JP2007060294A - 音声操作卓、音声操作卓の操作領域切替え方法並びにプログラム - Google Patents

音声操作卓、音声操作卓の操作領域切替え方法並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007060294A
JP2007060294A JP2005243159A JP2005243159A JP2007060294A JP 2007060294 A JP2007060294 A JP 2007060294A JP 2005243159 A JP2005243159 A JP 2005243159A JP 2005243159 A JP2005243159 A JP 2005243159A JP 2007060294 A JP2007060294 A JP 2007060294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation area
operator
switching
span
failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005243159A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Yagishita
悟司 柳下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP2005243159A priority Critical patent/JP2007060294A/ja
Publication of JP2007060294A publication Critical patent/JP2007060294A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stereophonic System (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

【課題】放送中における音声操作卓の障害をいち早く検知し、システムの復旧を短時間で行うことにより、異常な音声の送出や無音状態の継続を防止する音声操作卓、音声操作卓の操作領域切替え方法並びにプログラムを提供する。
【解決手段】オペレーションパネル1のSpanAにおいて障害が発生すると、これを障害監視部62が検知し、さらに障害情報表示部61が障害通知パネル2にSpanAに障害が発生したことを表示する。オペレータは、この障害状態を確認すると、切替操作パネル5において、SpanBのパネルをSpanAとして代替使用するように設定する。同時に、ルート指示部65がオペレーションパネル1におけるSpanAのルータ3への送信ポートを停止するよう制御する。これに基づいて、ルータ3はオペレーションパネル1のSpanAからの受信を禁止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声調整装置に入力された音声信号のレベル、音色の調整などを操作する操作部の機能を適宜切替える音声操作卓、音声操作卓の操作領域切替え方法並びにプログラムに関する。
放送用の番組制作を行う場合には、一般に、ミキサー(ミキシングコンソール)と呼ばれる音声操作卓が用いられる。このミキサーは、スピーカ、マイクロフォン等の多数の音声入出力装置に接続されており、スライド式や回転式のボリューム等のエンコーダ、各種スイッチ等を備えた操作部を操作することにより、各入力装置に対応する入力チャンネルに対して、入力回線の選択、入力レベル設定及び補正、音色の調整、最終出力先の選択及び調整など、数十の調整機能に対応する調整パラメータの設定操作を行うものである。
従来、このような音声操作卓としては、複数の音声信号を選択して合成を行う場合に、誤った音声信号を合成手段で合成してしまうことを回避することを目的としたものがある(特許文献1)。また、音声操作卓における音声信号のレベル調整のタイミング合わせが難しく、レベル調整に手間がかかることに鑑み、音声信号の編集に際して、編集される音声信号のレベル調整のタイミング合わせの精度を向上させたものがある(特許文献2)。
特開2002−290360公報 特開2001−134280公報
ところで、上記のような音声操作卓において、放送中に装置が故障した場合には、異常な音声の送出や無音状態を継続させてしまうことがあり、重大な放送事故に繋がる恐れがある。
すなわち、オペレータからの操作を受け付けるオペレーションパネルにおいて障害が発生した場合には、このオペレーションパネルからの誤った制御を受けて異常な音声の送出や無音状態を継続させてしまう恐れがあった。
また、収録中に装置が故障した場合は、代替機器の再設置を行う必要があるが、この再設置には長時間を要するため、その間、出演者やスタッフを待たせておくこととなり、場合によっては多大な損害が発生してしまう恐れがあった。
そのため、放送用音声操作卓を扱うオペレータは、装置の事故に備えシステムとしてのバックアップ体制を整えて対応しているが、システム全体を切替えた後は、すべてのシステムに対する切替え状態の確認作業が必要となり、やはり多大な時間を要してしまっていた。
また、従来の音声操作卓においてオペレーションパネル単体が故障した場合、別途設置されている音声処理装置、すなわちオペレーションパネルの入力に基づいて音声信号を合成する装置においては、オペレーションパネルの故障直前の最終設定値のまま音声出力を継続することとなり、その後は入力音声のレベル変動や音質変化に対応したパラメータ変更などの調整操作が不能になってしまっていた。
さらに、従来の音声操作卓は、オペレーションパネルにおいて入力される設定値をメモリに記憶しておくこととしているため、障害の発生したオペレーションパネルの入力をオフとした場合でも、最終設定値がメモリに記憶されたままであった。つまり、従来はオペレーションパネルとメモリとは一対一で対応しており、オペレーションパネルに障害が発生すると、それと対応したメモリに記憶された設定値を他のオペレーションパネルにおいて利用する等のメモリデータの置換を行うことはできなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するもので、その目的は、放送中における音声操作卓の障害をいち早く検知し、システムの復旧を短時間で行うことにより、異常な音声の送出や無音状態の継続を防止する音声操作卓、音声操作卓の操作領域切替え方法並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、複数の操作部を有する操作領域がチャンネルごとに複数設けられオペレータから入力される音声信号の設定値を出力するオペレーション部を備えた音声操作卓において、前記操作領域ごとに障害を検知しオペレータに通知する手段と、前記通知に基づいて、前記障害が検知された操作領域から他の操作領域への切替えをオペレータから受け付ける手段と、オペレータからの変更要求に基づいて前記操作領域を切替える手段と、前記障害が発生した操作領域からの入力を禁止する手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明を方法の観点から捉えたものであって、複数の操作部を有する操作領域がチャンネルごとに複数設けられオペレータから入力される音声信号の設定値を出力するオペレーション部を備えた音声操作卓における前記操作領域の切替え処理を、制御部を用いて行う音声操作卓の操作領域切替え方法において、前記制御部は、前記操作領域ごとに障害を検知しオペレータに通知する処理と、前記通知に基づいて、前記障害が検知された操作領域から他の操作領域への切替えをオペレータから受け付ける処理と、オペレータからの変更要求に基づいて前記操作領域を切替える処理と、前記障害が発生した操作領域からの入力を禁止する処理と、を実行することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1、4の発明をコンピュータプログラムの観点から捉えたものであって、複数の操作部を有する操作領域がチャンネルごとに複数設けられオペレータから入力される音声信号の設定値を出力するオペレーション部を備えた音声操作卓における前記操作領域の切替え処理を、コンピュータに実行させる音声操作卓の操作領域切替えプログラムにおいて、前記プログラムは前記コンピュータに、前記操作領域ごとに障害を検知させオペレータに通知させ、前記通知に基づいて、前記障害が検知された操作領域から他の操作領域への切替えをオペレータから受け付けさせ、オペレータからの変更要求に基づいて前記操作領域を切替えさせ、前記障害が発生した操作領域からの入力を禁止させることを特徴とする。
以上のような請求項1、4及び7の発明では、オペレーションパネルにおいて操作領域ごとに障害を検知して、これをオペレータに通知し、オペレータに操作領域の切替えを促す。オペレータの指示に基づいて同等の操作部を有する他の操作領域へ切替え、さらに障害が発生した操作領域からの制御情報の受付を禁止する。これにより、音声信号処理装置まで至らないオペレーションパネルでの障害という軽い程度の段階で、オペレーションパネルにおける操作領域の切り替えという短時間で簡単な処理で行うことができる。また、障害が発生したオペレーションパネルの操作領域から入力を禁止することにより、障害の発生した操作領域からの誤った制御情報による異常音声出力の継続を防止することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各操作領域において入力される設定値を操作領域ごとに操作領域データとして記憶するデータ記憶手段と、前記操作領域において入力される設定値を、前記データ記憶手段のいずれの操作領域データとして記憶させるかをオペレータからの変更要求に基づいてルーティングする中継手段とを備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2の発明を方法の観点から捉えたものであって、請求項4の発明において、各操作領域において入力される設定値を操作領域ごとに操作領域データとして記憶する処理と、前記操作領域において入力される設定値を、前記データ記憶手段のいずれの操作領域データとして記憶させるかをオペレータからの変更要求に基づいてルーティングする中継処理とを実行することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項2、5の発明をコンピュータプログラムの観点から捉えたものであって、請求項7の発明において、各操作領域において入力される設定値を操作領域ごとに操作領域データとして記憶させ、前記操作領域において入力される設定値を、前記データ記憶手段のいずれの操作領域データとして記憶させるかをオペレータからの変更要求に基づいてルーティングさせることを特徴とする。
以上のような請求項2、5及び8の発明によれば、中継手段により、オペレーションパネルの操作領域からの入力による設定値をいずれかの操作領域データに記憶するかをオペレータの指示に基づいて置換可能にルーティングできるため、障害の発生した操作領域の入力を禁止しつつ、代替前の操作領域からの入力データを代替後の操作領域の設定として反映することができる。これにより、切替え後、代替した操作領域による入力処理をすぐに開始することができる。したがって、従来の音声操作卓においてオペレーションパネルの入力をオフとした場合でも、メモリに記憶されたままで他のオペレーションパネルでの利用ができなかった設定値を切替え後の他の操作領域で利用することができ、切替え前の入力設定値が反映されないというような問題がない。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記他の操作領域は、代替専用操作領域として予め用意されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項3の発明を方法の観点から捉えたものであって、請求項4又は5の発明において、前記操作領域を切替える処理は、前記他の操作領域として予め用意された代替専用操作領域に切替えるものであることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項3、6の発明をコンピュータプログラムの観点から捉えたものであって、請求項7又は8記載の発明において、前記操作領域を切替えさせる処理は、前記他の操作領域として予め用意された代替専用操作領域に切替えさせるものであることを特徴とする。
以上のような請求項3、6及び9の発明によれば、代替専用の操作領域を予め準備し、ある操作領域に障害が発生した場合にその代替専用の操作領域に切替えることにより、使用中の操作領域に影響を与えることなく、簡易適切な操作領域の切替えを行うことができるようになる。
以上のように、本発明によれば、放送中における音声操作卓の障害を、オペレーションパネルでの障害の段階で検知し、システムの復旧を短時間で行うことにより、異常な音声の送出や無音状態の継続を防止する音声操作卓、音声操作卓の操作領域切替え方法並びにプログラムを提供することができる。
次に、本発明の音声操作卓を実施するための最良の実施形態(以下「本実施形態」と呼ぶ)について図を参照して説明する。なお、背景技術や課題で既に説明した内容と共通の前提事項は繰り返さない。
(1)構成
本実施形態の音声操作卓は、図1に示すように、周波数ごとの音圧レベル等、操作したいパラメータを調整するエンコーダ、スライドボリュウム又はスイッチを複数備えたSpanA〜D(操作領域)から構成され、オペレータからの操作を受け付けるオペレーションパネル1と、この各SpanA〜Dに障害が発生したことを検知する障害通知パネル2とを備える。各Spanは、例えば、SpanAがアナウンサーのマイク音声、SpanBがVTRの音声、SpanCがBGM等、各チャンネルに割り当てられている。また、図1において、障害通知パネル2は、SpanAに障害が発生していることを示している。
本実施形態の音声操作卓は、また、ルータ3(中継手段)、データ記憶部4(データ記憶手段)、切替操作パネル5、制御装置6、音声信号処理装置7を備える。ルータ3はオペレーションパネル1の各SpanA〜Dにおけるオペレータから操作入力されるパラメータの設定値を、データ記憶部4の各SpanAデータ〜Dデータのいずれに格納するかをルーティングする手段である。データ記憶部4は、ルータ3を介して入力されるSpanA〜Dの設定値をSpanごとに記憶する手段であり、また、その設定値を制御データとして、音声操作卓とは別途設けられる音声信号処理装置7に送信する手段である。なお、この音声信号処理装置7は、データ記憶部4に格納されるSpanデータに基づいて、音声信号の合成等を行う手段である。
切替操作パネル5は、オペレーションパネル1の各SpanA〜Dからデータ記憶部4の各SpanAデータ〜Dデータへ格納される際に、ルータ3がルーティングするルートの設定をオペレータから受け付け、表示する手段である。この点、図1を参照して具体的に説明すると、切替操作パネル5において、各枠5a〜5d内の左側「SpanA」〜「SpanD」はオペレーションパネル1の操作領域元を示し、各枠内右側の「SpanA」〜「SpanD」がオペレーションパネル1におけるSpan操作によるデータがデータ記憶部4のいずれのSpanに格納されるかを、オペレータがスイッチを押下することにより、設定するものである。
すなわち、図中枠5aは、オペレーションパネル1におけるSpanAからの入力操作がいずれのデータ記憶部4へも繋がらず操作が無効となっていることを示し、枠5bは、オペレーションパネル1におけるSpanBからの操作がデータ記憶部4のSpanAデータとして格納されることを示している。また、5c及び5dについてはオペレーションパネル1におけるSpanC、Dの操作データがデータ記憶部4のSpanCデータ、SpanDデータへそれぞれ格納されることを示している。
制御装置6は、オペレーションパネル1、障害通知パネル2、ルータ3及び切替操作パネル5におけるデータの送受信を制御するものである。具体的には、障害通知パネル2への障害の通知を制御する障害情報表示部61と、障害の発生を検知する障害監視部62とを備える。また、障害が発生した場合に切替操作パネル5におけるオペレータからのSpanの切替えを受け付ける切替受付部63と、Spanが切替えられた場合に使用不可となったSpanの入力を禁止するパネル入力制御部64と、切替受付部63で受け付けたSpanの切替え設定をルータ3に送信するとともにデータ記憶部4の記憶領域をルーティングするルート指示部65とを備える。
ここで、各装置間の通信フォーマットとして、例えば図2(a)〜(e)に示すような形式が想定される。まず、オペレーションパネル1からルータ3への送信データは、2種類からなり、このうち図2(a)に示すオペレーションパネルの切替え処理時にルータ3へ送信される「RD REQUEST」は、オペレーションパネル1の操作パネルを示す送信元IDと、データ記憶部4から読み込むデータ領域の指定を示す読込み先IDと、アドレスとから構成される。そして、オペレーションパネル1の操作情報を含むビットデータを備え、送信元ID、書込み先ID、アドレスから構成される「WR REQUEST」が送信データとしてルータ3へ送信される。
また、ルータ3からオペレーションパネル1へのレスポンスデータは、同図(c)に示すように、送信元ID、読込み元ID、アドレス、データの各ビット列から構成される。
制御装置6からオペレーションパネル1への送信データは、同図(d)に示すように、切替受付部63においてオペレータから受け付けたSpanを設定先IDとし、データ記憶部4への書込み領域Spnを書込み先IDとを表すビット列からなる。また、制御装置6からルータ3への送信データは、同図(e)に示すように、パネル入力制御部64の処理により、いずれのSpanが入力不可となるかを示したビット列から構成される。
(2)作用効果
以上のような構成からなる本実施形態の作用について説明する。なお、以下の説明では、オペレーションパネル1の障害としてSpanAにおいて障害が発生し、SpanAの入力をSpanBに切替える場合を想定して説明するが、通常はSpanA〜SpanDのいずれかのSpanに障害が発生した場合には、その他のいずれのSpanに対しても入力の切替えが可能である。
オペレーションパネル1のSpanAにおいて障害が発生すると、これを障害監視部62が検知し、さらに障害情報表示部61が障害通知パネル2にSpanAに障害が発生したことを表示する(図1「障害通知パネル2」参照。)。
オペレータは、この障害状態を確認すると、切替操作パネル5において、SpanBのパネルをSpanAとして代替使用するように設定する。具体的には、枠5bの右欄におけるSpanAを指定して設定する。また、同時に、パネル入力制御部64は、枠5aに示すようにSpanAからの入力をオフと制御し、ルート指示部65がオペレーションパネル1におけるSpanAのルータ3への送信ポートを停止するよう制御する。これに基づいて、ルータ3はオペレーションパネル1のSpanAからの受信を禁止する。オペレーションパネル1のSpanBは、SpanAのデータをルータ3から読込む。これにより、オペレータはSpanBを操作することにより、SpanAのパラメータ変更が可能になる。
(2−1)各部の作用
次に各部の作用について、それぞれフローチャートを用いて説明する。
[制御装置の作用]
制御装置6の切替え処理について図3を参照して説明する。制御装置6は、障害監視部62において、オペレーションパネル1の障害が検知されると(S301の「YES」)、障害情報表示部61により障害通知パネル2に対してSpanAに障害が発生した旨を通知する(S302)。
次に、切替受付部63が、オペレータによる切替え操作を受け付ける(S303)。ここでオペレータがSpanAの入力からSpanBへの切替え操作を行ったとして、パネル入力制御部64は、この切替え操作に基づいて、制御装置6からオペレーションパネル1へ送信する送信データを、設定先IDをSpanAとし、書込み先IDをオフとして構成し(図2(d−1)参照)、この送信データをオペレーションパネル1へ送信する(S304)。これにより、SpanAの入力は禁止される。
次に、ルート指示部65は、制御装置6からルータ3へ送信する送信データにおいて、SpanAにおけるビットをオフとして、この送信データをルータ3へ送信する(S305)。また、パネル入力制御部64は、制御装置6からオペレーションパネルへ送信する送信データの設定先IDをSpanBとし、書込み先IDをSpanAとして(図2(d−1)参照)、このデータをオペレーションパネル1へ送信する(S306)。この送信データに基づき、オペレーションパネル1のSpanBにおける入力操作がSpanAの入力へと切替えられる。
[オペレーションパネルの切替え処理]
オペレーションパネル1における切替え処理について、図4を参照して説明する。図4(a)に示すように、オペレーションパネル1は、制御装置6のパネル入力制御部64より送られる送信データ(図2(d−2)参照)から、SpanBにおけるデータ記憶部4に対する書込み先IDがSpanAであることを受信する(S401)。
次にオペレーションパネル1からルータ3への送信データ(「RD REQUEST」)において、ルータ3がオペレーションパネル1を読み込む読込先IDがSpanAであるとする送信データ(図2(a)参照)をルータ3へ送信し(S402)、ルータ3からレスポンスデータ(「RD RESPONSE」、図2(c)参照)を受信する(S403のYES)。そして、受信データを基に設定値を切替操作パネル5へ表示する(S404)。
これにより、切替え処理が完了し、以降オペレータによるパネル操作が行われた場合、オペレーションパネル1からルータ3に対して、送信元IDがSpanBで、書込み先IDがSpanAとした設定データを送信する。
一方、オペレーションパネル1のSpanAの入力を停止する処理は、図4(b)に示すように、制御装置6からオペレーションパネル1への設定先IDをSpanAとし、書込み先IDをオフとして構成された送信データ(図2(d−1)参照)をオペレーションパネル1で受信し(S411の「YES」)、この指示に基づいて、ルータ3との通信ポートをオフへ切替えることによりなされる(S412)。
[ルータの切替え処理]
ルータ3における切替え処理は、図5に示すように、制御装置6からSpanAのビットがオフであるデータ(図2(e)参照)を受信する(S501の「YES」)。そうして、以降、オペレーションパネル1からの通信によって送信元がSpanAの受信を禁止することにより行う(S502)。
(2−2)効果
以上のように作用する本実施形態では、オペレーションパネルの各Spanの障害を検知してこれを障害通知パネル2に表示し、オペレータの入力パネルの切替えを促す。そして、同等の操作部を有する別のSpanへの切替え機能を備え、さらに障害が発生したオペレーションパネルのSpanからの制御情報の受付を禁止する機能を備えた。これにより、音声信号処理装置まで至らないオペレーションパネルでの障害という軽い程度の段階で、オペレーションパネルにおけるSpanの切り替えという短時間で簡単な処理で行うことができる。また、障害が発生したオペレーションパネルのSpanから入力を禁止することにより、障害の発生したSpanからの誤った制御情報による異常音声出力の継続を防止することができる。
このように、オペレーションパネルの切替えという簡易な処理によって事故の未然防止が可能となるので、装置の事故に備えシステムとしてのバックアップ体制を整えておく必要もなく、また、システム全体の切替えにおける確認作業などの手間も省くことができる。
また、本実施形態では、ルータ3により、オペレーションパネルのSpanからの入力による設定値をいずれかのSpanデータに記憶するかをオペレータの指示に基づいて置換可能にルーティングできるため、障害の発生したSpanの入力を禁止しつつ、代替前のSpanからの入力データを代替後のSpanの設定として反映することができる。これにより、切替え後、代替したSpanによる入力処理をすぐに開始することができる。したがって、従来の音声操作卓においてオペレーションパネルの入力をオフとした場合でも、データ記憶部4のSpanデータに記憶されたままで他のオペレーションパネルでの利用ができなかった設定値を切替え後の他のSpanで利用することができ、切替え前の入力設定値が反映されないというような問題がない。
(3)他の実施形態
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、次に例示するような他の実施形態も含むものである。上記実施形態では、障害が生じたSpanAをSpanBに代替させる構成としているが、本発明では、予め代替え専用のパネルを配置しておくことも可能である。例えば、上記実施形態で言えば、SpanA〜Cを通常運用パネルとし、SpanDを代替え専用パネルとして、SpanAに障害が発生した場合には、SpanAからSpanDに切替える処理を行って、SpanDにおいてSpanAデータの設定を行うようにすることが可能である。
本発明の実施形態の全体構成を示すブロック図。 本発明の実施形態における通信フォーマットを示す図。 本発明の実施形態における制御装置の切替え処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態におけるオペレーションパネルの切替え処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態におけるルータの切替え処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…オペレーションパネル
2…障害通知パネル
3…ルータ
4…データ記憶部
5…切替操作パネル
5a〜5d…枠
6…制御装置
61…障害情報表示部
62…障害監視部
63…切替受付部
64…パネル入力制御部
65…ルート指示部
7…音声信号処理装置

Claims (9)

  1. 複数の操作部を有する操作領域がチャンネルごとに複数設けられオペレータから入力される音声信号の設定値を出力するオペレーション部を備えた音声操作卓において、
    前記操作領域ごとに障害を検知しオペレータに通知する手段と、
    前記通知に基づいて、前記障害が検知された操作領域から他の操作領域への切替えをオペレータから受け付ける手段と、
    オペレータからの変更要求に基づいて前記操作領域を切替える手段と、
    前記障害が発生した操作領域からの入力を禁止する手段と、を備えたことを特徴とする音声操作卓。
  2. 各操作領域において入力される設定値を操作領域ごとに操作領域データとして記憶するデータ記憶手段と、
    前記操作領域において入力される設定値を、前記データ記憶手段のいずれの操作領域データとして記憶させるかをオペレータからの変更要求に基づいてルーティングする中継手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の音声操作卓。
  3. 前記他の操作領域は、代替専用操作領域として予め用意されていることを特徴とする請求項1又は2記載の音声操作卓。
  4. 複数の操作部を有する操作領域がチャンネルごとに複数設けられオペレータから入力される音声信号の設定値を出力するオペレーション部を備えた音声操作卓における前記操作領域の切替え処理を、制御部を用いて行う音声操作卓の操作領域切替え方法において、
    前記制御部は、
    前記操作領域ごとに障害を検知しオペレータに通知する処理と、
    前記通知に基づいて、前記障害が検知された操作領域から他の操作領域への切替えをオペレータから受け付ける処理と、
    オペレータからの変更要求に基づいて前記操作領域を切替える処理と、
    前記障害が発生した操作領域からの入力を禁止する処理と、を実行することを特徴とする音声操作卓の操作領域切替え方法。
  5. 各操作領域において入力される設定値を操作領域ごとに操作領域データとして記憶する処理と、
    前記操作領域において入力される設定値を、前記データ記憶手段のいずれの操作領域データとして記憶させるかをオペレータからの変更要求に基づいてルーティングする中継処理とを実行することを特徴とする請求項4記載の音声操作卓の操作領域切替え方法。
  6. 前記操作領域を切替える処理は、前記他の操作領域として予め用意された代替専用操作領域に切替えるものであることを特徴とする請求項4又は5記載の音声操作卓の操作領域切替え方法。
  7. 複数の操作部を有する操作領域がチャンネルごとに複数設けられオペレータから入力される音声信号の設定値を出力するオペレーション部を備えた音声操作卓における前記操作領域の切替え処理を、コンピュータに実行させる音声操作卓の操作領域切替えプログラムにおいて、
    前記プログラムは前記コンピュータに、
    前記操作領域ごとに障害を検知させオペレータに通知させ、
    前記通知に基づいて、前記障害が検知された操作領域から他の操作領域への切替えをオペレータから受け付けさせ、
    オペレータからの変更要求に基づいて前記操作領域を切替えさせ、
    前記障害が発生した操作領域からの入力を禁止させることを特徴とする音声操作卓の操作領域切替えプログラム。
  8. 各操作領域において入力される設定値を操作領域ごとに操作領域データとして記憶させ、
    前記操作領域において入力される設定値を、前記データ記憶手段のいずれの操作領域データとして記憶させるかをオペレータからの変更要求に基づいてルーティングさせることを特徴とする請求項7記載の音声操作卓の操作領域切替えプログラム。
  9. 前記操作領域を切替えさせる処理は、前記他の操作領域として予め用意された代替専用操作領域に切替えさせるものであることを特徴とする請求項7又は8記載の音声操作卓の操作領域切替えプログラム。
JP2005243159A 2005-08-24 2005-08-24 音声操作卓、音声操作卓の操作領域切替え方法並びにプログラム Pending JP2007060294A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005243159A JP2007060294A (ja) 2005-08-24 2005-08-24 音声操作卓、音声操作卓の操作領域切替え方法並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005243159A JP2007060294A (ja) 2005-08-24 2005-08-24 音声操作卓、音声操作卓の操作領域切替え方法並びにプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007060294A true JP2007060294A (ja) 2007-03-08

Family

ID=37923376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005243159A Pending JP2007060294A (ja) 2005-08-24 2005-08-24 音声操作卓、音声操作卓の操作領域切替え方法並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007060294A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011029760A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Yamaha Corp 音響信号処理システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0564077A (ja) * 1991-08-30 1993-03-12 Sony Corp スイツチヤー
JP2002304173A (ja) * 2000-12-26 2002-10-18 Yamaha Corp ディジタル・ミキシングシステムおよびそのエンジン部装置、コンソール部装置
JP2005151360A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Tamura Seisakusho Co Ltd 操作部切替装置、操作部切替方法及び操作部切替用プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0564077A (ja) * 1991-08-30 1993-03-12 Sony Corp スイツチヤー
JP2002304173A (ja) * 2000-12-26 2002-10-18 Yamaha Corp ディジタル・ミキシングシステムおよびそのエンジン部装置、コンソール部装置
JP2005151360A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Tamura Seisakusho Co Ltd 操作部切替装置、操作部切替方法及び操作部切替用プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011029760A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Yamaha Corp 音響信号処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006254115A (ja) 放送システムおよびスピーカ故障検査方法
US8155350B2 (en) Amplifier controller
JP2007060294A (ja) 音声操作卓、音声操作卓の操作領域切替え方法並びにプログラム
JP2009159003A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP4496981B2 (ja) 音響再生装置
JPH11335056A (ja) エスカレータの保全装置
JP2007295337A (ja) 音量調整装置用異常監視装置
JP2006352602A (ja) 信号処理装置、信号処理方法及び信号処理用プログラム
JP3553802B2 (ja) 共同住宅用火災報知システム
KR100599765B1 (ko) 방송 오디오 계통 감시 시스템 및 그의 제어방법
JP4342490B2 (ja) 音声モニタシステム、音声モニタ装置、及び音声モニタ方法
JP2007259251A (ja) 音声入力切替装置
JP3866094B2 (ja) 2重化音響システム
JP4441391B2 (ja) 音声再生装置
KR20090041505A (ko) 방송 계통 감시 시스템, 그의 제어 방법 및 그 제어 방법을 기록한 기록 매체
JPH079519Y2 (ja) スピーカの故障診断装置
JP3402894B2 (ja) 音声報知方法
JP2892979B2 (ja) ビル遠隔監視装置
JP2005130006A (ja) 再生装置
JP2008277906A (ja) メディア出力システム及びメディア出力方法
JPH07200977A (ja) 火災報知システム
JP2009129348A (ja) 音声出力切替装置
JP3024031B2 (ja) システム機器の制御装置
JP2000276334A (ja) ソフトウェア・プログラムのアップ・デートが可能なミキシング・システム、音声制御装置および音声処理装置
KR200374941Y1 (ko) 마이크 선택 제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100907