JP2007059722A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トレンチMISゲート構造を有する半導体装置において、ソース領域の表面部での不純物のアウトディフュージョンを抑制しながらソース領域の低オン抵抗化を可能にする。
【解決手段】 半導体基板S内におけるN型ドレイン領域1及び2の上にP型基板領域3及び高濃度N型ソース領域8が順次形成されている。高濃度N型ソース領域8及びP型基板領域3を貫通し且つ低濃度N型ドレイン領域2に達するトレンチTが形成されている。トレンチTにゲート絶縁膜4を介してN型のゲート電極5が埋め込まれている。トレンチTの側方に位置する高濃度N型ソース領域8の深さ方向における第1導電型(N型)不純物の濃度分布は、基板表面側に第1のピーク濃度を有すると共に前記第1のピーク濃度よりも深い位置に第1のピーク濃度よりも高濃度の第2のピーク濃度を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トレンチMIS(Metal-Insulator-Semiconductor )ゲート構造を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
従来より、半導体基板中に形成されたトレンチ(trench:溝)内にゲート電極を埋め込むことにより形成されるトレンチゲート構造は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor )やMISFET(Field Effect Transistor )等の半導体装置に応用され、特に電力用等の用途に有利な構造である。例えば、トレンチゲート構造を有するIGBTは、MISFETの高入力インピーダンス特性とバイポーラ・トランジスタの低飽和電圧特性とを併せ持ち、無停電電源装置や各種のモータ駆動装置等に広範囲で利用されている。
図11は、特許文献1に開示されている従来のトレンチMIS(Metal-Insulator-Semiconductor )構造を有する半導体装置の断面図である。図11に示すように、n型の基板200上にn型のエピタキシャル層204が設けられている。トレンチMISトランジスタは、コンタクト領域216aを有するp型ボディ領域216と、n型のソース領域240と、内壁にゲート酸化膜230が形成され且つポリシリコンが埋め込まれたトレンチ224とを備えている。ソース領域240は、不純物濃度が異なる2つの部分、具体的にはチャネル側に形成されたn型の低濃度層241(不純物濃度:5×1017〜5×1018atoms/cm3 )と、Si表面側に形成されたn型の高濃度層243(不純物濃度:4×1019〜8×1019atoms/cm3 )とから構成されている。これにより、ソース領域240に含まれる不純物の水平方向への拡散距離を抑制することができるので、高集積化を容易に実現することができる。また、キャリアが垂直下方向へ継続して流れる動作においてオン抵抗の低減を図ることができる。
特表2004−525500号公報
ところで、半導体集積回路装置の微細化が進むと同時に低オン抵抗化が進むと、ソース領域の抵抗成分のオン抵抗への寄与度が大きくなり、無視することができなくなってくる。しかしながら、前述の従来の半導体装置において、ソース領域240の抵抗成分を低減するために、Si表面側に設けられた高濃度層243及びチャネル側に設けられた低濃度層241を高濃度化した場合には次のような問題が生じる。すなわち、Si表面側の高濃度層243を高濃度化した場合には、高温アニール等の工程において高濃度層243中の不純物のアウトディフュージョンが顕著となり、ソース領域240以外の他の領域へのオートドープが生じてしまう。その結果、例えばボディ部が高抵抗化してしまいアバランシェ耐量劣化が生じるという問題、又はツェナーダイオード部の不純物濃度が変動して特性ばらつきやサージ耐量劣化が生じるという問題等が起こる。従って、従来の半導体装置において、高濃度層243における表面不純物濃度を1020atoms/cm3 以上のオーダーに高濃度化することは困難である。また、前述の従来の半導体装置においてソース領域240を高濃度化した場合には、不純物のアウトディフュージョン等に起因してコンタクト領域216aによりp型ボディ領域216へのオーミックコンタクトが取れなくなるという問題がある。
前記に鑑み、本発明は、トレンチMISゲート構造を有する半導体装置において、ソース領域の表面部での不純物のアウトディフュージョンを抑制しながらソース領域の低オン抵抗化を可能にすることを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る半導体装置は、半導体基板内に形成された第1導電型の第1の半導体領域と、前記半導体基板内における前記第1の半導体領域上に形成された第2導電型の第2の半導体領域と、前記半導体基板内における前記第2の半導体領域上に形成された第1導電型の第3の半導体領域と、前記第2の半導体領域及び前記第3の半導体領域を通過して前記第1の半導体領域に達するトレンチと、前記トレンチの壁面上に形成されたゲート絶縁膜と、前記トレンチ内における前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極とを備え、前記トレンチの側方に位置する前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布は、前記半導体基板の表面側に第1のピーク濃度を有すると共に前記第1のピーク濃度よりも深い位置に前記第1のピーク濃度よりも高濃度の第2のピーク濃度を有する。
本発明の半導体装置によると、ソース領域となる第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布は、前記半導体基板の表面側に第1のピーク濃度を有すると共に前記第1のピーク濃度よりも深い位置に前記第1のピーク濃度よりも高濃度の第2のピーク濃度を有する。すなわち、ソース領域の表面部には、その下側の高濃度不純物層よりも不純物濃度が低い不純物層が存在する。従って、ソース領域の表面部の不純物濃度が比較的低くなるので、高温アニール等の工程における不純物のアウトディフュージョンに起因するオートドープ(オートドーピング)を抑制することができる。また、ソース領域における表面部よりも下側に不純物濃度が比較的高い部分を設けているので、ソース領域の低オン抵抗化を可能にすることができる。
また、本発明の半導体装置においては、各トレンチゲート側方のソース領域同士の間には、ボディ領域(第2の半導体領域)のコンタクトを設けていないので、基板表面側の第1のピーク濃度(つまりソース領域上部の不純物濃度)及び第1のピーク濃度よりも深い位置の第2のピーク濃度(つまりソース領域下部の不純物濃度)をそれぞれ高くしても、不純物のアウトディフュージョン等に起因してボディ領域とのコンタクトが取れなくなるという問題は生じない。
本発明の半導体装置において、前記ゲート電極の上面は、前記第3の半導体領域の上面と下面との間に位置することが好ましい。
このようにすると、トレンチの上部に位置するソース領域の側面でコンタクトを取ることが可能となるので、ソースコンタクト抵抗の低減を図ることができる。また、特に、高濃度である第2のピーク濃度の位置がゲート電極の形成位置と重なると、チャネルが連続的な導電パスを確実に形成することができる。
本発明の半導体装置において、前記トレンチ内における前記ゲート電極の上面を覆う絶縁膜をさらに備え、前記絶縁膜の上面は、前記第3の半導体領域の上面と下面との間に位置することが好ましい。
このようにすると、ゲート電極の上に絶縁膜を介してソース電極を形成することができるため、トレンチの両側に形成されたソース領域同士をソース電極によって容易に接続することができる。
本発明の半導体装置において、前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布は、前記第1のピーク濃度及び前記第2のピーク濃度を含む3つ以上のピーク濃度を有していてもよい。
本発明の半導体装置において、前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布は、前記第2のピーク濃度よりも浅い位置に前記第2のピーク濃度よりも低濃度の第3のピーク濃度をさらに有することが好ましい。
このようにすると、例えば第3のピーク濃度の位置を第1のピーク濃度の位置よりも浅くすることによって、ソース領域最表面部の不純物濃度の低下を防止できるので、ソースコンタクト抵抗の低減を図ることができる。
本発明の半導体装置において、前記第1のピーク濃度は1×1019atoms/cm3 以上であり、前記第2のピーク濃度は1×1020atoms/cm3 以上であることが好ましい。
このようにすると、ソース領域の低オン抵抗化を確実に可能にすることができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板内に、第1導電型の第1の半導体領域を形成する工程(a)と、前記半導体基板内における前記第1の半導体領域の上に、第2導電型の第2の半導体領域を形成する工程(b)と、前記半導体基板に、前記第1の半導体領域の所定の部位に達するトレンチを形成する工程(c)と、前記トレンチの壁面上にゲート絶縁膜を形成する工程(d)と、前記トレンチ内における前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程(e)と、前記半導体基板内における前記第2の半導体領域の上に、第1導電型の第3の半導体領域を形成する工程(f)とを備え、前記工程(f)は、前記トレンチの側方の前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布が前記半導体基板の表面側に第1のピーク濃度を有すると共に前記第1のピーク濃度よりも深い位置に前記第1のピーク濃度よりも高濃度の第2のピーク濃度を有するように、前記半導体基板に第1導電型不純物を導入する工程を含む。
本発明の半導体装置の製造方法は、前述の本発明の半導体装置を製造するための方法であるので、前述の本発明の半導体装置と同様の効果を得ることができる。
尚、本発明の半導体装置の製造方法において、工程(b)と工程(c)との実施順は特に限定されるものではなく、工程(b)の後に工程(c)を行ってもよいし、又は工程(c)及び(d)の後に工程(b)を行ってもよい。
本発明の半導体装置の製造方法において、前記工程(e)において、前記ゲート電極は、当該ゲート電極の上面が前記第3の半導体領域の上面と下面との間に位置するように形成されることが好ましい。
このようにすると、トレンチの上部に位置するソース領域の側面でコンタクトを取ることが可能となるので、ソースコンタクト抵抗の低減を図ることができる。また、特に、高濃度である第2のピーク濃度の位置がゲート電極の形成位置と重なると、チャネルが連続的な導電パスを確実に形成することができる。
本発明の半導体装置の製造方法において、前記工程(e)の後に、前記トレンチ内における前記ゲート電極の上面を覆う絶縁膜を形成する工程(g)をさらに備え、前記絶縁膜は、当該絶縁膜の上面が前記第3の半導体領域の上面と下面との間に位置するように形成されることが好ましい。
このようにすると、ゲート電極の上に絶縁膜を介してソース電極を形成することができるため、トレンチの両側に形成されたソース領域同士をソース電極によって容易に接続することができる。
本発明の半導体装置の製造方法において、前記工程(f)は、前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布が前記第1のピーク濃度及び前記第2のピーク濃度を含む3つ以上のピーク濃度を有するように、イオン注入法を複数回用いて前記半導体基板に第1導電型不純物を導入する工程を含んでいてもよい。
本発明の半導体装置の製造方法において、前記工程(f)は、前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布が前記第2のピーク濃度よりも浅い位置に前記第2のピーク濃度よりも低濃度の第3のピーク濃度をさらに有するように、イオン注入法を複数回用いて前記半導体基板に第1導電型不純物を導入する工程を含むことが好ましい。
このようにすると、例えば第3のピーク濃度の位置を第1のピーク濃度の位置よりも浅くすることによって、ソース領域最表面部の不純物濃度の低下を防止できるので、ソースコンタクト抵抗の低減を図ることができる。
本発明の半導体装置の製造方法において、前記工程(e)は、前記トレンチ内に導電膜を埋め込む工程(e1)と、前記導電膜にエッチング処理を行って前記ゲート電極を形成する工程(e2)とを含み、前記工程(e1)と前記工程(e2)との間に前記工程(b)が行われ、前記工程(b)において、イオン注入により第2導電型不純物を前記半導体基板に前記導電膜を通して導入することによって前記第2の半導体領域を形成することが好ましい。
このようにすると、イオン注入に起因するゲート絶縁膜の膜質の劣化を防止しながら、ゲート絶縁膜形成工程(例えば酸化工程)に起因する第2導電型不純物の絶縁膜中への過剰な吸い出しを防ぐことができる。
本発明によると、トレンチMISゲート構造を有する半導体装置において、高温アニール等の工程に起因するソース領域表面での不純物のアウトディフュージョンを抑制しながらソース領域の低オン抵抗化を可能にすることができる。
以下、本発明の各実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、図面を参照しながら説明する。尚、以下に示す各実施形態においては、一例として縦型トレンチゲート構造を有するMISFETを挙げているが、本発明は、縦型トレンチIGBT、縦型MISFET又は横型トレンチMISFET等のトレンチMISゲート構造を有する半導体装置全般に適用できる。また、以下の説明においては、一例として第1導電型をN型、第2導電型をP型とするが、第1導電型がP型で第2導電型がN型であっても良い。
(第1の実施形態)
−半導体装置の構造−
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係るトレンチゲート構造を有する半導体装置の構造を示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示す半導体装置における垂直方向に沿った第1導電型(N型)不純物濃度プロファイルを示す図である。尚、図1(a)においては、構造を見やすくするために、コンタクト電極10の下側に設けられるバリアメタル層の図示を省略している。
図1(a)に示すように、本実施形態の半導体装置は、シリコンからなる半導体基板Sの少なくとも裏面近傍領域に形成された高濃度N型ドレイン領域1と、半導体基板S内における高濃度N型ドレイン領域1の上に設けられた低濃度N型ドレイン領域2と、半導体基板S内における低濃度N型ドレイン領域2の上に選択的に設けられたP型基板領域3と、半導体基板S内におけるP型基板領域3の上に選択的に設けられた高濃度N型ソース領域8と、半導体基板S内におけるP型基板領域3の上に高濃度N型ソース領域8と隣接するように選択的に設けられた高濃度P型基板領域7とを備えている。ここで、半導体基板Sは、例えば、高濃度N型ドレイン領域1が形成されたシリコン基板と該シリコン基板上に形成されたシリコンエピタキシャル層とから構成されており、本実施形態では当該シリコンエピタキシャル層が低濃度N型ドレイン領域2となる。
尚、高濃度P型基板領域7におけるP型不純物の濃度はP型基板領域3よりも高い。また、高濃度N型ソース領域8及び高濃度P型基板領域7のそれぞれの表面は半導体基板Sの表面となっている。また、P型基板領域3は、高濃度P型基板領域7における高濃度N型ソース領域8と接していない側において半導体基板Sの表面に達していると共に、低濃度N型ドレイン領域2は、P型基板領域3の基板表面部分の側方において半導体基板Sの表面に達している。
また、半導体基板Sには、高濃度N型ソース領域8及びP型基板領域3を貫通し且つ低濃度N型ドレイン領域2に達する複数のトレンチTが選択的に且つ互いに平行に形成されている。トレンチTの上部を除く部分の壁面に沿ってゲート絶縁膜4が形成されていると共に、トレンチTの当該部分にゲート絶縁膜4を介してN型のゲート電極5が埋め込まれている。また、トレンチT内におけるゲート電極5の上には埋め込み絶縁膜6が形成されている。ここで、ゲート電極5の上面は、高濃度N型ソース領域8の高さの範囲内(高濃度N型ソース領域8の上面と下面との間)に位置する。さらに、埋め込み絶縁膜6の上面も、高濃度N型ソース領域8の高さの範囲内(高濃度N型ソース領域8の上面と下面との間)に位置している。従って、埋め込み絶縁膜6の厚さは、高濃度N型ソース領域8の高さよりも小さい。
また、高濃度N型ソース領域8及び高濃度P型基板領域7のそれぞれの上には当該各領域の上面と接するようにシリサイド層9が形成されている。ここで、シリサイド層9は、トレンチTの上部の壁面に沿ってゲート絶縁膜4の上端と接するように形成されている。また、P型基板領域3及び低濃度N型ドレイン領域2のそれぞれにおける半導体基板Sの表面に達する部分上には酸化膜からなる保護絶縁膜11が形成されている。さらに、シリサイド層9及び保護絶縁膜11のそれぞれの上並びにトレンチT内における埋め込み絶縁膜6の上には、Al層からなるコンタクト電極10が形成されている。このコンタクト電極10は、高濃度N型ソース領域8及び高濃度P型基板領域7のそれぞれにシリサイド層9を介して電気的に接続されている。
尚、図1(a)には示されていないが、コンタクト電極10の下側におけるシリサイド層9、保護絶縁膜11及び埋め込み絶縁膜6のそれぞれの表面上にバリアメタル層が形成されていてもよい。
本実施形態の特徴は、高濃度N型ソース領域8が、不純物濃度が異なる2つの部分、具体的には、基板表面側に形成された第1の高濃度N型ソース領域8a(ピーク不純物濃度は例えば8×1019atoms/cm3 )と、チャネル側に形成された第2の高濃度N型ソース領域8b(ピーク不純物濃度は例えば3×1020atoms/cm3 )とから構成されていることである。
図1(b)は、トレンチTの側方に位置する高濃度N型ソース領域8a及び8bにおける、第1導電型(N型)不純物の深さ方向の濃度プロファイルの一例を表している。尚、図1(b)において、比較のため、隣り合うトレンチTに挟まれたP型基板領域3(チャネル領域になる領域)における第2導電型(P型)不純物の深さ方向の濃度プロファイルを示すと共に、従来構成のN型ソース領域における第1導電型(N型)不純物の深さ方向の濃度プロファイルを併せて示している。ここで、従来構成のN型ソース領域における基板表面側高濃度ソース領域を構成する濃度プロファイルは、本実施形態の高濃度N型ソース領域8a(基板表面側高濃度ソース領域)を構成する濃度プロファイルと同様であるものとして図示を省略している。また、第1の高濃度N型ソース領域8a(基板表面側高濃度ソース領域)を構成するN型不純物濃度プロファイルが、第2の高濃度N型ソース領域8b(チャネル側高濃度ソース領域)を構成するN型不純物濃度プロファイルを上回っている範囲が第1の高濃度N型ソース領域8aとなり、その逆になっている範囲が第2の高濃度N型ソース領域8bとなる。但し、P型基板領域3を構成するP型不純物濃度プロファイルが、第2の高濃度N型ソース領域8b(チャネル側高濃度ソース領域)を構成するN型不純物濃度プロファイルを上回っている範囲はP型基板領域3となる。
以上に説明した第1の実施形態によると、高濃度N型ソース領域8が、基板表面側に形成され且つ相対的に濃度が低い第1の高濃度N型ソース領域8aと、チャネル側に形成され且つ相対的に濃度が高い第2の高濃度N型ソース領域8bとから構成されている。言い換えると、図1(b)に示すように、高濃度N型ソース領域8の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布は、基板表面側に第1のピーク濃度を有すると共に第1のピーク濃度よりも深い位置に第1のピーク濃度よりも高濃度の第2のピーク濃度を有する。従って、高濃度N型ソース領域8の表面部(第1の高濃度N型ソース領域8a)の不純物濃度が比較的低くなるので、高温アニール等の工程における不純物のアウトディフュージョンに起因するオートドープ(オートドーピング)を抑制することができる。また、第1の高濃度N型ソース領域8aの下側に不純物濃度が比較的高い第2の高濃度N型ソース領域8bを設けているので、高濃度N型ソース領域8の低オン抵抗化を可能にすることができる。
また、第1の実施形態によると、ボディ領域(P型基板領域3)のコンタクト(高濃度P型基板領域7)をトレンチTの延びる方向において高濃度N型ソース領域8と隣接するように設けている。言い換えると、各トレンチT側方の高濃度N型ソース領域8同士の間には、ボディ領域のコンタクトを設けていない。このため、基板表面側の第1のピーク濃度(つまり第1の高濃度N型ソース領域8aの不純物濃度)及び第1のピーク濃度よりも深い位置の第2のピーク濃度(つまり第2の高濃度N型ソース領域8bの不純物濃度)をそれぞれ高くしても、不純物のアウトディフュージョン等に起因してボディ領域とのオーミックコンタクトが取れなくなるという問題は生じない。
また、第1の実施形態によると、ゲート電極5の上面は、高濃度N型ソース領域8の高さの範囲内(高濃度N型ソース領域8の上面と下面との間)に位置する。このため、トレンチTの上部に位置する高濃度N型ソース領域8(第1の高濃度N型ソース領域8a)の側面でコンタクトを取ることが可能となるので、ソースコンタクト抵抗の低減を図ることができる。また、本実施形態においては、高濃度である第2の高濃度N型ソース領域8b(つまり第2のピーク濃度の位置)が、トレンチTに埋め込まれたゲート電極5の形成位置と重なるため、チャネルが連続的な導電パスを確実に形成することができる。
また、第1の実施形態によると、埋め込み絶縁膜6の上面も、高濃度N型ソース領域8の高さの範囲内(高濃度N型ソース領域8の上面と下面との間)に位置しているため、ゲート電極5の上に埋め込み絶縁膜6を介してソース電極(コンタクト電極10)を形成することができるので、トレンチTの両側に形成された高濃度N型ソース領域8同士を当該ソース電極によって容易に接続することができる。
尚、第1の実施形態において、第1の高濃度N型ソース領域8aのピーク不純物濃度は1×1019atoms/cm3 以上であり、第2の高濃度N型ソース領域8bのピーク不純物濃度は1×1020atoms/cm3 以上であることが好ましい。このようにすると、高濃度N型ソース領域8の低オン抵抗化を確実に可能にすることができる。但し、不純物のアウトディフュージョン等を抑制するためには、第1の高濃度N型ソース領域8aのピーク不純物濃度及び表面不純物濃度はそれぞれ5×1020atoms/cm3 以下及び1×1020atoms/cm3 以下であることが好ましく、第2の高濃度N型ソース領域8bのピーク不純物濃度及び表面不純物濃度は1×1021atoms/cm3 以下及び1×1020atoms/cm3 以下であることが好ましい。
−製造工程−
図2(a)〜(f)、図3(a)〜(f)、図4(a)〜(f)及び図5(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。特に、図2(a)、(c)、(e)、図3(a)、(c)、(e)、図4(a)、(c)、(e)及び図5(a)、(c)は、図1(a)に示す構造を正面側から見た断面構成を示しており、図2(b)、(d)、(f)、図3(b)、(d)、(f)、図4(b)、(d)、(f)及び図5(b)、(d)は、図1(a)に示す構造を右側面側から見た断面構成を示している。
まず、図2(a)、(b)に示すように、例えばシリコンからなる半導体基板Sにその裏面側から、例えば濃度約3×1019atoms/cm3 のN型不純物を含む高濃度N型ドレイン領域1(例えば厚さ500μm)、及び例えば濃度約3×1016atoms/cm3 のN型不純物を含む低濃度N型ドレイン領域2(例えば厚さ3〜5μm)を順次形成する。ここで、例えば、高濃度N型ドレイン領域1の形成されたシリコン基板上に、エピタキシャル成長によってシリコンエピタキシャル層からなる低濃度N型ドレイン領域2を形成することにより、半導体基板Sを設けてもよい。
その後、半導体基板S上に、例えば酸化膜からなる厚さ250nm程度の保護絶縁膜11を形成した後、保護絶縁膜11上に、トレンチゲート形成領域に開口を有するフォトレジストマスク51を形成する。その後、フォトレジストマスク51を用いたドライエッチング法によって、保護絶縁膜11、及び半導体基板Sにおける低濃度N型ドレイン領域2の一部分をそれぞれ選択的にエッチングすることにより、低濃度N型ドレイン領域2中における例えば深さ1.3μm程度の部位まで達するトレンチT(例えば幅250nm程度)を形成する。このとき、フォトレジストマスク51を用いて保護絶縁膜11をエッチングした後、フォトレジストマスク51を除去し、その後、開口が形成された保護絶縁膜11をマスクとして、半導体基板Sにおける低濃度N型ドレイン領域2の一部分を選択的にエッチングしてもよい。
尚、図2(a)、(b)に示す保護絶縁膜11は、後述するイオン注入工程で注入保護膜として利用されるが、該イオン注入工程の実施後は除去してもよいし又は工程数削減のために残存させてもよい。
次に、図2(c)、(d)に示すように、トレンチTの壁面に犠牲酸化膜12を形成する。その後、ウェットエッチングにより犠牲酸化膜12を除去する。これにより、トレンチTの壁面を平滑化することができる。
次に、図2(e)、(f)に示すように、熱酸化法により、トレンチTの壁面上に例えばシリコン酸化膜からなる厚さ30nmのゲート絶縁膜4を形成する。
次に、図3(a)、(b)に示すように、半導体基板S上に、ゲート電極5となる例えば厚さ400nm程度のポリシリコン膜5Aを、トレンチTが埋まるように堆積する。その後、ポリシリコン膜5AにN型不純物をイオン注入した後、ポリシリコン膜5Aに対して、注入した不純物を活性化するための活性化アニール(例えば処理温度950℃程度)を行なう。
次に、図3(c)、(d)に示すように、ポリシリコン膜5A上に、後工程で形成するソース領域及び高濃度P型基板領域を含む所定の領域に開口を有するフォトレジストマスク52を形成する。その後、フォトレジストマスク52を用いたイオン注入法により、低濃度N型ドレイン領域2の上部に、ポリシリコン膜5A及び保護絶縁膜11を介してP型不純物であるボロンを導入し、それによって接合深さがトレンチTの深さよりも浅い例えば1μm程度のP型基板領域3を形成する。ここで、イオン注入条件は、注入エネルギーが例えば400〜600keVであり、ドーズ量が例えば6.0×1012ions/cm2 である。このとき、ゲート電極5となるポリシリコン膜5A中にもP型不純物であるボロンが導入される。
次に、フォトレジストマスク52を除去した後、図3(e)、(f)に示すように、ポリシリコン膜5Aをエッチバックすることにより、保護絶縁膜11上のポリシリコン膜5Aを除去し、さらにトレンチTの上部のポリシリコン膜5Aを所定の深さまで除去する。これにより、トレンチT内における上部を除く部分にポリシリコン膜5Aを埋め込み、それによってゲート電極5を形成する。ここで、半導体基板Sの上面からゲート電極5の上面までの高低差は約200〜500nmの範囲にあることが望ましい。このようにすると、トレンチTの上部に位置するソース領域の側面を露出させることができるため、ソース領域の側面にソース電極を形成することができるので、ソースコンタクトの低抵抗化を図ることができる。
次に、図4(a)、(b)に示すように、半導体基板S上に、埋め込み絶縁膜6となるBPSG(boro-phospho silicate glass )膜6Aを、トレンチTが埋まるように堆積した後、BPSG膜6Aをリフローするための熱処理(例えば処理温度850℃程度)を行なう。
次に、図4(c)、(d)に示すように、BPSG膜6Aをエッチバックして保護絶縁膜11の表面を露出させる。このとき、トレンチT内に残存するBPSG膜6Aの表面は、保護絶縁膜11の表面とほぼ面一になるように平坦化されている。その後、保護絶縁膜11上に、トレンチゲート構造MISトランジスタ形成領域に開口を有するフォトレジストマスク53を形成する。このとき、フォトレジストマスク53は、P型基板領域3の端部上にオーバーラップするように形成されている。その後、フォトレジストマスク53を用いて、保護絶縁膜11及びトレンチT内のBPSG膜6Aをそれぞれエッチバックして半導体基板S(P型基板領域3)の表面を露出させる。さらに、トレンチT内に残存するBPSG膜6Aの上部を除去することによって、当該BPSG膜6Aの上面が、半導体基板Sの上面から所定の深さに位置するようにする。これにより、トレンチT内のゲート電極5の上面を覆う埋め込み絶縁膜6が形成される。ここで、半導体基板Sの上面から埋め込み絶縁膜6の上面までの高低差は約50〜350nmの範囲にあることが望ましい。
尚、本実施形態では、保護絶縁膜11上のBPSG膜6Aをエッチバックした後にフォトレジストマスク53を形成したが、これに代えて、BPSG膜6Aをエッチバックする前にBPSG膜6A上にフォトレジストマスク53を形成し、その後、BPSG膜6A及び保護絶縁膜11をエッチバックしてもよい。
次に、フォトレジストマスク53を除去した後、図4(e)、(f)に示すように、半導体基板S(P型基板領域3)上に、高濃度P型基板領域を形成するための所定の領域に開口を有するフォトレジストマスク54を形成する。その後、フォトレジストマスク54を用いたイオン注入法により、P型基板領域3の表面部の一部に選択的にP型不純物を導入し、それによって高濃度P型基板領域7を形成する。すなわち、高濃度P型基板領域7におけるP型不純物のピーク濃度の位置は、P型基板領域3におけるP型不純物のピーク濃度の位置よりも高く、半導体基板Sの表面側に位置する。
次に、図5(a)、(b)に示すように、半導体基板S(P型基板領域3)上に、ソース領域を形成する領域(トレンチT形成領域を含む)に開口を有し且つ高濃度P型基板領域7及び保護絶縁膜11を覆うフォトレジストマスク55を形成する。その後、フォトレジストマスク55を用いたイオン注入法により、P型基板領域3の表面部の一部に選択的にN型不純物(具体的にはヒ素)を導入し、それによって第1の高濃度N型ソース領域(基板表面側高濃度N型ソース領域)8aを形成する。ここで、イオン注入条件は、注入エネルギーが例えば140keVであり、ドーズ量が例えば8.0×1014〜1.0×1015ions/cm2 である。続いて、フォトレジストマスク55を用いたイオン注入法により、第1の高濃度N型ソース領域8aの下側のP型基板領域3の一部に選択的にN型不純物(具体的にはリン)を導入し、それによって第2の高濃度N型ソース領域(チャネル側高濃度N型ソース領域)8bを形成する。ここで、イオン注入条件は、注入エネルギーが例えば190keVであり、ドーズ量が例えば4.0×1015〜8.0×1015ions/cm2 である。また、第2の高濃度N型ソース領域8bは、当該高濃度N型ソース領域8の接合深さが埋め込み絶縁膜6の下面(ゲート電極5の上面)よりも深くなるように形成される。さらに、ゲート−ソース間のオーバーラップ量を確保するために、ゲート電極5の上面は、第2の高濃度N型ソース領域8bの高さの範囲内にあることが好ましい。すなわち、本実施形態では、ゲート電極5を、トレンチTの上部を除く部分に形成するため、高濃度N型ソース領域8を深く形成する必要がある。
次に、フォトレジストマスク55を除去した後、図5(c)、(d)に示すように、半導体基板Sの露出表面上、つまり高濃度N型ソース領域8及び高濃度P型基板領域7のそれぞれの上に選択的にシリサイド層9を形成した後、ゲート電極5(埋め込み絶縁膜6)及びシリサイド層9を覆うように例えばAl層からなるコンタクト電極10を形成する。このコンタクト電極10は、高濃度N型ソース領域8及び高濃度P型基板領域7のそれぞれにシリサイド層9を介して電気的に接続される。尚、図5(c)及び(d)には示していないが、コンタクト電極10となるAl層を形成する前に、半導体基板S上の全面にバリアメタル層を形成してもよい。
その後、図示は省略しているが、半導体基板S上に、層間絶縁膜、コンタクトプラグ、及びコンタクトプラグに接続される配線等を周知の技術を用いて形成する。
以上に説明した本実施形態の製造方法によれば、図1(a)に示す本実施形態の半導体装置、つまりピーク不純物濃度が例えば8×1019atoms/cm3 程度の第1の高濃度N型ソース領域(基板表面側高濃度N型ソース領域)8aと、ピーク不純物濃度が例えば3×1020atoms/cm3 程度の第2の高濃度N型ソース領域(チャネル側高濃度N型ソース領域)8bとからなる高濃度N型ソース領域8を有する半導体装置を製造することができる。すなわち、高濃度N型ソース領域8の表面部(第1の高濃度N型ソース領域8a)の不純物濃度が比較的低くなるので、高温アニール等の工程における不純物のアウトディフュージョンに起因するオートドープ(オートドーピング)を抑制することができる。また、第1の高濃度N型ソース領域8aの下側に不純物濃度が比較的高い第2の高濃度N型ソース領域8bを設けているので、高濃度N型ソース領域8の低オン抵抗化を可能にすることができる。さらに、高濃度である第2の高濃度N型ソース領域8b(つまり第2のピーク濃度の位置)を、トレンチTに埋め込まれたゲート電極5の形成位置と重なるように形成するため、チャネルが連続的な導電パスを確実に形成することができる。
尚、本実施形態の製造方法において、トレンチTを形成する工程(図2(a)、(b)参照)と、P型基板領域3を形成する工程(図3(c)、(d)参照)との実施順は特に限定されるものではない。すなわち、本実施形態のように先にトレンチT(及びゲート絶縁膜4)を形成してからP型基板領域3を形成してもよいし、又はその逆でも良い。
また、本実施形態の製造方法において、ゲート電極5となるポリシリコン膜5Aの形成後に、P型基板領域3を形成し、その後、ポリシリコン膜5Aをエッチングしてゲート電極5を形成した。しかし、これに代えて、ゲート電極5の形成後に、P型基板領域3を形成してもよい。
また、本実施形態の製造方法において、第1の高濃度N型ソース領域8aを形成するためのイオン注入工程及び第2の高濃度N型ソース領域8bを形成するためのイオン注入工程の実施順は特に限定されるものではない。
(第2の実施形態)
−半導体装置の構造−
図6は、本発明の第2の実施形態に係るトレンチゲート構造を有する半導体装置の構造を示す斜視図であり、図7は、図6に示す半導体装置における垂直方向に沿った第1導電型(N型)不純物濃度プロファイルを示す図である。尚、図6においては、構造を見やすくするために、コンタクト電極10の下側に設けられるバリアメタル層の図示を省略している。
図6に示すように、本実施形態に係る半導体装置の構造が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態よりもソース領域の低オン抵抗化を図るために、高濃度N型ソース領域8における第1の高濃度N型ソース領域8aの上側に、第3の高濃度N型ソース領域8c(ピーク不純物濃度は例えば6×1019〜8×1019atoms/cm3 )が設けられていることである。すなわち、本実施形態の高濃度N型ソース領域8は、不純物濃度が異なる3つの部分、具体的には、基板最表面側に形成された第3の高濃度N型ソース領域8cと、基板表面側に形成された第1の高濃度N型ソース領域8aと、チャネル側に形成された第2の高濃度N型ソース領域8bとから構成されていることである。
図7は、トレンチTの側方に位置する高濃度N型ソース領域8c、8a及び8bにおける、第1導電型(N型)不純物の深さ方向の濃度プロファイルの一例を表している。尚、図7において、比較のため、隣り合うトレンチTに挟まれたP型基板領域3(チャネル領域になる領域)における第2導電型(P型)不純物の深さ方向の濃度プロファイルを示すと共に、従来構成のN型ソース領域における第1導電型(N型)不純物の深さ方向の濃度プロファイルを併せて示している。ここで、従来構成のN型ソース領域における基板表面側高濃度ソース領域を構成する濃度プロファイルは、本実施形態の高濃度N型ソース領域8a(基板表面側高濃度ソース領域)を構成する濃度プロファイルと同様であるものとして図示は省略している。また、第3の高濃度N型ソース領域8c(基板最表面側高濃度ソース領域)を構成するN型不純物濃度プロファイルが、他のソース領域を構成するN型不純物濃度プロファイルを上回っている範囲が第3の高濃度N型ソース領域8cとなり、第1の高濃度N型ソース領域8a(基板表面側高濃度ソース領域)を構成するN型不純物濃度プロファイルが、他のソース領域を構成するN型不純物濃度プロファイルを上回っている範囲が第1の高濃度N型ソース領域8aとなり、第2の高濃度N型ソース領域8b(チャネル側高濃度ソース領域)を構成するN型不純物濃度プロファイルが、他のソース領域を構成するN型不純物濃度プロファイルを上回っている範囲が第2の高濃度N型ソース領域8bとなる。但し、P型基板領域3を構成するP型不純物濃度プロファイルが、第2の高濃度N型ソース領域8b(チャネル側高濃度ソース領域)を構成するN型不純物濃度プロファイルを上回っている範囲はP型基板領域3となる。
以上に説明した第2の実施形態によると、第1の実施形態と同様の効果(高温アニール等の工程における不純物のアウトディフュージョンに起因するオートドーピングを抑制できる効果、及び高濃度N型ソース領域8の低オン抵抗化を可能にできる効果等)に加えて、次のような効果が得られる。すなわち、高濃度N型ソース領域8における第1の高濃度N型ソース領域8aの上側に、第3の高濃度N型ソース領域8cが設けられているため、言い換えると、図7に示すように、第1の高濃度N型ソース領域8aのピーク濃度位置よりも浅い位置(当該ピーク濃度位置と基板表面との間)に、第3の高濃度N型ソース領域8cのピーク濃度位置が存在するため、高濃度N型ソース領域8の最表面部の不純物濃度の低下を防止できるので、ソースコンタクト抵抗の低減を図ることができる。
尚、第2の実施形態において、第3の高濃度N型ソース領域8cのピーク不純物濃度は1×1019atoms/cm3 以上(但し5×1020atoms/cm3 以下)であり、且つ第3の高濃度N型ソース領域8cの表面不純物濃度は1×1020atoms/cm3 以下であることが好ましい。このようにすると、高濃度N型ソース領域8の低オン抵抗化を確実に可能にすることができると共に、不純物のアウトディフュージョンに起因するオートドーピングを確実に抑制することができる。
また、第2の実施形態において、高濃度N型ソース領域8における第1導電型不純物の濃度分布に3つのピーク濃度を設けたが、4つ以上のピーク濃度を設けてもよいことは言うまでもない。また、当該濃度分布において、基板表面側に2つのピーク濃度を設けると共にチャネル側に1つのピーク濃度を設けたが、これに代えて、基板表面側に1つのピーク濃度を設けると共にチャネル側に2つのピーク濃度を設けてもよい。
−製造工程−
図8(a)〜(d)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。特に、図8(a)、(c)は、図6に示す構造を正面側から見た断面構成を示しており、図8(b)、(d)は、図6に示す構造を右側面側から見た断面構成を示している。
第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法が第1の実施形態と異なっている点は、第1の実施形態の図5(a)〜(d)に示す工程に代えて、図8(a)〜(d)に示す工程を実施することである。
具体的には、図8(a)、(b)に示すように、半導体基板S(P型基板領域3)上に、ソース領域を形成する領域(トレンチT形成領域を含む)に開口を有し且つ高濃度P型基板領域7及び保護絶縁膜11を覆うフォトレジストマスク55を形成する。その後、フォトレジストマスク55を用いたイオン注入法により、P型基板領域3の表面部の一部に選択的にN型不純物(具体的にはヒ素)を導入し、それによって第1の高濃度N型ソース領域(基板表面側高濃度N型ソース領域)8aを形成する。ここで、イオン注入条件は、注入エネルギーが例えば140keVであり、ドーズ量が例えば8.0×1014〜1.0×1015ions/cm2 である。続いて、フォトレジストマスク55を用いたイオン注入法により、第1の高濃度N型ソース領域8aの下側のP型基板領域3の一部に選択的にN型不純物(具体的にはリン)を導入し、それによって第2の高濃度N型ソース領域(チャネル側高濃度N型ソース領域)8bを形成する。ここで、イオン注入条件は、注入エネルギーが例えば190keVであり、ドーズ量が例えば4.0×1015〜8.0×1015ions/cm2 である。最後に、フォトレジストマスク55を用いたイオン注入法により、第1の高濃度N型ソース領域8aの上部に選択的にN型不純物(具体的にはヒ素)を導入し、それによって第3の高濃度N型ソース領域(基板最表面側高濃度N型ソース領域)8cを形成する。ここで、イオン注入条件は、注入エネルギーが例えば20keVであり、ドーズ量が例えば1.0×1014〜8.0×1014ions/cm2 である。
尚、第2の高濃度N型ソース領域8bは、当該高濃度N型ソース領域8の接合深さが埋め込み絶縁膜6の下面(ゲート電極5の上面)よりも深くなるように形成される。さらに、ゲート−ソース間のオーバーラップ量を確保するために、ゲート電極5の上面は、第2の高濃度N型ソース領域8bの高さの範囲内にあることが好ましい。すなわち、本実施形態では、ゲート電極5を、トレンチTの上部を除く部分に形成するため、高濃度N型ソース領域8を深く形成する必要がある。
次に、フォトレジストマスク55を除去した後、図8(c)、(d)に示すように、半導体基板Sの露出表面上、つまり高濃度N型ソース領域8及び高濃度P型基板領域7のそれぞれの上に選択的にシリサイド層9を形成した後、ゲート電極5(埋め込み絶縁膜6)及びシリサイド層9を覆うように例えばAl層からなるコンタクト電極10を形成する。このコンタクト電極10は、高濃度N型ソース領域8及び高濃度P型基板領域7のそれぞれにシリサイド層9を介して電気的に接続される。尚、図8(c)及び(d)には示していないが、コンタクト電極10となるAl層を形成する前に、半導体基板S上の全面にバリアメタル層を形成してもよい。
その後、図示は省略しているが、半導体基板S上に、層間絶縁膜、コンタクトプラグ、及びコンタクトプラグに接続される配線等を周知の技術を用いて形成する。
以上に説明した本実施形態の製造方法によれば、図6に示す本実施形態の半導体装置、つまりピーク不純物濃度が例えば6×1019〜8×1019atoms/cm3 程度の第3の高濃度N型ソース領域(基板最表面側高濃度N型ソース領域)8cと、ピーク不純物濃度が例えば8×1019atoms/cm3 程度の第1の高濃度N型ソース領域(基板表面側高濃度N型ソース領域)8aと、ピーク不純物濃度が例えば3×1020atoms/cm3 程度の第2の高濃度N型ソース領域(チャネル側高濃度N型ソース領域)8bとからなる高濃度N型ソース領域8を有する半導体装置を製造することができる。すなわち、高濃度N型ソース領域8の表面部(第1及び第3の高濃度N型ソース領域8a及び8c)の不純物濃度が比較的低くなるので、高温アニール等の工程における不純物のアウトディフュージョンに起因するオートドープ(オートドーピング)を抑制することができる。また、第1の高濃度N型ソース領域8aの下側に不純物濃度が比較的高い第2の高濃度N型ソース領域8bを設けているので、高濃度N型ソース領域8の低オン抵抗化を可能にすることができる。また、第1の高濃度N型ソース領域8aの上側に第3の高濃度N型ソース領域8cを設けるため、高濃度N型ソース領域8の最表面部の不純物濃度の低下を防止できるので、ソースコンタクト抵抗の低減を図ることができる。さらに、高濃度である第2の高濃度N型ソース領域8b(つまり第2のピーク濃度の位置)を、トレンチTに埋め込まれたゲート電極5の形成位置と重なるように形成するため、チャネルが連続的な導電パスを確実に形成することができる。
尚、本実施形態の製造方法において、第1の高濃度N型ソース領域8aを形成するためのイオン注入工程、第2の高濃度N型ソース領域8bを形成するためのイオン注入工程及び第3の高濃度N型ソース領域8cを形成するためのイオン注入工程の実施順は特に限定されるものではない。
また、第1又は第2の実施形態において、半導体基板Sに代えて、単一のシリコン基板又は絶縁性基板上にエピタキシャル層等の半導体層が設けられたものを用いてもよい。
また、第1又は第2の実施形態において、埋め込み絶縁膜6としてBPSG膜を用いたが、これに代えて、他の種類の絶縁膜を用いてもよい。
また、第1又は第2の実施形態において、一例としてNチャネル型MISトランジスタを用いて説明したが、本発明は、Pチャネル型MISトランジスタにも適用することができ、その場合にも同様な効果を得ることができる。
また、第1又は第2の実施形態において、トレンチTが、半導体基板Sのうち高濃度N型ソース領域8及びP型基板領域3を貫通し且つ低濃度N型ドレイン領域2に達するように設けられていた。しかし、これに代えて、例えば図9(a)、(b)に示すように、トレンチTが、半導体基板Sのうち高濃度N型ソース領域8、P型基板領域3及び低濃度N型ドレイン領域2を貫通し且つ高濃度N型ドレイン領域1に達するように十分深く設けられていても、第1又は第2の実施形態と同様の効果が得られる。ここで、図9(a)は、図1(a)に示す構造を正面側から見た断面構成の変形例を示しており、図9(b)は、図1(a)に示す構造を右側面側から見た断面構成の変形例を示している。
また、第1又は第2の実施形態において、ドレイン領域は、高濃度N型ドレイン領域1と、高濃度N型ドレイン領域1上に設けられた低濃度N型ドレイン領域2とを有していた。しかし、これに代えて、例えば図10(a)、(b)に示すように、低濃度N型ドレイン領域2を設けなくてもよい。すなわち、P型基板領域3が、高濃度N型ドレイン領域1の直上に形成されており、トレンチTが、高濃度N型ソース領域8及びP型基板領域3を貫通し且つ高濃度N型ドレイン領域1に達するように設けられていてもよい。この場合にも第1又は第2の実施形態と同様の効果が得られる。ここで、図10(a)は、図1(a)に示す構造を正面側から見た断面構成の変形例を示しており、図10(b)は、図1(a)に示す構造を右側面側から見た断面構成の変形例を示している。
本発明は、特に電力等の用途に使用される、高耐圧トレンチMISゲート構造を有するMISFET又はIGBTなどの半導体装置に利用することができる。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係るトレンチゲート構造を有する半導体装置の構造を示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示す半導体装置における垂直方向に沿った第1導電型(N型)不純物濃度プロファイルを示す図である。 図2(a)〜(f)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図3(a)〜(f)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図4(a)〜(f)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図5(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係るトレンチゲート構造を有する半導体装置の構造を示す斜視図である。 図7は、図6に示す半導体装置における垂直方向に沿った第1導電型(N型)不純物濃度プロファイルを示す図である。 図8(a)〜(d)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図9(a)及び(b)は、本発明の第1又は第2の実施形態に係る半導体装置のバリエーションを示す断面図であり、図9(a)は、図1(a)に示す構造を正面側から見た断面構成の変形例を示し、図9(b)は、図1(a)に示す構造を右側面側から見た断面構成の変形例を示す。 図10(a)及び(b)は、本発明の第1又は第2の実施形態に係る半導体装置のバリエーションを示す断面図であり、図10(a)は、図1(a)に示す構造を正面側から見た断面構成の変形例を示し、図10(b)は、図1(a)に示す構造を右側面側から見た断面構成の変形例を示す。 図11は、従来のトレンチMIS構造ゲートを有する半導体装置の断面図である。
符号の説明
1 高濃度N型ドレイン領域
2 低濃度N型ドレイン領域
3 P型基板領域
4 ゲート絶縁膜
5 ゲート電極
5A ポリシリコン膜
6 埋め込み絶縁膜
6A BPSG膜
7 高濃度P型基板領域
8 高濃度N型ソース領域
8a 第1の高濃度N型ソース領域
8b 第2の高濃度N型ソース領域
8c 第3の高濃度N型ソース領域
9 シリサイド層
10 コンタクト電極
11 保護絶縁膜
12 犠牲酸化膜
51、52、53、54、55 フォトレジストマスク
T トレンチ
S 半導体基板

Claims (12)

  1. 半導体基板内に形成された第1導電型の第1の半導体領域と、
    前記半導体基板内における前記第1の半導体領域上に形成された第2導電型の第2の半導体領域と、
    前記半導体基板内における前記第2の半導体領域上に形成された第1導電型の第3の半導体領域と、
    前記第2の半導体領域及び前記第3の半導体領域を通過して前記第1の半導体領域に達するトレンチと、
    前記トレンチの壁面上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記トレンチ内における前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極とを備え、
    前記トレンチの側方に位置する前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布は、前記半導体基板の表面側に第1のピーク濃度を有すると共に前記第1のピーク濃度よりも深い位置に前記第1のピーク濃度よりも高濃度の第2のピーク濃度を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記ゲート電極の上面は、前記第3の半導体領域の上面と下面との間に位置することを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体装置において、
    前記トレンチ内における前記ゲート電極の上面を覆う絶縁膜をさらに備え、
    前記絶縁膜の上面は、前記第3の半導体領域の上面と下面との間に位置することを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布は、前記第1のピーク濃度及び前記第2のピーク濃度を含む3つ以上のピーク濃度を有することを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布は、前記第2のピーク濃度よりも浅い位置に前記第2のピーク濃度よりも低濃度の第3のピーク濃度をさらに有することを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記第1のピーク濃度は1×1019atoms/cm3 以上であり、
    前記第2のピーク濃度は1×1020atoms/cm3 以上であることを特徴とする半導体装置。
  7. 半導体基板内に、第1導電型の第1の半導体領域を形成する工程(a)と、
    前記半導体基板内における前記第1の半導体領域の上に、第2導電型の第2の半導体領域を形成する工程(b)と、
    前記半導体基板に、前記第1の半導体領域の所定の部位に達するトレンチを形成する工程(c)と、
    前記トレンチの壁面上にゲート絶縁膜を形成する工程(d)と、
    前記トレンチ内における前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程(e)と、
    前記半導体基板内における前記第2の半導体領域の上に、第1導電型の第3の半導体領域を形成する工程(f)とを備え、
    前記工程(f)は、前記トレンチの側方の前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布が前記半導体基板の表面側に第1のピーク濃度を有すると共に前記第1のピーク濃度よりも深い位置に前記第1のピーク濃度よりも高濃度の第2のピーク濃度を有するように、前記半導体基板に第1導電型不純物を導入する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項7に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(e)において、前記ゲート電極は、当該ゲート電極の上面が前記第3の半導体領域の上面と下面との間に位置するように形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項7又は8に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(e)の後に、前記トレンチ内における前記ゲート電極の上面を覆う絶縁膜を形成する工程(g)をさらに備え、
    前記絶縁膜は、当該絶縁膜の上面が前記第3の半導体領域の上面と下面との間に位置するように形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(f)は、前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布が前記第1のピーク濃度及び前記第2のピーク濃度を含む3つ以上のピーク濃度を有するように、イオン注入法を複数回用いて前記半導体基板に第1導電型不純物を導入する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項7〜10のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(f)は、前記第3の半導体領域の深さ方向における第1導電型不純物の濃度分布が前記第2のピーク濃度よりも浅い位置に前記第2のピーク濃度よりも低濃度の第3のピーク濃度をさらに有するように、イオン注入法を複数回用いて前記半導体基板に第1導電型不純物を導入する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項7〜11のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(e)は、前記トレンチ内に導電膜を埋め込む工程(e1)と、前記導電膜にエッチング処理を行って前記ゲート電極を形成する工程(e2)とを含み、
    前記工程(e1)と前記工程(e2)との間に前記工程(b)が行われ、
    前記工程(b)において、イオン注入により第2導電型不純物を前記半導体基板に前記導電膜を通して導入することによって前記第2の半導体領域を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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JP2018082057A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 富士電機株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法

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