JP2007057716A - 可変焦点レンズとこれを用いた焦点調節装置及び撮像装置 - Google Patents

可変焦点レンズとこれを用いた焦点調節装置及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構造が簡単で小型化に対応可能な可変焦点レンズと、これを利用した焦点調節装置及び撮像装置を提供する。
【解決手段】
可変焦点レンズ10は、レンズ11と、正電極13と、負電極14とを備える。レンズ11を構成する第2の層11bと第1の層11aとは、ポリ塩化ビニルに可塑剤が混入されたものから形成され、可塑剤の混入量、種類等を調節することで、硬さが調節されている。第2の層11bは第1の層11aの少なくとも光の透過する領域を覆うように形成される。正電極13と負電極14との間に電圧が印加されると、第2の層11bと第1の層11aとは正電極13に引かれるように変形し、可変焦点レンズ10の曲率が変化し、焦点距離が変化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧の印加によって曲率が変化し、焦点距離が変化する可変焦点レンズとこれを用いた焦点調節装置及び撮像装置に関する。
近年、携帯電話等の小型の電子機器に撮像装置が搭載されるようになり、撮像装置の小型化が進んでいる。これらの撮像装置に用いられるレンズと撮像素子との間の焦点距離を調節する焦点調節装置において、従来電磁モータを利用してレンズと撮像素子との距離を調節することが行われている。しかし、電磁モータを利用する場合、動力を伝達するための機構が必要となり、焦点調節装置の構成が複雑となり撮像装置の小型化に対応することが難しいという問題がある。
そこで、印加された電圧に応じて変形する電歪材料から構成されたアクチュエータを用いて、レンズを保持するレンズホルダをレンズの光軸方向に移動させ、レンズと撮像素子との距離を調節することが行われている(例えば、特許文献1)。
特開2003−215429号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、電磁モータ等を利用する場合と比較し構造が簡単になるものの、電歪材料の伸縮の制御にガイドやバネが必要であり、部品点数が多く、構造も複雑となる問題は解決されない。
そこで、ガイド、バネ等を省略し簡単な構造を実現するため、レンズ自体の焦点距離を変化させることが可能な可変焦点レンズと、これを用いた焦点調節装置及び撮像装置が求められている。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、構造が簡単で小型化に対応可能な可変焦点レンズと、これを利用した焦点調節装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る可変焦点レンズは、
高分子から形成された第1の層と、前記第1の層の少なくとも光が透過する領域に高分子から形成されレンズの曲率を定める第2の層と、を有するレンズと、
前記第1の層と接するように形成された第1の電極と、
前記第1の層と接するように形成された第2の電極と、を備え、
前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧が印加されると、前記第1の層と前記第2の層とがそれぞれ前記第1の電極に引かれるように変形し、前記レンズの曲率が変化する、ことを特徴とする。
前記第2の層は、前記第1の層よりも硬く形成されてもよい。
前記第1の層と前記第2の層とは、可塑剤が添加された高分子から形成され、
高分子の種類、可塑剤の添加量、可塑剤の種類の少なくともいずれか1つを変化させることにより、前記第1の層と前記第2の層との硬さを変化させてもよい。
前記第1の電極と前記第2の電極とは、環状に形成されてもよい。
前記第1の電極と前記第2の電極とは、前記レンズの光軸を中心に対称となるよう分割された複数の電極から構成されてもよい。
前記第2の層は、前記第1の層の光の入射面の全体を覆うように形成されてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る焦点調節装置は、
高分子から形成された第1の層と、前記第1の層の少なくとも光の透過領域に高分子から形成されレンズの曲率を定める第2の層と、を有するレンズと、
前記レンズを保持するレンズホルダと、
前記レンズホルダの前記レンズと接触する領域に設けられた第1の電極と、
前記レンズホルダの前記レンズと接触する領域に設けられた第2の電極と、を備え、
前記第1の電極と前記第2の電極とが少なくとも前記レンズの前記第1の層と接し、
前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧が印加されると、前記レンズの前記第1の層及び前記第2の層とがそれぞれ前記第1の電極に引かれるように変形し、前記レンズの曲率が変化し、焦点距離が変わることを特徴とする。
前記レンズホルダは、開口部を有する平板部を備え、
前記レンズは前記平板部に保持されてもよい。
前記第1の電極は、前記平板部上に環状に形成され、
前記第2の電極は、前記平板部の前記開口部の内周面に形成されてもよい。
前記第1の電極は、前記平板部の一方の面に形成され、
前記第2の電極は、前記平板部の他方の面に、前記平板部の開口部を覆うように形成され、
前記第2の電極は光透過性を備える材質から形成されてもよい。
前記第1の電極及び前記第2の電極は、前記レンズの光軸を中心に対称に分割された複数の電極から構成されてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る撮像装置は、
第2の観点に係る焦点調節装置と、
前記焦点調節装置が設置される基板と、
前記基板上に配置される撮像素子と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、印加された電圧に応じて変形し、曲率が変化する可変焦点レンズを用いることによって、構造が簡単で小型化に対応可能な焦点調節装置と、これを用いた撮像装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る可変焦点レンズと、これを用いた焦点調節装置及び撮像装置について図を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置30を図1〜図4に示す。図2は撮像装置30の平面図である。図1は、図2の一点鎖線A−Aにおける断面図である。また、図3は撮像装置30を構成する焦点調節装置20に設けられた可変焦点レンズ10に電圧が印加された状態を模式的に示す断面図である。図4(a)及び(b)は、可変焦点レンズ10の動作を説明するための図である。なお、図2では説明の便宜のため、特にレンズホルダ21の平板部21a、レンズ22、可変焦点レンズ10を構成するレンズ11と正電極13とを図示している。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置30は、図1に示すように焦点調節装置20と、撮像素子31と、基板32とを備える。
撮像素子31は、被写体の光学像を電気信号に変換するものであり、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等から構成されており、例えば図1に示すように基板32上に設置される。
焦点調節装置20は、図1に示すように、可変焦点レンズ10と、レンズホルダ21と、レンズ22とを備える。
可変焦点レンズ10は、図1、図4(a)及び(b)に示すように、レンズ11と、正電極13と、負電極14と、を備える。レンズ11は、レンズホルダ21の平板部21cの平板部21aと対向する面上に設置される。また、レンズ11は、正電極13と負電極14に印加される電圧がゼロ、つまり初期状態で図2に示すように環状に形成される。正電極13と負電極14に印加される電圧をゼロから上昇させると、レンズ11を構成する第1の層11aが、図3に示すように正電極13に沿うように変形し、また第2の層11bも正電極13に引かれるように変形し、レンズ11の曲率が変化し、焦点距離が変化する。
レンズ11を構成する第1の層11aと第2の層11bとは、いずれも電圧の印加に応じて変形する高分子から形成され、本実施の形態ではポリ塩化ビニルに可塑剤を添加したものから形成される。ポリ塩化ビニルと可塑剤は、後述するようにそれぞれの層に要求される変位量、強度等から決定され、例えば1:9(ポリ塩化ビニル:可塑剤)の割合で混合される。
第1の層11aは、レンズホルダ21の平板部21cに形成された正電極13と負電極14とに接するように設置される。また、第2の層11bは、第1の層11aの一方の面(レンズ22側と対向する面、光の入射面)の少なくとも光が透過する領域を覆うように形成され、レンズ11の曲率を決定する。第2の層11bは、第1の層11aと比較し曲率の変化が少なくなるように形成され、また可変焦点レンズ10に保護膜が不要となる程度に硬く形成される。
レンズ11を構成する第1の層11aと第2の層11bとの硬さは、用いるポリ塩化ビニルの重合の程度、可塑剤の混入量、用いる可塑剤の性質によって決まるため、第1の層11aと第2の層11bに要求される性質に応じて、これらを適宜調節することによって決定する。
具体的に、例えばポリ塩化ビニルに関して、本実施の形態では、n=1100のポリ塩化ビニルを用いることが好ましい。例えば、n=3700のポリ塩化ビニルは、可塑剤を多く含むことができ、また強度が高く好ましいが、透明度がn=1100のものに比べて低いため、本実施の形態のように可変焦点レンズ10として用いるのは適さない。
次に、可塑剤は、フタル酸エステル系のものが好ましく、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DEHP(DOP))、フタル酸ジノルマルオクチル(DnOP)、フタル酸ジイソノニル(DINP)、フタル酸ジイソデシル(DIDP)、フタル酸ジウンデシル(DUP)がより好ましい。
これらの可塑剤は、一般にポリ塩化ビニルに添加される量が増えるに従って、ポリ塩化ビニルのゲルが柔軟になり、電圧を印加した際の変位量が多くなる傾向にある。また、それぞれの可塑剤は、エステル基の直鎖が長いほどポリ塩化ビニルに電圧を印加した際の変位量が少ない傾向を示す。また、エステル基に分岐があると電圧を印加した際の変位量が少ない傾向を示す。従って、この性質を利用し、可変焦点レンズに要求される変位量、強度等に応じ可塑剤の材質、混合量を適宜調節する。例えば、可変焦点レンズ10が特に大きい変位量を必要とする場合、柔らかいゲルを作る必要があるため、可塑剤の混入量を増やす、エステル基の直鎖が短い可塑剤を用いる、エステル基の分岐が少ない可塑剤を用いる、等のいずれか1つ、もしくはこれらの組み合わせによってゲルの硬さを調節する。
また、レンズ11を構成する第1の層11a及び第2の層11bは、以下に記述するようにして形成する。まず、ポリ塩化ビニルに可塑剤として例えばフタル酸ジブチルを加え、これをテトラヒドロフラン(THF)に溶解させる。続いて、この溶液を予め可変焦点レンズの形状に成型した型に流し込み、数日間放置する。放置することによって、テトラヒドロフランが蒸発し、ゲルレンズが形成される。
正電極13は、例えばカーボンブラック、金、銀、アルミニウム、リン青銅等の無機導電性材料又は有機導電性高分子等の有機導電性材料から構成され、図2に示すように環状に形成される。正電極13は、レンズホルダ21の平板部21cの平板部21aと対向する面上に形成される。上述したように、正電極13と負電極14との間に電圧が印加されるとレンズ11は正電極13に引かれ、正電極13に沿うように変形する。本実施の形態では、レンズ11を径方向外側に良好に変形させるため、正電極13は、図4(a)に示すようにレンズ11よりも径方向外側に広く形成される。
負電極14は例えばカーボンブラック、金、銀、アルミニウム等、リン青銅等の無機導電性材料又は有機導電性高分子等の有機導電性材料から構成される。負電極14は、レンズホルダ21の平板部21cに形成された開口部21dを周方向に全面に覆うように環状に形成される。
また、正電極13と負電極14とは、電源(図示せず)及び制御部(図示せず)に接続されており、制御部(図示せず)からの入力に従い正電極13と負電極14との間に電圧が印加される。
次に、可変焦点レンズ10に電圧が印加された場合を図4を用いて説明する。
図4(a)に示す初期状態のレンズ11に、正電極13と負電極14とに印加する電圧をゼロから上げていくと、レンズ11の第1の層11aと第2の層11bとを構成するポリ塩化ビニルが正電極13に引き寄せられるため、第1の層11aと第2の層11bとは図4(b)に示すように正電極13を覆うように径方向に外側に変形する。例えば、レンズ11の厚みはTaからTbへと変化する。この際、第2の層11bも径方向に外側に変形するため、第2の層11bの曲率半径は大きくなる、換言すれば曲率は小さくなり、レンズ11の焦点距離は遠くなる。
各電極間に電圧が印加された際、第2の層11bは可塑剤の混入量が予め少ない、及び/又は変位量の少ない可塑剤を用いているため、正電極13に引き寄せられる程度が第1の層11aと比較して少ない。一方、第1の層11aは、強く引き寄せられ、大きく変形する。しかし、第1の層11aと第2の層11bとは、可塑剤の添加量、種類等が異なるのみで、ほぼ同じ材質から形成されるため密着性に優れる。従って、このように変形の度合いに差があっても両者の界面が剥離する、空気が混入する等は生じず、良好な光透過性を備える。
また、正電極13と負電極14とに印加する電圧を、ゼロに戻すと、第1の層11aと第2の層11bとを構成するポリ塩化ビニルが正電極13に引き寄せられなくなるため、レンズ11は図4(a)に示す初期状態に戻る。
レンズホルダ21は、図1及び図2に示すように円筒状であり、その内側に可変焦点レンズ10及びレンズ22を保持する。また、レンズホルダ21は、平板部21a及び平板部21cを備える。平板部21aは、レンズ22の径に対応した開口部21bを有する。平板部21cは、可変焦点レンズ10に対応する開口部21dを備える。また、平板部21cの平板部21aに対向する面上には、正電極13が形成されており、平板部21cの開口部21dには、内周面の全集に亘って負電極14が形成される。このようにレンズホルダ21の平板部21cには正電極13及び負電極14が形成されるため、両者を電気的に絶縁するため、レンズホルダ21の少なくとも平板部21cは絶縁材料から形成されるのが好ましく、具体的にPET(ポリエチレンテレフタレート)から形成される。
レンズ22は、プラスチックレンズ、ガラスレンズ等から構成され、可変焦点レンズ10とともに被写体の光学画像を集光する。可変焦点レンズ10は上述したように、正電極13と負電極14との間に印加された電圧に応じて曲率が変化するが、レンズ22の曲率は一定である。
本実施の形態の可変焦点レンズ10によれば、第2の層11bと第1の層11aから構成されたレンズ11を備えるため、曲率の制御が容易となる。なぜなら、レンズ11の曲率はレンズ表面により決定されるため、レンズ11の曲率の変化を所定程度得るにはレンズ11の表面の変形を制御する必要がある。しかし、レンズ11全体が同じ硬さに形成されると、レンズ11を作製した際の微妙な形状の差等で変形の程度が大きく変わり、レンズ11の表面の形状、つまりレンズ11の曲率を制御するのが難しい。しかし、本実施の形態のように、レンズ11の曲率を決定する表面領域に第2の層11bを設けることによって、この第2の層11bの変形のみを制御することにより、レンズ11の曲率を制御することができる。従って、その他の領域、つまり第1の層11aの変位量等はレンズ11の曲率に影響を及ぼさないため、レンズ11の曲率の制御が容易となる。
また、例えば、可変焦点レンズを構成するレンズを単一の層で形成する場合、レンズの表面を外部環境から保護するため、例えば、レンズの表面を、例えばポリウレタン、ポリパラキシリレン樹脂(パリレン)等の伸縮性のある薄い膜で覆う必要があった。しかし、保護膜とレンズとは違う素材であるため、密着性に乏しく、レンズを変形させると保護膜とレンズとの間に隙間が生ずる等の問題がある。従って、レンズを変形させ曲率を制御する際、隙間等が生じないよう正確に制御することが難しいという問題があった。しかし、本実施の形態のように第2の層11bを形成することによりレンズ表面が外部環境の影響を受けにくくなるため、単一の層から形成される場合に必要であった保護膜を省略することが可能となる。
上述したように本実施の形態の可変焦点レンズ10は、電圧を印加することによってレンズ11そのものが変形し、曲率が変化し、焦点距離が変化する。従って、従来利用されてきたレンズを保持するレンズホルダをアクチュエータ等によって光軸方向に移動させ、焦点距離を調節する構成と異なり、アクチュエータ、動力伝達手段、ガイド等を省略することができる。結果として、焦点調節装置10を小型化することが可能となり、さらには撮像装置30の小型化に容易に対応することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置52を図5及び図6に示す。図6は撮像装置52の平面図である。図5は、図6の一点鎖線B−Bにおける断面図である。第2の実施の形態にかかる可変焦点レンズ80が、第1の実施の形態の可変焦点レンズ10と異なるのは正電極の形が異なることである。第1の実施の形態と共通する部分に関しては、同一の引用番号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態の撮像装置52は、焦点調節装置62と、基板31と、撮像素子32と、を備える。そして、焦点調節装置62は、可変焦点レンズ80と、レンズホルダ21と、レンズ22と、を備える。
可変焦点レンズ80は、第1の実施の形態と同様にレンズ11と、正電極83と、負電極84とから構成される。
レンズ11を構成する第1の層11a及び第2の層11bは、第1の実施の形態と同様に、ポリ塩化ビニルに可塑剤を混入したものから形成される。また、第2の層11bは、第1の層11aよりも所定程度硬く形成され、また第1の層11a上の、少なくとも光の透過領域を覆うように形成され、第2の層11bがレンズ11の曲率を定める。
正電極83は、例えばカーボンブラック、金、銀、アルミニウム、リン青銅等の無機導電性材料又は有機導電性高分子等の有機導電性材料から構成され、図6に示すように中心軸(光軸)に対して対称に4つに分割されて形成される。また、正電極83は、図5に示すようにレンズホルダ21の平板部21c上に設置される。
負電極84は例えばカーボンブラック、金、銀、アルミニウム、リン青銅等の無機導電性材料又は有機導電性高分子等の有機導電性材料から構成される。負電極84は、正電極83を構成する電極83aに対応して、レンズホルダ21の平板部21cに形成された開口部21dの内面上に、図6に示すように中心軸に対して対称に4つに分割されて形成される。
正電極83を構成する4つの電極83aと、負電極84を構成する4つの電極84aは、それぞれ図示しない電源及び図示しない制御部に接続されており、個々に電圧が印加される。
このような構成を採る可変焦点レンズ80は、複数に分割された電極を備えるため、各電極間に同電圧を印加することで、第1の実施の形態にかかる可変焦点レンズ10と同様に曲率を変化させ焦点距離を変化させることができる。
更に、本実施の形態の可変焦点レンズ80は、正電極83を構成する電極83aと、負電極84を構成する電極84aとの間に、それぞれ異なる電圧を印加することが可能である。従って、例えば、レンズ11に光軸に対する誤差がある場合、一つの電極83a、電極84a間に印加する電圧を高めることにより、第1の層11a及び第2の層11bの変形を調節し、これらの誤差を修正することが可能となる。
また、このように各電極を中心軸に対して対称に分割することによって、印加する電圧によって誤差を修正することが可能となるため、第1の実施の形態のように正電極を環状に形成する場合、必要とされていたレンズ実装時に光軸をあわせながらレンズを固定する作業を省略することが可能となる。
また、仮に静止状態で光軸合わせを行いレンズを固定した場合であっても、形成されたレンズの形状に誤差がある、電極界面との微妙な差異等により、可変焦点レンズを稼働させた際、画質個体差が大きいという問題が生ずる可能性があった。しかし、本実施の形態のように、各電極を分割して形成することによって、レンズ実装時に光軸合わせを厳密に行わなくとも、各電極間に印加する電圧を調節することによって、光軸とのズレを補正することができる。従って、本実施の形態の可変焦点レンズ80を利用することによって、個々のレンズに即した調節機能が備わるため、可変焦点レンズ製造時の個体差(形状等)の許容値が大きくなり、製造コストを下げることも可能となる。
また、一般的な可変焦点レンズは、光軸方向(Z軸方向)のみの焦点調節機能を有するが、本実施の形態の可変焦点レンズ80は、光軸に対し垂直となる面方向(XY軸方向)の微妙な調節が可能となる。従って、例えば、防犯カメラ等カメラが固定されている場合にも、レンズを調節することによって、所望の被写体の映像を捉えることが可能となる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態にかかる撮像装置53を図7及び図8に示す。図8は撮像装置53の平面図である。図7は、図8の一点鎖線C−Cにおける断面図である。本実施の形態にかかる可変焦点レンズ90が上述した実施の形態の可変焦点レンズ10、80と異なるのは、負電極の形成される領域が異なる点にある。上述した実施の形態と共通する部分については、同一の引用番号を付し、詳細な説明は省略する。
撮像装置53は、図7及び図8に示すように焦点調節装置63と、基板31と、撮像素子32と、を備える。焦点調節装置63は、可変焦点レンズ90と、レンズホルダ21と、レンズ22とを備える。
可変焦点レンズ90は、レンズ11と、正電極93と、負電極94と、から構成される。可変焦点レンズ90は、図に示すようにレンズホルダ21の平板部21c上に設置される。
レンズ11を構成する第2の層11b及び第1の層11aは、第1の実施の形態と同様に、ポリ塩化ビニルに可塑剤を混入したものから形成される。また、第2の層11bは、第1の層11aよりも所定程度硬く形成され、また第1の層11a上の、少なくとも光の透過領域を覆うように形成され、レンズ11の曲率を定める。なお、本実施の形態では、第1の層11aは、平板部21cの基板31と対向する面(下面)に形成された負電極94と接するように、レンズホルダ21の平板部21cの開口部21dを充填するように形成される。
正電極93は、カーボンブラック、金、銀、アルミニウム、リン青銅等の無機導電性材料又は有機導電性高分子等の有機導電性材料、例えばリン青銅板から形成され、レンズホルダ21の平板部21cの上面を覆うように形成される。
負電極94は、光透過性を備える導電材料、例えばITO(Indium Tin Oxide)から形成され、図7に示すように平板部21cの下面上に、開口部21dを塞ぐよう設置される。
本実施の形態の可変焦点レンズ90も、第1の実施の形態と同じように第1の層11aと第2の層11bとから構成されるレンズ11を備えることによって、曲率の制御を容易に行うことが可能となる。さらに、本実施の形態では可変焦点レンズ90を構成する第1の層11aの下側に負電極14が形成されるため、可変焦点レンズ90の下面は均一となり、光学像に乱れが生ずることが軽減される。また、負電極を平板部21cの下面に形成することにより、平板部21cの開口部21dの内周面に負電極を形成する構成より、負電極の形成が容易となる。
本発明は上述した実施の形態に限られず、様々な修正及び応用が可能である。例えば、上述したそれぞれの実施の形態では、レンズ11の第2の層11bは、第1の層11aの少なくとも光の透過面を覆うように形成される場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限られず図9に示す可変焦点レンズ100の様に、第2の層101bが、第1の層101a全体を覆うように形成されてもよい。
また、上述した第2の実施の形態では、正電極83と負電極84とが、それぞれ中心軸に対して対称に4つに分割される場合を例に挙げて説明したが、分割される数は4に限らず、2以上の任意の整数であっても良い。また、第2の実施の形態の電極を分割して形成する構成は、第3の実施の形態に応用することも可能である。
また、可変焦点レンズ10に印加される電圧は、一段階に限らず、多段階に変化させ、可変焦点レンズ10の曲率を多段階に変化させることも可能である。
また、第1の実施の形態において、正電極13がレンズホルダ21の平板部21c上に、負電極14が平板部21cの開口部21dの内周面上に形成され、第1の層11a及び第2の層11bが径方向外側に変形する構成を例に挙げて説明したが、これに限られず、正電極13、負電極14を形成する領域、第1の層11a及び第2の層11bを変形させる方向は任意に変更することが可能である。例えば、負電極14を平板部21c上に形成し、それより径方向に内側に正電極13を形成し、第1の層11a及び第2の層11bを径方向に内側に変形させることも可能である。また、正電極13と負電極14を平板部21cの同一面上に形成する構成を採ることも可能である。
上述したそれぞれの実施の形態では、第2の層11bが、光の入射面(レンズ22と対向する面)にのみ形成される場合を例に挙げて説明したが、これに限られず、撮像素子32と対向する面に第2の層11bと同様の第1の層11aよりも硬い層を形成し、可変焦点レンズ10の両面の曲率を変える構成を採ることも可能である。
上述した各実施の形態では、ポリ塩化ビニルを用いた場合を例に挙げて説明したが、正電極と負電極との間に印加された電圧に応じて変形する性質を備えれば、ポリ塩化ビニル以外を用いることも可能である。
また、上述した各実施の形態では、2枚のレンズで被写体の光学画像を集光する構成を例に挙げて説明したがこれに限られず、例えば3枚のレンズを用いる構成を採ることが可能である。また、可変焦点レンズの位置も、任意である。可変焦点レンズと撮像素子との間にレンズを設置する構成を採ることもできる。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の平面図である。 本発明の第1実施の形態に係る撮像装置に設置された可変焦点レンズに電圧が印加された場合の撮像装置の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る可変焦点レンズの動作を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の平面図である。 本発明の実施の形態の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10 可変焦点レンズ
11 レンズ
11a 第1の層
11b 第2の層
13 正電極
14 負電極
20 焦点調節装置
21 レンズホルダ
22 レンズ
30 撮像装置
31 撮像素子
32 基板

Claims (12)

  1. 高分子から形成された第1の層と、前記第1の層の少なくとも光が透過する領域に高分子から形成されレンズの曲率を定める第2の層と、を有するレンズと、
    前記第1の層と接するように形成された第1の電極と、
    前記第1の層と接するように形成された第2の電極と、を備え、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧が印加されると、前記第1の層と前記第2の層とがそれぞれ前記第1の電極に引かれるように変形し、前記レンズの曲率が変化する、ことを特徴とする可変焦点レンズ。
  2. 前記第2の層が、前記第1の層よりも硬く形成されることを特徴とする請求項1に記載の可変焦点レンズ。
  3. 前記第1の層と前記第2の層とが、可塑剤が添加された高分子から形成され、
    高分子の種類、可塑剤の添加量、可塑剤の種類の少なくともいずれか1つを変化させることにより、前記第1の層と前記第2の層との硬さを変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変焦点レンズ。
  4. 前記第1の電極と前記第2の電極とが、環状に形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の可変焦点レンズ。
  5. 前記第1の電極と前記第2の電極とが、前記レンズの光軸を中心に対称となるよう分割された複数の電極から構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の可変焦点レンズ。
  6. 前記第2の層は、前記第1の層の光の入射面の全体を覆うように形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の可変焦点レンズ。
  7. 高分子から形成された第1の層と、前記第1の層の少なくとも光の透過領域に高分子から形成されレンズの曲率を定める第2の層と、を有するレンズと、
    前記レンズを保持するレンズホルダと、
    前記レンズホルダの前記レンズと接触する領域に設けられた第1の電極と、
    前記レンズホルダの前記レンズと接触する領域に設けられた第2の電極と、を備え、
    前記第1の電極と前記第2の電極とが少なくとも前記レンズの前記第1の層と接し、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧が印加されると、前記レンズの前記第1の層及び前記第2の層とがそれぞれ前記第1の電極に引かれるように変形し、前記レンズの曲率が変化し、焦点距離が変わることを特徴とする焦点調節装置。
  8. 前記レンズホルダが、開口部を有する平板部を備え、
    前記レンズが前記平板部に保持される、ことを特徴とする請求項7に記載の焦点調節装置。
  9. 前記第1の電極が、前記平板部上に環状に形成され、
    前記第2の電極が、前記平板部の前記開口部の内周面に形成されることを特徴とする請求項8に記載の焦点調節装置。
  10. 前記第1の電極が、前記平板部の一方の面に形成され、
    前記第2の電極が、前記平板部の他方の面に、前記平板部の開口部を覆うように形成され、
    前記第2の電極は光透過性を備える材質から形成されることを特徴とする請求項8に記載の焦点調節装置。
  11. 前記第1の電極及び前記第2の電極が、前記レンズの光軸を中心に対称に分割された複数の電極から構成されることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  12. 請求項7乃至11のいずれか1項に記載の焦点調節装置と、
    前記焦点調節装置が設置される基板と、
    前記基板上に配置される撮像素子と、を備えることを特徴とする撮像装置。
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