JP2007061784A - 液状体の吐出装置および液状体の吐出方法、電気光学装置の製造装置および電気光学装置の製造方法 - Google Patents

液状体の吐出装置および液状体の吐出方法、電気光学装置の製造装置および電気光学装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 液状体のミストの飛散を低減して、高粘度の液状体をワーク表面に付与することができる液状体の吐出装置および液状体の吐出方法、電気光学装置の製造装置および電気光学装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】 液晶吐出装置1は、液状体としての液晶が充填された液滴吐出ヘッド20と、液滴吐出ヘッド20を加熱する加熱手段としてのヒータプレート11と、液滴吐出ヘッド20に取り付けられ周囲の空気を排気する排気部12とを備えた。液晶を基板Wに吐出する吐出工程では、ヒータプレート11により液滴吐出ヘッド20を加熱して充填された高粘度の液晶を低粘度化して吐出する。また、ヒータプレート11によって加熱された液滴吐出ヘッド20の周囲の空気と共に液滴吐出ヘッド20から排出される液晶のミストを排気部12から排出する。これによりミストが飛散することを低減した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高粘度の液状体を吐出する吐出装置およびその吐出方法、電気光学装置に電気光学材料を充填する電気光学装置の製造装置およびこの製造装置を用いた電気光学装置の製造方法に関する。
高粘度の液状体を吐出する吐出装置として、インクジェットプリンタやインクジェットプロッタなどの記録ヘッド(吐出ヘッド)を用いて潤滑油や樹脂等の高粘度の機能性液体を吐出するインクジェット式記録装置が知られている(特許文献1)。このインクジェット式記録装置は、機能性液体が貯蔵されるタンク、タンクから記録ヘッドに機能性液体を供給する液供給路、および記録ヘッドをそれぞれ加熱する加熱手段を有している。その吐出方法は、高粘度の機能性液体を加熱手段により加熱することにより、低粘度の状態として記録ヘッドから吐出対象物に安定的に吐出しようとするものである。
また、電気光学装置としての液晶表示装置において、一対の基板を有する液晶パネルに高粘度液状体としての液晶を一方の基板に吐出する製造装置としては、吐出ヘッドに充填された液晶を該液晶の転移点以上の温度となるように加熱する第1のヒータを備えた液晶吐出装置が知られている(特許文献2)。
さらには、一対の基板を有する電気光学装置において、電気光学材料を加熱された一方の基板に供給した後に、他方の基板と封止材を用いて貼り合せる電気光学装置の製造装置および製造方法が知られている(特許文献3)。
この電気光学装置の製造装置および製造方法は、電気光学材料をあらかじめ所定温度に加熱された一方の基板に供給することで、環状に形成された封止材の内側に電気光学材料を容易に拡散させて、気泡が残留することを低減しようとするものである。また、一対の基板をほぼ同等な温度に加熱して貼り合せることにより、貼り合せの位置精度を高めようとするものである。さらに、加熱装置を有する液滴吐出ヘッドを備え、加熱されて低粘度となった電気光学材料を液滴吐出ヘッドから一方の基板に吐出して拡散させるものである。
特開2003−19790号公報 特開2005−31419号公報 特開2005−128415号公報
上記従来の電気光学装置の製造方法では、液滴吐出ヘッドと基板とを所定の距離を置いて対向させ相対移動させて、加熱装置によって加熱され低粘度化した電気光学材料を吐出する。このような電気光学材料の吐出工程では、液滴吐出ヘッドと基板との相対移動を連続的に行わせると、加熱装置からの熱が液滴吐出ヘッドを介して基板側に放熱される。これにより、液滴吐出ヘッドの温度が十分に上昇せず、充填された電気光学材料の粘度が変化して、電気光学材料の吐出量が減少したり、不安定となることがあった。このような不具合を改善するため、液滴吐出ヘッドと基板との間隔を広げる方法が考えられる。一方、加熱装置によって加熱され低粘度化した電気光学材料を液滴吐出ヘッドから吐出すると、電気光学材料のミストが発生する。したがって、液滴吐出ヘッドと基板との間隔を広げるとミスト化した電気光学材料が基板に着弾せずに浮遊してしまう。さらに、加熱装置により液滴吐出ヘッドの周囲の空気も同時に加熱され、加熱された空気による対流が浮遊するミスト化した電気光学材料を巻き上げて製造装置に付着させ、故障の原因となる惧れがあった。
本発明は、上記課題を考慮してなされたものであり、液状体のミストの飛散を低減して、高粘度の液状体をワーク表面に付与することができる液状体の吐出装置および液状体の吐出方法、電気光学装置の製造装置および電気光学装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の液状体の吐出装置は、充填された液状体をノズルから液滴として吐出する少なくとも1つの液滴吐出ヘッドと、液滴吐出ヘッドに充填された液状体を加熱する加熱手段と、液滴吐出ヘッドの周囲の空気を排気する排気部と、を備えたことを特徴とする。
液滴吐出ヘッドから液状体を液滴として吐出すると、ノズル内の液状体の液面から液滴として液状体が分離する際に、微小な液状体のミストが発生する。液滴吐出ヘッドのノズルが形成されたノズル面と液状体が吐出されるワークとの距離が離れていればいるほど、発生した液状体のミストはワークに着弾せずに液滴吐出ヘッドとワークとの間に浮遊することとなる。また、高粘度の液状体を液滴吐出ヘッドから吐出するために液滴吐出ヘッドを加熱する加熱手段を用いると加熱手段からの放熱により液滴吐出ヘッドの周囲の空気が加熱されて対流が発生し、浮遊している液状体のミストを巻き上げてしまう。この構成によれば、液滴吐出ヘッドの周囲の空気を排気する排気部を備えているので、浮遊している液状体のミストを加熱手段によって加熱された液滴吐出ヘッドの周囲の空気と一緒に排気することができる。すなわち、加熱手段により加熱された空気の対流による液状体のミストの飛散を低減して、高粘度の液状体をワーク表面に付与することができる液状体の吐出装置を提供することができる。また、飛散したミストにより吐出装置の故障が発生することを低減することができる。
また、上記排気部は、液状体が吐出されるワークと液滴吐出ヘッドとの間に設けられていることを特徴とする。これによれば、排気部は、液状体が吐出されるワークと液滴吐出ヘッドとの間に設けられているので、液滴吐出ヘッドから排出された液状体のミストが加熱手段によって加熱された空気の対流で周辺に飛散する前に効率的に排気部から排出することができる。
本発明の電気光学装置の製造装置は、一対の基板を有する電気光学装置の一方の基板に電気光学材料を吐出する電気光学装置の製造装置であって、充填された電気光学材料をノズルから液滴として吐出する少なくとも1つの液滴吐出ヘッドと、液滴吐出ヘッドに充填された電気光学材料を加熱する加熱手段と、一方の基板を載置する載置台と、液滴吐出ヘッドに対して載置台を対向させて主走査方向および副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、液滴吐出ヘッドの周囲の空気を排気する排気部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液滴吐出ヘッドに充填された電気光学材料を加熱する加熱手段を備えているので、電気光学材料が高粘度であっても、加熱手段により低粘度化して安定的に吐出することができる。また、液滴吐出ヘッドの周囲の空気を排気する排気部を備えているので、電気光学材料を液滴吐出ヘッドから吐出する際に発生する電気光学材料のミストを加熱手段によって加熱された液滴吐出ヘッドの周囲の空気と一緒に排気することができる。すなわち、加熱手段により加熱された空気の対流による電気光学材料のミストの飛散を低減して、高粘度の電気光学材料を一方の基板表面に付与することができる電気光学装置の製造装置を提供することができる。また、飛散したミストにより該製造装置の故障が発生することを低減することができる。
また、上記排気部は、載置台と液滴吐出ヘッドとの間に設けられていることを特徴とする。これによれば、排気部は、電気光学材料が吐出される一方の基板が載置される載置台と液滴吐出ヘッドとの間に設けられているので、液滴吐出ヘッドから排出された電気光学材料のミストが加熱手段によって加熱された空気の対流で周辺に飛散する前に効率的に排気部から排出することができる。
また、上記液滴吐出ヘッドは、略等間隔で設けられた複数のノズルを有し、ノズルの列が主走査方向と略直交するように配置され、排気部は、載置台に対向するように液滴吐出ヘッドに対して取り付けられると共に液滴吐出ヘッドを挟んでノズルの列と直交する方向の前後に液滴吐出ヘッドの周囲の空気を排気する排気口を有していることを特徴とする。
この構成によれば、載置台に対向するように液滴吐出ヘッドに取り付けられた排気部は、液滴吐出ヘッドを挟んでノズルの列と直交する方向すなわち主走査方向の前後に液滴吐出ヘッドの周囲の空気を排気する排気口を有している。したがって、移動手段による液滴吐出ヘッドと載置台との相対移動に追従して、液滴吐出ヘッドから排出される電気光学材料のミストを周囲の空気と一緒に排気口から排出することができる。
また、上記排気部には、ノズルの列に近づくほど密となるように複数の排気口が設けられていることが好ましい。液滴吐出ヘッドから排出される電気光学材料のミストは、液滴吐出ヘッドのノズルに近いほど数多く分布する。これによれば、複数の排気口は、ノズルの列に近づくほど密となるように排気部に設けられているので、より効率よく電気光学材料のミストを排出することができる。
また、上記排気部には、液滴吐出ヘッドを挟んでノズルの列と直交する方向の前後に乾燥空気を載置台に向けて吹き出す吹き出し口をさらに有していることが好ましい。これによれば、吹き出し口から乾燥空気を載置台に向けて吹き出すことにより、液滴吐出ヘッドと載置台との間に吐出方向の気流を発生させることができる。したがって、浮遊する電気光学材料のミストを該気流に沿って基板に着弾させることができる。すなわち、浮遊する電気光学材料のミストをより少なくすることができる。浮遊する電気光学材料のミストが少なくなった状態で排気口から液滴吐出ヘッドの周囲の空気と一緒に排出すれば、加熱手段により加熱された空気の対流による電気光学材料のミストの飛散をより低減することができる。
また、上記排気部は、移動手段による主走査方向への液滴吐出ヘッドに対する載置台の相対移動速度が速いほど、複数の排気口が設けられた部分の面積が大きくなるように形成されていることが好ましい。液滴吐出ヘッドに対する載置台の相対移動速度が速いほど、液滴吐出ヘッドと載置台との間の空気の流れが速くなる。これによれば、排気部は、載置台の相対移動速度が速いほど、複数の排気口が設けられた部分の面積が大きくなるように形成されている。したがって、該空気の流れによって電気光学材料のミストが浮遊する範囲が拡大しても、該相対移動速度に応じて設けられた複数の排気口から容易に排出することができる。
また、上記排気部は、断熱性を有する部材により構成されていることが好ましい。これによれば、液滴吐出ヘッドに取り付けられた排気部は、断熱性を有する材料で構成されているため、加熱手段からの放熱あるいは加熱手段により加熱された液滴吐出ヘッドからの放熱が載置台側に伝播することを抑制することができる。すなわち、これらの放熱により液滴吐出ヘッドと載置台に載置される基板との間の空気が加熱され対流が発生することを抑制することができる。また、これらの放熱が載置台側に伝播して液滴吐出ヘッドの加熱が不十分となり、充填された電気光学材料の粘度が所望の粘度に到達せず不安定な吐出状態となることを低減することができる。
本発明の液状体の吐出方法は、上記発明の液状体の吐出装置を用いた液状体の吐出方法であって、加熱手段により液滴吐出ヘッドに充填された液状体を加熱してワークに吐出する吐出工程を備え、吐出工程では、排気部より液滴吐出ヘッドから排出された液状体のミストを含む空気を排気しながら液状体を吐出することを特徴とする。
この方法によれば、吐出工程では、液状体が高粘度であっても加熱手段により液滴吐出ヘッドに充填された液状体を加熱して低粘度の状態として安定的に吐出することができる。また、排気部より液滴吐出ヘッドから排出された液状体のミストを含む空気を排気しながら液状体を吐出するので、加熱手段により加熱された空気による対流で液状体のミストが飛散することを低減することができる。すなわち、液状体のミストの飛散を低減して、高粘度の液状体をワークの表面に吐出することができる液状体の吐出方法を提供することができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記発明の電気光学装置の製造装置を用いた一対の基板を有する電気光学装置の製造方法であって、一対の基板の一方の基板表面に加熱手段により液滴吐出ヘッドに充填された電気光学材料を加熱してノズルから液滴として吐出する吐出工程を備え、吐出工程では、排気部より液滴吐出ヘッドから排出された電気光学材料のミストを含む空気を排気しながら電気光学材料を吐出することを特徴とする。
この方法によれば、吐出工程では、電気光学材料が高粘度であっても加熱手段により液滴吐出ヘッドに充填された電気光学材料を加熱して低粘度の状態として安定的に吐出することができる。また、排気部より液滴吐出ヘッドから排出された電気光学材料のミストを含む空気を排気しながら電気光学材料を吐出するので、加熱手段により加熱された空気による対流で電気光学材料のミストが飛散することを低減することができる。すなわち、電気光学材料のミストの飛散を低減して、電気光学装置を構成する基板の表面に高粘度の電気光学材料を吐出することができる電気光学装置の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態は、一対の基板を有する電気光学装置として液晶表示装置の製造工程において、一方の基板表面に電気光学材料としての液晶を吐出する製造装置(吐出装置)としての液晶吐出装置とその製造方法(吐出方法)を例として説明する。液晶は、高粘度の液状体であって、一対の基板が対向した隙間に無駄なく液晶を充填するために、本実施形態では、液状体を液滴として必要量だけ吐出可能な液滴吐出ヘッドを備えた液晶吐出装置を用いている。
(液晶吐出装置)
図1は、液晶吐出装置の構造を示す概略斜視図である。図1に示すように、本実施形態の液晶吐出装置1は、ワークとしての基板Wが載置される載置台としてのステージ7と、載置された基板Wに必要量の液晶を液滴として吐出する液滴吐出ヘッド20(図2参照)とを備えている。また、液晶が貯留されたタンク14から配管13を通じて液滴吐出ヘッド20に液晶を供給する電気光学材料供給手段を備えている。
液晶吐出装置1は、液滴吐出ヘッド20が取り付けられたヘッドホルダ10を副走査方向(X方向)に駆動するためのX方向ガイド軸3と、X方向ガイド軸3を回転させるX軸駆動モータ2とを備えている。また、ステージ7を主走査方向(Y方向)に駆動するためのY方向ガイド軸4と、Y方向ガイド軸4を回転させるY軸駆動モータ5とを備えている。そしてX方向ガイド軸3とY方向ガイド軸4とが上部に配設された基台9を備え、その基台9の下部には、制御部15を備えている。X方向ガイド軸3およびX軸駆動モータ2、Y方向ガイド軸4およびY軸駆動モータ5は、液滴吐出ヘッド20に対してステージ7を対向させて主走査方向(Y方向)および副走査方向(X方向)に相対的に移動させる移動手段である。
さらに、液晶吐出装置1は、液滴吐出ヘッド20をクリーニング(回復処理)するためのクリーニング機構8を備えている。またクリーニング機構8にもY軸駆動モータ6が備えられている。
ヘッドホルダ10には、液滴吐出ヘッド20と、加熱手段としてのヒータプレート11と、液滴吐出ヘッド20の周囲の空気を排気する排気部12とが取り付けられている。液滴吐出ヘッド20は、ヒータプレート11によって加熱され、充填された液晶を低粘度化してノズル21(図2参照)から吐出するものである。また、制御部15から供給される吐出電圧に応じて吐出される液晶の量を可変できるようになっている。
X軸駆動モータ2は、これに限定されるものではないが例えばステッピングモータ等であり、制御部15からX軸方向の駆動パルス信号が供給されると、X方向ガイド軸3を回転させ、X方向ガイド軸3に係合した液滴吐出ヘッド20をX方向に移動させる。
同様にY軸駆動モータ5,6は、これに限定されるものではないが例えばステッピングモータ等であり、制御部15からY軸方向の駆動パルス信号が供給されると、Y方向ガイド軸4を回転させ、ステージ7およびクリーニング機構8をY軸方向に移動させる。
クリーニング機構8は、液滴吐出ヘッド20を臨む位置に移動し、液滴吐出ヘッド20のノズル面28a(図2参照)に密着して不要な液晶を吸引するキャッピング、液晶等が付着したノズル面28aを拭き取るワイピング、液滴吐出ヘッド20の全ノズル21から液晶の吐出を行う予備吐出あるいは不要となった液晶を受けて排出させる回復処理を行う。クリーニング機構8の詳細は省略する。
液晶吐出装置1は、装置全体をクリーンブース16で覆うと共に、クリーンブース16の天井部分に設けられたヘッパユニット17から清浄化した空気をクリーンブース16内に送り込んでいる。これにより、液晶を基板Wの表面に吐出する際に、異物等が基板Wの表面に付着しないようにクリーン度を確保している。
図2は、液滴吐出ヘッドを示す概略斜視図である。図2に示すように、液滴吐出ヘッド20は、所謂2連のものであり、2連の接続針24を有する液晶の導入部23と、導入部23に積層されたヘッド基板25と、ヘッド基板25上に配置され内部に液晶のヘッド内流路が形成されたヘッド本体26とを備えている。接続針24は、前述したタンク14に配管13を経由して接続され、液晶をヘッド内流路に供給する。ヘッド基板25には、フレキシブルフラットケーブル(図示省略)を介してヘッド駆動部34(図5参照)に接続される2連のコネクタ29が設けられている。
ヘッド本体26は、ピエゾ素子等で構成されたキャビティを有する加圧部27と、ノズル面28aに2つのノズル列22,22が相互に平行に形成されたノズルプレート28とを有している。
2つのノズル列22,22は、それぞれ複数(180個)のノズル21が略等間隔に並べられており、互いにずれた状態でノズルプレート28に配設されている。この場合、ノズルピッチは、およそ140μmである。よって、ノズル列22に直交する方向から見ると360個のノズル21がおよそ70μmのノズルピッチで配列した状態となっている。
液滴吐出ヘッド20は、ヘッド駆動部34(図5参照)から電気信号としての駆動波形がピエゾ素子等に印加されると加圧部27のキャビティの体積変動が起こり、これによるポンプ作用でキャビティに充填された液晶が加圧され、キャビティに連通するノズル21から液晶を液滴として吐出することができる。
図3は、液晶吐出装置の要部構造を示す概略図である。図3に示すように、液滴吐出ヘッド20は、基板Wが載置されるステージ7が移動する主走査方向(Y方向)に対して、ノズル21の列(ノズル列22)が直交するようにL字型のヘッドホルダ10に取り付けられている。ヘッドホルダ10は、X方向ガイド軸3と係合しており、X方向ガイド軸3が回転することにより液滴吐出ヘッド20を副走査方向(X方向)に移動させる。
また、ヘッドホルダ10には、断熱プレート19を介してヒータプレート11と排気部12が取り付けられている。ヒータプレート11は、液滴吐出ヘッド20のヘッド本体26を加熱可能な位置に取り付けられている。ヒータプレート11は、熱伝導部材からなり2つの棒状ヒータ11aが埋め込まれヘッド本体26を両側から加熱可能となっている。尚、熱源としてのヒータは、棒状ヒータ11aに限らず面状ヒータでもよい。
排気部12は、ポリカーボネート、ガラスエポキシなどの耐熱性樹脂板あるいはセラミックス板などの断熱性を有する材料からなり、同様な材料からなる断熱プレート19との間にヒータプレート11を挟むようにして、ステージ7と液滴吐出ヘッド20との間に取り付けられている。これにより、ヒータプレート11からの放熱やヒータプレート11によって加熱された液滴吐出ヘッド20からの放熱が周囲の空気に伝わることを抑制している。
排気部12には、2つの配管接続部12bが設けられている。2つの配管接続部12bには、排気手段38(図5参照)に繋がる配管(図示省略)が接続されている。これにより、ステージ7側に開口した複数の排気口12aから液滴吐出ヘッド20の周囲の空気が排気される。また、液滴吐出ヘッド20のヘッド本体26に沿ってステージ7側に開口した2つの吹き出し口18a(図4参照)と2つの吹き出し口18aに繋がる2つの配管接続部18bが設けられている。2つの配管接続部18bには、乾燥空気供給源40(図5参照)に繋がる配管(図示省略)が接続されている。これにより、吹き出し口18aから乾燥空気をステージ7側に送風することが可能となっている。
図4は、排気部の構造を示す概略斜視図である。詳しくは、ステージ7に対向する側の排気部12を示すものである。図4に示すように、排気部12は、筐体構造となっており、ほぼ中央部分にノズル列22が主走査方向(Y方向)と直交するように液滴吐出ヘッド20に取り付けるための開口部12cを有している。複数の排気口12aは、液滴吐出ヘッド20を挟んでノズル列22と直交する方向(Y方向)の前後に3列ずつ並列して設けられている。また、ノズル列22に近づくほど排気口12aの数が多くなるように(密となるように)配列されている。さらには、液晶105を吐出する主走査における液滴吐出ヘッド20に対するステージ7の相対移動速度に対応して、排出されるミスト105aを排気できるように、複数の排気口12aが設けられた部分の面積を確保している。具体的には、この場合、相対移動速度がおよそ90mm/秒に設定されており、液滴吐出ヘッド20を挟んでY方向の前後におよそ45mmの幅で複数の排気口12aが配列する部分の面積を確保した。相対移動速度をさらに上昇させる場合は、当該面積を拡大することが望ましい。尚、本実施形態の排気口12aは、丸孔に限定されず、スリットやハニカム等でもよい。
2つの吹き出し口18aは、ノズル列22と並列するようにヘッド本体26に沿ってスリット状に開口している。吹き出し口18aは、スリット状に限定されず、孔、ハニカム、あるいは空気を通過させる多孔質板を当該部分に用いてもよい。
通常、機能液などの液状体を液滴吐出ヘッド20から液滴として基板Wに吐出する場合、所望の位置に液滴を着弾させるため、液滴の飛行曲がりを考慮して液滴吐出ヘッド20のノズル面28aと基板Wとの間隔は、およそ2mm以下としている。しかしながら、高粘度の液状体を液滴として安定的に吐出するために液滴吐出ヘッド20を加熱手段によって加熱して、液滴吐出ヘッド20と基板Wとの相対移動(主走査)を連続して行ったときに、加熱手段からの放熱が基板W側に伝播して液滴吐出ヘッド20の加熱が不十分となることがあった。液滴吐出ヘッド20の加熱が不十分になると、充填された液状体が吐出に適した粘度まで低下せず、吐出量が不安定となったり、吐出されない現象が発生した。本実施形態の液晶吐出装置1では、このような現象を防ぐために、液滴吐出ヘッド20のノズル面28aと基板Wとの間隔をおよそ5mmに広げると共に排気部12を断熱性を有する部材で構成してヒータプレート11からの放熱が基板W側に伝播することを抑制している。
また、図3に示すように、液滴吐出ヘッド20のノズル面28aと基板Wとの間隔を広げることによって、吐出時に発生する液晶105のミスト105aが基板Wに着弾せずに浮遊する確率が高まる。また、ヒータプレート11により液滴吐出ヘッド20の周囲の空気が加熱され対流を起こして浮遊したミスト105aを巻き上げて液晶吐出装置1の各部に付着し故障の原因となる可能性があった。本実施形態では、液晶105が吐出される基板Wを載置するステージ7と液滴吐出ヘッド20との間に排気部12を設けることにより、液滴吐出ヘッド20と基板Wとの間に浮遊する液晶105のミスト105aを周囲の加熱された空気と共に排気口12aから排出することが可能となっている。さらに、液滴吐出ヘッド20のヘッド本体26に沿った吹き出し口18aから乾燥空気を基板Wに向けて送風することにより、液滴吐出ヘッド20の周辺に浮遊する比較的大きなミスト105aを基板Wに着弾させることが可能となっている。これにより、ミスト105aとなった液晶105が無駄に排出されることを低減可能である。
図5は、液晶吐出装置の電気的および機械的な構成を示すブロック図である。図5に示すように、液晶吐出装置1の制御部15は、液晶吐出装置1の全体を制御するメインコンピュータ(図示省略)から入力される液晶吐出のプログラム等を一時的に記憶する入力バッファメモリ31と、RAMからなる記憶部32と、これらに接続した処理部30とを有している。また、走査駆動部33、ヘッド駆動部34、温度制御部35、メンテナンス駆動部36を有している。
処理部30は、X軸駆動モータ2およびY軸駆動モータ5を駆動してステージ7を液滴吐出ヘッド20に対して相対移動させる走査駆動部33と、液滴吐出ヘッド20に駆動電圧を与えて液晶105を液滴として吐出させるヘッド駆動部34とに接続しこれらを制御する。また、棒状ヒータ11aに電力を供給する温度制御部35に接続して、液滴吐出ヘッド20を所望の温度に加熱する。また、クリーニング機構8を駆動するメンテナンス駆動部36に接続して液滴吐出ヘッド20の回復動作を行う。
また、排気手段38と排気部12を繋ぐ配管の途中に設けられた電磁バルブからなる排気バルブ37に接続し、排気バルブ37の開閉を制御する。排気手段38としては、小型のファンやポンプなどを用いることができる。
また、乾燥空気供給源40と吹き出し口18aとを繋ぐ配管の途中に設けられた電磁バルブからなるエアバルブ39に接続し、エアバルブ39の開閉を制御する。乾燥空気供給源40としては、コンプレッサなどによって圧縮された空気を冷凍式あるいは高分子膜式などのエアドライヤを通過させて乾燥させるドライエア供給装置を用いることができる。
液晶吐出装置1は、上記の構成以外にもタンク14から配管13を経て液滴吐出ヘッド20に液晶105を供給する電気光学材料供給手段の制御なども行うことができる構成を有している。また、高粘度の液晶105を液滴吐出ヘッド20に安定的に供給するために、液晶105が貯留されるタンク14にも加熱手段を設けて加熱し、加熱された液晶105の温度が低下しないように配管13を断熱部材で覆うようにすることが望ましい。
液晶吐出装置1の吐出動作は、走査駆動部33から所定の駆動パルス信号をX軸駆動モータ2およびY軸駆動モータ5とに送り、液滴吐出ヘッド20を副走査方向(X方向)に、ステージ7を主走査方向(Y方向)に相対移動させる。そして、この相対移動の間にヘッド駆動部34から吐出電圧を供給し、液滴吐出ヘッド20から基板Wの所定の領域に液晶105を液滴として吐出する。また、温度制御部35により棒状ヒータ11aを作動させて液滴吐出ヘッド20に充填された液晶105を加熱して、吐出可能な低粘度状態を維持する。そして、少なくとも液晶105の吐出動作中において、排気バルブ37を開いて、浮遊するミスト105aを液滴吐出ヘッド20の周囲の加熱された空気と共に排気する。また、エアバルブ39を開いて浮遊するミスト105aの少なくとも一部を基板Wに着弾させる。尚、クリーニング機構8による液滴吐出ヘッド20の回復動作中は、排気バルブ37、エアバルブ39を閉じている。
尚、本実施形態の液晶吐出装置1は、1つの液滴吐出ヘッド20を備えた構成であるが、これに限定されず、主走査方向に直交する方向(X方向)にノズル21の列が配列するように複数の液滴吐出ヘッド20を備えたものでもよい。このようにすれば、X方向において広い範囲で液晶105を吐出可能となるので、液晶105を吐出する主走査の回数を減ずることが可能である。
次に本実施形態の液晶吐出装置1を用いて製造される液晶表示装置について図6、図7を基に説明する。図6は、液晶表示装置の構造を示す概略図である。同図(a)は正面図、同図(b)は同図(a)のA−A線で切った断面図である。
図6(a)および(b)に示すように、液晶表示装置100は、TFT(Thin Film Transistor)素子103を有する素子基板101と、対向電極106を有する対向基板102と、シール材104によって接着された一対の基板101,102の隙間に充填された液晶105とを有する液晶表示パネル110を備えている。素子基板101は対向基板102より一回り大きく額縁状に張り出した状態となっている。シール材104としては、熱あるいは紫外線などの光により硬化するエポキシ系接着剤を用いることが望ましい。
素子基板101は、厚みおよそ1.2mmの石英ガラス基板を用いており、その表面には画素を構成する画素電極(図示省略)と、3端子のうちの一つが画素電極に接続されたTFT素子103が形成されている。TFT素子103の残りの2端子は、画素電極を囲んで互いに絶縁状態で格子状に配置されたデータ線(図示省略)と走査線(図示省略)とに接続されている。データ線は、Y軸方向に引き出されて端子部101aにおいてデータ線駆動回路部109に接続されている。走査線は、X軸方向に引き出され、左右の額縁領域に形成された2つの走査線駆動回路部113,113に個々に接続されている。各データ線駆動回路部109および走査線駆動回路部113の入力側配線は、端子部101aに沿って配列した実装端子111にそれぞれ接続されている。端子部101aとは反対側の額縁領域には、2つの走査線駆動回路部113,113を繋ぐ配線112が設けられている。
対向基板102は、厚みおよそ1.0mmの透明なガラス基板を用いており、共通電極としての対向電極106が設けられている。対向電極106は、対向基板102の四隅に設けられた上下導通部114を介して素子基板101側に設けられた配線と導通しており、当該配線も端子部101aに設けられた実装端子111に接続されている。
液晶105に面する素子基板101の表面および対向基板102の表面には、それぞれポリイミド等からなる配向膜107,108が形成されている。
液晶表示装置100は、外部駆動回路と電気的に繋がる中継基板が実装端子111に接続される。そして、外部駆動回路からの入力信号が各データ線駆動回路部109および走査線駆動回路部113に入力されることにより、TFT素子103が画素電極ごとにスイッチングされ、画素電極と対向電極106との間に駆動電圧が印加されて表示が行われる。
尚、図6には図示省略したが、液晶表示装置100の光の入射側と出射側には、それぞれ入出射する光を偏向する偏光板が設けられる。
図7は、液晶表示パネルが区画形成されたマザー基板を示す概略図である。同図(a)は概略平面図、同図(b)は、同図(a)のB−B線で切った概略断面図である。
図7(a)に示すように、1つの液晶表示パネル110に相当する素子基板101がマザー基板としてのウェハ状の基板W1に複数区画形成され、また同様に1つの液晶表示パネル110に相当する対向基板102がマザー基板としてのウェハ状の基板W2に複数区画形成されている。そして、図7(b)に示すように、基板W1と基板W2とがシール材104によって所定の位置で接着されると共にシール材104で区画された領域内に液晶105が挟持されている。1つの液晶表示パネル110は、シール材104で区画された領域に沿った切断予定位置を切断して取り出される。切断方法としては、ダイシング法、レーザー照射法、超硬チップを用いたスジ入れスクライブ法、あるいはこれらの方法の組み合わせなどが挙げられる。この場合、基板W1,2の大きさは、直径12インチ(304.8mm)であり、200個分の液晶表示パネル110が区画形成されている。
(液晶表示装置の製造方法)
次に本実施形態の液晶吐出装置1を用いた電気光学装置としての液晶表示装置の製造方法(液状体としての液晶の吐出方法)について図8、図9を基に説明する。図8は、液晶表示装置の製造方法を示すフローチャートである。図9(a)〜(d)は、液晶表示装置の製造方法を示す概略図である。
図8に示すように、液晶表示装置100の製造方法は、液晶吐出装置1のステージ7に基板W1を載置して位置決めする工程(ステップS1)を備えている。そして、位置決めされた基板W1のシール材104で区画された領域(基板表面)に加熱手段(ヒータプレート11)により液滴吐出ヘッド20に充填された液晶105を加熱してノズル21から液滴として吐出する吐出工程(ステップS2)と、液晶105が吐出された基板W1と基板W2とを貼り合せる工程(ステップS3)とを備えている。また、吐出工程では、液滴吐出ヘッド20の周囲の空気を排気しながら液晶105を吐出する。すなわち、加熱された液滴吐出ヘッド20から排出される液晶105のミスト105aとヒータプレート11によって加熱された周囲の空気とを排気して液晶105を液滴として吐出するものである。
図8のステップS1は、基板W1の位置決め工程である。基板W1には、複数の素子基板101が区画形成されている。また、これに対応してシール材104が印刷法あるいは定量吐出法などを用いて、個々の素子基板101の所定の位置に塗布されている。ステップS1では、液晶吐出装置1のステージ7にシール材104が塗布された基板W1を載置して、液滴吐出ヘッド20に対して位置決めをする。この場合、基板W1は、図7に示したB−B線の方向が主走査方向(Y方向)となるようにステージ7に載置され、基板W1に形成されたアライメントマークを例えばCCDなどの撮像素子により画像認識させて正確に位置決めする。そして、ステップS2へ進む。
図8のステップS2は、液晶105の吐出工程である。ステップS2では、図9(a)に示すように、制御部15は、X軸駆動モータ2およびY軸駆動モータ5を駆動して、液滴吐出ヘッド20に対して基板W1のシール材104で区画された領域が対向するようにステージ7を移動させる。そして、液滴吐出ヘッド20に充填された液晶105をヒータプレート11により加熱して低粘度化しノズル21から液滴として吐出する。この場合、高粘度の液晶105が吐出に適したおよそ10cps(0.01Pa・s)程度の粘度となるように、棒状ヒータ11aの設定温度を90℃とし、充填された液晶105の温度をおよそ70℃としている。これにより、液晶105の吐出量の精度を±0.5%以内とすることが可能となった。
液晶105が吐出される基板W1の表面は、配向膜108で覆われており、液晶105に対して撥液性を有している。したがって、吐出された液晶105は、着弾後に表面張力で盛り上がる。図6(b)に示したように、素子基板101と対向基板102とは所定の間隔で対向配置され、その隙間に液晶105を挟持するので、素子基板101のシール材104で区画された領域内にどの程度の量の液晶105を吐出すればよいか、あらかじめ演算することが可能である。制御部15には、この演算結果がデータとして入力されており、ヘッド駆動部34は、この演算結果に基づいて液滴を吐出する所定の吐出電圧で所定回数の駆動波形を液滴吐出ヘッド20に与えることにより、必要量の液晶105を吐出させる。これにより、図9(b)に示すように、シール材104の際にわずかに隙間を残した状態でシール材104の高さよりも高い状態に盛り上がった液晶105を素子基板101に付与することができる。
また図7(a)に示すように、基板W1には200個分の液晶表示パネル110に相当する素子基板101が区画形成されている。よって、制御部15は、X軸駆動モータ2とY軸駆動モータ5とを走査駆動部33により駆動して、Y方向に複数回(18回)の主走査と区画された素子基板101の配列に対応して主走査する列を変える副走査(X方向への液滴吐出ヘッド20の移動)とを行う。このようにして基板W1に複数区画形成された素子基板101のそれぞれに必要量の液晶105を吐出する。また少なくともこの主走査の間に、制御部15は、排気バルブ37を開いて、液滴吐出ヘッド20から排出される液晶105のミスト105aを周囲の空気と共に排気口12aから排気する。また、ヒータプレート11の放熱によって加熱された周囲の空気を排気することができるので、加熱された空気の対流によって浮遊するミスト105aが飛散することも抑制される。さらに制御部15は、エアバルブ39を開いて吹き出し口18aから乾燥空気を基板W1に向かって送風する。これにより、浮遊するミスト105aの少なくとも一部を基板W1に着弾させる。
この場合の主走査におけるステージ7の移動速度は、およそ90mm/秒であり、基板W1のすべての素子基板101に液晶105を吐出する所要時間は、およそ1分である。また、液滴吐出ヘッド20と基板W1との間隔は、およそ5mmに設定されている。
尚、吐出工程では、液滴吐出ヘッド20の360個のノズル21に対応する加圧部27を選択的に駆動して液晶105を吐出することができるので、シール材104で区画された領域のみに液晶105を付与することができる。すなわち、無駄な液晶105の吐出を防ぐことが可能である。そして、ステップS3へ進む。
図8のステップS3は、基板W1と基板W2とを貼り合せる工程である。ステップS3では、図9(c)に示すように、必要量の液晶105が付与された基板W1に基板W2をシール材104を介して減圧下で貼り合せる。具体的には、まず、貼り合せた基板W2のシール材104の付近に圧力をかけて基板W1と基板W2とを接着する。そして、図9(d)に示すように、所定の時間が経過してシール材104がある程度乾燥した後に、基板W2の全面に圧力をかけて、液晶105を基板W1(101)と基板W2(102)で挟まれると共にシール材104で区画された領域内に行き渡らせる。この場合、液晶105がシール材104と接触する際には、すでにシール材104の硬化が進んでいるので、液晶105との接触に伴うシール材104の接着性能低下や液晶105の劣化は少ない。
そして、熱や光をシール材104に付与して完全に硬化させることにより、基板W1(101)と基板W2(102)の間に液晶105が封止される。したがって、液晶105の無駄な消費を抑えて液晶表示装置100を低コストで製造することができる。また、液滴吐出ヘッド20から排出される液晶105のミスト105aを排気部12からヒータプレート11によって加熱された周囲の空気と共に排気する。したがって、加熱された空気の対流によりミスト105aが飛散して液晶吐出装置1の各部に付着することが低減されるので、ミスト105aの付着による液晶吐出装置1の故障が低減され、長期に渡っての安定稼動を実現することが可能である。
尚、本実施形態の液晶表示装置100の製造方法では、シール材104が塗布された基板W1に液晶105を吐出したが、基板W2にシール材104を塗布して液晶105を吐出した後に、減圧下で基板W1と貼り合せてもよい。
上記実施形態の効果は、以下の通りである。
(1)上記実施形態の液晶吐出装置1は、液滴吐出ヘッド20を加熱するヒータプレート11を有しているので、液滴吐出ヘッド20に充填された高粘度の液晶105をヒータプレート11により加熱して低粘度の状態として安定的に吐出することができる。また、ステージ7と液滴吐出ヘッド20との間に浮遊するミスト105aを排気するための排気部12を有している。したがって、ヒータプレート11によって加熱された周囲の空気と共に浮遊するミスト105aを排気部12から排気して、加熱された空気の対流によるミスト105aの飛散を低減することができる。ゆえに飛散したミスト105aの付着による故障を低減し、長期に渡っての安定稼動を実現することができる液晶吐出装置1を提供することができる。
(2)上記実施形態の液晶吐出装置1において、排気部12は、ステージ7に対向するように液滴吐出ヘッド20に取り付けられ、液滴吐出ヘッド20を挟んでノズル21の列と直交する方向(主走査方向)の前後に液滴吐出ヘッド20の周囲の空気を排気する排気口12aを有している。したがって、液滴吐出ヘッド20とステージ7との相対移動に追従して、液滴吐出ヘッド20から排出される液晶105のミスト105aを飛散する前に周囲の空気と一緒に排気口12aから排出することができる。
(3)上記実施形態の液晶吐出装置1において、液滴吐出ヘッド20から排出される液晶105のミスト105aは、液滴吐出ヘッド20のノズル21に近いほど数多く分布する。複数の排気口12aは、ノズル21の列に近づくほど密となるように排気部12に設けられているので、より効率よくミスト105aを排出することができる。
(4)上記実施形態の液晶吐出装置1において、排気部12には、液滴吐出ヘッド20を挟んでノズル21の列と直交する方向の前後に乾燥空気をステージ7に向けて吹き出すスリット状の吹き出し口18aを有している。吹き出し口18aから乾燥空気をステージ7に向けて吹き出すことにより、液滴吐出ヘッド20とステージ7との間に吐出方向の気流を発生させることができる。したがって、浮遊する液晶105のミスト105aを該気流に沿って基板Wに着弾させることができる。すなわち、浮遊するミスト105aをより少なくすることができる。浮遊するミスト105aが少なくなった状態で排気口12aから液滴吐出ヘッド20の周囲の空気と一緒に排出すれば、ヒータプレート11により加熱された空気の対流によるミスト105aの飛散をより低減することができる。
(5)上記実施形態の液晶吐出装置1において、排気部12は、ポリカーボネート、ガラスエポキシなどの耐熱性樹脂板あるいはセラミックス板などの断熱性を有する材料からなり、ヒータプレート11を介してヘッドホルダ10に取り付けられている。これにより、ヒータプレート11からの放熱やヒータプレート11によって加熱された液滴吐出ヘッド20からの放熱が周囲の空気に伝わることを抑制することができる。すなわち、加熱手段としてのヒータプレート11により液滴吐出ヘッド20に充填された液晶105を充分加熱して吐出に適した粘度まで低粘度化し、より安定的に液晶105を吐出することができる。
(6)上記実施形態の液晶吐出装置1を用いた液晶表示装置100の製造方法において、素子基板101が複数区画形成されシール材104が塗布された基板W1に液晶105を吐出する吐出工程では、高粘度の液晶105が充填された液滴吐出ヘッド20をヒータプレート11により加熱して液晶105を低粘度化して吐出する。よって、高い精度で必要量の液晶105を吐出することができる。また、液滴吐出ヘッド20と基板W1との間に浮遊する液晶105のミスト105aを排気部12の排気口12aから排気して、ヒータプレート11によって加熱された空気の対流によるミスト105aの飛散を低減することができる。すなわち、液晶105の無駄な吐出を抑えると共にミスト105aの飛散を低減して、高粘度の液晶105を基板W1の表面に吐出することができる液晶表示装置100の製造方法を提供することができる。
上記実施形態以外の変形例は、以下の通りである。
(変形例1)上記実施形態の液晶吐出装置1において、排気部12の構造は、これに限定されない。例えば、少なくとも浮遊するミスト105aの一部を基板Wに着弾させるように乾燥空気を吹き出す吹き出し口18aは、必ずしも設けなくてもよい。排気部12を断熱性を有する部材で構成することにより、ヒータプレート11から基板Wへの放熱を抑えて液滴吐出ヘッド20を充分に加熱することができる。したがって、液滴吐出ヘッド20から基板Wへの放熱を問題とすることなく、液滴吐出ヘッド20のノズル面28aをミスト105aの少なくとも一部が基板Wに着弾するようにステージ7に近づけることが可能である。
(変形例2)上記実施形態の液晶吐出装置1において、液滴吐出ヘッド20を固定するヘッドホルダ10とヒータプレート11との間に取り付けられた断熱プレート19は、必ずしも必要としない。例えば、ヘッドホルダ10を断熱性を有する材料で構成すれば、断熱プレート19を削除することが可能である。すなわち、部品点数を減らして液晶吐出装置1を構成することができる。
(変形例3)上記実施形態の液晶吐出装置1において、吹き出し口18aから送風する気体は、乾燥空気に限定されない。例えば、窒素等の不活性ガスを用いてもよい。
(変形例4)液滴吐出ヘッド20から吐出する電気光学材料は、液晶105に限定されない。吐出部としての液滴吐出ヘッド20と、液滴吐出ヘッド20を加熱するヒータプレート11と、排気部12とを備えた吐出装置を用いれば、高粘度の液状体である有機EL発光材料をバンクによってマトリクス状に区画された電極を有する基板上に必要量吐出して有機EL発光層を形成することが可能である。すなわち、このようにして有機EL発光層が形成された有機EL表示装置を製造することができる吐出装置および吐出方法を提供することができる。
(変形例5)液滴吐出ヘッド20から吐出する液状体は、電気光学材料に限定されない。例えば、配向膜形成材料と溶媒とを含む液状体を液滴吐出ヘッド20から吐出すれば、液晶表示装置100の一対の基板101,102のそれぞれに配向膜107,108を形成することも可能である。この他にも上記実施形態の吐出装置および吐出方法を適用可能な高粘度の液状体としては、屈折率分散型の光学レンズを形成するためのUVインクや潤滑油などが挙げられる。
液晶吐出装置の構造を示す概略斜視図。 液滴吐出ヘッドを示す概略斜視図。 液晶吐出装置の要部構造を示す概略図。 排気部の構造を示す概略斜視図。 液晶吐出装置の電気的および機械的な構成を示すブロック図。 液晶表示装置の構造を示す概略図。 液晶表示パネルが区画形成されたマザー基板を示す概略図。 液晶表示装置の製造方法を示すフローチャート。 (a)〜(d)は、液晶表示装置の製造方法を示す概略図。
符号の説明
1…吐出装置および電気光学装置の製造装置としての液晶吐出装置、2…移動手段としてのX軸駆動モータ、3…移動手段としてのX方向ガイド軸、4…移動手段としてのY方向ガイド軸、5…移動手段としてのY軸駆動モータ、7…載置台としてのステージ、11…加熱手段としてのヒータプレート、12…排気部、12a…排気口、18a…吹き出し口、20…液滴吐出ヘッド、21…ノズル、100…電気光学装置としての液晶表示装置、101…基板としての素子基板、102…基板としての対向基板、105…液状体および電気光学材料としての液晶、W,W1…ワークとしての基板。

Claims (11)

  1. 充填された液状体をノズルから液滴として吐出する少なくとも1つの液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドに充填された前記液状体を加熱する加熱手段と、
    前記液滴吐出ヘッドの周囲の空気を排気する排気部と、を備えたことを特徴とする液状体の吐出装置。
  2. 前記排気部は、前記液状体が吐出されるワークと前記液滴吐出ヘッドとの間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液状体の吐出装置。
  3. 一対の基板を有する電気光学装置の一方の基板に電気光学材料を吐出する電気光学装置の製造装置であって、
    充填された前記電気光学材料をノズルから液滴として吐出する少なくとも1つの液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドに充填された電気光学材料を加熱する加熱手段と、
    前記一方の基板を載置する載置台と、
    前記液滴吐出ヘッドに対して前記載置台を対向させて主走査方向および副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、
    前記液滴吐出ヘッドの周囲の空気を排気する排気部と、を備えたことを特徴とする電気光学装置の製造装置。
  4. 前記排気部は、前記載置台と前記液滴吐出ヘッドとの間に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置の製造装置。
  5. 前記液滴吐出ヘッドは、略等間隔で設けられた複数のノズルを有し、前記ノズルの列が前記主走査方向と略直交するように配置され、
    前記排気部は、前記載置台に対向するように前記液滴吐出ヘッドに対して取り付けられると共に前記液滴吐出ヘッドを挟んで前記ノズルの列と直交する方向の前後に前記液滴吐出ヘッドの周囲の空気を排気する排気口を有していることを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置の製造装置。
  6. 前記排気部には、前記ノズルの列に近づくほど密となるように複数の前記排気口が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置の製造装置。
  7. 前記排気部には、前記液滴吐出ヘッドを挟んで前記ノズルの列と直交する方向の前後に乾燥空気を前記載置台に向けて吹き出す吹き出し口をさらに有していることを特徴とする請求項5または6に記載の電気光学装置の製造装置。
  8. 前記排気部は、前記移動手段による前記主走査方向への前記液滴吐出ヘッドに対する前記載置台の相対移動速度が速いほど、複数の前記排気口が設けられた部分の面積が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか一項に記載の電気光学装置の製造装置。
  9. 前記排気部は、断熱性を有する部材により構成されていることを特徴とする請求項5ないし8のいずれか一項に記載の電気光学装置の製造装置。
  10. 請求項1または2に記載の液状体の吐出装置を用いた液状体の吐出方法であって、
    前記加熱手段により前記液滴吐出ヘッドに充填された液状体を加熱してワークに吐出する吐出工程を備え、前記吐出工程では、前記排気部より前記液滴吐出ヘッドから排出された前記液状体のミストを含む空気を排気しながら前記液状体を吐出することを特徴とする液状体の吐出方法。
  11. 請求項3ないし9のいずれか一項に記載の電気光学装置の製造装置を用いた一対の基板を有する電気光学装置の製造方法であって、
    前記一対の基板の一方の基板表面に前記加熱手段により前記液滴吐出ヘッドに充填された電気光学材料を加熱して前記ノズルから液滴として吐出する吐出工程を備え、前記吐出工程では、前記排気部より前記液滴吐出ヘッドから排出された前記電気光学材料のミストを含む空気を排気しながら前記電気光学材料を吐出することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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