JP2007061581A5 - - Google Patents
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Description
本発明は室内で使用可能な運動用のランニングマットに関する。
支持プレートと、その裏面の周辺部に空気圧弾性体を具備した簡易的な運動用足踏装置が特許文献1で考案されている。
骨粗鬆症の予防・治療を目的とした、床反力計測装置が特許文献2で提案されている。
実公平6−132
特開平10−151222
骨粗鬆症の予防・治療を目的とした、床反力計測装置が特許文献2で提案されている。
健康を維持・増進する目的、あるいはリハビリテーションの目的で、各個人の体力に適した歩行や走行運動が手軽に、かつ安全に実施できる環境を整えることは必要なことである。しかしながら、多くの室内用歩行・走行運動装置は機械的な作動を伴ったものであり、運動負荷や安全性の面で、必ずしも幅広い年齢層や体力水準に適応できるものではなかった。
本発明は、ゴム又はこれに類する弾力性のあるマット状の本体の内部に、クッション性と反発性を調整するための空気室を設け、マット上で歩行運動又は走行運動をした時に発生する空気圧の変動を圧力センサーで測定し、この圧力変動のデータから運動の回数や強さを計算し表示することにより、各個人に適した歩行運動又は走行運動が継続的・計画的に実施できるようにしたものである。
ゴム又はこれに類する弾力性のある材料で構成され、機械的に作動する部分がないので極めて安全であり、運動の強さ・速さは各個人の意志で完全にコントロール可能であり、各関節部などに作用する衝撃的負荷も和らげることができるので、適用範囲の広い運動補助装置を安価に供給できる。
また本発明によれば、弾力性のある材料で構成されていることにより素足での歩行・走行運動に適しており、足を靴で拘束しないで運動をすることにより、足裏の柔軟性や血行を改善する効果もある。
従来の機械式歩行・走行運動装置に比べ、小形、軽量、低騒音、低振動、省エネルギーである。
従来の機械式歩行・走行運動装置では不可能だった、たとえば100mを全力で走った時の所要時間を仮想して計算する等ができるので、日々のトレーニングによる個人記録の向上や、他人の記録との比較などができ、運動を楽しみながら実施することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10を用いて説明する。
図1は本発明によるランニングマットのうち、空気を封入した密閉可能な空間(以下空気室と称す)及び圧力センサー共に各1個を備えたマットの平面図(図2におけるB−B断面図)、図2はA−A断面図である。
図1は本発明によるランニングマットのうち、空気を封入した密閉可能な空間(以下空気室と称す)及び圧力センサー共に各1個を備えたマットの平面図(図2におけるB−B断面図)、図2はA−A断面図である。
本体2はゴム又はこれに類する弾力性のある材料で形成され、本体内部に円柱状の空気を密閉するための空間3aが複数個設けられ、これら複数個の円柱状の空間が通路5aで連結され、全体で1つの空気室を形成している。この空気室の圧力を電気的に測定するため、圧力センサー4が取り付けられている。
さらに空気室3aに空気を充填するための逆支弁を備えた空気の入り口6と、圧力を下げる必要があるときに空気を外部に漏らすための逃し弁7を備えている。
使用者は、初期空気圧として予め許容された範囲内で、最も運動しやすく、足腰に負担が少ない空気圧を試行錯誤的に選ぶことができる。
さらに空気室3aに空気を充填するための逆支弁を備えた空気の入り口6と、圧力を下げる必要があるときに空気を外部に漏らすための逃し弁7を備えている。
使用者は、初期空気圧として予め許容された範囲内で、最も運動しやすく、足腰に負担が少ない空気圧を試行錯誤的に選ぶことができる。
図2に示したように、個々の空気室を円柱状、つまり断面を円形にすることにより、内部の圧力上昇に対しては体積増加が少なく、人の体重や運動による外力が加わったとき、つぶれる方向には容易に変形するので内圧の増加量が大きくなり、圧力センサーによる検出精度を高くすることができる。
図3は、2つの空気室と2つの圧力センサーを備えたランニングマットの平面図(断面図)である。2つの空気室3b、3cをそれぞれ、左足用、右足用とすることにより、ごく軽負荷の運動、たとえばゆっくりとした片足から他方の片足への体重移動だけを繰り返す運動などを検出可能にし、また、たとえば両足跳びと片足交互の走行運動の相違を検出し、それぞれの消費エネルギーをより正確に計算することができる。
前記2つの空気室と2つの圧力センサーを備えたランニングマットでは、2つの空気室
の初期圧力を同一にするのが望ましい。図3によれば、2つの空気室をつなぐ通路5bとこの通路の開閉を外部から可能にする弁8が設けられているので、一旦、弁8を開いた後に閉じることで、2つの空気室3b、3cの初期圧力を同一にすることができる。
の初期圧力を同一にするのが望ましい。図3によれば、2つの空気室をつなぐ通路5bとこの通路の開閉を外部から可能にする弁8が設けられているので、一旦、弁8を開いた後に閉じることで、2つの空気室3b、3cの初期圧力を同一にすることができる。
図4は請求項4によるランニングマットの平面図(断面図)である。
これは、通常使用するマットの中央部分の空気室3dを、マットの端の部分の空気室3e、3fと分離することにより、マットの中央部分に加えられる外力により発生する圧力変化をより大きくするための構造である。
すなわち、ある初期空気圧P1の状態で、運動の反力により一定の量ΔVだけ空気室の容積が小さくなったとすると、そのときの圧力上昇量ΔPは全体の初期容積V0にほぼ反比例する。式で表すと、ΔP≒(ΔV/V0)×P1となる。
ここでΔPを大きくするにはV0を小さくすることが効果的であることがわかる。
これは、通常使用するマットの中央部分の空気室3dを、マットの端の部分の空気室3e、3fと分離することにより、マットの中央部分に加えられる外力により発生する圧力変化をより大きくするための構造である。
すなわち、ある初期空気圧P1の状態で、運動の反力により一定の量ΔVだけ空気室の容積が小さくなったとすると、そのときの圧力上昇量ΔPは全体の初期容積V0にほぼ反比例する。式で表すと、ΔP≒(ΔV/V0)×P1となる。
ここでΔPを大きくするにはV0を小さくすることが効果的であることがわかる。
図4で、3eと3fは圧力センサーを備えない空気室であり、3dは圧力センサー4を備えた空気室である。通路5cは圧力センサーを備えない空気室3e、3fと圧力センサーを備える空気室3dをつなぐ通路であり、途中に開閉可能な弁8を備えている。空気を充填する時は弁8を開き、運動を開始する前に弁8を閉じることで、マットの中央近くで行う運動を精度良く分析することができる。この場合、マットの両端部上での運動は検出できないが、両端部は安全のための余分な領域であり、通常は使用しないものとみなすことができる。
図5は、着脱可能な平面状の弾性体9を取り付けた状態の平面図であり、図6はC−C断面図である。半径10cm乃至30cmの球面の一部を2cm程度の高さになるよう左右それぞれの足の位置に配置し、この球状の盛り上がり10を繰り返し素足で踏むことにより、足裏の土踏まず部を刺激し、土踏まず部周辺の靱帯の柔軟性向上や、足全体の血行を促進することができる。
尚、球面状の盛り上がり10だけでなく、足裏のツボを刺激するための小さな突起を多数配置しても良い。いずれにしても、球面の半径や位置、材料の弾力性などは、個人差や健康状態によって最適値が異なると考えられるので、着脱可能にして個人に適したものを選べるようにするのが望ましい。
図7は、運動中にマットを見なくてもマットの中央部分を足裏で感じることができるように、多数の小さな突起11をマットの中央部分に配置した例である。これは前記球状の盛り上がりや、足裏のツボを刺激するための突起と併用しても良い。
尚、本マットは素足で使用可能なので足裏に接する部分に抗菌処理あるいは防カビ処理を施すのが望ましい。
尚、本マットは素足で使用可能なので足裏に接する部分に抗菌処理あるいは防カビ処理を施すのが望ましい。
図8は、本発明による運動補助具に使用する演算部兼表示部の外観の一例である。圧力センサーを13に接続し内部で圧力値をデジタル化する。電源は14に接続する。
15は例えば液晶画面であり、使用者は初期条件や運動の種類などを対話形式で設定する。表示は、静的な圧力上昇量から求めた体重、運動の歩数、仮想の歩行(走行)速度、累積歩行(走行)距離、消費カロリー、運動時間(仮想の競技のタイム)等である。
ボタン16は体重表示の微修正や、メニューの選択に使用し、ボタン17は決定と取り消しに使用する。スピーカー18は、仮想競技のスタートとゴールの合図などに使用する。
15は例えば液晶画面であり、使用者は初期条件や運動の種類などを対話形式で設定する。表示は、静的な圧力上昇量から求めた体重、運動の歩数、仮想の歩行(走行)速度、累積歩行(走行)距離、消費カロリー、運動時間(仮想の競技のタイム)等である。
ボタン16は体重表示の微修正や、メニューの選択に使用し、ボタン17は決定と取り消しに使用する。スピーカー18は、仮想競技のスタートとゴールの合図などに使用する。
次に図9を用いて図1又は図4に示したマットの空気圧力センサーからのデータをもとに、歩数や歩幅を演算する方法について説明する。
初期空気圧力P1に対して、使用者が体重を加えることにより圧力上昇ΔP2が観測される。このとき体重はΔP2にほぼ比例するので、計算上の体重を画面15に表示する。このとき使用者は、自分の体重と異なれば修正することができる。
初期空気圧力P1に対して、使用者が体重を加えることにより圧力上昇ΔP2が観測される。このとき体重はΔP2にほぼ比例するので、計算上の体重を画面15に表示する。このとき使用者は、自分の体重と異なれば修正することができる。
歩行(又は走行)運動を開始すると、蹴りによる圧力上昇ΔP3が体重による圧力上昇ΔP2より大きく観測される。そこで蹴り始めを検出するための閾値Sを、体重をかけた時の圧力P1+ΔP2より少し高い圧力に達した時点とするのが適している。
蹴り終わりを判断する閾値Eは、初期空気圧P1と体重による圧力上昇分を加えたP1+ΔP2の間であれば任意に設定できるが、電気的ノイズによる誤認識を避けるには蹴り始めを検出するための閾値Sと差があった方が適切なため、P1+(ΔP2×0.5)程度にするのが適している。
1回の蹴りによりマットに加えられる力積は圧力上昇部分の積分値Ptにほぼ比例する。運動エネルギーは力積と体重から計算できるのでこれにより仮想歩幅が計算でき、これと歩数から歩行(走行)速度、歩行(走行)距離、消費エネルギーをそれぞれ近似的に計算することができる。尚、これらの計算に当たっては、様々な体力の人の様々な歩行(走行)パターンについてデータを測定し、適宜補正係数を使用することにより精度を向上させることができる。
次に図10を用いて、図3に示したマットの空気圧力センサーからのデータをもとに、歩数や歩幅を計算する方法について説明する。
圧力センサーを備えた空気室が2つ以上あるマットに対して、それぞれの空気室に使用者が全体重を加えることにより、圧力上昇ΔP2が観測される。このとき体重はΔP2にほぼ比例するので、計算上の体重を画面15に表示する。このとき使用者は、自分の体重と異なれば、それぞれについて修正することができる。
圧力センサーを備えた空気室が2つ以上あるマットに対して、それぞれの空気室に使用者が全体重を加えることにより、圧力上昇ΔP2が観測される。このとき体重はΔP2にほぼ比例するので、計算上の体重を画面15に表示する。このとき使用者は、自分の体重と異なれば、それぞれについて修正することができる。
歩行(又は走行)運動を開始すると、片足ずつ交互に体重をかけることになるので、体重がかからないマットの圧力はほぼ初期空気圧力P1に等しくなり、その後の体重移動に
より圧力が上昇し、少なくとも体重分の圧力上昇が測定される。よってこの場合、蹴り始めを検出するための閾値Sを、初期空気圧力に体重による圧力上昇を加えた値P1+ΔP2より少し低い圧力に達した時点とした。
より圧力が上昇し、少なくとも体重分の圧力上昇が測定される。よってこの場合、蹴り始めを検出するための閾値Sを、初期空気圧力に体重による圧力上昇を加えた値P1+ΔP2より少し低い圧力に達した時点とした。
蹴り終わりを判断する閾値Eは、初期空気圧P1と体重による圧力上昇分を加えたP1+ΔP2の間であれば任意に設定できるが、電気的ノイズによる誤認識を避けるには蹴り始めを検出するための閾値Sと差があった方が適切なため、P0+(ΔP1×0.2)程度にするのが適している。
蹴り始めの閾値Sと、蹴り終わりの閾値Eを上記のように設定することにより、ごく軽い運動、例えば左右の足に交互にゆっくりと体重移動するだけの繰り返し運動なども検出することができ、非常に幅広い運動負荷に対して適応可能になる。
1回の蹴りによりマットに加えられる力積は圧力上昇部分の積分値Sにほぼ比例することは図1又は図4に示したマットと同様であるが、蹴り初めの閾値Sと蹴り終わりの閾値Eが同じ値でないので適宜補正値を最適化する必要がある。
本発明においては一般に、空気室の全容量V0に比べて、運動による空気室の容積減少量ΔVは微少なので、運動中に空気室内の温度が変化すると温度変化による圧力変化が発生し、誤差が大きくなる。
請求項10の発明によれば、空気室内の温度を測定し、温度変化による圧力変化分を補正することができるので精度の良い計測と演算が可能になる。
請求項10の発明によれば、空気室内の温度を測定し、温度変化による圧力変化分を補正することができるので精度の良い計測と演算が可能になる。
1 ・・・マット
2 ・・・マット本体
3a、3b、3c、3d ・・・空気室(圧力センサー付き)
3e、3f ・・・空気室(圧力センサー無し)
4 ・・・空気圧力センサー
5a、5b、5c、5d ・・・空気の通路
6 ・・・逆止弁付き空気入口
7 ・・・空気逃がし弁
8 ・・・開閉弁
9 ・・・着脱可能な平面状の弾性体
10 ・・・球状の盛り上がり
11 ・・・マットの中央領域に設けられた多数の突起
12 ・・・圧力データの演算部兼演算結果表示部
13 ・・・圧力センサーの信号線
14 ・・・電源供給線
15 ・・・表示画面
16 ・・・増減ボタン
17 ・・・Yes、Noボタン
18 ・・・スピーカー
P0 ・・・大気圧力
P1 ・・・初期空気圧力
ΔP2・・・体重による圧力上昇分
ΔP3・・・運動による圧力上昇分(体重による圧力上昇分を含む)
S ・・・蹴り始めを検出する閾値
E ・・・蹴り終わりを検出する閾値
T ・・・1歩の周期
Pt ・・・ΔP3を蹴り始めから蹴り終わりまで積分した値
2 ・・・マット本体
3a、3b、3c、3d ・・・空気室(圧力センサー付き)
3e、3f ・・・空気室(圧力センサー無し)
4 ・・・空気圧力センサー
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6 ・・・逆止弁付き空気入口
7 ・・・空気逃がし弁
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9 ・・・着脱可能な平面状の弾性体
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11 ・・・マットの中央領域に設けられた多数の突起
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17 ・・・Yes、Noボタン
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P1 ・・・初期空気圧力
ΔP2・・・体重による圧力上昇分
ΔP3・・・運動による圧力上昇分(体重による圧力上昇分を含む)
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E ・・・蹴り終わりを検出する閾値
T ・・・1歩の周期
Pt ・・・ΔP3を蹴り始めから蹴り終わりまで積分した値
Claims (11)
- 内部に少なくとも1つの弾力性のある密閉された空間があり、前記空間に空気を封入し、前記封入された空気の圧力を電気的に測定するための圧力センサーを備えているマットと、前記圧力センサーにつないで圧力を検出する回路と、検出した圧力から前記マット上で行われる足踏み運動又は走行運動の歩数と、歩行又は走行速度と、歩行又は走行距離と、消費エネルギーをそれぞれ仮想的に演算する手段と、演算した結果を表示する手段とで構成されていることを特徴とする運動補助具。
- 前記空気を封入するための密閉された空間が略円柱形の集合であり、前記略円柱形の空間が略平面上に配置され、かつ隣接する略円柱形の空間が互いに連結されていることにより1つの密閉可能な空間を形成していることを特徴とする請求項1記載の運動補助具。
- 内部に少なくとも2つの弾力性のある密閉された空間があり、前記少なくとも2つの空間に空気を封入し、前記少なくとも2つの空気を封入した密閉可能な空間内の空気の圧力をそれぞれ電気的に測定するためのセンサーを備えているマットにおいて、前記空間に空気を充填するための逆止弁を備えた入り口と、圧力を下げるための逃がし弁と、2つ以上の密閉可能な空間の初期状態での空気の圧力を同一にするために、前記空間をつなぐ通路があり、前記通路の途中に、前記通路を開閉可能な弁を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した運動補助具。
- 内部に少なくとも2つの弾力性のある密閉可能な空間があり、前記少なくとも2つの空間に空気を封入し、前記空気を封入した密閉可能な空間の少なくとも1つには空気の圧力を電気的に測定するためのセンサーを備えており、前記空気を封入した密閉可能な空間の少なくとも1つには空気の圧力を測定するためのセンサーを備えておらず、前記センサーを備えていない空間と前記センサーを備えている空間の間をつなぐ通路があり、前記通路の途中に、前記通路を開閉可能な弁を設けたとことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載した運動補助具。
- マット上面に平面状の弾性体を着脱可能に取り付け、前記平面状の弾性体の表面の左右の足裏に当たる部分がそれぞれ半径10cm乃至30cmの球面の一部分の形状を呈して盛り上がっていることを特徴とする請求項1〜4に記載した運動補助具。
- マット上面、あるいはマット上面に着脱可能に取り付けた平面状の弾性体の、足裏に接する面の中央に近い領域あるいは外周に近い領域に小さな突起を多数設けることにより、使用者がこの突起を足裏で感じて、マットの中央部分に近いか、外周部分に近いかを判断することができるようにしたことを特徴とする請求項1〜5に記載した運動補助具。
- 請求項1に記載した運動補助具において、空気圧力のデータをもとに、圧力変動の回数から歩数を、圧力の上昇初めと圧力の降下終わりの間の圧力の時間積分値と体重から仮想歩幅を、歩数と仮想歩幅から歩行又は走行速度、歩行又は走行距離、消費エネルギーをそれぞれ近似的に求める演算手段。
- 圧力センサーを1つ備えている請求項1に含まれる運動補助具において、歩数を数える演算手段の高圧側の閾値が、静的に全体重をかけたときの圧力値より少し高く、歩数を数えるための低圧側の閾値が、体重をかけない時の静的な初期空気圧値と、静的に全体重をかけた時の圧力値の中間に設定してあることを特徴とする歩数演算方法。
- 内部に少なくとも2つの弾力性のある密閉された空間があり、前記少なくとも2つの空間に空気を封入し、前記少なくとも2つの空気を封入された空間のうち2つの空間内の空気の圧力をそれぞれ電気的に測定するためのセンサーを備えている請求項1に含まれる運動補助具において、歩数を数える演算手段の高圧側の閾値が、静的に全体重をかけたときの圧力値より少し低く、歩数を数えるための低圧側の閾値が、体重をかけない時の静的な初期空気圧値と、静的に全体重をかけた時の圧力値の中間に設定してあることを特徴とする歩数演算方法。
- 密閉された空間内の空気の温度を測定するための温度センサーを備え、運動中に空気温度が変化した場合に、温度変化による空気圧力の変化を補正する機能を有していることを特徴とする請求項1〜9に記載した運動補助具。
- 予め距離を指定する手段と、スタート時点とゴール時点を使用者に知らせる手段と、前記指定した距離から、スタート後に請求項1の方法で計算した走行距離を差し引いて残り距離が0に達した時点をゴール時点として使用者に知らせ、且つスタートからゴール迄に要した時間を表示することを特徴とする請求項1に記載した運動補助具。
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