JP2007059817A - アクチュエータ装置の製造方法及びアクチュエータ装置並びに液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

アクチュエータ装置の製造方法及びアクチュエータ装置並びに液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】圧電素子変位特性の良好なアクチュエータ装置の製造方法及びアクチュエータ装置並びに液体噴射装置。
【解決手段】振動板上にボンディングチタン層65、下電極膜60、シードチタン層66を形成する工程と、シードチタン層66上に1層目の圧電体膜71aとなる第1の圧電体前駆体膜72aを形成する工程と、圧電体前駆体膜72aと下電極膜60とを圧電素子毎にパターニングする工程と、第1の圧電体前駆体膜72a及び下電極膜60を除去して露出したボンディングチタン層65上に2層目の圧電体膜71bとなる第2の圧電体前駆体膜72bを連続して形成する工程と、第1及び第2の圧電体前駆体膜71b,72bを焼成する工程と、2層目の圧電体膜上に3層目以降の圧電体膜を積層して圧電体層とする工程と、圧電体層上に上電極膜を形成する工程と、上電極膜及び圧電体層をパターニングして複数の圧電素子を形成する工程とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板上に設けられた振動板とこの振動板を変位させるための圧電素子とを有するアクチュエータ装置の製造方法及びアクチュエータ装置、並びにこのアクチュエータ装置を用いた液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関する。
電圧を印加することにより変位する圧電素子を具備するアクチュエータ装置は、例えば、液滴を噴射する液体噴射ヘッド等に搭載される。このような液体噴射ヘッドとしては、例えば、ノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧してノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッドが知られている。そして、インクジェット式記録ヘッドには、圧電素子の軸方向に伸長、収縮する縦振動モードのアクチュエータ装置を搭載したものと、たわみ振動モードのアクチュエータ装置を搭載したものの2種類が実用化されている。そして、たわみ振動モードのアクチュエータ装置を使用したものとしては、例えば、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧電体膜を形成し、この圧電体層をリソグラフィ法により圧力発生室に対応する形状に切り分けることによって圧力発生室毎に独立するように圧電素子を形成したものがある。
また、このような圧電素子を構成する圧電体層の材料としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等が一般的に用いられている。そして、このようなPZT等からなる圧電体層は、下電極膜上に結晶の核となるTi層を介して複数層の圧電体層を積層することによって形成され、これにより圧電体層の結晶性の向上が図られていた。しかしながら、圧電体層の結晶粒径や、配向度などが安定せず、変位特性にばらつきが生じるという問題があった。特に、下電極膜がパターニングされた構造では、下電極膜の端部に対応する部分の圧電体層の結晶性が低く、また、ばらつきも大きいという問題があった。また、結晶粒径のばらつき等に起因して、圧電体層にクラックが発生するという問題もあった。
このような問題を解決するために、例えば、下電極膜(下部電極)上にTi層を介して圧電体層(圧電体膜)の1層目を積層した後、この1層目の圧電体膜と共に下部電極をパターニングし、1層目の圧電体膜上にさらにTi層を形成した後、残りの圧電体膜を積層形成するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このように方法で圧電体層を形成することにより、結晶性をある程度向上させることができ、クラックの発生も防止することはできる。しかしながら、1層目の圧電体層上に形成されたTi層によって、圧電体層の結晶が1層目と2層目との間で分断されて不連続となってしまい、圧電素子の変位特性が低下してしまうという問題がある。例えば、特許文献1には、Ti層の膜厚を制御することで、結晶が不連続となるのを防止することが記載されているが、この方法では結晶が不連続となるのを確実に防止するのは難しい。
なお、このような問題は、インクジェット式記録ヘッド等の液体噴射ヘッドに搭載されるアクチュエータ装置だけでなく、他の装置に搭載されるアクチュエータ装置においても同様に存在する。
特開2002−314163号公報(第5頁〜第6頁等)
本発明はこのような事情に鑑み、圧電体層の結晶性を向上でき且つ圧電素子の変位特性を良好に維持することができるアクチュエータ装置の製造方法及びアクチュエータ装置並びに液体噴射装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、基板上に振動板と、該振動板上に設けられる下電極膜と該下電極膜上に設けられる複数層の圧電体膜で構成される圧電体層と該圧電体層上に設けられる上電極膜とからなる圧電素子を具備するアクチュエータ装置の製造方法であって、前記基板の一方面に前記振動板を形成する工程と、該振動板上にチタン(Ti)からなるボンディングチタン層を所定の厚さで形成する工程と、該ボンディングチタン層上に前記下電極膜を成膜する工程と、前記下電極膜上にチタン(Ti)からなるシードチタン層を形成する工程と、該シードチタン層上に前記圧電体膜の前駆体膜であり1層目の前記圧電体膜となる第1の圧電体前駆体膜を形成する工程と、該圧電体前駆体膜と前記下電極膜とを前記圧電素子毎にパターニングする工程と、前記第1の圧電体前駆体膜及び前記下電極膜を除去することによって露出した前記ボンディングチタン層上に2層目の前記圧電体膜となる第2の圧電体前駆体膜を連続して形成する工程と、前記第1及び第2の圧電体前駆体膜を焼成して1層目及び2層目の前記圧電体膜とする工程と、2層目の前記圧電体膜上に3層目以降の前記圧電体膜を積層して前記圧電体層とする工程と、前記圧電体層上に前記上電極膜を形成する工程と、前記上電極膜及び前記圧電体層をパターニングして複数の前記圧電素子を形成する工程とを有することを特徴とするアクチュエータ装置の製造方法にある。
かかる第1の態様では、圧電体層を構成する複数の圧電体膜の間に、結晶の核となるチタンの層は存在しないため、圧電体層の結晶は、不連続となることがなく良好に成長する。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記第1の圧電体前駆体膜と前記下電極膜とをパターニングする工程では、これら第1の圧電体前駆体膜及び下電極膜と共に、前記下電極膜が除去された領域の前記ボンディングチタン層の厚さ方向の一部を除去して膜厚が前記下電極膜に対向する領域よりも薄い薄肉部を形成することを特徴とするアクチュエータ装置の製造方法にある。
かかる第2の態様では、薄肉部を設けることでボンディングチタン層上に形成される圧電体層の結晶性がさらに向上する。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記ボンディングチタン層の一部をイオンミリングによって除去して前記薄肉部を形成したことを特徴とするアクチュエータ装置の製造方法にある。
かかる第3の態様では、薄肉部の厚さを高精度に制御することができ、薄肉部上に形成される圧電体層の結晶性をさらに向上することができる。
本発明の第4の態様は、第2又は3の態様において、前記ボンディングチタン層の前記薄肉部を1〜8nmの厚さで残すようにしたことを特徴とするアクチュエータ装置にある。
かかる第4の態様では、薄肉部の厚さを所定の値とすることで、圧電体層の結晶が特に良好に成長する。
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様において、前記振動板上に、前記ボンディングチタン層を50nm以上の厚さで形成することを特徴とするアクチュエータ装置の製造方法にある。
かかる第5の態様では、下電極膜と振動板とを良好に接合することができ、且つボンディングチタン層上に形成される圧電体層の結晶性をより確実に向上させることができる。
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様の製造方法によって製造されたことを特徴とするアクチュエータ装置にある。
かかる第6の態様では、圧電素子の変位特性に優れたアクチュエータ装置を実現することができる。
本発明の第7の態様は、第6の態様のアクチュエータ装置を液滴を吐出させるための液体吐出手段として具備することを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第7の態様では、液滴の吐出特性に優れた液体噴射ヘッドを実現することができる。
本発明の第8の態様は、第7の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる第8の態様では、信頼性、耐久性等に優れた液体噴射装置を実現することができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図であり、図2は、図1の平面図及び断面図である。図示するように、流路形成基板10は、本実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板からなり、その一方の面には予め熱酸化により形成した二酸化シリコンからなる、厚さ0.5〜2μmの弾性膜50が形成されている。流路形成基板10には、その他方面側から異方性エッチングすることにより形成され、隔壁11によって区画された複数の圧力発生室12がその幅方向に並設されている。また、流路形成基板10の圧力発生室12の長手方向外側の領域には連通部13が形成され、連通部13と各圧力発生室12とが、各圧力発生室12毎に設けられたインク供給路14を介して連通されている。なお、連通部13は、後述する保護基板のリザーバ部と連通して各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバの一部を構成する。インク供給路14は、圧力発生室12よりも狭い幅で形成されており、連通部13から圧力発生室12に流入するインクの流路抵抗を一定に保持している。
また、流路形成基板10の開口面側には、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側の端部近傍に連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が、後述するマスク膜を介して接着剤や熱溶着フィルム等によって固着されている。なお、ノズルプレート20は、厚さが例えば、0.01〜1mmのガラスセラミックス、シリコン単結晶基板又はステンレス鋼などからなる。
一方、このような流路形成基板10の開口面側とは反対側には、上述したように、厚さが例えば約1.0μmの二酸化シリコン(SiO)からなる弾性膜50が形成され、この弾性膜50上には、厚さが例えば、約0.4μmの酸化ジルコニウム(ZrO)からなる絶縁体膜55が形成されている。また、この絶縁体膜55上には、厚さが例えば、約0.1〜0.2μmの下電極膜60と、厚さが例えば、約1.0μmの圧電体層70と、厚さが例えば、約0.05μmの上電極膜80とが、後述するプロセスで積層形成されて、圧電素子300を構成している。ここで、圧電素子300は、下電極膜60、圧電体層70及び上電極膜80を含む部分をいう。一般的には、圧電素子300の何れか一方の電極を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層70を各圧力発生室12毎にパターニングして構成する。そして、ここではパターニングされた何れか一方の電極及び圧電体層70から構成され、両電極への電圧の印加により圧電歪みが生じる部分を圧電体能動部という。本実施形態では、下電極膜60を圧電素子300の共通電極とし、上電極膜80を圧電素子300の個別電極としているが、駆動回路や配線の都合でこれを逆にしても支障はない。何れの場合においても、各圧力発生室毎に圧電体能動部が形成されていることになる。また、ここでは、圧電素子300と当該圧電素子300の駆動により変位が生じる部分(振動板)とを合わせてアクチュエータ装置と称する。
また、このような各圧電素子300の上電極膜80には、リード電極90がそれぞれ接続され、このリード電極90を介して各圧電素子300に選択的に電圧が印加されるようになっている。
ここで、圧電素子300を構成する下電極膜60は、詳しくは後述するが、絶縁体膜55上に、ボンディングチタン層を介して設けられており、これにより、絶縁体膜55と下電極膜60との密着力の向上が図られている。また、下電極膜60は、本実施形態では、圧力発生室12の並設方向では、複数の圧力発生室12対向する領域に亘って連続的に設けられているが、圧力発生室12の長手方向一端部近傍、本実施形態では、リード電極90の引き出し側の端部近傍でパターニングされ、下電極膜60の端部は圧力発生室12に対向する領域内に位置している。
また、圧電体層70は、圧力発生室12毎に独立して設けられ、図3に示すように、複数層の圧電体膜71(71a〜71f)で構成されている。複数層の圧電体膜71のうちの1層目を構成する第1の圧電体膜71aは、下電極膜60上のみに設けられている。また、第1の圧電体膜71a上に形成される第2〜第6の圧電体膜71b〜71fは、下電極膜60上から、パターニングされた下電極膜60の外側の領域、すなわち、絶縁体膜55上まで延設されている。
そして、詳しくは後述するが、下電極膜60上の圧電体層70(圧電体膜71a〜71f)は、チタン(Ti)からなるシードチタン層を介して設けられ、下電極膜60の外側の領域の圧電体層70、すなわち、絶縁体膜55上の圧電体層70(圧電体膜71b〜71f)は、ボンディングチタン層を介して設けられている。なお、このシードチタン層を構成するチタン(Ti)の多くは製造過程において圧電体層70等の他の層に拡散されてしまう。シードチタン層と同様に、その多くは拡散されてしまう。
また、このような構成では、全ての領域において、圧電体層70を構成する各圧電体膜71が連続して積層される。すなわち、各圧電体膜71の間に、別の層は全く存在していない。このため、圧電体層70(圧電体膜71)の結晶は、シードチタン層又はボンディングチタン層を核として良好に成長し、結晶が途中で分断されることがない。すなわち、圧電体層70の結晶は、下電極膜60側から上電極膜80側まで連続している。したがって、圧電体層70は、結晶粒径がほぼ均一であり、下電極膜60の端部近傍においても結晶のゆらぎがほとんどないため、極めて良好な圧電特性を示す。
なお、流路形成基板10上の圧電素子300側の面には、圧電素子300に対向する領域に圧電素子保持部31を有する保護基板30が接着剤を介して接合されている。圧電素子300は、この圧電素子保持部31内に形成されているため、外部環境の影響を殆ど受けない状態で保護されている。さらに、保護基板30には、流路形成基板10の連通部13に対応する領域にリザーバ部32が設けられている。このリザーバ部32は、本実施形態では、保護基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12の並設方向に沿って設けられており、上述したように流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ100を構成している。
また、保護基板30の圧電素子保持部31とリザーバ部32との間の領域には、保護基板30を厚さ方向に貫通する貫通孔33が設けられ、この貫通孔33内に下電極膜60の一部及びリード電極90の先端部が露出され、これら下電極膜60及びリード電極90には、図示しないが、一端が駆動ICに接続された接続配線の他端が接続される。
なお、保護基板30の材料としては、例えば、ガラス、セラミックス材料、金属、樹脂等が挙げられるが、流路形成基板10の熱膨張率と略同一の材料で形成されていることがより好ましく、本実施形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結晶基板を用いて形成した。
また、保護基板30上には、封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス基板40が接合されている。封止膜41は、剛性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さが6μmのポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルム)からなり、この封止膜41によってリザーバ部32の一方面が封止されている。また、固定板42は、金属等の硬質の材料(例えば、厚さが30μmのステンレス鋼(SUS)等)で形成される。この固定板42のリザーバ100に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口部43となっているため、リザーバ100の一方面は可撓性を有する封止膜41のみで封止されている。
このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッドでは、図示しない外部インク供給手段からインクを取り込み、リザーバ100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした後、図示しない駆動ICからの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの下電極膜60と上電極膜80との間に電圧を印加し、弾性膜50、絶縁体膜55、下電極膜60及び圧電体層70をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインクが吐出する。
ここで、このようなインクジェット式記録ヘッドの製造方法について、図4〜図8を参照して説明する。なお、図4〜図8は、圧力発生室12の長手方向の断面図である。まず、図4(a)に示すように、シリコンウェハである流路形成基板用ウェハ110を約1100℃の拡散炉で熱酸化し、その表面に弾性膜50を構成する二酸化シリコン膜51を形成する。なお、本実施形態では、流路形成基板10として、膜厚が約625μmと比較的厚く剛性の高いシリコンウェハを用いている。次いで、図4(b)に示すように、弾性膜50(二酸化シリコン膜51)上に、酸化ジルコニウムからなる絶縁体膜55を形成する。具体的には、弾性膜50(二酸化シリコン膜51)上に、例えば、DCスパッタ法又はRFスパッタ法等によりジルコニウム(Zr)層を形成し、このジルコニウム層を、例えば、500〜1200℃の拡散炉で熱酸化して酸化ジルコニウムからなる絶縁体膜55を形成する。
次に、図4(c)に示すように、絶縁体膜55上に、チタン(Ti)からなるボンディングチタン層65を形成する。このボンディングチタン層65の厚さは、特に限定されないが50nm以上とするのが好ましい。次いで、図4(d)に示すように、例えば、少なくとも白金とイリジウムとからなる下電極膜60を、このボンディングチタン層65上に、例えば、スパッタ法等により形成する。このように、絶縁体膜55上にボンディングチタン層65を介して下電極膜60を設けることで、絶縁体膜55と下電極膜60との密着性が大幅に向上する。
次に、このような下電極膜60を所定形状にパターニングすると共に、下電極膜60上に圧電体層70を形成する。なお、圧電体層70は、上述したように複数層の圧電体膜71a〜71fを積層することによって形成され、本実施形態では、これらの圧電体膜71をいわゆるゾル−ゲル法を用いて形成している。すなわち、金属有機物を触媒に溶解・分散しゾルを塗布乾燥しゲル化して圧電体前駆体膜72を形成し、さらにこの圧電体前駆体膜72を脱脂して有機成分を離脱させた後に焼成し、結晶化させることで各圧電体膜71を得ている。
具体的には、まず、図5(a)に示すように、下電極膜60上に、チタン(Ti)からなり後述する工程で形成される圧電体層70の結晶の核となるシードチタン層66を形成する。具体的には、チタン(Ti)をスパッタ法、例えば、DCスパッタ法で塗布することにより、所定の厚さで連続するシードチタン層66を形成する。なお、このシードチタン層66の膜厚は、1nm〜8nmの範囲内となるように形成するのが好ましい。また、チタン(Ti)を複数回塗布することによって、上記膜厚のシードチタン層66を形成するのが好ましい。このようにシードチタン層66を形成することにより、後述する工程で形成される圧電体層70の結晶性を向上させることができる。次いで、図5(b)に示すように、このシードチタン層66上に、未結晶の第1の圧電体前駆体膜72aを形成する。具体的には、例えば、スピンコート法等の塗布法によって圧電材料を0.15μm程度の厚さで塗布し、所定温度で所定時間乾燥して溶媒を蒸発させることにより、後述する工程で1層目の圧電体膜71となる第1の圧電体前駆体膜72aを形成する。なお、第1の圧電体前駆体膜72aを乾燥させる温度は、例えば、150℃以上200℃以下であることが好ましく、好適には180℃程度である。また、乾燥させる時間は、例えば、5分以上15分以下であることが好ましく、好適には10分程度である。
次に、図5(c)に示すように、このように形成した第1の圧電体前駆体膜72aと下電極膜60とを、同時に所定形状にパターニングする。なお、このとき第1の圧電体前駆体膜72a及び下電極膜60と共にシードチタン層66も同時にパターニングされることはいうまでもない。また、パターニングにより下電極膜60が除去された部分には、ボンディングチタン層65が露出される。また、本実施形態では、このように下電極膜60等をパターニングする際、絶縁体膜55上に形成されているボンディングチタン層65の一部も同時に除去して、下電極膜60の外側領域に、他の領域のボンディングチタン層65よりも膜厚の薄い薄肉部65aを形成するようにしている。この薄肉部65aの厚さは、特に限定されないが、1〜8nm程度、特に、4nm程度とすることが好ましい。本実施形態では、ボンディングチタン層65を50nm程度の厚さで形成し、薄肉部65aを4nm程度の厚さで残すようにしている。なお、下電極膜60等をパターニングする方法は、特に限定されないが、例えば、イオンミリング等を用いることが好ましい。これにより、第1の圧電体前駆体膜72aと下電極膜60とを良好にパターニングすることができ、また、ボンディングチタン層65の薄肉部65aの厚さを高精度に制御することができる。
また、このように下電極膜60等をパターニングする工程時には、例えば、後述する圧電体前駆体膜の焼成工程等の高温での処理が行われていない。このため、ボンディングチタン層65は、他の層に拡散されることなく存在しており、下電極膜60が除去された部分には、薄肉部65aは所定の厚さで良好に形成される。
次に、図6(a)に示すように、第1の圧電体前駆体膜72a上、実際には、流路形成基板用ウェハ110の全面に、スピンコート法等により圧電材料を所定厚さ、本実施形態では、約0.15μm程度の厚さで塗布して乾燥させることにより第2の圧電体前駆体膜72bを形成する。そして、これら第1及び第2の圧電体前駆体膜72a,72bを脱脂・焼成することにより第1及び第2の圧電体膜71a,71bを形成する。具体的には、第1及び第2の圧電体前駆体膜72a,72bを大気雰囲気下において一定の温度で一定時間、圧電体前駆体膜72を脱脂する。なお、ここで言う脱脂とは、ゾル膜の有機成分を、例えば、NO、CO、HO等として離脱させることである。その後、この第1及び第2の圧電体前駆体膜72a,72bを加熱処理することによって結晶化させて第1及び第2の圧電体膜71a,71bを形成する。焼結条件は材料により異なるが、本実施形態では、例えば、680℃以上で5〜30分間加熱を行って第1及び第2の圧電体前駆体膜72a,72bを焼成した。なお、焼成に用いられる加熱装置は、特に限定されないが、RTA(Rapid Thermal Annealing)装置等が、好適に用いられる。
その後は、図6(b)に示すように、この第2の圧電体膜71b上にさらに圧電材料を所定の厚さで塗布し乾燥させることにより圧電体前駆体膜72cを形成する。なお、本実施形態では、圧電材料を二度塗布し乾燥させることにより所望の厚さの圧電体前駆体膜72cを得ている。次いで、この圧電体前駆体膜72cを脱脂後、焼成して結晶化させて圧電体膜71cとする。そして、このように二度の塗布によって圧電体前駆体膜72c〜72fを形成する工程と、その圧電体前駆体膜72c〜72fを脱脂する工程と、圧電体前駆体膜を焼成して圧電体膜を形成する工程とを複数回、本実施形態では、4回繰り返すことにより圧電体膜71c〜71fを形成する。これにより、複数層の圧電体膜71a〜71fからなり、厚さが約1μmの圧電体層70が形成される。なお、このように圧電体前駆体膜72を焼成して複数の圧電体膜71からなる圧電体層70を形成する際、ボンディングチタン層65及びシードチタン層66の多くのチタンは、圧電体層70に拡散されてしまう。
そして、このように形成された圧電体層70は、シードチタン層66又はボンディングチタン層65を核として結晶が連続的に成長するため、結晶性に優れた圧電体層70が安定して得られる。すなわち、各圧電体膜71の間に、例えば、圧電体膜の結晶の核となるシードチタン層等、別の層は全く存在していないため、圧電体層(圧電体膜)の結晶は、シードチタン層66又はボンディングチタン層65を核として下電極膜60側から上電極膜80側まで連続して成長し、結晶が途中で分断されることがない。したがって、圧電体層は、結晶粒径がほぼ均一となり、下電極膜60の端部近傍においても結晶のゆらぎがほとんどない極めて結晶性に優れた膜となる。よって、圧電素子300の変位特性が向上し、インク吐出特性に優れたインクジェット式記録ヘッドを実現することができる。
なお、このように形成される圧電体層70(圧電体膜71)の材料として、本実施形態では、チタン酸ジルコン酸鉛系の材料を用いたが、圧電体層70の材料としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の強誘電性圧電性材料に、ニオブ、ニッケル、マグネシウム、ビスマス又はイットリウム等の金属を添加したリラクサ強誘電体等を用いてもよい。その組成は、圧電素子の特性、用途等を考慮して適宜選択すればよいが、例えば、PbTiO(PT)、PbZrO(PZ)、Pb(ZrTi1−x)O(PZT)、Pb(Mg1/3Nb2/3)O−PbTiO(PMN−PT)、Pb(Zn1/3Nb2/3)O−PbTiO(PZN−PT)、Pb(Ni1/3Nb2/3)O−PbTiO(PNN−PT)、Pb(In1/2Nb1/2)O−PbTiO(PIN−PT)、Pb(Sc1/3Ta2/3)O−PbTiO(PST−PT)、Pb(Sc1/3Nb2/3)O−PbTiO(PSN−PT)、BiScO−PbTiO(BS−PT)、BiYbO−PbTiO(BY−PT)等が挙げられる。
また本実施形態では、ゾルーゲル法を用いて圧電体層70を形成するようにしたが、圧電体層70の形成方法は、特に限定されず、例えば、スパッタリング法、MOCVD法(有機金属気相成長法)やMOD(Metal-Organic Decomposition)法等であってもよい。
また、このように圧電体層70を形成した後は、図7(a)に示すように、例えば、イリジウムからなる上電極膜80を流路形成基板用ウェハ110の全面に形成する。次いで、図7(b)に示すように、圧電体層70及び上電極膜80を、各圧力発生室12に対向する領域にパターニングして圧電素子300を形成する。次に、リード電極90を形成する。具体的には、図7(c)に示すように、流路形成基板用ウェハ110の全面に亘って、例えば、金(Au)等からなる金属層91を形成する。その後、例えば、レジスト等からなるマスクパターン(図示なし)を介して金属層91を圧電素子300毎にパターニングすることでリード電極90が形成される。
次に、図7(d)に示すように、流路形成基板用ウェハ110の圧電素子300側に、シリコンウェハであり複数の保護基板30となる保護基板用ウェハ130を接合する。なお、この保護基板用ウェハ130は、例えば、400μm程度の厚さを有するため、保護基板用ウェハ130を接合することによって流路形成基板用ウェハ110の剛性は著しく向上することになる。
次いで、図8(a)に示すように、流路形成基板用ウェハ110をある程度の厚さとなるまで研磨した後、さらにフッ硝酸によってウェットエッチングすることにより流路形成基板用ウェハ110を所定の厚みにする。例えば、本実施形態では、約70μm厚になるように流路形成基板用ウェハ110をエッチング加工した。次いで、図8(b)に示すように、流路形成基板用ウェハ110上に、例えば、窒化シリコン(SiN)からなるマスク膜52を新たに形成し、所定形状にパターニングする。そして、このマスク膜52を介して流路形成基板用ウェハ110を異方性エッチングすることにより、図8(c)に示すように、流路形成基板用ウェハ110に圧力発生室12、連通部13及びインク供給路14等を形成する。
なお、その後は、流路形成基板用ウェハ110及び保護基板用ウェハ130の外周縁部の不要部分を、例えば、ダイシング等により切断することによって除去する。そして、流路形成基板用ウェハ110の保護基板用ウェハ130とは反対側の面にノズル開口21が穿設されたノズルプレート20を接合すると共に、保護基板用ウェハ130にコンプライアンス基板40を接合し、流路形成基板用ウェハ110等を図1に示すような一つのチップサイズの流路形成基板10等に分割することによって、本実施形態のインクジェット式記録ヘッドとする。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。また、上述した実施形態のインクジェット式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するインク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成して、インクジェット式記録装置に搭載される。図9は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。図9に示すように、インクジェット式記録ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、インク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。そして、駆動モータ6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ローラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8上を搬送されるようになっている。
また、例えば、上述した実施形態においては、液体噴射装置に用いるヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを例示したが、本発明は、広く液体噴射ヘッドの全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射するものにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。また、本発明は、このような液体噴射ヘッド(インクジェット式記録ヘッド)に液体吐出手段として搭載されるアクチュエータ装置だけでなく、あらゆる装置に搭載されるアクチュエータ装置に適用することができる。例えば、アクチュエータ装置は、上述したヘッドの他に、センサー等にも適用することができる。
実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの平面図及び断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの要部を示す拡大断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの製造工程を示す拡大断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの製造工程を示す拡大断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。 一実施形態に係る記録装置の概略図である。
符号の説明
10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 20 ノズルプレート、 21 ノズル開口、 30 保護基板、 40 コンプライアンス基板、 50 弾性膜、 55 絶縁体膜、 60 下電極膜、 65 ボンディングチタン層、 66 シードチタン層、 70 圧電体層、 80 上電極膜、 300 圧電素子

Claims (8)

  1. 基板上に振動板と、該振動板上に設けられる下電極膜と該下電極膜上に設けられる複数層の圧電体膜で構成される圧電体層と該圧電体層上に設けられる上電極膜とからなる圧電素子を具備するアクチュエータ装置の製造方法であって、
    前記基板の一方面に前記振動板を形成する工程と、該振動板上にチタン(Ti)からなるボンディングチタン層を所定の厚さで形成する工程と、該ボンディングチタン層上に前記下電極膜を成膜する工程と、前記下電極膜上にチタン(Ti)からなるシードチタン層を形成する工程と、該シードチタン層上に前記圧電体膜の前駆体膜であり1層目の前記圧電体膜となる第1の圧電体前駆体膜を形成する工程と、該圧電体前駆体膜と前記下電極膜とを前記圧電素子毎にパターニングする工程と、前記第1の圧電体前駆体膜及び前記下電極膜を除去することによって露出した前記ボンディングチタン層上に2層目の前記圧電体膜となる第2の圧電体前駆体膜を連続して形成する工程と、前記第1及び第2の圧電体前駆体膜を焼成して1層目及び2層目の前記圧電体膜とする工程と、2層目の前記圧電体膜上に3層目以降の前記圧電体膜を積層して前記圧電体層とする工程と、前記圧電体層上に前記上電極膜を形成する工程と、前記上電極膜及び前記圧電体層をパターニングして複数の前記圧電素子を形成する工程とを有することを特徴とするアクチュエータ装置の製造方法。
  2. 請求項1において、前記第1の圧電体前駆体膜と前記下電極膜とをパターニングする工程では、これら第1の圧電体前駆体膜及び下電極膜と共に、前記下電極膜が除去された領域の前記ボンディングチタン層の厚さ方向の一部を除去して膜厚が前記下電極膜に対向する領域よりも薄い薄肉部を形成することを特徴とするアクチュエータ装置の製造方法。
  3. 請求項2において、前記ボンディングチタン層の一部をイオンミリングによって除去して前記薄肉部を形成したことを特徴とするアクチュエータ装置の製造方法。
  4. 請求項2又は3において、前記ボンディングチタン層の前記薄肉部を1〜8nmの厚さで残すようにしたことを特徴とするアクチュエータ装置。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、前記振動板上に、前記ボンディングチタン層を50nm以上の厚さで形成することを特徴とするアクチュエータ装置の製造方法。
  6. 請求項1〜5の何れかの製造方法によって製造されたことを特徴とするアクチュエータ装置。
  7. 請求項6のアクチュエータ装置を液滴を吐出させるための液体吐出手段として具備することを特徴とする液体噴射ヘッド。
  8. 請求項7の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
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