JP2007053856A - ギヤードモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 目的とする作動に必要な部品点数を少なくすることが出来る、新規な構造のギヤードモータを提供することを、目的とする。
【解決手段】 クラッチ手段24を継断する切換部材26を作動せしめるに際して、負荷駆動用モータ18の出力軸38の回転力を、カム機構48,140によって負荷駆動用モータ18の出力軸38から離隔変位せしめられたフライホイル28を保持手段50によってその位置に保持することで、切換部材26を作動せしめる際の駆動力として取り出すようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、復帰力をもった操作対象への駆動力を継断して、かかる操作対象を位置制御するためのクラッチ手段を内蔵したギヤードモータに係り、例えば、洗濯機の排水弁の開閉のための駆動源等として好適に採用されるギヤードモータに関するものである。
従来から、小型の電動モータで有効な出力を得るために、モータ駆動軸に歯車等の減速手段を組み付けたギヤードモータが知られており、民生および一般の電気機器等に採用されている。その一種として、例えば、特許文献1や特許文献2に記載されているように、負荷駆動用モータにより歯車列等の減速手段を介して出力部材を駆動せしめて、かかる出力部材に連結される、復帰力をもった操作対象を初期位置から作動位置に駆動変位せしめると共に、かかる操作対象を作動位置へ保持せしめ、更に操作対象の復帰力による作動位置から初期位置への返戻作動を許容するギヤードモータが、知られている。そして、このようなギヤードモータは、例えば、家庭用洗濯機において排水弁を開閉作動するための駆動手段として、好適に採用される。
ところで、このようなギヤードモータでは、操作対象を初期位置から作動位置まで駆動変位せしめた後、操作対象をかかる作動位置に固定的に保持せしめ、その後、操作対象に対するギヤードモータによる駆動力や拘束力の作用を解除して、操作対象自身のもつ復帰力による操作対象の作動位置から初期位置への返戻作動を許容するようになっていることから、ギヤードモータの駆動力を操作対象に伝達/遮断するクラッチ手段が必要となる。
そこで、特許文献1に記載されているように、負荷駆動用モータの作動時に負荷駆動用モータのステータを通る磁束によって、吸着片をステータに吸着せしめて、かかる吸着によりクラッチが繋がった状態となるようにすると共に、負荷駆動用モータが作動していない状態下においてステータを通る磁束が消滅した時には、吸着片がステータから解放されて、クラッチが切れた状態となる継断手段が採用されている。
しかしながら、このような継断手段においては、負荷駆動用モータのステータを通る磁束によって駆動される吸着片の操作ストロークが小さいことに加えて、出力が直線的な往復動であって、増幅が難しいことから、クラッチ手段の伝達/遮断作動を確実に行うことが難しいという問題があった。
また、特許文献2には、磁気誘導によって回転力が伝達されるように対向配置された永久磁石と誘導リングの一方を負荷駆動用モータで回転駆動せしめる一方、それら永久磁石と誘導リングの他方により、クラッチ手段を継断するクラッチ操作片を駆動せしめる誘導リング式の継断手段が採用されている。
ところが、このような誘導リング式の継断手段においては、クラッチ操作片を駆動するために、永久磁石と特定材料によって形成された誘導リングを使用することから、製造コストが高くなるという問題があった。
更にまた、特許文献3には、少なくとも操作対象の作動位置への駆動変位および保持に際して回転駆動せしめられる回転駆動軸に対して連繋コイルスプリングを介してフライホイルを連結せしめると共に、それら回転駆動軸および連繋コイルスプリングと同一中心軸上に配設された連繋回転軸に連繋コイルスプリングを巻きつけ、回転駆動軸の回転力を連繋コイルスプリングを介して連繋回転軸に伝達して連繋回転軸を回転せしめることにより、クラッチ手段を継断する切換部材を付勢手段の付勢力に抗してクラッチ手段が継状態となるように駆動位置せしめると共に、回転駆動軸が停止した際に、連繋コイルスプリングを連繋回転軸から緩ませて連繋回転軸を回転駆動軸から独立して回転可能とすることにより、切換部材を付勢手段の付勢力によってクラッチ手段が断状態となるように返戻位置せしめるギヤードモータが記載されている。
しかしながら、このようなギヤードモータにおいては、回転駆動軸の回転力を連繋コイルスプリングを介して連繋回転軸に伝達することにより、連繋回転軸を回転駆動せしめるようになっていることから、目的とする作動に必要な部品の数が増えてしまうという問題があった。また、連繋コイルスプリングの連繋回転軸への巻付力が大きくなると、連繋コイルスプリングが破損してしまうおそれもあった。
特開平1−194833号公報 特開平3−198638号公報 特開2003−319609号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、目的とする作動に必要な部品点数を少なくすることが出来る、新規な構造のギヤードモータを提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体に記載されたもの、或いはそれらの記載から当業者が把握することが出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
本発明の第一の態様は、負荷駆動用モータにより歯車列等の減速手段を介して出力部材を駆動せしめて、該出力部材に連結される復帰力をもった操作対象を初期位置から作動位置に駆動変位せしめると共に、かかる操作対象を該作動位置へ保持せしめ、更に、該操作対象の該作動位置から該初期位置への返戻作動を許容するようにしたギヤードモータにおいて、 (a) 前記負荷駆動用モータの前記出力部材への駆動力の伝達経路上に設けられたクラッチ手段と、(b)該クラッチ手段を継断する切換部材と、(c)該切換部材を前記クラッチ手段が断状態となる方向に付勢する付勢手段と、(d)前記負荷駆動用モータの出力軸と同一中心軸上に配されたフライホイルと、 (e) 前記出力軸と前記フライホイルの何れか一方の側に設けられて、該出力軸の回転方向と反対側に行くに従って軸方向上方に向うカム面が形成されたカム部と、該出力軸と該フライホイルの他方の側に設けられて、該カム面に摺動せしめられるカム突起とを含んで構成されており、該出力軸が回転駆動せしめられた際に、該フライホイルを該出力軸から離隔変位せしめることにより、前記切換部材を前記付勢手段による付勢力に抗して前記クラッチ手段が継状態となる方向に変位せしめるカム機構と、(f)前記カム部に設けられて、前記カム突起の摺動を阻止して前記フライホイルを前記出力軸から離隔変位した位置に保持する保持手段と、(g)前記出力軸の回転が開始されてから前記保持手段によって前記カム突起の摺動が阻止されるまで前記フライホイルに対して回転抵抗力を及ぼす回転抵抗力付与手段とを、備えていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされたギヤードモータにおいては、負荷駆動用モータの出力軸が回転駆動せしめられた際に、フライホイルがカム機構によって負荷駆動用モータの出力軸から離隔変位せしめられることにより、切換部材が付勢手段による付勢力に抗してクラッチ手段が継状態となる方向に変位せしめられるようになっている。
そして、上述の如く、付勢手段による付勢力に抗してクラッチ手段が継状態となる方向に変位せしめられた切換部材は、フライホイルが保持手段によって負荷駆動用モータの出力軸から離隔変位した位置に保持されることで、付勢手段による付勢力に抗してクラッチ手段が継状態となる位置に保持されるようになっている。
一方、負荷駆動用モータの出力軸の回転が停止した際には、フライホイルが慣性によって同じ方向に回転しつづけようとすることにより、保持手段によるカム突起の保持状態が解除されて、フライホイルが負荷駆動用モータの出力軸から独立して回転可能となる。
これにより、それまで付勢手段の付勢力に抗して負荷駆動用モータの出力軸から離隔変位した位置に保持されていたフライホイルが、付勢手段の付勢力によって、負荷駆動用モータの出力軸に対して接近変位せしめられることとなる。その際、切換部材は、付勢手段の付勢力によって、クラッチ手段が断状態となる方向に変位せしめられることとなる。
従って、本態様においては、クラッチ手段を継断する切換部材を作動せしめるに際して、負荷駆動用モータの出力軸の回転力を、カム機構によって負荷駆動用モータの出力軸から離隔変位せしめられたフライホイルを保持手段によってその位置に保持することで、切換部材を作動せしめる際の駆動力として取り出すことが可能となり、それによって、クラッチ手段の継断に際して必要な部品点数を少なくすることが可能となる。
特に、本態様においては、負荷駆動用モータの出力軸の回転が開始されてから保持手段によってカム突起の回転が阻止されるまで、回転抵抗力付与手段によりフライホイルに対して回転抵抗力が及ぼされるようになっていることから、カム突起が保持手段によって保持された状態で負荷駆動用モータの出力軸とフライホイルが一体的に回転せしめられる状態を速やかに且つ有利に実現することが可能となる。これにより、切換部材によるクラッチ手段の継断を速やかに且つ有利に実現することが可能となる。
また、本態様においては、フライホイルが負荷駆動用モータによって回転せしめられるようになっていることから、フライホイルを回転せしめるためのモータを別途設ける必要がなくなり、それによって、構造の簡略化と部品点数の減少を図ることが可能となる。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に係るギヤードモータにおいて、(h)前記負荷駆動用モータの前記出力部材への駆動力の伝達継路上であって、且つ、前記出力軸と同一中心軸上に設けられた伝達歯車と、(i)該伝達歯車を該出力軸から離隔せしめる方向に付勢する第二の付勢手段と、(j)前記出力部材の作動位置に応じて駆動変位せしめられて、前記操作対象が初期位置から作動位置へ駆動変位せしめられる際に、前記伝達歯車を前記第二の付勢手段による付勢力に抗して前記出力軸に接近変位せしめる一方、該操作対象が作動位置に保持せしめられる際に、該伝達歯車を該第二の付勢手段の付勢力によって前記出力軸から離隔変位せしめる第二の切換部材と、(k)前記伝達歯車を前記第二の付勢手段の付勢力に抗して前記出力軸に接近変位せしめる方向に前記第二の切換部材が駆動変位せしめられた際に、該伝達歯車と該出力軸を係合せしめて、該伝達歯車と該出力軸を一体的に回転せしめることにより、前記負荷駆動用モータの駆動力を前記出力部材に伝達せしめる一方、該伝達歯車を該第二の付勢手段の付勢力によって該出力軸から離隔変位せしめる方向に該第二の切換部材が駆動変位せしめられた際に、該伝達歯車と該出力軸の係合状態を解除して、該伝達歯車と該出力軸の相対回転を許容することにより、該負荷駆動用モータの該出力部材への駆動力の伝達を遮断せしめる係合手段とを、設けたことを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされたギヤードモータにおいては、操作対象が初期位置から作動位置へ駆動変位せしめられる際に、伝達歯車が第二の切換部材によって第二の付勢手段の付勢力に抗して出力軸に接近変位せしめられる。これにより、伝達歯車と出力軸が係合手段によって係合せしめられて、伝達歯車と出力軸が一体的に回転せしめられる。その結果、負荷駆動用モータの駆動力が出力部材に伝達せしめられる。
一方、操作対象が作動位置に保持せしめられる際には、第二の切換部材による伝達歯車の出力軸への接近変位状態が解除されて、伝達歯車が第二の付勢手段による付勢力によって出力軸から離隔変位せしめられる。これにより、伝達歯車と出力軸の係合手段による係合状態が解除されて、伝達歯車と出力軸の相対回転が許容される。その結果、負荷駆動用モータの出力部材への駆動力の伝達が遮断せしめられる。
従って、本態様においては、伝達歯車が常時回転しないようにすることが可能となり、それによって、伝達歯車の摩耗を軽減乃至は回避することが可能となる。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に係るギヤードモータにおいて、前記出力部材の作動位置に応じて前記フライホイルに対して摺動可能に配された揺動部材を設けて、該揺動部材を該フライホイルに摺動せしめることによって、前記回転抵抗力付与手段を構成したことを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたギヤードモータにおいては、揺動部材がフライホイルに対して摺動せしめられる際の出力部材の作動位置を適当に設定することにより、カム突起の摺動が保持手段によって阻止された後で、回転抵抗力付与手段によりフライホイルに回転抵抗力が及ぼされないようにすること、即ち、揺動部材がフライホイルに摺動しないようにすることが可能となる。これにより、フライホイルの慣性力を有利に確保することが可能となる。
本発明の第四の態様は、前記第一又は第二の態様に係るギヤードモータにおいて、前記フライホイルの他に別途設けられて、該フライホイルと同時に、且つ、該フライホイルと逆方向に回転せしめられる第二のフライホイルによって、前記回転抵抗力付与手段を構成したことを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたギヤードモータにおいては、第二のフライホイルの大きさや形状を適当に設定することにより、フライホイルに及ぼされる回転抵抗力を有利に得ることが可能となる。
本発明の第五の態様は、前記第一又は第二の態様に係るギヤードモータにおいて、前記フライホイルの上面において軸直角方向内方に行くに従って軸方向上方に向う誘導面を設けると共に、該誘導面を摺動せしめられる誘導突起を前記切換部材に設けて、該フライホイルが前記負荷駆動用モータの出力軸から離隔変位せしめられる際に、該誘導突起が該誘導面を軸直角方向の外方に向けて摺動せしめられるようにすることで、前記回転抵抗力付与手段を構成したことを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたギヤードモータにおいては、極めて簡単な構成によってフライホイルに回転抵抗力を及ぼすことが可能となり、それによって、フライホイルに対して回転抵抗力を及ぼすために必要な部品点数を少なくすることが可能となる。
本発明の第六の態様は、前記第三の態様に係るギヤードモータにおいて、前記フライホイルの他に別途設けられて、該フライホイルに対して同一中心軸上で重ね合わされた状態で配される連動部材に対して、軸直角方向内方に行くに従って軸方向上方に向う案内面を設けると共に、該案内面に摺動せしめられる案内突起を前記切換部材に設けて、該フライホイルが前記負荷駆動用モータの出力軸から離隔変位せしめられる際に、該案内突起が該案内面を軸直角方向外方に向けて摺動せしめられるようにしたことを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたギヤードモータにおいては、案内突起が案内面を摺動せしめられると共に、揺動部材がフライホイルに摺動せしめられるようになっていることから、フライホイルに対して及ぼされる回転抵抗力を有利に確保することが可能となる。
本発明の第七の態様は、前記第一乃至第六の態様の何れか一つに係るギヤードモータにおいて、前記クラッチ手段を、前記負荷駆動用モータの前記出力部材への駆動力の伝達継路上に配設された前記減速手段の一つとしての遊星歯車機構によって構成して、該遊星歯車機構における太陽歯車を該負荷駆動用モータの出力軸によって回転駆動せしめると共に、該太陽歯車に噛合された遊星歯車の支軸が固設されたキャリアの中心軸上に出力用の連結歯車を固設し、該遊星歯車が噛合される内歯歯車を有するケースの回転を、前記切換部材によって、許容状態と阻止状態に切り換えるようにする一方、該太陽歯車の回転を許容/阻止する係止手段を設けて、少なくとも前記操作対象の作動位置への保持作動に際して該係止手段によって該太陽歯車の回転を阻止せしめるようにしたことを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたギヤードモータにおいては、駆動力の伝達経路の構成手段の一つとして遊星歯車機構を採用したことにより、大きなギヤ比をコンパクトなサイズで設定することが可能となる。しかも、遊星歯車機構を利用してクラッチ手段を構成したことにより、部品点数の削減による構造の簡略化とコンパクト化およびコストの低減を図ることが可能となる。
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされたギヤードモータにおいては、出力軸の回転力を、カム機構によって出力軸から離隔変位せしめられたフライホイルを保持手段によってその位置に保持することで、切換部材の作動に際しての駆動力として利用することが可能となり、それによって、クラッチ手段の作動に必要な部品点数を少なくすることが可能となる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1乃至図3には、本発明の第一の実施形態としての洗濯機における排水弁の開閉駆動用のギヤードモータ10が示されている。かかるギヤードモータ10は、洗濯機本体に取り付けられるハウジング12を有しており、減速手段としての減速歯車列14と、出力部材としての出力車16が、かかるハウジング12に組み付けられている。そして、負荷駆動用モータ18の回転駆動力を、減速手段としての減速歯車列14を介して出力車16に伝達し、出力車16における滑車部20に巻かれているワイヤ22に係止された操作対象としての排水弁(図示せず)を、初期位置から作動位置まで復帰力に抗して駆動変位せしめるようになっていると共に、減速歯車列14上にクラッチ手段としての遊星歯車機構24を設けて、かかる遊星歯車機構24を継断する切換部材としてのストッパレバー26をフライホイル28を利用して駆動せしめるようになっている。
より詳細には、ハウジング12は、全体として矩形の開口箱形状を有するハウジング本体30の開口部がハウジング蓋体32によって覆蓋された構造とされている。なお、ハウジング12を構成する各部材30,32の形成材料としては、例えば、ABS等の硬質の合成樹脂が好適に採用される。
また、ハウジング本体30の底には、段差部34が設けられている。これにより、ハウジング本体30の底の一部分が深底部とされている。かかる深底部には、負荷駆動用モータ18が収容配置されている。
この負荷駆動用モータ18は、従来から公知の交流同期モータであって、円環ブロック形状の永久磁石36に対してABS等の合成樹脂材によって形成された出力軸38が固定されているロータ40と、円環形状のコイル42が巻き回されたステータ44を備えている。そして、コイル42への通電により、ステータ44における磁極形成部に生ぜしめられる磁極と、ロータ40における永久磁石36の磁極との間で作用する磁力に基づいて、ロータ40に回転力が生ぜしめられるようになっている。
そこにおいて、本実施形態では、ロータ40の出力軸38にカム部46が設けられている。このカム部46は、全体として円筒形状とされている。そして、カム部46の上端面には、カム部46の周方向に延びて、ロータ40の回転方向、即ち、出力軸38の回転方向とは反対側に行くに従って軸方向上方に向うカム面48が形成されている。特に、本実施形態では、カム面48は、カム部46の周方向で一周よりも短い長さで形成されている。また、カム面48は、図4に示されているように、その周方向両端部分が平坦面とされている。更にまた、カム面48の周方向両端には、後述するカム突起140の摺動を規制する当接面50,52が、カム部46の軸方向に延びるようにして、形成されている。
また、ロータ40の出力軸38には、第二の付勢手段としてのコイルスプリング54と、伝達歯車としての伝達ピニオン56が、この順番で挿通配置されている。これにより、コイルスプリング54が軸方向に圧縮せしめられた際に、コイルスプリング54の付勢力が、伝達ピニオン56に対して、軸方向上方に及ぼされるようになっている。
この伝達ピニオン56の近くには、一番車58が、支軸60回りに回転可能に配されている。この一番車58は、一番歯車62と一番ピニオン64を備えている。そして、一番車58に設けられた一番歯車62が伝達ピニオン56に噛合わされている。
また、一番車58の下方には、係止部材66が一軸回りに揺動可能に配設されている。そして、この係止部材66が、ロータ40の出力軸38に設けられた係止爪68に対して、ロータ40の回転方向一方向で係止されるようになっている。これにより、ロータ40の回転方向が規定されるようになっている。
更にまた、一番車58の上方には、遊星歯車機構24が配設されている。この遊星歯車機構24は、ケース70に対してキャリア72が回転可能に組み付けられた構造とされている。より詳細には、ケース70は、全体として有底円筒形状を呈しており、その筒壁部の内周面には、内歯歯車74が形成されていると共に、その筒壁部の外周面には、外歯歯車76が形成されている。このような構造とされたケース70は、一番車58に重ね合わされた状態で配設されるようになっている。そして、このようにケース70が一番車58に重ね合わされた状態で、一番車58に設けられた一番ピニオン64は、ケース70の底壁に形成された挿通孔を通じて、ケース70内に位置せしめられている。
一方、キャリア72は、軸方向に離隔して上下に対向配置された一対の円板78,80が、下側の円板80の中心軸回りに突設された複数本のピン82によって相互に固定された構造とされている。また、各ピン82には、遊星歯車84が回転可能に装着されている。このことから明らかなように、本実施形態では、各ピン82によって遊星歯車84の支軸が構成されている。更にまた、上側の円板78の中央部分には、連結歯車としての連結ピニオン86が設けられている。このような構造とされたキャリア72は、ケース70に対して嵌め込まれるようになっている。そして、このようにケース70に対してキャリア72が嵌め込まれた状態で、キャリア72に対して回転可能に組み付けられた遊星歯車84は、内歯歯車74に噛合わされている。
そこにおいて、上述の如く、キャリア72がケース70に対して嵌め込まれており、且つ、ケース70が一番車58に重ね合わされている状態では、ケース70内に位置せしめられている一番ピニオン64は、下側の円板80に形成されている挿通孔を通じて、一対の円板78,80の対向面間に位置せしめられている。そして、このようにして、一対の円板78,80の対向面間に位置せしめられた一番ピニオン64は、遊星歯車84に噛合わされるようになっている。このことから明らかなように、本実施形態では、一番ピニオン64によって、遊星歯車機構24の太陽歯車が構成されているのである。
また、遊星歯車機構24の近くには、二番車88が支軸90回りに回転可能に配設されている。この二番車88は、二番歯車92と二番ピニオン94が同軸上に一体形成された構造とされている。そして、二番歯車92が、連結ピニオン86に噛合わされるようになっている。
このような二番車88の近くには、出力車16が一軸回りに回動可能に配設されている。この出力車16は、出力歯車96と滑車部20が同軸上に一体形成された構造とされている。そして、出力歯車96が、二番車88の二番ピニオン94に噛合わされるようになっている。これにより、負荷駆動用モータ18の回転駆動力が、伝達ピニオン56,一番車58,遊星歯車機構24および二番車88を介して、出力車16に伝達されるようになっている。このことから明らかなように、本実施形態では、伝達ピニオン56,一番車58,遊星歯車機構24および二番車88によって、減速歯車列14が構成されている。
また、滑車部20の外周面には、周溝98が略2/3周の長さに亘って形成されている。この周溝98には、ワイヤ22が巻きつけられている。かかるワイヤ22の一方の端部は、滑車部20に係止されていると共に、他方の端部は、図示しない排水弁に取り付けられるようになっている。そして、出力車16に負荷駆動用モータ18の回転駆動力が伝達されると、ワイヤ22が巻き取られるようになっている。これにより、排水弁を初期位置から作動位置に駆動変位せしめるようになっている。
更にまた、滑車部20の下面には、円弧状に湾曲した摺動壁部100,102が二つ形成されている。そこにおいて、本実施形態では、これら二つの摺動壁部100,102は、滑車部20の軸直角方向での対向面間距離が略一定となるようにして、滑車部20の下面から軸方向下方に突出するように形成されている。なお、本実施形態では、外側の摺動壁部102の高さが内側の摺動壁部100の高さよりも小さくされている。また、これら二つの摺動壁部100,102は、周方向でずれる位置に形成されている。特に、本実施形態では、内側の摺動壁部100が外側の摺動壁部102よりも出力車16の正転方向(ワイヤ22を巻き取る方向)の側にずれるように形成されている。また、外側の摺動壁部102には、内側の摺動壁部100における出力車16の逆転方向側の端部の付近であって、且つ、内側の摺動壁部100における出力車16の逆転方向側の端部よりも更に出力車16の逆転方向側において、軸方向下方に突出する当接突起104が形成されている。
また、二番車88の軸方向下方には、第一のレバー106と第二のレバー108が、それぞれ、支軸110回りで揺動可能に配設されている。第一のレバー106は、円筒形状の軸部の外周面上に軸直角方向外方に突出する三つの突出片112,114,116が設けられた構造とされている。そして、第一の突出片112の突出端は、内側の摺動壁部100に対して摺動可能とされている。また、第二の突出片114の突出端に形成された係止部118は、一番車58に設けられた係止爪120に対して係止可能とされている。更にまた、第三の突出片116に設けられた押圧片122は、伝達ピニオン56の上面に対して摺動可能とされている。そこにおいて、押圧片122の下面は、基端部において平坦面とされている一方、突出端部において突出端側に行くに従って軸部の軸方向上方に向う傾斜面とされている。
一方、第二のレバー108は、円筒形状の軸部の外周面上に軸直角方向外方に突出する二つの突出片124,126が設けられた構造とされている。そして、第一の突出片124が、外側の摺動壁部102に対して摺動可能とされている。また、第二の突出片126の突出端には、係止突起128が設けられている。かかる係止突起128には、一端がハウジング本体30に係止されたコイルスプリング130の他端が係止されるようになっている。
また、伝達ピニオン56の上方には、フライホイル28が支軸132回りで回転可能に配設されている。このフライホイル28は、エンジニアリングプラスチック等の合成樹脂材によって形成されて、大径の円板形状を呈する本体部分134に対して、鉄等の高比重な金属材によって形成されて、円環板形状を呈する金属板136が軸方向で重ね合わされて組み付けられた構造とされている。また、本体部分134の上面中央には、ボス部138が設けられている一方、本体部分134の下面中央には、カム突起140が設けられている。このような構造とされた、フライホイル28は、カム突起140が、出力軸38のカム部46に形成されたカム面48に摺動可能な状態で、配設されるようになっている。このことから明らかなように、本実施形態では、フライホイル28は、出力軸38と同一中心軸上に配されているのである。
そこにおいて、本実施形態では、上述の如く、フライホイル28が支軸132回りで回転可能に配設された状態で、第二のレバー108の摺接片142が、コイルスプリング130の付勢力によって、フライホイル28の外周面に対して押し当てられている。
また、フライホイル28の上方には、ストッパレバー26が配設されている。このストッパレバー26は、円筒形状の軸部の外周面上に軸直角方向外方に突出する突出片144が設けられた構造とされている。
更にまた、ストッパレバー26における軸部には、付勢手段としてのコイルスプリング146が、挿通配置されている。そこにおいて、本実施形態では、コイルスプリング146は、突出片144とハウジング蓋体32によって軸方向に圧縮された状態で配設されている。これにより、コイルスプリング146の付勢力が、ストッパレバー26に対して、軸部の軸方向下方に向けて常時及ぼされるようになっている。その結果、ストッパレバー26の下方に配されているフライホイル28に対しても、ストッパレバー26を介して、コイルスプリング146の付勢力が及ぼされるようになっているのである。
また、ストッパレバー26の近くには、ストッパ歯車148を備えた第一のストッパ車150が支軸152回りで回転可能に配設されている。かかる第一のストッパ車150は、一対のストッパ片154,154を備えている。そして、各ストッパ片154が、ストッパレバー26の突出片144に設けられた係止部156に対して係止可能とされている。更にまた、第一のストッパ車150には、一対の摺動片158,158が周方向一方向の回転により、径方向外方に広がるようにして、設けられている。
このような構造とされた第一のストッパ車150は、ストッパレバー26の突出片144における突出端に設けられたU字状の位置規定部160内に位置せしめられるようにして、支軸152回りで回転可能に配設されるようになっている。これにより、ストッパレバー26の自由な回転が阻止されるようになっている。
また、第一のストッパ車150の近くには、第二のストッパ車162が支軸164回りで回転可能に配設されている。この第二のストッパ車162は、同軸上に一体形成されたストッパピニオン166とストッパ歯車168を備えている。そして、ストッパ歯車168に対して、第一のストッパ車150におけるストッパ歯車148が噛合わされるようになっていると共に、ストッパピニオン166に対して、外歯歯車76が噛合わされるようになっている。
次に、上述の如き構造とされたギヤードモータ10の作動について、説明する。先ず、ギヤードモータ10に電源が接続されていない状態で、排水弁は初期位置に位置せしめられている。
このような状態では、図5及び図6に示されているように、第一のレバー106における押圧片122の基端部と該押圧片122が設けられた第三の突出片116の突出端が伝達ピニオン56の上面に重ね合わされている。これにより、伝達ピニオン56が、コイルスプリング54の付勢力に抗して、軸方向下方に押し下げられている。その結果、伝達ピニオン56の下面に設けられた係止突起170が、出力軸38に設けられた係止突起172に係止されて、出力軸38の回転力が、伝達ピニオン56に伝達される。
また、第一のレバー106における第一の突出片112は、内側の摺動壁部100に対して当接せしめられている。更にまた、第一のレバー106における係止部118は、一番車58に設けられた係止爪120に対して離隔位置せしめられており、係止爪120に対して係止されていない。これにより、一番車58の回転が許容されている。
また、上述の如き状態において、第二のレバー108に設けられた摺接片142は、コイルスプリング130の付勢力が第二のレバー108に及ぼされていることによって、フライホイル28の外周面に押し当てられている。更にまた、第二のレバー108における第一の突出片124は、外側の摺動壁部102に対して、離隔位置せしめられている。
また、上述の如き状態において、カム突起140は、図4に示されているように、カム面48の周方向一端側、即ち、カム部46の基端側に位置せしめられている。これにより、ストッパレバー26は、コイルスプリング146の付勢力によって軸方向下方に押し下げられている。その結果、ストッパレバー26における係止部156が、第一のストッパ車150のストッパ片154よりも軸方向下方に位置せしめられて、ストッパ片154と係止していない状態となり、第一のストッパ車150の回転が許容される。
そして、ギヤードモータ10に電源が接続されると、負荷駆動用モータ18のコイル42に給電されて、ロータ40が回転する。これにより、カム突起140がカム面48を摺動せしめられて、周方向他端側、即ち、カム部46の突出端側に向けて移動することとなる。その結果、図7に示されているように、フライホイル28が、コイルスプリング146の付勢力に抗して、軸方向上方に向けて変位せしめられることとなる。
その際、フライホイル28の外周面には、コイルスプリング130の付勢力によって、第二のレバー108における押圧片122が押し当てられていることから、フライホイル28と押圧片122との間に摩擦力が働くようになっている。その結果、図8に示されているように、カム突起140が、カム面48を登りきって、カム部46の上端側に形成された当接面50に当接した状態で、フライホイル28と出力軸38を一体的に回転させることが可能となる。
また、上述の如く、フライホイル28が変位せしめられることにより、ストッパレバー26も、コイルスプリング146の付勢力に抗して、軸方向上方に向けて変位せしめられることとなる。これにより、ストッパレバー26における係止部156が、第一のストッパ車150におけるストッパ片154に対して、係止されることとなる。
このようにして、ストッパレバー26における係止部156が第一のストッパ車150におけるストッパ片154に係止されることにより、第一のストッパ車150の回転が阻止されることとなる。これにより、第一のストッパ車150のストッパ歯車148に噛合わされているストッパ歯車168を有する第二のストッパ車162の回転が阻止される。また、第二のストッパ車162におけるストッパピニオン166に噛合わされている外歯歯車76を有するケース70の回転も阻止される。これにより、クラッチ手段(遊星歯車機構24)が継状態となる。その結果、負荷駆動用モータ18の回転駆動力が、伝達ピニオン56,一番車58,遊星歯車機構24及び二番車88を介して、出力車16に伝達されることとなり、ワイヤ22の巻取りが開始される。
そして、伝達されてきた負荷駆動用モータ18の回転駆動力によって出力車16が回転せしめられることにより、第二のレバー108における第一の突出片124が外側の摺動壁部102の外周面に当接せしめられることとなる。これにより、第二のレバー108が、コイルスプリング130の付勢力に抗して、支軸90回りで揺動せしめられることとなる。その結果、図9や図10に示されているように、第二のレバー108における摺接片142がフライホイル28の外周面から離隔位置せしめられることとなる。
このようにして、摺接片142がフライホイル28の外周面から離隔位置せしめられた状態で、出力車16が更に回転せしめられると、第一のレバー106に設けられた第一の突出片112が、外側の摺動壁部102に設けられた当接突起104に当接せしめられる。そして、この状態から出力車16が更に回転せしめられることにより、第一のレバー106に設けられた第一の突出片112が、出力車16の回転方向(正転方向)に押されることとなる。これにより、第一のレバー106が、支軸90回りで回動せしめられる。その結果、図11及び図12に示されているように、第一のレバー106における押圧片122の突出端側、即ち、押圧片122において下面が傾斜している部分が、伝達ピニオン56の上方に位置せしめられることとなる。
その際、伝達ピニオン56は、コイルスプリング54の付勢力によって、軸方向上方に変位せしめられる。これにより、伝達ピニオン56に設けられた係止突起170と出力軸38に設けられた係止突起172の係止状態が解除されて、ロータ40(出力軸38)のみが回転せしめられることとなる。その結果、出力軸38の回転駆動力が、連結ピニオン86に伝達されないようになっている。
このようにして、出力軸38の回転駆動力が連結ピニオン86に伝達されていない状態では、カム突起140がカム部46の上端側の当接面50に当接せしめられて、フライホイル28が、軸方向上方に変位せしめられた状態で、出力軸38と一体的に回転せしめられていることにより、ストッパレバー26の係止部156が第一のストッパ車150におけるストッパ片154に係止された状態、即ち、外歯歯車76の回転が阻止された状態が維持されるようになっている。また、第一のレバー106における係止部118は、第一のレバー106が一軸回りに揺動せしめられたことにより、一番車58における係止爪120に係止されている。これにより、一番車58の逆方向への回転が阻止される。その結果、連結ピニオン86の逆方向への回転が阻止される。
従って、出力軸38の回転駆動力が連結ピニオン86に伝達されなくなると、排水弁は、それ自身が有する復帰力により、初期位置に向って返戻作動を開始しようとするが、上述の如く、連結ピニオン86の逆方向への回転が阻止されていることにより、作動位置に保持される。
そして、所定時間が経過した後に、負荷駆動用モータ18のコイル42への給電が停止されると、負荷駆動用モータ18のロータ40が磁力の作用により瞬間的に停止されることとなる。これにより、フライホイル28のみが慣性によって同じ方向に回転しつづけようとする。その結果、カム突起140がカム面48における傾斜部分まで移動する。
このようにして、カム突起140がカム面48における傾斜部分まで移動されてくると、フライホイル28がコイルスプリング146の付勢力によってストッパレバー26と一緒に軸方向下方に変位せしめられる。これにより、ストッパレバー26における係止部156と第一のストッパ車150におけるストッパ片154の係止状態が解除されて、第一のストッパ車150と第二のストッパ車162の回転が許容される。その結果、第二のストッパ車162におけるストッパピニオン166に噛合わされた外歯歯車76を有するケース70の回転が許容される。
そして、上述の如く、ケース70の回転が許容された状態では、第一のレバー106における係止部118が一番車58における係止爪120に係止されることによって得られた、一番車58の逆回転阻止力が、出力車16に伝達されなくなる。その結果、排水弁が、それ自身が有する復帰力によって、作動位置から初期位置に返戻作動することとなる。
そこにおいて、排水弁の返戻作動の開始時には、第一のレバー106における第一の突出片112が外側の摺動壁部102に設けられた当接突起104への当接状態から解除されて、内側の摺動壁部100に摺接されるようになっている。これにより、第一のレバー106が支軸90回りで揺動せしめられることとなる。その結果、第一のレバー106における押圧片122の基端部と該押圧片122が設けられた第三の突出片116の突出端が、伝達ピニオン56の上面に重ね合わされる。
そして、このように伝達ピニオン56の上面に対して押圧片122の基端部と該押圧片122が設けられた第三の突出片116の突出端が重ね合わせられることによって、伝達ピニオン56がコイルスプリング54の付勢力に抗して軸方向下方に押し下げられる。これにより、伝達ピニオン56に設けられた係止突起170と出力軸38に設けられた係止突起172が係止状態となる。その結果、排水弁の作動位置から初期位置への返戻作動時において、負荷駆動用モータ18の磁力によるロータ40の位置決め力(ディテントトルク)が伝達ピニオン56に伝達されて、一番車58の逆方向への回転が阻止されるようになっている。
なお、排水弁の作動位置から初期位置への返戻作動時には、出力車16,二番車88及び連結ピニオン86が逆方向に回転せしめられるが、ケース70の回転が許容されていると共に、一番ピニオン64(太陽歯車)の逆方向への回転が阻止されていることから、ケース70の回転が第二のストッパ車162を介して第一のストッパ車150に伝達されて、第一のストッパ車150が回転するようになっている。これにより、第一のストッパ車150に設けられた摺動片158,158が遠心力の作用によって径方向外方に広がることとなる。その結果、ハウジング蓋体32に設けられた摺動筒部174の摺動面に対して、各摺動片158が摺動せしめられて、排水弁の返戻作動時におけるスピードが調節されるようになっている。
上述の説明から明らかなように、本実施形態では、伝達ピニオン56に設けられた係止突起170と出力軸38に設けられた係止突起172によって係合手段が構成されている。また、本実施形態では、カム部46の上端側に設けられた当接面50によって保持手段が構成されている。更に、本実施形態では、第二のレバー108によって回転抵抗力付与手段(揺動部材)が構成されている。更にまた、本実施形態では、第一のレバー106によって第二の切換部材が構成されている。また、本実施形態では、カム面48が形成されたカム部46とカム突起140を含んでカム機構が構成されている。更に、本実施形態では、第一のレバー106における第二の突出片114に設けられた係止部118と一番車58における係止爪120によって係止手段が構成されている。
従って、このような構造とされたギヤードモータ10においては、クラッチ手段(遊星歯車機構24)を継断するストッパレバー26を駆動せしめるに際して、出力軸38の回転力を、出力軸38(ロータ40)の回転に伴って離隔変位せしめられるフライホイル28を利用することによって、ストッパレバー26の駆動力として取り出すようになっていることから、クラッチ手段(遊星歯車機構24)の継断に必要な部品点数を少なくすることが可能となる。
また、本実施形態では、排水弁の作動位置への保持に際して、伝達ピニオン56が出力軸38と一体的に回転しないようになっていることから、伝達ピニオン56と押圧片122の磨耗を抑えることが可能となる。更にまた、排水弁の作動位置への保持に際して、押圧片122によって抑えられた状態で伝達ピニオン56が回転せしめられることによる異音の発生も抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、遊星歯車機構24によって、クラッチ手段が構成されていることから、大きなギア比をコンパクトなサイズで実現することが可能となる。
更にまた、本実施形態では、カム突起140がカム部46における突出端側の当接面50に当接された状態で、第二のレバー108に設けられた摺接片142がフライホイル28の外周面から離隔位置せしめられるようになっていることから、フライホイル28の慣性力を有利に得ることが可能となる。
次に、本発明の第二の実施形態としてのギヤードモータ176について、図13に基づいて、説明する。なお、以下の第二乃至第四の実施形態についての説明において、第一の実施形態と同様な構造とされた部材及び部位については、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付すことにより、それらの詳細な説明を省略する。
本実施形態のギヤードモータ176は、第一の実施形態のギヤードモータ(10)に比して、第二のレバー(108)が設けられていない。その代わりに、フライホイル177に対して歯車178が設けられていると共に、かかる歯車178に噛合わされるピニオン180を有する第二のフライホイル182が別途設けられている。
かかる第二のフライホイル182は、フライホイル177と同時に、且つ、フライホイル177と逆方向に回転せしめられるようになっている。これにより、フライホイル177に対して回転抵抗力を及ぼすことが可能となる。即ち、本実施形態では、第二のフライホイル182によって、回転抵抗力付与手段が構成されているのである。
従って、このような構造とされたギヤードモータ176においても、第一の実施形態と同様な効果を得ることが可能となる。
続いて、本発明の第三の実施形態としてのギヤードモータ184について、図14に基づいて、説明する。
本実施形態のギヤードモータ184は、第一の実施形態のギヤードモータ(10)に比して、第二のレバー(108)が設けられていない。また、フライホイル185の上面中央には、径方向内方に行くに従って次第に軸方向上方に向う誘導面186が形成されている。即ち、誘導面186は、母線が直線乃至は外方に膨らんだ湾曲線(例えば円弧)とされた略円錐台形状とされている。更にまた、ストッパレバー188の構造が異ならされている。
より詳細には、本実施形態のストッパレバー188は、第一のストッパ車150のストッパ片154に係止せしめられる係止爪190が突出片192の突出端に設けられていると共に、フライホイル185に設けられた誘導面186に摺動せしめられる誘導突起としての摺動突起194が設けられた構造とされている。このような構造とされたストッパレバー188は、ロータ40の支軸とは異なる支軸回りで揺動可能に配設されている。このようにして配設されたストッパレバー188は、コイルスプリング196によって、揺動方向一方の側(摺動突起194が誘導面186に向かって当接せしめられる方向で、係止爪190がストッパ片154から離脱する方向であって、図14中の反時計回りの方向)に付勢されている。そして、フライホイル185が軸方向上方に変位せしめられた際に、ストッパレバー188に設けられた摺動突起194がフライホイル185に設けられた誘導面186に対して相対的に下方に摺接変位せしめられることにより、誘導面186の傾斜に沿って誘導面186の外周側に向けて変位せしめられるようになっている。これにより、ストッパレバー188がコイルスプリング196の付勢力に抗して一軸回りに揺動せしめられて、ストッパレバー188の係止爪190が第一のストッパ車150のストッパ片154に係止されるようになっている。
従って、本実施形態のギヤードモータ184においても、第一の実施形態と同様な効果を得ることが可能となる。
次に、本発明の第四の実施形態としてのギヤードモータ198について、図15に基づいて、説明する。
本実施形態のギヤードモータ198は、第一の実施形態のギヤードモータ(10)に比して、フライホイル200に重ね合わせられる連動部材としての連動円板202が設けられていると共に、ストッパレバー204の構造が異なっている。
より詳細には、連動円板202は、上面において、径方向内方に行くに従って次第に軸方向上方に向う案内面206が形成されている。そして、連動円板202は、フライホイル200に対して同一中心軸上で組み付けられている。なお、連動円板202は、フライホイル200と相対回転可能とされていても良いが、本実施形態では、連動円板202がフライホイル200に固着されて一体的に回転作動せしめられるようになっている。連動円板202の外周面は、前記第三の実施形態の誘導面186と略同じ形状とされている。また、ストッパレバー204は、前記第三の実施形態のストッパレバー188と同様な構造とされており、第一のストッパ車150におけるストッパ片154に係止せしめられる係止爪208が、軸部の軸直角方向外方に突出する突出片210の突出端に設けられていると共に、連動円板202に設けられた案内面206に摺動せしめられる案内突起としての摺動突起212が設けられた構造とされている。このような構造とされたストッパレバー204は、ロータ40の支軸とは異なる支軸回りで揺動可能に配設されるようになっている。このようにして配設されたストッパレバー204は、その作動に関しても第三の実施形態のストッパレバー188と同様に、コイルスプリング214によって、揺動方向一方の側に付勢されている。そして、フライホイル200が軸方向上方に変位せしめられた際に、ストッパレバー204に設けられた摺動突起212が連動円板202に設けられた案内面206上を軸直角方向外方に向けて摺動せしめられるようにすることで、ストッパレバー204がコイルスプリング214の付勢力に抗して一軸回りに揺動せしめられて、ストッパレバー204の係止爪208が第一のストッパ車150のストッパ片154に係止されるようになっている。なお、連動円板202は、回転しても良いし、回転しなくても良い。
従って、本実施形態のギヤードモータ198においても、第一の実施形態のギヤードモータと同様な効果を得ることが可能となる。
以上、本発明の幾つかの実施形態について、詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記第一乃至第四の実施形態では、出力軸38の側にカム面48が形成されたカム部46が設けられている一方、フライホイル28の側にカム突起140が設けられていたが、出力軸の側にカム突起を設ける一方、フライホイルの側にカム面が形成されたカム部を設けるようにしても良い。
また、出力部材の作動位置に応じて外部から負荷駆動用モータへの給電を制御するスイッチが負荷駆動用モータへの給電路上に設けられたギヤードモータに対して本発明を適用することも勿論可能であり、そのような場合においては、負荷駆動用モータへの給電路上に複数のスイッチを設けることも可能であり、それら複数のスイッチを異なるタイミングでON/OFFすることによって、操作対象を初期位置から作動位置に駆動変位せしめる途中で、少なくとも一つの中間作動位置に駆動変位及び保持するといった複雑な作動を行うことが可能となる。
また、洗濯機用の排水弁等の操作対象が、小さな返戻方向の復帰力しか備えていない場合には、操作対象に返戻方向の復帰力を補助的に及ぼす金属ばね等の付勢部材を付加的に採用することも可能である。
さらに、歯車列の構造や各歯車対の減速比の他、歯車列を構成する歯車の数等は、前記第一乃至第四の実施形態のものに限定されるものではない。また、負荷駆動用モータのコイルの数や具体的形状は、前記第一乃至第四の実施形態のものに限定されるものではない。更に、出力部材としてラックレバーを採用することも、可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明の第一の実施形態としてのギヤードモータの内部構造を示す平面図である。 図1に示されたギヤードモータの組立説明図である。 図1に示されたギヤードモータの組立分解図である。 カム面とカム突起の関係を示す展開図である。 コイルに給電されていない状態での第一のレバーと第二のレバーの作動状態を説明するための平面図である。 コイルに給電されていない状態での第一のレバーと第二のレバーの作動状態を説明するための断面図である。 第一のレバーと第二のレバーの作動状態を説明するための断面図である。 カム面とカム突起の関係を示す展開図である。 第一のレバーと第二のレバーの作動状態を説明するための平面図である。 第一のレバーと第二のレバーの作動状態を説明するための断面図である。 第一のレバーと第二のレバーの作動状態を説明するための平面図である。 第一のレバーと第二のレバーの作動状態を説明するための断面図である。 本発明の第二の実施形態としてのギヤードモータの組立分解図である。 本発明の第三の実施形態としてのギヤードモータの組立分解図である。 本発明の第四の実施形態としてのギヤードモータの組立分解図である。
符号の説明
10 ギヤードモータ
14 減速歯車列
16 出力車
18 負荷駆動用モータ
24 遊星歯車機構
26 ストッパレバー
28 フライホイル
38 出力軸
46 カム部
48 カム面
50 当接面
108 第二のレバー
140 カム突起

Claims (7)

  1. 負荷駆動用モータにより歯車列等の減速手段を介して出力部材を駆動せしめて、該出力部材に連結される復帰力をもった操作対象を初期位置から作動位置に駆動変位せしめると共に、かかる操作対象を該作動位置へ保持せしめ、更に、該操作対象の該作動位置から該初期位置への返戻作動を許容するようにしたギヤードモータにおいて、
    前記負荷駆動用モータの前記出力部材への駆動力の伝達経路上に設けられたクラッチ手段と、
    該クラッチ手段を継断する切換部材と、
    該切換部材を前記クラッチ手段が断状態となる方向に付勢する付勢手段と、
    前記負荷駆動用モータの出力軸と同一中心軸上に配されたフライホイルと、
    前記出力軸と前記フライホイルの何れか一方の側に設けられて、該出力軸の回転方向と反対側に行くに従って軸方向上方に向うカム面が形成されたカム部と、該出力軸と該フライホイルの他方の側に設けられて、該カム面に摺動せしめられるカム突起とを含んで構成されており、該出力軸が回転駆動せしめられた際に、該フライホイルを該出力軸から離隔変位せしめることにより、前記切換部材を前記付勢手段による付勢力に抗して前記クラッチ手段が継状態となる方向に変位せしめるカム機構と、
    前記カム部に設けられて、前記カム突起の摺動を阻止して前記フライホイルを前記出力軸から離隔変位した位置に保持する保持手段と、
    前記出力軸の回転が開始されてから前記保持手段によって前記カム突起の摺動が阻止されるまで前記フライホイルに対して回転抵抗力を及ぼす回転抵抗力付与手段と
    を、備えていることを特徴とするギヤードモータ。
  2. 前記負荷駆動用モータの前記出力部材への駆動力の伝達継路上であって、且つ、前記出力軸と同一中心軸上に設けられた伝達歯車と、
    該伝達歯車を該出力軸から離隔せしめる方向に付勢する第二の付勢手段と、
    前記出力部材の作動位置に応じて駆動変位せしめられて、前記操作対象が初期位置から作動位置へ駆動変位せしめられる際に、前記伝達歯車を前記第二の付勢手段による付勢力に抗して前記出力軸に接近変位せしめる一方、該操作対象が作動位置に保持せしめられる際に、該伝達歯車を該第二の付勢手段の付勢力によって前記出力軸から離隔変位せしめる第二の切換部材と、
    前記伝達歯車を前記第二の付勢手段の付勢力に抗して前記出力軸に接近変位せしめる方向に前記第二の切換部材が駆動変位せしめられた際に、該伝達歯車と該出力軸を係合せしめて、該伝達歯車と該出力軸を一体的に回転せしめることにより、前記負荷駆動用モータの駆動力を前記出力部材に伝達せしめる一方、該伝達歯車を該第二の付勢手段の付勢力によって該出力軸から離隔変位せしめる方向に該第二の切換部材が駆動変位せしめられた際に、該伝達歯車と該出力軸の係合状態を解除して、該伝達歯車と該出力軸の相対回転を許容することにより、該負荷駆動用モータの該出力部材への駆動力の伝達を遮断せしめる係合手段と
    を、設けた請求項1に記載のギヤードモータ。
  3. 前記出力部材の作動位置に応じて前記フライホイルに対して摺動可能に配された揺動部材を設けて、該揺動部材を該フライホイルに摺動せしめることによって、前記回転抵抗力付与手段を構成した請求項1又は2に記載のギヤードモータ。
  4. 前記フライホイルの他に別途設けられて、該フライホイルと同時に、且つ、該フライホイルと逆方向に回転せしめられる第二のフライホイルによって、前記回転抵抗力付与手段を構成した請求項1又は2に記載のギヤードモータ。
  5. 前記フライホイルの上面において軸直角方向内方に行くに従って軸方向上方に向う誘導面を設けると共に、該誘導面を摺動せしめられる誘導突起を前記切換部材に設けて、該フライホイルが前記出力軸から離隔変位せしめられる際に、該誘導突起が該誘導面を軸直角方向の外方に向けて摺動せしめられるようにすることで、前記回転抵抗力付与手段を構成した請求項1又は2に記載のギヤードモータ。
  6. 前記フライホイルの他に別途設けられて、該フライホイルに対して同一中心軸上で重ね合わされた状態で配される連動部材に対して、軸直角方向内方に行くに従って軸方向上方に向う案内面を設けると共に、該案内面に摺動せしめられる案内突起を前記切換部材に設けて、該フライホイルが前記出力軸から離隔変位せしめられる際に、該案内突起が該案内面を軸直角方向外方に向けて摺動せしめられるようにした請求項3に記載のギヤードモータ。
  7. 前記クラッチ手段を、前記負荷駆動用モータの前記出力部材への駆動力の伝達継路上に配設された前記減速手段の一つとしての遊星歯車機構によって構成して、該遊星歯車機構における太陽歯車を該負荷駆動用モータの出力軸によって回転駆動せしめると共に、該太陽歯車に噛合された遊星歯車の支軸が固設されたキャリアの中心軸上に出力用の連結歯車を固設し、該遊星歯車が噛合される内歯歯車を有するケースの回転を、前記切換部材によって、許容状態と阻止状態に切り換えるようにする一方、該太陽歯車の回転を許容/阻止する係止手段を設けて、少なくとも前記操作対象の作動位置への保持作動に際して該係止手段によって該太陽歯車の回転を阻止せしめるようにした請求項1乃至6の何れか1項に記載のギヤードモータ。
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