JP2007059076A - カメラ又はその付属品の電池室の蓋開閉機構 - Google Patents

カメラ又はその付属品の電池室の蓋開閉機構 Download PDF

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Abstract

【課題】蓋を回転させるだけの開閉操作で、閉鎖状態における電池のガタツキを好適に抑制できるようにしたカメラ又はその付属品の電池室の蓋開閉機構を提供すること。
【解決手段】本体ケースは上ケース2と下ケース3とからなっている。蓋4は、二つの軸部4a,4bで下ケース3に対して回転可能であり、電池室側の面に突起状の抑止部4cを有し、つまみ5によって開閉される。電池室内では、ベース板6に補助ベース板7が平行に取り付けられ、フック部9aを有するロック部材9が、それらの間に回転可能に取り付けられている。このロック部材9は、ばね11により反時計方向へ回転するように付勢されているが、その回転はベース板6のストッパ部6bによって阻止される。そして、蓋4の閉鎖状態においては、衝撃によって蓄電池13がフック部9aを押しても、抑止部4cがロック部材9の回転を抑止するようになっている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、カメラに設けられたり、カメラに対して着脱自在に取り付けられて使用される付属品に設けられて好適な電池室の蓋開閉機構に関する。
最近では、殆どのカメラに電池室が設けられており、下記の特許文献1にも記載されているように、カメラの本体ケース(本体部品そのものである場合もあるし、本体部品と一体化された別部品の場合もある)に設けられた蓋を開閉することによって、電池を着脱できるようにしている。また、下記の特許文献2に記載されているように、カメラの付属品として、カメラに対し、取り付け、取り外しの可能な電池ホルダー(特許文献2では「バッテリパック」といっているが、本明細書では、電池ホルダーという)が知られているが、そのような電池ホルダーの場合にも、ホルダーの本体ケース(本体部品そのものである場合もあるし、本体部品と一体化された別部品の場合もある)に設けられた蓋を開閉し、電池室に電池を着脱できるようにしている。
このような電池室に収容される電池は、蓄電池の場合もあれば乾電池の場合もある。そして、蓄電池の場合には、実際には複数の蓄電池を内蔵していて外面に二つの電極を設けるようにしたパック化された電池の場合もある。また、下記の特許文献3には、通常は一つにパック化された蓄電池を使用しているが、電池切れなど蓄電池に不具合が生じたときには、蓄電池よりも手軽に入手できる乾電池も使えるようにするために、一つの電池室に、蓄電池を収容することも乾電池を収容することもできるようにしたデジタルカメラが記載されている。そして、特許文献2に記載されているような電池ホルダーの場合にも、蓄電池を収容することも乾電池を収容することもできるようにしたものが実際に市販されている。
特開2004−178948号公報 特開2004−207154号公報 特開2004−79430号公報
ところで、特許文献1に記載されている蓋開閉機構は、蓋を開いておいて開口部から電池を挿入するとき、電池は、弾性変形可能な手段(特許文献1では「ストッパ」)を押しのけて電池室内へ挿入され、挿入後はその弾性変形可能な手段が原形に復帰することによって電池を係止するようにしている。そして、その後、蓋をケースに対して回転させることによって開口部を閉じるが、そのような回転操作をしただけでは、衝撃や振動が生じたときに、電池が、弾性変形可能な手段を電池室の内部側から押して変形させ、電池室内でガタついて電極部の接触不良を生じてしまうことがあるため、二段目の操作として、蓋をケースに対してスライドさせ、弾性変形可能な手段の係止部を押さえ込むようにしている。そのため、電池の着脱時における蓋の開閉操作が、回転とスライドとの二段操作になってしまい、面倒であるという問題点があった。
また、通常、カメラのケースは、全体として、略直方体をしていて、二つの大きな面と四つの細長い面を有しているが、電池室の蓋は、特許文献1,3にも記載されているように、細長い面に設けられるのが一般的である。ところが、最近のカメラは、特許文献3に記載されているカメラのように、非常に薄型化されてきているため、特許文献1に記載されているカメラのように、蓋を閉めるときに、蓋をカメラの厚さ方向(レンズの光軸と平行となる方向)へスライドさせるように構成することが極めて難しくなってきている。そのため、そのような場合には、蓋を、ケースの細長い面の長手方向にスライドさせることになるが、そのようにすると、蓋を回転させる場合には、特許文献3に記載されている二つの蓋のうち、乾電池着脱用の蓋のように、細長い方形蓋の一つの短辺位置で回転させることになるため、蓋を開いたとき、蓋がケースから大きく張り出してしまい、電池の着脱時に蓋を破壊してしまう可能性が大きくなってしまうという問題点がある。
更に、特許文献2に記載されている電池ホルダーの場合は、電池着脱用の蓋が明記されていないが、通常はこのような電池ホルダーにも、電池着脱用の蓋が設けられている。ところが、このような電池ホルダーに蓋を設ける場合にも、特許文献2の図面に記載されている電池ホルダーの全体形状を見れば分かるように、蓋を開閉するとき、回転とスライドの二段操作を行うような構成にすることは、上記のカメラの場合で説明したと同様に、決して好ましいことではないほか、小型のカメラに取付け可能なものの場合には、そのように構成することが極めて困難である。
そして、カメラの場合であっても電池ホルダーの場合であっても、蓋に、回転とスライドの両方を行わせるようにするためには、機構が複雑になってしまい、コスト高になってしまうという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、電池室へ電池を挿入するときにはフック部が電池に押されて電池の通路外へ変位させられ、電池の挿入完了時には自己の習性によって復帰してフック部が電池を正規の装填状態に係止するロック手段が設けられており、電池の挿入後、蓋が閉じたときには、その蓋によって該ロック手段が電池の通路外への変位を抑止されるようにしたカメラ又はその付属品の電池室の蓋開閉機構であって、従来のように回転とスライドの二段操作をすることなく、回転をさせるだけで蓋を開閉させることが可能であり、且つ構成が簡単であってカメラやその付属品の小型化,低コスト化に有利となる電池室の蓋開閉機構を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明における、カメラ又はその付属品の電池室の蓋開閉機構は、少なくとも一つの電池を着脱するための開口部を有していて該開口部の奥に電池室を形成している本体ケースと、先端にフック部を有していて前記開口部の内部に設けられており前記電池が前記電池室へ挿入されるときには前記電池に押され自己の習性に抗して該フック部が前記電池の通路外へ退かされ前記電池の挿入完了時には自己の習性で復帰して該フック部によって前記電池を係止する少なくとも一つのロック手段と、前記本体ケースに対して回転だけするようにして取り付けられており前記電池の着脱時においては該回転によって前記開口部を開閉すると共に前記開口部の閉鎖状態においては前記本体ケースに係合し前記電池室側の面に設けられた抑止部が前記フック部が変位しないようにする蓋と、を備えているようにする。
その場合、その場合、前記抑止部が、前記蓋に枠状に形成された肉厚部の一部であるようにすると、小型化,低コスト化に有利な構成となる。また、前記ロック手段が、前記本体ケースに一体に形成されたロック部であるようにすると、一段と低コスト化に有利な構成になる。
本発明は、開口部の奥に電池室を形成している本体ケースと、本体ケースに取り付けられていて電池の着脱時に該開口部を開閉する蓋と、先端にフック部を有していて該開口部の内部に設けられていて電池が電池室へ挿入されるときには電池に押され自己の習性に抗してフック部が電池の通路外へ退かされ電池の挿入完了時には自己の習性で復帰してフック部によって電池を係止するロック手段と、を備えたカメラ又はその付属品の電池室の蓋開閉機構において、蓋の開閉操作は蓋を回転させるだけよいようにしたものであるから、従来よりも操作が非常に簡単であると共に、電池の挿入時には、蓋を回転させて閉じるだけで、蓋に設けた抑止部が、ロック手段のフック部を、電池の通路外へ変位し得ないようにしたので、構成が簡単であって、カメラ又はその付属品の小型化,低コスト化にとって極めて有効なものである。
本発明を実施するための最良の形態を、図示した四つの実施例によって説明するが、それらの実施例は、いずれも、電池室にセットされる電池が、円柱形状の二つの蓄電池を一つにパック化し、外部に二つの電極を設けた蓄電池を用いる場合で構成されている。そして、実施例1,2,4は、そのような電池を二つセットする構成となっており、実施例3は一つだけセットする構成となっている。しかしながら、本発明は、そのようなパック化された蓄電池をセットするための電池室の蓋開閉機構に限定されるものでなく、他の蓄電池や乾電池をセットするための電池室の蓋開閉機構にも適用できるものである。
また、特許文献3においては、複数の電池を一つにパック化し、外部に二つの電極を設けた蓄電池のことを、バッテリーパックといっている。しかしながら、そのようにパック化された蓄電池は、実際には電池が複数であったとしても、ユーザーから見れば一つの蓄電池である。そのため、本発明では、そのようなパック化された蓄電池を一つの電池とみなしている。そこで、以下の各実施例の説明においても、パック化された蓄電池を一つの蓄電池として説明することにする。
図1〜図3を用いて実施例1を説明する。図1は、本実施例の構成を採用した電池ホルダーを、蓋を開けた状態で示した斜視図であり、図2は、本実施例の要部を示した平面図であり、図3は、図2の下方から見た正面図である。図1に示されている電池ホルダー1は、図示していないカメラに取り付けられる電池ホルダーであって、カメラの三脚取付け用のねじ穴に螺合させるためのねじ部材1aと、カメラに取り付けられたとき持ち易くするためのグリップ部1bと、カメラに取り付けられたときカメラ側の電極に接触する二つの電極部1cと、電池交換用の開口部1dとを有している。本実施例の場合は、このような電池ホルダー1の内部に、電池室ユニットが取り付けられている。そこで、次に、その電池室ユニットの構成を、主に図2及び図3を用いて説明するが、このユニットは、電池ホルダーのようなカメラの付属品に組み込むだけではなく、例えばビデオカメラのようなカメラに直接組み込むことも可能なものである。
本発明でいう本体ケースとは、カメラや付属品における本体部品そのものの場合もあるし、その本体部品に一体的に取り付けられる別部品であって、内部に電池室を構成しているものの場合とがあるが、本実施例は、後者に属し、電池室ユニットとして構成したものであるため、その本体ケースは、主に上記のような電池ホルダー1の本体部品に対して、一体化し易く構成されている。即ち、本実施例における本体ケースは、図2における四隅で、明示していない手段によって相互に取り付けられた上ケース2と下ケース3とで構成されいて、その正面には、両者によって略長方形の開口部を形成している。そして、その開口部を開閉する蓋4は、その左右両端に設けられた二つの軸部4a,4bが下ケース3に回転可能に取り付けられていて、電池室側の面の左右両端近傍位置には突起状をした二つの抑止部4c,4dを形成している。また、蓋4には、図3において略中央の上方位置に、つまみ5が取り付けられているが、このつまみ5は、その把持部を起立させて回転させると、電池室側に設けられている鉤部の回転位置が変わるようになっており、それによって、鉤部が上ケース2の開口部形成縁の内側に引っ掛かったり外れたりするようになっている。
電池室の内部には、上ケース2側から張り出した壁部2aと、下ケース3側から張り出した壁部3aとによって分離された二つの収容部が構成されている。上ケース2の壁部2aは、電池室の奥の壁から蓋4側へ向けて、即ち、図2において上方から下方へ向けて張り出すように形成されており、上ケース2の上壁面(図3における上側の壁面)との間には、所定の間隔が空けられている。他方、下ケース3の壁部3aも、電池室の奥の壁から蓋4側へ向けて張り出すように形成されているが、下ケース3の下壁面(図3における下側の壁面)との間には間隙がなく、つながっている。そして、壁部2aと壁部3aとは、図3において、壁部2aの下端面と壁部3aの上端面とを重ねて、隔壁部を構成しているが、その隔壁部の中は中空部となっている。
尚、この隔壁部は、後述する二つの蓄電池のガタツキを防止するためのものであるから、その目的が果たせるのであれば、どのような形状であっても構わない。例えば、図2における上下方向の長さについては、奥壁からの壁部2a,3aの張り出し量を本実施例の1/3ぐらいに短くしてもよい。また、図2における左右方向の長さも短くしてもよく、極端な場合には、中空部を設けることなく、壁部2a,3aの一方の厚さ分だけにしてもよい。更に、上ケース2には壁部2aを形成せず、下ケース3の壁部3aを上ケース2側へ延長して形成するようにしてもよい。また、本実施例は、上記のように、奥壁からの壁部2a,3aの張り出し量を必要最小限とした場合、スペース的には、複数本の単3乾電池を横にして挿入できるように考慮されている。そして、そのようにする場合は、それらの乾電池をバラで挿入することも考えられるが、後述の説明からも分かるように、一つのケースに入れて挿入するようにする方が好ましい。そして、これらのことは、実施例2,4の場合も同じである。
電池室内において、上ケース2側の上壁側には、ベース板6が配置されている。このベース板6は、上ケース2の上壁面よりも若干小さい面積をしており、明示されていないが、下ケース3側から上ケース2側に向けて立設された四つの軸部の先端に、ねじによって取り付けられている。また、このベース板6の両端には、夫々、面積の小さな補助ベース板7,8が、ベース板6と平行になるようにして取り付けられており、ベース板6と補助ベース板7の間には、フック部9aを有する第1ロック部材9が回転可能に取り付けられ、ベース板6と補助ベース板8の間には、フック部10aを有する第2ロック部材10が回転可能に取り付けられている。
二つのロック部材9,10のうち、第1ロック部材9は、ベース板6のばね掛け部6aと第1ロック部材9のばね掛け部9b(図2にのみ図示)に掛けられたばね11により、図2において反時計方向へ回転するように付勢されているが、その回転は、ベース板6に設けられたストッパ部6b(図2にのみ図示)によって阻止されるようになっている。他方、第2ロック部材10は、ベース板6のばね掛け部6cと第2ロック部材10のばね掛け部10b(図2にのみ図示)に掛けられたばね12により、図2において時計方向へ回転するように付勢されているが、その回転は、ベース板6に設けられたストッパ部6d(図2にのみ図示)によって阻止されるようになっている。
図2及び図3は、二つの蓄電池13,14が、各々の収容部に装填された状態を示しているが、上記したように、これらの電池は、実際には二つの蓄電池を一つにパック化したものであって、独特の外形をしている。そのため、下ケース3の下壁面には、蓄電池13,14の形状に合わせて異なる高さをした複数のリブが、格子状に形成されている。そして、それらのリブの形成状態は、図1から分かるようにしているが、図1においては、図面を見やすくするために、図3に示されているリブの数を減らして示してある。また、蓄電池13,14には、各々一対の電極部13a,14aが設けられているが、上記のベース板6には、それらの電極部13a,14aに接触させるための二対の接片部材6e,6fが設けられている。そして、各々の収容部の奥壁には、蓄電池13,14を蓋4の方向へ付勢するばね15,16が取り付けられている。従って、蓄電池13,14は、図3における左右方向の動きを、壁部2a,3aとロック部材9,10の近接位置まで延伸している高さの高いリブとによって規制され、上下方向の動きを、複数のリブと接片部材6e,6fとによって規制されるようになっている。尚、二対の接片部材6e,6fは、図2において下方部をベース板6に取り付けていて、上方部の一部で電極部13a,14aに接触するようになっている。
次に、本実施例における蓄電池13,14の着脱方法を説明する。図2及び図3は、蓄電池13,14の装填状態を示したものである。このとき、蓄電池13,14は、ばね15,16の付勢力によって、蓋4の方向へ押されているが、ロック部材9,10のフック部9a,10aに係止され、この状態が維持されている。つまり、ばね11,12の付勢力と、フック部9a,10aの形状とから、フック部9a,10aのフック面と蓄電池13,14との間に作用する摩擦力の方が、ばね15,16の付勢力よりも大きいということである。ところが、この状態において強い衝撃が加わると、ロック部材9,10が回転させられ且つ蓄電池13,14が蓋4の方向へ移動させられ得るようになって、電極部13a,14aが接片部材6e,6fと接触・非接触を繰り返し、電流の供給が不安定になってしまうおそれがあるが、本実施例の場合には、図2から分かるように、蓋4の閉鎖状態においては、蓋4に設けたられた抑止部4c,4dがロック部材9,10の回転を阻止する位置にあるため、蓄電池13,14のガタツキを最小限にとどめ、安定した電流の供給が可能となっている。
この状態から、蓄電池13,14を交換する場合には、先ず、つまみ5の把持部を起立させ、図3において時計方向へ回転させる。それによって、電池室側に設けられているつまみ5の鉤部が、上ケース2の開口部形成縁から外れるので、つまみ5をそのまま手前に引くと、蓋4は、軸部4a,4bにおいて、ヒンジのようにして回転し、上ケース2と下ケース3とによって形成された開口部を開く。このとき、不用意に、蓋4を下に向けて開いてしまっても、蓄電池13,14がロック部材9,10のフック部9a,10aに係止されているので、電池室から落下してしまうようなことはない。そこで、開口部を上に向けておき、ばね11,12の付勢力に抗して指でフック部9a,10aを押し、その係止を解除すると、蓄電池13,14が、ばね15,16の付勢力によって、その一部を電池室外へ突出させるので、指でつまんで引き出すことになる。このようにして、蓄電池13,14を電池室から引き出した状態が、図1に示された状態である。そして、この状態のときには、ロック部材9,10は、ばね11,12の付勢力によってストッパ部6b,6dに当接するまで回転させられ、図3に示した状態に復帰して、フック部9a,10aを蓄電池13,14の通路内へ臨ませている。
その後、新しい蓄電池13,14や、充電後の蓄電池13,14を、順次、電池室に挿入するときは、蓄電池13,14が、通路内へ臨んでいるフック部9a,10aを押すことになるが、フック部9a,10aの被押動面は斜面となっているため、カム作用によって、ロック部材9,10は、ばね11,12の付勢力に抗して回転させられ、フック部9a,10aを通路外へ退かす。そのため、蓄電池13,14の挿入は可能となるが、このときの挿入が抵抗感なく行えるようにするためにも、ばね11,12の付勢力は余り大きくしていない。そして、蓄電池13,14が、ばね15,16を圧縮させ、電極部13a,14aを接片部材6e,6fに接触させた位置まで挿入されると、ロック部材9,10は、ばね11,12の付勢力によって回転し、蓄電池13,14を係止し得るようになる。従って、その段階で、蓄電池13,14を押し込む力を解くと、蓄電池13,14は、ばね15,16の付勢力によって若干戻り、ロック部材9,10のフック部9a,10aによって係止された状態になる。そこで、蓋4を閉め、つまみ5を反時計方向へ回転させると、電池室側に設けられている鉤部が、上ケース2の開口部形成縁の内側に入り込むので、つまみ5の把持部から指を離しても、蓋4の閉じ状態が維持され、図2及び図3に示された状態になる。
尚、本実施例の場合は、蓄電池13,14を係止するロック手段の構成として、ロック部材9,10を独立の部材とし、それらを、ばね11,12によって付勢するようにしているが、本体ケースと一体化された合成樹脂製の板状部に、可撓性を有するフック部を一体成形にて形成するようにすれば、極めて低コストな構成にすることができる。また、本実施例の場合には、蓋4を、本体ケースの一部である下ケース3に対して回転可能に取り付けているが、下ケース3も蓋4も合成樹脂製とし、蓋4は、下ケース3に対して折り曲げ可能に一体成形されているようにしても構わない。更に、本実施例は、本体ケースを構成している上ケース2と下ケース3とが、電池ホルダー1とは別部品として製作されていて、それを電池ホルダー1に一体化させる場合で説明しているが、例えば、図1において、電池ホルダー1を本体ケースとし、それを上下二つの合成樹脂部品にしておき、上ケース2に相当する部位を上側の部品に一体成形で形成し、下ケース3に相当する部位を下側の部品に一体成形で形成しておき、それらの二つの部品を相互に組み付けて電池室が形成されているようにしても差し支えない。そして、これらのことは、下記の各実施例の場合にも言えることである。
図4及び図5を用いて実施例2を説明する。本実施例も実施例1と同様に、電池ホルダーに採用し易いように構成したものであって、図4は、そのユニットを示した平面図であり、図5は、図4の下方から見た正面図である。本実施例の構成は、実施例1の構成に一部の部材、部位を付加したものである。そのため、実施例1の場合と同じ部材、部位には同じ符号を付け、それらについての説明を省略する。実施例1の構成と異なる点は、実施例1においては、ベース板6の左右方向の両端に、補助ベース板7,8が、ベース板6と平行になるようにして取り付けられていたが、本実施例の場合には、それらの補助ベース板7,8に加えて、ベース板6の左右方向の略中央部に、補助ベース板7,8よりも長い補助ベース板17が、ベース板6と平行になるようにして取り付けられている。そして、ベース板6と補助ベース板17の間には、フック部18aを有する第3ロック部材18と、フック部19aを有する第4ロック部材19が回転可能に取り付けられている。
それらのロック部材18,19のうち、第3ロック部材18は、ベース板6のばね掛け部6gと第3ロック部材18のばね掛け部18b(図4にのみ図示)に掛けられたばね20により、図4において時計方向へ回転するように付勢されているが、その回転は、ベース板6に設けられたストッパ部6h(図4にのみ図示)によって阻止されるようになっている。他方、第4ロック部材19は、ベース板6のばね掛け部6iと第4ロック部材19のばね掛け部19b(図4にのみ図示)に掛けられたばね21により、図4において反時計方向へ回転するように付勢されているが、その回転は、ベース板6に設けられたストッパ部6j(図4にのみ図示)によって阻止されるようになっている。そして、本実施例の場合には、蓋4に、抑止部4c,4dのほかに、二つのロック部材18,19の回転を阻止するための抑止部4e,4fが形成されている。
このように、本実施例においては、一つの蓄電池を二つのロック部材によって係止するようにしているが、このように構成することによって、蓄電池のガタツキを最小限に止め得るようにしていると共に、いかなる場合でも蓄電池を安定した姿勢に保ち、カメラへの電流の供給が安定して得られるようにしている。尚、本実施例の蓋4には、抑止部4e,4fを別々に設けているが、それらを一つの抑止部として構成しても差し支えない。また、本実施例の場合のおける蓄電池13,14の着脱は、実施例1の場合に準じて行われるので、その説明を省略する。
図6及び図7を用いて実施例3を説明する。本実施例は、蓄電池を一つだけ収容できるようにするために、実施例1の左約半分を一つの電池室ユニットとして構成したものである。図6は、そのユニットを示した平面図であり、図7は、図6の下方から見た正面図である。これらの図からも分かるように、本実施例は、実施例1における蓄電池14の収容部と第2ロック部材10とを無くすと共に、蓋4の左右方向の長さを約半分とし、つまみ5の位置を、蓄電池13の正面に移動させたものである。そのため、実施例1の構成部材、部位と同じであるか対応している部材、部位には、実施例1の場合と同じ符号を付け、それらについての説明を省略する。本実施例は、このように構成したことによって、電池ホルダーのようなカメラの付属品のほかに、カメラ本体内へも直接組み込み易くしたものである。尚、本実施例の場合には、ロック部材を一つだけ設けているが、実施例2のように、第3ロック部材18に相当する部材を、第3ロック部材18と同じようにして設けても差し支えない。
図8及び図9を用いて実施例4を説明する。本実施例も実施例1と同様に、電池ホルダーに採用し易いように構成したものであって、図8は、そのユニットを示した平面図であり、図9は、図8の下方から見た正面図である。本実施例の構成は、実施例1における蓋4と二つのロック部材9,10の形状が異なるだけであって、その他の部材、部位は、実施例1の場合と全く同じである。そのため、それらの同じ部材、部位には、実施例1の場合と同じ符号を付け、それらについての説明を省略し、蓋4と二つのロック部材9,10の異なる形状についてだけ説明することにする。
本実施例の蓋4には、実施例1の蓋4に形成されていた突起状の二つの抑止部4c,4dが形成されていない。しかも、本実施例の蓋4は、実施例1の蓋4よりも全体が薄く形成されている。そのため、本実施例の蓋4には、その薄さを補強する意味もあって、蓋4の内側に、蓋4の縁に沿って「ロ」字状に突き出た肉厚部4gを形成している。また、本実施例の二つのロック部材9,10は、回転軸から先端までの長さが、実施例1の二つのロック部材9,10よりも長く形成されている。従って、本実施例の場合には、蓄電池13,14を装填している状態において衝撃が加わり、ロック部材9,10が蓄電池13,14に押されて回転しようとした場合には、ロック部材9,10の先端が肉厚部4gの内側の側面の一部に当接し、阻止されるようになっている。従って、それらの被当接部は、実施例1の抑止部4c,4dと同じ役目を有した抑止部であるともいえる。
また、本実施例の場合にも、実施例2の場合と同様に、第3ロック部材18と第4ロック部材19を設けるようにすることが可能であるが、そのようにする場合には、図9において、蓋4の略中央部の上下にわたり、一つ又は二つの肉厚部を帯状に形成することになる。更に、本実施例における蓋4と第1ロック部材部材9の形状は、実施例3に採用することも可能である。
本発明を電池ホルダーに適用した実施例1の斜視図である。 図1における要部を示した平面図である。 図2を下方から見た正面図である。 実施例2の平面図である。 図4を下方から見た正面図である。 実施例3の平面図である。 図6を下方から見た正面図である。 実施例4の平面図である。 図8を下方から見た正面図である。
符号の説明
1 電池ホルダー
1a ねじ部材
1b グリップ部
1c,13a,14a 電極部
1d 開口部
2 上ケース
2a,3a 壁部
3 下ケース
4 蓋
4a,4b 軸部
4c,4d,4e,4f 抑止部
4g 肉厚部
5 つまみ
6 ベース板
6a,6c,6g,6i,9b,10b,18b,19b ばね掛け部
6b,6d,6h,6j ストッパ部
6e,6f 接片部材
7,8,17 補助ベース板
9 第1ロック部材
9a,10a,18a,19a フック部
10 第2ロック部材
11,12,15,16,20,21 ばね
13,14 蓄電池
18 第3ロック部材
19 第4ロック部材

Claims (3)

  1. 少なくとも一つの電池を着脱するための開口部を有していて該開口部の奥に電池室を形成している本体ケースと、先端にフック部を有していて前記開口部の内部に設けられており前記電池が前記電池室へ挿入されるときには前記電池に押され自己の習性に抗して該フック部が前記電池の通路外へ退かされ前記電池の挿入完了時には自己の習性で復帰して該フック部によって前記電池を係止する少なくとも一つのロック手段と、前記本体ケースに対して回転だけするようにして取り付けられており前記電池の着脱時においては該回転によって前記開口部を開閉すると共に前記開口部の閉鎖状態においては前記本体ケースに係合し前記電池室側の面に設けられた抑止部が前記フック部が変位しないようにする蓋と、を備えていることを特徴とするカメラ又はその付属品の電池室の蓋開閉機構。
  2. 前記抑止部が、前記蓋に枠状に形成された肉厚部の一部であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ又はその付属品の電池室の蓋開閉機構。
  3. 前記ロック手段が、前記本体ケースに一体に形成されたロック部であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ又はその付属品の電池室の蓋開閉機構。
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