JP2007056986A - ハイポサイクロイド歯車減速装置 - Google Patents

ハイポサイクロイド歯車減速装置 Download PDF

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孝志 野▲崎▼
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Abstract

【課題】簡単な構成でコンパクトに設計でき、モータを含めた軸方向寸法を短くできるハイポサイクロイド歯車減速装置を提供することである。
【解決手段】入力軸側となる電動モータのロータ3に、左右の動力伝達部材5を介して2つの内歯車7a、7bを偏心させて取り付け、ロータ3の内周側でケーシング1に軸受11で両端支持された出力軸8に、各内歯車7a、7bと噛み合う2つの外歯車9a、9bを並べて取り付け、各内歯車7a、7bの自転運動を、それぞれの反対の側端側とケーシング1の左右両側部とに対向させて取り付けたプレート12、13に設けた複数の円環状溝12a、13a間に介在させたボール14の転動係合によって止め、その公転運動を出力軸8に取り付けた各外歯車9a、9bに伝達することにより、簡単な構成でコンパクトに設計でき、モータを含めた軸方向寸法を短くできるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイポサイクロイド歯車減速装置に関する。
ハイポサイクロイド歯車減速装置は、わずかに異なる歯数の内歯車と外歯車とを、一方が他方に振れ回りするように内外に噛み合わせて、大きな減速比が得られるようにしたものであり、種々の構成のものが提案されているが、入力軸側に偏心させて設けた歯車を、同軸上の出力軸側に設けた歯車と内外に噛み合わせて振れ回りさせ、この振れ回りする入力軸側の歯車の自転運動を止めて、その公転運動を前記出力軸側の歯車に伝達するようにしたものが多く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたものは、モータの回転駆動力が入力される入力軸の偏心部に第1外歯車と第2外歯車を設け、第1外歯車を同軸上に固定した第1内歯車に振れ回りするように噛み合わせ、入力軸と同軸上に配設した出力軸に設けた第2内歯車に第2外歯車を振れ回りするように噛み合わせて、第1および第2外歯車の公転運動を出力軸に設けた第2内歯車に伝達するようにしている。
特開平5−10401号公報(第1−7図)
特許文献1に記載されたハイポサイクロイド歯車減速装置は、摺動部分を有するオルダム継手等を用いずに、歯車の噛み合いのみで入力軸の回転力を出力軸に効率よく減速して伝達できるが、入力軸の偏心部に2つの外歯車を設け、これらの外歯車と噛み合う2つの内歯車を固定部と出力軸に設ける必要があるので、構成が複雑でコンパクトな設計ができない問題がある。また、モータが減速機の軸方向に設けられているので、モータを含めた軸方向寸法が長くなる問題もある。
そこで、本発明の課題は、簡単な構成でコンパクトに設計でき、モータを含めた軸方向寸法を短くできるハイポサイクロイド歯車減速装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、モータの回転駆動力が入力される入力軸側に偏心させて設けた歯車を、同軸上の出力軸側に設けた歯車と内外に噛み合わせて振れ回りさせ、この振れ回りする入力軸側の歯車の自転運動を止めて、その公転運動を前記出力軸側の歯車に伝達するハイポサイクロイド歯車減速装置において、前記モータをケーシングに固定したステータの内周側でロータを回転させる電動モータとして、このロータの内周側で前記出力軸を前記ケーシングに軸受で両端支持し、前記入力軸側の歯車を軸方向に2つ並べて、これらの2つの歯車の互いに反対の側端側と、これらの側端側と対向する固定部の側部とにリング状のプレートを取り付けて、これら各2枚一対のプレートの対向面に複数の円環状溝を対向させて設け、これらの対向させた各円環状溝間に転動体を介在させて、前記入力軸側の各歯車が振れ回りするときに、前記転動体を前記対向する円環状溝に沿って転動させ、これらの円環状溝と転動体との転動係合によって、前記入力軸側の各歯車の自転運動を止める構成を採用した。
すなわち、モータをケーシングに固定したステータの内周側でロータを回転させる電動モータとして、このロータの内周側で出力軸をケーシングに軸受で両端支持し、入力軸側の歯車を軸方向に2つ並べて、これらの2つの歯車の互いに反対の側端側と、これらの側端側と対向する固定部の側部とにリング状のプレートを取り付けて、これら各2枚一対のプレートの対向面に複数の円環状溝を対向させて設け、これらの対向させた各円環状溝間に転動体を介在させて、入力軸側の各歯車が振れ回りするときに、転動体を対向する円環状溝に沿って転動させ、これらの円環状溝と転動体との転動係合によって、入力軸側の各歯車の自転運動を止めることにより、簡単な構成でコンパクトに設計でき、モータを含めた軸方向寸法を短くできるものとした。
前記入力軸側の2つの歯車を内歯車とし、前記出力軸側の歯車を外歯車とすることにより、出力軸側の設計を容易にすることができる。
本発明のハイポサイクロイド歯車減速装置は、モータをケーシングに固定したステータの内周側でロータを回転させる電動モータとして、このロータの内周側で出力軸をケーシングに軸受で両端支持し、入力軸側の歯車を軸方向に2つ並べて、これらの2つの歯車の互いに反対の側端側と、これらの側端側と対向する固定部の側部とにリング状のプレートを取り付けて、これら各2枚一対のプレートの対向面に複数の円環状溝を対向させて設け、これらの対向させた各円環状溝間に転動体を介在させて、入力軸側の各歯車が振れ回りするときに、転動体を対向する円環状溝に沿って転動させ、これらの円環状溝と転動体との転動係合によって、入力軸側の各歯車の自転運動を止めるようにしたので、簡単な構成でコンパクトに設計でき、モータを含めた軸方向寸法を短くすることができる。
前記入力軸側の2つの歯車を内歯車とし、出力軸側の歯車を外歯車とすることにより、出力軸側の設計を容易にすることができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。このハイポサイクロイド歯車減速装置は、図1に示すように、ケーシング1に電動モータのステータ2が固定され、その内周側で回転する入力軸側のロータ3に、左右一対の回転支持部材4と、内径が偏心した動力伝達部材5が取り付けられ、各動力伝達部材5の偏心した内径面に、軸受6を介して左右1つずつの内歯車7a、7bが回転自在に支持され、これらの内歯車7a、7bが、出力軸8にスプライン結合で取り付けられた左右の外歯車9a、9bとそれぞれ内外に噛み合って、振れ回りするようになっている。ロータ3は左右の回転支持部材4を介して軸受10でケーシング1に支持され、出力軸8は軸受11でケーシング1に両端支持されている。
前記左右の内歯車7a、7bの軸受6による支持部には、それぞれ反対を向く軸方向の外側にリング状のプレート12がスプライン結合され、これらのプレート12と対向するケーシング1の左右両側部にもリング状のプレート13が取り付けられて、これらのプレート12、13の間に転動体としてのボール14が介在している。したがって、左右の内歯車7a、7bに発生するスラスト力が、ボール14を介してケーシング1の左右両側部に取り付けられたプレート13に支持される。
図2(a)、(b)に示すように、前記左右の内歯車7a、7bは偏心の位相が互いに180°ずらされて、左右の外歯車9a、9bに振れ回りするようになっている。したがって、2つの内歯車7a、7bの振れ回り運動に伴う遠心力の変動が互いに相殺され、各内歯車7a、7bの振れ回り運動による振動が抑制される。
図3および図4に示すように、前記各プレート12、13の対向面には、それぞれ複数の円環状溝12a、13aが円周方向に等配して設けられ、円環の中心が互いに偏心するように対向する円環状溝12a、13a間に1つずつのボール14が介在している。
図5(a)、(b)に示すように、前記各プレート12、13の円環状溝12a、13a間に介在する各ボール14は、各内歯車7a、7bと一緒に振れ回るプレート12の偏心運動に伴って、偏心して対向する円環状溝12a、13aの互いに位相が180°ずれた位置を転動する。したがって、これらの円環状溝12a、13aとボール14との転動係合によって、振れ回りする各内歯車7a、7bの自転運動が止められ、その公転運動が出力軸8に取り付けられた各外歯車9a、9bに伝達される。
上述した実施形態では、2つの内歯車を入力軸側に偏心させて設け、2つの外歯車を出力軸側に設けたが、2つの外歯車を入力軸側に偏心させて設け、内歯車を出力軸側に設けて、振れ回りする入力軸側の外歯車の自転運動を、実施形態と同様の手段で止めるようにすることもできる。なお、出力軸側に設ける歯車は、必ずしも2つ設ける必要はなく、1体のものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、各プレートの複数の円環状溝を円周方向に等配し、各円環状間に転動体としてボールを介在させたが、これらの円環状溝は必ずしも円周方向に等配する必要はなく、転動体もボールに限定されることはない。
ハイポサイクロイド歯車減速装置の実施形態を示す縦断面図 aは図1のIIa−IIa線に沿った断面図、bは図1のIIb−IIb線に沿った断面図 図1のリング状プレートとボールの係合部を示す縦断面図 図3のリング状プレートを示す正面図 a、bは、それぞれ図3のVa−Va線とVb−Vb線に沿った方向の矢視図
符号の説明
1 ケーシング
2 ステータ
3 ロータ
4 回転支持部材
5 動力伝達部材
6 軸受
7a、7b 内歯車
8 出力軸
9a、9b 外歯車
10、11 軸受
12、13 プレート
12a、13a 円環状溝
14 ボール

Claims (2)

  1. モータの回転駆動力が入力される入力軸側に偏心させて設けた歯車を、同軸上の出力軸側に設けた歯車と内外に噛み合わせて振れ回りさせ、この振れ回りする入力軸側の歯車の自転運動を止めて、その公転運動を前記出力軸側の歯車に伝達するハイポサイクロイド歯車減速装置において、前記モータをケーシングに固定したステータの内周側でロータを回転させる電動モータとして、このロータの内周側で前記出力軸を前記ケーシングに軸受で両端支持し、前記入力軸側の歯車を軸方向に2つ並べて、これらの2つの歯車の互いに反対の側端側と、これらの側端側と対向する固定部の側部とにリング状のプレートを取り付けて、これら各2枚一対のプレートの対向面に複数の円環状溝を対向させて設け、これらの対向させた各円環状溝間に転動体を介在させて、前記入力軸側の各歯車が振れ回りするときに、前記転動体を前記対向する円環状溝に沿って転動させ、これらの円環状溝と転動体との転動係合によって、前記入力軸側の各歯車の自転運動を止めるようにしたことを特徴とするハイポサイクロイド歯車減速装置。
  2. 前記入力軸側の2つの歯車を内歯車とし、前記出力軸側の歯車を外歯車とした請求項1に記載のハイポサイクロイド歯車減速装置。
JP2005242803A 2005-08-24 2005-08-24 ハイポサイクロイド歯車減速装置 Pending JP2007056986A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104373566A (zh) * 2014-08-06 2015-02-25 吴小杰 夹层风冷箱体锌基合金轴承支承动平衡内摆线减速箱

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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