JP2007053779A - 画像データ処理装置及び制御プログラムのバージョンアップ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データを処理するマイコンの制御プログラムを書き換えることができる。
【解決手段】この画像データ処理装置は、レンズおよびCCD1と、レンズおよびCCD1からの電気信号に対して信号処理を施して画像データを出力するカメラ信号処理回路2と、カメラ信号処理回路2の信号処理を制御するマイコン6と、カメラ信号処理回路2により信号処理された画像データおよびマイコン6の制御プログラムをFDD10により記憶する磁気ディスクと、磁気ディスクに記憶された制御プログラムを書き換え可能に記憶するフラッシュメモリー11と、を備え、フラッシュメモリー11記憶された制御プログラムまたは書き換え後の制御プログラムによりマイコン6を制御するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、CCD(チャージカプルドデバイス)撮像素子を用いたデジタルビデオカメラに関するものである。
従来、CCD撮像素子を用いて被写体を撮像するデジタルカメラがあった。まず、このデジタルカメラの構成を説明する。このデジタルカメラは、被写体に反射した光を集光するレンズおよびレンズにより集光された光をR(赤),G(緑),B(青)の色信号としての電気信号に変換するCCD撮像素子と、変換された電気信号に対して信号処理を施して画像データの信号を出力するカメラ信号処理回路と、画像データの信号を記憶する画像メモリーと、画像メモリーへの画像データの書き込み又は読み出しを制御するメモリー制御回路と、画像メモリから読み出された画像データを再生信号処理する再生信号処理回路と、再生信号処理された画像データを表示する液晶パネルと、カメラ信号処理回路、メモリー制御回路及び再生信号処理回路に対して制御プログラムに従った制御信号を供給するマイクロコントローラ(以下、マイコンという。)とを有する。
カメラ信号処理回路は、電気信号を信号処理可能に増幅する増幅回路と、信号処理に必要な帯域のみを取り出すプリフィルターと、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路と、R,G,Bのディジタル信号を例えばJPEGの規定により静止画像圧縮する圧縮回路と、を有する。
再生信号処理回路は、静止画像圧縮された画像データを伸張する伸張回路と、伸張されたR,G,Bのディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路と、出力に必要な帯域のみを取り出すポストフィルターと、増幅してカメラ出力として出力する増幅回路とを有する。
このように、構成されたデジタルカメラの動作を以下に説明する。入射光はCCD撮像素子で光電変換される。光電変換されたR,G,Bの電気信号はカメラ信号処理回路の増幅回路に供給される。増幅回路は、R,G,Bの電気信号を信号処理可能に増幅する。増幅されたR,G,Bの電気信号はプリフィルターに供給される。プリフィルターは、R,G,Bの電気信号のうち信号処理に必要な帯域のみを取り出す。必要な帯域が取り出されたR,G,Bの電気信号はA/D変換回路に供給される。A/D変換回路はR,G,Bのアナログ信号をR,G,Bのディジタル信号に変換する。R,G,Bのディジタル信号は圧縮回路に供給される。圧縮回路は、R,G,Bのディジタル信号を静止画圧縮する。静止画圧縮された画像データはメモリー制御回路を介して画像メモリーに供給される。
画像メモリーは、静止画圧縮された画像データを1水平期間1H毎にライトおよびリードして1フレーム毎に記憶する。メモリー制御回路を介して画像メモリーからリードされた静止画圧縮された画像データは再生信号処理回路の伸張回路に供給される。伸張回路は、静止画圧縮された画像データに伸張処理を施して、下のR,G,Bのディジタル信号に変換する。R,G,Bのディジタル信号はD/A変換回路に供給される。D/A変換回路はR,G,Bのディジタル信号をR,G,Bのアナログ信号に変換する。変換されたR,G,Bのアナログ信号はポストフィルターに供給される。ポストフィルターは、R,G,Bのアナログ信号のうちの出力に必要な帯域のみを取り出す。必要な帯域が取り出されたR,G,Bのアナログ信号は増幅回路に供給される。増幅回路はR,G,Bのアナログ信号を増幅して画像データのカメラ出力として出力する。画像データのカメラ出力は液晶パネルに供給されて、画像表示が行われる。
しかし、従来のデジタルカメラでは、マイコンの制御プログラムをマイコン内蔵ROMまたは外付けROMに書き込んだ場合は、その制御プログラムの書き換えができないという不都合があった。
そこで、デジタルカメラの外部で不揮発性メモリーを設けて、不揮発性メモリーに書き換えた制御プログラムを記憶して、不揮発性メモリーによって書き換え可能にした場合も、書き換え用不揮発性メモリーの接続のためのコネクタや周辺回路等の追加が必要となるという不都合があった。
また、パーソナルコンピューター(PC)とファイルフォーマットの異なるメディアから制御プログラムを読み込みこもうとする場合には、パーソナルコンピューターのファイルフォーマットに適合するプログラムファイルを作成するために特殊なツールを用意する必要があるという不都合があった。また、インターネット経由でのダウンロードによる制御プログラムのバージョンアップもできないという不都合があった。
本発明はこのような点を考慮し、画像データを処理するマイコンの制御プログラムを書き換えることができる画像データ処理装置を提供することを目的とするものである。
この発明の画像データ処理装置は、被写体を撮像した光を電気信号に変換する撮像手段と、上記撮像手段からの電気信号に対して信号処理を施して画像データを出力する信号処理手段と、上記信号処理手段の信号処理を制御する制御手段と、上記制御手段の制御プログラムがインターネット経由でダウンロードされて記憶される記憶媒体のデータを読み出すコントローラと、上記記憶媒体に記憶された上記制御プログラムを書き換え可能に記憶する不揮発性記憶手段とを備え、上記制御手段は、上記不揮発性記憶手段に記憶された上記制御プログラムにより上記信号処理手段を制御するものである。
また、この発明の制御プログラムのバージョンアップ方法は、被写体を撮像した光を電気信号に変換し、上記電気信号に対して信号処理を施して画像データを出力し、上記信号処理を制御する制御プログラムを記憶媒体から読み出して不揮発性記憶手段に記憶し、上記制御プログラムにより上記信号処理を制御するための制御プログラムのバージョンアップ方法であって、上記制御プログラムをインターネット経由でダウンロードするステップと、ダウンロードした上記制御プログラムを上記記憶媒体に記憶するステップと、上記記憶媒体に記憶された上記制御プログラムを、上記不揮発性記憶手段に書き換えて記憶するステップとを含むものである。
このようなこの発明の画像データ処理装置によれば以下の作用をする。制御手段は、制御プログラムがインターネット経由でダウンロードされて記憶される記憶媒体が装着されたか否かを判断し、記憶媒体が装着されたと判断したときは、記憶媒体に記録されていて、記憶媒体に記録されているすべてのファイルのファイル名、ファイルサイズ、記憶媒体のどのトラックのどのセクター位置に記録されているかのファイル記録位置等を示すテーブルを読み込む。
次に、制御手段は、読み込まれた記憶媒体のテーブルに、特定のファイル名が存在するか否かを判断する。この特定のファイルが読み込まれた記憶媒体のテーブルに存在する場合、制御手段は、これを読み込む。この特定のファイルが読み込まれた記憶媒体のテーブルに存在しないときは、終了する。
制御手段は、読み込んだファイル内に特定の文字列が存在するか否かを判断する。この特定の文字列が存在する場合、制御手段は、読み込んだファイルを正しいプログラムファイルと認識し、読み込んだファイルを不揮発性記憶手段に書き込んで終了する。また、この特定の文字列が存在しない場合には終了する。
この発明の画像データ処理装置によれば、被写体を撮像した光を電気信号に変換する撮像手段と、上記撮像手段からの電気信号に対して信号処理を施して画像データを出力する信号処理手段と、上記信号処理手段の信号処理を制御する制御手段と、上記制御手段の制御プログラムがインターネット経由でダウンロードされて記憶される記憶媒体のデータを読み出すコントローラと、上記記憶媒体に記憶された上記制御プログラムを書き換え可能に記憶する不揮発性記憶手段とを備え、上記制御手段は、上記不揮発性記憶手段に記憶された上記制御プログラムにより上記信号処理手段を制御するようにしたので、組込みマイコン用の制御プログラムの書き換えが、専用のコネクタや周辺回路を追加することなく、簡単な構成で行うことができ、この機能によって、画像データの圧縮、伸長アルゴリズムの変更による画質改善や、ディスク状磁気記憶媒体に対する記憶または読み出しの制御アルゴリズムの変更によるファイル読み出し、書込みの高速化等の制御プログラムのインターネット経由でのダウンロード等によるバージョンアップを可能にすることができるという効果を奏する。
また、この発明の画像データ処理装置は、上述において、上記記憶媒体に記憶された上記制御プログラムは、パーソナルコンピュータと互換性のあるファイルのフォーマットとするようにしたので、パーソナルコンピュータで使われているメディアおよびファイルフォーマットを使用するため、インターネット経由のダウンロード等による制御プログラムのバージョンアップを容易に実現することができるという効果を奏する。
また、この発明の制御プログラムのバージョンアップ方法は、被写体を撮像した光を電気信号に変換し、上記電気信号に対して信号処理を施して画像データを出力し、上記信号処理を制御する制御プログラムを記憶媒体から読み出して不揮発性記憶手段に記憶し、上記制御プログラムにより上記信号処理を制御するための制御プログラムのバージョンアップ方法であって、上記制御プログラムをインターネット経由でダウンロードするステップと、ダウンロードした上記制御プログラムを上記記憶媒体に記憶するステップと、上記記憶媒体に記憶された上記制御プログラムを、上記不揮発性記憶手段に書き換えて記憶するステップとを含むので、組込みマイコン用の制御プログラムの書き換えが、専用の処理を追加することなく、簡単な処理で行うことができ、この機能によって、画像データの圧縮、伸長アルゴリズムの変更による画質改善や、ディスク状磁気記憶媒体に対する記憶または読み出しの制御アルゴリズムの変更によるファイル読み出し、書込みの高速化等の制御プログラムのインターネット経由でのダウンロード等によるバージョンアップを可能にすることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施の形態について説明する。まず、本実施の形態に適用するデジタルカメラシステムについて図6〜図8を参照しながら説明する。このデジタルカメラシステムは、図6に示すように、被写体に反射した光を集光するレンズおよびレンズにより集光された光をR(赤),G(緑),B(青)の色信号としての電気信号に変換するCCD撮像素子1と、変換された電気信号に対して信号処理を施して画像データの信号を出力するカメラ信号処理回路2と、画像データの信号を記憶する画像メモリー8と、画像メモリー8への画像データの書き込み又は読み出しを制御するメモリー制御回路3と、画像メモリー8から読み出された画像データを再生信号処理する再生信号処理回路4と、再生信号処理された画像データを表示する液晶パネル5と、カメラ信号処理回路2、メモリー制御回路3及び再生信号処理回路4に対して制御プログラムに従った制御信号を供給すると共に画像データ記録時に画像データを圧縮処理し画像データ再生時に画像データを伸張処理するマイクロコントローラ6(以下、マイコンという。)と、マイコン6に対して各種設定条件を入力可能とする操作スイッチ7と、画像データ記録時にカメラ信号処理回路2において信号処理されてマイコン6により圧縮処理された画像データをFDD(フロッピーディスクドライブ)10に装着された磁気ディスクに記録し画像データ再生時にFDD10に装着された磁気ディスクに記録された画像データを読み出してマイコン6に伸張処理のために供給するFDDコントローラ9とを有する。
このカメラ信号処理回路2は、図示はしないが、電気信号を信号処理可能に増幅する増幅回路と、信号処理に必要な帯域のみを取り出すプリフィルターと、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路と、を有する。また、マイコン6は、R,G,Bのディジタル信号を例えばJPEGの規定により静止画像圧縮する圧縮処理回路と、静止画像圧縮された画像データを伸張する伸張処理回路と、を有する。圧縮処理回路は、DCT変換回路と、量子化回路と、可変長符号化回路とを有する。
ここで、圧縮処理回路について説明する。DCT変換回路は、入力画像Siの電気信号をフーリエ変換により信号の周波数成分に分解して、信号をいろいろな周波数成分の足し合わせによって構成するように変換する回路である。このようなDCT変換を行う理由は、以下の通りである。変換前にランダムに分布していた画素値が変換後には、低周波の方に大きな値が集中する。人間の視覚特性は、画像の細かい部分には比較的鈍感であり、また速く動いているものの場合、多少ボケていても気づきにくいことが知られている。従って、細かい絵柄のところは、多少情報量を少なくしても人間の目には感じにくいことになる。そこで、これを利用して、絵柄の細かい、高周波の部分を無くしてしなえば、情報量の圧縮を行うことができる。これがDCT変換を行う理由である。
量子化回路は、DCT変換後の、絵柄の細かい、高周波の部分を落とすための回路である。ここで、量子化とは、DCT変換されたそれぞれの値をある値(除数)で割り算をし、余りを丸めてしまう操作をする回路である。除数の値が大きいとほとんどの値が0になり、圧縮率が高いことになる。言い換えると、丸める部分が多くなるので、再生映像がボケた感じの強い映像になる。量子化マトリクスMは、DCT変換後のブロックの内の各画素に対して割り算を行う除数を配置したテーブルである。ここでは、4×4または8×8のDCTブロックに対して定義した量子化マトリクスMを示す。横方向は水平周波数成分を示し、縦方向は垂直周波数成分を示し、Lは低域を示し、Hは高域を示す。水平周波数方向及び垂直周波数方向共に高域(H)になるに従って除数の値が増えるように構成されている。つまり、低域(L)を細かく、高域(H)を粗く量子化するように構成されている。
可変長符号化回路は、ランレングス符号化とハフマン符号化を用いて画像圧縮を行う回路である。ランレングス符号化は、各画素の情報を1つ1つのものではなく、連続する同じ状態をひとまとめにする方法である。例えば、0と1の2値の状態を取り扱う場合には、最初に送るデータが0か1かを記しておけば、次のデータはこれとは別の状態になるので、この状態(ラン)がいくつ続くかを記すことで符号化を行う。従って、ランレングス符号化では、ランが長いほど圧縮率が高くなる。
また、ハフマン符号化は、例えば、0、1、2、3の4種類の状態を取り扱う場合には、出現回数の多いデータ0を1ビット0で、次に多いデータ1を2ビット10で、出現回数の少ないデータ2と3をそれぞれ3ビットの110、111で表現すると圧縮率を上げることができる。このように、出現確率の高い状態に少ないビット数を割り当てて、出現確率の低い状態に多くのビット数を与えて符号化する方法を可変長符号化という。
また、伸張処理回路は、可変長復号化回路と、逆量子化回路と、DCT逆変換回路とを有する。ここで、伸張処理部について説明する。可変長復号化回路は、可変長符号化回路において行われた符号化に対して復号化を行う回路である。逆量子化回路は、量子化回路において行われた量子化と逆の動作を行う回路である。DCT逆変換回路は、DCT変換回路において行われたDCT変換と逆の動作を行う回路である。ここで、逆量子化回路においては、量子化誤差及び逆量子化誤差の累積を防ぐため、量子化回路において用いた量子化マトリクスMと同じものを用いて、逆量子化を行う。
また、再生信号処理回路4は、図示はしないが、R,G,Bのディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路と、出力に必要な帯域のみを取り出すポストフィルターと、増幅してカメラ出力として出力する増幅回路とを有する。
このように、構成されたデジタルカメラシステムの動作を以下に説明する。まず、図7を参照しながら記録時の動作について説明する。図中の実線矢印は画像データの信号線、破線矢印は制御用信号線を表している。入射光はCCD撮像素子1で光電変換される。光電変換されたR,G,Bの電気信号はカメラ信号処理回路2の増幅回路に供給される。増幅回路は、R,G,Bの電気信号を信号処理可能に増幅する。増幅されたR,G,Bの電気信号はプリフィルターに供給される。プリフィルターは、R,G,Bの電気信号のうち信号処理に必要な帯域のみを取り出す。必要な帯域が取り出されたR,G,Bの電気信号はA/D変換回路に供給される。A/D変換回路はR,G,Bのアナログ信号をR,G,Bの画像データに変換する。
信号処理されたR,G,Bの画像データはメモリー制御回路3を介して画像メモリー8に供給される。画像メモリー8は、信号処理された画像データを1水平期間1H毎にライトおよびリードして1フレーム毎に記憶する。メモリー制御回路3を介して画像メモリー8からリードされた画像データは再生信号処理回路4に供給される。再生信号処理回路4のD/A変換回路は、R,G,Bのディジタル信号をアナログ信号に変換する。R,G,Bのアナログ信号はポストフィルターに供給される。ポストフィルターは、出力に必要な帯域のみを取り出す。必要な帯域が取り出された画像データは増幅回路に供給される。増幅回路は画像データを増幅してカメラ出力として出力する。再生信号処理回路4から画像データが液晶パネル5に供給されて、画像が表示される。また、画像メモリー8に記憶されたR,G,Bの画像データはマイコン6により読み出されて、マイコン6の圧縮処理回路に供給される。圧縮処理回路は画像データを静止画圧縮する。
ここで圧縮処理回路における画像圧縮符号化の動作を以下に説明する。圧縮処理回路において入力画像のデータは、DCT変換回路に供給される。DCT変換回路は、入力画像の空間面の信号を周波数面の信号へ変換する。この変換は、演算精度などにも依存するが、基本的に可逆な変換である。このように変換された周波数面の信号は、量子化回路に供給される。
量子化回路は、この周波数面の信号の振幅を圧縮する。この量子化は、画像の情報量を減らすために行われる不可逆な変換である。この量子化は、上述したように、通常、低域を細かく、高域を粗く行われる。この量子化は、量子化マトリクスMで定義される。量子化された周波数面の信号は、可変長符号化回路に供給される。可変長符号化回路は、量子化された周波数面の信号を可逆な可変長符号に変換して情報の圧縮を行い、圧縮データとしてFDDコントローラ9に供給する。FDDコントローラ9はFDD10に装着された磁気ディスクに圧縮画像データを記録する。
次に、図8を参照しながら画像データの再生時の動作について説明する。FDDコントローラ9はFDD10に装着された磁気ディスクに記録された圧縮画像データを読み出してマイコン6の伸張処理回路に供給する。マイコン6の伸張処理回路は圧縮画像データを伸張処理して元の画像データに戻す。マイコン6は伸張された画像データを画像メモリー8に記憶させる。
ここで画像圧縮復号化動作について以下に説明する。伸張処理回路において圧縮データは、可変長復号化回路に供給される。可変長復号化回路は、圧縮データを可変長復号化し、伸張処理回路における量子化後の周波数面の信号と同じ信号に変換する。この信号は逆量子化回路に供給される。逆量子化回路は、圧縮処理回路における量子化のときと同じ量子化マトリクスMを使って、逆の演算、つまり乗算を行う。この逆量子化によって、圧縮処理回路におけるDCT変換後の周波数面の信号が得られる。
このような周波数面の信号は、DCT逆変換回路に供給される。DCT逆変換回路は、周波数面の信号を空間面の信号に変換して、出力画像として出力する。R,G,Bのディジタル信号は再生信号処理回路4のD/A変換回路に供給される。D/A変換回路はR,G,Bのディジタル信号をR,G,Bのアナログ信号に変換する。変換されたR,G,Bのアナログ信号はポストフィルターに供給される。ポストフィルターは、R,G,Bのアナログ信号のうちの出力に必要な帯域のみを取り出す。必要な帯域が取り出されたR,G,Bのアナログ信号は増幅回路に供給される。増幅回路はR,G,Bのアナログ信号を増幅して画像データのカメラ出力として出力する。画像データのカメラ出力は再生信号処理回路4から液晶パネル5に供給されて、画像表示が行われる。なお、画像データの信号は、R,G,B信号に限らず、輝度信号Y,コンポジット色差信号R−Y,B−Yに対して処理しても良い。
図1にこのような本実施の形態に適用するデジタルカメラシステムに、不揮発性メモリーとしてフラッシュメモリー11を設けた構成を示す。このフラッシュメモリー11はデジタルカメラシステムのマイコン6の制御プログラムを記憶するための不揮発性メモリーである。ここでは、不揮発性メモリーとして一括消去可能なフラッシュメモリー11を採用している。図1に示した構成が図6に示したデジタルカメラシステムの構成と異なる点は、デジタルカメラシステムのマイコン6の制御プログラムを記憶するための不揮発性メモリーとしてフラッシュメモリー11を設けた点である。その他の構成は、図6に示すものと同様であるので、以下に、図6と異なる構成及び動作の説明のみをし、同様なものは図6乃至図8を参照して説明を省略する。
図1において、FDD10に装着された磁気ディスクには、画像データの記録動作時に圧縮画像データを記録することができる領域と共に、マイコン6の制御プログラムが記録することができる領域が設けられている。この点は、図6乃至図8の動作においては、画像データの記録時において、磁気ディスクには圧縮画像データのみが記憶され、マイコン6の制御プログラムはマイコン6内部のROM(リードオンリーメモリー)にのみ記憶されていた点と異なる。
そして、画像データの記録動作時または画像データの再生時に、この磁気ディスクに記憶されたマイコン6の制御プログラムを読み出して、フラッシュメモリー11に書き換え可能に記憶するようにした。マイコン6は、このフラッシュメモリー11に記憶された制御データに基づいて動作が制御される。
以下に、図2にフラッシュメモリー11へのマイコン6の制御プログラムの書込みのフローチャートを示す。ここでは、予めマイコン6内のROMに図2に示すフラッシュメモリー11へのマイコン6の制御プログラムの書込みの動作プログラムが書き込まれている。マイコン6は、例えば、パワーオン動作時にこの動作プログラムによりフラッシュメモリー11へのマイコン6の制御プログラムの書込み動作を行うようにしている。
スタートして、ステップS1でマイコン6は、FDD10に磁気ディスクが装着されたか否かを、例えばFDDコントローラ9からのSCSI(スモールコンピューターインターフェース)コマンドのステータス信号を検出することにより判断する。FDD10に磁気ディスクが装着されるまでこのステップS1の判断を繰り返し、FDD10に磁気ディスクが装着されたと判断したときは、ステップS2へ進む。
ステップS2で、マイコン6は、FDD10に装着された磁気ディスクのFAT(File Allocation Table :ファイルアロケーションテーブル)を読み込む。FATは、例えば、磁気ディスクの最外周に記録されていて、磁気ディスクに記録されているすべてのファイルのファイル名、ファイルサイズ、磁気ディスクのどのトラックのどのセクター位置に記録されているかのファイル記録位置等を示すテーブルである。
次に、ステップS3で、マイコン6は、読み込まれた磁気ディスクのFATに、特定のファイル名、例えばprogram.bin、のファイルが存在するか否かを判断する。ステップS3でこの特定のファイルが読み込まれた磁気ディスクのFATに存在する場合、ステップS4でこれを読み込む。この特定のファイルが読み込まれた磁気ディスクのFATに存在しないときは、終了する。
ステップS5で、マイコン6は、ステップS4で読み込んだprogram.bin、のファイル内に特定の文字列、例えば‘CONTROL PROGRAM ’、が存在するか否かを判断する。ステップS5でこの特定の文字列が存在する場合、マイコン6は、このステップS4で読み込んだprogram.bin、のファイルを正しいプログラムファイルと認識し、ステップS6でステップS4で読み込んだprogram.bin、のファイルをフラッシュメモリー11に書き込んで終了する。また、ステップS5でこの特定の文字列が存在しない場合には終了する。
このようにすることにより、この磁気ディスクに記憶されたマイコン6の制御プログラムを読み出して、フラッシュメモリー11に書き換え可能に記憶するようにして、画像データの記録動作時または画像データの再生時に、マイコン6内の圧縮処理回路または伸張処理回路における画像圧縮又は画像伸張率の変更、量子化回路または逆量子化回路における量子化マトリクスの変更、可変長符号化回路または可変長復号化回路における可変長符号処理または可変長復号処理の変更などのアルゴリズムの変更により画質改善をすることができ、または、FDDコントローラ9によるFDD10に対するインターフェース制御の設定変更によりファイル読み出し、書き込みの高速化等を行うことができる。図1では1個のマイコン6で上述した処理を行う場合について示したが、複数のマイコンを搭載し、機能毎に分けて処理するようにして処理を分担するシステムを構成しても良い。
図3に、本実施の形態に適用するデジタルカメラシステムに、不揮発性メモリーとして設けたフラッシュメモリーの有効/無効を選択的に切り換え可能にした構成を示す。図3に示した構成が、図1に示した構成と異なる点は、フラッシュメモリー11に記憶されたマイコン6の制御プログラムの有効/無効を選択的に切り換え可能にして、マイコン6の制御プログラムを、マイコン6内部のROMに記憶されたものとフラッシュメモリー11に記憶されたものとで切り換えるようにした点である。
フラッシュメモリー11にマイコン6の制御プログラムが書込まれた後は、マイコン6に対してそのプログラムを実行するが、なんらかの原因によりこのマイコン6の制御プログラムに不具合があった場合、フラッシュメモリー11に記憶されるマイコン6の制御プログラムの書き換え自体が2度とできなくなる可能性がある。そうした事態を避けるため、切り換えスイッチ12のオンによるマイコン6への入力信号によってフラッシュメモリー11上に記憶されたマイコン6の制御プログラムを無効にし、マイコン6内部のROM上に従来から記憶されているマイコン6の制御プログラムを実行するようにする。図3では切換スイッチ12をオンにすることによってこれを実現している。切換スイッチ12をオフにしたときは、マイコン6はフラッシュメモリー11上に記憶されたマイコン6の制御プログラムを有効にしてこれを実行するようにする。
図4に、本実施の形態に適用するデジタルカメラシステムに、マイコン内蔵ROMのある場合/ない場合とでマイコン内蔵ROMの有効/無効を選択的に切り換え可能にした構成を示す。図4に示した構成が、図1に示した構成と異なる点は、マイコン内蔵ROMに記憶されたマイコン6の制御プログラムの有効/無効を選択的に切り換え可能にして、マイコン6の制御プログラムを、マイコン6内部のROMに記憶されたものと外付けROM13に記憶されたものとで切り換えるようにした点である。
フラッシュメモリー11へのマイコン6の制御プログラムの書込みを行うための機能を含む初期プログラムはマイコン6内蔵ROMまたは外付けROM13上に存在する。上述した図3の説明ではROM内蔵タイプのマイコン6の使用を前提にしていたが、ROM13外付けタイプのマイコン6を使用するとシステムは図4のようになる。図4では切換スイッチ12をオンにすることによって外付けROM13上に記憶されているマイコン6の制御プログラムを実現するようにしている。切換スイッチ12をオフにしたときは、マイコン6はマイコン6内蔵ROMに記憶されたマイコン6の制御プログラムを有効にしてこれを実行するようにする。
図5に、本実施の形態に適用するデジタルカメラシステムに、マイコン内蔵ROMのある場合/ない場合とでマイコン内蔵ROMの有効/無効を選択的に切り換え可能にすると共に、外付けROM13に替えてフラッシュメモリー11内部にROM相当領域11aを設けた構成を示す。図5に示した構成が、図1に示した構成と異なる点は、マイコン内蔵ROMに記憶されたマイコン6の制御プログラムの有効/無効を選択的に切り換え可能にして、マイコン6の制御プログラムを、マイコン6内部のROMに記憶されたものとフラッシュメモリー11内部のROM相当領域11aに記憶されたものとで切り換えるようにした点である。このようにして図4に示した外付けROM13を省略するため、一般的なフラッシュメモリー11の内部にいくつかの記憶領域のブロックを持つようにし、記憶領域のブロック毎に書込、消去が可能なことを利用して、フラッシュメモリー11の一部にこのマイコン6の制御プログラムを予め書込んでおくようなシステム構成も可能である。図5に図4に示した外付けROM13を省略したシステムを示した。図5のフラッシュメモリー11内でROM相当領域11aとあるのが初期プログラム記憶用の領域である。
なお、上述した本実施の形態例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り、適宜変更しうることは言うまでもない。
この発明の一実施の形態のフラッシュメモリーを設けたデジタルカメラシステムの構成を示すブロック図である。 この発明の一実施の形態のディスク上のプログラムをフラッシュメモリーに書き込むまでのフローチャートである。 この発明の一実施の形態のフラッシュメモリー有効/無効の切り換えにしたデジタルカメラシステムの構成を示すブロック図である。 この発明の一実施の形態のROM外付けにしたデジタルカメラシステムの構成を示すブロック図である。 この発明の一実施の形態のROM外付けを省略したデジタルカメラシステムの構成を示すブロック図である。 この発明の一実施の形態に適用するデジタルカメラシステムの構成を示すブロック図である。 この発明の一実施の形態に適用するデジタルカメラシステムの記録時の画像データの流れを示す図である。 この発明の一実施の形態に適用するデジタルカメラシステムの再生時の画像データの流れを示す図である。
符号の説明
1…レンズ及びCCD、2…カメラ信号処理回路、3…メモリー制御回路、4…再生信号処理回路、5…液晶パネル、6…マイコン、7…操作スイッチ、8…画像メモリー、9…FDDコントローラ、10…FDD、11…フラッシュメモリー、12…切り換えスイッチ、13…外付けROM、11a…ROM相当領域

Claims (3)

  1. 被写体を撮像した光を電気信号に変換する撮像手段と、
    上記撮像手段からの電気信号に対して信号処理を施して画像データを出力する信号処理手段と、
    上記信号処理手段の信号処理を制御する制御手段と、
    上記制御手段の制御プログラムがインターネット経由でダウンロードされて記憶される記憶媒体のデータを読み出すコントローラと、
    上記記憶媒体に記憶された上記制御プログラムを書き換え可能に記憶する不揮発性記憶手段とを備え、
    上記制御手段は、上記不揮発性記憶手段に記憶された上記制御プログラムにより上記信号処理手段を制御することを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 請求項1記載の画像データ処理装置において、
    上記記憶媒体に記憶された上記制御プログラムは、パーソナルコンピュータと互換性のあるファイルのフォーマットとするようにしたことを特徴とする画像データ処理装置。
  3. 被写体を撮像した光を電気信号に変換し、上記電気信号に対して信号処理を施して画像データを出力し、上記信号処理を制御する制御プログラムを記憶媒体から読み出して不揮発性記憶手段に記憶し、上記制御プログラムにより上記信号処理を制御するための制御プログラムのバージョンアップ方法であって、
    上記制御プログラムをインターネット経由でダウンロードするステップと、
    ダウンロードした上記制御プログラムを上記記憶媒体に記憶するステップと、
    上記記憶媒体に記憶された上記制御プログラムを、上記不揮発性記憶手段に書き換えて記憶するステップと
    を含むことを特徴とする制御プログラムのバージョンアップ方法。
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