JP5304499B2 - ストレーナ - Google Patents
ストレーナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5304499B2 JP5304499B2 JP2009164794A JP2009164794A JP5304499B2 JP 5304499 B2 JP5304499 B2 JP 5304499B2 JP 2009164794 A JP2009164794 A JP 2009164794A JP 2009164794 A JP2009164794 A JP 2009164794A JP 5304499 B2 JP5304499 B2 JP 5304499B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strainer
- opening
- protective cover
- liquid
- suction port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
少なくとも前記吸い込み口の前方と上方とを覆うとともに、該吸い込み口の上方に対応する部位の一部を開放する開口部を有し、かつ、前記開口部以外の部位に微小開口を多数形成してなるストレーナ本体と、
前記ストレーナ本体の前記開口部の前方に設けられて、前記液中の前記粒塊が前記開口部内に流入するのを妨げる保護カバーと、を備えてなることを特徴としている。
このようにすれば、開口部の下方から上昇流に乗って上昇する粒塊が、開口部内に流入するのが抑制される。
このようにすれば、開口部の下方から上昇流に乗って上昇する粒塊が、開口部内に流入するのがより一層抑制される。また、保護カバーがストレーナ本体の下端側を全部覆うことなく1/3以上を開放しているため、開口部への流路が保護カバーに覆われずに十分に確保され、したがって吸引ポンプに過剰な負荷がかかることが防止される。
このようにすれば、開口部の下方から保護カバーとストレーナ本体との間の隙間を上昇する上昇流が邪魔板によって遮られることにより、その流れの強さ(速さ)が抑えられる。したがって、この上昇流に粒塊が同伴され、開口部内に流入してしまうのが抑制される。
このようにすれば、この保護カバーも粒塊を濾過し液分のみを選択的に吸い込み口に流入させるようになり、したがって吸引ポンプにかかる負荷が軽減される。
さらに、前記ストレーナにおいては、前記液溜装置が脱硫吸収塔であり、前記液溜部は、前記粒塊として石膏を生成する液を溜めるものであってもよい。
図1は、本発明のストレーナを備えた脱硫吸収塔の要部を示す断面図であり、図1中符号1は脱硫吸収塔である。なお、以下の図面では、各部材の認識を容易にするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
また、この多孔板部13は、側壁部15が平面視略半円弧状に曲げられていることにより、その上端側は開放されて、開口した形状になっている。
なお、液溜層2には、硫黄除去液Yを供給するための供給管(図示せず)に接続する液流入口24が設けられ、また、該硫黄除去液Y及び石膏粒塊を排出するための排出管(図示せず)に接続する排出口25が設けられている。
まず、吸引ポンプ8を駆動することにより、液溜槽2に溜められた硫黄除去液Yをスプレヘッダ7を介して各スプレノズル6に供給する。そして、スプレノズル6に供給した硫黄除去液Yを、各スプレノズル6から下方に向けて放射状に噴霧する。これにより、噴霧された硫黄除去液Yは排ガスXと気液接触させられ、この排ガスX中の硫黄酸化物を吸収して液溜槽2内に落下し、ここに溜められる。
そして、このような稼働時間が長くなると、石膏粒塊の付着によるストレーナ10の目詰まりが顕著になり、その分、吸引ポンプ8の負荷が増大する。しかし、従来と同様に本実施形態のストレーナ10も、開口部17を有しているので、この開口部17を通じての十分な吸入が可能になっているため、負荷の過剰な増大が回避されている。
また、側壁部15と保護カバー12との間の隙間は前記したように例えば200mm程度と十分に広く、したがって石膏粒塊を除く硫黄除去液Yの流動に関しては何等妨げられることはない。よって、前記したようにストレーナ10の目詰まりが顕著になっても、開口部17についてはその流路が依然として確保されるため、吸引ポンプ8に過剰な負荷が生じることが回避される。
さらに、保護カバー12の下端が、開口部17の下端縁より下方に位置するように構成しているので、開口部17の下方から上昇流に乗って上昇する石膏粒塊が、開口部17内に流入するのを抑制することができる。
邪魔板31(32、33)が、特に開口部17の下方から保護カバー12とストレーナ本体11との間の隙間を上昇する上昇流を遮る(妨げる)ことにより、これに同伴される粒塊が、開口部17内に流入してしまうのを抑制することができる。すなわち、上昇流を遮ることでその流れの強さ(速さ)を低く抑えることができ、これによってこの上昇流に同伴される粒塊の量を少なくすることができる。
また、邪魔板31を、保護カバー側邪魔板32とストレーナ本体側邪魔板33とによって構成したので、前記の上昇流の流れの強さをより良好に抑制し、粒塊が開口部17内に流入してしまうのをより一層抑制することができる。
一方、図3(a)〜(c)に示したストレーナ30を設置した条件で、同様のシミュレーションを行った結果、外径が5mm以上の石膏粒塊についてはもちろん、外径が2mm程度の石膏粒塊についても、開口部17内への流入がほとんど起きないことが確認された。
また、その大きさについても、開口部17の前方に配置されて、該開口部17の少なくとも一部を間接的に覆っていればよく、そのように構成しても、開口部17に対して主にその側方(水平方向)から流入する石膏粒塊の流入を妨げることができる。
Claims (9)
- 粒塊を生成する液を溜める液溜部と、前記液溜部の側壁に設けられた吸い込み口と、前記吸い込み口に連通して設けられて前記液溜部内の前記液を吸い込む吸引ポンプと、を備えてなる液溜装置の、前記吸い込み口を覆って前記液溜部内に設けられるストレーナであって、
少なくとも前記吸い込み口の前方と上方とを覆うとともに、該吸い込み口の上方に対応する部位の一部を開放する開口部を有し、かつ、前記開口部以外の部位に微小開口を多数形成してなるストレーナ本体と、
前記ストレーナ本体の前記開口部の前方に設けられて、前記液中の前記粒塊が前記開口部内に流入するのを妨げる保護カバーと、を備えてなることを特徴とするストレーナ。 - 前記保護カバーは、前記ストレーナ本体の前記開口部全体に対応してこれを覆うように、該開口部全体の前方に所定間隔をあけて設けられていることを特徴とする請求項1記載のストレーナ。
- 前記保護カバーは、前記ストレーナ本体の前記開口部における上端側全体を覆い、かつ、下端側を所定の間隔をあけて覆って設けられており、その下端が、前記開口部の下端縁より下方に位置するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のストレーナ。
- 前記保護カバーは、その下端が、前記ストレーナ本体の前記開口部の下端縁から該ストレーナ本体の下端までの高さの、1/3から2/3の高さ範囲内に位置するよう構成されていることを特徴とする請求項3に記載のストレーナ。
- 前記保護カバーと前記ストレーナ本体との間には、これら保護カバーとストレーナ本体との間の隙間の一部を閉塞する邪魔板が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載のストレーナ。
- 前記邪魔板は、前記保護カバーの内面に設けられた保護カバー側邪魔板と、前記ストレーナ本体の外面に設けられたストレーナ本体側邪魔板とを備えており、これら保護カバー側邪魔板とストレーナ本体側邪魔板とは、鉛直方向において間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項5記載のストレーナ。
- 前記保護カバーは、微小開口を多数形成してなる多孔板によって形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のストレーナ。
- 前記ストレーナ本体は、微小開口を多数形成してなる多孔板からなる多孔板部と、該多孔板部の上方に配設された庇部と、前記多孔板部と前記庇部との間に設けられた前記開口部と、を有してなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のストレーナ。
- 前記液溜装置が脱硫吸収塔であり、前記液溜部は、前記粒塊として石膏を生成する液を溜めるものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のストレーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009164794A JP5304499B2 (ja) | 2008-12-15 | 2009-07-13 | ストレーナ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008318536 | 2008-12-15 | ||
JP2008318536 | 2008-12-15 | ||
JP2009164794A JP5304499B2 (ja) | 2008-12-15 | 2009-07-13 | ストレーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010162529A JP2010162529A (ja) | 2010-07-29 |
JP5304499B2 true JP5304499B2 (ja) | 2013-10-02 |
Family
ID=42579159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009164794A Active JP5304499B2 (ja) | 2008-12-15 | 2009-07-13 | ストレーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5304499B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5974741B2 (ja) * | 2012-09-07 | 2016-08-23 | 株式会社Ihi | 排煙脱硫装置 |
JP6112162B2 (ja) * | 2015-08-26 | 2017-04-12 | 栗田工業株式会社 | 有機性排水の生物処理装置及び処理方法 |
CN106890505A (zh) * | 2017-04-14 | 2017-06-27 | 哈尔滨理工大学 | 一种双碱法脱硫系统过滤沉淀方法 |
JP7084420B2 (ja) * | 2017-12-27 | 2022-06-14 | 川崎重工業株式会社 | 脱硫装置 |
CN112546842A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-03-26 | 高敏 | 一种用于工业可挥发性有机污染物有害组分分离设备 |
JP2023008640A (ja) * | 2021-07-06 | 2023-01-19 | 日本電気硝子株式会社 | 給液装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58100015U (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-07 | 新谷 利行 | 水中濾過機 |
JPH0227869Y2 (ja) * | 1985-01-23 | 1990-07-26 | ||
JPH0328896Y2 (ja) * | 1986-03-18 | 1991-06-20 | ||
JPH0533828U (ja) * | 1991-10-17 | 1993-05-07 | 石川島播磨重工業株式会社 | 排煙脱硫装置の吸収塔 |
-
2009
- 2009-07-13 JP JP2009164794A patent/JP5304499B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010162529A (ja) | 2010-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5304499B2 (ja) | ストレーナ | |
US9770690B2 (en) | Exhaust gas processing apparatus | |
JP5744223B2 (ja) | 湿式スクラバおよびプロセスガスを浄化する方法 | |
EP2489421A1 (en) | A wet scrubber for cleaning an effluent gas comprising an inlet gas distributor with a diffusor | |
JPWO2008087769A1 (ja) | 湿式排煙脱硫装置 | |
RU2286838C2 (ru) | Способ и устройство для выделения двуокиси серы из газа | |
JP4599335B2 (ja) | 上向流式マンガン接触塔 | |
JP2006326430A (ja) | 排煙脱硫装置の吸収塔 | |
WO2008121683A1 (en) | Method and device for separation of sulphur dioxide from a gas | |
CN205700139U (zh) | 一种锅炉废气净化除雾装置 | |
CN209333512U (zh) | 一种烟气除尘脱硝装置 | |
CN215842432U (zh) | 一种锅炉烟气用除尘脱硫脱硝装置 | |
CN201969487U (zh) | 循环雾化装置 | |
JP2003103139A (ja) | 湿式排煙脱硫装置 | |
CN109248559B (zh) | 一种曝气池废气脱硫工艺 | |
JPH08229341A (ja) | 気液接触方法及び装置 | |
JP7084420B2 (ja) | 脱硫装置 | |
JP4647900B2 (ja) | 横流型移動床式ろ過装置 | |
CN218608642U (zh) | 喷淋除尘器 | |
CN208865358U (zh) | —种带有清污装置的喷淋洗涤塔 | |
JP2004154708A (ja) | 濾過器 | |
JPH0533828U (ja) | 排煙脱硫装置の吸収塔 | |
CN210729134U (zh) | 一种稳定高效的脱硫塔 | |
CN107754544B (zh) | 一种油烟净化装置 | |
CN1215896C (zh) | 双涡烟气洗涤装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120528 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130517 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130528 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130610 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5304499 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |