JP2007062869A - 排出ローラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録紙自体が有する腰の強さに応じて、コルゲーションローラで記録紙に付与する波打ち度合いを自動的に調整することにより、定着器通過時に記録紙に生じたカールを確実に抑制する手段を提供する。
【解決手段】 本排出ローラ装置1は、記録紙Pが搬送される搬送路3の終端部3Eに設けられ、回転駆動する駆動軸17に所定間隔で固定された複数の駆動ローラ18を具備する排出ローラ15、及び該排出ローラ15の各駆動ローラ18間に駆動軸17に平行に配置されている固定軸21に回転自在に所定間隔で固定された複数のローラ本体22の先端が入り込むコルゲーションローラ16を備え、コルゲーションローラ16のローラ本体22が傾動可能に設けられたものである。
【選択図】 図5

Description

画像形成装置の定着器が配設されてなる搬送路の終端部に設けられ、定着器の熱でカールして腰のなくなった記録紙に波打ち形状を付与することで腰を持たせる排出ローラ装置に関する。
多くのコピー機やファクシミリ機等は、原稿から読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成装置として機能する。この画像形成装置では、記録すべき画像データに応じたトナー像を感光ドラム上に形成し、搬送路を搬送される記録紙にこのトナー像を転写した後、記録紙を加熱・加圧して定着させることにより画像形成が行われる。ここで、画像形成が完了した記録紙は、搬送路の終端部に設けられた排出ローラ装置によって排紙トレイへと排出されるが、この時、記録紙は、定着時の熱で搬送方向に沿う方向にカールが生じて腰のない状態となっている。このように腰のない状態の記録紙は、排出時のスタック性が悪くなる、すなわち排出時に記録紙の先端部が垂れ下がって排紙トレイ上にうまく積載されないという問題がある。また、記録紙を腰のない状態のまま排出すると、垂れ下がった先端部が引っ掛かってうまく排出されずジャムの原因となる場合もある。このようなカールの発生による記録紙の腰の低下を防止する手段としては、排出ローラ装置で記録紙に対して、その搬送方向に垂直な方向に波打ち形状を付与することでカールを抑制する方法が従来用いられている(例えば特許文献1参照)。
図9は、従来の排出ローラ装置の一例を示す図である。図に示すように、排出ローラ装置70は、搬送路71の終端部に配置され記録紙Pを図示しない排紙トレイへ排出する排出ローラ72と、記録紙Pに波打ち形状を付与するコルゲーションローラ73とを備えてなるものである。排出ローラ72は、回転駆動され記録紙Pを下流側へ送る複数の駆動ローラ74と、各駆動ローラ74に圧接されて従動回転する複数の搬送ローラ75とから構成されている。各駆動ローラ74は、回転駆動される駆動軸76に所定間隔で固定されている。一方、各搬送ローラ75は、回転不能に固定されたローラ軸77に、各駆動ローラ74に圧接するようにして回転可能に支持されている。このように構成される駆動ローラ74と搬送ローラ75の間に、搬送路71を搬送される記録紙Pの先端がニップされ、駆動ローラ74の回転に伴って記録紙Pが下流側へ送られるものとなっている。一方、コルゲーションローラ73は、ローラ軸77に沿って各搬送ローラ75間に位置するように設けられている。このコルゲーションローラ73は、その最下位置Bが、排出ローラ72の駆動ローラ74の最上位置Tより駆動軸76側に位置している。これにより、搬送路71を搬送される記録紙Pは、コルゲーションローラ73と排出ローラ72の間を通過する際に、その搬送方向に垂直な方向に波打ち形状とされ、定着時の熱で生じたカールが抑制されて腰が付与されるものとなっている。
特開平3−88672号公報
しかし、従来の排出ローラ装置70では、コルゲーションローラ73が記録紙Pの種類に応じた適正な腰の強さを記録紙Pに付与することができないという問題がある。すなわち、記録紙P自体が本来有する腰の強さは、記録紙Pのサイズ、厚み、及び材質等によって種々異なっている。しかし、コルゲーションローラ73は、ローラ軸77からの突出高さを記録紙Pの種類によって調整することができない。従って、例えば、腰の弱い記録紙Pでカール抑制の十分な効果が得られるようにローラ軸77からの突出高さをセッティングすると、腰の強い記録紙Pが通紙された場合にカール抑制の十分な効果が得られなかったり、逆に記録紙Pの腰が強くなり過ぎてうまく排出されずジャムの原因となる場合がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、記録紙自体が有する腰の強さに応じて、コルゲーションローラで記録紙に付与する波打ち度合いを自動的に調整することにより、定着器通過時に記録紙に生じたカールを確実に抑制する手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1記載の排出ローラ装置は、記録紙が搬送される搬送路の終端部に設けられ、回転駆動する駆動軸に所定間隔で固定された複数の駆動ローラを具備する排出ローラ、及び該排出ローラの各駆動ローラ間に前記駆動軸に平行に配置されているローラ軸に回転自在に所定間隔で設けられた複数のローラ本体の先端が入り込むコルゲーションローラを備えてなる排出ローラ装置において、前記コルゲーションローラのローラ本体が傾動可能に設けられたものである。
請求項2記載の排出ローラ装置は、前記コルゲーションローラのローラ本体が、前記ローラ軸に対して常時垂直方向へ弾性部材によって付勢されていることを特徴とするものである。
請求項3記載の排出ローラ装置は、前記コルゲーションローラのローラ本体が、前記弾性部材の付勢力に拘わらず前記ローラ軸廻りに回転自在であることを特徴とするものである。
請求項4記載の排出ローラ装置は、前記搬送路に、記録すべき画像データに応じたトナー像が形成される感光ドラムと、該感光ドラムから記録紙に転写されたトナー像を加熱して定着させる定着器と、が設けられたものである。
本発明の請求項1に係る排出ローラ装置によれば、コルゲーションローラと排出ローラの間を記録紙が通過する際に、記録紙自体の有する腰の強さに応じてコルゲーションローラのローラ本体が所定角度だけ傾動することにより、記録紙に付与する波打ち度合いが自動的に調整される。これにより、記録紙に生じたカールを確実に抑制して、記録紙のスタック性を良好に保つことができる。
本発明の請求項2に係る排出ローラ装置によれば、記録紙の後端が通過して記録紙から受ける力から解放されると、コルゲーションローラのローラ本体は弾性部材に付勢されることにより、ローラ軸に対して傾斜した位置から垂直な位置へと自動的に復帰する。これにより、次の記録紙の到着に備えることができる。
本発明の請求項3に係る排出ローラ装置によれば、弾性部材の付勢力に拘わらず記録紙の通過時にコルゲーションローラのローラ本体が回転するので、記録紙の搬送がコルゲーションローラとの接触によって妨げられることがない。
本発明の請求項4に係る排出ローラ装置によれば、いわゆる電子写真方式を採用する画像形成装置において、定着器の熱によって記録紙に生じるカールを抑制することができる。
以下、本発明の実施例に係る排出ローラ装置について図面に基づいて説明する。図1は、本実施例に係る排出ローラ装置1を備えた画像形成装置Gを示す概略縦断面図である。本画像形成装置Gは、原稿の複写機能、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能等を備えるコピー・ファクシミリ複合機であって、原稿から読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データに基づいて記録紙Pに画像を形成するものである。もちろん、コピー・ファクシミリ複合機に限られず、例えば、複写機能のみを備えるコピー専用機や、ファクシミリ通信機能のみを備えるファクシミリ専用機として本画像形成装置Gを構成することも可能である。
本画像形成装置Gは、図1に示すように、記録紙Pを格納するための給紙カセット2と、該給紙カセット2内の記録紙Pを搬送路3に繰り出すピックアップローラ4と、表面に感光層が形成され回転駆動される感光ドラム5と、該感光ドラム5の表面を帯電させる帯電器6と、感光ドラム5の表面に光を照射する露光器7と、感光ドラム5の表面にトナーTを供給する現像器8と、感光ドラム5に圧接されて搬送路3を搬送される記録紙Pを感光ドラム5との間にニップする転写ローラ9と、感光ドラム5の表面に光を照射して除電する除電ランプ10と、感光ドラム5の表面から紙粉等の異物を除去する清掃器11と、記録紙Pを加熱・加圧する定着器12と、搬送路3の終端部3Eから排紙トレイ13へ記録紙Pを排出する排出ローラ装置1と、を具備してなるものである。
このように構成される画像形成装置Gの画像形成動作について概説する。ユーザからプリントジョブの実行指令が発せられると、まず、感光ドラム5やその周辺のシステムを最適な状態に調整するための前回転処理が所定時間に渡って行われる。そして、この前回転処理が完了すると、感光ドラム5の表面が帯電器6によって一様に帯電され、記録すべき画像データに応じた光を露光器7から照射して感光ドラム5上の電荷を部分的に除去することで静電潜像を形成し、該静電潜像に現像器8からトナーTを供給することでトナー像を形成する。一方、前回転処理の完了に同期して、給紙カセット2に格納された記録紙Pがピックアップローラ4によって最上紙から1枚ずつ取り出されて搬送路3へ繰り込まれる。この記録紙Pは、転写ニップ位置14において転写ローラ9によって感光ドラム5に圧接され、感光ドラム5上のトナー像が転写される。更に、記録紙Pは搬送路3を下流側へ搬送され、定着器12によって加熱・加圧されることでトナー像が記録紙Pに定着する。その後、記録紙Pは、排出ローラ装置1によって搬送路3から排出されて、排紙トレイ13上に順次積載される。また、トナー像転写後の感光ドラム5は、除電ランプ10によってその表面が除電された後、清掃器11によって表面に残留した紙粉等の異物が除去される。そして、帯電器6によって再度帯電されるものとなっている。
以下、排出ローラ装置1について説明する。図2は、第1実施例に係る排出ローラ装置1を示す概略正面図である。排出ローラ装置1は、搬送路3の終端部3Eから記録紙Pを排出するための排出ローラ15と、定着時の熱でその搬送方向に沿う方向に生じたカールを抑制して記録紙Pに腰を持たせるためのコルゲーションローラ16と、を備えてなるものである。
排出ローラ15は、図2に示すように、回転駆動され記録紙Pを下流側へ送る複数の駆動ローラ17と、各駆動ローラ17に圧接されて従動回転する複数の搬送ローラ18とから構成されている。各駆動ローラ17は、略円筒形状を有する小径部19の左右両端部に略半球形状を有する大径部20が設けられたものであり、搬送路3を横切って架設され回転駆動される駆動軸21に所定間隔で固定されている。一方、各搬送ローラ18は、略円筒形状を有し、駆動軸21と平行して架設され回転不能に固定されたローラ軸22に、各駆動ローラ17の小径部19に圧接するようにして回転可能に支持されている。このように構成される駆動ローラ17と搬送ローラ18の間に、搬送路3を搬送される記録紙Pの先端がニップされ、駆動ローラ17の回転に伴って記録紙Pが下流側へ送られるものとなっている。尚、本発明において、搬送ローラ18は必須の構成要件ではなく、排出ローラ15を駆動ローラ17だけで構成することも可能である。しかし、本実施例のように、駆動ローラ17と搬送ローラ18で記録紙Pをニップしながら搬送した方が、記録紙Pの斜行をより確実に防止することができる。
コルゲーションローラ16は、図2に示すように、前記ローラ軸22に所定間隔で取り付けられた複数のローラ本体23と、駆動軸21におけるローラ本体23を挟んだ両側に固定された左右一対のバネ受け板24と、ローラ本体23と左右のバネ受け板24の間に介在された左右一対のコイルバネ(弾性部材)25とを具備してなるものである。尚、本実施例では本発明に係る弾性部材としてコイルバネ25を用いているが、これに代えて例えば板バネやゴム材やスポンジ材等を、ローラ本体23とバネ受け板24の間に介在させることも可能である。尚、本実施例ではローラ軸22を回転不能に固定しているが、これに限られず、ローラ軸22を回転自在に支持した構成とすることも可能である。
図3は、コルゲーションローラ16のローラ本体23近傍を拡大した部分拡大断面図である。ローラ本体23は、いわゆるボールベアリングであって、軸挿通孔26が形成されてなる内輪27の周囲に、内輪27に略嵌合する形状の外輪28がボール29を介して回転自在に設けられたものである。このローラ本体23は、内輪27の軸挿通孔26にローラ軸22が挿通されるとともに、内輪27の左右両側面に各コイルバネ25の一端がそれぞれ当接されている。これにより、ローラ本体23は、外力が作用しない状態では左右のコイルバネ25から等しい付勢力を受けてローラ軸22に対して垂直な位置Psで保持され、且つ、コイルバネ25の付勢力に影響を受けることなく外輪28が内輪27の廻りに回転自在となっている。
更に、図2に示すように、コルゲーションローラ16のローラ本体23の先端は、排出ローラ15の各駆動ローラ17の間に入り込んでいる。より詳細に説明すると、コルゲーションローラ16の記録紙Pとの接触面、すなわち図2に示す各ローラ本体23の最下点を結ぶ線Lbは、排出ローラ15の記録紙Pとの接触面、すなわち図2に示す各駆動ローラ17の最上点を結ぶ線Ltより下方に位置している。これにより、記録紙Pは、コルゲーションローラ16と排出ローラ15の間を通過する際に、その搬送方向に垂直な方向に波打ち形状が付与されるものとなっている。
また、図3に示すように、ローラ本体23を構成する内輪27の軸挿通孔26は、そのローラ軸方向両端部がローラ軸22より大径に形成され、軸挿通孔26とローラ軸22との間には隙間30が生じている。これにより、ローラ軸方向の成分を有する外力がローラ本体23に作用した場合、図4に示すように、ローラ本体23は、軸挿通孔26とローラ軸22とが干渉することなく左右両側に所定角度ずつ傾動可能となっている。尚、図4では、ローラ本体23が右側へ傾動してローラ軸22に対して傾斜した位置Pkにある状態を示し、左側へ傾動した状態については図示を省略している。一方、外力を受けてローラ本体23が位置Pkにある状態から、外力の作用が終了してローラ本体23が解放されると、ローラ本体23は、左右のコイルバネ25の付勢力によってローラ軸22に対して垂直な位置Psへと自動的に復帰するものとなっている。
このように構成される排出ローラ装置1の記録紙P通過時の動作について説明する。図5は、記録紙Pが通過する時の排出ローラ装置1を示す概略正面図である。本排出ローラ装置1は、記録紙P自体が有する腰の強さに応じ、記録紙Pに付与する波打ち度合いが自動的に調整されることを特徴としている。すなわち、例えば厚みがあって腰の強い記録紙Pが通紙された場合、排出ローラ15とコルゲーションローラ16の間を記録紙Pが通過する時に、コルゲーションローラ16のローラ本体23が記録紙Pから大きな力を受けるため、ローラ本体23がローラ軸22に対して大きく傾動する。その結果、図2に示す排出ローラ15の記録紙Pとの接触面Ltとコルゲーションローラ16の記録紙Pとの接触面Lbとの離間距離が狭くなり、記録紙Pに付与する波打ち度合いが小さくなる。このように、記録紙P自体の腰が強く定着器12通過時にカールが発生しにくい記録紙Pに対しては、付与する波打ち度合いを小さくすることにより、確実にカールを抑制することができる。一方、例えば厚みがなく腰の弱い記録紙Pが通紙された場合、排出ローラ15とコルゲーションローラ16の間を記録紙Pが通過する際にローラ本体23が記録紙Pから受ける力が小さいため、ローラ本体23はローラ軸22に対して僅かに傾斜する。その結果、排出ローラ15の記録紙Pとの接触面Ltとコルゲーションローラ16の記録紙Pとの接触面Lbとの離間距離が広くなり、記録紙Pに付与する波打ち度合いが大きくなる。このように、記録紙P自体の腰が弱く定着器12通過時にカールが発生しやすい記録紙Pに対しては、付与する波打ち度合いを大きくすることにより、確実にカールを抑制することができる。また、コルゲーションローラ16のローラ本体23は、排出ローラ15が記録紙Pを搬送方向に送っている間、記録紙Pに接触した外輪28が記録紙Pの移動に従動して内輪27廻りに回転するので、コルゲーションローラ16との接触で記録紙Pの搬送が妨げられることはない。
その後、記録紙Pの最後尾が排出ローラ15とコルゲーションローラ16の間を通過すると、記録紙Pから受けていた力から解放されたローラ本体23は、左右のコイルバネ25の付勢力によって、図4に示すローラ軸22に対して傾斜した位置Pkから垂直な位置Psへと自動的に復帰する。
このように、本排出ローラ装置1では、記録紙P自体が有する腰の強さに応じてローラ本体23の傾斜角度が変化することにより、記録紙Pに付与する波打ち度合いが自動的に調整される。これにより、記録紙Pに対して適正な腰の強さを付与してカールを確実に抑制することにより、記録紙Pのスタック性を向上させる、すなわち搬送路3から排出した記録紙Pを排紙トレイ13上にズレなく積載することができる。また、記録紙Pの種類に応じて付与する波打ち度合いを変化させるために、コルゲーションローラ16を調整する複雑な作業や複雑な制御を行う必要がないという利点がある。
次に、図6は、第2実施例に係る排出ローラ装置40を示す概略正面図である。本排出ローラ装置40は、第1実施例に係る排出ローラ装置1と同様に、排出ローラ15とコルゲーションローラ41とが搬送路3を挟んで相対向した位置に設けられたものであるが、コルゲーションローラ41の構成が第1実施例とは異なっている。それ以外の構成については第1実施例と同様であるため、図6では図2と同じ符号を付し、ここでは詳細な説明を省略する。
コルゲーションローラ41は、図6に示すように、前記ローラ軸22に回転自在に外嵌された円筒体42と、該円筒体42の左右両端部に固着された左右一対のバネ受け板43と、円筒体42の中間部に設けられたローラ本体44と、ローラ本体44と左右のバネ受け板43の間に介在された左右一対のコイルバネ45とを具備してなるものである。
図7は、コルゲーションローラ41のローラ本体44近傍を拡大した部分拡大断面図である。ローラ本体44は、軸挿通孔46が形成されてなる略円柱形状の部材であって、軸挿通孔46にローラ軸22が挿通されるとともに、その左右両側面に各コイルバネ45の一端がそれぞれ当接されている。これにより、ローラ本体44は、外力が作用しない状態では、左右のコイルバネ45から等しい付勢力を受けてローラ軸22に対して垂直な位置Psで保持されている。
また、第1実施例と同様に、コルゲーションローラ41と記録紙Pとの接触面、すなわち図6に示す各ローラ本体44の最下点を結ぶ線Lbが、排出ローラ15の記録紙Pとの接触面、すなわち各駆動ローラ17の最上点を結ぶ線Ltより下方に位置している。これにより、記録紙Pは、コルゲーションローラ41と排出ローラ15の間を通過する際に波打ち形状が付与されるものとなっている。
また、図7に示すように、ローラ本体44に形成された軸挿通孔46は、そのローラ軸方向両端部がローラ軸22より大径に形成され、軸挿通孔46とローラ軸22との間には隙間47が生じている。これにより、図8に示すように、ローラ本体44は、外力が作用した時は左右両側に所定角度ずつ傾動可能に、且つ、ローラ軸22に対して傾斜した位置Pkにある状態で外力の作用から解放された時は、コイルバネ45の付勢力によって垂直な位置Pkに自動的に復帰可能となっている。
尚、第2実施例の排出ローラ装置1の動作に関しては、前記コルゲーションローラ16のローラ本体23を構成する外輪28のみがローラ軸22廻りに回転する第1実施例と比較して、コルゲーションローラ41を構成する円筒体42、バネ受け板43、コイルバネ45、及びローラ本体44が一体的にローラ軸22廻りに回転する点で異なっている。コルゲーションローラ41が、記録紙Pの種類によってローラ本体44の傾斜角度を変化させることで、記録紙Pに付与する波打ち度合いを変化させる動作については第1実施例と同様であるためここでは説明を省略する。
以上、本実施例では、いわゆる電子写真記録方式で画像形成を行う画像形成装置Gを例に説明したが、本発明に係る排出ローラ装置1,40は、インクジェット記録方式や熱記録方式で画像形成を行う画像形成装置にも適用可能である。このような画像形成装置では、定着プロセスが不要であるため、本実施例のように定着器12の熱で記録紙Pにカールが生じることはないが、記録紙Pとしてロール紙を使用する場合があり、この場合にはロール紙の巻き癖によって記録紙Pにカールが生じることがある。本排出ローラ装置1は、このような記録紙のカールについても抑制することができる。
本発明は、定着器の熱でカールして腰のなくなった記録紙に波打ち形状を付与することで腰を持たせる排出ローラ装置に適用可能である。
本発明の第1実施例に係る排出ローラ装置1を備えた画像形成装置Gを示す概略縦断面図。 第1実施例に係る排出ローラ装置1を示す概略正面図。 コルゲーションローラ16のローラ本体23近傍を拡大した部分拡大断面図。 コルゲーションローラ16のローラ本体23の傾動を説明する説明図。 記録紙Pが通過する時の排出ローラ装置1を示す概略正面図。 第2実施例に係る排出ローラ装置40を示す概略正面図。 コルゲーションローラ41のローラ本体44近傍を拡大した部分拡大断面図。 コルゲーションローラ41のローラ本体44の傾動を説明する説明図。 従来例に係る排出ローラ装置70を示す概略正面図。
符号の説明
1 排出ローラ装置
3 搬送路
3E 終端部
12 定着器
15 排出ローラ
16 コルゲーションローラ
17 駆動ローラ
21 駆動軸
22 ローラ軸
23 ローラ本体
25 コイルバネ(弾性部材)
26 軸挿通孔
P 記録紙
Pk 傾斜した位置
Ps 垂直な位置

Claims (4)

  1. 記録紙が搬送される搬送路の終端部に設けられ、回転駆動する駆動軸に所定間隔で固定された複数の駆動ローラを具備する排出ローラ、及び該排出ローラの各駆動ローラ間に前記駆動軸に平行に配置されているローラ軸に回転自在に所定間隔で設けられた複数のローラ本体の先端が入り込むコルゲーションローラを備えてなる排出ローラ装置において、
    前記コルゲーションローラのローラ本体が傾動可能に設けられたことを特徴とする排出ローラ装置。
  2. 前記コルゲーションローラのローラ本体が、前記ローラ軸に対して常時垂直方向へ弾性部材によって付勢されていることを特徴とする請求項1記載の排出ローラ装置。
  3. 前記コルゲーションローラのローラ本体が、前記弾性部材の付勢力に拘わらず前記ローラ軸廻りに回転自在であることを特徴とする請求項2記載の排出ローラ装置。
  4. 前記搬送路に、記録すべき画像データに応じたトナー像が形成される感光ドラムと、該感光ドラムから記録紙に転写されたトナー像を加熱して定着させる定着器と、が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の排出ローラ装置。
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