 緩衝角筒
213a 左面 214 貫通孔
22 照射ランプ(光源) 23 反射ミラー
231〜233 第1〜第3ミラー
24 レンズユニット 25 CCDイメージセンサ
26 スキャナシャフト 27 スキャナレール
30 駆動機構 31 駆動モータ
32 ギヤ機構 33 駆動プーリ
34 従動プーリ 35 スキャナベルト
40 コンタクトガラス 50 梱包箱(梱包材)
51 箱本体 511 内箱
512 外箱 513 環状突出縁部
514 貫通孔 52 蓋体
521 内箱 522 外箱
523 環状突出縁部 524 貫通孔
60 ロックロッド 61 ロッド本体
611 胴部 612 抜止め突起
613 ブラケット片 614 バネ突片(付勢手段)
615 長孔 616 圧入孔
62 円盤状頭部 621 突設片
622 連結孔 63 結合軸
H ホームポジション M 原稿

Claims (5)

  1. 所定の透明な載置面に載置された原稿の前記載置面に当接している面の画像を読み取る画像読取装置であって、
    箱形を呈した外装体と、前記原稿画像に光を照射する光源およびこの光源の原稿画像からの反射光を所定のイメージセンサに入光させることにより原稿画像を読み取る前記外装体内で移動可能な読取ユニットと、この読取ユニットを外装体に固定する固定手段とが備えられ、
    前記固定手段は、前記読取ユニットが前記外装体内の固定されるべき所定の固定位置に位置設定された状態で前記外装体を梱包した梱包材の外側からのワンタッチ操作により読取ユニットを外装体に対し固定および固定解除し得るように構成されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記梱包材、外装体および読取ユニットには、互いに対向した位置に貫通孔がそれぞれ穿設され、前記固定手段は、梱包材の外側から前記各貫通孔に貫通されることにより梱包材、外装体および読取ユニットを互いに固定し得るように構成されたロックロッドであることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記ロックロッドは、棒状のロッド本体と、このロッド本体の基端部に形成された頭部と、同先端部に形成された抜止め突起とを備え、少なくとも前記ロッド本体および抜止め突起は合成樹脂材料によって一体的に形成され、前記抜止め突起は、ロッド本体の先端に向かうに従ってロッド本体からの突出量が漸減するとともに、前記梱包材、外装体および読取ユニットに対するロッド本体の着脱操作に際しロッド本体の軸心方向と直交する方向に向けて弾性変形し得るように構成されていることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記ロッド本体には、前記抜止め突起に対応した位置にロッド本体の長手方向に延びる長孔が穿設されていることを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  5. 前記ロッド本体が前記梱包材、外装体および読取ユニットに貫通されて抜け止めされた状態で、当該ロッド本体を引き抜き方向に向けて付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101552859B (zh) * 2008-04-04 2011-06-15 旭丽电子(广州)有限公司 轴棒减震结构

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