JP4713982B2 - サイフォン排水キッチン用継手 - Google Patents

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本発明はサイフォン排水システムに用いられる継手に関するものであり、特に言えば、キッチン等の排水に用いられるサイフォン排水用継手に係るものである。
近年になり、従来の勾配排水システムに代わってサイフォン排水システムが提案されている。このサイフォン排水システムの概要は、排水立て管と、水廻り器具からの横引き管と、50cm以上の水頭をもつ合流部と、からなり、横引き管がそのまま他と合流することなく前記合流部へ接続される排水システムである。そして、横引き管内の水は水頭差の分だけサイフォン力が発生し、この横引き管内の水を排水するシステムである。
しかるに、従来のサイフォン排水システムにあっては、キッチン等の一度に多量の排水に用いる継手は特別なものはなく、キッチン等のサイフォン排水において、ダブル配管システムが提案されてはいるが、継手自体の技術がほとんど開発されていない。勿論、ダブル配管システムにおける上管についての技術そのものがない。
従って、サイフォン排水システムにおけるキッチン等の排水に用いる継手(ダブル配管継手)は、既存の技術を用いて継手を構成することが行われている。しかるに、既存の部材を接続して継手を構成する場合、多くのインクリーザーやレデユーサーを多用しなくてはならず、又、上下2段になるため、床下に収めることが困難であった。
図1は既存のもので接続してダブル配管用の継手を構成した例であり、11はキッチンからの排水管、12は50Aのチ−ズ、13は50Aのエルボである。チ−ズ12とエルボ13とが接続された背丈は300mmがほぼ限度とされている。サイフォン排水システムにおける横引き管14、15は通常は20Aの樹脂管であり、太径のチ−ズ12やエルボ13から細径の横引き管14、15の太さにまで径を細くするレデュ−サ−16或いはパイプ17を重ねて用いることにより順次径を小さくするものである。
このように既存の部材を多く用いて組み立てられているため、その組み立てにおける作業性が複雑で、コストがかかり、しかも、多数の部材を組み立てることから来る漏水が心配される。
本発明は以上のような従来技術に鑑みてなされたものであり、サイフォン排水システムに好適な器具と二本の排水管とを接続するダブル配管用継手を提供することを目的とするものである。
本発明の要旨は、水廻り器具と二本の横引き管とを接続するダブル配管用継手であって、水廻り器具から伸びる排水管体に接続される有底の筒状基体と、この筒状基体より同一方向に向かって伸び、横引き管が接続される二本の細径の筒体と、よりなることを特徴とするダブル配管用継手にかかるものである。
本発明にあっては、継手を構成するために従来のインクリーザーやレデューサーを多用することなく、継手が構成されるために漏水の発生は極めて低減され、しかも、組み立て作業性も簡便となったものである。又、従来の構造の継手にあっては、ごみ等はインクリ−ザ−やレデュ−サ−内に入り込み、これを除去することは容易ではないが、本発明にあっては、有底の筒状基体内にごみ等が納まってしまうため、水廻り器具からの排水管を外すことによりこれを容易に除去することができるという大きな特徴を兼ね備えている。
上記したように、キッチン等の排水に適用したサイフォン排水システムにおいて、特に好ましい配管継手はなく、既存の部材を繋ぎ合わせて構成するのが一般的であった。この発明はサイフォン排水システムに最適な継手にかかり、一度に多量の排水が予想される器具に用いるダブル配管継手を提供するものである。
即ち、本発明のダブル配管用継手は、好ましくは塩ビ樹脂製による継手であり、水廻り器具からの排水管体に接続される有底の筒状基体と横引き管が接続される二本の細径の筒体とが一体に形成されるのが好ましい。尚、筒状基体は有底であり、これはフラットな底部をなしていても、椀状の底部をなしていてもよく、特に限定はされない。
筒状基体は器具の排水管体に対して立設させるものであり、二本の細径の筒体は、筒状基体の上下に位置を違えて形成するものである。尚、左右にオフセットされて形成される場合もあり、筒体の径を異ならせて形成する場合もある。通気のためには上筒体を太く、サイフォン起動を早くするためには下筒体を細く、排水処理量を多くするためには下筒体を太くすることが夫々考えられる。
本発明のダブル配管用継手は、例えば、筒状基体の径が50Aであり、細径の筒体の径が20Aである。この細径の筒体の先端は排水管である横引き管がそのまま接着等により装着できるように構成するのがよい。
本発明のダブル配管用継手は、塩ビ、ABS、PP等の樹脂製であっても、鋳鉄等の金属製であってもよく、更にはその成形方法は問わない。
図2は本発明のサイフォン排水キッチン用継手、即ちダブル配管用継手の第1例の正面図、図3は上面図、図4は一部切断側面図である。符号1は図示しない水廻り器具から伸びる排水管体に接続される有底の筒状基体であり、2、3は横引き管が接続される二本の細径の筒体であって、上下の高さを異ならせて同一方向に突出形成されている。又、筒状基体1の有底部1aの周囲にはフランジ1bを設けたものである。これらは全て塩ビ樹脂によって一体に形成されたものである。
そして、筒状基体1の筒部分を50Aの塩ビ管と同サイズとすることにより、器具側の排水管との接続は、一般的な塩ビ管と排水器具の蛇腹管や直管等を接続する既存の継手を使用できる。又、突出する細径の筒体2、3は20A相当とするものであり、夫々に内側段部2a、3aが形成され、横引き管4、5を差し込み、接着剤にて接着一体化されるものである。更に、フランジ1bにビス穴1c等を穿孔しておき、スラブ6への固定も容易にできるようにするのが好ましい。
細径の筒体2、3は上下に鉛直方向の間隔Sをもって形成されるが、この間隔Sは筒体の芯・芯間で10mm以上、好ましくは20mm以上がよい。
さて、一度に多量の排水が予想される際には、太径の管に排水を受け、この管に二本の横引き管を接続して二本ともサイフォン力によって排水するシステムが採用されており、本発明のサイフォン排水キッチン用継手もこれに適用されるものであり、二本の横引き管4、5は上下に高さを違えて備えられ、いわゆる溜め流し排水の際は、上管4・下管5共に満流でサイフォンを発揮しながら流れ、これにより必要排水量を確保できる。
一方、連続排水時には、ほとんど下管5のみでサイフォン排水を行うが、排水開始直後は上記したように上管4も使用して排水を実施する。しかるに、上管4を使用するのは排水開始直後のみですぐ使用しなくなる。その際、従来のように上下の横引き管4、5が無勾配である場合には上管4内には水が残留することがある。このように、上管4に水が残留すると、下管5で生じた過剰なサイフォン力(負圧)は太径の管内のエアを吸おうとし、かかる負圧はトラップからの水とエアを、或いは上管4内に水が残留する場合には、上管4内の水とエアを同時に吸い込むこととなってしまう。このため、水とエアを同時に吸い込むことによるズ−ズ−という騒音をもたらすこととなる。
このため、上管4に多少の勾配1/200以上、好ましくは1/50〜1/100程度の勾配をもって設置することにより、上管4内に残留した水を、勾配により立て管方向に流す仕組みとするのが好ましい。この勾配のため上管4内を空にすることができ、下管5で生じた過剰なサイフォン力は上管4からエアを吸うことで解消される。即ち、トラップ側からエアを吸うことがないため、排水騒音を低減させることとなったものである。又、トラップ側に過剰なサイフォン力(負圧)がかからなくなったため、封水切れに関しても防ぐことを可能としたものである。
本発明の継手は、一般的な二重床の床下に収まる形状としながら、小口径の二本の筒体2、3の上下の間隔Sを空けることがよく、上管4の勾配を最大限とることができるようにすべきである。この間隔Sは40mm程度でよく、これによって、1/100の勾配であれば4m程度の横引きが取れる。実際には、上記の勾配は管4内の水を流すという目的ではなく、管4内を空にするのが目的であるので、かかる勾配は更に小さくても可能であり、8m程度までの横引きが可能となる。
従って、図示はしないが、予め上側の筒体2を勾配付きの筒体としておくこともでき、これによって上記のような排水時の騒音を低減できる継手が提供できるものである。
図5は本発明のダブル配管用継手の第2例の正面図である。図にあって、有底の筒状基体1の上縁の周囲にフランジ1bを設けたものであり、床7の裏側に図示しないビス等にて固定されるものである。
図6は本発明のダブル配管用継手の第3例の正面図である。図にあって、有底の筒状基体1の側面から鉛直方向にオフセットされて二本の細径の筒体2、3が形成された例である。上筒体2に勾配を形成する際に両筒体が干渉しないために有効である。
本発明にあっては、継手を構成するために従来のインクリーザーやレデューサーを多用することなく、継手が構成されるために漏水の発生は極めて低減され、しかも、組み立て作業性も簡便となったものである。又、従来の構造の継手にあっては、ごみ等はインクリ−ザ−やレデュ−サ−内に入り込み、これを除去することは容易ではないが、本発明にあっては、有底の筒状基体内にごみ等が納まってしまうため、水廻り器具からの排水管を外すことによりこれを容易に除去することができるという大きな特徴を兼ね備えている。
更に、上管に勾配を付けることによりサイフォン排水時における(水+エア)の系の吸い込みはなく、ズ−ズ−という排水騒音はなくなったものである。
図1は既存のもので接続してダブル配管用の継手を構成した例である。 図2は本発明のサイフォン排水キッチン用継手の第1例の正面図である。 図3は図2における継手の上面図である。 図4は一部切断側面図である。 図5は本発明のサイフォン排水キッチン用継手の第2例の正面図である。 図6は本発明のサイフォン排水キッチン用継手の第3例の正面図である。
符号の説明
1‥筒状基体、
1a‥筒状基体の有底部、
1b‥フランジ、
1c‥ビス穴、
2、3‥細径の筒体、
2a、3a‥内側段部、
4、5‥横引き管、
6‥スラブ、
7‥床、
S‥上下管の鉛直方向の間隔。

Claims (2)

  1. 水廻り器具と二本の横引き管とを接続するダブル配管用継手であって
    前記水廻り器具から伸びる排水管体に接続される有底の筒状基体と
    前記筒状基体より同一方向に向かって伸び、前記横引き管が接続される二本の細径の筒体と、よりなり
    前記二本の細径の筒体は、前記筒状基体の上下に位置を違えて形成したダブル配管用継手。
  2. 前記二本の細径の筒体は、前記筒状基体の左右にオフセットして形成した請求項1に記載のダブル配管用継手。
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