JP2007056524A - サイフォン排水システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、キッチン等の一度に多量の水を流す排水システムにあって、二本の横引き管を接続してなるサイフォン排水の排水時の騒音を低減させるシステムを提供するもので、上管が勾配を付けられて配設され、下管のサイフォン力によって上管のエアを吸い込むもので、ズ−ズ−という排水騒音はなくなった。
【解決手段】排水立て管と、水廻り器具からの横引き管と、水頭(Hs)をもって備えられた合流部とからなり、横引き管が途中で他の横引き管と合流することなく前記合流部に接続されたサイフォン排水システムであって、水廻り器具からの排水を太径の管にて受け、この太径の管に2本の横引き管を上下に配設し、下側の横引き管は無勾配にて配設し、上側の横引き管は若干の勾配を付けて配設した排水システム。1‥トラップ、2‥太径のエルボ管、3、4‥横引き管、5‥床、a‥勾配。
【選択図】図2

Description

本発明は新規なサイフォン排水システムに関するものであり、キッチン等の多量に排水された際の騒音を低減させる排水システムを提供するものである。
従来の排水システムにあっては、いわゆる勾配排水システムであり、排水のための横引き管は所定の勾配をもって床下に敷設される。このため、水廻り器具の位置と排水立て管との位置関係が遠い位置にあり、従って横引き管が長い場合には、床下高さを十分取る必要があり、その分部屋の高さが低くなり、居住性が悪くなる。
かかる勾配排水システムに代わって近年になりサイフォン排水システムが提案されている。このサイフォン排水システムの概要は、排水立て管と、水廻り器具からの横引き管と、50cm以上の水頭をもつ合流部と、からなり、横引き管がそのまま他と合流することなく前記合流部へ接続される排水システムである。そして、横引き管内の水は水頭差の分だけサイフォン力が発生し、この横引き管内の水を排水するシステムである。
特に、キッチン、洗濯機、ユニットバス、浴槽等のように多量の水が一度に流れる排水にあっては、サイフォン排水即ち横引き管が一本では十分ではなく、場合によっては、例えばユニットバスであれば洗い場側の排水口から水が溢れ出すことともなる。又、排水時間が長くかかり使用者が満足できないということもある。
この不具合を解消するべく、上下に二本の横引き管を配設し、排水の当初にはほぼ同時に上下の管にサイフォン力を発生するが、その後、上管はサイフォン力が消え、連続排水の場合には下側の管のみがサイフォン起動されるシステムを用いることが有効である。ところで、連続排水で、下側の管のみに、サイフォン力が生じている場合には、トラップ内に入ってくる水の量よりも、発生しているサイフォン力によって処理できる排水量が大きくなっているため、トラップからエアを吸い込むことになり、その際、ズ−ズ−という排水騒音が連続して生じることがある。
これを解消すべく、過剰なサイフォン力や排水完了後にも発生し続けるサイフォン力を制御することによって封水切れや、排水騒音を防ぐため、サイフォンブレ−カ−の設置等の方法が取られている。しかし、この方法はサイフォン力を制御するため、サイフォン力によって排水性を確保しようとするサイフォン排水においては、排水性を落とすようなものであった。特に、キッチンのような大量の水を使用する器具では、必要排水量を確保できないような形となってしまう。
本発明は、キッチン等の一度に多量の水を流す排水システムにあって、二本の横引き管を接続してなるサイフォン排水の排水時の騒音を低減させるシステムを提供するものである。
本発明の要旨は、排水立て管と、水廻り器具からの横引き管と、水頭(Hs)をもって備えられた合流部とからなり、横引き管が途中で他の横引き管と合流することなく前記合流部に接続されたサイフォン排水システムであって、水廻り器具からの排水を太径の管にて受け、この太径の管に2本の横引き管を上下に配設し、下側の横引き管は無勾配にて配設し、上側の横引き管は若干の勾配を付けて配設したことを特徴とするサイフォン排水システムであり、前記上側の横引き管の勾配は、1/200以上、好ましくは、1/50〜1/100度である。
本発明は排水開始直後は上下の両管にて排水を行うが、上管内の排水は横引き管が勾配を付けられて配設されているため、この管内の水は空になる。このため、下管のサイフォン力によって上管のエアを吸い込む場合でもエアのみの吸い込みであって、(水+エア)の系の吸い込みはなく、ズ−ズ−という排水騒音はなくなったものである。
いわゆる溜め流し排水の際は、上下管共に満流でサイフォンを発揮しながら流れる。これにより必要排水量を確保できる。連続排水時には、ほとんど下管のみでサイフォン排水を行うが、排水開始直後は上管も使用して排水を実施する。上管を使用するのは排水開始直後のみですぐ使用しなくなる。その際、従来のように上下の横引き管が無勾配である場合には、上管内には水が残留することがある。このように、上管に水が残留すると、下管で生じた過剰なサイフォン力(負圧)は、トラップからの水とエアを吸い込むことから来るズ−ズ−という騒音をもたらすこととなる。
本発明では、上管に多少の勾配1/200以上、例えば、床下に収納可能とするために、好ましくは、1/30〜1/100程度の勾配をもってを設置することにより、上管内に残留した水を、勾配により立て管方向に流す仕組みとしたものである。このため、上管内を空にすることができ、下管で生じた過剰なサイフォン力は、上管からエアのみを吸うこととなり、トラップからエアを吸うことがなくなるため、排水騒音を低減させることとなったものである。又、トラップ側に過剰なサイフォン力(負圧)がかからなくなったため、封水切れに関しても防ぐことを可能としたものである。尚、上下管は必ずしも鉛直方向に正確に上下である必要はなく、斜め配置で上下となっていてもよい。
以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明する。図1はキッチントラップに従来のサイフォン排水システムを適用した際の概念図である。1はトラップ、2は太径の管(エルボ管(例えば50A))、3、4はこのエルボ管2に対して上下に配設したポリブテン製の横引き管(例えば20A)、10は排水立て管である。
この横引き管3、4は床5に対して無勾配をもって配設され、これが床5よりも下方に垂下させ、図示しない排水立て管1の合流部に接続されている。床5と図示しない合流部との水頭(Hs)により横引き管3、4内の水はサイフォン力を受け、管3、4内を満流流れをもって排水されることになる。
この際、両管3、4がサイフォン力を受けるが、上側にある管4は排水当初のみであり、その後は下側の管3のみにてサイフォン排水がもたらされる。しかるに、この管3のサイフォン力はトラップ1に対して負圧であることからトラップ1内の水とエアを巻き込むこととなり、ここにズ−ズ−という騒音をもたらすものである。尚、上管4は無勾配にて配設されているため、上管4内は水とエアが混在している状態である。
一方、図2は本発明のサイフォン排水システムをキッチンのトラップに適用した際の図である。太径の管2に接続された上管3は、1/100程度の勾配(a)をもって配設されている。さて、溜め流し排水時には上下の管3、4共にサイフォン力を発生し、管3、4内は満流流れとなり、必要排水量が確保されることとなる。即ち、溜め流し時にあって、トラップ1より一度に多量の水がエルボ管2に流れ込み、上下の管3、4はサイフォン力を生じて管3、4内は満流流れとなり排水される。
さて、連続排水時にあっては、上管4はサイフォン力が消え、下管3のサイフォン力のみで排水がなされることとなる。この場合、上管4には多少勾配がついているため管4内には水が残らずエアのみとなる。
さて、図1に示す従来のサイフォン排水システムであると、下管3のサイフォン力(負圧)によって水が吸い込まれるが、トラップ1(又はエルボ管2)内のエアも水と同時に巻き込むためにズ−ズ−という騒音がもたらされる。
一方、図2に示す本発明にあっては、過剰のサイフォン力はトラップ1から水とエアを混在して巻き込むよりも、その手前にある空になった上管4内のエアのみを吸い込むこととなり、ここに水とエアとの混合物を吸い込む際に生じるズ−ズ−騒音がなくなったものである。
図1は従来のサイフォン排水システムの概念図である。 図2は本発明のサイフォン排水システムの概念図である。
符号の説明
1‥トラップ、
2‥太径のエルボ管、
3、4‥横引き管、
5‥床、
a‥勾配。

Claims (3)

  1. 排水立て管と、水廻り器具からの横引き管と、水頭(Hs)をもって備えられた合流部とからなり、横引き管が途中で他の横引き管と合流することなく前記合流部に接続されたサイフォン排水システムであって、水廻り器具からの排水を太径の管にて受け、この太径の管に2本の横引き管を上下に配設し、下側の横引き管は無勾配にて配設し、上側の横引き管は若干の勾配を付けて配設したことを特徴とするサイフォン排水システム。
  2. 前記上側の横引き管の勾配は、1/200以上である請求項1記載のサイフォン排水システム。
  3. 前記上側の横引き管の勾配は、1/50〜1/100である請求項2記載のサイフォン排水システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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