JP2007062044A - インクリボンカセット、及び印字装置 - Google Patents

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勝治 中村
Seiichi Koiwa
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Abstract

【課題】 媒体に対して常に鮮明な印字を行うことができるインクリボンカセット、及び印刷装置を提供する。
【解決手段】 インクリボンを内蔵し、現在内蔵されているインクリボンで印字を行った印字数を記憶する累積印字文字数記憶部14を備えたインクリボンカセット12と、インクリボンが交換時期となるまでの印字文字数を規定印字文字数として記憶している規定印字文字数記憶部6と、累積印字文字数記憶部14に記憶されている印字文字数に、印字が実行される毎に、当該印字文字数を足して累積印字文字数として算出する印字文字数カウンタ3と、印字文字数カウンタ3で算出された累積印字文字数を累積印字文字数記憶部14に記憶すると共に、累積印字文字数と、規定印字文字数記憶部6に記憶されている規定印字文字数とを比較演算し、累積印字文字数が規定印字文字数以上であった場合、インクリボンが交換時期に達したと判定する寿命判定手段7とを備えた印字装置1を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクリボンを内蔵するインクリボンカセット、及び該インクリボンカセットを装着する印字装置に関する。
従来、印字装置においては、プラテンと、該プラテンの長手方向に移動自在に設けられた印字ヘッドと、インクリボンカセットとから構成される印字部を備えており、印字ヘッドとプラテンとの間にインクリボンを通して、印字ヘッドを移動させながら該印字ヘッドからピンをプラテンに向かって突出させ、該ピンをインクリボンを介して媒体に打ちつけることで媒体に上位装置から受信した例えば取引データの印字を行う。インクリボンは印字装置に対して着脱自在に装着されているインクリボンカセットにエンドレス状に内蔵されており、印字動作に伴って印字ヘッドとプラテンとの間に順次送り出され、巻き取られる。なお、インクリボンもまたインクリボンカセットに対して着脱自在となっている。
このような印字部を備えた印字装置において、上位装置から受信した印字データの印字が実行されると、インクリボンを使用して印字を行った印字文字数を印字装置内に設けられた累積印字文字数記憶部に累積して記憶していき、該累積印字文字数記憶部に記憶された累積印字文字数と、印字装置内に設けられた規定印字文字数記憶部に記憶されている規定印字文字数(インクリボンが使用に適さなくなるまでの印字可能な文字数、すなわちインクリボンが交換時期となるまでの印字文字数)とを比較演算し、累積印字文字数が規定印字文字数以上となると、印字装置はインクリボンが交換時期に達したと判定し、インクリボンを交換することを表示画面に表示させて、オペレータに知らせている。
そしてインクリボンカセットの交換が行われると、オペレータはリセットキーを押下し、印字装置はこのリセットキーが押下されたことを検出すると、累積印字文字数記憶部に記憶されている累積印字文字数をリセットして初期化し、未使用状態のインクリボンを内蔵したインクリボンカセットが装着された、あるいは未使用状態のインクリボンに交換されたとして初期化値からカウント値の累積を開始している。
また、インクリボンの明確な交換時期を知ることができるインクリボン交換装置として、リボンカセット部と、メモリ部と、カウンタ部と、演算部と、主制御部等が設けられているインクリボン交換装置がある。前記リボンカセット部には、2つのインクリボンがセットされており、これらのインクリボンには回転する時に基準となる基準点が設けてある。またリボンカセット部には前記基準点を検知するセンサが設けられている。メモリ部にはインクリボンの寿命回転数が格納されており、カウンタ部はリボンカセット部より送られてくるインクリボンの回転数を順にカウントしていく。更に、演算部は主制御部を通してカウンタ部より送られてくるデータとメモリ部内の寿命データとを減算・比較する。
このようなインクリボン交換装置においては、印字を重ねていくたびにインクリボンが回転して、センサをインクリボンにつけてある基準点が通過するごとに、そのセンサからカウンタ部にインクリボンの回転数が送信される。印字終了後、主制御部はカウンタ部からカウント数を読み出し、演算部に送信する。演算部は、主制御部より送られてきたカウント数とメモリ部より読み出した寿命回転数とを減算する。そしてこの減算結果に応じて、次回印字時も同じインクリボンで行うか、あるいはインクリボンのチェンジを行い、次回印字時は新たなインクリボンで印字を行うかが決定される。なお、次回印字時に同じインクリボンで印字を行う場合には、減算結果はメモリ部に上書きされ、次回からはこの値が読み出される。一方、次回印字時に新たなインクリボンで印字を行う場合には、カウンタ部のインクリボンの回転数カウントはリセットされる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−198503号公報
上記従来の印字装置においては、累積印字文字数は印字装置内に設けられた累積印字文字数記憶部に記憶されている。従って、インクリボンカセットが交換された場合、該新たに装着されたインクリボンカセットが、未使用品ではなく既に他装置で実装された使用済みのインクリボンを内蔵したインクリボンカセットであっても、あるいはインクリボンのみ交換された場合、該新たに装着されたインクリボンが未使用品ではなく既に他装置で実装された使用済みのインクリボンであっても、リセットキーが押下されれば、印字装置は累積印字文字数記憶部に記憶されている累積印字文字数を初期化し、未使用状態のインクリボンを内蔵したインクリボンカセットが装着された、あるいは未使用状態のインクリボンに交換されたとして初期化値からカウント値の累積を開始してしまっている。このように、印字装置側で正確なインクリボンの使用量を管理することができないので、印字に適さない状態のインクリボンで媒体への印字を行ってしまい、印字された文字や数字等が見づらい媒体を発行してしまう可能性があるという問題点があった。
また、交換され、新たに装着されたインクリボン、あるいはインクリボンカセットが純正品ではない、いわゆる海賊版のインクリボン、あるいは海賊版のインクリボンカセットであった場合、印字装置に適さず、その結果、種々の障害が発生してしまう可能性があるという問題点があった。
上記課題を解決するために本発明で設けた解決手段は、インクリボンを内蔵し、現在内蔵されているインクリボンで印字を行った印字数を記憶する累積印字文字数記憶部を備えたインクリボンカセットと、前記インクリボンが交換時期となるまでの印字文字数を規定印字文字数として記憶している規定印字文字数記憶部と、前記インクリボンカセットに設けられた前記累積印字文字数記憶部に記憶されている印字文字数に、印字が実行される毎に、当該印字文字数を足して累積印字文字数として算出する計数手段と、前記計数手段で算出された前記累積印字文字数を前記累積印字文字数記憶部に記憶すると共に、前記累積印字文字数と、前記規定印字文字数記憶部に記憶されている規定印字文字数とを比較演算し、累積印字文字数が規定印字文字数以上であった場合、インクリボンが交換時期に達したと判定するインクリボン寿命判定手段とを備えた印字装置を設けたものである。
本発明によれば、インクリボンカセットに正確な印字文字数を記憶し、印字装置に設けられた計数手段が、インクリボンカセットに設けられた累積印字文字数記憶部に記憶されている印字文字数に、印字が実行されることで累積される印字文字数を足して累積印字文字数として算出し、同様に印字装置に設けられたインクリボン寿命判定手段が、計数手段で算出された累積印字文字数と、規定印字文字数記憶部に記憶されている規定印字文字数とを比較演算し、累積印字文字数が規定印字文字数以上であった場合、インクリボンが交換時期に達したと判定することにより、印字装置側で正確なインクリボンの使用量を管理することができるので、インクリボンカセットが交換された場合、あるいはインクリボンのみが交換された場合、新たに装着されたインクリボンカセットに内蔵されているインクリボン、あるいは交換されたインクリボンが、未使用品のインクリボンであるのか、あるいは使用済みであった場合には何文字印字を行った状態のインクリボンであるのかを正確に把握することができる。従って、印字装置は装着されているインクリボンの交換時期を正確に判断することができる。その結果、媒体に対して常に鮮明な印字を行うことができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。なお、各図面に共通する要素には同一の符号を付す。
図1は実施例1の印字装置の構成を示す説明図、図2は実施例1の表示画面を示す説明図である。
印字装置は従来の印字装置と同様に、プラテンと、該プラテンの長手方向に移動自在に設けられた印字ヘッドと、インクリボンカセットとから構成される図示せぬ印字部を備えており、印字ヘッドとプラテンとの間にインクリボンを通して、印字ヘッドを移動させながら該印字ヘッドからピンをプラテンに向かって突出させ、該ピンをインクリボンを介して媒体に打ちつけることで媒体に上位装置から受信した例えば取引データの印字を行う。なお、記号や図形等のイメージを印刷する場合にも「印字」として説明する。インクリボンは印字装置に対して着脱自在に装着されているインクリボンカセットにエンドレス状に内蔵されており、印字動作に伴って印字ヘッドとプラテンとの間に順次送り出され、巻き取られる。なお、インクリボンもまたインクリボンカセットに対して着脱自在となっている。
図1において、印字装置1には前記印字部に加えて更に印字文字数カウント信号発生手段2と、計数手段である印字文字数カウンタ3と、累積印字文字数一時記憶部4と、ICチップリードライタ5と、規定印字文字数記憶部6と、寿命判定手段7と、表示手段8と、リセット手段9と、リセットキー10と、保守者判定手段である磁気カードリーダ11と、印字装置1全体を制御するプログラムを有するCPU15が設けられている。
また、インクリボンカセット12には累積印字文字数記憶部14を備えた不揮発性メモリであるICチップ13が内蔵されている。なお、累積印字文字数記憶部14は、初期化された状態で出荷され、ICチップリードライタ5を介して、例えば無線通信にて累積印字文字数を記憶する。
印字装置1において、前記印字文字数カウント信号発生手段2は印字ヘッドが1文字(数字、記号等を含む)印字する毎に前記印字部から印字信号を「1」受信する。そして印字文字数カウント信号発生手段2は印字文字数カウンタ3と接続されており、前記印字部から前記印字信号を「1」受信する毎に、パルス状に印字文字数カウント信号を1パルス印字文字数カウンタ3に送出する。印字文字数カウンタ3は前記印字文字数カウント信号発生手段2から印字文字数カウント信号を1パルス受信する毎にカウント値を1アップする。そして印字文字数カウンタ3は印字文字数カウント信号発生手段2からパルスを受信しなくなると(一取引分の印字が終了すると)、既に累積印字文字数一時記憶部4に記憶されているカウント値があれば、該カウント値を読み出し、該カウント値に、前記印字文字数カウント信号発生手段2から受信したカウント値を足して印字後の累積印字文字数として算出して累積印字文字数一時記憶部4に記憶すると共に、該計数したカウント値をICチップリードライタ5に送信する。なお、イメージ印刷とした場合には、予め設定した換算値により文字数に置き換えることになる。そして印字文字数カウンタ3は印字文字数カウンタ3内に累積したカウント値をリセットし、初期化する。
ICチップリードライタ5は無線でインクリボンカセット12に内蔵されているICチップ13とデータの通信を行う、例えばデータ(累積印字文字数等)を読み取ったり、書き込んだりする機能を備えている。そしてICチップリードライタ5は印字文字数カウンタ3からカウント値を受信すると、無線で累積印字文字数記憶部14に送信し、累積印字文字数を書き換えて記憶する。すなわち、これにより、印字装置1内に設けられた累積印字文字数一時記憶部4と、インクリボンカセット12内に設けられた累積印字文字数記憶部14には同じ累積印字文字数が記憶される。
累積印字文字数一時記憶部4は、印字文字数カウンタ3から受信したカウント値と、インクリボンカセット12から読み取った累積印字文字数のカウント値の合計値が記憶される。
このように、一取引分の印字が開始されると、印字文字数のカウントを開始し、一取引分の印字が終了するとカウントした印字文字数を、累積印字文字数一時記憶部4に記憶している累積印字文字数に加えて合計値を算出し、累積印字文字一時記憶部4に記憶(更新)すると共に、ICチップ13に記憶する。従って、このとき累積印字文字数一時記憶部4、及びICチップ13に既に記憶されている印字文字数(カウント値)がある場合には、該カウント値に今回印字動作を行ったことにより発生したカウント値が累積(加算)されて記憶(更新)される。
規定印字文字数記憶部6は、インクリボンが使用に適さなくなるまでの印字可能な文字数、すなわちインクリボンが交換時期となるまでの印字文字数(例えば100万字)を規定印字文字数としてカウント値で記憶している。寿命判定手段7は累積印字文字数一時記憶部4に記憶される累積印字文字数と、規定印字文字数記憶部6に記憶されている規定印字文字数とを比較演算する。そして演算結果が、累積印字文字数が規定印字文字数以上であった場合、インクリボンが使用寿命となった(交換時期に達した)と判定する。なお、累積印字文字数一時記憶部4のカウント値がリセットされ、初期化された際にも、寿命判定手段7は累積印字文字数一時記憶部4に記憶されている累積印字文字数(リセットされているので「0」)と、規定印字文字数記憶部6に記憶されている規定印字文字数とを比較演算する。
表示手段8は印字装置1の外部に知らせる情報を表示画面16に表示する機能を備え、寿命判定手段7はインクリボンが交換時期に達したと判定した場合、表示手段8に対してインクリボン交換メッセージを表示することを示すデータを送信する。表示手段8はこのデータを受信すると、受信し続けている間、図示せぬ記憶部に記憶されている、図2に示すインクリボンを交換する必要があることを示すメッセージを表示画面16に表示する。
磁気カードリーダ11は、磁気データ読取ヘッドを備えており、磁気カードリーダ11内に挿入されたカードを図示せぬ搬送手段により磁気データ読取ヘッドまで搬送し、該カードの磁気ストライプからデータを読み取る。なお、この磁気ストライプから読み取るデータが、インクリボンの交換を行う者がインクリボンの正規の交換者であるか否かを判断するために利用するデータである。なお、印字装置の1外部からの情報であってもよい。
ここで、挿入されたカードがインクリボンの交換を許可されている正規の交換者により挿入される保守者専用カードであった場合、磁気ストライプから読み取ったデータに交換を許可することを示すデータが記憶されているので、磁気カードリーダ11はCPU15に対して、交換を許可することを示すデータを送信する。CPU15はカードリーダ11からこのデータを受信すると磁気カードリーダ11に、リセット手段9に対してイネーブル信号を送信する指示を出す。磁気カードリーダ11はこの指示を受信するとリセット手段9に対してイネーブル信号を送信する。一方、磁気カードリーダ11に挿入されたカードが保守者専用カードでなかった場合には、磁気カードリーダ11が磁気ストライプから読み取ったデータに交換を許可することを示すデータが記憶されていないので、CPU15は磁気カードリーダ11に指示を送信しない。従って、磁気カードリーダ11からリセット手段9にイネーブル信号は送信されない。
リセットキー10は操作されることでリセット信号をリセット手段9に送信する。リセット手段9はリセットキー10からリセット信号を受信した際に、磁気カードリーダ11からイネーブル信号を受信している場合にのみ、累積印字文字数一時記憶部4と、ICチップリードライタ5に対してリセット信号を送信する。
累積印字文字数一時記憶部4はリセット手段9からリセット信号を受信すると、累積印字文字数として記憶されているカウント値がリセットされ、初期化される。またICチップリードライタ5はリセット手段9からリセット信号を受信すると、無線でインクリボンカセット12に内蔵されたICチップ13の累積印字文字数記憶部14に記憶されているカウント値をリセットし、初期化する。
なお、累積印字文字数一時記憶部4が初期化されたことで、累積印字文字数一時記憶部4から寿命判定手段7に送信される文字数が「0」となるので、寿命判定手段7は累積印字文字数一時記憶部4に記憶されている累積印字文字数と、規定印字文字数記憶部6に記憶されている規定印字文字数とを比較演算する。すると演算結果が、累積印字文字数が規定印字文字数未満となる。従って寿命判定手段7は表示手段8に対して何も送信しない状態となる。その結果、表示画面16のインクリボン交換メッセージは消去される。
次に上記構成におけるインクリボンの寿命判定動作を図1、図2を参照し、図3、図4に示すフローチャートに従って説明する。図3、図4は実施例1の印字装置のインクリボン寿命判定動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示す全てのステップの動作はCPU15の制御に従って行われる。
印字装置1が運用モードに移行すると、図3、図4に示すフローチャートが開始され、ステップS1でCPU15は、ICチップリードライタ5に対してインクリボン12に内蔵されているICチップ13の累積印字文字数記憶部14から累積印字文字数を示すカウント値を読み出させる。そして該累積印字文字数を示すカウント値を累積印字文字数一時記憶部4に記憶させる。これにより、累積印字文字数一時記憶部4には、インクリボンカセット12に記憶されている累積印字文字数と同じ値が新たに書き換えられて記憶される。
記憶が行われると、ステップS2へと進み、CPU15は寿命判定手段7に対して比較演算の指示を出す。この指示を受けて寿命判定手段7は累積印字文字数一時記憶部4に記憶されている累積印字文字数と、規定印字文字数記憶部6に記憶されている規定印字文字数とを比較演算する。そしてステップS3へと進み、演算結果が、累積印字文字数が規定印字文字数未満であった(規定印字数を越えていない)場合にはステップS3からステップS4へと進み、印字装置1は上位装置からの印字データを待っている印字指示待機状態へと移行し、更にステップS5へと進み、印字データが上位装置から送信されてくるのを待つ。一方、累積印字文字数が規定印字文字数以上であった(規定印字数を超えている)場合にはステップS3からステップS11へと進む。
ステップS5でCPU15が印字データを待つ状態において、上位装置から1送信単位分(一取引分)の印字データを受信すると、ステップS5からステップS6へと進み、前記印字データを一旦図示せぬ印字データ記憶部に記憶する。そして該印字データ記憶部から印字データを読み出し、印字部に送信する。印字部は印字データに基づいて印字ヘッドを移動させながらピンを突出させて、またプラテンを回転させて媒体を搬送させ、且つインクリボンを順次送り出しながら印字動作を行う。それと共に、印字文字数カウント信号発生手段2は印字ヘッドが1文字印字する毎に印字部から印字信号を「1」受信する。そして印字文字数カウント信号発生手段2は印字部から前記印字信号を「1」受信する毎に、パルス状に印字文字数カウント信号を1パルス印字文字数カウンタ3に送出する。印字文字数カウンタ3は前記印字文字数カウント信号発生手段2から印字文字数カウント信号を1パルス受信する毎にカウント値を1アップする。
そして前記図示せぬ印字データ記憶部に記憶された一取引分の印字データの印字が終了すると、印字文字数カウンタ3は印字文字数カウント信号発生手段2からパルスを受信しなくなる。所定時間パルスを受信しないと印字が終了したと判断し、ステップS7へと進み、印字文字数カウンタ3は既に累積印字文字数一時記憶部4に記憶されているカウント値を読み出し、該カウント値に、印字文字数カウント信号発生手段2から受信したカウント値を足して印字後の累積印字文字数として新たに書き換えて累積印字文字数一時記憶部4に記憶すると共に、該計数したカウント値をICチップリードライタ5に送信する。またICチップリードライタ5は累積印字文字数一時記憶部4に記憶されているカウント値を無線で累積印字文字数記憶部14に送信し、カウント値を新たに書き換えて記憶する。すなわち、印字装置1内に設けられた累積印字文字数一時記憶部4と、インクリボンカセット12内に設けられた累積印字文字数記憶部14には同じカウント値が記憶される。
続いてステップS8に進みCPU15は印字文字数カウンタ3内に累積したカウント値を初期化する。続いてステップS9でCPU15は寿命判定手段7に対して比較演算の指示を出す。この指示を受けて寿命判定手段7は累積印字文字数一時記憶部4に記憶されている累積印字文字数と、規定印字文字数記憶部6に記憶されている規定印字文字数とを比較演算する。そしてステップS10へと進み、演算結果が、累積印字文字数が規定印字文字数以上であった(規定印字数を超えている)場合にはインクリボンが交換時期に達したと判定し、ステップS10からステップS11へと進む。一方、累積印字文字数が規定印字文字数未満であった(規定印字数を越えていない)場合にはステップS10からステップS4へと戻る。
ステップS10からステップS11へと進んだ場合、あるいはステップS3からステップS11へと進んだ場合、寿命判定手段7は表示手段8に対してインクリボン交換メッセージを表示することを示すデータを送信する。表示手段8はこのデータを受信すると、受信し続けている間、図2に示すインクリボンを交換する必要があることを示すメッセージを表示画面16に表示する。続いてステップS12へと進み、CPU15は磁気カードリーダ11に保守者専用カードが挿入されるのを待つ状態へと移行し、ステップS13へと進む。
そして磁気カードリーダ11がカードの挿入を検出するとステップS14へと進み、カードの判定を行う。そのために磁気カードリーダ11内に挿入されたカードを図示せぬ搬送手段により磁気データ読取ヘッドまで搬送し、該カードの磁気ストライプからデータを読み取りCPU15に送信する。ステップS15でCPU15は磁気カードリーダ11からデータを受信すると、データの解析を行い、交換を許可することを示すデータであれば、挿入されたカードは正規の交換者により挿入されるカードであると判定し、ステップS15からステップS16へと進み、CPU15は磁気カードリーダ11に、リセット手段9に対してイネーブル信号を送信する指示を出す。磁気カードリーダ11はこの指示を受信するとリセット手段9に対してイネーブル信号を送信する。そしてステップS17へと進む。
一方、CPU15が磁気カードリーダ11から受信したデータが、交換を許可することを示すデータでなかった場合には、CPU15は磁気カードリーダ11に指示を送信せずステップS15からステップS11へと戻る。従って、磁気カードリーダ11からリセット手段9にイネーブル信号は送信されない。
上記ステップS16からステップS17へと進んだ場合、リセット手段9はリセットキー10が押下されるのを待つ状態となる。そして、保守者がインクリボンを交換しリセットキー10を押下すると、該リセットキー10からリセット信号がリセット手段9に送信される。ここで、リセット手段9は磁気カードリーダ11からイネーブル信号を受信しているので、リセットキー10からリセット信号を受信するとステップS18へと進む。そしてリセット手段9は累積印字文字数一時記憶部4と、ICチップリードライタ5に対してリセット信号を送信する。
累積印字文字数一時記憶部4はリセット手段9からリセット信号を受信すると、累積印字文字数として記憶されているカウント値がリセットされ、初期化される。またICチップリードライタ5はリセット手段9からリセット信号を受信すると、無線でインクリボンカセット12に内蔵されたICチップ13の累積印字文字数記憶部14に記憶されているカウント値をリセットし、初期化する。
なお、累積印字文字数一時記憶部4が初期化されたことで、累積印字文字数一時記憶部4から寿命判定手段7に送信される文字数が「0」となるので、ステップS19で寿命判定手段7は累積印字文字数一時記憶部4に記憶されている累積印字文字数と、規定印字文字数記憶部6に記憶されている規定印字文字数とを比較演算する。すると演算結果が、累積印字文字数が規定印字文字数未満となる。従って寿命判定手段7は表示手段8に対して何も送信しない状態となる。その結果、表示画面16に表示されているインクリボン交換メッセージは消去される。そしてステップS4へと戻る。
なお、本実施例では上位装置から受信した1回分の印字データの印字動作が終了した後、インクリボンが使用寿命となったか否かの判断を行っているが、1行印字動作を行う毎に判断するようにしても良い。この場合には、1取引分の印字途中でインクリボンが使用寿命となり表示画面16にインクリボン交換メッセージが表示されてしまう可能性があるが、少なくとも1取引分の印字が終了するまではインクリボンが規定印字文字数を超えても印字動作は通常通り行う。
また、寿命判定手段7がインクリボンが交換時期に達したと判定した場合、インクリボンの交換が行われるまで、次回の印字データを上位装置から受信しても、CPU15が印字動作を実行しない、すなわち待機状態とする制御としてもよい。
更に、本実施例においては、表示手段8と、表示画面16、リセットキー10、及び磁気カードリーダ11を印字装置1に設けたが、印字装置1と接続された上位装置に設けてもよい。
以上本発明の実施例1においては、インクリボンカセット12に正確な印字文字数を記憶し、印字文字数カウンタ3が、インクリボンカセット12に設けられた累積印字文字数記憶部14に記憶されている印字文字数に、印字が実行されることで累積される印字文字数を足して累積印字文字数として算出し、寿命判定手段7が、印字文字数カウンタ3で算出された累積印字文字数と、規定印字文字数記憶部6に記憶されている規定印字文字数とを比較演算し、累積印字文字数が規定印字文字数以上であった場合、インクリボンが交換時期に達したと判定することにより、印字装置1側で正確なインクリボンの使用量を管理することができるので、インクリボンカセットが交換された場合、あるいはインクリボンのみが交換された場合、新たに装着されたインクリボンカセットに内蔵されているインクリボン、あるいは交換されたインクリボンが、未使用品のインクリボンであるのか、あるいは使用済みであった場合には何文字印字を行った状態のインクリボンであるのかを正確に把握することができる。従って、印字装置1は装着されているインクリボンの交換時期を正確に判断することができる。その結果、媒体に対して常に鮮明な印字を行うことができる。
また、保守者判定手段がインクリボンの交換を行う者が正規の交換者であると判断した場合にのみ、インクリボン交換後にインクリボンカセット12に設けられた累積印字文字数記憶部14に記憶されている累積印字文字数をリセットして初期化することにより、海賊版のインクリボン、あるいは海賊版のインクリボンカセットが印字装置1に装着されることを防止することができる。
更に、インクリボンカセット12にはICチップ13を設けるのみなので、機構を複雑化することなく、且つ安価なインクリボンカセット12で、印字装置1はインクリボンの正確な交換時期を認識することができる。また、ICチップ自身の偽造は困難であるが、小型化、且つインクリボンカセット12への埋め込みとすれば海賊版対策としては、より有用となる。
また、インクリボンカセット12に累積印字文字数を記憶しておくので、使用が開始された状態のインクリボンカセット12が他の印字装置に装着し直されても、その印字装置での印字文字数を、以前装着されていた印字装置での印字文字数に累積してインクリボンカセット12に記憶させることができる。その結果、インクリボンが純正品であれば、他の印字装置で利用されたインクリボンカセットを印字装置1に装着することも可能である。
次に本発明の実施例2について説明する。なお、上記実施例1と同様の箇所には同一符号を付し、説明は省略する。図5は実施例2の印字装置の構成を示す説明図、図6は実施例2の表示画面を示す説明図である。
本実施例2の印字装置において上記実施例1の印字装置1と異なる点は、インクリボンの使用寿命のみでなく、インクリボンカセットの使用寿命もまた検出する点である。詳しくは、図5に示すように本実施例の印字装置21においては、実施例1に示す印字装置1に加えて更にインクリボン累積交換回数一時記憶部35と、規定交換回数記憶部36と、インクリボンカセット寿命判定手段38と、第1のリセットキー41と、第1のリセット手段42とを備えている。
インクリボン累積交換回数一時記憶部35は、初期化された状態(交換回数「0」)で出荷され、後述するインクリボンカセット32に設けられたICチップ33から読み出されたインクリボンの交換回数が記憶される。また規定交換回数記憶部36は、インクリボンカセット32が使用に適さなくなるまでのインクリボンの交換回数、すなわちインクリボンカセット32が交換時期となるまでのインクリボンの交換回数(例えば4回)を規定交換回数としてカウント値で記憶している。
インクリボン累積交換回数一時記憶部35と、規定交換回数記憶部36はインクリボンカセット寿命判定手段38に接続されており、インクリボンカセット寿命判定手段38はインクリボン累積交換回数一時記憶部35に記憶される累積交換回数と、規定交換回数記憶部36に記憶されている規定交換回数とを比較演算する。インクリボンが交換時期となり、且つ前記演算結果が、累積交換回数が規定交換回数(例えば4回)以上であった場合、インクリボンカセット32が使用寿命となった(交換時期に達した)と判定する。なお、インクリボン累積交換回数一時記憶部35のカウント値がリセットされ、初期化された際にも、インクリボンカセット寿命判定手段38はインクリボン交換回数記憶部35に記憶されている累積交換回数(リセットされているので「0」)と、規定交換回数記憶部36に記憶されている規定交換回数とを比較演算する。
そしてインクリボンカセット寿命判定手段38はインクリボンカセット32が交換時期に達したと判定した場合、表示手段8に対してインクリボンカセット交換メッセージを表示することを示すデータを送信する。表示手段8はこのデータを受信すると、受信し続けている間、図6に示すインクリボンカセットを交換する必要があることを示すメッセージを表示画面16に表示する。
また、インクリボンカセット32に内蔵されているICチップ33には、実施例1に示す累積印字文字数記憶部14に加えて更に、インクリボン累積交換記憶部37が備えられている。そしてこのインクリボン累積交換記憶部37には、インクリボンが交換された回数が記憶される。そしてICチップリードライタ5は実施例1の機能に加えて更に、無線でICチップ33から既に該ICチップ33のインクリボン交換回数記憶部37に記憶されているカウント値を読み出し、印字装置21に設けられたインクリボン累積交換回数一時記憶部35に記憶すると共に、インクリボン累積交換回数一時記憶部35のカウント値が更新されると、インクリボン交換回数記憶部37に既に記憶されているカウント値を、前記更新されたカウント値に書き換える。
第1のリセットキー41は操作されることでリセット信号を第1のリセット手段42に送信する。第1のリセット手段42は第1のリセットキー41からリセット信号を受信した際に、磁気カードリーダ11からイネーブル信号を受信している場合にのみ、インクリボン累積交換回数一時記憶部35に対してインクリボン累積交換回数リセット信号を送信すると共に、累積印字文字数一時記憶部4に対して累積印字文字数リセット信号を送信する。
インクリボン累積交換回数一時記憶部35は第1のリセット手段42からインクリボン累積交換回数リセット信号を受信すると、累積交換回数として記憶されているカウント値がリセットされ、初期化される。
なお、インクリボン累積交換回数一時記憶部35が初期化されたことで、インクリボン累積交換回数一時記憶部35からインクリボンカセット寿命判定手段38に送信される交換回数が「0」となるので、インクリボンカセット寿命判定手段38はインクリボン累積交換回数一時記憶部35に記憶されている累積交換回数と、規定交換回数記憶部36に記憶されている規定交換回数とを比較演算する。すると演算結果が、累積交換回数が規定交換回数未満となる。従ってインクリボンカセット寿命判定手段38は表示手段8に対して何も送信しない状態となる。その結果、表示画面16にインクリボンカセット交換メッセージが表示されていても、該表示は消去される。
また、印字装置21に設けられているインクリボン寿命判定手段27は実施例1に示す寿命判定手段7と同様の機能を備えており、第2のリセットキー43と、第2のリセット手段44はそれぞれ実施例1に示すリセットキー10と、リセット手段9と同様の機能を備えている。
なお、ICチップリードライタ5は、第2のリセット手段44から累積印字文字数リセット信号を受信すると、無線でインクリボンカセット32に内蔵されたICチップ33の累積印字文字数記憶部14に記憶されているカウント値をリセットし、初期化する。これは、インクリボンが交換される場合は未使用品に交換されることが前提のためである。
なお、上記印字装置21とインクリボンカセット32とによりインクリボンカセットの寿命判定が行われる。また、その他の構成は上記実施例1と同様であるので説明は省略する。
次に上記構成におけるインクリボン、及びインクリボンカセットの寿命判定動作を図5、図6を参照し、図7、図8、図9に示すフローチャートに従って説明する。図7、図8、図9は実施例2の印字装置のインクリボン、及びインクリボカセット寿命判定動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示す全てのステップの動作はCPU15の制御に従って行われる。また、ステップS101からステップS108までの動作は、上記図3に示す実施例1のステップS1からステップS8までの動作と同様であるので説明は省略し、ステップS109からステップS131までの動作を説明する。
ステップS109でCPU15はインクリボン寿命判定手段27に対して比較演算の指示を出す。この指示を受けてインクリボン寿命判定手段27は累積印字文字数一時記憶部4に記憶されている累積印字文字数と、規定印字文字数記憶部6に記憶されている規定印字文字数とを比較演算する。そしてステップS110へと進み、演算結果が、累積印字文字数が規定印字文字数以上であった(規定印字数を超えている)場合にはインクリボンが交換時期に達したと判定し、ステップS110からステップS111へと進む。一方、累積印字文字数が規定印字文字数未満であった(規定印字数を越えていない)場合にはステップS110からステップS104へと戻る。
ステップS110からステップS111へと進んだ場合、あるいはステップS103からステップS111へと進んだ場合、ステップS111でCPU15は、ICチップリードライタ5に対してインクリボンカセット32に内蔵されているICチップ33のインクリボン累積交換回数記憶部37からインクリボンが交換された回数(カウント値)を読み出させる。そして該カウント値をインクリボン累積交換回数一時記憶部35に記憶させる。記憶が行われると、ステップS112へと進みCPU15はインクリボンカセット寿命判定手段38に対して比較演算の指示を出す。この指示を受けてインクリボンカセット寿命判定手段38はインクリボン累積交換回数一時記憶部35に記憶されている累積交換回数と、規定交換回数記憶部36に記憶されている規定交換回数とを比較演算する。そしてステップS113へと進み、演算結果が、累積交換回数が規定交換回数未満であった(規定交換回数を越えていない)場合にはステップS113からステップS123へと進む。一方、累積交換回数が規定交換回数以上であった(規定交換回数を超えている)場合にはステップS113からステップS114へと進む。
ステップS113からステップS114へと進んだ場合、インクリボンカセット寿命判定手段38は表示手段8に対してインクリボンカセット交換メッセージを表示することを示すデータを送信する。表示手段8はこのデータを受信すると、受信し続けている間、図6に示すインクリボンカセット32を交換する必要があることを示すメッセージを表示画面16に表示する。続いてステップS115へと進み、CPU15は磁気カードリーダ11に保守者専用カードが挿入されるのを待つ状態へと移行し、ステップS116へと進む。
そして磁気カードリーダ11がカードの挿入を検出するとステップS117へと進み、カードの判定を行う。そのために磁気カードリーダ11内に挿入されたカードを図示せぬ搬送手段により磁気データ読取ヘッドまで搬送し、該カードの磁気ストライプからデータを読み取りCPU15に送信する。ステップS118でCPU15は磁気カードリーダ11からデータを受信すると、データの解析を行い、交換を許可することを示すデータであれば、挿入されたカードは正規の交換者により挿入されるカードであると判定し、ステップS118からステップS119へと進み、CPU15は磁気カードリーダ11に、第1のリセット手段42に対してイネーブル信号を送信する指示を出す。磁気カードリーダ11はこの指示を受信すると第1のリセット手段42に対してイネーブル信号を送信する。そしてステップS120へと進む。一方、CPU15が磁気カードリーダ11から受信したデータが、交換を許可することを示すデータでなかった場合には、CPU15は磁気カードリーダ11に指示を送信せずステップS118からステップS114へと戻る。従って、磁気カードリーダ11から第1のリセット手段42にイネーブル信号は送信されない。
上記ステップS119からステップS120へと進んだ場合、第1のリセット手段42は第1のリセットキー41が押下されるのを待つ状態となる。そして、保守者がインクリボンカセット32を交換し第1のリセットキー41を押下すると、該第1のリセットキー41からリセット信号が第1のリセット手段42に送信される。ここで、第1のリセット手段42は磁気カードリーダ11からイネーブル信号を受信しているので、第1のリセットキー41からリセット信号を受信するとステップS121へと進む。そして第1のリセット手段42はインクリボン累積交換回数一時記憶部35に対してインクリボン累積交換回数リセット信号を送信すると共に、累積印字文字数一時記憶部4に対して累積印字文字数リセット信号を送信する。
インクリボン累積交換回数一時記憶部35は第1のリセット手段42からインクリボン累積交換回数リセット信号を受信すると、累積交換回数として記憶されているカウント値がリセットされ、初期化される。
また、累積印字文字数一時記憶部4は第1のリセット手段42から累積印字文字数リセット信号を受信すると、累積印字文字数として記憶されているカウント値がリセットされ、初期化される。
なお、インクリボン累積交換回数一時記憶部35が初期化されたことで、インクリボン累積交換回数一時記憶部35からインクリボンカセット寿命判定手段38に送信される交換回数が「0」となるので、ステップS122でインクリボンカセット寿命判定手段38はインクリボン累積交換回数一時記憶部35に記憶されている累積交換回数と、規定交換回数記憶部36に記憶されている規定交換回数とを比較演算する。すると演算結果が、累積交換回数が規定交換回数未満となる。従ってインクリボンカセット寿命判定手段38は表示手段8に対して何も送信しない状態となる。その結果、表示画面16に表示されているインクリボンカセット交換メッセージは消去される。そしてステップS104へと戻る。
一方、ステップS113からステップS123へと進んだ場合、ステップS123でインクリボン寿命判定手段27は表示手段8に対してインクリボン交換メッセージを表示することを示すデータを送信する。表示手段8はこのデータを受信すると、受信し続けている間、図2に示すインクリボンを交換する必要があることを示すメッセージを表示画面16に表示する。続いてステップS124へと進み、CPU15は磁気カードリーダ11に保守者専用カードが挿入されるのを待つ状態へと移行し、ステップS125へと進む。
そして磁気カードリーダ11がカードの挿入を検出するとステップS126へと進み、カードの判定を行う。そのために磁気カードリーダ11内に挿入されたカードを図示せぬ搬送手段により磁気データ読取ヘッドまで搬送し、該カードの磁気ストライプからデータを読み取りCPU15に送信する。ステップS127でCPU15は磁気カードリーダ11からデータを受信すると、データの解析を行い、交換を許可することを示すデータであれば、挿入されたカードは正規の交換者により挿入されるカードであると判定し、ステップS127からステップS129へと進み、CPU15は磁気カードリーダ11に、第2のリセット手段44に対してイネーブル信号を送信する指示を出す。磁気カードリーダ11はこの指示を受信すると第2のリセット手段44に対してイネーブル信号を送信する。そしてステップS129へと進む。一方、CPU15が磁気カードリーダ11から受信したデータが、交換を許可することを示すデータでなかった場合には、CPU15は磁気カードリーダ11に指示を送信せずステップS127からステップS123へと戻る。従って、磁気カードリーダ11から第2のリセット手段44にイネーブル信号は送信されない。
上記ステップS128からステップS129へと進んだ場合、第2のリセット手段44は第2のリセットキー43が押下されるのを待つ状態となる。そして、保守者がインクリボンを交換し第2のリセットキー43を押下すると、該第2のリセットキー43からリセット信号が第2のリセット手段44に送信される。ここで、第2のリセット手段44は磁気カードリーダ11からイネーブル信号を受信しているので、第2のリセットキー43からリセット信号を受信するとステップS130へと進む。そして第2のリセット手段44は累積印字文字数一時記憶部4と、ICチップリードライタ5に対して累積印字文字数リセット信号を送信する。
累積印字文字数一時記憶部4は第2のリセット手段44から累積印字文字数リセット信号を受信すると、累積印字文字数として記憶されているカウント値がリセットされ、初期化される。またICチップリードライタ5は第2のリセット手段44から累積印字文字数リセット信号を受信すると、無線でインクリボンカセット32に内蔵されたICチップ33の累積印字文字数記憶部14に記憶されているカウント値をリセットし、初期化する。
更に、CPU15はICチップリードライタ5に対してインクリボン累積交換回数記憶部37に記憶されているインクリボン交換回数を「1」カウントアップする指示を送信する。この指示を受けて、ICチップリードライタ5は無線でインクリボンカセット32に内蔵されたICチップ33のインクリボン累積交換回数記憶部37に記憶されているカウント値を読み出し、CPU15の指示によりカウント値を「1」アップさせてICチップリードライタ5によりインクリボン累積交換回数記憶部37に記憶させる。
なお、累積印字文字数一時記憶部4が初期化されたことで、累積印字文字数一時記憶部4からインクリボン寿命判定手段27に送信される文字数が「0」となるので、ステップS131でインクリボン寿命判定手段27は累積印字文字数一時記憶部4に記憶されている累積印字文字数と、規定印字文字数記憶部6に記憶されている規定印字文字数とを比較演算する。すると演算結果が、累積印字文字数が規定印字文字数未満となる。従ってインクリボン寿命判定手段27は表示手段8に対して何も送信しない状態となる。その結果、表示画面16に表示されているインクリボン交換メッセージは消去される。そしてステップS104へと戻る。
なお、実施例1、実施例2において、保守者の判定を行うために保守者専用カードに記憶されている情報を利用したが、保守者に暗証番号の入力を行わせ、暗証番号の一致を確認することで正規の交換者か否かを判断するようにしてもよい。
以上本発明の実施例2においては、実施例1と同様の効果に加えて更に、インクリボンカセット32に正確なインクリボンの交換回数を記憶し、インクリボンカセット寿命判定手段38が、インクリボンカセット32に設けられたインクリボン累積交換回数記憶部37に記憶されている累積交換回数と、規定交換回数記憶部36に記憶されている規定交換回数とを比較演算し、累積交換回数が規定交換回数以上であった場合、インクリボンカセット32が交換時期に達したと判定することにより、印字装置21側で正確なインクリボンの交換回数を管理することができるので、該交換回数に基づき印字装置21は装着されているインクリボンカセット32が交換時期に達したか否かの判断を正確に行うことができる。その結果、消耗したインクリボンカセット32が印字装置21に装着されることに基づく不具合が発生することを防止することができる。
また、インクリボンカセット32にはICチップ33を設けるのみなので、機構を複雑化することなく、且つ安価なインクリボンカセット32で、印字装置21はインクリボンカセット32の正確な交換時期を認識することができる。
更に、インクリボンカセット32にインクリボンの累積交換回数を記憶しておくので、使用が開始された状態のインクリボンカセット32が他の印字装置に装着し直されても、そのインクリボンカセット32のインクリボンの交換回数を、以前装着されていた印字装置でのインクリボンの交換回数に累積してインクリボンカセット32に記憶させることができる。その結果、インクリボンカセット32が純正品であれば、他の印字装置で利用されたインクリボンカセット32を印字装置21に装着することも可能である。
実施例1の印字装置の構成を示す説明図である。 実施例1の表示画面を示す説明図である。 実施例1の印字装置のインクリボン寿命判定動作を示すフローチャートである。 実施例1の印字装置のインクリボン寿命判定動作を示すフローチャートである。 実施例2の印字装置の構成を示す説明図である。 実施例2の表示画面を示す説明図である。 実施例2の印字装置のインクリボン、及びインクリボカセット寿命判定動作を示すフローチャートである。 実施例2の印字装置のインクリボン、及びインクリボカセット寿命判定動作を示すフローチャートである。 実施例2の印字装置のインクリボン、及びインクリボカセット寿命判定動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 印字装置
6 規定印字文字数記憶部
7 寿命判定手段
11 磁気カードリーダ
12 インクリボンカセット
13 ICチップ
14 累積印字文字数記憶部
21 印字装置
32 インクリボンカセット
33 ICチップ
36 規定印字文字数記憶部
37 インクリボン累積交換回数記憶部

Claims (5)

  1. インクリボンを内蔵したインクリボンカセットにおいて、
    前記インクリボンで印字を行った印字文字数を累積して記憶する累積印字文字数記憶部を備えたインクリボンカセット。
  2. インクリボンを着脱自在に内蔵するインクリボンカセットにおいて、
    前記インクリボンを交換した回数を記憶するインクリボン累積交換回数記憶部を備えたインクリボンカセット。
  3. インクリボンを内蔵し、現在内蔵されているインクリボンで印字を行った印字数を記憶する累積印字文字数記憶部を備えたインクリボンカセットと、
    前記インクリボンが交換時期となるまでの印字文字数を規定印字文字数として記憶している規定印字文字数記憶部と、
    前記インクリボンカセットに設けられた前記累積印字文字数記憶部に記憶されている印字文字数に、印字が実行される毎に、当該印字文字数を足して累積印字文字数として算出する計数手段と、
    前記計数手段で算出された前記累積印字文字数を前記累積印字文字数記憶部に記憶すると共に、前記累積印字文字数と、前記規定印字文字数記憶部に記憶されている規定印字文字数とを比較演算し、累積印字文字数が規定印字文字数以上であった場合、インクリボンが交換時期に達したと判定するインクリボン寿命判定手段とを備えたことを特徴とする印字装置。
  4. インクリボンを着脱自在に内蔵し、インクリボンが交換された回数を記憶するインクリボン累積交換回数記憶部を備えたインクリボンカセットと、
    前記インクリボンカセットが交換時期となるまでのインクリボンの交換回数を規定交換回数として記憶している規定交換回数記憶部と、
    前記インクリボンが交換時期となった時、前記インクリボンカセットに設けられた前記インクリボン累積交換回数記憶部に記憶されている累積交換回数と、前記規定交換回数記憶部に記憶されている規定交換回数とを比較演算し、累積交換回数が規定交換回数以上であった場合、インクリボンカセットが交換時期に達したと判定するインクリボンカセット寿命判定手段を備えたことを特徴とする印字装置。
  5. 前記インクリボンの交換を行う者が前記インクリボンの正規の交換者であるか否かを判定する保守者判定手段を設け、
    前記保守者判定手段が前記インクリボンの交換を行う者が正規の交換者であると判断した場合にのみ、前記インクリボン交換後に前記累積印字文字数記憶部に記憶されている累積印字文字数をリセットする請求項3記載の印字装置。
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