JP2007063695A - 家庭用衛生薄葉紙の製造方法及びその製造設備 - Google Patents

家庭用衛生薄葉紙の製造方法及びその製造設備 Download PDF

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Abstract

【課題】薬液をシート内部に均一に拡散・浸透させると共に、シートのシワの発生を防止する家庭用衛生薄葉紙の製造方法及びその製造設備を提供する。
【解決手段】インターフォルダにおいて、パルプ繊維を抄造した原紙を所定の幅で巻き取り、この巻き取った巻取ロールから連続シートをそれぞれ巻き戻しながら、この連続シートに薬液をロール転写で連続的に塗布した後、これらを折り畳み積み重ねて製品化する工程において、折り畳み積み重ね工程までの間に、塗布された連続シートをプレスロールにより押圧する。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用衛生薄葉紙の製造方法及びその製造設備に関するものである。
従来より、いわゆるローション薬液を含有させることにより肌触りを柔らかくした、汎用のティシュペーパーに対し高級タイプのティシュペーパー(ウエットタイプのものに対し、ドライタイプのティシュペーパーとして呼ばれている)やトイレットペーパー等の家庭用衛生薄葉紙が知られている。
このシート(繊維ウエブ)に薬液を塗布する方法としては、例えば薬液をスプレーしたり、薬液に浸漬したり、塗工ロールによって薬液を塗布したりする方法が採用されている。塗工ロールによる方法としては、いわゆるグラビア転写方式のローション薬液塗布装置により、シートの両面にそれぞれ同時的にローション薬液を塗布する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、オンライン上でシートの薬液の含浸を行う方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特表平10−501853号公報 特開平5−156596号公報
しかしながら、薬液の塗布に際し、シートに付与されるクレープ等がローション薬液によって伸ばされるが、原反の幅方向で塗布ムラなどにより伸びのバラツキが生じてしまうため、従来の方法では、このバラツキを均一化せずに折り畳みや巻取り加工を施すと、シートにシワが入ってしまったり、さらに、折り畳みの際にはシ−ト寸法のバラツキを引き起こす等の問題が生じていた。
そこで、本発明の主たる課題は、薬液をシート内部に均一に拡散・浸透させると共に、シートのシワの発生を防止する家庭用衛生薄葉紙の製造方法及びその製造設備を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、インターフォルダにおいて、パルプ繊維を抄造した原紙を所定の幅で巻き取り、この巻き取った巻取ロールから連続シートをそれぞれ巻き戻しながら、この連続シートに薬液をロール転写で連続的に塗布した後、これらを折り畳み積み重ねて製品化する家庭用衛生薄葉紙の製造方法であって、折り畳み積み重ね工程までの間に、この塗布された連続シートをプレスロールにより押圧する工程を有する、ことを特徴とする家庭用衛生薄葉紙の製造方法である。
<請求項2記載の発明>
請求項2記載の発明は、パルプ繊維を抄造した原紙を所定の幅で巻き取り、この巻き取った巻取ロールから連続シートをそれぞれ巻き戻しながら、この連続シートに薬液をロール転写で連続的に塗布した後、再度巻き取って別工程で製品化する家庭用衛生薄葉紙の製造方法であって、再度の巻取り工程までの間に、この塗布された連続シートをプレスロールにより押圧する工程を有する、ことを特徴とする家庭用衛生薄葉紙の製造方法である。
<請求項3記載の発明>
前記プレスロールによる押圧によって前記連続シートを3〜20%伸張させる、請求項1または2記載の家庭用衛生薄葉紙の製造方法。
<請求項4記載の発明>
前記プレスロールによる押圧が3.0〜9.0kg/cmの線圧で前記連続シートに加えられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の家庭用衛生薄葉紙の製造方法。
<請求項5記載の発明>
インターフォルダにおいて、パルプ繊維を抄造した原紙を所定の幅で巻き取り、この巻き取った巻取ロールから連続シートをそれぞれ巻き戻しながら、この連続シートに薬液をロール転写で連続的に塗布した後、これらを折り畳み積み重ねて製品化する家庭用衛生薄葉紙の製造設備であって、
折り畳み積み重ね工程までの間に、この塗布された連続シートを押圧するプレスロールを有する、
ことを特徴とする家庭用衛生薄葉紙の製造設備。
<請求項6記載の発明>
パルプ繊維を抄造した原紙を所定の幅で巻き取り、この巻き取った巻取ロールから連続シートをそれぞれ巻き戻しながら、この連続シートに薬液をロール転写で連続的に塗布した後、再度巻き取って別工程で製品化する家庭用衛生薄葉紙の製造設備であって、
再度の巻取り工程までの間に、この塗布された連続シートを押圧するプレスロールを有する、
ことを特徴とする家庭用衛生薄葉紙の製造設備。
<請求項7記載の発明>
前記プレスロールによる押圧によって前記連続シートを3〜20%伸張させるように構成した、請求項5または6記載の家庭用衛生薄葉紙の製造設備。
<請求項8記載の発明>
前記プレスロールによる押圧が3.0〜9.0kg/cmの線圧で前記連続シートに加えられるように構成された、請求項5〜7のいずれか1項に記載の家庭用衛生薄葉紙の製造設備。
(作用効果)
薬液が塗布された連続シートをプレスロールにより押圧することにより、薬液をシート内部に均一に拡散・浸透させることができる(例えば、シートの幅方向の含浸量を均一化)と共に、シートのシワの発生を防止することができる。
より詳細に説明すると、薬液が塗布された連続シートは、薬液の含浸の割合に応じて伸張する。薬液の含浸の割合が連続シートの領域によって異なれば、乾燥時には、連続シートの領域によって収縮の割合や時間も異なってくるため、収縮差によるシワ、いわゆる「ヒジワ」の発生に繋がる。このような「ヒジワ」が発生した連続シートに対して、その後の工程である折り加工や巻取り加工を行うと、折り加工では、「ヒジワ」と共に、折るべき位置以外の場所で折りシワが発生し、折り畳みの場合にはシート寸法のバラツキが生じ、巻き取り加工では主に「ヒジワ」が発生してしまう。
これに対して、本発明では、薬液が塗布された連続シートを強制的にプレスロールにより押圧して連続シートを伸張させると共に、薬液をシート内部に均一に拡散・浸透させるため、上記シワの発生を効果的に防止できるようになる。
また、本発明に従ってプレスロールによる押圧を行う場合、押圧により連続シートを3〜20%伸張させるのが好ましい。伸張が少な過ぎると、「ヒジワ」の発生を抑止し難くなり、伸張しすぎると、「ヒジワ」の発生は抑止できるものの、連続シートが切れる、いわゆる断紙の原因となる。
また、本発明に従ってプレスロールによる押圧を行う場合、3.0〜9.0kg/cmの線圧で行うのが好ましい。押圧力が弱すぎると、連続シートを十分伸張させることができず、「ヒジワ」の発生を抑止し難くなるとともに、薬液をシート内部に均一に拡散・浸透させることができなくなる。押圧力が強すぎると、「ヒジワ」の発生の抑止及び薬液のシート内部への拡散・浸透はできるものの、連続シートが切れる、いわゆる断紙の発生に繋がり易くなる。
以上のとおり、本発明によれば、薬液をシート内部に均一に拡散・浸透させると共に、シートのシワの発生を防止することができる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
<製造形態>
まず、本発明に係る家庭用衛生薄葉紙の製造方法の例を、以下に説明する。
箱詰型ティシュペーパー等の製造にあたり、抄紙装置においてパルプ繊維(望ましくは古紙パルプを含まないバージンパルプ100%のパルプ繊維)から薄葉紙を抄造し、必要によりクレープを施し、カレンダー処理を施した上で、これを巻き取り、一次原反ロール(一般にジャンボロールともいわれている)を製造し、次いで図示しないが、この一次原反ロールを公知のプライマシンにセットし、複数の一次原反ロールから繰り出した一次連続シートを重ね合わせて巻き取るとともに輪切り(幅方向に複数に分割)にし、複数枚のプライからなる二次原反ロールを製造する。
プライマシンで製造した二次原反ロールは、プライマシンから取り出されその後図1に示すインターフォルダにセットされる。インターフォルダにおいては、二次原反ロールから繰り出した二次連続シートをインターフォルダで折り畳みながら積み重ねる。インターフォルダで製造した折り畳み積層物は、後段設備において長手方向に製品ティシュペーパー幅と同幅の間隔をおいて裁断され、箱詰め、包装等の処理を経て製品となる。
図1は、本発明におけるインターフォルダでの工程を示している。
すなわち、インターフォルダにおいて、パルプ繊維を抄造した原紙を、製品ティシュペーパー幅の自然数倍、特に複数倍の幅で巻き取った前記の二次原反ロールとしての巻取ロール1、2から連続シート10、20をそれぞれ巻き戻して、これらを折り畳み積み重ね手段50により折り畳み積み重ねるのである。
図示のインターフォルダの組は、図面を貫く方向に多数有し、最終的な折り畳み積層物は、後段設備において長手方向に製品ティシュペーパー幅と同幅の間隔をおいて裁断され、箱詰め、包装等の処理を経て製品されるのである。
さて、巻取ロール1、2からそれぞれ2プライの連続シート10、20は、テンションコントローラ31、41にて張力制御がなされた後、細幅のエンボスロールを有しこれと弾性ロールとの間でシートを押圧状態でニップするプライ接合手段32、42にてプライ接合される。その後、薬液パンを有し、その薬液をグラビアロールにピックアップして、対象のシートに薬液を転写するロール転写装置33,34及び43、44により薬液をロール転写で連続的に塗布する。ここで、2プライの連続シート10及び20に対し、2つのロール転写装置33,34及びロール転写装置43,44を備えているのは、連続シート10及び20がそれぞれ2プライであり、各外面に薬液を塗布するためである。なお、図1に示すように、プライ接合手段32、42をロール転写装置33,34及び43、44より前段に配設することが望ましい。逆であると、薬液塗布がシートの全面であり、そのシート幅の両側にプライボンディングを行うときに、その接合強度が低下するからである。
薬液を塗布した後、プレス装置35,45により連続シート10及び20を押圧する。このプレス装置35,45は、図2に示すように、例えばスチールロールから形成される第1ロール35A,45Aと、スチールロールの外周表面にシリコン系ゴムを被覆した第2ロール35B,45Bと、を備えたプレスロールから構成され、これら第1ロール35A,45Aと第2ロール35B,45Bとで連続シート10及び20を挟み込んで押圧するように構成されている。
このように、薬液を塗布した後、プレス装置35、45により連続シート10及び20を押圧することで、薬液をシート内部に均一に拡散・浸透させることができる(例えば、シートの幅方向の含浸量を均一化)と共に、シートを伸張させてシートのシワの発生を防止することができる。このシワの発生の防止により、その後の工程である折り加工や巻取り加工のときに、シートにシワが入ることを防止することができ、さらに、折り畳みの場合にはシート寸法のバラツキの防止をすることができる。
プレス装置35、45のプレスロールによる押圧力(線圧)としては、3.0〜9.0kg/cmの範囲とするのが好ましく、特に4.0〜8.0kg/cmの範囲が好ましい。押圧力が弱すぎると、連続シートを十分伸張させることができず、「ヒジワ」の発生を抑止し難くなるとともに、薬液をシート内部に均一に拡散・浸透させることができなくなる。押圧力が強すぎると、「ヒジワ」の発生の抑止及び薬液のシート内部への拡散・浸透はできるものの、連続シートが切れる、いわゆる断紙の発生に繋がり易くなる。
また、連続シートの伸張度合いとしては、シートのクレープ率によって適宜決めれば良いが、本発明の家庭用衛生薄葉紙の場合、3〜20%伸張させれば十分である。伸張が少な過ぎると、「ヒジワ」の発生を抑止し難くなり、伸張しすぎると、「ヒジワ」の発生は抑止できるものの、連続シートが切れる、いわゆる断紙の原因となる。
その後は、エンボス付与装置36,46により連続シート10及び20にエンボスが付与され、さらに、前述のように、連続シート10及び20は折り畳み積み重ね手段(インターフォルダ本体)50により折り畳み積み重ねられる。
なお、上記の製造方法では、巻取ロール1,2から繰り出されたシートに薬液を塗布し、押圧等した後、オンラインで折り畳み積み重ね手段50により折り畳み積み重ねられるものであるが、本発明はこれに限らず、シートに薬液を塗布し押圧等した後、再度巻き取って、別工程で折り畳み積み重ね手段により折り畳み積み重ねてもよい(オフライン工程)。
また、上記例では、第1ロール35A,45Aをスチールロール、第2ロール35B,45Bをスチールロールの外周表面にシリコン系ゴムを被覆することとしたが、本発明は第1ロール35A,45A及び第2ロール35B,45Bの外周表面の材質により限定されるものではなく、両者は同じ材質とすることもでき、また異なる材質とすることもできる。例えばいずれか一方の外周面を弾性材料により構成し、他方の外周面を非弾性の硬質材料により構成する他、両方の外周面を弾性材料もしくは非弾性材料により構成することもできる。
プレスロール外周表面の材質としては、例えば、スチール、シリコン、ネオプレーン、ウレタン、NBR(ニトリルブタジエンゴム)等を挙げることができ、特に薬液が塗布された連続シートがロール外周表面から剥離し易いものが好適である。
プレスロール外周表面は、各ロールそのものの材質により形成されていても、また別の材料により、コーティングまたは被覆(ある素材に別の素材を覆い被せたり、巻き付けたりする他、ある素材の表面に別の素材の皮膜を形成することも含む)されていても良い。コーティング等の材料としては、シリコン、ネオプレーン、ウレタン、NBR、テフロン等を挙げることができ、特に効果に優れるものとしては、アルバックテクノ株式会社の「タフラム」という表面処理を挙げることができる。このようなコーティング等を施すことにより、薬液が塗布された連続シートが、プレスロール外周表面から剥離し易くなり、各ロールへの薬液の転移の防止及び紙粉の付着防止が図られる。
第1ロール35A,45Aおよび第2ロール35B,45Bの好ましい組み合わせとしては、いずれか一方を外周表面にシートの剥離を容易にする若しくは磨耗を抑えるような加工を施したスチールロールとし、他方を外周表面にシリコン系ゴムを被覆したスチールロールとする組み合わせを挙げることができる。
他方、原紙の抄造工程において、本発明の対象薬液以外の別種の薬液、たとえば界面活性剤からなる柔軟剤、でんぷんやデキストリンなどの湿潤紙力剤、カルボキシメチルセルロースなどの一種または二種以上を塗布すると、本発明の対象薬液と相俟って風合いを改善できる。
<薬液等>
いわゆるローション薬液の塗布にあたり、抄造後の約6%程度の水分率を示すシート単位容積当たりの含有量を12〜45mg/cm3、特に18〜40mg/cm3とするのが望ましい。薬液含有量が少ないと次記の目的特性を得がたい。薬液含有量を多くすると、薬液使用量の増大に伴いコスト高となるばかりでなく、使用時におけるベトツキ感及び使用後における薬液の残存感を与える。本発明において、少ない薬液使用量にもかかわらず、次記の目的特性を与えるのは米坪を低くすることとの関係が大きい。
すなわち、本発明の原紙の望ましい1プライ当たりの米坪は10〜25g/m2、特に好ましくは10〜15g/m2である。米坪が低いことにより紙のコシを弱くすることができ、充分に柔軟性に富むものとなる。ただし、過度に低いと強度の低下などを生じる。
製品のソフトネスは0.5〜1.0g、特に0.6〜0.8gであるのが望ましい。0.5g未満であると、柔軟性に富むが紙のコシが弱くなる不具合が生じ、1.0gを超えると、柔軟性が弱まり、紙が硬くなってしまう。
本発明におけるローション薬液に限定されるものではないが、主に、肌触り性(風合い)を高めたり、保湿性を高め、パルプ繊維の肌への刺激を和らげるあるいは潤い感を高めることを主眼とするものを挙げることができる。
たとえば、保湿性薬液として、シリコーンオイル、シリコーンパウダー等のポリシロキサン、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、ソルビトール、グルコース、キシリトール、マルトース、マルチトール、マンニトール、トレハロース等の糖類、グリコール系溶剤およびその誘導体のうちの少なくとも1種の保湿剤を含むものを用いてなるものを挙げることができる。
さらに、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール、流動パラフィンなども使用できる。
また、前記薬液に、グリシン、アスパラギン酸、アルギニン、アラニン、シスチン、システインなどのアミノ酸;アロエエキス、アマチャエキス、カリンエキス、キュウリエキス、アギナエキス、トマトエキス、ノバラエキス、ヘチマエキス、ユリエキス、レンゲソウエキスなどの植物抽出エキス;オリーブ油、ホホバ油、ローズヒップ油、アーモンド油、ユーカリ油、アボガド油、ツバキ油、大豆油、サフラワー油、ゴマ油、月見草油などの植物油;ビタミン、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分解シルク、キトサン、尿素、はちみつ、ローヤルゼリー、ヒアルロン酸ナトリウム、セラミド、スクワラン、ワセリンなどを配合できる。
ここで、ビタミンC、ビタミンE、コラーゲンがある。この種のものは、潤い感を高め機能がある。ビタミンCおよびビタミンEは抗酸化剤としても機能する。ビタミンEは還元力の強い成分で、活性酸素・フリーラジカルを消去したり過酸化脂質の発生を防ぐ抗酸化作用がある。よってビタミンEは薬液の安定化剤として機能するとともに、薄葉紙を使用した者の肌に付与されると当該肌の皮脂の酸化防止効果および血行促進効果が発揮される。また保湿機能もある。ビタミンCはビタミンEと同じく皮脂の抗酸化作用がある。またビタミンCはビタミンEを還元するする作用があるため、ビタミンC,Eの両方を用いると、ビタミンCがビタミンEの助剤として働き、活性酸素などにより酸化されたビタミンEを還元し、ビタミンEの強力な皮脂の抗酸化作用を維持する作用が奏せられる。コラーゲンは肌の真皮の90%を形成しており、これが減少すると肌に潤いや張りがなくなる。よって、薄葉紙に含有させておくことによって、これが肌と接触したときに肌に潤いを与える保湿効果を発揮するとともに、薄葉紙に対しても保湿効果を発揮する。
さらに、薬液としては、特にpHが5.0〜6.0の弱酸性とされたものであると、肌に対して接触させても肌がアルカリ性になることがなく、薬液pHの影響による肌荒れを効果的に防止できる。特に好適なpH範囲は5.3〜5.7である。pHの調整法としては、酸性または塩基性のpH調整剤を薬液に添加することにより行うことができ、薬液が強酸性の場合には水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液を用いることができ、中性・アルカリ性の場合にはクエン酸やリンゴ酸、乳酸を用いることができる。
清涼感を得るための薬液として、ソルビトール、アルチトール、キシリトール、エリスリトール、ラクチトール、パラチニットを挙げることができる。特に好ましいものは、エリスリトール、キシリトール、ソルビトールであり、さらに好ましくはエリスリトール又はキシリトールである。さらに、メントール、サリチル酸、α−シネロール、及びこれらの誘導体の群から選ばれた一種又は二種以上の冷感剤を含ませることができる。この場合、上記清涼感を得るための薬剤をバインダー成分中に分散された状態で紙基材表面に偏在して含ませるのが望ましい。
一方、原紙の抄造段階で添加することが望ましい添加剤としては、湿潤紙力剤、柔軟剤及びカルボキシメチルセルロースなどである。
柔軟剤の代表例は、界面活性剤系の柔軟剤であり、その柔軟剤としては、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤および両性イオン界面活性剤のなかから適宜選択して用いることができる。アニオン系界面活性剤を用いた場合、基材紙のコシ(曲げ剛性)を前述の範囲まで低下させることができ、もって保湿剤による潤い感や柔軟剤による柔らか感を助長することができる。アニオン系界面活性剤としては、カルボン酸塩系、スルホン酸塩系、硫酸エステル塩系、燐酸エステル塩系などを用いることができる。特にアルキル燐酸エステル塩が好ましい。
非イオン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールモノオレエート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオレート、プロピレングリコールモノステアレートなどの多価アルコールモノ脂肪酸エステル、N−(3−オレイロシキ−2−ヒドロキシプロピル)ジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビット密ロウ、ポリオキシエチレンソルビタンセスキステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどを用いることができる。
柔軟剤としては、カチオン界面活性剤を使用するのが望ましい。このカチオン界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩、アミン塩、またはアミンなどをもちいることができる。また、両性イオン界面活性剤としては、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する第2級または第3級アミンの脂肪族誘導体、または複素環式第2級または第3級アミンの脂肪族誘導体などを用いることができる。
湿潤紙力(増強)剤としては、メラミン−ホルムアルデヒド付加縮合物、尿素−ホルムアルデヒド付加縮合物のほか、環境を考慮すると、次述するものが好適に使用できる。ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、グリオキザール・ポリアクリルアミド共重合物、官能基数を通常の1/10に低減したポリアミドエピクロルヒドリン樹脂、ジアルデヒドスターチまたはカチオン変性デンプン、酸化デンプン等、より具体的にはカチオン性を有するポリビニルアミド共重合体と二価アルデヒドからなる熱硬化性樹脂(例えば、特公昭44−26670号公報、特公昭54−44762号公報、特開昭57−149595号公報)、カチオン性アルデヒド変性ポリアクリルアミド共重合体(特開平6−184985号公報、特開平8−56868号公報)、カチオン性高分子とアニオン性高分子を含有し、カチオン性高分子及びアニオン性高分子の少なくとも1つの高分子が疎水性を有するもの(特開2002−275787号公報)等、公知のものを用いることができる。
<薬液の配合>
本発明の好適な添加剤配合を下記に示す。
・有効成分 60〜100重量%(特に80〜100重量%)
薬液 95〜100重量%(特に95.5〜97.0重量%)
柔軟剤 0〜5重量%(特に3.0〜4.5重量%)
湿潤紙力剤 0〜5重量%(特に3.0〜4.5重量%)
CMC 0〜5重量%(特に3.0〜4.5重量%)
・水分 0〜40重量%
<製造条件等>
家庭用衛生薄葉紙を製造するにあたっては、抄紙工程では望ましくは1プライ当たりの10〜25g/m2、最適には10〜15g/m2での範囲となるように原料パルプおよび抄紙条件を調整する。原料パルプとしては、必要により50%以下の割合で古紙パルプを含ませることもできるが、バージンパルプであるのが望ましく、NBKP及びLBKPから構成され、NBKPの割合が30〜70%、特に40〜60%が望ましい。そして、湿潤紙力剤、柔軟剤及びカルボキシメチルセルロース(CMC)を添加し、抄造するのが望ましい。
このとき原料パルプの叩解幅を狭めて高密度化することができる。一般的には米坪を規定して高密度化すると、紙力が高まり紙厚が低下しふんわり感は出なくなるが、後のクレープ処理工程において、クレープの刃先角度を調整して、クレープ率を高めるようにするとふんわり感がでるようになる。
そして、最終的にカレンダー処理工程において、紙厚が過度に低下して目的の紙厚の範囲から外れないようにオンラインマシンカレンダーおよびプライマシンカレンダーの各カレンダー処理における圧力を調整してカレンダー処理する。
すなわち、上記の製造方法をとると、原料パルプの叩解幅を狭めて高密度化により紙厚が薄くかつ表面の平滑度の高い原紙が形成され、その原紙に対して高いクレープ率でクレープ加工することにより滑らかさを有しつつふっくらとした感じが発現し、その後のカレンダー処理において、最終的な紙厚が調整される。なお、具体的な、クレープ率や、使用する製造設備、添加剤、原料パルプの配合割合により適宜調整すればよい。
本発明の家庭用衛生薄葉紙の1プライ当たりの米坪は、前述のように、10〜25g/m2の2プライ製品が望ましいが、必要ならば、3プライ以上に積層できる。
<オイルKES肌触り指数>
オイルKES肌触り指数は6.5以下であるのが望ましい。
この測定には、通常のMMD試験機、例えば、図3〜図5に示すように、カトーテック株式会社製の摩擦感テスター「KES SE」の基台上に人工皮革(サプラーレ:出光テクノファイン社製)を敷いて固定するとともに、測定端子Tを人工皮革(サプラーレ:出光テクノファイン社製)にて被覆し、その測定端子の測定面の人工皮革で被覆された部分(接触平面)にオリーブオイル(BOSCOエクストラバージンオイル:日清精油)4mgを均一に塗布し、MMDの測定手順と同様にして行なうことができる。詳細には、人工皮革で構成される接触平面は、横断面直径0.5mmにピアノ線からなり、先端の曲率半径が0.25mmの単位膨出部が隣接して有し、全幅が10mmの連続した測定面を有し、その測定面の長さが10mmとされるほぼ10mm四方の測定面を有するMMD測定用端子を、前記人工皮革で被覆して形成することができる。人工皮革による前記端子の被覆は、10mm四方の接触平面が形成されるように端子の測定面に対して人工皮革がぴったりと接触するように、あるいは若干の張力をもたせてぴったりと被覆することにより達成できる。人工皮革を端子に固定するにあたっては、測定時、すなわち紙試料を移動させたときに人工皮革と内部の端子とがずれて人工皮革に接触平面に歪みなどが生じないようにしっかりと固定することが重要である。固定は例えば、前記接触平面が構成されるように前記端子を被覆したのち、接触平面を構成しない部位を輪ゴム等で装置の測定に影響が出ない部位、例えば端子の支持材等にしっかり固定する。また、MMD試験機の基台上には人工皮革を敷いて接着テープ等で固定する。このとき、測定時に歪まないように基台に人工皮革をしっかりと固定することが重要である。また、基台上に敷く人工皮革は、前記接触平面を構成する人工皮革と同じものを用いる。なお、紙試料は、10cm四方に裁断して用い、人工皮革を敷いた基台に固定する。測定に際しては、紙試料の上に試料押さえ用錘(約100g)で押さえる。また、試験機の測定端子への荷重を50gとして人工皮革で構成される接触平面全体が50gf/cm2の接触圧で紙試料に接触するようにするが、これは、MMD測定と同様に、円盤状の錘を端子上部に取り付けることで達成できる。もちろん、支持材の一方の端部(紙試料の移動方向と反対の端部)の固定の仕方はMMDの測定に準ずる。測定は、紙試料の縦方向について3回、横方向について3回の計6回を行い、測定値についてはその6回の平均値とする。
本発明の家庭用衛生薄葉紙の製造形態の概要図である。 プレスロールの拡大正面図である。 オイルKES肌触り指数の測定端子および測定時の概略を示す図である。 表面特性の測定装置の例の概略を示す図である。 その接触平面の構成を説明するための図である。
符号の説明
1、2…巻取ロール、10、20…連続シート、50…折り畳み積み重ね手段、32、42…プライ接合手段、33,34、43、44…ロール転写装置、35、45…プレス装置35A,45A…第1ロール、35B,45B…第2ロール、36,46…エンボス付与装置。

Claims (8)

  1. インターフォルダにおいて、パルプ繊維を抄造した原紙を所定の幅で巻き取り、この巻き取った巻取ロールから連続シートをそれぞれ巻き戻しながら、この連続シートに薬液をロール転写で連続的に塗布した後、これらを折り畳み積み重ねて製品化する家庭用衛生薄葉紙の製造方法であって、
    折り畳み積み重ね工程までの間に、この塗布された連続シートをプレスロールにより押圧する工程を有する、
    ことを特徴とする家庭用衛生薄葉紙の製造方法。
  2. パルプ繊維を抄造した原紙を所定の幅で巻き取り、この巻き取った巻取ロールから連続シートをそれぞれ巻き戻しながら、この連続シートに薬液をロール転写で連続的に塗布した後、再度巻き取って別工程で製品化する家庭用衛生薄葉紙の製造方法であって、
    再度の巻取り工程までの間に、この塗布された連続シートをプレスロールにより押圧する工程を有する、
    ことを特徴とする家庭用衛生薄葉紙の製造方法。
  3. 前記プレスロールによる押圧によって前記連続シートを3〜20%伸張させる、請求項1または2記載の家庭用衛生薄葉紙の製造方法。
  4. 前記プレスロールによる押圧が3.0〜9.0kg/cmの線圧で前記連続シートに加えられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の家庭用衛生薄葉紙の製造方法。
  5. インターフォルダにおいて、パルプ繊維を抄造した原紙を所定の幅で巻き取り、この巻き取った巻取ロールから連続シートをそれぞれ巻き戻しながら、この連続シートに薬液をロール転写で連続的に塗布した後、これらを折り畳み積み重ねて製品化する家庭用衛生薄葉紙の製造設備であって、
    折り畳み積み重ね工程までの間に、この塗布された連続シートを押圧するプレスロールを有する、
    ことを特徴とする家庭用衛生薄葉紙の製造設備。
  6. パルプ繊維を抄造した原紙を所定の幅で巻き取り、この巻き取った巻取ロールから連続シートをそれぞれ巻き戻しながら、この連続シートに薬液をロール転写で連続的に塗布した後、再度巻き取って別工程で製品化する家庭用衛生薄葉紙の製造設備であって、
    再度の巻取り工程までの間に、この塗布された連続シートを押圧するプレスロールを有する、
    ことを特徴とする家庭用衛生薄葉紙の製造設備。
  7. 前記プレスロールによる押圧によって前記連続シートを3〜20%伸張させるように構成した、請求項5または6記載の家庭用衛生薄葉紙の製造設備。
  8. 前記プレスロールによる押圧が3.0〜9.0kg/cmの線圧で前記連続シートに加えられるように構成された、請求項5〜7のいずれか1項に記載の家庭用衛生薄葉紙の製造設備。
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