JP2007052663A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現金の有高等のカウンタ情報を記憶した補助記憶装置がすべて故障した場合であっても、そのカウンタ情報を容易に復旧できる自動取引装置の提供。
【解決手段】係員の現金装填操作により初期化され、利用者の行なう現金入金や出金等の取引成立毎に更新される業務カウンタおよび現金カウンタ等のカウンタ情報を生成する制御部15と、そのカウンタ情報をそれぞれ記憶する複数の換装可能な補助記憶装置とを備え、該補助記憶装置に記憶されたカウンタ情報と同一の内容を記憶する副記憶媒体10と、カウンタ情報復元を選択する選択ボタンを表示し、その選択ボタンの押下を受け付ける係員操作表示部5とを備え、前記カウンタ情報の復元の際、前記係員操作表示部5でカウンタ情報を復元する業務が選択されることにより、前記制御部15が該副記憶媒体10から読み取ったカウンタ情報を換装された補助記憶装置に書き込み、前記カウンタ情報を復元する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動取引装置に関し、特に、現金の有高等のカウンタ情報を記憶した補助記憶装置が故障した場合、そのカウンタ情報を復旧する自動取引装置に関する。
従来の自動取引装置は、制御プログラム(ソフトウェア)や自動取引装置で行う取引に関する情報等を記憶したハードディスクを保護するため、ハードディスクを2台以上搭載し、ディスクのミラーリング、デュプレキシングまたはRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)等の方法を採用し、2台以上のハードディスクに同一内容のデータを記憶させるようにしたものがある。このようにした自動取引装置では1台のハードディスクが故障した場合であっても故障していないハードディスクを使用して運用を継続し、また、故障したハードディスクを換装して速やかに運用ができる状態に復旧させることができるようにしている。
また、1台のハードディスクを複数のパーティションの分割し、同一のデータを複数のパーティションに記憶させて、自動取引装置の信頼性を向上させているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−272779号公報(段落「0020」〜段落「0024」、図3)
しかしながら、上述した従来の技術においては、1台のハードディスクが故障しているとき、他の1台のハードディスクを使用して自動取引装置の運用を行い、その運用中にその他の1台のハードディスクが故障する等、すべてのハードディスクで故障してしまった場合、そのハードディスクに記憶されたソフトウェアおよびそのソフトウェアで管理された現金の入出金枚数や金額、取引の件数等のカウンタ情報の内容が消滅してしまうという問題がある。
また、すべてのハードディスクが故障した場合、ソフトウェアで管理されたカウンタ情報は完全に失われてしまうため、現金の精査処理を行った後、再度現金を装填しそのカウンタ情報を初期化しなければならない。したがって、すべてのハードディスクが故障した自動取引装置を復旧させるためには多大な時間を要し、また、現金の搬送のため警備会社等の係員が出動するための費用を必要とする問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、係員の現金装填操作により初期化され、利用者の操作により行なう現金入金や出金等の取引成立毎に更新される業務カウンタおよび現金カウンタ等のカウンタ情報を生成する制御部と、そのカウンタ情報をそれぞれ記憶する複数の換装可能な補助記憶装置とを備えた自動取引装置において、該補助記憶装置に記憶されたカウンタ情報と同一の内容を記憶した副記憶媒体と、カウンタ情報を復元する業務を選択する選択ボタンを表示し、その選択ボタンの押下を受け付ける係員操作表示部とを備え、すべての補助記憶装置を換装したとき、前記係員操作表示部でカウンタ情報を復元する業務が選択されることにより、前記制御部が該副記憶媒体から読み取ったカウンタ情報を換装された補助記憶装置に書き込み、前記カウンタ情報を復元するようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、すべてのハードディスクが故障した場合であっても、そのハードディスクに記憶されたソフトウェアおよびそのソフトウェアで管理された現金の入出金枚数や金額、取引の件数等のカウンタ情報の内容を副記憶媒体から速やかに復元することができるという効果が得られる。
また、カウンタ情報の復元のための作業が簡易になり、自動取引装置復の復旧にかかる費用が安価になるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施例を説明する。
まず、本発明の第1の実施例について説明する。
図1は本発明の第1の実施例における自動取引装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は自動取引装置であり、銀行等の金融機関またはコンビニエンスストア等に設置されるものである。この自動取引装置1は利用者の操作により現金支払いや現金入金等の取引ができるものである。
2は利用者操作表示部であり、自動取引装置1の前面に配置され、タッチパネル等の操作部および液晶ディスプレイ等の表示部で構成されたものである。この利用者操作表示部2はCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示部上にタッチパネルを配置し利用者が入力操作等を行なうものであり、また、取引選択画面、利用者が選択した取引に対して利用者の入力操作等の誘導を行なう画面および入力された情報等を表示するものである。
3はカード挿入部であり、カード読取り書込み機構を備えたものである。このカード挿入部3は、利用者がカード挿入口に挿入したカードの磁気ストライプやICチップ等から口座番号等の利用者情報を読取る。また、口座番号等を読取ったカードはカード排出口から排出して利用者に返却する。
4はレシート発行部であり、レシート印刷機構を備えたものである。このレシート発行部4は、利用者がした取引の内容をレシートに印刷する。取引内容を印刷したレシートはレシート排出口から排出して利用者に渡す。
5は係員操作表示部であり、自動取引装置1の後面扉に設けられ、タッチパネル等の操作部および液晶ディスプレイ等の表示部で構成されたものである。この係員操作表示部5は金融機関の係員や保守員等に各種情報を表示し、また、係員や保守員等の操作により各種情報の入力を行うものである。
6は紙幣入出金部であり、7は硬貨入出金部である。この紙幣入出金部6および硬貨入出金部7は現金支払い取引や現金入金取引に伴う紙幣や硬貨の入出金処理を行なう。ここで、入金処理とは利用者が紙幣入出金口に入れた紙幣を紙幣入出金部6で計数して金庫に収納し、硬貨入出金口に入れた硬貨を硬貨入出金部7で計数して金庫に収納することである。また、出金処理とは利用者の操作により指定した金額に相当する紙幣および硬貨をそれぞれ紙幣入出金部6および硬貨入出金部7の金庫から繰り出して計数し紙幣入出金口および硬貨入出金口に搬送して利用者に払い出すことである。
8は記憶部であり、情報を記憶することができ、また、記憶した情報を読み出すことができるリムーバブルな磁気ディスク、後述するハードディスク、リムーバブルハードディスク等の記憶媒体、および、その記憶媒体への書込み、読み取りを行うドライブ装置等で構成されたものである。
9はHD(Hard Disk)であり、固定式磁気ディスク(以下、「ハードディスク」という。)等の換装可能な補助記憶装置である。本実施例では、2台以上のハードディスクが実装されディスクのミラーリング、デュプレキシングまたはRAID等のフォールトトレランス機能を確保できるように構成されているものとする。
10は副記憶媒体であり、リムーバブルハードディスク、MO(Magneto Optical disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリまたはメモリスティック等の情報を読み書きできる記憶媒体である。
この副記憶媒体10には装着される自動取引装置1を特定するためのATM−IDと呼ばれる識別コードが記憶され、副記憶媒体10を自動取引装置1に装着したとき、副記憶媒体10に記憶したATM−IDと予めHD9に記憶されたATM−IDとを比較し一致することを確認する。一致しない場合は誤って副記憶媒体10が自動取引装置1に装着されたものとして副記憶媒体10に情報を記憶することは行わない。
このATM−IDは「金融機関コード」、「店番号」、「自動取引装置毎に付与された固有な機会番号(例えば、通し番号)」、「チェックサム」等により構成されるものであり、ATM−IDを副記憶媒体10に記憶させる方法は以下の(1)から(3)のような方法が挙げられる。
(1)副記憶媒体10内にファイルを作成し、このファイル名が上記ATM−IDで構成されるようにする。例えば、ファイル名を「金融機関コード.店番号.機会番号.チェックサム.DAT」とする。この場合、ファイルの内容は問わないものとする。
(2)副記憶媒体10内にファイルを作成し、そのファイル内に上記ATM−IDを記憶させるようにする。例えば、ID.DATというファイル名のファイルを副記憶媒体10に作成し、そのファイル内に「金融機関コード.店番号.機会番号.チェックサム+EOF」を記憶させる。ここで、EOF(End Of File)はファイルの終端を示す符号である。
(3)副記憶媒体10のボリュームラベルが上記ATM−IDで構成されるようにする。例えば「金融機関コード.店番号.機会番号.チェックサム」とする。
なお、ATM−IDはATM運用センタ等の管理部門において、例えば、パーソナルコンピュータ等により、副記憶媒体10を初期化する際に書き込まれるものとする。
12は通信部であり、通信回線13を介して接続された図示しない事務センタ等に設置されたホストコンピュータやATM運用センタ等に設置された監視サーバ等の上位装置との間で行う送受信の制御を行うものである。ここで、ATM(Automated Teller Machine)とは自動取引装置1をいう。
なお、上述したホストコンピュータや監視サーバはCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の演算および制御手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段および通信手段等を備えるものである。
15は制御部であり、CPU、MPU等の演算および制御手段等で構成されたものである。この制御部15は利用者操作表示部2、カード挿入部3、レシート発行部4、係員操作表示部5、紙幣入出金部6、硬貨入出金部7、記憶部8および通信部12を含めて自動取引装置1全体の動作を記憶部8に格納されたソフトウェアに基づいて制御する。
なお、自動取引装置1は日時や時刻等を計測する手段であるカレンダーおよび時計機能等も有している。
図2は第1の実施例における記憶部の構成を示すブロック図である。
図2において、HD9がHD−1およびHD−2の2台のハードディスクで構成され、ミラーリングされている例で説明する。
制御部15は利用者による現金の入金または出金等の取引を行うとHD9および副記憶媒体10に記憶されたカウンタ情報を更新する。制御部15は取引が成立すると、記憶部8のHD9のカウンタ情報を新たな情報に書き換える。制御部15によりHD−1のカウンタ情報に新たな情報が書き込まれると同時にミラーリングされているHD−2にもHD−1に書き込まれたカウンタ情報と同一の内容が書き込まれる。このようにしてHD−1およびHD−2に同一のカウンタ情報が記憶され同期がとられる。
また、制御部15はHD−1およびHD−2に書き込んだカウンタ情報と同一の内容を副記憶媒体10にも書込み記憶させる。
ここで、カウンタ情報は、例えば、業務カウンタおよび現金カウンタで構成されるものである。
さらに、業務カウンタは入金、出金、振込、残高照会等の取引の件数およびその取引で取り扱った金額等で構成される。
また、現金カウンタは紙幣入出金部6または硬貨入出金部7で行った現金装填の件数、合計金額および金種別(万円券、五千円券、二千円券、千円券、五百円硬貨、百円硬貨、五十円硬貨、十円硬貨、五円硬貨、一円硬貨)枚数、紙幣入出金部6または硬貨入出金部7で行った入金取引の件数、合計金額および金種別枚数、紙幣入出金部6または硬貨入出金部7で行った出金取引の件数、合計金額および金種別枚数、さらに、自動取引装置1内の有高(合計金額および金種別枚数)等で構成される。
このカウンタ情報は係員が自動取引装置1に現金を装填する操作等により初期化され、利用者が行う現金の出金や入金等の取引が成立することにより更新されるものである。
なお、HD9および副記憶媒体10に記憶する内容は上記カウンタ情報に限られることなく、その他の情報であってもよい。
上述した構成の作用について説明する。
なお、以下に説明する各部の動作は、図示しない各部の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない各部の制御手段により制御される。
まず、副記憶媒体を自動取引装置に装着する処理について説明する。
図3は第1の実施例における副記憶媒体を自動取引装置に装着する処理を示すフローチャートであり、図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S1a:係員が係員操作表示部5に表示された図4(a)に示す業務選択画面で媒体装着ボタン41を押下する。
S2a:媒体装着ボタン41が押下されると制御部15は図示しないセンサの出力信号により副記憶媒体10が自動取引装置1に装着されているか否かを判断する。
S3a:制御部15は副記憶媒体10が自動取引装置1に装着されていないと判断すると係員操作表示部5に図4(b)に示す画面を表示する。この画面には「副記憶媒体が装着されていません。副記憶媒体を装着してください。装着後、OKボタンを押してください。」等の文言およびOKボタン42等を表示する。
S4a:係員は係員操作表示部5に表示された画面に従いATM運用管理センタで初期化された副記憶媒体10を自動取引装置1に装着し、OKボタン42を押下する。OKボタン42が押下されると制御部15は図示しないセンサの出力信号により副記憶媒体10が自動取引装置1に装着されたことを確認する。
S5a:一方、制御部15は副記憶媒体10が自動取引装置1に装着されていると判断すると係員操作表示部5に図4(c)に示す画面を表示する。この画面には「装着されている副記憶媒体に書き込みを行います。よろしければOKボタンを押してください。交換する場合は、交換後にOKボタンを押してください。」等の文言およびOKボタン43等を表示する。
S6a:係員は係員操作表示部5に表示された画面に従い副記憶媒体10を交換する場合は、装着された副記憶媒体10をはずしATM運用管理センタで初期化された副記憶媒体10を自動取引装置1に装着してOKボタン43を押下する。交換が不要な場合は、OKボタン42を押下する。OKボタン43が押下されると制御部15は図示しないセンサの出力信号により副記憶媒体10が自動取引装置1に装着されていることを確認する。
S7a:S4aおよびS6aにおいて副記憶媒体10が自動取引装置1に装着されていることを確認すると制御部15は副記憶媒体10に記憶されたATM−IDおよびHD9に記憶されたATM−IDを読み出し、一致するか否かを確認する。
例えば、図5(a)に示すように自動取引装置1のHD9に記憶されたATM−IDと副記憶媒体10に記憶されたATM−IDとが一致する場合、すなわち、金融機関コード「0001」、店番号「021」、機械番号「000001」、チェックサム「○○××」のすべてが一致する場合、副記憶媒体10が自動取引装置1に正しく装着されたと判断する。
一方、図5(b)に示すように自動取引装置1のHD9に記憶されたATM−IDと副記憶媒体10に記憶されたATM−IDとが一致しない場合、金融機関コード、店番号、機械番号またはチェックサムの一部が一致しない場合、副記憶媒体10が自動取引装置1に正しく装着されていないと判断する。さらに、図5(c)に示すように副記憶媒体10にATM−ID記憶されていない場合も自動取引装置1に正しく装着されていないと判断する。
S8a:S7aにおいて副記憶媒体10が自動取引装置1に正しく装着されたと判断されると制御部15は係員操作表示部5に図4(d)に示す画面を表示する。この画面には「副記憶媒体が正しく認識されました。終了ボタン押下により、カウンタ情報の書き込みを開始します。」等の文言および終了ボタン44等を表示する。
係員により終了ボタン44が押下されると制御部15は利用者による取引が行なわれると新たなカウンタ情報を副記憶媒体10に書き込むことを開始する。
S9a:S7aにおいて副記憶媒体10が自動取引装置1に正しく装着さていないと判断されると制御部15は係員操作表示部5に図4(e)に示す画面を表示する。この画面には「装着された副記憶媒体は使用できません。正しい副記憶媒体を装着後OKボタン押してください。」等の文言およびOKボタン45等を表示する。
S10a:係員は係員操作表示部5に表示された画面に従い装着された副記憶媒体10をはずしATM運用管理センタで初期化された副記憶媒体10を自動取引装置1に装着してOKボタン43を押下する。OKボタン43が押下されると制御部15は図示しないセンサの出力信号により副記憶媒体10が自動取引装置1に装着されていることを確認する。その後、S7aの処理に移行する。
このようにして、副記憶媒体10を自動取引装置1に装着する。
図6は第1の実施例におけるカウンタ情報の復元処理を示すフローチャートであり、図中Sで表すステップにしたがってカウンタ情報の復元処理の流れについて説明する。
S1b:自動取引装置1は利用者の操作により現金出金等の取引を行う。
S2b:現金出金等の取引が成立すると制御部15は記憶部8のHD9および副記憶媒体10に新たなカウンタ情報を記憶させる。通常はS1b、S2bを継続する。
S3b:HD−1およびHD−2の両方であるHD9が何らかの原因で故障する。
S4b:係員は故障したHD9をはずし、新たなHD9を装着して交換する。すなわち、すべてのHDを交換する。
S5b:係員は新たなHD9に交換すると自動取引装置1の制御プログラムである各種ソフトウェアや制御ようの各種情報を図示しない補助記憶装置等からインストールする。
S6b:各種ソフトウェア等のインストールが終了すると制御部15は係員操作表示部5に図7(a)に示す業務選択画面を表示する。この業務選択画面にはカウンタ情報復元ボタン51等の操作ボタンが表示される。
係員により「カウンタ情報復元」ボタンが押下されると制御部15は係員操作表示部5に図7(b)に示す画面を表示する。この画面には「装着されている副記憶媒体からカウンタ情報の復元を行います。よろしければOKボタンを押してください。」等の文言およびOKボタン52等を表示する。
係員は副記憶媒体10が自動取引装置1に装着されていることを確認し、係員操作表示部5に表示されたOKボタン52を押下する。
係員によりOKボタン52が押下されると制御部15は副記憶媒体10に記憶されたカウンタ情報を読み取り、その読み取ったカウンタ情報をHD9に書き込む。すべてのカウンタ情報がHD9へ書き込まれると制御部15は係員操作表示部5に図7(c)に示す画面を表示する。この画面には「カウンタ情報の復元が終了しました。」等の文言および終了ボタン53等が表示される。
係員が終了ボタン53を押下するとカウンタ情報の復元処理が終了する。
このようにしてカウンタ情報の復元処理が終了し、以降、自動取引装置1の通常の取引を行うことができる。
なお、本実施例では、係員の操作画面を係員操作表示部5に表示するようにしたが利用者操作表示部2に表示するようにしてもよい。
また、副記憶媒体10の識別用のデータはATM−IDを用いることとしたが、これに限ることなく副記憶媒体10の有効性を確認できるものであれば他の情報を用いてもよい。さらに、ATM−IDの構成についても上述した構成に限らず自動取引装置1を識別することができるものであれば他の任意なデータ構成をとることもできる。
また、本実施例では、制御部15で管理するカウンタ情報を副記憶媒体10に記憶させる例で説明したが、紙幣入出金部6または硬貨入出金部7等の記憶手段に記憶されたカウンタ情報を副記憶媒体10に記憶させ、そのカウンタ情報を復元させることもできる。
以上説明したように、第1の実施例では、すべてのハードディスクが故障した場合であっても、そのハードディスクに記憶されたソフトウェアおよびそのソフトウェアで管理された現金の入出金枚数や金額、取引の件数等のカウンタ情報の内容を副記憶媒体から速やかに復元することができるという効果が得られる。
また、カウンタ情報の復元のための作業が簡易になり、自動取引装置復の復旧にかかる費用が安価になるという効果が得られる。

次に、本発明の第2の実施例を説明する。
自動取引装置1の構成は第1の実施例と同様なので、同一の符号を付してその説明を省略する。
本発明の第2の実施例の作用について説明する。
なお、副記憶媒体を自動取引装置に装着する処理は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
図8は本発明の第2の実施例におけるカウンタ情報の復元処理を示すフローチャートであり、図中Sで表すステップにしたがってカウンタ情報の復元処理の流れについて説明する。
S1c:自動取引装置1は利用者の操作により現金出金等の取引を行う。
S2c:現金出金等の取引が成立すると制御部15は記憶部8のHD9および副記憶媒体10に新たなカウンタ情報を記憶させるとともに、通信部12により新たなカウンタ情報をホストコンピュータまたは監視サーバ等の上位装置へ送信する。上位装置は受信した新たなカウンタ情報を記憶手段に記憶する。通常はS1c、S2cを継続する。
S3c:HD−1およびHD−2の両方であるHD9が何らかの原因で故障する。
S4c:係員は故障したHD9をはずし、新たなHD9を装着して交換する。
S5c:係員は新たなHD9に交換すると自動取引装置1の制御プログラムである各種ソフトウェアや制御ようの各種情報を図示しない補助記憶装置等からインストールする。
S6c:各種ソフトウェア等のインストールが終了すると制御部15は係員操作表示部5に図7(a)に示す業務選択画面を表示する。この業務選択画面にはカウンタ情報復元ボタン51等の操作ボタンが表示される。
係員により「カウンタ情報復元」ボタンが押下されると制御部15は係員操作表示部5に図7(b)に示す画面を表示する。この画面には「装着されている副記憶媒体からカウンタ情報の復元を行います。よろしければOKボタンを押してください。」等の文言およびOKボタン52等を表示する。
係員は副記憶媒体10が自動取引装置1に装着されていることを確認し、係員操作表示部5に表示されたOKボタン52を押下する。
係員によりOKボタン52が押下されると制御部15は副記憶媒体10に記憶されたカウンタ情報を読み取る。また、通信部12は上位装置の記憶手段に記憶されたカウンタ情報を読み出すことを要求する電文を送信して上位装置の記憶手段から読み出されたカウンタ情報を受信する。
制御部15は副記憶媒体10から読み取ったカウンタ情報と上位装置から受信したカウンタ情報とを比較し一致するか否かを確認する。
S7c:一致した場合、図9(a)に示す画面を表示する。この画面には「表示内容をご確認ください。よろしければOKボタンを押してください。」等の文言、上位装置から受信したカウンタ情報および副記憶媒体10から読み取ったカウンタ情報およびOKボタン55等を表示する。
係員は画面に表示された内容を確認し、OKボタン55を押下する。
係員によりOKボタン55が押下されると制御部15は副記憶媒体10から読み取ったカウンタ情報をHD9に書き込む。すべてのカウンタ情報がHD9へ書き込まれると制御部15は係員操作表示部5に図7(c)に示す画面を表示する。この画面には「カウンタ情報の復元が終了しました。」等の文言および終了ボタン53等が表示される。
係員が終了ボタン53を押下するとカウンタ情報の復元処理が終了する。
このようにしてカウンタ情報の復元処理が終了し、以降、自動取引装置1の通常の取引を行うことができる。
なお、S6cにおいて、副記憶媒体10から読み取ったカウンタ情報と上位装置から受信したカウンタ情報とを比較し一致しなかった場合、制御部15は係員操作表示部5に図9(b)に示す画面を表示する。この画面には「表示内容を確認の上、カウンタの初期化を行ってください。」等の文言、上位装置から受信したカウンタ情報および副記憶媒体10から読み取ったカウンタ情報および終了ボタン56等を表示する。
係員により終了ボタン56が押下されると制御部15は係員操作表示部5に図9(c)に示す画面を表示する。この画面には「カウンタ情報の復元を中断しました。」等の文言および終了ボタン等を表示し、カウンタ情報の復元を中断する。この場合、係員は現金の精査処理および現金の装填処理等を行いカウンタ情報を初期化する。
なお、本実施例では、係員の操作画面を係員操作表示部5に表示するようにしたが利用者操作表示部2に表示するようにしてもよい。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、復元するカウンタ情報の信頼性が向上するという効果が得られる。
第1の実施例における自動取引装置の構成を示すブロック図 第1の実施例における記憶部の構成を示すブロック図 第1の実施例における副記憶媒体を自動取引装置に装着する処理を示すフローチャート 第1の実施例における副記憶媒体を自動取引装置に装着する操作画面を示す説明図 第1の実施例における副記憶媒体のチェック処理を示す説明図 第1の実施例におけるカウンタ情報の復元処理を示すフローチャート 第1の実施例におけるカウンタ情報復元の操作画面を示す説明図 第2の実施例におけるカウンタ情報の復元処理を示すフローチャート 第2の実施例におけるカウンタ情報復元の操作画面を示す説明図
符号の説明
1 自動取引装置
2 利用者操作表示部
3 カード挿入部
4 レシート発行部
5 係員操作表示部
6 紙幣入出金部
7 硬貨入出金部
8 記憶部
9 HD
10 副記憶媒体
12 通信部
13 通信回線
15 制御部

Claims (2)

  1. 係員の現金装填操作により初期化され、利用者の操作により行なう現金入金や出金等の取引成立毎に更新される業務カウンタおよび現金カウンタ等のカウンタ情報を生成する制御部と、そのカウンタ情報をそれぞれ記憶する複数の換装可能な補助記憶装置とを備えた自動取引装置において、
    該補助記憶装置に記憶されたカウンタ情報と同一の内容を記憶する副記憶媒体と、
    カウンタ情報を復元する業務を選択する選択ボタンを表示し、その選択ボタンの押下を受け付ける係員操作表示部とを備え、
    すべての補助記憶装置を換装したとき、前記係員操作表示部でカウンタ情報を復元する業務が選択されることにより、前記制御部が該副記憶媒体から読み取ったカウンタ情報を換装された補助記憶装置に書き込み、前記カウンタ情報を復元するようにしたことを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1の自動取引装置において、
    ホストコンピュータや監視サーバ等の上位装置との間で情報の送受信を行い、前記制御部が取引成立と判断したとき、前記カウンタ情報を上位装置へ送信して該上位装置に備えた記憶手段に記憶させる通信部を備え、
    前記カウンタ情報の復元の際、前記通信部が上位装置に記憶されたカウンタ情報を受信し、前記制御部が該副記憶媒体から読み取ったカウンタ情報と受信したカウンタ情報とを比較して一致したとき、前記カウンタ情報を復元させるようにしたことを特徴とする自動取引装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014203110A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 富士通フロンテック株式会社 自動取引装置、自動取引装置の制御方法及び自動取引装置の制御プログラム

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