JP2007052362A - 通信カラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信回線を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置を提供する。
【解決手段】 取得手段82は、センタ装置14から通信回線16を介して演奏曲に関する情報を取得する際に、その演奏曲に関する複数種類の情報のうち情報量の小さいものから順次取得し、取得開始から所定時間経過した時点で取得を中止するものであることから、予め定められた所定の待ち時間内に情報の取得を終了させることで利用者のストレスを防止できると共に、その所定時間内に取得された情報のうち比較的情報量の大きな情報を用いて演奏曲の出力を行うことで好適な演奏を実現できる。すなわち、通信回線16を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置12を提供することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、所定のセンタ装置から通信回線を介してその演奏曲に関する情報を送受信し得る通信カラオケ装置の改良に関する。
多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させる音楽再生装置が知られている。例えば、カラオケボックス等で使用されるカラオケ装置がそれである。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された多数のカラオケ演奏曲から選択された所定のカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞情報を含む映像をその出力に同期して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
斯かるカラオケ装置の一例として、所定のセンタ装置から通信回線を介して前記演奏曲に関する情報を取得できる通信カラオケ装置が知られている。この通信カラオケ装置は、公衆電話回線等の通信回線を介して所定のカラオケサービス提供会社のセンタ装置と接続されることで、そのセンタ装置との間で相互に情報の遣り取りが可能とされており、新曲のカラオケ情報等が前記複数のカラオケ装置により適宜ダウンロードされることで、それらカラオケ装置を用いて新曲の演奏等の最新サービスが常に享受できるという利点がある。このような通信カラオケシステムにおいて、上記センタ装置との間の通信時間を短縮するための技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載された通信カラオケシステムがそれである。この技術によれば、代表の通信カラオケ装置により前記センタ装置から必要な情報をダウンロードし、その通信カラオケ装置と内線を介して接続された複数のカラオケ装置にその情報を配信することで、前記センタ装置から同じ情報を重複してダウンロードする無駄を省いて通信時間を短縮できるとされている。
特開2000−101750号公報
ところで、近年の情報通信技術の進歩は目覚ましく、比較的短時間で大容量の情報の送受信が可能とされるようになった。その進歩を背景として、前記通信回線を介しての情報取得を制御の主軸とした新しい通信カラオケ装置が提案されている。例えば、CRT(Cathode-Ray Tube)等の外部機器に接続され、その外部機器を出力装置として前記センタ装置からダウンロードされる情報に基づく演奏曲を出力させると共に、その演奏曲の歌詞文字映像を表示させる家庭用通信カラオケ装置等である。斯かる通信カラオケ装置における演奏の品質は専ら前記センタ装置からダウンロードされる情報に依存することから、可及的に高品質の演奏を実現する情報の取得が求められる。しかし、斯かる高品質の演奏を実現する情報は得てして情報量が比較的大きく、ダウンロードに比較的長い時間を要し利用者のストレスが高じるという弊害があった。一方、比較的情報量が小さい情報に基づく演奏ではダウンロードが速やかに行われる反面、演奏の品質向上には限界があり、何れも満足度を下げる原因となっていた。このような問題は、前記通信回線を介しての情報通信を制御の主軸とした新しい通信カラオケ装置に特有のものであり、上述したような従来の技術では解決できないものである。このため、通信回線を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置の開発が求められていた。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、通信回線を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、所定のセンタ装置から通信回線を介してその演奏曲に関する複数種類の情報を取得する取得手段を有する通信カラオケ装置であって、その取得手段は、前記複数種類の情報のうち情報量の小さいものから順次取得し、取得開始から所定時間経過した時点で取得を中止するものであることを特徴とするものである。
また、前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、所定のセンタ装置から通信回線を介してその演奏曲に関する複数種類の情報を取得する取得手段を有する通信カラオケ装置であって、前記通信回線の回線速度を判定する判定手段を有し、前記取得手段は、その判定手段による判定結果に応じて複数種類の情報を選択的に取得するものであることを特徴とするものである。
また、前記目的を達成するために、本第3発明の要旨とするところは、多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、所定のセンタ装置へ通信回線を介してその演奏曲に関する複数種類の情報を送信する送信手段を有する通信カラオケ装置であって、その送信手段は、前記複数種類の情報のうち情報量の小さいものから順次送信し、送信開始から所定時間経過した時点で送信を中止するものであることを特徴とするものである。
また、前記目的を達成するために、本第4発明の要旨とするところは、多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、所定のセンタ装置へ通信回線を介してその演奏曲に関する複数種類の情報を送信する送信手段を有する通信カラオケ装置であって、前記通信回線の回線速度を判定する判定手段を有し、前記送信手段は、その判定手段による判定結果に応じて複数種類の情報を選択的に送信するものであることを特徴とするものである。
このように、前記第1発明によれば、前記取得手段は、前記複数種類の情報のうち情報量の小さいものから順次取得し、取得開始から所定時間経過した時点で取得を中止するものであることから、予め定められた所定の待ち時間内に情報の取得を終了させることで利用者のストレスを防止できると共に、その所定時間内に取得された情報のうち比較的情報量の大きな情報を用いて前記演奏曲の出力を行うことで好適な演奏を実現できる。すなわち、通信回線を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置を提供することができる。
ここで、前記第1発明において、好適には、前記取得手段は、取得開始から取得を中止するまでの時間を指定し得るものである。このようにすれば、利用者が予め自分の我慢できる所定の待ち時間を設定することで、各利用者に合わせた情報取得及び演奏を実現できるという利点がある。
また、前記第2発明によれば、前記通信回線の回線速度を判定する判定手段を有し、前記取得手段は、その判定手段による判定結果に応じて複数種類の情報を選択的に取得するものであることから、前記通信回線の回線速度に応じて利用者にストレスを感じさせずに済む時間内に取得できる情報のうち比較的情報量の大きな情報を選択的に取得し、その情報を用いて前記演奏曲の出力を行うことで好適な演奏を実現できる。すなわち、通信回線を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置を提供することができる。
ここで、前記第1発明及び第2発明は、好適には、音程、音調、及び音長を定める第1の楽曲データに基づいて前記演奏曲を出力させる第1の演奏手段と、音楽データをエンコードした第2の楽曲データに基づいて前記演奏曲を出力させる第2の演奏手段とを、有し、前記複数種類の情報は、前記第1の楽曲データ及び第2の楽曲データを含むものである。このようにすれば、前記通信回線の回線速度が比較的遅い場合には前記第1の楽曲データに基づく演奏制御を行い、回線速度が比較的速い場合には前記第2の楽曲データに基づく演奏制御を行うというように、情報取得待ち時間を抑えつつ好適な演奏を実現できるという利点がある。
また、好適には、前記演奏曲の出力と同期して静止画や動画等の映像データに基づいて所定の映像を出力させる映像出力手段を有し、前記複数種類の情報は、前記映像データを含むものである。このようにすれば、前記通信回線の回線速度が比較的遅い場合には前記映像データを取得せず特に映像を出力させない演奏制御を行い、回線速度が比較的速い場合には演奏出力と同期して前記映像データに基づく映像を出力させる演奏制御を行うというように、待ち時間を抑えつつ好適な演奏制御を実現できるという利点がある。
また、前記第3発明によれば、前記送信手段は、前記複数種類の情報のうち情報量の小さいものから順次送信し、送信開始から所定時間経過した時点で送信を中止するものであることから、予め定められた所定の待ち時間内に情報の送信を終了させることで利用者のストレスを防止できると共に、その所定時間内に送信された情報のうち比較的情報量の大きな情報を前記センタ装置側で利用することができ、好適なカラオケサービスを実現できる。すなわち、通信回線を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置を提供することができる。
ここで、前記第3発明において、好適には、前記送信手段は、送信開始から送信を中止するまでの時間を指定し得るものである。このようにすれば、利用者が予め自分の我慢できる所定の待ち時間を設定することで、各利用者に合わせた情報送信を実現できるという利点がある。
また、前記第4発明によれば、前記通信回線の回線速度を判定する判定手段を有し、前記送信手段は、その判定手段による判定結果に応じて複数種類の情報を選択的に送信するものであることから、前記通信回線の回線速度に応じて利用者にストレスを感じさせずに済む時間内に送信できる情報のうち比較的情報量の大きな情報を選択的に送信することで、その比較的情報量の大きな情報を前記センタ装置側で利用することができ、好適なカラオケサービスを実現できる。すなわち、通信回線を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置を提供することができる。
ここで、前記第3発明及び第4発明は、好適には、前記演奏曲の出力に伴って音声入力装置から入力される音声に応じて演奏の内容を評価する演奏評価手段と、前記演奏曲の出力に伴って前記音声入力装置から入力される音声を少なくとも録音する録音手段とを、有し、前記複数種類の情報は、前記演奏評価手段による評価結果である演奏評価データ及び前記録音手段による録音結果である録音データを含むものである。このようにすれば、前記通信回線の回線速度が比較的遅い場合には前記演奏評価手段による評価結果を送信し、回線速度が比較的速い場合には前記録音手段による録音結果である録音データを送信するというように、待ち時間を抑えつつ好適な情報を送信できるという利点がある。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用される通信カラオケシステム10を説明する図である。この図1に示すように、本実施例の通信カラオケシステム10は、本発明の一実施例である通信カラオケ装置12と、例えばカラオケサービス提供会社が管理する情報処理装置であるセンタ装置14とが、通信回線16に接続されて構成されている。この通信回線16は、例えば公衆電話回線を用いた非対称デジタル通信回線等によるブロードバンドネットワークであり、この通信回線16を介して上記通信カラオケ装置12及びセンタ装置14相互間で電子的な情報の送受信が可能とされている。
本実施例の通信カラオケ装置12は、例えばCRT(Cathode-Ray Tube)やPDP(Plasma Display Panel)等の映像表示機能及び音声出力機能を有する出力装置18に有線又は無線により接続され、その出力装置18を音声出力装置として選曲された演奏曲を出力させると共に、上記出力装置18を映像出力装置としてその演奏曲に対応する歌詞文字映像や映像を表示させることで、所望の演奏曲のカラオケ演奏を可能とするものである。なお、本実施例では、演奏出力及び映像表示何れをも上記出力装置18を介して行う態様について説明するが、映像表示のみ上記出力装置18を介して行い、演奏出力に関しては上記通信カラオケ装置12の処理により行う態様も考えられる。斯かる態様では、音声出力装置であるスピーカ等が以下に詳述する構成に加えて上記通信カラオケ装置12に設けられる。
図2は、前記通信カラオケ装置12の構成を説明する図である。この図2に示すように、本実施例の通信カラオケ装置12は、中央演算処理装置であるCPU20と、読み出し専用メモリであるROM22と、随時書き込み読み出しメモリであるRAM24と、操作パネル26と、リモコン受信部28と、モデム30と、第1の演奏手段であるMIDI音源32と、第2の演奏手段である生音デコーダ34と、演奏調整部36と、音声入力装置であるマイクロフォン38と、A/Dコンバータ40と、アンプミキサ42と、映像出力手段であるビデオボード44と、上記出力装置18に接続するためのインターフェイス46と、録音手段であるレコーダ48とを、備えて構成されている。
上記CPU20は、上記RAM24の一時記憶機能を利用しつつ上記ROM22に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂コンピュータであり、MIDIデータに基づいて上記MIDI音源32により演奏曲の出力を行ったり、生音データに基づいて上記生音デコーダ34により演奏曲の出力を行ったり、斯かる演奏曲の出力に同期してその演奏曲の歌詞情報に基づく歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成して上記ビデオボード44により出力させたり、動画データ等の映像データに基づいて上記ビデオボード44により映像の出力を行ったり、上記演奏及び映像を前記出力装置18を介して出力させたり、前記通信回線16を介した前記センタ装置14との間の情報通信制御等、前記通信カラオケ装置12によるカラオケ演奏処理に関する種々の制御を行う。
前記操作パネル26は、前記MIDI音源32や生音デコーダ34等により出力される演奏曲の音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種演奏調整を行ったり、演奏が所望される演奏曲の選曲番号を入力する等、前記通信カラオケ装置12によるカラオケ演奏に関する様々な操作を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記通信カラオケ装置12には、前記操作パネル26の一部機能を遠隔で実行するための入力装置として機能するリモコン装置50が備えられており、前記リモコン受信部28は、そのリモコン装置50から送信されるリモコン信号を受信して前記CPU20へ供給する。
前記モデム30は、前記通信カラオケ装置12を前記通信回線16に接続するための装置であり、前記CPU20から出力されるディジタル信号をアナログ信号に変換して前記通信回線16に送り出すと共に、その通信回線16を介して伝送されるアナログ信号をディジタル信号に変換して前記CPU20に供給する処理を行う。前記通信カラオケ装置12のセンタ装置14からの情報の取得(ダウンロード)及びそのセンタ装置14への情報の送信(アップロード)は、このモデム30を介して行われる。
前記MIDI音源32は、前記モデム30を介して前記センタ装置14から取得されるMIDI(Musical Instrument Digital Interface)データに基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する音源である。このMIDIデータは、演奏される音楽そのものを記録するものではなく、演奏曲の音程、音調、及び音長を定めるいわば楽譜としての情報であり、第1の楽曲データに対応する。すなわち、前記MIDI音源32は、その第1の楽曲データであるMIDIデータに基づいて前記演奏曲を出力させる第1の演奏手段に対応する。
前記生音デコーダ34は、前記モデム30を介して前記センタ装置14から取得される生音データをデコードすることで演奏曲を出力するデコーダである。この生音データは、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)データをはじめとする、演奏される音楽そのものがエンコード(符号化)された情報であり、第2の楽曲データに対応する。すなわち、前記生音デコーダ34は、その第2の楽曲データである生音データに基づいて前記演奏曲を出力させる第2の演奏手段に対応する。
前述のように、本実施例の通信カラオケ装置12には、所定の演奏曲を出力させるための演奏手段として前記MIDI音源32及び生音デコーダ34の2種類が設けられており、それぞれに対応する演奏情報として第1の楽曲データであるMIDIデータ及び第2の楽曲データである生音データがそれぞれ使用される。前記通信カラオケ装置12によるカラオケ演奏処理では、これら2種類の演奏手段であるMIDI音源32及び生音デコーダ34のうち一方が選択的に用いられる。すなわち、前記MIDI音源32によるMIDIデータに基づく演奏処理及び生音デコーダ34による生音データに基づく演奏処理が択一的に実行される。
前記演奏調整部36は、前記MIDI音源32又は生音デコーダ34から出力される演奏に関して種々の調整を行う。具体的には、前記操作パネル26やリモコン装置50等を介しての操作に応じて演奏曲の音程、音量、演奏速度、エコー、トーン等の各種調整を行う。また、前記アンプミキサ42は、この演奏調整部36により調整された演奏(音楽データ)と、前記A/Dコンバータ40を介して前記マイクロフォン38から入力された音声情報とを合成(ミキシング)する音声合成装置であり、前記通信カラオケ装置12によるカラオケ演奏において前記マイクロフォン38により入力された利用者の歌唱(歌声)は、このアンプミキサ42により前記演奏と合成され、前記インターフェイス46を介して前記出力装置18へ送られ、その出力装置18におけるスピーカ等から出力される。なお、後述する演奏評価処理のため、前記A/Dコンバータ40を介して前記マイクロフォン38から入力された音声情報は、前記CPU20やRAM24等へも供給され得るようになっている。また、前記マイクロフォン38は、好適には、前記通信カラオケ装置12に着脱可能に備えられたものであり、或いは赤外線等により無線接続されるものであってもよい。
前記ビデオボード44は、前記CPU20からの指令に応じて映像表示(描画)に関する処理を行う。具体的には、前記インターフェイス46を介して前記出力装置18の画面に所定の映像を表示させる。例えば、前記CPU20により生成された歌詞文字映像を表示させると共にその歌詞文字映像を経時的に色替えしていく等の歌詞文字映像表示処理、その歌詞文字映像の背面側レイヤに所定の背景映像を表示させる等の背景映像表示処理、前記MIDI音源32又は生音デコーダ34による演奏曲の出力と同期してMPEGデータ等の動画データに基づいて所定の動画を出力させる動画出力処理等、前記通信カラオケ装置12によるカラオケ演奏に際しての種々の映像表示を制御する。すなわち、前記ビデオボード44は、前記演奏曲の出力と同期して動画データ(映像データ)に基づいて所定の映像を出力させる動画出力手段(映像出力手段)に対応する。なお、この動画データは、必ずしもすべての演奏曲に関して用意されたものではなく、本実施例の通信カラオケ装置12によるカラオケ演奏処理では、斯かる動画データに基づく動画を表示させずに所定の背景画を表示させて行う態様も考えられる。このように、本実施例の通信カラオケ装置12によるカラオケ演奏では、演奏曲の出力制御と同期して所定の歌詞文字映像の表示制御や色替制御等が実行されるが、以下の説明においては簡単のため、斯かる歌詞文字映像の制御に関する部分を省略する。
前記レコーダ48は、前記アンプミキサ42から出力される音楽情報を録音する。すなわち、前記演奏調整部36から供給される調整された音楽情報と、前記A/Dコンバータ40を介して前記マイクロフォン38から供給される音声情報との合成情報を録音する。すなわち、前記レコーダ48は、前記演奏曲の出力に伴って音声入力装置である前記マイクロフォン38から入力される音声を少なくとも録音する録音手段に対応する。このようにして録音された音楽情報は、例えばMPEGデータ等の形式にエンコードされて前記RAM24に記憶される。なお、本実施例では、前記アンプミキサ42から出力される合成情報を録音する構成を例示しているが、前記マイクロフォン38から供給される音声情報を録音する態様も考えられる。
図3は、前記センタ装置14の構成を説明する図である。この図3に示すように、前記センタ装置14は、中央演算処理装置であるCPU52によりRAM56の一時記憶機能を利用しつつROM54に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータシステムを備えている。また、CRT等の映像表示装置58と、その映像表示装置58による映像の表示を制御するためのCRTコントローラ60と、キーボード等の入力装置62と、その入力装置62による入力を処理するためのインターフェイス64と、上記CPU52等を前記通信回線16に接続するためのモデム66と、記憶装置であるハードディスク68とを、備えて構成されている。
上記ハードディスク68には、前記通信カラオケ装置12に配信するための第1の楽曲データであるMIDIデータをそれぞれ対応する選曲番号と関連付けて記憶するMIDIデータベース70と、前記通信カラオケ装置12に配信するための第2の楽曲データである生音データをそれぞれ対応する選曲番号と関連付けて記憶する生音データベース72と、前記通信カラオケ装置12に配信するための動画データをそれぞれ対応する選曲番号と関連付けて記憶する動画データベース74と、前記通信カラオケ装置12から送信されて来る演奏評価データを記憶する演奏評価データベース76と、前記通信カラオケ装置12から送信されて来る演奏録音データを記憶する演奏録音データベース78とが、設けられている。
図4は、前記通信カラオケ装置12のCPU20に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図4に示す選曲受付手段80は、前記操作パネル26やリモコン装置50等による所定の操作に応じて選曲入力を受け付ける。具体的には、前記操作パネル26やリモコン装置50等により所定の選曲番号を指定しての入力が行われた場合、その入力された選曲番号を前記RAM24の演奏待ち曲テーブル(予約テーブル)の最上位に記憶する。
取得手段82は、前記モデム30及び通信回線16を介して前記センタ装置14から前記選曲受付手段80により受け付けられた選曲番号に対応する演奏曲に関する複数種類の情報を取得(ダウンロード)する。具体的には、前記RAM24の演奏待ち曲テーブルの最上位に記憶された選曲番号を読み出し、その選曲番号に対応するカラオケ演奏処理を行うための複数種類の情報すなわちその選曲番号に関連付けられたMIDIデータ、生音データ、及び動画データ等を前記センタ装置14から取得する。
時間計測手段84は、所定のクロック周波数に基づいて時間を計測する所謂内部タイマである。ここで、上記取得手段82は、好適には、対象である演奏曲に関する複数種類の情報のうち情報量の小さいものから順次取得し、上記時間計測手段84により計測される時間を参照して取得開始から所定時間経過した時点で取得を中止する。上述のように、上記取得手段82は、所定の演奏曲のカラオケ演奏処理を行うための情報として前記センタ装置14から第1の楽曲データであるMIDIデータ、第2の楽曲データである生音データ、及び動画データ等を取得するが、これら複数種類の情報は情報量に開きがあり、上記3種類の情報に関しては、一般に第1の楽曲データであるMIDIデータの情報量が最も小さく、第2の楽曲データである生音データの情報量はそのMIDIデータより大きく且つ動画データより小さく、動画データの情報量が最も大きい。上記取得手段82は、例えば、対象である演奏曲の選曲番号と関連付けられた上記3種類の情報のうち、先ず、第1の楽曲データであるMIDIデータを取得し、その取得が完了した後、第2の楽曲データである生音データを取得し、その取得が完了した後、動画データを取得する。そして、上記時間計測手段84により計測される時間を参照して第1の楽曲データであるMIDIデータの取得開始から所定時間経過した時点で取得を中止する。この所定時間は、例えば10秒程度とされ、取得開始からその所定時間が経過した場合には、情報の受信が中途まで行われていたとしてもその受信を中止(中断)する。なお、所定の演奏曲のカラオケ演奏処理には、第1の楽曲データであるMIDIデータ及び第2の楽曲データである生音データのうち少なくとも一方は必要とされるため、最初に取得するMIDIデータに関しては、その受信中に上記所定時間が経過した場合であっても受信を中止せず、情報を完全に受信しきるまで取得処理を継続するのが好ましい。また、上記取得手段82は、好適には、取得開始から取得を中止するまでの時間を指定し得るものである。すなわち、前記操作パネル26やリモコン装置50等の入力操作により、利用者が予め自分の所望する待ち時間を設定することができる。
判定手段86は、前記通信回線16の回線速度を判定する。例えば、予め用意された判定用データを前記センタ装置14へ送信或いはそのセンタ装置14から受信し、上記時間測定手段84により計測される時間を参照してその送受信の速度を算出し、その速度に基づいて前記通信回線16の回線速度を判定する。この判定は、好適には、前記取得手段82や送信手段90により前記センタ装置14との情報の送受信が行われていない間に、所定の時間間隔毎に行われる。ここで、前記取得手段82は、好適には、上記判定手段86による判定結果に応じて複数種類の情報を選択的に取得する。例えば、対象である演奏曲の選曲番号と関連付けられた上記3種類の情報のうち、上記判定手段86による判定結果に応じて予め定められた所定時間内に取得できる情報を選択的に取得する。前記通信カラオケ装置12による所定の演奏曲のカラオケ演奏処理には、第1の楽曲データであるMIDIデータ及び第2の楽曲データである生音データのうち少なくとも一方は必要とされるため、前記取得手段82は、上記判定手段86による判定結果に応じてMIDIデータ及び生音データのうち一方を選択的に取得する。例えば、予め定められた所定時間内に生音データを取得できると判定される場合には生音データを、取得できないと判定される場合にはMIDIデータを取得する。また、前記通信カラオケ装置12による所定の演奏曲のカラオケ演奏処理において、動画データに基づく動画の出力は付加的な処理であるため、前記取得手段82は、上記判定手段86による判定結果に応じて動画データを選択的に取得する。例えば、予め定められた所定時間内に、先ずMIDIデータ及び生音データの何れか一方を取得した上で更に動画データを取得できると判定される場合には動画データを取得し、取得できないと判定される場合には動画データの取得は行わない。或いは、動画データの取得が優先される態様では、MIDIデータ及び生音データの何れか一方と動画データとのセットで考え、予め定められた所定時間内に生音データ及び動画データを取得できると判定される場合にはそれら生音データ及び動画データを取得し、取得できないと判定される場合にはMIDIデータ及び動画データを取得するものであってもよい。
演奏評価手段88は、前記MIDI音源32又は生音デコーダ34による演奏曲の出力に伴って音声入力装置である前記マイクロフォン38から入力される利用者の音声に応じてその利用者によるカラオケ演奏の内容を評価する。例えば、前記マイクロフォン38により入力されて前記A/Dコンバータ40によりディジタル信号に変換された音声情報と、前記MIDI音源32又は生音デコーダ34により出力される音楽情報とを比較し、メロディなどの基本音程と入力される音声から抽出される音程との相対的なずれやその音声の絶対的な声量などを基準として評価を行う。この評価の態様としては、例えば、100点満点中何点というように数値的に採点を行うものであってもよいし、5段階評定の何れに当てはまるかを判定するというように簡易なものであってもよい。更には、合格か不合格かを判定するというように二者択一的な判定を行うものであっても構わない。また、好適には、1曲のカラオケ演奏が終了する毎にそのカラオケ演奏の評価を行うものであるが、カラオケ演奏の演奏中に複数回の小評価を行い、それら複数の小評価結果の平均値を算出することにより最終的な演奏評価を行うものであってもよい。
送信手段90は、前記モデム30及び通信回線16を介して前記センタ装置14へ前記通信カラオケ装置12により演奏された演奏曲に関する複数種類の情報を送信(アップロード)する。具体的には、録音手段である前記レコーダ48により録音された演奏録音データや、上記演奏評価手段88による演奏評価データ等を利用者を特定するための情報と関連付けて前記センタ装置14へ送信する。
ここで、上記送信手段90は、好適には、対象である演奏曲に関する複数種類の情報のうち情報量の小さいものから順次送信し、上記時間計測手段84により計測される時間を参照して送信開始から所定時間経過した時点で取得を中止する。上述のように、上記送信手段90は、所定の演奏曲のカラオケ演奏処理の演奏結果情報として前記センタ装置14へ前記レコーダ48により録音された演奏録音データ及び上記演奏評価手段88による演奏評価データ等を送信するが、これら複数種類の情報は情報量に開きがあり、上記2種類の情報に関しては、一般に上記演奏評価手段88による演奏評価データの方が前記レコーダ48により録音された演奏録音データよりも小さい。上記送信手段90は、先ず、上記演奏評価手段88による演奏評価データを送信し、その送信が完了した後、前記レコーダ48により録音された演奏録音データを送信する。そして、前記時間計測手段84により計測される時間を参照して上記演奏評価手段88による演奏評価データの送信開始から所定時間経過した時点で送信を中止する。この所定時間は、例えば10秒程度とされ、送信開始からその所定時間が経過した場合には、情報の送信が中途まで行われていたとしてもその送信を中止(中断)する。なお、演奏結果情報として上記演奏評価手段88による演奏評価データ及びレコーダ48により録音された演奏録音データの少なくとも一方が必要とされる態様では、最初に送信する演奏評価データに関しては、その送信中に上記所定時間が経過した場合であっても送信を中止せず、情報を完全に送信しきるまで送信処理を継続するのが好ましい。また、上記送信手段90は、好適には、送信開始から送信を中止するまでの時間を指定し得るものである。すなわち、前記操作パネル26やリモコン装置50等の入力操作により、利用者が予め自分の所望する待ち時間を設定することができる。
また、前記送信手段90は、好適には、前記判定手段86による判定結果に応じて複数種類の情報を選択的に送信する。例えば、対象である演奏曲の演奏結果情報である上記2種類の情報のうち、前記判定手段86による判定結果に応じて予め定められた所定時間内に取得できる情報を選択的に取得する。演奏結果情報として前記演奏評価手段88による演奏評価データ及びレコーダ48により録音された演奏録音データの少なくとも一方が必要とされる態様では、前記送信手段90は、前記判定手段86による判定結果に応じて演奏評価データ及び演奏録音データのうち一方を選択的に送信する。例えば、予め定められた所定時間内に演奏録音データを送信できると判定される場合には演奏録音データを、送信できないと判定される場合には演奏評価データを送信する。また、最適には演奏評価データ及び演奏録音データの両方が要求される態様では、予め定められた所定時間内に演奏評価データ及び演奏録音データの両方を送信できると判定される場合にはそれら演奏評価データ及び演奏録音データを送信し、送信できないと判定される場合には上述のようにそれら演奏評価データ及び演奏録音データのうち何れか一方を送信する。
図5は、前記通信カラオケ装置12のCPU20による情報取得/演奏制御を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、前記RAM24の予約テーブル(演奏待ち曲テーブル)に予約曲の選曲番号が記憶されているか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA2において、内部タイマのカウントtが初期値である零とされ、時間の計測が開始される。次に、SA3において、前記RAM24の予約テーブルの最上位に記憶された選曲番号に対応するMIDIデータの前記センタ装置14からの取得(ダウンロード)が開始される。次に、SA4において、前記センタ装置14からのMIDIデータの取得が完了したか否かが判断される。このSA4の判断が否定されるうちは、SA4の判断が繰り返されることにより待機させられるが、SA4の判断が肯定される場合には、SA5において、前記RAM24の予約テーブルの最上位に記憶された選曲番号に対応する生音データの前記センタ装置14からの取得が開始される。次に、SA6において、内部タイマのカウントtが所定値tlimより大きいか否かが判断される。このSA6の判断が肯定される場合には、SA11以下の処理が実行されるが、SA6の判断が否定される場合には、SA7において、前記センタ装置14からの生音データの取得が完了したか否かが判断される。このSA7の判断が否定される場合には、SA6以下の処理が再び実行されるが、SA7の判断が肯定される場合には、SA8において、前記RAM24の予約テーブルの最上位に記憶された選曲番号に対応する動画データの前記センタ装置14からの取得が開始される。次に、SA9において、内部タイマのカウントtが所定値tlimより大きいか否かが判断される。このSA9の判断が肯定される場合には、SA11以下の処理が実行されるが、SA9の判断が否定される場合には、SA10において、前記センタ装置14からの動画データの取得が完了したか否かが判断される。このSA10の判断が否定される場合には、SA9以下の処理が再び実行されるが、SA10の判断が肯定される場合には、SA11において、前記センタ装置14から生音データを取得済みであるか否かが判断される。このSA11の判断が否定される場合には、前記MIDI音源32の動作に対応するSA16において、第1の楽曲データであるMIDIデータに基づく演奏曲の出力が行われ、SA16において、前記RAM24の予約テーブルの最上位の選曲番号が削除されると共にそれ以下の選曲番号が1つずつ繰り上げられる更新が行われた後、本ルーチンが終了させられるが、SA11の判断が否定される場合には、SA13において、前記センタ装置14から動画データを取得済みであるか否かが判断される。このSA13の判断が否定される場合には、SA14において、第2の楽曲データである生音データに基づく演奏曲の出力が行われた後、SA16以下の処理が実行されるが、SA13の判断が肯定される場合には、前記ビデオボード44の動作に対応するSA15において、第2の楽曲データである生音データに基づく演奏曲の出力及びその出力と同期して動画データに基づく動画の出力が行われた後、SA16以下の処理が実行される。以上の制御において、SA3乃至SA10が前記取得手段82の動作に、SA14及びSA15が前記生音デコーダ34の動作にそれぞれ対応する。
図6は、前記通信カラオケ装置12のCPU20による情報取得/演奏制御の他の一例を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。なお、以下の説明において上述した図5のフローチャートと共通する処理に関しては同一の符号を付してその説明を省略する。
図6の制御では、先ず、SA17において、前記通信回線16の回線速度の判定タイミングであるか否かが判断される。このSA17の判断が否定される場合には、SA1以下の処理が実行されるが、SA17の判断が肯定される場合には、前記判定手段86の動作に対応するSA18において、予め用意された判定用データが前記センタ装置14へ送信される等して前記通信回線16の回線速度が判定される。次に、SA1において、前記RAM24の予約テーブル(演奏待ち曲テーブル)に予約曲の選曲番号が記憶されているか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA19において、前記RAM24の予約テーブルの最上位に記憶された選曲番号と関連付けられた複数種類の情報のうち、SA18の判定結果に応じて予め定められた所定時間内に取得できる情報が選択的に取得開始される。次に、SA20において、前記センタ装置14からのデータ取得が完了したか否かが判断される。このSA20の判断が否定されるうちは、SA20の判断が繰り返されることにより待機させられるが、SA20の判断が肯定される場合には、前述したSA11以下の処理が実行される。以上の制御において、SA19及びSA20が前記取得手段82の動作に対応する。
図7は、前記通信カラオケ装置12のCPU20による演奏結果送信制御を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SB1において、カラオケ演奏処理が開始されるか否かが判断される。このSB1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB1の判断が肯定される場合には、SB2において、前記MIDI音源32又は生音デコーダ34による演奏曲の出力に伴って音声入力装置である前記マイクロフォン38から入力される利用者の音声に応じてその利用者によるカラオケ演奏の評価が開始される。次に、SB3において、前記アンプミキサ42からの出力の録音が開始される。次に、SB4において、カラオケ演奏処理の終了であるか否かが判断される。このSB4の判断が否定されるうちは、SB4の判断が繰り返されることにより待機させられるが、SB4の判断が肯定される場合には、SB5において、演奏された1曲のカラオケ演奏を通しての演奏評価結果が算出される。次に、SB6において、録音された音楽情報が所定の形式でエンコードされる。次に、SB7において、内部タイマのカウントtが初期値である零とされ、時間の計測が開始される。次に、SB8において、SB5にて算出された演奏評価データの前記センタ装置14への送信(アップロード)が開始される。次に、SB9において、前記センタ装置14への演奏評価データの送信が完了したか否かが判断される。このSB9の判断が否定されるうちは、SB9の判断が繰り返されることにより待機させられるが、SB9の判断が肯定される場合には、SB10において、SB6にてエンコードされた演奏録音データの前記センタ装置14への送信が開始される。次に、SB11において、内部タイマのカウントtが所定値tlimより大きいか否かが判断される。このSB11の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB11の判断が否定される場合には、SB12において、前記センタ装置14への演奏録音データの送信が完了したか否かが判断される。このSB12の判断が否定される場合には、SB11以下の処理が再び実行されるが、SB12の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。以上の制御において、SB2及びSB5が前記演奏評価手段88の動作に、SB3及びSB6が前記レコーダ48の動作に、SB8乃至SB12が前記送信手段90の動作にそれぞれ対応する。
図8は、前記通信カラオケ装置12のCPU20による演奏結果送信制御の他の一例を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。なお、以下の説明において上述した図7のフローチャートと共通する処理に関しては同一の符号を付してその説明を省略する。
図8の制御では、前述したSB6の処理に続くSB13において、前記通信回線16の回線速度の判定タイミングであるか否かが判断される。このSB13の判断が否定される場合には、SB15以下の処理が実行されるが、SB13の判断が肯定される場合には、前記判定手段86の動作に対応するSB14において、予め用意された判定用データが前記センタ装置14へ送信される等して前記通信回線16の回線速度が判定される。次に、SB15において、SB5にて算出された演奏評価データ及びSB6にてエンコードされた演奏録音データのうち、SB14の判定結果に応じて予め定められた所定時間内に送信できる情報が選択的に送信開始される。次に、SB16において、前記センタ装置14へのデータ送信が完了したか否かが判断される。このSB16の判断が否定されるうちは、SB16の判断が繰り返されることにより待機させられるが、SB16の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。以上の制御において、SB15及びSB16が前記送信手段90の動作に対応する。
このように、本実施例によれば、前記取得手段82(SA3乃至SA10)は、前記複数種類の情報のうち情報量の小さいものから順次取得し、取得開始から所定時間経過した時点で取得を中止するものであることから、予め定められた所定の待ち時間内に情報の取得を終了させることで利用者のストレスを防止できると共に、その所定時間内に取得された情報のうち比較的情報量の大きな情報を用いて前記演奏曲の出力を行うことで好適な演奏を実現できる。すなわち、通信回線16を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置12を提供することができる。
また、前記取得手段82は、取得開始から取得を中止するまでの時間を指定し得るものであるため、利用者が予め自分の我慢できる所定の待ち時間を設定することで、各利用者に合わせた情報取得及び演奏を実現できるという利点がある。
また、前記通信回線16の回線速度を判定する判定手段86(SA18)を有し、前記取得手段82(SA19及びSA20)は、その判定手段86による判定結果に応じて複数種類の情報を選択的に取得するものであることから、前記通信回線16の回線速度に応じて利用者にストレスを感じさせずに済む時間内に取得できる情報のうち比較的情報量の大きな情報を選択的に取得し、その情報を用いて前記演奏曲の出力を行うことで好適な演奏を実現できる。すなわち、通信回線16を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置12を提供することができる。
また、音程、音調、及び音長を定める第1の楽曲データであるMIDIデータに基づいて前記演奏曲を出力させる第1の演奏手段であるMIDI音源32(SA12)と、音楽データをエンコードした第2の楽曲データである生音データに基づいて前記演奏曲を出力させる第2の演奏手段である生音デコーダ34(SA14及びSA15)とを、有し、前記複数種類の情報は、前記MIDIデータ及び生音データを含むものであるため、前記通信回線16の回線速度が比較的遅い場合にはMIDIデータに基づく演奏制御を行い、回線速度が比較的速い場合には生音データに基づく演奏制御を行うというように、情報取得待ち時間を抑えつつ好適な演奏を実現できるという利点がある。
また、前記演奏曲の出力と同期して動画データに基づいて所定の動画を出力させる動画出力手段であるビデオボード44(SA15)を有し、前記複数種類の情報は、前記動画データを含むものであるため、前記通信回線16の回線速度が比較的遅い場合には動画を出力させない演奏制御を行い、回線速度が比較的速い場合には演奏出力と同期して前記動画データに基づく動画を出力させる演奏制御を行うというように、待ち時間を抑えつつ好適な演奏制御を実現できるという利点がある。
また、前記送信手段90(SB8乃至SB12)は、前記複数種類の情報のうち情報量の小さいものから順次送信し、送信開始から所定時間経過した時点で送信を中止するものであることから、予め定められた所定の待ち時間内に情報の送信を終了させることで利用者のストレスを防止できると共に、その所定時間内に送信された情報のうち比較的情報量の大きな情報を前記センタ装置14側で利用することができ、好適なカラオケサービスを実現できる。すなわち、通信回線16を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置12を提供することができる。
また、前記送信手段90は、送信開始から送信を中止するまでの時間を指定し得るものであるため、利用者が予め自分の我慢できる所定の待ち時間を設定することで、各利用者に合わせた情報送信を実現できるという利点がある。
また、前記通信回線16の回線速度を判定する判定手段86(SB14)を有し、前記送信手段90(SB15及びSB16)は、その判定手段86による判定結果に応じて複数種類の情報を選択的に送信するものであることから、前記通信回線16の回線速度に応じて利用者にストレスを感じさせずに済む時間内に送信できる情報のうち比較的情報量の大きな情報を選択的に送信することで、その比較的情報量の大きな情報を前記センタ装置14側で利用することができ、好適なカラオケサービスを実現できる。すなわち、通信回線16を介しての情報の送受信を制御の主軸とした満足度の高い通信カラオケ装置12を提供することができる。
また、前記演奏曲の出力に伴って音声入力装置である前記マイクロフォン38から入力される音声に応じて演奏の内容を評価する演奏評価手段88(SB2及びSB5)と、前記演奏曲の出力に伴って前記マイクロフォン38から入力される音声を少なくとも録音する録音手段であるレコーダ48(SB3及びSB6)とを、有し、前記複数種類の情報は、前記演奏評価手段88による評価結果である演奏評価データ及び前記レコーダ48による録音結果である録音データを含むものであるため、前記通信回線16の回線速度が比較的遅い場合には前記演奏評価手段88による評価結果を送信し、回線速度が比較的速い場合には前記レコーダ48による録音結果である録音データを送信するというように、待ち時間を抑えつつ好適な情報を送信できるという利点がある。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、前記通信カラオケ装置12は映像表示装置及び音声出力装置を備えておらず、前記出力装置18に接続されることでその出力装置18から映像及び音声を出力させるものであったが、これはあくまで簡単で実用的な構成の通信カラオケ装置12を例示したものに過ぎず、映像表示装置及び音声出力装置を備えたカラオケ装置にも、本発明は当然に適用され得る。
また、前述の実施例において、前記取得手段82は、第1の楽曲データであるMIDIデータ、第2の楽曲データである生音データ、及び動画データを前記センタ装置14から選択的に取得するものであり、前記送信手段90は、前記演奏評価手段88による評価結果である演奏評価データ及びレコーダ48により録音された演奏録音データを前記センタ装置14へ選択的に送信するものであったが、これらは前記通信カラオケ装置12とセンタ装置14との間で送受信されるコンテンツの一例に過ぎず、前記演奏曲に関する別の情報が送受信の対象であっても、本発明の一応の効果が得られることは言うまでもない。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明が好適に適用される通信カラオケシステムを説明する図である。 本発明の一実施例である通信カラオケ装置の構成を説明する図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられたセンタ装置の構成を説明する図である。 図2の通信カラオケ装置のCPUに備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図2の通信カラオケ装置のCPUによる情報取得/演奏制御を説明するフローチャートである。 図2の通信カラオケ装置のCPUによる情報取得/演奏制御の他の一例を説明するフローチャートである。 図2の通信カラオケ装置のCPUによる演奏結果送信制御を説明するフローチャートである。 図2の通信カラオケ装置のCPUによる演奏結果送信制御の他の一例を説明するフローチャートである。
符号の説明
12:通信カラオケ装置
14:センタ装置
16:通信回線
32:MIDI音源(第1の演奏手段)
34:生音デコーダ(第2の演奏手段)
38:マイクロフォン(音声入力装置)
44:ビデオボード(映像出力手段)
48:レコーダ(録音手段)
82:取得手段
86:判定手段
88:演奏評価手段
90:送信手段

Claims (9)

  1. 多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、所定のセンタ装置から通信回線を介して該演奏曲に関する複数種類の情報を取得する取得手段を有する通信カラオケ装置であって、
    該取得手段は、前記複数種類の情報のうち情報量の小さいものから順次取得し、取得開始から所定時間経過した時点で取得を中止するものであることを特徴とする通信カラオケ装置。
  2. 前記取得手段は、取得開始から取得を中止するまでの時間を指定し得るものである請求項1の通信カラオケ装置。
  3. 多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、所定のセンタ装置から通信回線を介して該演奏曲に関する複数種類の情報を取得する取得手段を有する通信カラオケ装置であって、
    前記通信回線の回線速度を判定する判定手段を有し、前記取得手段は、該判定手段による判定結果に応じて複数種類の情報を選択的に取得するものであることを特徴とする通信カラオケ装置。
  4. 音程、音調、及び音長を定める第1の楽曲データに基づいて前記演奏曲を出力させる第1の演奏手段と、
    音楽データをエンコードした第2の楽曲データに基づいて前記演奏曲を出力させる第2の演奏手段と
    を、有し、
    前記複数種類の情報は、前記第1の楽曲データ及び第2の楽曲データを含むものである請求項1から3の何れかの通信カラオケ装置。
  5. 前記演奏曲の出力と同期して映像データに基づいて所定の映像を出力させる映像出力手段を有し、
    前記複数種類の情報は、前記映像データを含むものである請求項1から4の何れかの通信カラオケ装置。
  6. 多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、所定のセンタ装置へ通信回線を介して該演奏曲に関する複数種類の情報を送信する送信手段を有する通信カラオケ装置であって、
    該送信手段は、前記複数種類の情報のうち情報量の小さいものから順次送信し、送信開始から所定時間経過した時点で送信を中止するものであることを特徴とする通信カラオケ装置。
  7. 前記送信手段は、送信開始から送信を中止するまでの時間を指定し得るものである請求項6の通信カラオケ装置。
  8. 多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、所定のセンタ装置へ通信回線を介して該演奏曲に関する複数種類の情報を送信する送信手段を有する通信カラオケ装置であって、
    前記通信回線の回線速度を判定する判定手段を有し、前記送信手段は、該判定手段による判定結果に応じて複数種類の情報を選択的に送信するものであることを特徴とする通信カラオケ装置。
  9. 前記演奏曲の出力に伴って音声入力装置から入力される音声に応じて演奏の内容を評価する演奏評価手段と、
    前記演奏曲の出力に伴って前記音声入力装置から入力される音声を少なくとも録音する録音手段と
    を、有し、
    前記複数種類の情報は、前記演奏評価手段による評価結果である演奏評価データ及び前記録音手段による録音結果である録音データを含むものである請求項6から8の何れかの通信カラオケ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015069084A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 ブラザー工業株式会社 カラオケ配信サーバ、端末装置、プログラム
JP2015135416A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 ブラザー工業株式会社 カラオケ装置、プログラム

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