JP2007054771A - 脱臭塔の整流方法ならびにこの整流方法による脱臭塔構造および整流蓋体 - Google Patents

脱臭塔の整流方法ならびにこの整流方法による脱臭塔構造および整流蓋体 Download PDF

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【課題】脱臭塔内を整流化して脱臭効率の向上を図ることができる脱臭塔の整流方法と、この整流方法による脱臭塔構造および整流蓋体を提供する。
【解決手段】下端部に入口11が形成され、この入口11と対向する上端部に出口12が形成され、かつ、入口11よりも大口径に形成された塔本体10内には脱臭剤層13が設けられてなり、入口11から塔本体10内に流入したガスが脱臭剤層13を通過して出口12から流出するようになされた脱臭塔構造において、有底円筒状に形成されるとともに、円筒部外周面には複数の開口部20が形成されたストレーナ2が、塔本体10内に面した入口11開口部に、1個または複数個設けられてなり、入口11からのガスは、流入上流側でストレーナ2の底部に止められて円筒部外周面の開口部20から塔本体10内に分散流入するようになされたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、洗浄法、吸着法、生物脱臭法などのいずれの脱臭方法にも適用することができる脱臭塔の整流方法と、この整流方法を用いた脱臭塔構造および整流蓋体に関するものである。
従来より、洗浄法、吸着法、生物脱臭法などの脱臭方法には、例えば図7に示すような脱臭塔aが用いられていた。この脱臭塔aの内部には、充填剤や吸着剤などによって形成された脱臭剤層bを多段に設けるようになされており、脱臭塔aの下端部に設けられた入口cからのガスは、この脱臭剤層bを通過した後、上端部に設けられた出口dから排出するようになされていた。また、この脱臭塔aは、頻繁に脱臭剤層bを交換することなく大量のガスを脱臭することができるように、ガスの入口cや出口dの管径よりも大口径に形成されていた。
しかし、図8に示すように、脱臭塔a内の線速度分布を見るとわかるように、小口径の入口cから大口径の脱臭塔a内に流入したガスは、脱臭塔a内の特定の部位だけ流速が速くなり、この特定の部位に集中して流れ易くなってしまう。したがって、脱臭剤層bは、ガスの流速が速い部分だけ除去効率が低下したり、このガスが流れ易い特定部位だけが破過してしまうこととなる。その結果、計算よりも早く脱臭剤層bの寿命が来て交換頻度が多くなるといった不都合を生じることとなる。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、脱臭塔内を整流化して脱臭効率の向上を図ることができる脱臭塔の整流方法と、この整流方法による脱臭塔構造および整流蓋体を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明の脱臭塔の整流方法は、下端部に入口が形成され、この入口と対向する上端部に出口が形成され、かつ、入口よりも大口径に形成された塔本体内には脱臭剤層が設けられてなり、入口から塔本体内に流入したガスが脱臭剤層を通過して出口から流出するようになされた脱臭塔構造において、有底円筒状に形成されるとともに、円筒部外周面には複数の開口部が形成されたストレーナを、塔本体内に面した入口に、1個または複数個設け、入口からのガスを流入上流側でストレーナの底部で止めて円筒部外周面の開口部から塔本体内に分散流入させるものである。
また、上記課題を解決するための本発明の脱臭塔構造は、下端部に入口が形成され、この入口と対向する上端部に出口が形成され、かつ、入口よりも大口径に形成された塔本体内には脱臭剤層が設けられてなり、入口から塔本体内に流入したガスが脱臭剤層を通過して出口から流出するようになされた脱臭塔構造において、有底円筒状に形成されるとともに、円筒部外周面には複数の開口部が形成されたストレーナが、塔本体内に面した入口に、1個または複数個設けられてなり、入口からのガスは、流入上流側でストレーナの底部に止められて円筒部外周面の開口部から塔本体内に分散流入するようになされたものである。
さらに、上記課題を解決するための本発明の整流蓋体は、下端部に入口が形成され、この入口と対向する上端部に出口が形成され、かつ、入口よりも大口径に形成された塔本体内には脱臭剤層が設けられてなり、入口から塔本体内に流入したガスが脱臭剤層を通過して出口から流出するようになされた脱臭塔構造において、塔本体内の整流を行なう整流蓋体であって、少なくとも入口を閉塞可能となされた大きさの蓋体と、有底円筒状に形成されるとともに、円筒部外周面に複数の開口部が形成されたストレーナとからなり、蓋体に、1個または複数個のストレーナが設けられ、入口からのガスを、ストレーナの円筒部外周面の開口部から塔本体内に分散流入させることができるようになされたものである。
以上述べたように、本発明によると、脱臭塔内に流速の速い部分を作ることなく整流することができるので、脱臭剤層の一部にガスが集中して脱臭効率が低下したり、脱臭剤層の部分的な破過を防止することができ、長期にわたり優れた脱臭効率を維持することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は一実施例として下水道の脱臭で最も多く採用されている脱臭塔1の全体構成の概略を示し、図2は同脱臭塔1に用いられているストレーナ2を示し、図3はこの脱臭塔1に用いられる整流蓋体1aを示している。
すなわち、この脱臭塔構造は、下端部に入口11が形成され、この入口11と対向する上端部に出口12が形成され、かつ、入口11よりも大口径に形成された塔本体10内には脱臭剤層13が設けられてなり、入口11から塔本体10内に流入したガスが脱臭剤層13を通過して出口12から流出するようになされた脱臭塔1の構造において、塔本体10内に面した入口11に、ストレーナ2が設けられている。
塔本体10は、縦1m×横1m×高さ2.8mのボックス状に形成されている。塔本体10内の底面から高さ60cmの位置には、突出幅15cm、高さ10cmのリブ14が周設されており、このリブ14上に脱臭剤層13を多段に積載可能となされている。
入口11および出口12は、30cm×30cmの大きさに開口されており、それぞれ角パイプ状のダクト3が接続されている。入口11は、塔本体10のリブ14より下側に位置する一側面の中央に設けられており、出口12は、この一側面と対向する側面の上端中央の位置に設けられている。
脱臭剤層13は、縦80cm×横80cm×高さ50cmの大きさに形成されており、下段、中段、上段の3つを積載して構成されている。下段の脱臭剤層13には、硫化水素、メチルメルカプタンなどの臭気を吸着する酸性臭気用脱臭剤が設けられている。中段の脱臭剤層13には、アンモニア、トリメチルアミンなどの臭気を吸着する塩基性臭気用脱臭剤が設けられている。上段の脱臭剤層13には、硫化メチル、二硫化メチルなどの臭気を脱臭する中性臭気脱臭剤が設けられている。これらの脱臭剤層13は、リブ14との間および各脱臭剤層13との間にゴムパッキン15を介して積み重ねるようにして塔本体10内に設けられる。この際、各脱臭剤層13の積み重ねを容易に行なうことができるように、塔本体10内の上部には、クレーン装置16が設けられている。
ストレーナ2は、直径75mm、長さ150mmの有底円筒状に形成されており、その円筒外周面には、長さ方向に沿って細長いスリット状となった開口部20が周設されている。このストレーナ2は、図3に示すように、入口11を閉塞することができる大きさに形成されたボックス状の蓋体4の、入口11からのガスが吹き付けられる面41に、縦3列横3列の合計9個を取り付けて整流蓋体1aを構成するようになされている。この取り付ける個数としては、特に9個に限定されるものではなく、1個であってもよいし、9個以外の複数個であってもよい。また、このストレーナ2の大きさとしては、同じ大きさのものを複数個取り付けても良いし、異なった大きさのストレーナ2を複数個組み合わせて取り付けてもよい。
なお、ストレーナ2は、その円筒外周面に細長いスリット上の開口部20が周設されているが、細長いスリット状の開口部20に限定されるものではなく、円形孔状の開口部20であっても良いし、円形孔とスリットとを複合したような開口部20であってもよい。また、ストレーナ2の円筒外周面における開口部20の開口率としては、配置する場所に応じて適宜変更された開口率のものが使用される。
また、ストレーナ2は、図4に示すように、平板状の蓋体40に取り付けて整流蓋体1aを構成するようになされたものであってもよいし、図5に示すように、段違いの高さとなるように設けて整流蓋体1aを構成するようになされたものであってもよい。また、図6に示すように、入口11を入った塔本体10の幅全体にわたって設けるようになされた略長方形ボックス状の蓋体42を用いた整流蓋体1aを構成してもよい。この場合、入口11に近い位置のストレーナ2の開口部20の開口率を低くし、入口11から離れた位置のストレーナ2の開口部20の開口率を高く設定することで、入口11からストレーナ2を介して塔本体10内に流入するガスの流速をより均等に分散させることができることとなる。
このようにして構成される脱臭塔1の構造によると、塔本体10内に流速の速い部分を作ることなく整流することができるので、脱臭剤層13の一部にガスが集中して脱臭効率が低下したり、脱臭剤層13の部分的な破過を防止することができ、長期にわたり優れた脱臭効率を維持することが可能となる。
なお、本実施の形態の脱臭塔1において示している塔本体10、入口11、出口12、脱臭剤層13などの大きさについては、一例であって、脱臭塔1の各部の大きさについては適宜変更したものであってもよい。脱臭剤層13は、カートリッジ式、又はバラ積み充填式のいずれでもよい。また、ストレーナ2の大きさについても、特に限定されるものではなく、脱臭塔1の大きさに応じて適宜決定された大きさのものを使用することができる。
各種脱臭塔の整流に利用できる。
本発明に係る脱臭塔の全体の概略を示す構成図である。 (a)および(b)は、本発明に係る脱臭塔に用いられるストレーナを示す側断面図および正面図である。 ストレーナを蓋体に設けて構成された整流蓋体を示す斜視図である。 整流蓋体の他の実施の形態を示す斜視図である。 整流蓋体におけるストレーナの他の配設状態を示す断面図である。 さらに他の実施の形態の整流蓋体を脱臭塔に取り付けた状態を示す正面図である。 (a)および(b)は、従来の脱臭塔の全体構成の概略を示す断面図および平面図である。 (a)および(b)は、図6に示す脱臭塔のX軸およびY軸におけるガスの線速度分布を示すグラフである。
符号の説明
1 脱臭塔
1a 整流蓋体
10 塔本体
11 入口
12 出口
13 脱臭剤層
2 ストレーナ
20 開口部

Claims (3)

  1. 下端部に入口が形成され、この入口と対向する上端部に出口が形成され、かつ、入口よりも大口径に形成された塔本体内には脱臭剤層が設けられてなり、入口から塔本体内に流入したガスが脱臭剤層を通過して出口から流出するようになされた脱臭塔構造において、 有底円筒状に形成されるとともに、円筒部外周面には複数の開口部が形成されたストレーナを、塔本体内に面した入口に、1個または複数個設け、入口からのガスを流入上流側でストレーナの底部で止めて円筒部外周面の開口部から塔本体内に分散流入させることを特徴とする脱臭塔の整流方法。
  2. 下端部に入口が形成され、この入口と対向する上端部に出口が形成され、かつ、入口よりも大口径に形成された塔本体内には脱臭剤層が設けられてなり、入口から塔本体内に流入したガスが脱臭剤層を通過して出口から流出するようになされた脱臭塔構造において、 有底円筒状に形成されるとともに、円筒部外周面には複数の開口部が形成されたストレーナが、塔本体内に面した入口開口部に、1個または複数個設けられてなり、入口からのガスは、流入上流側でストレーナの底部に止められて円筒部外周面の開口部から塔本体内に分散流入するようになされたことを特徴とする脱臭塔構造。
  3. 下端部に入口が形成され、この入口と対向する上端部に出口が形成され、かつ、入口よりも大口径に形成された塔本体内には脱臭剤層が設けられてなり、入口から塔本体内に流入したガスが脱臭剤層を通過して出口から流出するようになされた脱臭塔構造において、塔本体内の整流を行なう整流蓋体であって、
    少なくとも入口を閉塞可能となされた大きさの蓋体と、有底円筒状に形成されるとともに、円筒部外周面に複数の開口部が形成されたストレーナとからなり、蓋体に、1個または複数個のストレーナが設けられ、入口からのガスを、ストレーナの円筒部外周面の開口部から塔本体内に分散流入させることができるようになされたことを特徴とする整流蓋体。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02117032U (ja) * 1989-03-01 1990-09-19
JPH09267022A (ja) * 1996-03-30 1997-10-14 Nichias Corp 脱臭方法

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