JP2007055787A - 薄板状ワーク分離搬出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 振動等の騒音を発生せず、ワッシャ等の薄板状ワークに磨耗や損傷を与えることなく、簡単かつ安価な構成で薄板状ワークを一個ずつ分離して搬出できる薄板状ワーク分離搬出装置を提供する。
【解決手段】 ホッパ2に傾斜する底面3を設け、その最下部3aに隣接して昇降可能に分離シュート5を設けて、分離シュート5を昇降させることにより一個の薄板状ワークWを係止して分離シュート5及び固定シュート11を経て自重によりホッパ2から順次移送する。簡単かつ安価な構成で薄板状ワークWを一個ずつ分離して搬出することができる。しかも、ホッパ2を振動させたり、薄板状ワークWをスクレーパにより掻いたりすることがないので、振動等の騒音が抑制されて、作業環境の改善が図れると共に、薄板状ワークの損傷が防止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ホッパ等のワーク収容部に投入されたワッシャ等の多数の薄板状ワークを一個ずつ分離して搬出する薄板状ワーク分離搬出装置に関する。
従来の薄板状ワーク分離搬出装置として、例えば多数のワッシャをワーク収容部であるボールに投入し、ボールを捩じり振動させることにより、ボールの中央底部から径外方向に向かってスパイラル状に形成されたトラックに沿ってワッシャを一個ずつ分離して搬出するようにした、所謂、パーツフィーダが知られている。
また、他の薄板状ワーク分離搬出装置として、例えば多数のワッシャをワーク収容部であるワッシャ受部に投入し、ワッシャ受部を回転させながらスクレーパによってワッシャを掻いて、ワッシャの移動を規制しながらワッシャをワッシャ受け部に形成されたワッシャ凹部に押圧して一枚ずつ収納し、そのワッシャ凹部に収納されたワッシャを取出手段によって取り出して搬出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−1952号公報
しかしながら、前者のパーツフィーダにあっては、多数のワッシャを収容するボールを捩じり振動させることから、構成が複雑となってコストアップを招くと共に、振動によるワッシャ同士の摩擦によってワッシャが磨耗或いは損傷することが懸念される。また、振動による騒音が大きいために、作業環境の悪化を招くことも懸念される。
また、後者の特許文献1に開示の装置にあっては、スクレーパによりワッシャを掻いてワッシャ凹部にワッシャを押圧して収納することから、ワッシャがスクレーパによって傷つけられる恐れがある。更に、ワッシャ凹部に収納されたワッシャを取り出すための取出手段を要するため、構成が複雑となってコストアップを招くことが懸念される。
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、振動等の騒音を発生したり、ワッシャ等の薄板状ワークに磨耗や傷等の損傷を与えたりすることなく、簡単かつ安価な構成で薄板状ワークを一個ずつ分離して搬出できる薄板状ワーク分離搬出装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の薄板状ワーク分離搬出装置の発明は、多数の薄板状ワークを収容可能で内部に傾斜する底面を有するワーク収容部と、上記底面の最下部に隣接して昇降可能に設けられ、一個の薄板状ワークを係止して自重により移送可能な分離シュートと、上記分離シュートを上記底面の最下部から落下する薄板状ワークを受け取り可能な第1の位置及び上記底面の最下部より上方の第2の位置に昇降駆動する駆動手段と、上記分離シュートの昇降方向に延在して設けられ、上記分離シュートが上記第2の位置以外にあるとき上記分離シュートからの薄板状ワークの移送を規制する規制部材と、上記分離シュートが上記第2の位置にある状態で該分離シュートから移送される薄板状ワークを受けて外部に移送する固定シュートとを有し、上記分離シュートを上記第1の位置に下降させて上記底面から落下する複数個の薄板状ワークを上記分離シュートにより受け取り、上記分離シュートを上記第1の位置から上記第2の位置に上昇させる過程で上記分離シュートに一個の薄板状ワークを係止させて、該係止された一個の薄板状ワークを上記分離シュートが上記第2の位置に上昇した状態で上記分離シュート及び上記固定シュートを経て自重により移送して外部に搬出することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の薄板状ワーク分離搬出装置おいて、上記分離シュートは、傾斜して上方に移行するに従って上記底面から次第に離れる第1傾斜面及び該第1傾斜面の下端縁に沿って上記底面側に折曲形成されて薄板状ワークを一個のみ係止可能な第1係止部を有する第1シュート面を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の薄板状ワーク分離搬出装置おいて、上記固定シュートは、上記第1傾斜面より緩い傾斜角で傾斜して上方に移行するに従って上記底面から次第に離れる第2傾斜面及び該第2傾斜面の下端縁に沿って上記底面側に折曲形成されて薄板状ワークを一個のみ係止可能な第2係止部を有する第2シュート面を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の薄板状ワーク分離搬出装置おいて、上記固定シュートから移送される薄板状ワークを受けて自重により移送する排出シュートと、上記排出シュートから排出される薄板状ワークを所定の位置に停止させるストッパと、薄板状ワークを上記所定の位置から押し出すプッシャ手段と、上記プッシャ手段による薄板状ワークの押し出しにより薄板状ワークを順次移送するワーク供給シュートとを有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4の薄板状ワーク分離搬出装置おいて、上記排出シュートは、薄板状ワークを移送方向にのみ傾斜させて移送することを特徴とする。
請求項1の発明によると、ワーク収容部に傾斜する底面を設け、その最下部に隣接して昇降可能に分離シュートを設けて、この分離シュートを昇降させることにより一個の薄板状ワークを係止して分離シュート及び固定シュートを経て自重によりワーク収容部から移送するようにしたので、簡単かつ安価な構成で薄板状ワークを一個ずつ分離して搬出することができる。しかも、ワーク収容部を振動させたり、薄板状ワークをスクレーパにより掻いたりすることがないので、振動等の騒音が発生せず、作業環境の改善が図れると共に、薄板状ワークの損傷も防止することができる。
請求項2の発明によると、第1傾斜面及びこの第1傾斜面の下端縁に沿って底面側に折曲形成された薄板状ワークを一個のみ係止可能な第1係止部を有する第1シュート面を備えることにより、分離シュートを第1の位置に下降させた状態で傾斜面から落下する複数個の薄板状ワークを受け取っても、分離シュートを第1の位置から第2の位置に上昇させる過程で、第1の位置で受け取った複数個の薄板状ワークから一個の薄板状ワークを確実に分離して分離シュートに係止させることができる。従って、薄板状ワークを確実に分離してワーク収容部から搬出できるので、装置の信頼性を向上することができる。しかも、分離シュートの係止部は、シュート面の折曲により形成するので、簡単かつ安価にできる。
請求項3の発明によると、固定シュートにおいては、第1傾斜面より緩い傾斜角で傾斜する第2傾斜面及びこの第2傾斜面の下端縁に沿って折曲形成されて薄板状ワークを一個のみ係止可能な第2係止部を有する第2シュート面を備えることにより、分離シュートから固定シュートへの薄板状ワークの乗り移りをスムーズに行うことができる。しかも、固定シュートの第2傾斜面の下端縁に沿って薄板状ワークを一個のみ係止可能な第2係止部が形成されているので、分離シュートから固定シュートに誤って複数個の薄板状ワークが移送されたとしても、固定シュートにおいては一個の薄板状ワークのみが係止されて移送され、他の薄板状ワークは固定シュートからワーク収容部内に落下することになる。従って、ワーク収容部から薄板状ワークをより確実に一個ずつ分離して搬出することができる。
請求項4の発明によると、固定シュートから移送される薄板状ワークを受けて移送する排出シュートと、ストッパと、プッシャ手段及びワーク供給シュートを設ける簡単な構成で、ワーク収容部から一個ずつ分離されて排出シュートを経て搬出される薄板状ワークを、ストッパにより停止させてワーク供給シュート28に供給し、ワーク供給シュート28上に供給されたワッシャをプッシャ手段により押し出して順次移送することができるので、薄板状ワークを使用する次工程での作業が容易になる。
請求項5の発明によると、排出シュートにおいては、薄板状ワークを移送方向にのみ傾斜させて移送するので、排出シュートから出た薄板状ワークを容易に水平状態として停止させてワーク供給シュートに供給することができる。これにより、ストッパ及びプッシャ手段の構成の簡略化が図れる。
以下、本発明による薄板状ワーク分離搬出装置の実施の形態について図を参照して説明する。
図1乃至図6は本発明の実施の形態を示すもので、図1は薄板状ワーク分離搬出装置の全体の概略構成を一部断面で示す正面図、図2は平面図、図3は一部断面で示す左側面図、図4は図3のI−I線断面拡大図、図5は図3のII−II線断面拡大図及び図6(a)〜(d)は動作を説明する図である。
本実施の形態は、薄板状ワークとして丸型のワッシャWを一個ずつ分離して搬出するもので、ワッシャWは図7(a)に平面図を示し(b)に側面図を示すように厚さtで中央部が開口した円板状に形成されている。
薄板状ワーク分離搬出装置は、図1乃至図4に示すように、基台1に多数のワッシャWを収容可能なワーク収容部であるホッパ2が配置されている。ホッパ2には、内部に傾斜する底面3を設け、その底面3の下流端となる最下部3aに隣接して分離シュート5が昇降可能に配設される。
分離シュート5は、底面3の最下部3aに対して実質的な隙間を有することなく昇降可能な昇降部材6及び昇降部材6の上端部に装着された第1シュート面7を有し、駆動手段である昇降シリンダ8の駆動により昇降部材6を介して第1シュート面7が底面3の最下部3aから滑降して落下するワッシャWを受け取り可能な第1の位置(図6(a)の位置)と、底面3の最下部3aより上方の第2の位置(図6(d)の位置)との間を昇降するように構成される。
本実施の形態では、図4に詳細に示すように、分離シュート5の第1シュート面7は、上方に移行するに従って底面3から次第に離れる第1傾斜面7a及びこの第1傾斜面7aの下端縁に沿って底面3側に折曲形成されてワッシャWを一個のみ係止可能な第1係止部7bを備えている。この第1シュート面7の第1傾斜面7aは、ワッシャWの移送(シュート)方向を含む垂直面に対して直角な水平面から角度θ1傾斜している。この傾斜角度θ1は、傾斜する底面3の最下部3aから落下するワッシャWを確実に受け取れるように、好ましくは45〜80°の範囲で設定する。
また、第1係止部7bの折り返された長さL1は、一個のワッシャWのみが係止できるように、ワッシャWの厚さt以下、例えばワッシャWの厚さtのほぼ1/2程度とする。なお、第1シュート面7によるワッシャWの移送方向の水平面に対する角度α(図3参照)は、ワッシャWの重量等を考慮して、ワッシャWが自重により第1係止部7b上を転動或いは摺動しながら第1傾斜面7a上を確実に滑降して移送できる、例えば25〜45°の範囲で設定する。
分離シュート5におけるワッシャWの移送方向下流側には、分離シュート5が第2の位置以外にあるとき分離シュート5からのワッシャWの移送を規制するように、分離シュート5の昇降方向に延在して規制部材9を設け、この規制部材9の上部に分離シュート5が第2の位置にある状態で分離シュート5から移送されるワッシャWを受けてホッパ2の外部に移送する固定シュート11を設ける。
本実施の形態では、図5に詳細に示すように、固定シュート11は、上方に移行するに従って底面3から次第に離れる第2傾斜面12a及びこの第2傾斜面12aの下端縁に沿って底面3側に折曲形成されてワッシャWを一個のみ係止可能な第2係止部12bを有する第2シュート面12を備えている。
なお、本実施の形態では、第2シュート面12を滑降する際のワッシャWの摩擦を軽減するために、第2傾斜面12aの上部に移送方向に延在するレール部材13を設け、ワッシャWをレール部材13と第2係止部12bとにのみ接触させて移送するようにする。
固定シュート11のレール部材13と第2係止部12bとで形成されるシュート平面の傾斜角度θ2は、分離シュート5における第1シュート面7の第1傾斜面7aの傾斜角度θ1のほぼ1/2程度で、例えば20〜40°の範囲で設定され、第2係止部12bの長さは、例えばワッシャWの厚みtのほぼ1/2程度とする。なお、固定シュート11の第2シュート面12によるワッシャWの移送方向の水平面に対する角度β(図3参照)は、分離シュート5の第1シュート面7からのワッシャWがスムーズに固定シュート11に乗り移れるように、分離シュート5における第1シュート面7の角度αとほぼ同じか、若干大きく設定する。
更に、本実施の形態では、ホッパ2の外部に、固定シュート11から移送されるワッシャWを受けて自重により移送する排出シュート21と、排出シュート21の出口から排出されるワッシャWを受け止めて所定の位置、本実施の形態ではワーク供給シュート上流位置23に停止させるストッパ22と、ストッパ22により停止されワーク供給シュート28上に落下して供給されたワッシャWをワーク供給シュート上流位置23から押し出すプッシャ手段25と、プッシャ手段25によるワッシャWの押し出しによりワッシャWを順次移送するワーク供給シュート28とを設けて、ホッパ2から一個ずつ分離されて搬出されるワッシャWをワーク供給シュート28に順次移送する。
排出シュート21は、本実施の形態では、そのシュート面をワッシャWの移送方向を含む垂直面に対して傾斜させることなく、ワッシャWの移送方向にのみ、水平面に対して固定シュート11における角度βとほぼ同じ角度傾斜させて移送するようにする。
また、プッシャ手段25は、シリンダ26とそのロッド26aの先端に設けたプッシャ27とを有し、シリンダ26の駆動によりロッド26aを介してプッシャ27を水平方向に往復移動させることにより、ストッパ22によって受け止められてワーク供給シュート上流位置23に保持されたワッシャWをワーク供給シュート28に順次押し出すようにする。
このように構成された薄板状ワーク分離搬出装置の動作について説明する。
分離シュート5を第2の位置に上昇した状態で、ホッパ2に多数のワッシャWを投入した後、分離シュート5を第1の位置に下降させる。分離シュート5を第1の位置に下降させると、図6(a)に示すように、ホッパ2に投入された多くのワッシャWが底面3上を滑降してその最下部3aから複数個のワッシャWが落下して分離シュート5の第1シュート面7に受け止められる。その後、分離シュート5を第2の位置に向けて上昇させると、第1シュート面7に受け止められた複数個のワッシャWは、第2の位置に至る過程で、図6(b)及び(c)に示すように、一個のワッシャWのみが第1シュート面7の第1係止部7bに係止され、残りのワッシャWは底面3側に落下する。
そして、分離シュート5が第2の位置に到達すると、規制部材9による分離シュート5からのワッシャWの移送規制が解除されて、第1シュート面7の第1係止部7bに係止されたワッシャWは第1シュート面7の第1係止部7b上を転動しつつ第1傾斜面7aに摺動案内されつつ滑降して、図6(d)に示すように固定シュート11に乗り移る。その後、ワッシャWは、固定シュート11の第2シュート面12を滑降して排出シュート21に乗り移り、更に排出シュート21を滑降してストッパ22に当接してワーク供給シュート上流位置23に停止し、ワーク供給シュート28上に落下する。そして、ワーク供給シュート28上のワッシャWは、プッシャ手段25のシリンダ26の伸長作動によりプッシャ27によってワーク供給シュート28上を図2において左方向に押し出される。ワッシャWを押し出した後、プッシャ27は、シリンダ26の収縮によってワーク供給シュート上流位置23から退避する。
従って、分離シュート5を第1の位置と第2の位置との間で繰り返し往復昇降させることにより、ホッパ2内に投入された多数のワッシャWを、ホッパ2から一個ずつ分離して搬出してワーク供給シュート28に順次移送することができる。
以上のように、本実施の形態の薄板状ワーク分離搬出装置では、ホッパ2内に傾斜する底面3を設け、その最下部3aに隣接して昇降可能に分離シュート5を設けて、この分離シュート5を昇降させることにより一個のワッシャWを係止して分離シュート5及び固定シュート11を経て自重によりホッパ2から移送するようにしたので、簡単かつ安価な構成でワッシャWを一個ずつ分離して搬出することができる。しかも、ホッパ2を振動させたり、ワッシャWをスクレーパにより掻いたりすることがないので、振動等の騒音の発生を防止できて作業環境を改善することができると共に、ワッシャWの損傷も防止することができる。
また、分離シュート5における第1シュート面7の第1傾斜面7aをワッシャWの移送方向を含む垂直面に対して底面3側に向かせて角度θ1傾斜させ、その下端縁にワッシャWを一個のみ係止可能な第1係止部7bを形成したので、分離シュート5を第1の位置に下降させた状態で底面3から滑り落ちる複数個のワッシャWを受け取っても、分離シュート5を第1の位置から第2の位置に上昇させる過程で、第1の位置で受け取った複数個のワッシャWから一個のワッシャWを確実に分離して分離シュート5に設けた第1シュート面7の第1係止部7bに係止させることができる。従って、ワッシャWを確実に分離してホッパ2から搬出できるので、装置の信頼性を向上することができる。しかも、第1シュート面7の第1係止部7bは、シュート面7を折曲して形成するので、簡単かつ安価に構成できる。
更に、固定シュート11においては、レール部材13と第2係止部12bとで形成されるシュート平面の傾斜角度θ2を分離シュート5の第1シュート面7における第1傾斜面7aの傾斜角度θ1よりもほぼ1/2と緩くしてワッシャWを傾斜して移送するようにしたので、分離シュート5から固定シュート11へのワッシャWの乗り移りをスムーズに行うことができる。しかも、固定シュート11の第2シュート面12の下部にはワッシャWを一個のみ係止可能な係止部12bを形成したので、分離シュート5から固定シュート11に誤って複数個のワッシャWが移送されたとしても、固定シュート11においては一個のワッシャWのみが係止されて移送され、他のワッシャWは固定シュート11からホッパ2内に落下することになる。これにより、ホッパ2からワッシャWをより確実に一個ずつ分離して搬出することができる。
また、ホッパ2の外部に排出シュート21、ストッパ22、プッシャ手段25及びワーク供給シュート28を設けたので、簡単な構成で、ホッパ2から一個ずつ分離されて搬出されるワッシャWを、排出シュート21を経てストッパ22により所定の位置に停止させてワーク供給シュート28に供給し、ワーク供給シュート28上に供給されたワッシャWをプッシャ手段25により押し出して順次移送するので、ワッシャWを使用する次工程での作業が容易になる。
しかも、排出シュート21においては、ワッシャWを移送方向にのみ傾斜させて移送するようにしたので、固定シュート11から排出シュート21へのワッシャWの乗り移りをスムーズに行うことができると共に、排出シュート21から移送されたワッシャWを容易に水平状態として停止させてワーク供給シュート27に供給することができ、ストッパ22及びプッシャ手段25の構成を簡略化することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、排出シュート21、ストッパ22、プッシャ手段25及びワーク供給シュート28を省略することもできる。この場合には、例えば固定シュート11の出口に、ワッシャWを使用する装置のワッシャ供給シュートを臨ませて、固定シュート11から移送されるワッシャWをワッシャ供給シュートに搬出するように薄板状ワーク分離搬出装置を使用することができる。また、本発明は丸型ワッシャの分離搬出に限らず、角型ワッシャや他の薄板状ワークの分離搬出にも適用することができる。
本発明の実施の形態に係る薄板状ワーク分離搬出装置の全体の概略構成を一部断面で示す正面図である。 図1の平面図である。 図1の左側面を一部断面で示す図である。 図3のI−I線断面拡大図である。 図3のII−II線断面拡大図である。 図1に示す実施の形態の動作を説明する図である。 ワッシャの説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
符号の説明
2 ホッパ(ワーク収容部)
3 底面
3a 最下部
5 分離シュート
7 第1シュート面
7a 第1傾斜面
7b 第1係止部
8 昇降シリンダ(駆動手段)
9 規制部材
11 固定シュート
12 第2シュート面
12a 第2傾斜面
12b 第2係止部
21 排出シュート
22 ストッパ
23 ワーク供給シュート上流位置(所定の位置)
25 プッシャ手段
28 ワーク供給シュート
W ワッシャ(薄板状ワーク)

Claims (5)

  1. 多数の薄板状ワークを収容可能で内部に傾斜する底面を有するワーク収容部と、
    上記底面の最下部に隣接して昇降可能に設けられ、一個の薄板状ワークを係止して自重により移送可能な分離シュートと、
    上記分離シュートを上記底面の最下部から落下する薄板状ワークを受け取り可能な第1の位置及び上記底面の最下部より上方の第2の位置に昇降駆動する駆動手段と、
    上記分離シュートの昇降方向に延在して設けられ、上記分離シュートが上記第2の位置以外にあるとき上記分離シュートからの薄板状ワークの移送を規制する 規制部材と、
    上記分離シュートが上記第2の位置にある状態で該分離シュートから移送される薄板状ワークを受けて外部に移送する固定シュートとを有し、
    上記分離シュートを上記第1の位置に下降させて上記底面から落下する複数個の薄板状ワークを上記分離シュートにより受け取り、上記分離シュートを上記第1の位置から上記第2の位置に上昇させる過程で上記分離シュートに一個の薄板状ワークを係止させて、該係止された一個の薄板状ワークを上記分離シュートが上記第2の位置に上昇した状態で上記分離シュート及び上記固定シュートを経て自重により移送して外部に搬出することを特徴とする薄板状ワーク分離搬出装置。
  2. 上記分離シュートは、傾斜して上方に移行するに従って上記底面から次第に離れる第1傾斜面及び該第1傾斜面の下端縁に沿って上記底面側に折曲形成されて薄板状ワークを一個のみ係止可能な第1係止部を有する第1シュート面を備えたことを特徴とする請求項1に記載の薄板状ワーク分離搬出装置。
  3. 上記固定シュートは、上記第1傾斜面より緩い傾斜角で傾斜して上方に移行するに従って上記底面から次第に離れる第2傾斜面及び該第2傾斜面の下端縁に沿って上記底面側に折曲形成されて薄板状ワークを一個のみ係止可能な第2係止部を有する第2シュート面を備えたことを特徴とする請求項2に記載の薄板状ワーク分離搬出装置。
  4. 上記固定シュートから移送される薄板状ワークを受けて自重により移送する排出シュートと、上記排出シュートから排出される薄板状ワークを所定の位置に停止させるストッパと、薄板状ワークを上記所定の位置から押し出すプッシャ手段と、上記プッシャ手段による薄板状ワークの押し出しにより薄板状ワークを順次移送するワーク供給シュートとを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄板状ワーク分離搬出装置。
  5. 上記排出シュートは、薄板状ワークを移送方向にのみ傾斜させて移送することを特徴とする請求項4に記載の薄板状ワーク分離搬出装置。
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